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2016-07-14 16:30

第64回『アイデンティティがない若者が増えている!?』

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第64回『アイデンティティがない若者が増えている!?』
井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中小企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、 井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
今日は質問ではなく、井上さんのほうが話してみたいことがあるという。
コッドキャストを聴く皆さんがどういう時期なのか、ちょっとあれですけども。
採用がね、新卒の採用が今、盛んにやっていて、
僕もそのために目一杯な状態なんですけど、
去年あたりから、僕もゆとり世代の本を書いたりしましたけど、
なんかね、また若者の世代的な特徴、全員が同じなわけじゃないんだけど、
やっぱりある世代としての特徴ってやっぱりあるので、
去年あたり、あれって思ったんだけど、
去年、つまり今年新卒で入った組と、今、来年に向けて採用活動して出会う学生。
このあたりがね、その前とちょっと変わってきた気がする。
そのよく言われているゆとり世代っていう、
ある種の新しい世代間の人間特性みたいなところとは、
またさらに違うような新しいジェネレーションが来ている感じがする。
マネジメント研究所っぽい話ですね。
そうそう。だからこれは仮説なので、正しいかどうかはわかりません。
ぜひぜひそうです。
そういう観点で聞いていただきたいですが。
感想だと思ってくれたら構わないので。
なんかね、前は、もっと前はね、自分勝手な人多かったのね。
昔ね。
バーブル世代とかそういう話ですか?
バーブル世代よりももうちょっと手前かな。
30から35くらいの人。
意外といい意味の自分勝手、自己中心性があった。
俺、俺って。
そう、俺ってこうだからさみたいなのがあったんだよね。
もっと昔はもっとあったんだけど、
いわゆる段階の世代と言われている今65から上の人たち、
70くらいの人たちって本当にそういう人たちだった。
宮本さん思いますよね。
すっごいエネルギーなんだけど、
俺が、俺が、俺がっていう人が多いんだけど。
はい。
だから若者のエネルギーの無さを嘆くんだけど、
で、この数年間、そのエネルギー、
自分っていうものと向き合ったり、自己を確立するエネルギーが弱かった気がする。
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で、仕事って自分を高める意識と他に貢献するっていう精神で成り立つので、
自分っていうものとの向き合いと他者、他人、
それから他のこととかっていうものに対する向き合うって2つがあって、
で、ここ数年はこの両方が弱かった気がする。
自分もそうだし、他者も?
他者に対するということもちょっとね、フワフワしてた感じ。
だから、少し打たれ弱さが強かったりとか。
それはどういうところ、どういう現象を見てそういう感想をおっしゃってるんですか?
採用のフェーズで何かあるんですか?
僕らはトータルでいう向き合い力というのを見ているんだけど、
アセスメントという手法で見ているときに、
与えられる、想定の中である役割を与えられるという想定のワークを通して見ているんだけど、
その与えられる役割をやるということに対して、
ある種、平たく言えばミッション意識みたいなもの、みたいなのが弱かったんだよね。
何のためにやっているんだろう、この人、ということが多かった。
なおかつ、何が痛いのかよく分からない。
自分として何が痛いのかよく分からない。
この両者がすごく見えていて。
会社に入った中でも、
なんか、頭はいいんだけど、なんか、あいつ大丈夫か?みたいなね。
急に、自分がないというか、
それ、誰の意見?というようなことを言い出しちゃったりとか、
そういうことが多かった。
逆に、やらない言い訳が上手かったりしちゃったり。
変に頭がいいという。
そうなんだけど、自己確率の度合いの弱さはまだ感じるのね。
かつての、俺が俺がの人たちに比べて弱い感じするんだけど、
他者へのために、という気持ちは、なんか、ここんとこ強まってきているんですね。
名前が分からないですが、ニューヨトリ世代の川の人たちですか?
そうそう。
ニューヨトリですね。
サトリ世代とか言っている。
何かありました?
