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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も行きたいと思いますが、最近いかがでしょうか。
ようやく出ていくようなことも増えて、
街の様子も見ますが、やっぱり電車とかは
ソーシャルディスタンスとかあんまり関係ないよなって感じも、どうしてもあるなと。
だから、やっぱり真剣にwithコロナでこれと戦っていくんだよって言うんだったら、
あとはいねずいぶん空いてるので、まゆとは違いますけど、
企業も働く側もしっかりと対策っていうか、
違う考え方も導入してやらないとまずいかもねっていう気がするね。
まあ、そんな答えのない中なんですけれども。
難しいです。
そんな中でご質問来ていますので、早速ご紹介していきたいと思うんですが、
いきましょう。
質問者の属性なしで質問だけいただいています。
文化として日本を欠かせなければいけない会社流が存在しますが、
マネジメントする側の私自身が正直日報なんて書かなくていいと思っています。
仕事を進める上で特に日報がないと困ることもないのですが、
立場としてやらせなければならず、逆に組織として機能していないように思っています。
そもそも日報って必要でしょうか。
なんともレベルの低い質問で恐縮ですが、ご教示ください。
ということですね。
全然レベルの低い質問だと思わなかったんですけど。
問題意識というか、今の日報の在り方に対して、
効果的というか、もしかすると目的観がわからないというところにもあるのかもしれないですね。
こういう質問は、日報に関しては意外と時たま来るんですよね。
そうなんですね。
実際自分だって営業の時、日報毎日書かないと交通費生産してくれなかったので。
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マジですか。そういうもんだんですね。
日報の下についちゃうんだもん。
なのでそれ書かないとダメで。
あんなクリエイティブな組織でもそういうところもあるんですね。
営業はね、やっぱりそうだよね。
上のほうに行動が書かれていて、
どんなトピックスがありましたかみたいな。
よく他社の営業さんなんかと営業先で一緒になると、
ちょっと井上さん、お茶飲みに行きましょうとかって言って。
彼らも、なんか日報のネタないすかって言って探してて。
お互いにこんな話あったよとか。
それを持ち帰ってこんな話を聞きましたっていうふうにやっててね。
なるほど。
当時ある会社の営業の人がね、
なんで俺にばっかり聞くのって僕は聞いたら、
一応シェアとしてナンバーワンだったので当時。
一番ネタが多いと思うので聞いてます。
なるほど。
この話で日報書いていいですかとかって言ってたけどね。
それはポジティブなコミュニケーションのきっかけになってて、いい話な。
何が言いたいかっていうと、
そのときの日報って、
こんなの書いててもどうなんだろうって思ってたんだけど、
案外ね、営業の本部の人たちが、
営業企画というところの人が、
マジに上がってくるような日報、
当時はファックスですらまだそんなに、
全部あるような時代じゃないので。
はいはいはい。
だからこう、
なんだろうね、
昔のテレックスってなんだっけ。
わかんないけど、
あんなもんで来たりとか、
逆に言うと社内メールで送られてきて、
何日遅れで見てるとか。
そんな世界だったんだけど。
でもね、一つだけあったのは、
いいね、この日報ってなると、
全国の営業マンに全部コピーして回ってくるのよ。
その文面のところがね。
例えば東京のだれだれさんが書いた日報です。
いくつか全国のだれだれさんがフィーチャーされてるような形で。
例えば営業部長のコメントがあったりとか、
営業企画の人のコメントがあったり、
所長のコメントがあったりとかね。
営業所長のコメントがあったりとか。
要するにこう、
書いたことが無駄に扱われてないっていう感覚はあった。
だからそれに乗ると嬉しかったし。
で、せっかくならば、
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せっかく書くならそういうほうがいいなっていう感覚があった。
これは何が示してるかっていうと、
私の経験の場合は、日報の重要性は情報であるだったんだよね。
情報を末端の営業マンが持ってくることで、
マーケットの情報として会社内にフィードバックすることは大事だと。
そういうことも、ちゃんと機能して、
誰かがちゃんとそれを回してくれていたので意味があったと。
今この問い合わせの方のところでは、
そういうことがないんじゃないかなと思うんで。
つまり書いたら限りっぱなし。
誰が読んでるんだろうって。
こんな話があって、
実話なのか例え話なのかわかんないんだけど、
営業の成績が落ちましたと。
調べたら営業マンが外に出る時間があまりにも少なくて、
よくないから社内事務業務の効率化を図りましょうと。
ということで解決策に向かった。
そのときに調べたら、
さっき言ったように日報とかでとらわれている時間が多いと。
生産とか。
そういうのが多いので、それを効率化しましょうというので、
極めてシンプルにコンパクトにしたらしいのね。
社内の時間は減るということは達成できた。
でもそれは本来営業の売上をちゃんと上げようという方向には向かなかった。
