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いせさきFM 担当スタッフ
伊勢崎市長のこんにちはラジオ こんにちは
伊勢崎市長のこんにちはラジオ。この番組は、伊勢崎市の臂泰雄市長とともに、市政情報などをお伝えしていく番組です。
臂市長、よろしくお願いします。はい、よろしくお願いいたします。さて、イベントなども多い季節となってきました。
臂市長、最近はどこかお出かけになりましたか?
臂泰雄市長
いや、コロナが明けてからですね、本当に土日、いろんな行事があるんですけれども、今年は特に本市が誕生してから20周年の記念事業もありますし、
田島弥平旧宅が世界遺産登録されてから10周年ということで、様々なイベントが自分のところであるものですから、外へ行く時間が本当にないですね。
いせさきFM 担当スタッフ
本当にたくさんのイベントが増えてきましたよね。今日はその中で先ほどもお話の中に出てきました、
田島弥平旧宅が世界遺産登録10周年ということで、イベントですとか整備状況などについてお聞きしていきたいと思います。
ではまず、田島弥平旧宅世界遺産登録10周年記念事業の内容、そして実施時期について教えてください。
臂泰雄市長
この6月25日で、田島弥平旧宅世界遺産登録されてから10周年ということになりました。これを受けて今、伊勢崎市で様々な事業を行っているところです。
まず6月。市内の小学校の子どもたちを対象として、子どもスタディーツアーということで、伊勢崎市の子どもたちに一度は田島弥平旧宅、
また、赤堀にあります歴史民族資料館、こういったところに訪れてもらって、伊勢崎の文化財に触れていただきながら、
ふるさとを大切に思う気持ちを育んでもらいたいなというふうに思っています。
それから7月14日の日曜日なんですけれども、午後2時から絣の里で記念シンポジウムを開くことにしております。
世界遺産登録の前から、この田島弥平旧宅とかその周辺の調査にいろいろお手伝いをいただいた、
田島弥平旧宅調査整備委員の7名の皆様方にお集まりいただいて、講演会とシンポジウムを行うということですので、
ぜひ興味のある方、おいでいただければというふうに思います。
また、田島弥平旧宅周辺で楽しみながら、田島弥平旧宅を知っていただくということで、
謎解きをしながらこの周辺を歩いて、スタンプラリーをやりたいというふうに思っています。
9月から11月にかけて開催しますので、参加いただいた方には参加賞のほかに、
抽選で伊勢崎市の名産品、こんなものもプレゼントを差し上げる予定もありますので、
どうぞこれにも参加していただければと思います。
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臂泰雄市長
次に11月17日の日曜日なんですけれども、この田島弥平旧宅の建物だけではなくて、
この周辺の特にこの利根川というものが、この地域の大きな役割を果たしてきたというところで、
これを空から眺めるということで、VRハンググライダーということで、
バーチャルリアリティのゴーグル付けで見ていただくものだとか、
熱気球に乗っていただくような、こういったものを実施したいと思っています。
この日は旧境島小(学校)の体育館でも様々なイベントを一緒にやりたいと思っていますので、
こちらにもおいでいただければと思います。
こういった記念イベントをたくさんありますけれども、こういうことで来ていただいて、
この地域が持っている歴史や何かを体験的に感じていただく、
そんなことをしていきたいと思いますので、どうぞおいでいただければと思います。
いせさきFM 担当スタッフ
学びも楽しみもたくさんありますね。ありがとうございます。
では、世界遺産登録10周年を迎えたことにあたり、ご来訪者様にどのようなことをお伝えしたいですか。
臂泰雄市長
この地域が持っている、先ほど言った貴重な部分もそうですけれども、
ここは世界遺産として登録をされているということ。
これはどういうことで世界遺産としての価値を見出したかというと、
やはりこの地域がその時代に技術革新を行ったということと、
その技術の交流があったということが一つの大きな採択された意味になっておりますので、
そこをしっかり知っていただきたいと思っています。
富岡製糸場を含めて4つの構成資産がありますけれども、
特にこの田島弥平旧宅における技術革新というのは、
母屋。屋根の上にまた1つ小さい屋根が乗っている屋倉という部分があって、
ここが換気装置になっていて、空気が循環をするということで、
こういった養蚕農家とすると標準的なモデルになる建物を
田島弥平さんが実際に作ったということと、
ここでカイコの飼育を自ら実践をしながら、
「養蚕新論」という本を手引書、マニュアルを書いて、
こういったことを全国に広げていって、
「清涼育」と!清い涼しい育てているきれいな空気で、
涼しい空気でおカイコさんを育てると、
こういったことを全国に発信したということが、
この技術革新の一端だと思います。
また技術交流とすると、
島村のこの田島弥平さんを中心にして、
「島村勧業会社」という会社を作って。
明治の12年という、本当にまだ江戸から明治維新があって、
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臂泰雄市長
明治の12年の頃にイタリアのミラノまで、
おカイコの種というか卵を売りに行ったという
いせさきFM 担当スタッフ
そんな遠くまで!
