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2020-02-21 21:21

第252回「質問:チームが機能するとはどういうこと?」

第252回「質問:チームが機能するとはどういうこと?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
すっごいシンプルな質問が来てるんですけど。
前にもね、一回、マネジメントが…
マネジメントが…なんだっけ、聞いてる…
なんか、マネジメントが機能してる組織とは、みたいな、そんな感じの、なんかありましたね。
なんでしたっけ、はいはい、ありました、でも。
まあ、本当にそれ、てかその人なんじゃないかぐらいシンプルですが。
いいですよね。そういうことって大事ですよ、そういう考え方をする。
テーマみたいなものね。
そうそう、やっぱり概念から下ろしていくっていうのはね、いいんです。
特に現実には目の前にいろんな物事、出来事、問題が山積みになるので、どうしても視線は低くなってしまう。
一回バーンと高いところから全体を見るっていうのが大事なんで、
そういう抽象度の高い質問っていうのは時には必要だと思いますね。
課題設定が上手い方なんですかね。
ということで、いきます。
チームが機能するとはどういうことですか。
はい。
これもね、チームっていうことをどう捉えるかっていうこと、定義も含めてだろうなっていうのは大事なんでしょうねってことはありますけどね。
どこからいくかって話もあるんですけど、一般的にどうなんですかね。
組織マネジメント、組織、チーム、消防集団、この辺って今って皆さんって組織ってこととチームの言葉をあえて使い分けてたりとか、この辺って皆さん感覚どんな感じなんですかね、今は。
どうなんでしょうかね、僕が思うには組織って使うより、組織というとどちらかというと見えている、その組織が持っている力とか、果たす、何だろう、果たせる機能、能力みたいなような面が少しイメージつくんじゃないかなと。
チームっていう言葉を使うときって、もうちょっと内面メンタルな部分の共有感があるよっていうようなときに、チームだよな、俺たちって。
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ワンチームがあったけど。
ワンチームがありましたね。
あれもそうなんだけど、要するにチームという言葉を厳密にはチームも組織も定義を紐解けばそんなに変わらないと思うんだけど、よく言う目的感があるとか、コミュニケーションが成立していて、お互いにチームに対して目的のために貢献するという姿勢があるよとか、そういう3つぐらいの要素がありますと言われているから、それは組織であろうがチームであろうが一緒だと思うんですけどね。
集団じゃないよと単なる。
でもチームと言われた方が、なんとなくメンバー間における精神、スピリットって言っているのかな、精神的な共有感がより強いな気がするかな。
目的感とかも含めて。
あそこをとにかく勝つぞとか、団結するとかっていう時にはチームという言葉が先行しがちなんじゃないかな、組織という言葉よりね。
だからより組織というのは、例えば組織だって動くということで言うと、組織として持っているインフラだとかシステムみたいなのがあるので、より機能的ですよとか、効率がいいですよとかだと思うんだけど、
チームが成り立っているってなると、なんとなく若干結束力的なものに近いものを表現しようとしているんじゃないかな。
なんかその制度とか秩序とかルールとかでインフラとかで動いているものと、絆とか信頼とか。
そういうもので結びついてますよっていう、結びつきを表現する時にチームっていう言葉が使いやすいんじゃないか。
だから例えば大きな会社で、例えばある工場を捉えましょうと。工場全体をチームってあんまり言わないよねと。
言わないですね。
だけど各部門ごとで言うとチームっていうことは言いやすいよね。
そうですね。
部門ごとの方が共有している精神的な共有感っていうのが強くない。結束力感みたいなのが強くなるからになるんじゃないかな。
ただ工場全体とかになるとやっぱりそこのインフラ、システム、それとこの全体として出せる生産性みたいなものがテーマとして見えてくるので、チームっていう言葉であんまり表現しなくなるんじゃないかな。
組織みたいな。
なんかそんな感じで組織とチームの違いはあるよねという話がある上において、今回のテーマはチームが機能する。
だからチームが機能するっていうのは、じゃあ例えばあえて今日の前提として組織はより大きな母体でシステムとかそういうものが必要な母体っていう感じで、チームというのがもうちょっと小集団的でマインド面とかの共有感とかが大事だよっていうようなものだとした場合、
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チームが機能しているかっていうと、このチームが全体の組織のために機能していなければダメだと思う。
なるほど。
勝手にあるチームが、Aチームが勝手に自分たちだけが結束力を高めて違う方向に走っても困る。
つまりチームが所属しているさらに大きな組織のために機能しているかということは問われるとまずね。
だからそれをやるっていうのは要するに自分たちの役割、使命、ミッションみたいなのがちゃんと果たせているチームを作るということなんです。
まずはそこを抜かすわけにはいかないだろう。
