きっかけですね。
今日はまず最初に、
この会社が立ち上がるに至ったそのタネみたいなところは、
どの辺から発芽していたのかっていうところを、
みなさんにお届けできたらなと思っていますが。
そうですね。
そもそも僕と翔ちゃんの一番最初の繋がりで言うと、
昔の10年前ぐらいかな。
いやいや、もっと前ですよ。
私が2007年に新卒で入った化粧品会社で一緒だったんで。
同僚だったんですもんね。
そうそう。同僚で。
1年、俺の方が早くて。
そこで出会って、っていうところなんですけど。
そこでも一緒に会社の行動指針を作るプロジェクトとかをやって、
接点があったりしたんですけど、
先に翔ちゃんが辞めて、そこで海外をフォローしたりとか、
東北のほうに行って、石鹸を作ったりとか。
京都でチョコレート会社でやってたりとかっていう活動をしてて、
そういう活動も見てたんですね。
そこに遊びに行ってとかっていうので、接点はずっとあって、
京都に来てからもあったんですけど。
たまたま僕は去年、ちょうど1年前ぐらいに、
正社員として働いてたところをリソースを半分にして、
もうちょっと心が動くとか、心の赴くままに、
もうちょっと面白いことをやってみたいなっていうので、
一回ちょっと体半分あけてみようっていうのを決めたタイミングがあって、
その残りの半分で何やるかっていうので、
今自分が関わっているコミュニティ活動をもうちょっと広げたりとか、
いろいろ考えてるのかで、
翔ちゃんと面白いことができたりするのかな、
みたいなのがちょっとよぎったんですよ。
やってる活動が自分も共感する活動とか、
目指してる世界観みたいなのは、
完全に一致するとかではないかもしれないんですけど、
すごい重なりが多そうだなっていうのはちょっと思ってて。
たまたま京都に僕も帰ってきたので、
一緒にできることないかなと思って、
ちょっと投げかけてみたんです。
個人でやってるけど法人作るとかって可能性あったりするの?
みたいなので投げかけたのを覚えてますね。
翔さんはその頃は、1年前の今頃っていうのは、
何がメインというか、どんなフェーズだったんですか。
その時は個人事業主になって、
2年経ったってタイミングだったかな。
まだ2年か。
2021年のまさに7月からだったんで、
今だから3年経って4年目に入ったんですけど、
その1年前なので2年経って、
個人事業主としての生活がだいぶ馴染んできたというか、
みたいな感じですかね。
今とやってることが大きく違うわけじゃないんですけど、
っていう状況でしたね。
その頃に。そっかそっか。
投げかけたんですよね。
僕ね、今も思い出しましたけど、
ちょっとね、どっちやろうって、
若干ビクビクって言うと変な表現ですけど、
翔ちゃんどっちなんやろうと思って、
おそるおそる投げたみたいな感じですね。
どっちっていうのは?
翔ちゃんってジプシーみたいな生き方してるじゃないですか。
わかります?
どこに住む場所とかも、海外行ったり日本行ったり、
日本の東北行ったり京都行ったり、
だからそのときにどこに生きてるか全然わからない、
旅人のような生き方をしてるなっていうのもちょっと思って。
だから法人をつくるってなったときに、
僕も法人にどっぷり使って法人をつくりたいって感じじゃなかったんですけど、
法人をつくろうってなったときに、そういうのをちょっと連想するじゃないですか。
自分の自由に行きたいところが法人に縛られるとかっていう感覚を持っちゃったら、
あんまり法人に乗ってこないとか、心躍らないかもしれないなとかって思ってて。
変な生き方を制限しちゃうようなイメージにとられるんじゃないかなってこと?
どっちかなと思って、ちょっと軽く投げつけてみたっていう。
最初に会社立ち上げありきではなくて、
啓太さんのそのときの生き方を今後バランスをシフトしていきたいなっていう時期だったんですね
そのときのこと覚えてたりする?
