00:00
本のそばには楽しいことがあるをモットーに、書店遺歴25年の元書店員すずきと、
出版取次7年、出版社営業13年、現在書店と出版社の現場をつなぐ18中。
ウェブサイト、一冊取引所運営1年、7ヶ月目のわたなべの2人で。
書店、出版社、一般読者の方からの素朴な疑問に答える、ポッドキャスト休憩室でございます。
はい、こんにちは。
もうだいぶ、今収録遅くなりまして、深夜のテンションにかなり近づいておりますね。
まあ、ノリもたぶん深夜ラジオテンションになってると思いますけど。
長話しすぎちゃったなと思って反省しております。
もうさ、なんなの?
ほんとよく話すわね。
なんだかダラダラダラダラ喋ってるし。
そうね、いつもね。
1時間も話したら、ほんと。
うちからは相当の距離遊びに行けるよ、たぶん犬坊先行けるよ、うちだったら。
1時間あったら自転車で大津まで行けますね。
大阪の席を越えて大津まで行けますよ。
もう嘘やね。片手まで話してるわけじゃないからね。
変に台本がないからなんだろうね、たぶんね。
台本、台割りの類は一切ないですね。
ないですよね。事前にこういう話しようかとか、こういう話してから次これしようとか最後まとめようとかさ、
一切ない。ぶっつけ本番なんでね。
余計グダグダになるっていうパターンなんですけど。
まあまあね、人生なんてもういつでも本番ですから。
何言ってんだよ。
そういうテンションでございますけれども。
はい、もうだいぶ夜も更けてまいりまして。
頑張っていきましょうよ。
頑張っていきますよ。
またね、ご質問をいただいてるわけなので、ありがたいことに。
ありがとうございます。
それでは、いつものようにラジオネームから読み上げさせていただきます。
ラジオネーム、しめりけさんからいただきました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。しめりけさん、はじめましてのご質問でございます。
書店員さんと言うと、
それでは読み上げます。
地方の書店や大手以外の小規模店等で、新刊やおすすめ本等の情報を共有できないでしょうか。
ある程度の知名度がある方へいろいろなご案内や、
03:03
またご自身でも積極的に収集していると思いますが、
ジャンル専任担当だと可能なことも店舗管理者だとSNSで見つけてくるのがやっとだったりします。
なるほど。しめりけさんは店舗管理者の立ち位置にいらっしゃると。
現場の専任担当と、なかなかおすすめの情報のギャップがあるという感じですかね。
のようですね。続きがありまして、
全国離れた場所のお店同士が同じテーマのフェアを行ったり、
社会的なテーマに取り組んだりできれば、書店の売り場がもっと活気づくと思います。
現状多くの中小店は常備を入れてなければ、
特に人文系販物の在庫などほとんどないため、
良いものが見過ごされてしまっています。
同じ会社でも他店舗との温度差を感じています。
なので、ちょっと差し替わりない範囲でいただいた情報から読み取るんですね。
しめりけさんは店舗管理者、おそらく店長さんとかマネージャーさんの立ち位置にいらっしゃり、
同じ会社でも他店舗との温度差ということで、
複数店舗のチェーンストアの、おそらく地方の書店さん。
規模も、小規模店等で新刊やおすすめ本等の情報を共有できないかってことなんで、
専門書とかはあまり置くスペースを持たないお店さんのようでございます。
なるほど。
ということで、新刊やおすすめ本等の情報共有。
どうですか?SNSとかいろいろありますけど、なかなかそういうのもチェックできない。
やはり入ってくる本そのものから情報を得ることも多いと思いますので。
そうだね。ただ、地方の書店とかだと入ってくる本ってほぼほぼほんの一部だから。
そういうことになりますね。
それからだと得られる情報は本当に少ないので、それ以外の部分で、
今日の新刊の中で入ってきてるけど、実はもっと注目されてる本が、
実はうちは入ってきてないけど世の中には今日発売のものがあったんじゃないかとかさ。
おそらくそういうところで。
そういう不安感みたいなのはあると思うんですよね。
それをどう情報として仕入れるかみたいな感じになってくると思うんですけど。
まあけど、今SNSがあれば僕は十分かなと思ってますけどね。
逆にそれがなかった時代を考えると、
本当に幸せな時代かなと思うのと、
06:02
それ以外で共有しようと思うと、
結局クローズドな部分になってしまいがちじゃないですか。
そういう集まりを作ったりとか、メイリングリストを作ったりとかになっちゃうと。
そうすると発言する人も限られてきちゃったりとかするので、
僕はSNSの情報って、いろいろありますけど、
広く俯瞰してみるととてもいい情報源かなと。
