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2018-10-04 17:30

第180回「質問:育ち盛りの「優秀な生意気くん」を活かす方法とは?」

第180回「質問:育ち盛りの「優秀な生意気くん」を活かす方法とは?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、
井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日は質問が来ております。
今日はというか、いつも来ているんですが、なかなか面白い質問ですよ。
完全に私の感想ですけど、今は。
あるあるです。
ケイトの方から来ております。
育ち盛りの生意気くんについての相談です。
非常に優秀で、今後組織の要になると期待している一方、
優秀が故に既存の組織構成員を案に否定したり、
攻撃的な発言や行動が目につきます。
とはいえ主体性をもってさらに活躍してほしいと思う一方で、
放任しすぎると人格育成にもつながらず、
本人にとっても良くないと思っているのですが、
一体どうすれば良いのでしょうか。
ああ、優秀な部下、スタッフ、来ると。
あるあるですよね。
大きな前提と言ったらいいのかな。
生意気くんは大事ですよっていうのはあるのね。
組織に応じて。
そうね、組織としてもそうだし、
今この経営者の方が重要な戦力だと思っている。
その感覚ってそんなに間違っていなくて、
社長が自分の会社をこうしていきたいと思ったら、
この武器揃えそうって思うことは、
欲しい武器であることは事実だから。
だからその武器としての協力度合い、力の加減、
このアイテムが欲しかったみたいなのはやっぱり大事なことなので、
良いことだと思います。
それが大前提。
ただやっぱり優秀な人間の、
まだ若い人って心の部分では未成熟なので、
キャパシティとかね、
人に対するキャパシティとかっていうこととか、
遊びの部分も含めてだよね。
とにかくゆとりがないというのは、
ゆとり世代のゆとりじゃなくて、
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幅がないっていうことはしょうがないので、
優秀な人っていうのは多分その優秀な部分を、
ある意味追求して、
どこかで研いできた、磨いてきた、
自分なりの武器でもあると思うように。
まだまだその、
自分の武器を邪魔されるような既存の、
バカなんじゃないかあの人っていう先輩の存在ってのは、
許せなかったりするだろうなと思います。
でも、だから、
そう思うことは、
良いことではないんだが、
一理あるよねってことは事実だと思います。
自分なりの能力なりのアクティブもあるし、
そこから見えて、
一段違うスキルとしてかな、
能力として違う階層からものが見えているので、
なんでそんなことも気づかないんだろう、
っていうようなこととか、
っていうことを気づいてしまったら、
どこかで、
軽蔑的な感情って沸き上がるのは事実だろうなと。
で、実はねこれね、
プルティックという人がやっぱり感情分析した軸があるんだけど、
プルティック?
プルティックの感情の、
何だったっけ、なんかあるんだけど、
その人の分析の中に、
軽蔑って、
怒りと嫌悪が混ざったもので生まれるって言ってるんだよね。
軽蔑は、
怒りと嫌悪が混ざったもので生まれるって書いてあるんだよね。
でも確かにそうだなと、
思うことがある。
だからもし、
バカにしてたりしてる、
若干軽蔑だろうと思うんだけど、
そういうのって、
とするとその裏には、
怒りと、
嫌悪があるじゃんね。
これ怒り、
嫌悪ってどんな?
嫌悪っていうのは、
いわゆるこう、
なんていうのかな、
生理的に受け付けない的な、
嫌な感じっていう感じだよね。
怒りはそうか。
怒りですもんね。
この野郎って感じ。
だから、
嫌悪ってのはやっぱりこう、
嫌なものを避けるというために必要な感情だから、
怒りっていうのはどっちかっていうと、
ぶつかっていくために必要ですので、
それが混ざると軽蔑になるっていう、
なんか面白いなと思って見てたんだけど、
だから、
逆を言えば、
そういうふうに優秀な人が、
ちょっと自分から見たら能力を取るなという、
先輩か既存の社員の人に対して思う、
ある種の軽蔑的な視点。
その裏には怒りだとか、
嫌悪があるわけで、
やっぱり、
どっかで、
嫌悪っていうのはわかるじゃない?
動物的に仕方がない。
なんだよ、
何やってんだよみたいな感じで、
まったくやだな、
っていうような感じがあるんだろう。
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もう一個は、
馬鹿じゃないのかな、
どうすんだよこれで、
っていう怒りも混ざってる。
なので、
何が言いたいかっていうと、
この背景に、
実は怒りがあるんだよっていうことだね、
きっと。
この優秀な、
生意気くん。
生意気くんたちの行動の中の裏に、
馬鹿にしてるということだけで捉えちゃいけなくて、
その裏に、
何がしかの怒りがありそうだぞと、
いうふうに考えてほしいなと。
なるほどですね。
それを捉えられると、
どういうアプローチができるのか。
なので、
何怒ってんのって聞けばいい。
あなたの中で。
怒ってるじゃない?
