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2022-07-08 16:19

第376回 「任せる」とは「自分のアタマの中を現実化」する事!?

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第376回 「任せる」とは「自分のアタマの中を現実化」する事!? 井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ここのところね、以前にも増してコロナが身近なところに近づいてるなって感じがあってね。
近しい人たちが。
そうそう。結局俺って濃厚接触者だっていうようなのが。
分かり、あと何時間くらい自分で自己自省して外に出ないようにしてる。
あ、今自主隔離中。
そうなんですね。コロナだらけすぎて切りないんですよ。
すごいことになってるね。
別にみんなとコロナみたいな。
それこそね、よく言われてるけど、ゼロコロナなんて言ってる時代じゃないなって。
ゼロコロナの話はですね、どこまで行くか。
国の規制があるので、ゼロコロナ対策やってる国あるじゃないですか。
あっちのほうにいわゆる大手企業の駐在員として行ってる昔の仲間たちとか、
ぽろっとこの間話したんですけど、話したいって言われたんで繋いだら、
どっかでも喋ったんですけど、50日間以上ですよね。
マンション、要は他マンションみたいなところに駐在員ってするんですけど、
一方も部屋のドアも開けちゃダメ、隔離で。
子供たち小学校と幼稚園生だったかな。
もう教育一応全リモートになってるんですけど、
さすがに異常環境すぎて、当たり前のストレスじゃないですか。
外出れないらしい。
食事も本当に配給制、国からの。
食べたいものも食べれないし。
日本でいうウーバーみたいなのも機能してないので。
本当に地獄絵図のような生活をしてるってこの間言ってて。
大事な子供たちの時期、一歩間違ったらそのところで
子供の崩れる可能性あるぞっていうぐらいの危険さをこの間教えてもらって、びっくりしました。
子供の12時間って相当長いからね。
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こういうものも時代というかあれなんだなと思いながら、
あ、これってコロナ型の風邪ですね、なんていうような時代になるのかな。
本当ですよね。
そんなこんなありますが。
そんな井上先生にご質問でございます。
今日の質問いきたいと思います。
32歳女性とだけ出ておりますね。
質問いきたいと思います。
部下を育てるにあたり、なかなか仕事を任せられない自分がいます。
個人的にはもっとプロジェクト単位で任せたいと思っているんですが、
心配性な性格もあってか、細かい仕事でしか渡せていません。
任せる仕事はどのように判断していけばよいのでしょうか。
また自分を超える人材を作るとおっしゃっていた井上先生の言葉を実践していくためには、
どのようなことを意識したらよいでしょうか。よろしくお願いいたします。
まあでもね、ちゃんと偉いですね。
そういう意識があるっていうのはね。
確かにここに課題感を持っている時点でそうですよね。
大事なことだと思います。
任せられたなーって感じるときってどんなときだろうか。
っていうのをちょっとこの方にも考えてもらいたいし、
任されたなーって自覚できるのってどんなときだろう。
どんなときだろう。
僕なんかも、質問者の方が書いてあるように、
ひとつのプロジェクトの責任者になったというときは任された感はあるよね。
分かりやすいですよね。
それを進めるにあって、いろんなところで調整・摂取をしているときの、
結論を自分が、もちろん報告はあるだろうけど、
結論を自分なりに出せる。
自分の考えで結論を言えるというか、
意思決定できるみたいなことがどれだけあるかだと思うんですよ。
さっきも言ったように、どんなに大きなプロジェクトを任されたって、