何が起こってたかというと、
さっき僕が言ったようなことが起こっていて、
営業が自分が外に出て味わっていることを共有してもらったりとか、
どこかがちゃんと受け取ってくれたり、
情報としてちゃんと反映してくれたりとか。
あとは的確にそれに対して上司からのコメントが降りてくるとか、
だったらこうしようとか、
っていうレスポンスがないから、
モチベーションが逆に下がったんだって。
やらされっぱなし、やらされ損ですよね。
そう。なので、さっき言った日本の時間がそんなにあったらだめだよねって減らした結果が、
実は日本が持っててた自分のことに対して発したものにレスポンスがあったっていうことを
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阻害しちゃったんだよね。
だから逆に売上が戻ったわけじゃなくて、落ちっぱなしだったっていう話があって。
要は日本の位置づけっていうのは文化とか何とかっていうよりも、
一人一人が外に出ている人たちが得た情報を会社に戻す。
フィードバックする。
そしたら必ずそれに対して反応があり、
場合によってはアドバイスがあり。
本当にレスポンスがないと意味がなくなるよねと。
営業マンのある意味行動管理のために日本をつけさせる。
やったかやらないかとか。
実際にちゃんとやったかとかどこ行ったかとか。
行動管理的な側面のみで日本を扱うと今みたいなことに起こりかねない。
やってる意味をみんなが感じなくなる。
日本の意味っていうのは日本に限られた質問なんだけど、
要は他のツールでももちろんいいんだけど、
日本をせっかくやるんであれば何かの意味があってやらなきゃいけないんだとしたら、
そこには情報を行き来するためのツールとして使う。
っていう目的を一個添えないと、たぶんその機能しないだろうな。
その機能っていうのは結果的に何を目的とするという話なんですか?
コミュニケーション?
一つは営業マン一人一人が自分のやってることをちゃんと受け取って反応してくれてるよっていう存在感。
自分っていうものの存在感がそこで得られるわけじゃない?
もう一個は実際にその内容に御従ってものが動いたり、
さっき言ったアドバイスをもらったりとか、
その情報が活かされるっていうことによって、
通常埋もれてしまうようなアイディアがちゃんと表に出るとか。
そういう現実的な打ち手が増えるとか、そういうことにつながるんじゃないかな。
会社からすればいい日本を描くやつって、優秀な可能性が高いのよね。
内容のいい人って。
それが描かなきゃいけないのに描かないやつじゃないですか。
よくあるけどさ。
でも特にそれってベテランになってくると起こり得るので、
高い位置はやっぱり描くよね。
そういう意味で言うと質問戻りますけども、
会社としては機能しないように、この方としてはマネジメントする側としては思っていると。
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ただ今井上先生がおっしゃったように、
日本というものの機能、円滑になるコミュニケーションに機能性があるようにするといいけども、
っていうのができてないとすると、この質問の中、
その辺をぐちゃぐちゃっと混ぜていくと、どんなアプローチをアドバイスできるんですか。
自分の中だけでもいいから、日本へのレスポンスをちゃんとしてあげてください。
あーなるほど、ますね。
面白いなと思ったら、関係してるセクションにも回してあげてください。
あーなるほど、情報すり上げるだけにとどめずに発信物というか、
外とのつながりみたいなところにも、職場機能で使うみたいなところですかね。
そうそうそうそう。だから純粋に情報としてちゃんと扱うっていうの。
今の時代は一方というアナログ的なものだけではないとはもちろん思うので、
意味のないなと思いながらやらなきゃいけない一方であれば、
そういう機能を自分の部門だけでも作っていけば、
各側が少しは疲れないよねっていう。
なるほどですね。
そういう意味で、あえてまとめて整理すると、ちゃんとフィードバックをしようということと、
良いものに関しては社内的に扱って広めたりするみたいなことで使おうと。
非常になるほどって感じの回答ですね。
でもね、意外と大事よ。
会議の中で、実はこの間こういう日報が1個あったんだけど、みんなはどう見てるの、それ。
それを拾ってもらうだけでね、モチベーション上がったりしますよね。
全然違うと思うよ。
ちゃんと読んでるならこのおじいさんはみたいなね。
アリフォンスだよね。
ローソンの社長だった。サントリー行った。
トリーさん?
ああ、はいはい。
年だ。
失礼いたしました。聞いてる方は申し訳ございません。
あの方も、赤ペンで上がってきたやつにバーって書いて戻す人だったんだからね。
日報じゃないけどね。
だからそういうやっぱり、ちゃんと見てるし反応してくれた。
言葉が返ってきたっていうのは大事なことだと思う。
なるほど。
というわけで、日報という切り口でしたがね。
一つのコミュニケーション論にも聞こえましたので、ぜひ挑戦していただきたいなと思います。
というわけで、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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