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2017-06-30 15:26

第114回「質問:捉え方を前向きな方向へ導くための具体例を教えてください」

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第114回「質問:捉え方を前向きな方向へ導くための具体例を教えてください」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も質問来ております。早速紹介したいと思います。
すごいシンプルなご質問ね。
社員数が2000人を超えていらっしゃいますね。
大企業ですね。
いきます。
感情を左右する捉え方を前向きな方向へ導くための具体例を教えてください。
というわけです。
大企業ですからね。セクションごとに起こる前向きになれないときって、
理不尽さとか、疎外感とか、自分の無価値感とか、
いろんなものが左右したときに後ろ向きになるのかなと思うんですけどね。
その逆をやれば前向きになるということなんですが、
前向きになるっていうのは、だから一番重要なのは前ってどっちっていう話だと思う。
そうですね。
どっちが前なのかなんだよね。
例えばあるセクションで、よしこれやるぞって何かやってました、みんなで盛り上がって。
そしたら会社の上の方から、君ら何やってんのと、そっちじゃないんだけどって言われたときって、
前じゃないよって言われるわけで、急に嫌になるじゃない。
せっかくやってたことが認められない。
しかも意外と盛り上がっててね、自分たち的には前向きにやってたって。
行けるぞーとかね。
ちょっと待ってよと。そうじゃないよと。
今のテーマは台所用品じゃなくて、リビング用品の開発だからって。
チーンって言われるよね。
何台所用品の開発頑張ってるわけ?と言われて、シュンとなるよね。
これをだから起こる、特に大きな組織だから起こりやすい。
前向きな感情に捉えさせるってことはどういうことかっていうと、
前に向かってるよね、まずと。
我々がやってることは前に進んでるんだよねっていう感覚が一番重要なので、
前は何かっていうのは、よく言う旗とかゴール線とか課題とか目標とかあるんだけど、
どこが僕たちが行くべきところかは、明確になってるってのはすごく重要で、
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できたらそれに意味を感じるというか、価値を感じるというのかな。
それはぜひやった方がいいですよねって思えることとか、
やってみたいじゃないですか、それって。
いうようなものであればいいかなって思いますね。
なかなか簡単じゃないんだけどね。日々の中で言えば、
特に営業的なこととかビジネス側面があると、
売上がいくら今月いくぞとかっていうことばかり言ってしまうんだけど、
なんかもうちょっと我々のやってることの価値っていうのを
紐解いてあげる必要はやっぱりあるんじゃないかなとは思いますね。
中小企業とかにおいては社長が結構身近にいたりするので、
何が前かというかどこに目指していってるかは、
なんとなく肌感とかでも分かりやすいじゃないですか。
こういった2000人を超えるような会社において、
個々の社員たちがどっちが前かと。
この方きっと管理職なのかなという気もするんで、
それをどっちが前かっていうのを分かってもらうための、
何ができるのかみたいなのは。
そういう意味では、僕はもし現場の行きたい方向と、
経営から降りてくる方向が違うんだったら、
どっちも前だぞっていうのは言ってあげた方がいい。
どっちも前だぞ。
だから君らが言ってることだって間違ってないよと。
だから今回は会社は、
じゃあどちらを選択するかという意思決定で言えば、
意思決定するのは会社の仕事なので、
会社はこっちを意思決定した。
でも私は君らが言ってる方向が間違ってるとは思ってない。
で、いつかこれをやるためにもまずこれをやろうと。
そういうんですね。
やりたいもんねこっち。
じゃあ今回言われたことをしっかりやって認められて、
提言できるようにしとこうよとか。
これはだから前、全てを前に向かす意味付けだと思う。
まさにそのよく言う、
悪い意味で使われてしまいますけど中間管理職って。
中間管理職が本来やるべきことがそういう感じなんですかね。
で言っちゃいけないのは、
しょうがないだろうだって上から言われてるんだからって言っちゃったらダメ。
いや僕も君らに賛同だよと。
だけど会社の意思決定についても理由と根拠という意味は分かるので、
だとしたら僕もこれをまずはやりたいと思うと。
その後ぜひやれるように、
俺も努力するから、
私も努力するから、
さらに上の人にね、
これやったら次これやらしてほしいって言うから、
頑張ろうよっていうのは、
そこは下と一緒に頑張るという仲間意識じゃないといけないけど、