覚えてる覚えてる。
覚えてますし、でもこれ次たぶん僕ゲストなんで、
そっちのときにしゃべったほうがいいのかなってちょっと思ったんですけど。
しゃべりすぎない感じがしますね。
簡単に話すと、僕の今までの人生は、
だいたい2,3年に1回ぐらい転機が訪れるというか、
2,3年で仕事とかやってることをだいたいちょっと飽きちゃうんですよね。
だから転機のタイミングではあったかもしれないなと思って。
ちょっと慣れてきてみたいな感じだった。
次の何かアクションだったりとか、何かを起こしたいな、
もしくはそういう偶然を待ってるみたいな感じだった。
タイミング的にはすごく良かったんじゃないかなと思います。
タイミングが合ってたってことね。
それもご縁やね。
それで2人話して、後から聞いたところにやると、
なんか飲みながら、よし作っちゃうみたいになったっていう。
そのメッセンジャーのやり取りだと、
確かに法人もなんか面白そうでねーぐらいの感じでやり取りして、
1回、あれ?とびらかな?とびらで2人でちょっと話してみようかみたいなので、
ホワイトボードとかを使いながら、それぞれがやりたいこととかをちょっと飲みながら話してみたっていう。
あの辺ぐらいからかな。もうその前には決まってたっけ?
1回なんか飲みに行って、お店で。
そっかそっか。
その後とびらで作戦会議してみたいな感じ?
そうね。
あ、思い出した。
そうそう。1回飲みに行ったときに、じゃあ作ろうかみたいな話をして、
じゃあどういうコンセプトで作ろうみたいな話をとびらで。
そっちも両方飲みながらやったんで。
ちなみに「とびら」は、私たちのJAMセッションの会社を置かせてもらっているビルでもあるし、
みんなが集まれるコミュニティスペースみたいな感じですね。四条烏丸にある。
ガッツリそこも基準みたいな。
いわゆる会社で言うと採用基準みたいなのを決めてとか言うわけじゃなくて、
でもアンテナだけ立てて、それぞれ翔さん、啓太さんがいいなって思う人を、
シェアするような感じで声をかけてくれたっていうのも、
最初からジャムセッションズっぽかったたんだなっていうのを、
初めてこのプロセスを聞きましたけど、思いました。
バンドメンバー探すみたいな感じね。
そうそうそう。ほんまそう。
会社、さっきさらって啓太さんおっしゃってたけど、
みんなのためになる会社っていうのが、やっぱり思いとして根底にあったわけよね。
なかなかチャレンジングじゃないですか。一応株式会社ではあるし。
その連携とかはね、組織のあり方の探究とかはずっとされてたから、
そこにかける思いはずっと温めていた感じですか?
そこはなんか...
