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本のそばには楽しいことがあるをモットーに、書店員歴25年の元書店員つづきと、
出版取り継ぎ7年、出版社営業13年、現在書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所運営2年2か月目のわたなべの2人で、
書店員、出版社、一般の読者の方からの素朴な疑問に答えるポッドキャスト休憩室でございます。
はい。
すごい落ち着いたスタートになりましたけど、台風も2度目がもう来るということで、週末台風で2週連続ということですね。
そうですね。
なんかやってました?台風中。先週とか。
先週はテニスを。
台風の中。
ちょっと風が強かったですけど、大丈夫でしたね。
天気予報が雨予報でも、雨っちゃ雨なんですけど、傘もいらないぐらいの雨で、基本曇りだったりするときとかもあるじゃないですか。
はいはいはい。
もちろん台風は軽く見てはいけないんですけど。
九州とかはやっぱりそれなりに被害が大きかったりしてましたよね。
同じような台風は昭和まで遡らないとないとか気象庁の会見で言ってて、やばいなと思って雨戸とか全部閉めてさ。
もうまだ3日ぐらい前なのに、雨戸閉めてさ。ドット日とか。
住んでるところはね、大丈夫でしたけれども、なんか上人絵感がありますよね、台風はいつも。
昔はね、僕のほうが関東のほうってさ、そんなに台風の被害なかったんだけどさ、
何年か前に千葉に直接上陸してさ、結婚の日があったりとかさ、大雨もあったりとか。
ここのところは雨が集中的に。戦場降水でだっけ?とかで、長く雨が降るからさ。
前ゴルフ練習場っぽいところの鉄の柱みたいなのが。
ああ、千葉だね。
あれ千葉でしたよね。
千葉、千葉、台風で倒れてね。
お家がそれで壊れちゃって、ブルーシートが貼ってるお家とかありましたけど。
瓦とかが全部ね、飛んだりとかして。
あのとき僕千葉仕事してたんで。
あ、そうかそうか、そうでしたよね。
で、結構バイトさんが来られなくなったりとか。
店長、家の前が川なんですけど。
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なっちゃったりとかね。すごかったね、あのときはね。
まあお店関係の方は本当に。
だいぶ休んだりするようになったよね。
休業とか電車とか公共交通機関も計画運休みたいな感じで。
だいぶ世の中的にそういうときはなんか。
無理しないようにしようっていうのがようやくなったよね。
なってきましたよね。
本当前はさ、台風って言うんだったらさ。
台風来るって言ったら、じゃあ通勤時間かかるからさ、
普段よりも1時間前に出勤しろとかさ、あったからね。
ありましたよね。
特に社員、店長さんのような立ち位置の方とかは、
非常に大変な思いをされた方も多いと思いますけれども。
これから台風シーズンなんで、いろいろとお気をつけいただきたいと思います。
そうですね。
そんなわけで、今日はいただいてほしいものをお答えする回ということで、
いつものようにラジオネームから読み上げさせていただきます。
お願いいたします。
ラジオネーム、あこがれはレディ・ペネロープさんからいただきました。
たけし店長、渡辺さん、こんにちは。
こんにちは。
最近怒涛の配信がまた再開して、とても嬉しいです。
先日の100回記念の配信はとても楽しく拝聴しました。
自分の送った質問が、書店員の悩みというタイトルでベスト10に入っていたと聞き、
慌てたり驚いたり。
何よりお二人が内容についてほぼ覚えていなかったということに笑いました。
あの時、いろいろお答えいただいたことが励みになりました。
普段小さなうちの店では入ってこない小文社、平凡社、三島社の3社のミニフェアをやってみたりして、
日々楽しく棚に向き合っています。ありがとうございました。
さて、肝心の質問です。
以前客中で半元さんに注文を出したら、
搬入日から1週間経ってもまだ来ないなんてことが起こり、
こちらはどうにもできずにやきもきするばかりで困ったことがありました。
これは結構あるあるだと思います。
取次の営業さん曰く、
一番時間のかかるルートに乗ってしまったみたいですと言われ、
なんなんそれと大いに憤慨したものです。
私のような地方の小さな書店にとっては、
半元さんよりも取次さんの方がブラックボックスのように思えてしまいます。
傷んで入荷してくる荷物のことや、なかなか届かない客中品など、
こちらのせいではないのにお客様には怒られる。
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悲しいではありませんか、涙。
どうしてこういうことが起こるのか。
取次さんの倉庫の中はどうなっているのかなどなど、
お二人に解説していただけるとありがたいです。
取次さんへの理解も深まると思います。
よろしくお願いしますというお便りをいただきました。
ありがとうございます。
久々の業界ネタという。
書店さんの現場のお困りごとの。
商品の入荷がなぜこんなにかかるのか。
取次から書店に来るまでの状況がいまいちどういうふうになっているのかわからない。
そして客中品一冊取り寄せという。
一冊注文ですね。
そういうパターンでございますね。
元取次としてはどうですか?