社長でもない限り、きっと上には報告しない。
っていうのは当たり前なので。
ということは、自分の意見っていうのを作って作りました。
これがちゃんと扱われたかどうか。
頭むなしに、いやそんなんじゃだめだよじゃなくて、
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こうこうこういうふうに思いました、と。
来ました、なるほどね、それでやるとどうなるかね、とか。
今回の目的でいうとこういう目的があるけど、それはどの程度果たせるかね、とか。
他の方法って考えたの?とか。
いろいろ聞きながらでいいんだけど、確認しながらでいいんだけど、
とにかく自分の意見を作ったっていうことをまずやらせて、
それを大きな意味で認めてあげる。採用するかどうか別に。
なるほどね、こうこうこういうふうにこうなるんだね、と。
もうちょっとこの点考えてほしいんだけど、もし時間に余裕があるなら、
自分の中にはもうすでに答えがあったとしても、
もうちょっと行ったり来たりする。
もうちょっとここを考えて、とか。
っていうふうに差し戻ししながらも考えを深めさせていく。
最後にできたら、あ、いいね、よかったね、だいぶ良くなったじゃん。
じゃあこれでいこう、っていうふうに経緯を過ごすだけでも、
やった本人は結果やったものが形になるので、
自分が考えたものが形になるので、自分がやった感って強まる。
それが結局任された感じってことですか。
人の頭の中にあったものが形になったになって、
自分の頭の中にあったものが形になったって言ったら、
一番任された感が強い。
任された感って、自分の頭になったものが形になったときっていうのが一つ。
確かにありますね。
だから自分の頭の中に何かがあるっていうことを作らせてあげる。
つい第一歩で、それが形になるためには、
さっき言った少し時間的余裕があるなら、こっちからの答えを出さずに、
こういうところどうだろうか、ここは気になるか、ここは絶対押さえてほしいとか、
条件設定とかをちゃんと細かくしてってあげて、これで考えてとか。
っていうことだと思うのね。
任せたいなと思ってるんだから、
若干そういう思考面で自分の意見を作るなんてことは、
できなくはない人なんじゃないかなと思う。
相手がね。
で、「あ、こいつ俺を超えた!」みたいなふうに思うときって、
え?って自分に発想がなかったものを言い始めるときね。
その頭の中を見たときに。
それは俺の頭には出てこなかったと。
あ、何それ面白いね、みたいなのが出てきて。
やっぱり結果としても良かったりすると、
この部分は俺よりすごいわって、こっちも認められるので。
だから自分では思いも至らなかったような意見が出るような場面ができると、
次はいいなとは思いますね。
なるほど。任されたという感覚は自分の頭の中が現実になったとき。
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そして自分を超えるっていうときには、
育てる側の頭の中を話の中で見たときに、
え?その発想はこっちには絶対ないぞというものを見たときに、
ある意味自分を超えたのか、個性が出たというのか、
表現はいろいろありそうですけど。
そのフェーズに入ると。
でもね、個性が出たっていう感触であっても、
そこはなかったな俺にっていうのは嬉しいし、ある意味衝撃的だし。
やっぱり最近のネットワークとかを活用したプロモーションなんて言えば、
もう50代以上のおじさんには発想がないものを若者はどんどんやれるじゃない。
ああいうのだってちゃんとどういうことをやろうかっていうプロセスがお互いに、
50代の人と20代の人は一緒にこれをこうやろうねって言って、
じゃあネットワーク使うんだったら、
A君君リーダーになってプロジェクト回してよって言ったときに、
でも目的はマーケティングをしっかり回すとかっていろいろあるじゃない。
でもその観点から、え?そんなんでできるの?