何怒ってるの?
何怒ってるの?
っていうせいに、
ダイレクトですね。
ダイレクトにね。
怒りの部分に触れてみるのも一つの手だと思う。
何が腹立つの?
何が怒ってんの?
あんなこと、
あんなんだったら、
やってられませんよっていうのも怒りだろうからさ。
いや、
そのシーンあるあるですよね。
あれでしょ?
何が怒ってんの?って。
すごく普通に聞いてみてもいいと思う。
何に怒ってるの?
そういう人もそうですね。
何に怒ってるの?
いや、だってこうじゃないですか。
ってところに、
非常に優秀な人だから、
リーズナブルなものがあったら、
例えば、
会社のためにならないとか、
あったら、
そりゃそうだよなって、
あえてその生意気さを認めてあげる。
っていうのが一つ。
でもその時に認めた上で、
でもさ、
例えば、
会社の組織上って、
いろんな人も必要なんだよって、
僕は思うんだっていう、
上司のっていうか、
経営者の立場の人が、
自分の組織論を語るっていうのは大事だよね。
そこで?
受け取った上で?
そう。
で、僕はこの会社は、
ああいう人がいることも会社だと思ってるよという、
自分の価値観をちゃんと伝える。
その君の考え方が間違ってるっていうモードを、
生意気くんに、
担当直入に言っても、
なかなか難しい。
生意気盛りだから。
で、生意気盛りの棘が取れていくのは、
やっぱり経験で、
それだと失敗するっていう経験をしていかないと、
なかなかうまくいかないのよね。
そうすると怒りを受け取って、
受け取った上で、
その怒りの理由が、
リーズなのかどうかは見ててあげてほしい。
非常にエゴイスティックな怒りだったら、
怒ればいい。
そこは怒る?
怒った方がいい。
生意気だもん。
純粋に?
純粋に。
いや、あれ絶対違うよ、それって。
ぶつかっちゃった方がいい。
違うと思う、それ。
お前が間違ってると。
それは違うよ。
そんなこと言ったら、
誰もまとまりなくなるじゃない?
言っちゃえばいいんだよ。
リーズアムじゃないと思ったら。
君のそれは感覚にしか過ぎない。
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いうことであればいい。
ただ、優秀な人間のいたたちが、
優秀が故に、
その時には、ある意味綺麗な根拠を
ちゃんと言ってくれる可能性があるので。
それはそうだなと。
確かに言ってる部分は分かるよと。
だったら、そこは分かる分かる。
それ以外のことも確かだねと。
っていうのは認めてあげればいいのよ。
そこから今度は離れて、
相手から離れて、
生意気君から離れて、
でも僕はねって。
既存の社員がいて、
新しい人がいなかった時代もあるわけで、
でも彼に、彼女に、
僕はこういうことで助けられてきたんだよと。
大切なんだよ、僕の中では。
ということも言う。
つまり、自分の中にある価値観を述べる。
っていうのは大事なことなんじゃないか。
相手がそれに対してどう感じるかは
どうでもよくて。
なるほど、なるほど。
つまり、君の考え方を修正しなさい
っていう方向に行くんじゃなくて、
君の考え方が間違ってるとは思わないけど、
感情的な発言、言動は別よ。
君が考えてることは間違ってるとは思わないけど、
僕はこう思う。
私はこうしたいっていうことを宣言する。
ことが大事だと思う。
価値観を述べても、
その価値観は受け取れないっすみたいになっちゃっても
なっちゃいそうじゃないですか。
なる場面もあるかもしれないね。
でもそこは僕は思い切ってぶつかるべきだと思う。
ぶつかってそこから対話をしていくんですか。
対話というか、
私の大切なものはそれなんだよね。
君がいくら違うと言っても。
僕はこれ大切なんだよ。
じゃあ分かりました。
そういう会社にはいられません。
っていう価値観だったら、
なぜ?ってどんどんどんどん掘り下げて、
そこまで言うんだったら。
そこまで言うんだったら、
君はじゃあどういう組織がいいと思うのって。
能力高いんだから、ちゃんと話せるわけだから。
君はじゃあどういう組織であるべきだと思うのって、
どんどん突っ込めばいいの。
その時は。
今度だから自分の世界から君の世界に入れるじゃん。
そうすると。
確かにね。
そうするとそれに対して、
でもこれはどうなの?
こういう場合はこうだってあるんじゃないの?