弁解を。
弁解としては、取次の営業さんは一番時間のかかるルートに乗ってしまったみたいですと言われます。
何ですかこれは。
確かに一番時間のかかるルートっていうのはありますね。
あるよね。
ただ私もですね、実はもう15年、辞めてから15年ぐらい経ってるんですよね。
はいはいはい。
私は当判にいたんですけれども、
当判だと岡川っていう、埼玉の岡川ってここに書籍の倉庫の拠点があるんですけど。
物流拠点がありますね。
あるんですけど、ちょうど私、当時岡川計画っていうのが社内では呼ばれてましたですね。
はいはいはいはい。
その岡川計画の。
プロジェクト岡川。
そう、プロジェクトの社内で検証論文みたいなものの応募がありまして。
すごいねそれ。
で、私当時北陸支店にいたんですけれども、書きましてですね、応募してですね、2等になったことを今思い出しました。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
岡川ある前は、文京でしたっけ?
えっと。
物流関係って。
それこそ本社にもそういう。
あったよね。
注文品の在庫があって。
で、文京営業所っていう、本社のちょっと近くにあるところが。
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向かい斜めぐらい。
そこには専門書センターというですね、専門書の在庫品があったりとか。
あとはその、転売と言われてる、書店さんが直接来て仕入れ。
そうですね。
転売というのもあったりとか。
で、ということで何か、桶川という場所に大きい書籍の物流の拠点を作ったことによって、そういった諸々が統合されて運用されるという。
そして、もう今は当判の本社もビルが一斉に。
新しくなりましたよ。
新しくなりということで。
モダンな感じの当判らしくない。
私がいた時のことの話をすると、今はもう違うよってなっちゃうかもしれないんですけれども。
ただですね、この一番時間のかかるルートに関しては。
変わらないとも変わらないとも。
恐らくこうじゃないかなっていうのはちょっと変わらない気がするんですよ。
変わらないからこそ時間が一番かかってるのかもしれない。
そうですね。
何ですか。
多分ですね、お客さんからの客注品なので、取り寄せられるかを確実に調べたいということで、出版社に多分なんか電話注文かなんかをすると。
はいはいはい。
そうすると出版社のほうで在庫あります?なんていうことで、
搬入日って取り継ぎに搬入する日とかを聞いたりとかはすると思うんですけれども、
このときにですね、仮にですけど、取り継ぎも問屋さんなんで在庫をしてるじゃないですか。
まあ一部ね。出版取引名簿にある白抜きの文字のやつとかは。
そうですね、白抜きの。
版元はだいたい在庫は一部。
全銘柄とは言わないんですけれども、よく回転してる本に関しては。
出版社はね。
それで、もし取り継ぎに在庫があれば取り継ぎの在庫から出すのが早いじゃないですか。
はいはいはいはい。
でも出版社に、基本的には出版社に電話注文したやつは出版社の在庫が出るんですよ。
そうでしょうね。
で、その出版社も倉庫もいろいろなんですけど、自社で倉庫をやってる会社もあれば、
そういう出版専業の倉庫にやってることもあるし、
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あとはもっとちっちゃい出版社さんとかだと、
例えばですけども一例を挙げると地方小出版流通センターさん。
はいはいはいはい。
そうですと、地方小出版流通センターさんの方で在庫してるかもしれないし、
もし地方小出版流通センターさんの方には在庫がなければ、
自社の在庫を地方小出版流通センターさんに1回入れて、
地方小出版流通センターさんの方から東版なり日本なりにまた入り、
そこからまた荷物として段ボール1個になるまで。
そう、そこなんだよね。
その1冊の本が他の注文品とまとまった形になるまで、
ちょっといく日かかって、そこから本が出ていくと。
はい。
取り継ぎに入るまでの時間、取り継ぎに入ってからの時間。
そうなんだよね。
そういう出版社さんからパラパラ入ってくるやつは、