そうですね。僕はやっぱり組織の形もそうですけど、
みんなが幸せになるって考えたときに、
誰かトップがあって指示命令系統があるような組織。
それって本当にできるんだろうかみたいなのを昔から思ってて、
そうじゃない組織の形ってあるんじゃないかなっていうのをずっと探究し続けてたんですけど、
その組織の形だけじゃなくて、社会のあり方も、
もちろん資本主義で世の中がどんどん便利になってるという側面があると思うんですけど、
この便利になってる裏側で、
お金儲けのために地球環境とか、そこで働く人が少し不幸になったりだとか、
取引先とハードなネゴシェーションをして取引先が疲弊するみたいな、
そんな構造が生まれやすいところがあると思うんだけど、
そうじゃない社会の形ってあるんじゃないかなっていうのも、
これもずっと昔から思ってて、
それを法人を作るってなったときに、
やっぱり実験したいみたいな思いが急に溢れてきて、
それがそうじゃない社会の形とか会社の形とか組織の形を入れ込んで、
なんか面白いことできるかなみたいなのは立ち現れてきたっていうのはありますね。
確かに本当に実験っていう言葉にみんなワクワクするようなメンバーが集まってるもんね。
何が出てくるかわかんないけど、やってみようよって。
もう社会実験みたいな感覚がどんどん強くなってきました。
自分たちだけでそれをやろうとしてないっていうか、
シームレスに一旦組織を箱としては作るけど、
あんまり垣根もなく、いろんな人が入ってきてくれたりする中で、
ジャムセッション、ジャズの即興演奏っていう。
半年ぐらいジャムセッションとして世の中にお披露目してから、
早くも活動自体のいろんな動きがポコポコ生まれたり。
今日も朝、3人で虹ファームというアーバンファームでの収穫に行ってきましたけど、
どうですか。今、けいたさんの中で、
これこれっていう、こんなことしたいなと思って立ち上げて、
メンバーが集まって、いろんな人が出入りしてくれて、
少しずつ活動してる中で、協奏社会、近づいてるかもみたいな、
ワクワクする気がするとか、
今感じてるところがあったら、最後にお届けしたいなと思いますけど。
これは正直めっちゃ感じてて、
本格的に活動したのは2月というか、2月末に法人できたんで、
3月からスタートして、今まだ4ヶ月経ったぐらいじゃないですか。
その間にも、いろいろイベントをやったりだとか、
アーバンファームの活動で始めたりだとか、
企業さんから相談もらったりとか、いろいろしてる中で、
自分たちがやっていく協奏社会とかジャムセッションズの世界観をみんなに発表して、
場作りをしてきた中で、
僕らを通さない参加者同士のジャムセッションとか、
もちろん僕らとのジャムセッションとか、
コラボレーションみたいなのが、
いろんなところでも既に生まれてる感覚があって、
アーバンファームの畑に来た人同士とか、
生まれてる感覚があって、
ステージを作るってこんな感じなんかなっていうのは、
ちょっとだけ、まだ数ヶ月しかやってないですけど、
ちょっとイメージが湧いてきたっていう感じですね。
実際、私たちが仕組んだわけでもなんでもなく、
たまたま来た人同士が一緒に企画やり始めたりとかね、
起こったんですよね。
そうですね。
このステージをどうやってこれから広げたり、
自分たちもこのステージでどうやって演奏したり踊ったりしようかなみたいなのを、
ちょっと考えたいなみたいなところですね。
やっぱりジャムセッション。
だからそのステージを作るのが、私たちの役割というか。
そうですね。
だから今後やっていかないといけないのは、
やっぱりそのステージはできるなっていうのはなんとなくわかってきたので、
そのステージがちゃんと経済的にも成り立つ必要があるので、
自分たちが儲けるとかそういうんじゃなくて、
そのステージをみんなで使って、
ちゃんと金銭的にも成り立つような持続可能な状態にして、
そこから僕らだけじゃなくてその関わる人もちゃんと、
ここで経済活動ができたりとか、
お金を払ったりもらったりみたいなのも、
その中でできていくような経済圏とかが作れたら、
めっちゃハッピーやなっていうのは、
個人的には思ってます。
そうですね。
早くもその兆しが、
4ヶ月目にして感じられてるっていうのはすごい。
私もそれを見て共感だし、ワクワクしました。
これを表した世界観。
ステージを作ってみんなでっていう世界観が、
実はホームページに載ってますので、
気になる方は見てもらえると嬉しいなと思います。
キービジュアルはぜひ見てほしいですね。
あれは結構AIに作ってもらったんですけど。
そうですね。
もともと30分ぐらいの番組かなと思ってたら、
もう30分過ぎてるっていう感じになってるんで、
そろそろ締めに入っていきたいなと思うんですけど、
一応ラジオっていうタイトルついてるんで、
ラジオっぽくコーナーをメインのお話の後に作ろうかなと思ってて、
ゲストのおすすめの1曲、または1冊、本でもいいんですけど、
聞くっていう番組のコーナーにしようかなと思うんですけど、
そういう意味で言うと、
啓太さんの昔から好きな曲とかでもいいし、
最近ちょっと自分の中で流行ってるとかでもいいんですけど、
曲とか本とかって何かあるんですか?