臂泰雄市長
そうなんですよ。
そういうことをしたという、
世界に羽ばたいていく、
そういったことを様々やってきたということが、
本当にそういう世界をまたにかけた技術交流があったと。
様々な顕微鏡を向こうから持ってきたりとか、
キリスト教を含めて様々な文化とか知識、
これを本当に内陸部にある島村の地域が、
そういうものを受け入れてきたという、
こういった世界との交流、
こういったものも皆さんに知っていただければと思います。
国の史跡ですから、これをしっかり保存するとともに、
こういったことを皆さんに知っていただきながら、
これを活用していくということで、
これからもこれを伊勢崎にやらなければならない事だと思いますので、
とにかく見に来ていただいて、
知っていただければありがたいと思います。
いせさきFM 担当スタッフ
はい、わかりました。
世界遺産、田島弥平旧宅の整備状況はいかがでしょうか。
今後予定されている世界遺産の整備状況と合わせて教えてください。
臂泰雄市長
色々な建物があるんですけれども、
まだ調査が終わっていないところもありまして、
調査をして、そして直せるものは修復をすると。
世界遺産なので勝手にいろいろできないものですから、
しっかりした調査をして、どういうものだったかというのを調べて、
そして修復をすると。
こういったことをやっていきたいと思っていますけれども、
去年までに終わった部分では、
田島弥平がお年を召してから晩年に過ごした「別荘」という。
建物の中に「別荘」という別の建物があったということと。
カイコの卵を冷蔵保存する。そういったことで、
これをすることによって1年間に何回か時期をずらすことができて、
カイコを何回かに分けて孵ると。
複数回孵るという事に出来るようになったんですけれども、
そのコンクリート造りの「冷蔵庫跡」。それとあと「門」ですね・
通用門である東門の、こういった修復整備はもう今終えています。
現在やっているのは、このカイコの餌は「桑の葉」という。
くわまるくん(市マスコットキャラクター)の背中のところですけれども。
この「桑の葉」を貯蔵したり加工したという、
「桑場(くわば)」ですね、これの修復整備をやるということで、
今、文献だとか建物の調査を行っているところです。
この今言った「桑場」は、現在はガイダンス施設として、
ここでパネルを展示したり、道具類を展示したりしておりますので、
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臂泰雄市長
ここも修復整備に合わせて展示内容をまた変えながら、
皆さんに見ていただきたいと思っています。
いせさきFM 担当スタッフ
はい、わかりました。ここまでたくさんお話を伺ってまいりました。
最後に一言メッセージをお願いします。
臂泰雄市長
はい、世界遺産登録10周年ですので、ぜひこの機会に田島屋平旧宅に来ていただき、
また本当に周辺部が似たような建物があって、
この当時の時代を本当に感じられるような、そんな場所になっておりますので、
ぜひ見様いただきたいと思います。
なかなか初めての方は分からない部分もありますので、
サポートガイドさんが常駐しております。
ぜひ無料です。このガイドさんにいろいろなことを聞いていただけるとありがたいと思います。
それから先ほど言った利根川ですね。
こういった場所もすぐ裏が利根川ですので、
こういった大きな空間(自然)があったということも感じながら、
これが将来の伊勢崎市に、またいろんな期待ができるような思いを持っていただけるんじゃないかなというふうに思いますので、
ぜひおいでいただきたいと思います。
8月31日には花火大会も行いますので、ぜひおいでいただければと思います。よろしくお願いいたします。
いせさきFM 担当スタッフ
はい、楽しみにしています。
『伊勢崎市長のこんにちはラジオ』伊勢崎市の臂泰雄市長にお話を伺いました。
なおこの番組は毎月第1水曜日に本放送、第3水曜日に再放送を行っています。
伊勢市長ありがとうございました。
臂泰雄市長
はい、ありがとうございました。また8月放送でお会いしたいと思います。よろしくお願いいたします。