1. 気づくと変わる心理学 〜心のリスキリング〜
  2. #12 言わなくてもわかる、感じ..
2024-05-28 17:51

#12 言わなくてもわかる、感じ取る、コミュニケーション

今回は、『言わなくてもわかる、感じ取る、コミュニケーション』のお話です。

お伝えしている心理学ですが、

皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。

その見方・活かし方を、ご紹介します。


今回は、「言わなくてもわかる、感じ取る、コミュニケーション」について。アイコンタクトやしぐさ、空気感など。言葉以外の方法、非言語でも、コミュニケーションの法則は活用できます。その理解を深めることで、応用力を上げることができます。


第1回目 「承認欲求は誰もが持っている原点」

第8回目 「承認欲求を満たし合う、コミュニケーション3つの法則。」

ともリンクするお話です。


まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?

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こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。
この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学を、ポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマはこちら。
言わなくてもわかる、感じ取る、コミュニケーション。
今回は言わなくてもわかる、感じ取る、コミュニケーションのお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも自然とつながっています。
その見方、活かし方をご紹介します。
今回は、言わなくてもわかる、感じ取る、コミュニケーションについて、
アイコンタクトやしぐさ、空気感など、言葉以外の方法、非言語でもコミュニケーションの法則は活用できます。
その理解を深めることで応用力を上げることができます。
第一回目、承認欲求は誰もが持っている原点。
第8回目、承認欲求を満たし合うコミュニケーション3つの法則ともリンクするお話です。
さて、言わなくてもわかる、感じ取る、コミュニケーション。
皆様も日常的に自然と使っているのではと思いますけれども、どんなものなのか、ちょっと例を挙げてみたいと思います。
先日、電車に乗っていた時のお話をさせていただきます。
ぼーっと電車に揺られながら座っていた時なんですけれども、妙に視線を感じまして、何かこう、降りようとしている乗客の方がチラチラチラチラしきりにこちらを見ていました。
何か気にしてくださっているような気遣いを感じる視線だったもので、え、何?と思いながら、ばーっと考えを巡らせまして、急にこの集中力も、それまでぼーっとしてたんですが、高まって、周りに注意を払い始めました。
そうすると、何かアナウンスが聞こえてきまして、どうやらこの駅止まりの電車だったらしくて、この駅で降りるか、あるいはその先に行くために乗り換えるか、いずれにしろ電車は降りる必要があるパターンだったみたいなんです。
本当に思わず、こちらを気にして見てくださった方の方を見返して、お礼の意味を込めて、会釈をしました。心の中で、ありがとうございますと力強く思い浮かべてましたので、かなり力強い会釈だったんじゃないかなと思います。
これは言葉を使わない非言語でのコミュニケーション、それも第一法則に当たるかと思います。私たちが心の中に持っている「親・成人・子ども」のうち、狙ったところに出された刺激を、狙ったところから出し返す刺激の交流ですね、交換になるわけなんですけれども、
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承認欲求を満たし合う刺激の、この、交換。これ、非言語でのストローク交換に当たります。
そうですね、これ、お互いの「成人」同士のこのやり取りか、あるいは気にかける「親」と気にかけてもらった「子ども」のやり取りか、おかげさまでですね、無事電車を乗り換えることができました。
これなどは、助かった~、良かった~、という例ですけれども、その逆にできればわかりたくない、感じ取りたくないという例も挙げてみたいと思います。
例えば、いつもイライラしたり、来た途端、怒った様子で入ってくる人って、周りにいらっしゃいませんか。
表情自体だったり、動作が荒かったり、そうなると、ついついこちら側では地雷を踏まないように、妙に気を使って何も言わないようにしたりとか、何事もないようにやり過ごしたりというような、そんな対応をしたりしがちかと思います。
これもですね、言葉を使わない非言語でのコミュニケーションということで、まず考えられるのは第一法則じゃないかと思います。