読者の楽しみにしてるっていう生の声も聞こえると、
今度これが出る著者の作品ってこの人待ってるんだって思えばわかりますしね。
SNSは見つけてくるのがやっとですというふうにしめにこさんが書いてますけど、
これをなんとか習慣化できれば、自分でSNSをどんどん積極的に作化するとか。
僕なんかはSNS、ツイッターとかは読書関係の人たちはもう片っ端からフォローしてるので、
そういった方から見てフェアやってたりとか、本当にこの新刊が出る。
それを待ち望んでる書店員さんが飾り付けつけて待ってるとかさ。
そうするとこの作家の本とかすごい注目されてるんだとかさ。
っていうのがわかりますし。
SNSはやっぱり今一番資金の低い情報収集の方法だし、
仕事に役立てるものじゃないかなとは思いますけどね。
どうですか。
例えばツイッターは情報としてはフローというか流れていってしまうじゃないですか。
例えば今日はチェックできたけど、昨日と一昨日はできなかったってなると、
昨日と一昨日まで遡ってチェックとかも大変そうな気もしますし、
見れるときに見て、拾えるものだけ拾って、ある種割り切るんだったらいいと思うんですけど、
見れなかったところに何か市場に販売の機械につながるようなものがあるかもしれないと思うと、
確かにちょっと不安が抜けないっていうのはあるです。
けど僕は、それでも耳に入ってこなかった本っていうのは、
そこまで一生懸命追わなくてもいいかなって思うんですけど。
限界があるとそこはもう…。
自然に耳に入ってくる本っていうのが一番必要な本だと思うし。
確かに、ちばなこになって探せなかったとしても、その上ででも入ってくる情報みたいなものを…。
09:00
それは絶対に抑えなきゃいけないもんじゃないですか。
僕なんかも書店から離れて、現場で新刊を見てるわけじゃないけど、
それでも普段生活すると本の情報って本当に入ってこないわけ。
けどそれでも、その中で耳に入ってくる本っていうのは、
たぶん相当な拡散力を持っている本だと思うんですよね。
それは何もしてないでも入ってくる本がそういうもんなんだから、
別に1日2日SNS見なかったとしても、ある程度見続けてそこで漏れるような本っていうのは、
まあそんな気にしなくていいかなと思います。
ほんと10日間のうち3日見てそれでも入ってきた本。
目に入ってくる本とか情報で流れてくる本っていうのは、タイミングもそうだけど、たぶん相当な力を持っている。
次の週も3日しか見てなかったとしても、その次の週の3日でも前週の3日と同じ本が出てきたら、
それは押さなきゃいけない本だとわかるじゃないですか。
毎日見続けたら逆に多すぎて、それを選択する労力を考えると。
そういったところで、おすすめ本とか新刊の情報っていうのは、
もしSNSとか一般的なものを探すんだったら、
そのぐらいの部分でSNSを拡張してもいいと思うんですよね。
SNSのメリット・デメリットみたいなのは当然あるので、
メリットが生きる形の付き合い方をやっぱりして、
ただあまりそこに時間をかけすぎないっていうのがいいんじゃないかと。
そういう意味ではですね、今私が思ったこととしては、
そういうフロー型の情報、流れていく情報と、
あとはプッシュ型というか、ある種ストック型みたいな情報で言うと、
例えば定期的においたい新刊が出たら、
たぶんFAXとかも送ってくれるかもしれないけどFAXも見逃すかもしれないみたいな感じだったら、
その出版社さんがメールマガジンを出している場合とかがあるんですよ。
書店さんとか販売向けのパターンもあるし、
一般読者向けの場合もあるんですが、
メールマガジンを登録しておくと勝手に送られてきて、
だいたいメールマガジンって新刊とか出たら必ず出たりしますし、
売れてたりしたらさらに売りたいわけなんで、情報乗るんで。
いくつかの出版社、ここは押さえておきたいっていう出版社があれば、
あとはそういう、いわゆる大手というか、規模的にはそうではないけども、
流通的にも例えばJRC扱い出版社とか、
そういったような感じのところでも、
12:02
メールマガジンとかを使うと、待ってるだけでちゃんと自分の受信トレイに情報が入ってきて、
それに入ってきたら反応するっていうような感じで、
受け身の情報収集ができると思うので、
そうだね。
おすすめ。
だけどそこは全部…。
読まないといけないからね、メールマガジンで。
うん。だけど大体、全部読まなくてもいいと思うし、
書店員さんだったら職業的に、
メールマガの中に書かれてるコラムとかまでは読む必要ないと思うんで。
あるよね。
今月いよいよ発売ですみたいなやつとかで、
あ、これうち事前注文してたっけなーみたいな感じの抑え方とかで。
あとはあれですかね、ウェブサイトって言うと、
ブック版とか便利じゃないですか?