そうですね。サトリ世代のこともありましたね。
なんかね、何かのためにやらなきゃいけないっていうことはね、
ちょっと数年前よりも強くちゃんと意識している気がする。
仕事とかも、仕事ってやっぱり他人のためにとか社会のためにとか、
っていう意識は前よりある気がする。
確かに言われてみれば。
私もいろいろ、いまだに学生の子たちとか、
本当に学生団体を束ねていたり、いろいろしているような子たちと、
ちょこちょこ交流があったりするんで、
そこの後輩の子たちが年々会ってきたりするじゃないですか。
それで言うと、感覚的にですけど、今言われたから思ったところだと、
なんかこう、なんて言うんですかね、
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しゃべってて、いろいろ相談を欲しいとか言われて乗るわけですよね。
就職活動動向とかも含めて。
そうすると、彼らとしゃべっている気がしないんですよね。
本人とね。
本人が会話をしているというよりも、
ここに実態がないかのような、
ふわっとした世の中の意見としゃべっているかのような。
そうそう、なんか評論家と話しているみたいな。
そうそう、君はどこにいるのかみたいな感じはね、
あるんで。
言われてみれば、その感覚があるなという気がしますね。
だから、やっぱり完璧にスマホになり、
スマホになってから10年なんだけど、
スマホが出て10年経ってるわけですけども、
8年くらいなんだけど、
今の人たちは、もう中学生くらいかな。
いや、そうじゃないですか。早かったら小学生ですよね。
だから別に、SNSとかこういうやりとりを
もうスマホでやっている時代だから、
より常に誰かとの関わりの中で、
バーチャルだけど、誰かとの関係の中でいるので、
なんかやっぱり人との関わりのとか、
人のためにとか、
そういう考え方は強いような気がする。
強いっていうか、しっかりと持ち始めてるんじゃないかと。
ただ、その分逆に自分一人の世界、時間で
自分と向き合うって時間が弱い。足りないんだと。
常にこれだから、スマホを見てる。
でもね、本当にその感じはありますよ。
いわゆるFacebookだったり、今だとスナチャとかいろいろあるんですかね。
いろんなところで関係性が出来上がってるんで、
自分の確認を一つの繋がりで確かめられるのが
365日、24時間体制であるんですよ。
なんでね、いいか悪いかではなくて、事実として
人からの見られてるとか、人からの関係性への
いい意味での危機感とか、その辺に対する怯えとかも含めて
すんごい意識してますよね。
それと、やっぱりたくさんいろんな意見があるし、
で、なんとなく昔に比べてね、
例えばFacebookだって、前みたいに
今日何食べました?みたいな日記っぽいのじゃなくて、
こんなニュースがあるよとかって、シェアが増えてるじゃん。
で、こんなことが語られてるとかっていうのは、
興味関心がある世界がどんどん飛び込んでくるので、
だから、例えば大震災があったとか、この間の震災もそうだし、
いろんなことの中で、
社会のためにならなきゃいけないのかっていうことも
もっと入ってきてるんですね。
確かに確かに。
芸能人で何でもいいですけど、
有名な方々が何かを活動として
ドネーションとかやったりするのを
ダイレクトに入ってきて見ちゃう。
それを簡単に一緒に参加するような仕組みとかもできちゃってるんで、
そういう感覚ってすごい持っちゃってますよね。
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だから、外から入った情報で成り立ってる人に。
そうですね。
っていう、お前は何なのかっていうところが、
確かに良い悪いじゃなくて、
弱い感じはすごいしますよね。
だから多分、さっき言った、
そうなってきたのかなと思った人が
今年の新入社員で入ってきているところを見ているので、
彼ら彼女たちが何をしていくかっていう特徴を
多分もっと職場の中で見せてくれると思うんだけど、
前みたいに、
例えば新型うつとかあったじゃない。
本当のうつかどうかわからないとかね。
休んだと思ったらディズニーランド行っちゃったとかね。
ああいう感覚で、
しかるとすごい見えるとかっていう弱さは
少し無くなってきている。
ただ、自分は確立していない部分があるので、
もうちょっと自分っていうものを
作ってあげなきゃいけないかもしれない。
確かにそうかもしれないですね。
もう一個の特徴を感じるのは、
シェアがすごいんですよ。
我々って言っても、
私も井上さんと全然違いますけど、
物とか情報も含めて、
自分の物はちょっと自分で取っておきたいとかっていう
感覚ってすごい強いのを、
みんな繋がってるから、
一つ、学校の試験をクリアするにも
全員で何かチームというよりも
自分たちの持っている情報シェアが当たり前なんで、
リソースっていうものが
共有しつつのがシェア当たり前みたいな。
あれによってね、
自分と他人の垣根が感覚的にすごい無いんですよね。
だからね。
すごいなと思うんですけど。
だから、いい悪いではなくて、
世代としての特徴を、
より多くの人が共通で持ってることが増えてるかも。
増えてる気がしますね。
だから、やっぱりこう、
例えばいざ就職っていうと、
いろんなSNS上とかいろんなものの中で、