私たちが心の中に持っている「親・成人・子ども」のうち、狙ったところに出された刺激を、狙ったところから出し返す刺激の交換。
繰り返しになりますけれども、これ、承認欲求を満たし合う刺激、ストロークの交換というものに該当します。
このですね、承認欲求って言いますと、ポジティブなものだけやり取りしたがるんじゃないの?と思われる方、いらっしゃるかもしれませんが、この番組で繰り返しお伝えしていますように、
私たち、この、承認欲求っていう点で言いますと、何もないよりはネガティブでも何でもあった方がマシなので、
ポジティブな承認欲求の刺激、ストロークを得られないぐらいだったらネガティブでも何でも取りに行く、そういうですね、特徴というか特質があります。
このイライラってするこの人たちですね、このネガティブな刺激を出すことで、周りに気を使わせるような、そういうストロークを出している、そしてそういうストロークをもらっているということになります。
そうですね、これも非言語でのストローク交換ということなんですが、さしづめですね、威嚇する「親」と萎縮する「子ども」、あるいはふてくされてるって言ったらあれですけれども、ふてくされる「子ども」とやり過ごす「成人」のやり取り、そんなパターンなどが考えられるかなと思います。
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他にもいろいろなパターンあるかと思いますけれども、こんな時皆様はどうされていますでしょうか。
この第一法則のやり取り、このまま続けばこのやり取りが半永久的に続くかエスカレートするか、状況や環境によってこのままやり過ごすのが得策、そういう場合もありますよね。
ただ他にどんな方法があるのかというのは、やはりですね、シミュレーションしてみることをお勧めします。
そして違うやり方でですね、なんとかこの楽になるというか、解決策を見つけられればというふうに思います。
第8回目、承認欲求を満たし合うコミュニケーション3つの法則でお勧めしていた方法を皆様はご記憶でしょうか。
嫌な第一法則が続く場合は、第二法則を活用してみることをお勧めしました。
第二法則、二つ目の法則は、「親・成人・子ども」、狙われた部分ではないところから反応すること。
そうするとやり取りがストレートに続かなくなって止まってしまいます。
どちらか、あるいは両方が反応する部分を変えない限り続かない、そういう交流やり取りです。
嫌なやり取りの場合は、この止まってしまうというのが非常に有効になります。
今回のこの相手がイライラ、そしてこちらが気を使ってしまうというパターン。
威嚇する親と萎縮する子どもの、仮にやり取りだったとして、例えばですね状況がまだそれほど深刻でない場合、
感じたことをまっすぐそのまま、親でも子どもでもない自分の成人から返す方法っていうのはいかがでしょうか。
例えばこんなふうです。怒ってますか。
あるいは相手にこの狙われた部分だったとしても、相手の予想を超える熱量で返しますとですね、
これはこれで相手の狙いとは違うので、第二法則にあたりやり取りが止まってしまったりします。
ここでは、相手の親からこちらの子どもに来ていたとして、相手が想定している子どもよりも多く返す。
怒ってるんですか。もう本当につらくてたまらないです。
こんな感じですね。
あとですね、それ以外にはユーモアを交えた返しというのもかなり有効です。
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これはですね、同じ子どもでも相手の子の反応を見る子どもから返すんではなくって、本当に自由で自然な子どもの部分。
それもですね、狙いとは違う部分に該当するので、そこから返すというやり方です。
例えば今回のテーマは非言語コミュニケーションですので、非言語でもういきなりですね。
とかなりの変顔で返すっていうようなこのやり取りというのはどうでしょうか。
すみません。今この私ですね、目一杯変顔してみたんですけれども、この番組はすみません。
もうポッドキャストの音声なので、実際の変顔の例をこの実物お見せすることができませんで、非常に申し訳ないんですけれども。
目一杯の変顔をしてみましたので、よろしければぜひ自由にイメージしてみてください。
これもしかしたらですね、ピタッとこの何その顔ということで、ぷって笑ってしまって、このイライラっていうのと気を遣うっていうやり取りがちょっとですね、一旦止まって違う方向に
うまくですね、流れを変えることになるかもしれません。
今回のイライラする相手とのやり取り、このシミュレーションですが、これはこちらに火がないのに相手がイライラしてくる、そういった人とのやり取りについてシミュレーションをしてきました。
その場合には、やはりですね、この第二法則を使って少し止めるやり取りをすることで、相手の人が冷静になる、あるいは状態を変えてくれるという可能性が高まります。