っていうのは我々ぐらいの世代だと思うかもしれないけど、
こんなんだら面白いと思うんですよね。
わかったわからない世界だからやってごらんって言っただけでも、
プチ任された感は絶対起こるし。
それやってみたら、お、確かにいい反応出てきたねと。
っていうふうになれば、すごいなと。
俺の知らない世界こいつ知ってるなって思うし。
この方がおっしゃってると、プロジェクト単位で任せるみたいなのが、
いわゆる大きく任せるんですけど、
そうじゃなく一歩一歩プロセスを経て、
ちっちゃい任せるっていうのをまずやっていくっていうところがまず大事で、
その先にプロジェクト単位で任せるみたいなのがあると考えていくといいっていう大前提の中で、
その細切れの任せるっていう意味が、
自分の頭の中を具現化するっていうことを軸にやらせていくと、
育てられるぞみたいな捉え方であってますね。
逆に言えば、ある程度の規模のプロジェクトを思い切って任せたとしても、
そのプロジェクトを完成させるためのプロセスは今言ったプロセスだと。
だからやっぱり、任せるってもう一個の側面ですごく大事なのは、進捗を共有するなんだよ。
それは管理とはまた違うんですね。
管理だと、やっぱりどこかで指導とか指示が入っちゃいがちだけど、
任せようというつもりが、任せたいというつもりが強いんであれば、
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指導指示のトーンをグッと抑えて、相手が考えることをサポートしていく。
相手の頭を回していくような感覚をサポートしていく方が良くて。
そのための進捗の協力ですね。
そうそう。
頭の中を回すための進捗。
そう。
そうか。
進捗から。
確かにな、進捗ってなった瞬間に報告レポート、ここがなってないみたいな指示コントロールになり、
ガチですけどそこじゃないんです。
そこじゃない。
例えばある大きなイベントをやろうと。
今月中旬は会場を抑えないとまずいよねって言って、
今月末になって会場どうなった?どこどこ考えてるんですけど、
そこじゃ入りきらないだろうみたいなね。
これはあんまり良くない会話で。
例えば会場を今月中に抑えなきゃいけないねって話になって、
どう考えてんの?
いや2、3、今候補として考えてんの。
そうかそうか。
うん、確かにね。
それぞれの良さとか、決めるにあたってどんなことかっていうのは来週の火曜日ぐらいに一回話そうとか。
で、いいのよ。
うん。
で、相手がこうこうこうで、今のところA会場にしようかなと思うんですよねみたいな。
なんで?って来たらこうで。
あ、そうか。
昔使ったこのB会場ってさ、結構使い勝手良かったけど、どんな感じだった?B会場見て。
要するにやれじゃなくて、どうだった?とか。
ちゃんと試行していろんなことを精査する段階をちゃんと詰めてあげるって言ったらいい。
あ、それ気づいて、あ、言ってなかったっす。
あ、そうか。意外と面白かったから一応見といたほうがいいよとか。
ああ。いやね、わかりますね。
でも今の問いで、あそこどうだったの?会場を次に。
あ、いや確認してなかった。だからさ、お前さって。
もうこの時点で我慢できなくなっちゃうの。
うん。で、任せられないなって思っちゃうんだけど、任せるためのこっち側の筋トレ。
任せる側の筋トレとしては、トレーニングとしては、ドリルとしてはって言ったらいいかな。
あ、そうかそうか。でも調べるともっと比較できるからいいかもよ。
って言ったら、あ、じゃあ見てみます。
いや、もうダレダレさんにこう言われたんで、ちょっともう鼻から外したんですよね。
あ、そうなんだ。何か言ってた?とか。
どういうふうに考えてここに至ってるかをちゃんと、これが進捗なのよ。
ここまでで何ができましたかっていう進捗管理じゃなくて、
考えてる、INGのところを一緒にいてあげる感じ。
で、こっちは何か結論を出すわけではなく。
これをやるとね、だんだんここはいいか、大丈夫そうだなっていう領域が見え始めるので、
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で、だんだんだんだん任せていける。
いや、結局育てる側が育てられるって感じはこういうところにあるんですね。
そうだと思う。でもそれができるとね、この人も大きくなれると思うし。
確かにそうですよね。
ということで、任せるという考え方がだいぶ変わったんじゃないかなと思いますし、
すごく本当にね、一個一個目、任せるって言うとバクっとね、
はい、任せたっていうことじゃないなというところが、
もうとにかく大きなポイントだったと思いますので、
もう一度ぜひ聞いていただいて、聞かせていただきたいなと思います。
はい。
井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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