共通の情報にみんな触れてるから、
だからそういう意味では、
さっき言った他者とか社会性みたいなことに対する
意識が高まりつつあるというところと、
逆に事故が確立してないなと思うのは、
みんな同じことを言う人の感じが増えた。
ちなみにこれ分かんないんですが、
っていう中で結構、
学生本当に付き合うタイミングが多いんで、
それで言うと、
そうやって社会的ないろんなSNS上とかでは、
体制を整えてやらなきゃいけないのが
いっぱいありすぎるあまり、
意外と表に出してない、
結構芯みたいな事故って、
意外と出す場がないんだけど、
持ってる人多いなっていう気はしますけどね。
それを出し方が分かんないし、
どう出していいか、
出していけないものみたいな感じを
持ってる感じは感じますけど。
だから多分企業の中でも仕事していく上で、
ちょっと前の世代だと、
もうちょっと人のために頑張るとか、
会社に言われた、
ミッションは果たそうよとかっていうことに、
少し教育指導の視点があったかもしれない。
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今はそれは、
逆に言うと与えることで、
どんどんどんどん、
本人が嫌がるかどうかは別にしてね、
あると思うんだよね。
だから怒ってしまうのは、
言ってください、やらなきゃいけないこと言われたらやります、
っていう感覚が強い。
だから言われないことはやらないんだけど、
言われたことはやろうとしてる、
っていうのは強い。
役務遂行能力的な感じは強いってことですよね。
そうですよね。
なんだけど、言われないとやらないっていうこともあるので、
言われたことをやろう、
意識はあるけどやってみたら、
なんだつまんないっていうふうに思うと、
コロッてめげちゃう。
これは多分悪い意味ではなくて、
事故の確率が弱いと、
嫌いだという自分が不確定になって、
ふわふわふわってしちゃうのかな。
だから受入れ側とか指導側に立つ人が、
意識してほしいのは、
役割っていうことはちゃんとやる、
という前提で、
ちゃんと役割を与えてほしいのと。
ただ自分がちょっと確率してないから、
自分って何者なんだろうみたいなことは、
やっぱり考えてあげる。
考える場を一緒に作ってあげるとか。
実際にマネジメント研究所というところで、
チームとか組織で会社をやっていく中で、
そういう仮説でしかないですが、
そういった自分がちょっと弱くて、
他者というところに対して意識が強いような方と、
今後仕事をしていく上で、
バランスとしては今おっしゃった通りに、
自分をちょっと強めるような部分は、
機械として提供してあげたり、
なんかしたほうがいいじゃないですか。
何をどうする?
だからその仮説からのっとると、
役割はこうだよと与えた、
役割を認識させた、やらせた。
で、どう思った?って聞いて。
出ましたね。たまに出るどう思った。
井上さんのキーフレーズですよね。
どう思う?って。この仕事どう思う?
どう感じた?
それやってみたら何か気づいたことがあるか。
要するに、その人が感じたものとか、
感情が動いたものを引き出してあげないと。
ああ、そうか。
俺はこの後やったらめげたんだとか、
つまらないと思ったとか、
腹立ったとか、
嬉しかったとか、
っていうのを出させてあげないと。
出さないと、アウトプットさせないと、
確立していけない。
仮説上、役割の遂行力、
コミットは多分強いんで、
やるだろうから、
やった上で、
そこに対してどう思った?っていうところを
いっぱい拾ってあげる。
感じたかとか、
もっとやりたいことないかとか、
こういうことどう思うかとか、
いうことを、
要するに本人が感じた感ことを、
外に表現するっていうことを通じて、
本人が確立していくっていうプロセスを、
周りはしてあげないといけない。
なるほど。
本人はまた別の必要があるかもしれない。
うん。
それ面白いですね。
あくまでそういうふうに、
最近井上さんが捉えていると、
私もそういうふうに共感する部分はあるんですけども、
そういう仮説1個あるっていう前提で、
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世の中を見ていただいて、
実際どうなのかっていうのを捉えて。
ちょっとね、
今年入った真実ソースとか、
皆さんぜひよく見てくださいって感じですね。
けどその中で、
実際にちゃんと遂行するような方々で、
特に自分の意識が弱いとか、
自分が弱いっていうのがあるんであれば、
さっきのどう思ったっていうのを、
マネジメント上聞いていくっていうのは、
非常に有効そうですよね。
どう思った。
自分がどうだと思うの?
っていう感じ。
ぜひこの言葉、フレーズは、
ふんだんに使っていただいて、
育成の場でも使えると思いますので、
やっていただきたいですね。
ぜひぜひ。
あくまで一つの仮説ではありますが、
非常に面白いお話をお聞かせいただきました。
本日もありがとうございました。
いかがでしたか。
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ありがとうございました。
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