1回段ボールが1個の荷姿になるまでは、取り継ぎさんの方でとどまるんですよね。
経済重量ってやつですね。
だから要するに1冊1冊右から左にどんどん出してたら、
送料ばっかりかかって、手間ばっかりかかって大変なので、そこでとどまっちゃうと。
で、その一方で、東版さんとか日本版さんの発注機器とか、
あとはポスデータとかと紐付いた自動発注みたいなのをしてる場合は、
そういったのは取り継ぎさんの在庫品からどんどん引き当たっていって、
それはそっちの方で荷物が1個になってどんどんどんどん出てったりするので、
場合によっては、この本のが後から注文したのに先に入ってくるってことが。
で、先に注文したのになかなか入ってこないとか。
で、普通は先に注文したやつが先に入ってくるっていうイメージがあるもんですから。
普通に考えると。
まあね、飲食店でもね、先に注文した人が。
隣のテーブルの人のが後から注文したのに先に出てくる。
たまに日高屋は逆ときあるけどね。
だからやっぱりそこはね、そういう料理にかかる球みたいなのがね。
例えばほら、自分が来てレバニラ定食頼んだとするじゃない。
で、その隣の人がチャーハン頼んだとするじゃない。
ただその注文にオーダーが行ったら、ちょうどそのチャーハン頼む前のときにもチャーハン注文を受けてて、
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ちょうど今からチャーハンを作ろうと思ったときだったら、
じゃあ次のオーダーと一緒にチャーハン一緒に、流れとしては一緒だから先に作っとくかみたいな。
それがまあ経済中なところだよね。
まあいろいろそういうこともあって、
一番時間のかかるルートに乗ってしまったみたいですっていうのをイメージできる場合は、
その回答で納得いくと思うんですけど、
それがわかんない人にそういう答えをするのはあんまりよろしくないなみたいな。
これってさ、出版社によっても契約取り継ぎの状況にも変わってくるから、
出版取引メモとかにたまに桑田に扱いとか、
ヤギ書店扱いとかっていうのは、
扱い者っていうのがちゃんと出版社のところの行に書いてあるので、
それはやっぱり出版社は当判に直接下ろすことはできなくて、
いわゆる仲間渡しという。
取り継ぎの仲間渡し。
仲間渡しという。
ヤギ書店しか扱ってない出版社に注文をする。
けど書店は別に出版社メモが載ってるから、注文はできるから、
そこに出版社に注文をする。
だいたい客室はそういうのが多いんだよね、やっぱりね。
注文をする。
ヤギ書店扱いなので、ヤギ書店経由で当判さんに搬入しますと。
その場合は搬入日が1週間とかになりますよとか。
ヤギ書店さんに出版社が入って、
そこからヤギ書店から当判に送って、
当判から書店に行くと。
いくつかその間に、下手するともう一個ぐらい寒来とかする場合もあるし、
そういうルートはあるよね。
そうですね。
なので、少しでも早くするポイントとしては、
お店から見て、一番手前で在庫持ってる人のところに、
そこの在庫から出るような形で注文すると。
一番早いのは取り継ぎ。
取り継ぎに在庫があるということがわかっていれば、
取り継ぎにデータ発注すると、取り継ぎの在庫から出る形になりやすいです。
さっきのヤギ書店さんとか、私がさっき言ってた地方書出版流通センターとかっていうのは、
当判や日版と取引のある取り継ぎで、
その先にまた、基本的には小さい出版社さんが多いんですけれども、
そうすると地方書出版流通センターさんも在庫を持っているし、
ヤギ書店さんも在庫を持っている。
そのパターンもね。
あるんですよ。
18:00
もしそこにあれば、ヤギ書店さんや地方書出版流通センターさんに問い合わせして、
そこから出してもらうと、また早い。
出版社に直接っていうのが一番確実なんですけど、
やっぱり時間かかる可能性が一番出てくるパターンなんですよね。
難しいとこだね。
難しいです。
やっぱり客注って、いつ入ってくるかみたいなのを明確にしたいために、
やっぱり電話注文、またFAXでも返信して搬入日を聞きたくなる。
そうですね。
データ発注で客注分ってことで、
例えば東熱とかノークスみたいな取り継ぎごとの注文システムで注文すると、