パッと今思い浮かぶのは、
本で、
灰谷健次郎の太陽の子っていう本。
たぶん教科書とかにもしかしたら昔出てきてるかもしれないんですけど、
太陽の子っていうのがめちゃめちゃ好きなんですよ。
昔から好きなんですか?
昔から好きで、
数年おきに読み返す、何回も読んでるんですけど、
でも何が好きなんやろなあ。
ふーちゃんっていう女の子が主人公なんですけどね、
神戸のちょっとドヤ街というところで住んでる小学生、
小学校2年生くらいの女の子の話で、
商店街に暮らしてて、
そこにいろんな大人とか家族の話とか、
少し重たい要素も入ってるんです。
沖縄の戦争の話とかも入ってて、
重たい話なんですけど、
そこにいろんな子どもとか大人が集まって、
めっちゃ真剣に生きてるっていう、
戦争とかをテーマに扱うので、
少し暗い側面とか問題とかも出てきて、
そこに大人が向き合って傷ついたり喧嘩したり、
ぶつかったりみたいなのをするんですけど、
小学生の女の子と周辺にいる大人たちとのコミュニケーションとか、
めっちゃフラットなんですよ。
真剣に喧嘩をしたりとか、真剣に励まし合ったりとか、
話を耳を傾けたりとか、
その本質的なことを小学生の主人公の梅ちゃんという子が言って、
それに対して大人もしっかり受け入れて、
みたいなことが起きるんですけど、
結構僕の理想の社会っていう感じなんですよ。
真剣に生きて、真剣に考えて、
それが登場してくる人全員がフラットで、
でもみんなが幸せであったらいいみたいな世界観で、
でもやっぱり悩んでみたいな、
そういうめっちゃ人間らしいなって思う世界。
巷では啓太さんはフラットおじさんって言われてるみたいですけど、
まさに啓太さんが選ぶフラットなコミュニケーションとか、
フラットな世界観を表している本なのかなというふうに今ちょっと思ったんで、
番組のこのエピソードのところに貼っておきますね。
リンクをAmazonなのか、その本の情報をちょっと貼っておきますので、
興味ある方いらっしゃったら検索して買ったり読んだりしていただければなと。
というふうに思います。
今後毎回のゲストに最後にお勧めの本か曲っていうのは、
聞く感じにしていきたいと思ってますので、
そうですね。
ちょっと曲もね、ラジオだけど、
ここの番組だとかけれないので、
ちょっとYouTubeのリンクを貼るとかね、
なんかそういう感じにしようかなと思ってるんですけど、
その人の人柄が出るような気がするので、
ちょっとこれからも聞いていきたいなというふうに思います。
ということで、初回やってみてどうでした?
りょうこさん的には。
私はもう楽しんで、本当におしゃべりをするような感じで聴いてましたし、
でも意外に啓太さんの、あ、そうだったんだっていう思いとか、
その本とかなんていうのは、
若い時から読んでるみたいなのとかは、
あえて聞かないと出てこない部分なので、
ラジオをやってよかったなって早くも思ってます。
ちょっとこれからね、まずは我々のメンバー、セッションのメンバーから。
1人ずつ、次回は翔さんをお招きする。
ちょっとメンバーの話が終わったら、
ゲストというかね、社外の人というかね、
面白い人を呼んでいきたいなと思いますので、
ちょっとしばらくは我々の中での立ち上げの経緯とか、
思いみたいなところをちょっとお話ししていければなと思いますので、
こんな感じで一旦紹介は終わりということでよろしいですかね。
じゃあ皆様、聞いていただいた皆さんありがとうございます。
次回もお楽しみになさってください。
では番組これで終わります。
ではすみません、さよなら。