意思決定を伝達するという意味では、
上から持っていかないとやっぱり。
意思決定は下から持っていっちゃいけないからね。
なるほどね。
低減はする意思決定は下から持ってくるんだけど、
意思決定は上だから。
された意思決定にはもう従うしかないわけです。
で、従うというよりも一番重要なのは、
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従うって言っちゃうと我慢になる。
あー確かに。
気持ちは西を向いてるのに、
東へ行けと言われてるからしょうがなくて、
西の意識が残り続けたまま東行っちゃうでしょ。
そうじゃないんだと。
東ずっと行ったら地球丸いんだから、
最後西にたどり着くんだよって言っちゃいなきゃいけない。
でっかい。
例えば。
つまり、ここは俺もやろうと思うと。
もう会社の意思決定ではあるけど、
納得してるんだと私も。
だからみんなの言ってることも分かってるし、
賛同できるけど、
でも今回はこれやろうよと。
これは言い切ってあげないと、下もかわいそう。
確かに。
本人だってかわいそうですよね。
うん。
だって、反対の意見を、
違う僕たちの現場の意見は尊重してくれたけど、
でもしょうがないだろうって納められちゃったら、
それこそ、
そういった管理職の人は、中間管理職の人は、
優しさで言ったかもしんないけど、
下からすると、なんか頼りなさがあって。
ありますよね。
私も昔2万人ぐらいの会社の、
人事というところにいた経緯がありますけど、
あるとき経営のトップの方が、
人事近いじゃないですか。
非常に軽相と大企業なのにもかかわらず、
隣には芸人なんで、
非常に情報投資では生々しいんですけど、
人事部長直下ぐらいのところから、
現場の話がそう言ってるから、
今までやった1ヶ月は諦めてくれ。
しょうがない。
そんなもんだ。
チーンっていうね。
だから僕はその時は、
現場の気持ちがわかるから、
現場の人たちの気持ちを、
よく理解してるということを言いたくなって、
そう言っちゃうんだけど、
でも、
自分の意見を作っておかないと。
だからよく言う、
WeとかIとかYouとかね、
特にWeとIの使い分けを、
ちゃんとしなきゃいけないのは、
我々はどこに向かっていくのかっていうのは、
大きな視点で、
Weを語らなきゃいけないけど、
その中で責任者としているのであれば、
なのでその中で私はこう思う。
だから会社がトップが、
急遽舵を切ったと。
今までやってた1ヶ月は無駄になると。
無駄になることは、
私は覚悟したって言わなきゃいけないんだよね。
我慢してくれって言ったらさ、
みんなに強要するというか、
頼むことになるでしょ。
私はじくしたる思いがあるけど、
グッと堪えることにしたって言わないと。
その上でってことですね。
で、我々はって言わない。
一旦Iに向けるんですか。
我々はこういうところを向かいたかったよね。
この1ヶ月間我々は頑張ったよね。
でも急にこういうことが来たよね。
で、しょうがないというよりも、
我々はこうしてきたけど、
こういう方向転換があったと。
この方向転換について、
私なりに理解ができた。
なのでこの1ヶ月間が、
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衝撃って無駄になることは覚悟したと。
っていう風に言ってあげないと。
変なんですよ。
ある意味の悪者を背負わないとさ。
自分たちの、
直接接している人の意思決定が
一番現場としては大切なので、
上から言われたからこの人動いたっていうのをさ、
こっちに我慢してくれって言ったらさ、
もう嫌だもんね。
下の方の立場からしたら、
何のためにいるんですかって感じですね。
もっと言ってくださいよって言いたくなるよね。
言われたらすぐ入ってきちゃったんじゃないんですか?
って思うから。
上からの意見は、
WEで受け取り、
愛で覚悟しんって感じですか?
はぁー、なんかなるほどって感じですね。
じゃないと、
で、私はって言ってあげないと、
会社側とかじゃなくて、
私もでもいいから、
私も今回色々話した結果、
理解したと。
言ってあげないとね。
だから、前を設定するっていうのは、
そういう意思決定が前だから、
そこがすごく重要かなと。
あくまで前というのは、
上が決めた意思決定が前という風に
組織が?
組織が。
で、逆に下から提言したものが決定されることもあるので、
組織が決定した方向。
それが前だというのは大前提なわけですね。
大前提。
で、そこにできれば意味を感じたら、
素晴らしい前になるので。
で、もう一個大事なのは、
気持ちが前向きになるためには、
前に向かって進めてるねって、
できてる感というか、
いけてるんだよねと。
体感ができる感じ。
だからそれは、
やっぱりフィードバックしてあげなきゃいけなくて、
こまめに近づいてるなっていう感覚を、
お、ここまでできたか。
お、そこやれたの?