果たせてないのはダメだけど、果たせてますとなったら、より高いレベルで果たせているかどうかが、今多分チームが機能するとはどういうことかの二大テーマのもう片方だと思う。
なるほど。
一つはより大きな、全体に対してどれだけ貢献できるチームを作っているかということと、より高いレベルの貢献度が作り上げられているか。
チームが機能するということで言うとこの二大テーマかな。
その組織という大きな枠組みの中においてどれだけ貢献できるかってこと。
その貢献度のレベルがどれだけ高いか。
例えば変な話、売上で分かりやすいから言うと、100万を絶対やらなきゃいけないチームが100万以下では機能していないと言えるよねと。
100万では一応機能したねと言われるけど、200万やったらすごく機能してるねっていうことになるので。
今回で言うとその100万以下のことを言うよりも100万から200万になるようなチームを対象にチームが機能してるってどういうことっていうふうに考えた方がいいのかと思って今いるのね。
なるほどですね。
だからより高いレベルの貢献ができる。
そう。生産性が高く周囲への影響も良いチームっていうのが機能してるチームということになるんじゃないかなと。
なるほどですね。それがまさにチームが機能してる。組織に機能してると。
チームが組織に機能してるでしょっていう方法。チーム内がどれだけ機能的に動けてるかっていうのもパワーがね。
はいはいはい。
チーム単体としての話ですね。
そうそうチーム単体としての話。だからやっぱり、ということはそれがなければ100万は200万にならないので。
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だからそういう意味ではチームが機能するっていうことで言うとチーム作りがうまくいってますかどうかという裏返しでもある。
その話で言うチームがうまくいってますかっていう意味でチーム内がうまく機能してますかのうまく機能している状態はどういう状態なんですか。
本当によく出る話だけど、そのチームの存在の目的が果たせてるかどうか。
研究開発チームの目的観と営業チームの目的観は同じ会社であってもトータルは同じであっても大きな概念で言えば同じかもしれない。
例えばよく平田くんが言う顧客満足かもしれないけど、それを果たすための営業とそれから開発部門ではテーマは違うでしょ。
ということは開発部門のテーマ目的っていうのはある会社ではより安くより提供できるものもしくは他にはないものとかそういうテーマがあってそれに向かうわけだからその目的が達してるかどうかなんじゃないかなと。
中小と高めで話していくと顕微鏡を覗いてるみたいになってきましたね。
分子ミスだと思ったらいやいやまだちっちゃい単位があってさ。
電子中水子でできたみたいな。まだ先にはみたいなもの。
あるかもしれないね。
何かというとやっぱりチームっていうものが結束が高まらなきゃいけないので結束するための軸っていうか集まる場所が急進力を持っているものが必要でしょ。
急進力っていうのはある意味よく言うビジョンとか理念とかミッションとかっていうやっぱり精神的な内面の急進力とあとは人、そのために誰の中心としてまとまるかということがまず大きな問題。
それとそれに合わせてどういう能力を持たなきゃいけないか。
だから能力を高めることそれから気持ちが集中すること。
ここがね。
ここがチームのために意識とかはちゃんと姿勢が整っているかどうか。
はいはいはい。
と必要な貢献ができる能力があるかどうかスキルがあるかどうか。
能力の高め方っていうのはある意味ではいわゆる一般でいうojtみたいに現場で実地の中で高めるということで普通のことで言えばできるから。
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ただ新たなるものに挑戦していかなきゃいけないっていうくらいの時代だし。
新たなる能力を入れましょうとなると通常の日常の中だけでは得られない能力も開発しなきゃいけないから。
これちょっと複雑な問題になるのでちょっと置いておくんだけどやっぱり大事なのは気持ちがちゃんと集中してみんなが集中して目的に向かうかどうか。
内面的なもんだ。
そのためには集団としての大事な価値観が備わってなきゃいけないのでチームとしては何を大切にするかによって戦略も変わってくる。
戦略とあれがリンクするんだけど。
はいはい。
だから何を大切にしてうちのチームは挑戦が大事なんだよ。
もしくはあるチームは堅実性が大事だよっていうようなこととか大事な価値観というのを大切にするものを共有できてるかどうか。
それは個人に任せちゃうものではない。
チーム作りとしてやらなきゃいけない。
そう。チームとして大切にするものは何かを決める。
それが結束力というか。
そのために重要なことだよね。
それぞれの交互のパフォーマンスというかが意識高く気合い入ってやるための。
渦の中心にあるべき。
そこを中心にみんなが周りをそれぞれの距離感で。
別にその中心にすごいチームとしての考え方にすっごいぴったり近い人もいれば多少遠くてもその引力の中にはいるから。
なるほど。
ちゃんと回ってるよっていう人もいる。
なんか普通にチーム作りしようとするとやっぱりこうカリスマっぽい人がイメージできちゃうんで。
真ん中に人を置きがちリーダーこの人にみたいな求心力もあるか。
それ以上に共通のチームの価値観とかビジョンとかみたいなものが真ん中に置かれているところに周りのメンバーたちがチームメンバーがぐるぐる回ってるみたいなイメージ。