搬入日がその後チェックすれば今出るけど、
その辺やっぱりリアクションが遅かったりするので、
目の前のお客さんがいる中で注文しようとすると、
そういったところで書店はやっぱり電話で注文しがち。
ただ時間がかかるかどうかっていうのを把握するのは、
やっぱり注文席の出版社はどこの取り継ぎと契約してるかとか、
どういう流通形態を取ってるのかみたいなのを知ってないと、
通常どおりの受け方すると、
まだ入ってないんだけど、1週間経ってまだ本来きてないんだけどって話になって、
不安になって得足するとか、っていうような状況になってるんで。
ハンモトドットコムというサイトがありましたよね、米国のサイトが。
あー米国のサイトがありますね。
そこの書士検索をするとですね、
左側に書店員向け情報っていうのがありまして、
そこにはですね、一部会員者とかにはですね、
取引取り継ぎ扱い系の情報も載ってますんで、
一度客席からまずハンモトドットコムのサイトで書士検索をしていただくとですね、
その出版社がどのようなルートで書店に下ろしてるかっていうのがわかりますので、
見ていただくといいんじゃないでしょうか。
そうですね。
どこかで僕聞いた話ですと、そのハンモトドットコムがすごいいいっていうので。
今後他の出版社も、いろいろ充実度みたいな情報も。
はい。
っていうのを噂に聞きましたんで。
さすが中の人はやっぱり。
ハンモトドットコムの中の人はやっぱりあれですね。
書店員の注文とか出版社の情報として知りたいそういった、
なかなか継承しかされてない、
データとかリストになってない情報っていうのを
なるべくハンモトドットコム書店向け情報に掲載しようという趣旨で、
なんか中の人がやってるみたいなんで。
ちょっと見ていただいたほうが、今後注目ということで。
21:01
そうですね。
アドバイスとしては。
あと、あれですよね。
僕も書店時代、あんまり詳しく流通とか物流とかに興味というか関心もそんなになかったときは、
本がどういうふうに動いてるのかって漠然としたイメージしかなくて。
そこのイメージをリアルに持てるか漠然としか持てないかって結構やっぱり。
そうそう、当時はね。
はじめはわからなくてね、見学行ったりしてわかってる部分もあるし。
そうですね。
だから出版社に注文をするとさ、
出版社が自分のところから、例えば取り継ぎに商品を納品したりとか、
逆に大手になると取り継ぎが周廃しに行ったりとかしてんじゃないかって思ったけど、
そういうのも稀で。
共同倉庫とかで、
例えばそこに在庫を全部置いて、書店からの注文は、
電話を受けたらその場でオンラインで倉庫に出庫指示を出す。
だいたい1日の営業日ぐらいで取り継ぎには搬入になる感じなんだけど、
そんな感じで、別に自社から誰かピッキングしに行くよとかそういうのは今はやってないし。
そうですね。出版社がどこの倉庫会社を使ってるかっていうのも。
そういうのもありますけどね、いくつかね。
結構あるんですけど、やっぱりなんかそういう、
さっきの取り継ぎの同署の仲間渡しをしているような出版社さんの場合だと、
なかなかそういう大手、純大手あたりの規模の大きめの出版社さんが相乗りして使ってるような、
よくある出版専業の倉庫会社さんとかとはまたちょっと、
もうちょっとまた別の在庫の管理の仕方とかだったりもするので。
だからそうなんですよね、なんかそういう、
もし機会があればですけど、取り継ぎの倉庫を見学しなくても、
そういう出版専業の倉庫会社さん見に行くだけでもずいぶん違くて、
意外と多分そのとき持たれる印象って、意外と進んでるっていうか、
何て言うんですかね。
だから思ってた泥臭さはそんなにないんだよね。
もっとこう、実はシステマチックになってるんだよね。
で、システマチックになってるだけに、たまにこう、
注文した商品がどこか行ったかわからないってことがあったときに、
調べようがなくなるっていうのはミステリーだよね。
まあどうしても。
あるんだよ、なんかね、知らないけどさ。
まあ、古のあれで言うと、短冊じゃないですか、そういうこと。
24:00
ファックスで届いた手書きの短冊を、
なんか30センチの竹の定規とかで、短冊をこうピッピッピッピッ切って、