世の中ってこうなんじゃないの?って言って、
ちゃんと混ぜられるでしょ。
なるほど。
なるほど。
自分の価値観をちゃんとぶつけることがきっかけで、
その人の世界にグワッと入っていって、
逆に多分共通が見えるんでしょうね。
つまり、相手を何とかしようと思うと間違っちゃうんだよね。
その前に自分を示すっていうことをしてほしい。
なんか需要をぶつける、需要をぶつけるのを繰り返すんですね。
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なんか単純にそうなんですかっていうに、
僕は違うと思うけど、
社長がそうおっしゃるならしょうがないですねぐらいだったら、
一回ほっとけばいいのよ。
無理に突っ込むんですよね。
常にそういうことを言っていると、
でもうちの社長はああ言ってるからなっていうのは、
どっかでは能力の高い人間は入っていくって。
なおかつ、どっかでちょっと失敗、自分のやり方で、
周りから見てね、あの態度は良くないよみたいなことがあるんだとして、
どこかで何かにぶつかるので、
失敗したりとか嫌な目にあったりするので、
だんだんそこが磨かれて、
棘が棘じゃなくなってくる方向に行くと思うんですね。
だからそういう時間はかけなきゃいけない。
つまり何が言いたいかというと、
相手を変えようとするアプローチを、
どうしたらいけるかばっかりに焦点を合わすと、
特にこういうスペックが高い、だけど生意気っていう、
戦力としては欲しい。
でももうちょっと言い方があるだろうみたいな。
そこさえなんとかなれば最高と思うんだけど、
全人格が整うのはもう10年かかると思って。
やった方がいいと思う。
はあ。
なるほどですね。
そうするとですよ、
アプローチとしては、
まずはそのイカってるみたいな、
軽蔑を出たような行動とか発言とかが出たときに、
何イカってんの?何怒ってんの?っていうのを、
何に対して腹立つの?って聞いて。
何に対して腹立つの?イラ立つの?でもいいから、
そこを聞いちゃえばいいんだよね。
それを言ったん?
別に何でもいいんだけどさ、
でも生意気君なんだから何か言ってるわけじゃない。
あんなのありえませんよとか。
聞いたら何で?って聞くんじゃなくて、
何怒ってんの?何にイライラしてんの?って聞いた方がいいんだよね。
そこ自分で理論整然と説明できそうですし。
そうすると、
ダメな理由、正当な理由ではなくて、
ダメな正当な理由、それは分かるんだけどさ、
別にイライラしなくたっていいじゃん、それでって。
なんでイライラ出すの?って聞いてあげればいい。
相手の内面のどっかに触れるから。
そこがヒント。
そこから相手にガーって入っていくんですか?って言うとそうではなくて、
それが分かったら自分を示してあげる。
そういうことに関して僕はこう思うんだよね。
私はこういう組織運営をしたいんだよね。
こういう会社にしたいんだよね。
そういう人もいてもいいと思うんだよ。
みたいなことをちゃんと言ってあげる。
その時にリーダーがそっちに引っ張られる可能性もありますよね。
確かにこいつが言ってる方が正しいが、
今それ言われても困るしな、みたいな。
同意で、同じ賛成で、
いや、いつか、変な話だけど、
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いつかちょっとご大責願を持ってたんだよね、
と思ってるんだったら、それはそうだけど、
でも今後に生意気くんを育てるためにも、
いや、でも僕はそういう人間がいてもいいと思うし、
そういう彼女は実は過去においてこういうことを非常に役立った。
そういう場面においては重要なんだよ。
そういう人も大事なんだよ、世の中。
僕はそう思う。
器や器。
僕はそう思う。
そうであるべきだではなくて、僕はそう思ってる。
ということをちゃんと言う。
で、それにちょっと何か反応があったら、
突っ込んでいけそうな反応だったら、
えっ、なんで君はそれは違うと思うの?
って言って突っ込んでいけばいいし、
それで、ああ、って終わっちゃったらそれでいいか。
そんなこと言っても、みたいになったらどう思う?
ああ、そうなったらチャンスだよね。
そんなこと言ってもって食ってかかってくんだったら、
もう正々堂々とリングに上がろうぜって。
殴り合いする。
それはいいですね。
だからまずは自分を示す。
でもきっかけは、何イラついてんの?何怒ってんの?
なるほど。
これ優秀な生意気くんを持っている方々、全員アプローチ分かりましたね。
逆にちょっとね、向き合ったらやられちゃったりしたら面白いですけどね。
ある質問欲しいですね。
そういう言い方ないんだよって言っちゃうことではなくて、
何怒ってんの?何イラついてんだよ?って聞いてあげたほうが、
ひも解きやすいかな。
いいですね。ちょっと今日のお話聞いて、
育ち盛りの生意気くんを持っているね、
上司の方々、社長、経営者の方々、アプローチしていただいて、
事故ったら質問お待ちしておりますので、
ぜひね、ケーススタリードしてください。
はい。
本日もありがとうございました。
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