太陽系みたいなイメージか。
でも最終的にはそういう無形なものってのはわかりにくいのでそれを体現表現してくれるリーダーが真ん中にいるのが一番いい。
わかりやすいから。
だからそれがやっぱり大事なのは人がそこにいるよねと。
求心力としての人が必要だねっていうのはそのために必要。
なるほど。
だからチーム機能を高めましょうっていう話の中で絶対的に避けて通れないのがそのチームの目的と価値観っていうのは絶対避けて通ってないよね。
避けて通れないんだ。
これだけは。
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一番避けたいやつ。
ここがないと機能するっていうチームがチーム内の結束力が高まってより高く機能するっていうのを生み出しにくい。
チームがうまく機能している状態っていうのはそのチームと共通の価値観目的っていうのが共有できていた上で。
例えば何かがそのチームに何かの課題か何かタスクでもいいけど放り込まれましたとなると担当するのはA君かもしれないけどチームとしてそのA君に担当されたものはA君のものというよりはチームのものとしてみんなが捉えているかどうかっていうのは大事。
そういう風土を作らなきゃいけない。
これはA君がやってるけど、我々の課題だからねこれって。
我々っていう感覚をとにかく常に持つから。
チームをやるためにはそれぞれ個々の私はっていうことももちろん大事だけど、我々っていう表現がどこまでみんながするか。
ただ結果に近いってことですよね。
目的と価値観が共有ちゃんとできていれば我々はという会話がなされるはずということですかね。
でもあるし、でも我々っていう言葉を多用することで共通の価値観や目的になりやすい。
そこはじゃあニワトリと卵的なニュアンスってことですかね。
これね面白いことにやっぱりリーダーその中心となるリーダーが我々はっていう言葉を多用するかしないかって大きな差になる。
君たちはって言っちゃうと線引いちゃうんだよね。
リーダーとメンバーの間に。
お前たちはさあみたいな。
君たちはこれどう思うって言ったときにリーダーにはあなたには何かありますよねっていう話に感じる。
リーダーはリーダーだからやっぱりさらに上とつながってるというのはなんとなくみんなわかってるわけで。
だからリーダーが君たちはって言った瞬間に大げさに言うと会社が我々にっていうふうに何かを投げかけてるっていう若干距離、溝を感じるというか。
そしてチーム、ワンチームみたいなものがそこに一緒にして失われる。
失われやすい。
これは我々はどう考えればいいかねって言ったら違う。
この問題君たちはどうするって言うんじゃなくて我々はどうしたらいいんだこれっていうだけで変わってくる。
っていう集団が結果的にチームとして機能してるのは組織に貢献できてるかっていうふうにつながっていくわけで。
いやー今日は。
今日は抽象度高かった。
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高いよね。
でもね具体的な手法としてはまずウィーですよ。ウィー意識です。
我々。
なるほどね。
やっぱり自分たち同じだよねって。
何が飛び込んできてもみんなで考えるべきだよねっていう風土みたいなのを調整することが一番大事かな。
これ最後になんですけど、ただ仕事っていうかチームで強い良い形においてはチームに入ってきたものは我々の問題だよね。
だが誰がこれを責任を持って役割としてやるかはここが責任といけないじゃないですか。
ここはどういう感じなんですか。
ある意味行動する決定するこう思うっていうのはやっぱり私は。
私はこう思うっていう時は私はって仕事は愛で語らないと強さがない。
我々はこう考えるべきじゃないですか。だとすると私はこれについてはこうしますっていうような流れ。
つまり最後どうするかを決めるのは個人の意思決定をそこに入れないと強さが出ない。
なんか我々は我々はやりすぎると。
あれは我々の問題だからっていう誰がやんだよみたいな。
だからこれはじゃあ我々はなんだけどこれは担当A君なんでA君どうするって言ったら私はって言わないと。
でもそのベースにあるのは我々はこうであるから。
我々が大切にしているのは挑戦だからこの件に関してはこうしたいしますこうしたいですっていう流れ。
特にチームを運営するリーダーはWEとIの使い方は非常にちゃんと計算でかくやらないといけない。
しかも日本語って我々と私ってあまり言わない中で勝負をやらなきゃいけないからなかなかしんどい。
そうなの。守護はないから守護をちゃんとつけて癖をつけた方がいい。
我々は。私が。
そうです。いやいやチームが機能するとはどういうことかという電話でしたが。
たまにはいいですね。
私はこういう話意外と好きですよ。
いやでも聞いてる人がわかる。
ぜひちょっとなんか良ければ感想をいただきたいですね。
モワーッとさせてしまいました。
感想をください。
はい。というわけでありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では井上健一郎への質問を受け付けております。
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21:00
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