で、それを本に挟む。
挟んで、万千印のところが飛び出すように挟んだわけですけど、
昔、僕も新入社員の研修のときに、
そういう、それこそさっきの段ボールが一個にまとまるっていう意味で、
スパンがあるんですよね。
はいはいはいはい。
現実的にこう、正方形のボックスのところに本がどんどん入ってくんですよ。
で、それを、だからその、万千印を目視で見て、
人が入れてるんで、それを入れ間違っちゃったりとかすると、
別のお店に間違って届いちゃうってことが起こりうるし、
っていうかあるね、実際に。
そうなんです。人が仕分けしていて、
そうそうそうそう。
当時はね。で、もっとなんか、これはもうなんか切なすぎて、
なんかほんと投げてきたんですけど、
その、本に挟んだ万千印が押されてるところが飛び出た短冊の、
飛び出た部分が悲しいことにこう、切れちゃって。
あ、たまにある。
首ちょんぱみたいな感じになっちゃって。
で、挟まってる胴体のところは残ってるんだけど、
そこには署名とか、あとは何のことなのか客中番号とか、
誰々様とか書いてあったりするんですけど、
肝心家のようにどこのお店からの資本かっていうのが、
頭が取れちゃったんでわかんない。
実際に事故品として出版社に返品するしかないじゃないですか、その一冊って。
そうだね。
だから、これは事故るよねっていうのが、私は。
もうそれで省かれたさ、本の注文先の書店に対しても連絡取れないわけだから。
連絡で取りようもないんですよ、残念ながら。
もう向こうで気づいてもらって、もう向こうで、
問い合わせしてもらって。
問い合わせもらうしかないという。
もうそれさ、いろいろあるよね。
結局のところ調べても、このぐらい時間が経って届かないってことは事故になってると思われるので、
再注文みたいな形になって、それが買い切り品とかだと、
ダブったときの、ダブリ入荷したときに返品了解を先にいただくとか。
だけど出版社は出版社で、取り継ぎに絶対この日に入れてるから、
届いてないとおかしいって言い始めて、
まさかその取り継ぎの中でそういう事故が起こってるなんて、
出版社さんがわからないので、書店さんもわからないし。
本当に出版社で出荷指示を出した記録が残ってたら、
あとはもう、うちは関係ないですよって話になるよね。
もう出しましたっていうのは事実ですから。
そうそう。それ以上は何にも言えないから、
じゃあ再注文しますか?みたいな感じになっちゃうしかない。
手の内容がないよね。
そうなんですよ。
27:02
悲しみの連鎖ですよ、本当に。
書店のレジで商品入れ忘れて気づいて、
商品入れ忘れて後で気づくってことは、
忘れたお客さんに連絡の取りようがないから、
あとはクレームをただ待つしかないという状況になるっていう、
非常に生汗がタラタラ出るような、
1日2日を過ごさなきゃいけないみたいなのがよくあるよね。
それと同じだよね。
私も取り継ぎ時代とか出版社時代とかでも、
本当にそういう悲しみを体験してきてるので、
意地になって調べて、
これはでも機票も電票に載ってるんで、
多分お店にこれ届いてるはずなんですよねとかって。
そしたら、あ、ありましたとかって言って、
後からまた折り返しかかって、
売り場に出ちゃってましたみたいな。
そうそう。
客注品あるある。
あるあるですね。
けどこれ初手だからね。
いや本当にね。
もうね、入れてくれよっていうね。
しっかりしてくれよっていうのはあるけどね。
オートメーション化されてる部分も多々ありつつ、
ただやっぱその1冊にいろんな人の手がかかってしまっていて。
そう、本当にいろんなところが入ってるから、
特に客注品はね、
店に配本である商品とは違って、
場合によっては官報とかもあるわけだからさ、
そういったいろんなルートの商品を客注受けるわけだから、
そのルートがどうなるかぐらいは知っといたほうがいいよね、商店員としてはね。
そうですね。
お客さまにはちょっとある程度エキスキューズできるっていうか、
ちょっと時間、もしかすると1ヶ月ぐらいかかっちゃうかもみたいなことも、
マージン取ってくれと言っておけば、
2週間経っても、1ヶ月って言っておけば、