お、よかったね。
一個一個前に進んでる感じを、
フィードバックしてあげる。
それは目標設定とかして、
ゴール設定して、
お前ここまで、
今年じゃあA君ここ、
B君ここ、
あとほったらかしみたいになりがちじゃないですか。
これ一応最低なんですよ。
最低ですか。
あのね、60秒ルールっていうのがあるぐらいなんですよ。
はい。
いいことをしたら、
60秒ルールにフィードバックしてあげないと。
例えばだけど、
えーと、
例えば、
禁煙しましょう。
禁煙。
はい。
で、ちょっと体調も悪いので、
っていう理由で禁煙をしました。
はいはい。
で、でも、
禁煙ってよく例にとるように、
喫煙の方が気持ちいいわけだよね、瞬間は。
うんうんうん。
それ我慢するわけだよね。
うんうん。
で、で、ぐーっと我慢して我慢して、
長い時間我慢して、
禁煙を成立するわけだけど、
大体みんな途中で挫折するんだけど、
で、なんで挫折するかっていうと、
やったことが良かったっていうフィードバックが
自分の中にないから。
今のケースっていうと禁煙をしたということの
良かったというフィードバックがないからね。
ないから。
それは人から言われることもあるだろうし、
自分の中の見返り。
うんうん。
お、なんか走るの楽になったとか。
なんか最近肌が全然、
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艶やかだねとか。
そう。
褒められたとか。
だからそういう意味で言うと、
お、禁煙してるの偉いなーって、
え、まだ続いてるのすごいなーって、
一言言われる方が頑張れる。
うーん。
だからね、
この閉鎖してくれてるような感覚に、
見てる人がいるので、
やれるっていう感じ。
うーん。
だから側で見てて、
進んでるよ進んでるよって。
お、今回早いね。
ちょっとここ難しそうだね。
ちょっと壁高いけどさ。
お、越えた越えたってそんな感じで。
あの、横で言ってあげること。
実況中継みたいな。
なるほどね。
あの、マラソンの後ろからの中継だよ。
そう。
え、でもなんか一歩間違えたらですよ。
甘えなんじゃないかみたいな見方も。
いや、甘えではないね。
ないですか?
うん。
それくらい自分でセルフマネジメントだろうみたいな。
それはね、目標管理の主たる目的でありますからね。
はい。
目標立てて自分でコントロールしようってね。
でも、前向きな感情に火をつけるんであれば、
やっぱり進んでる感を。
うーん。
これはだから支援なので、
サポートだから。
こうしなさい、あしなさいじゃないから。
あの、
お、なんかすごいな。
あ、今回え、そんなこと考えたの?
でもなんでもいいから。
うーん。
褒めるんじゃなくて、
実況してあげる。
あー、だからその前に進んでいるということを
ちゃんとこう、あ、そうだよっていうのを伝えてあげるってこと?
そうそうそうそう。
証人とかそういうことではなくて?
あの、証人の一個なのかもしれないけど、
進んでるよ、進んでるよっていい風に教えてあげる。
あー。
実況って言葉は非常になんかちょっとこう、
分かりやすいんですね。
うん。
だから、ここが前だっていうのがあったら、
それに向かってるんだ僕っていうのが、
私はこれが近づいてるし、
前に向かって私は進んでるんだなってことを
実感させてあげる。
ぜひあの、実際に下の方々というかね、
社員部下の方に接するときに、
ちょっと実況するような感覚で、
前に進んでる感覚をちょっと入れていただくと。
だから、進捗でこう、
焼けてるよ、すごいじゃないかって決めると、
さっきのね、
君の目標はここだってね、
組織のためにね、
大切な目標はここだって、
いけてるね。
よし、あと頼むぞって言ったらもっと最高だよ。
うーん。
あと4割だね、頑張ってくれよ、頼むぞ。
そうなってくると、
徐々に今度はもうセルフでできちゃいそうですもんね。
うーん。
というわけで、この方ですね、
何度もご質問実はいただいておりました。
嬉しいですね。
非常にうまく活用されてるんじゃないかなと思いますので、
ぜひ、ぜひ、
トライしていただいて、
はい。
実況を楽しんでいただきたいなと。
実況中継で。
はい。
本日もありがとうございました。
よろしくお願いします。ありがとうございました。
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