前回、半年半ぐらい前にインタビューをさせていただいて、今日はですね、このコシノジュンコ56の大丈夫ということで、
これ56って、コシノジュンコ五六って言うんです。
失礼しました。聞いて良かったです。
そうです。それで、五六なんですけれども、これがですね、大丈夫の台、これ一人って書くんですよ。
そうですね。
一人、一人、全部、一人、一人、一人。
本当だ。
だから、一人から全てが始まり、人のために仕事をする。
へえ。
これ、すごい意味があって、人のためにやるということが大丈夫。
うん。
そうです。あと、すごい笑っちゃうんですけど、
はい。
うちの主人が、夫が大切って言われてます。
なるほど。これ先生、どこまで、どこまでこれは出版して、今のは、後から決めたわけじゃないんですね。
いや、全然。
やっぱりね、字をね、じーっと眺めるとね、やっぱり形になりますね。
自分の発見、こんなの発見なんてね、この字はもう、もう昔からあるはずなのに、誰も発見しないの?とかも。
確かに。
この、これもね、誰も発見しないの?って、私が発見したみたいな。誰も言われたことない。一人でしょ?って。
ですね。
なんか、今日、後でいろんな話を伺おうと思ったんですけど、それこそ、なんかもうね。
それこそ、このコロナのニッチもサッチもいかなくなって、いろんな、もはやもうダメかって思うこともありますけど、
この大丈夫という、当たり前の3つの字面でさえ、僕ら知らないことはあるっていうことですね。
そういうことですよ。だから、日本の漢字って、もう素晴らしいですよ。
センスは全てに通じるもの。作る、売る、買う、世の中を見る、時代を読む、タイミングを読む、いろいろありますけども、
常日頃から、あらゆるセンスを磨くことは、自分や大切な人たちを守り抜いていくための非常に重要なことと、あると思うんです。
やっぱりとなると、センスって、僕のように、デザイナーでもない、クリエイティブな仕事をしてますけど、人間からすると、
やっぱりセンスって、生まれつきなイメージがあったりするんですが、
ただ、やっぱり先生のここで磨くって書かれているように、いわゆる、好天的に見つけられるものなんでしょうか?
センスっていうのは、本来持っているもの、本質的なものもあるんですけれど、4つの意味があって、
4つ。
これも辞書ね。4つ目目。感覚的っていうのは、もう、感覚的な人と感覚に鈍感な人いますよね。
感覚的な直感とか、感がいいとか、これって瞬間的な判断。
これ、瞬間的な判断ができる人。状況判断ができる。
だから、今日は雪ですとか、いいお天気ですとか、そういうのもすごい状況判断。
状況判断が一緒にしてできることとセンスってね。
それと、感覚的なこと。
感覚的なことと、それについて、ある意味で知識がある。
知ってるってこと、知らないんだけど知ってるってこと。
それと、経験がある。
経験って大きいの。
これ美味しいでしょって言っても、食べたこともないのに、美味しいとは言えないです。
経験してないと。
そういうひっくるめて全部で、これはいいですよ、センスいいわねって言われる。
だからセンスって、ものすごく深いのよね。
簡単に言うけど。
ファッション用語みたいに、パッと見ただけで、綺麗な格好して、センスいいわねって、ファッション用語にするから、チャラいというか、単純に表面的に。
ちょっと表層的だったり、狭かったり。
本当の意味は、サッカーが、サッカーでいいシュートを入れるってことで、偶然入ってるんじゃなくて、相当訓練して、経験して、お勉強して、状況判断ができて、瞬間的判断ができて、それでパンパンって入って、いいセンス。
これ、もともとサッカー用語なんです。
僕、サッカーずっとやってたのに、気づきませんでした。
そうでしょ。
確かに。
思い出して。だって、練習してるじゃないですか。こっちからパスして、こうやって、こうやって。偶然じゃないんですよね。
確かに。
右で切るか、左で切るのか、後ろで切るのか、分からないけど、とにかく経験してるから、できる。
確かに、そうですね。そして、その選択の積み重ねが現れた。
そうそう。だから、センスいいねっていう表現するでしょ。
します。
いいセンスっていうでしょ。そこがサッカー用語なんですよ。
それ、目から鱗でしたね。そうか。
そうなんです。意外に身近なことで分かって分かんないと思う。
確かに。
なんか、今のセンスとも繋がるんですけど、この先の方にまた流行にとらわれないっていうのがあって。
そうですね。流行ってね、一時的なことなんですよね。
それが長続きしないわけでしょ。その時、夢中になって、これ流行ってるの、いいでしょってね、流行りものに飛びつくと、
その時は結構みんなと一緒だから楽しいんだけど、それが永久ではないんですよね。
やっぱり流れゆくって書いてあって。
確かに。
だから、どんどん変わっていくんで、あの時流行ってたのにどうして今古いんだろうと思ったりするじゃないですか。
だから、その時その時の表現だと思います。流行って。だから、流行を追っかけると、うーん、長持ちしない。
うん。
洋服でも、
はい。
流行ですよって言ってね、流行の先端をまあカウントするじゃないですか。
10年経ったら本当に古いものね。
ああ。
でも流行の目で見ないで、いいものはいいというね、見方があるんですよ。
うん。
いいもの永遠にいいです。それとオリジナリティが永遠にいい。
うん。
結局流行っていうのは、みんなが同じものを作ってるわけ。
はい。
みんなが同じ、共鳴でしょ、流行って。
はい。
みんながいいって言うから流行するわけで。