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こんにちは、プロインタビュアーの早川洋平です。
恋と仕事と社会のQ&A、衣良さん、今日もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、31歳女性からこんな質問を頂いています。
BookTalkの方をご覧くださっている方ですね。
動画版14回目の映像の途中で、オールステッカーが一瞬映るシーンがありましたね。
Life is Sweetという言葉でした。
衣良さんにとってのSweetの意味はどんなものですか?
素敵な質問ですね、この質問が。
何ですか、31歳女性からこんなこと言われるとドキドキしますね。
それはありましたね、あれどこだ、そこか。
あ、そこに貼ってありますね。
いや、だから僕たち、これは日本人全般にとってそうなんですけど、
人生って一生懸命苦労して頑張って頑張って、何かちっちゃなものを手にするみたいな感じじゃないですか。
でもそうじゃなくて、今生きていることを楽しもうという意味なんですよね。
なので僕にとっては、何でもいいんです、本当。
例えば、パッて出かけた瞬間、玄関のドアを開けた瞬間、風が気持ちいいとか、
それはもちろんおいしいものでもいいですし、デートに行く瞬間みたいなのもいいですし、
何でもいいんだけど、なんかSweetなものを大事にしようっていう感じですかね。
人生ちょろいは甘いよってこととはまた違うんですね。
違います、違います。人生の甘いところをもっと楽しもうっていう雰囲気ですね、自分にとっては。
そうか、でもなんか井田さんぴったりですけど、やっぱり僕らややもすると、
そういう本当にちょっとした季節の変わり目とかも、全くもう忙しく通り過ぎちゃう、気づかないですよね。
いやだからね、そういう点では日本人は今、あまりにも働くことと自分の仕事を、
人生がガチッとね、重なりすぎですよ。
働くことが人生のすべてだみたいになっているので、
例えば途端に退職したら、人生の目標がなくなったとか、
ずっと家にいてぼんやりしてるみたいになっちゃうんで、
その前にやっぱりたくさんSweetなことを増やしておくといいんじゃないですかね。
でもなんか現実問題として、井田さんの世代もそうかもしれないですけど、
昔は経済成長してて、猛烈社員で、働くと生きるが、
ある意味、行こうとして、生きるが、ある意味、行こうとして、
そういうところでもそこそこ経済的には幸せな時代あったじゃないですか。
でも今は何だろう、もうそれはないわけで、
でもそこで何かこう、それでも働くと生きるが結構一緒になっちゃってるっていうのは、
これ何なんですかね。
いやだから、日本人ってみんなと一緒のふりをしないといけないんだよね。
みんなが一生懸命働いて、働くことが最高だと思っているので、
そのふりをしようと思っているうちに、本当にそうなっちゃうっていう。
だから周りにやっぱりちょっと影響を受けすぎなんじゃないかな。
なのでね、アドバイスとしては、若いうちから趣味を作っておきましょう。
3年とか5年に1回ぐらい、何かハマるものを作っておいて、
そしたら5年あったらさ、20年で4個か5個できるじゃない。
で、なぜか知らないけど、1回ハマった趣味って、時間を置いてまた繰り返しやってくるんだよね。
なので4つか5つ作っておけば、年を取った後、そこから新しいものを勉強して、
趣味を作るってすごい大変なので。
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じゃあちょっと間空いてもいいんですね。
大丈夫です、大丈夫です。
だから例えばカメラと俳句と鉄道とか、
まあもちろんそこに料理とか恋愛とかでもいいんですけど、
そういうのを4つ5つ作っておけば、年を取ってからぐるぐる回していけると思うので。
ちょっと意外だったのが、イラさんから趣味を作るっていう動詞が出てきたのが意外で、
なんか趣味って、僕個人的には作ろうと思って作れるもんじゃないってイメージがあったんですけど、そうじゃない。
いや、そうじゃないと思いますけどね。
うん。
なんか感覚でなのかなと思ったんだけど、
うん。
いや、僕20代の半ばぐらいから俳句を作り始めるのがあったんですけど、
それが俳句がちょっと一時趣味になったんですよ。
はいはいはい。
今も新しい俳人とか読むの好きだし、
その時にはやっぱり言葉を扱う上で、当時コピーライトをしていたので、
俳句は役に立つし、これは自分の趣味にしようと思ってやりましたから、
全然みんなもいけると思うんですけどね。
でもなんかそういう意味では普段から、なんだろうな、
それもまあ見つけようと思って見つけるのとちょっと違うと思うんですけど、
はい。
なんか感じることとかを忘れちゃってると、
うん。
何がいいか、何趣味やろうかって言っても、
なんか全然心動かなくなってそうな人もいると思うんですよ。
そうね、それはあるね。
それと、みんなやっぱり今背伸びは本当にしないじゃないですか。
ちょっと背伸びをしておしゃれをして頑張るみたいな。
ああ。
なので趣味はやっぱりね、本当に高尚な趣味じゃないですけど、
ちょっと背伸びしてやりましょうよ。
うん。
若い人の俳句はいいと思うし、経済だったりも面白いし、カメラ。
みんなスマホになっちゃったので、
逆にここでちょっと昔のいいデジカメを手に入れるみたいな手もあると思うし、
うん。
もっと頑張ってほしいよね。
確かに、いくつか趣味を並行してというか、持つといいですね。
うん。
なんか1個だと正直僕もカメラとかもいろいろやるんですけど、
やっぱりその時楽しいけど飽きちゃって、
うん。
いや、俺もどうせ続かないんだなみたいに思って。
いや、だから3ヶ月集中してやって、また次に行ってみたいので、
確かに。
5個、6個あったら断然持ちますよ。
うん。
で、なるべく大きいものがいいよね。
大きいもの。
例えばクラシック音楽だったら300年の歴史があるから、
あー。
作曲家の人生をちょっとずつ調べるだけでも、
はいはい。
断然持つので、飽きたら次のに行って、また戻ってくるみたいなことを繰り返していれば、
うん。
いいと思います。
なんかそんなこと考えてるだけで、Life is sweetになってきますね。
いや、なりますよ。それに人生実際楽しくない?
うん。
やっぱり、まあどんなに辛くてもやっぱ生きてる方がいいなって思うもんね。
うん。
そうですね。
あんまりね、ビターと思ってるとビターになっちゃいますけど。
そう。
あの、日本人全体でちょっとなんかスウィートな人生を
みんなで送るように頑張りましょう。
ぜひ。
でもここで頑張るっていうのも違うんだよね。
あ、そうだね。
なんかね、その場にいて楽しいっていう時間をみんなでなんか共有したいですよね。
楽しみましょうということ。
うん。
はい。
はい。
この番組、そしてメールマガジン小説活動を過ごす日曜日では、
イラさんへのQ&Aを募集しています。
詳しくは石平.comの方をご覧ください。
イラさんどうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。