2週間経っても、あ、2週間で入ったね、よかったら早かったねみたいな話で伝えられるしさ、
その辺の口発調でやっちゃおうみたいなのがさ、
できるようにやっぱそれなりの知識というか、
流通物流関係を少しでもかじっておると、
そんなストレスは若干減るかなというのはありますね。
そうですね。
なのでちょっとまとめますと、
まとめますか。
在庫、出版社は最終的には在庫を持ってますよ。
品切れってなければ。
持ってるんですけど、
それよりももっとお店の近くに在庫がある場合があって、
その場合はそちらを取りに行くという方が良さそうだというのが一つと、
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あとは取り継ぎの倉庫の中もあれですけど、
もし機会があれば出版専業の倉庫の見学などに行かれると、
多分そこから先取り継ぎのイメージもつきやすくなるかなというのもあるので。
昔は結構、例えば西日本だと西日本にも倉庫があったりとかさ、
展売とかそういうのも各支店にもあったんで。
だから今さ、例えば九州の書店でさ、
九州の藩元の商品を電話で注文しますっていうときにさ、
取り継ぎ通すとさ、支店もないんだっけ今。
倉庫もないから、一旦東京の取り継ぎの倉庫に一回搬入をして、
搬入してそこから取り継ぎから今度は九州の書店に下ろすってこともあるでしょ。
十分起こり得る話なのね。
だよね。そうすると、
え、だって車で取りに行きは1時間以内で行けるような場所なのにさ。
だって前僕、地元の書店で働いたときは、
近くに新庁舎の倉庫があるわけ。物流センターが。
結構北関東とかもいろいろありますよね。
だから車で30分、40分のとこに倉庫があるんだけど、
入ってこない本があったりすると、
車で倉庫に行けば30分ぐらいで行けるのに。
それが本当に西日本だとか九州だとか、
あんじゃ北海道とかっていう規模のV字を描きながらさ、地元のとこ。
だからそういうのもあるからね。
システムの融通の効かない部分もあったりするんだよね。
特に今ね、細かいところまで防災欠陥なのに、
昔みたいにいろんなものが物流で回ってる状況で、だんだんなくなってきたからね。
まあそんな感じなので。客中。
独立系書店の人たちもね、
さっきの物流、経済重量にならないと客中が入ってこないとなると、
一般の中小でも500坪ぐらいの書店だったら、
毎日注文品で1箱以上は来るわけじゃないですか。
まあそれに回転してるんで、
そんなに意外と時間がかからないですよね。
これがやっぱりさ、1日1箱に注文品がならないような規模の書店になると、
客中で注文しても、さっき言った1箱ならないと注文品、
他の注文品も含めてなーっと入ってこないから、
場合によっては3日とか4日とかに一度の荷物の中に入ってくるとなると、
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注文を受けたときに搬入になったとしても、そこからまた3日よくかかると、
まあ1週間以上ね。
他の書店の規模によっても若干そういった荷物のやり取りによって、
入荷が遅れたりとかするっていうのはあるよね。
ありますね。
荷物が少ないお店はやっぱり待ってて暮らせると、
届かないっていうことが起こります、本当に。
ね。
はい。
自己品とかだったら出版社も直送でっていうのはあるけど、
なかなか普段から直送はできないからね。
そういったのもあるし、大変ですよね。
そうですね。
まあ客中に関しては、ちょっとその賞味、賭け率が違かったりするんですけど、
その客中品専用のサービスっていうか、
そういうのを使うのもまあ一つの考えかもしれないですね。
そうだね。
東半田ブックライナーとかさ、
そういうことですね。
ありますね。
あとまあ、結構客中をさ、
直送してもらう送料はさ、
俺お客さんからもらってもいいと思うんだけどね。
あのー、
お客さんもすぐ欲しくて、確実に欲しいっていうときに、
あんまりそこにこだわってない人も多いですよね。
本当ね、それはそうなのよ。
一冊プラス500円払ってでも、
例えば送料とプラス手数料払っても、
今日注文して、
お昼ぐらいまでに出版社に注文できたら、明日届きますよみたいな。