参考になるかもしれませんので、私が実際に怒ってますかということ、これをですね成人あるいは子どもの状態から言った時、どうなったのかということをちょっとお伝えしたいと思います。
相手に火がある場合に限ってではないかと思うんですが、相手がだいたいこう冷静になってくださる場合が多いように思います。
ちょっと中にはですね、怒ってますかっていうふうに確認というか返しますと、怒ってません、怒ってないっていうようなちょっと口切れというかですね、そういう状態になる方もいらっしゃいます。
ただその中でもこれ本当に相手に火がある場合、繰り返しになりますがなんですけれども、その場合にはその口切れしている中でこちらにとって良い状態に変わってくる、そういった場合が多いように感じます。
ただ本当にこれ相手に火がある場合なので、こちらにですね火がある場合、それはですね個人的にはやはり素直にしっかりと謝罪することをお勧めしたいと思います。
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ちなみにこのイライラパターンなんですが、もう一つ第三法則の可能性もあります。
親成人子ども、表面上のやりとりの裏に隠されたやりとりがあるという第三法則。
この場合はですね、結果はこの裏の隠されたやりとりで決まる、こじれる関係のやりとりにもつながる、そういう法則なんですけれども、
ただこの第三法則についてはまた別の機会に詳しくお話したいと思いますので、今回はすみません、失礼させていただきます。
さて、この非言語のコミュニケーション。言葉に表してもなかなかうまく伝わらないこともあるのがコミュニケーションの難しさかと思います。
それなのに非言語というところなんですけれども。
ここでずいぶん以前の話になりますが、例を挙げてみたいと思います。私が小学校3、4年生の頃のお話です。
ある時、私がこの教室に入りますと、すでに先生が教団の前にいまして、クラスメイトの大半が揃った状態でした。
その時にわーっと盛り上がって、みんながわはははっていう感じで大笑いを始めたんです。
ただ、私は途中から入ったもので全くわけがわからず、思わず近くにいた友達を捕まえまして、どうしたの、何があったのと聞いてみました。
すると、もう本当に腹を抱えて笑うっていうのはこういうことなのかというぐらい、息をするのもやっとっていう状態で笑っていた私が捕まえた友達が、もうそのままあははって声を上げて笑いながら、こう答えました。
わ、わかんない。何か知らないけど、もうみんな笑ってるから私も笑ってる。そう答えたんです。私はですね、とっさに、え?わかんないのにそんなに笑ってるの?え?そうなの?どうして?というふうに思ったんですけれども、
とりあえずですね、とにかくみんなが本当にバカ受けで笑っているので、何も私もわけがわからないんですが、さすがにその大笑いをするのはちょっと私には無理だったので、一応お付き合い程度に少しだけヘラヘラ、ヘラヘラっていう感じで笑っておいた。そんな出来事があります。
次元語コミュニケーションは、今回のこの例のように、お互いにこうかな、こうだろうなという頭の中のこの理解で進みます。中にはこの空気だけを見て、そこに合わせる人もいたり、いろんなパターンがあるわけなんですけれども、これシンプルに確認してみますと、全く違うということも今回の例のようによくあるかと思います。
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さすがにですね、この小学生時代の私の例では直接確認というのもできましたけれども、だんだん成長するに従いまして、いろいろなこのしがらみだったりとか、気を使わざるを得ないことがあったりということで、確認したくても確認できなかったりということももちろん多くなってきているかと思います。
言わなくてもわかる、感じ取るコミュニケーションというのは、こうかな、ああかなという想像力が必要なコミュニケーションになります。ただそれが違うこともあるということで、大切なのはあれこれ試しながら柔軟に対応することかなというふうに思います。
その際、自分の経験や考えだけではどうしてもこのあれこれの幅が狭くなりがちです。心理学の理論を活用しながら、このあれこれの幅を広げたり深めたりしつつ、より良い対応につながればというふうに思います。
では、今回覚えていただきたいポイントは、言わなくてもわかる、感じ取るコミュニケーション。まずは気づくこと、そしていつもと違う変化を味わってみませんか。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
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来週も火曜日の朝6時に更新されます。お相手は遠藤美保でした。ありがとうございました。
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