送料と手数料を借りますよって。
例えば600円くらい手数料借りますよと。
一冊、1000円の本だけど。
って言っても、たぶんその人が急いでたり、
資料だったらしたら買うと思うし。
まあそこでAmazonっていう選択肢もその人はね、
お金を金銭すればあるけど、
まあけどそのあたりはね、手数料とか取っても、
今ね、いろんなものはコストがかかるから。
電車で新宿とか池袋とか行って往復すること考えたら、
5、600円なんか全然。
そうだね。
大きい本屋さん行けばあるかもしれないけど、
近くの本屋で買いたいっていう人も多いと思うんで。
で、どうしても出版って、出版物というのは、
定価が全国どこでも一緒と。
まあ再販制度で定価が決まっているので。
商品に値段を上げたりとかはできないですからね。
書店さん側でもやっぱり手数料がかかるとか、
そういったものに対してのちょっと不慣れなところというか、
抵抗感とかもあるかもしれないですけど。
だから本当その辺は、書店って収益が低い、
給料も低い、時給も低いという状況の中で、
けどプレゼント放送は無料でやってる。
ブックカバーもタラでつけてる。
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で、商品取り寄せも送料かからずやってる。
で、立ち寄りもフリーでさせてるというような部分が本当多いんで。
これを別に全部ゴッツリ取れとか言わないけど、
ただコスト的に見合わない部分はお金とってやって、
そうすれば逆に言うと、
放送する量とかも有料になる分ある程度減らしたりとか。
もうちょっと必要な人にサービスを届けられたりとか。
っていう部分ができると思うし。
無料で配送とかじゃなくて、月額いくらで配送しますよとかさ。
そういう形のないところからお金をもらわないといけないよね。
と思うなあ、やっぱりなあ。
そういうことができるのであれば、どんどんやってほしいなと思いますけどね。
これは自分も一サービスの利用者として、
全然それは構いませんよみたいな。
むしろ自分の望みが叶ったときって帰って、
ありがとうございますみたいな感謝したいような気持ちになる。
取り寄せの手数料はアマゾンは無料なのにって言っても、
まあけどね、有料でも注文してくれる人がいたら、
その人が手数料で例えば300円取れたら、
1000円の本のあたり200円プラス手数料300円で500円一冊取るときに利益出るんだったら、
一人がアマゾンに使われたとしても、
同じ本1000円二人で一冊ずつ買ったら、普通売っただけだったら400円しかならないのか。
一人に1000円売っても手数料とあたりで500円利益でたら、
一人で有料の注文してくれたほうが利益にはなるもんね。
そういうようなことも考えとして成り立ちますんで。
話ちょっとずれましたけど。
本の流れっていうのは、僕も昔働いたときって、
若いときは全然そんなに気にしなかったけど、
会社で行ったりとかして、ようやく編集部とか見学して、
こんなとこで本作ってるんだとか、
階層とかのシーンとかで、はみやすりで本削ったりとか見たから。
いろんな人の手によって本って動いてるってのはわかる。
それはそれでいいし、それがわかると、
どこに困ったときに相談すればいいのかがわかってくるんで。
今後の問題解決のヒントにもなるからね。
そうですね。
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ということで、ぜひはるもと.comをお願いしますというまとめでいいですか。
あとはよかったら一冊取り記事のほうも。
そんなまとめになってしまいましたけれども。
こういう業界ネタは久々なんで、うれしいですね。
一応私たちそういうネタを中心にやってるPodcastなので、
また次回も憧れのレディ・ペネロープさん、
またまたネタとご質問をお待ちしておりますので。
いつもご視聴くださりありがとうございます。
ありがとうございます。
それではまたお悩みおはがき、一般の方からも募集しておりますので、
採用された方にはオリジナルステッカーをプレゼントということでよろしくお願いいたします。
それではみなさんさようなら。