あとはファンモートドットコムも当然便利だと思いますけども。
そうだね。ただファンモートドットコムとかは初始データとしてありますけど、
そこを何か特集でピックアップしてるわけじゃないから。
鈴木さん、いつも毎週土曜・日曜調べてるじゃないですか。
書評ね。
書評。
書評は情報としてはあるから。
あれメールで配信してる?
登録してもらえればメールでも配信してますし、
毎週日曜の夕方とか夜ぐらいまで見てくれれば、
土日の書評欄に載った本っていうのは多分アップされてるので、
書評のチェックとしてはありますけどね。
書店としての商品情報の仕入れって、待ってちゃ絶対にこないので、
見つけてこなきゃいけないんだけど、
あとは出版社にさっき言ったリアクションの中では、
DMをどんどん欲しいって言わないといけない。
人文系なんかはFAXでもいいし、
たぶんミス図だとか白水者とか、制度者とか。
そこはもしDMとか来てなければ連絡して。
うちにも送ってくださいと。
はい。ちょっといろいろ置きたいのでっていうことで、
情報仕入れ。それは基本的に物として送られてくるから、
それでチェックできるものですし、っていうのはありますけどね。
別に著名な人だから送られてくるんじゃなくて、
くださいって言えばくれますからね。
うちFAX来てないんで、FAXくださいって。
僕なんかは新店とか立ち上げたときは全然知られてないので、
とりつぎが作った取引出版名簿に必要な、
ここの羽本さんのFAX情報とか新刊情報が欲しいと思えば全部チェックつけて、
だいたい300社ぐらいかな。片っ端からFAXしましたけどね。
オープンしましたんで、ぜひFAX案内の登録と、
DMとありましたらこちらまでお送りくださいという登録をお願いしますっていうのを、
15:04
片っ端から送りましたんで。
つまり収集した準備として発信したってことですよね。
そうですね。自分の店がうちに情報をくれと。
出版社に対してはね。
あとは出版以外のところで本が話題になったりとかっていうのはSNSかな?
結構その瞬間的にボボボってくるのはSNSの拡散ってやつですけども。
リアルタイムだし速報性が高いので、テレビで取り上げられたっていうと、
トレンドに上がったりするわけじゃないですか。
そのあたりはさすがにDMとかメールマガでは無理ですからね。
出版社もそれを気づいてFAXして、
何々ツイッターで話題とかテレビ放映紹介されましたってFAXしても、
早くても数時間はずれるから。
それを気づいてお店に並べたり、店頭の在庫を付けたりするんだったらやっぱりSNSがいいし。
SNSはちょっと習慣にしないとね、思いますけど。
またお店、会社関係なく同じテーマのフェアを行ったりっていうのは僕は結構やってまして。
企画作って、選称して、ポップとか作って、
あとはツイッターとかSNSとかで、
こういうフェアをやりましたんで参加点いましたら手を挙げてくださいってことで、
賛同してくれた人に、商品のブックリストと作ったポップとか画材とかをデータとして送る。
出力はしないですよ、さすがに。
それを出力して使うかどうかは持ち出しになるのでお店の判断ですけど。
そういった形である程度フェアを作って、
それを皆さんご賛同いただいた方に言ってことで、
この一文がエロいっていうフェアとか、
あとお前らに読むのはまだ早いという、
10代に得意になる本を集めたフェアとか。
っていうのもやりましたし、
あとはやかわさんの美しいタイトルのSF小説っていうフェアのブックカバーを美しいタイトルのSF小説だけにして、
それをかやかわさんのほうで取り上げてくれたものを協力してみんなで売りませんかっていうのでフェアってくれたりとか。
そういったことをやりましたので。
お店で単点でやってもいいし、若干複数店舗で。
初めは仲のいい書店さんとかしか反応はしてくれないですけど、
18:00
会ったこともない書店さんからも話を聞いたりしてくれて広がっていったりもするので、
そういったことで、自ら他のお店に発信するってこともやったら面白いかなと思いますけど。
そこにある業界を書きつけようとか、
そういう大冗談で構えたテーマじゃなくて、
単純にフェアとして面白いから、
これをなんとかちょっとふざけたフェアだけど面白いのでやりませんかっていう遊び心で、
賛同者を募るとみんなやってくれるんですよね。
そのへんはやっぱりフェアの考え方とかセンスみたいなの問われますけど。
人文系だと出版社は、人文系の判物さんが集まったフェアとかもあるので、
そういったところだと返品了解もつくので、そういったところで参加してみるとか。
っていうのもありますよね。
あとはそうですね、ちょっとこれ思いつきで言ってますけど、
ツイッターを追うっていうのとかも、
例えば人文系とかであまり配本とかもないような感じで、
でも新刊として結構、見る人が見たら待ってましたみたいな本とかを拾うには、
例えばですけど、人望庁の東京図書店さんの週刊ベストセラーのランキングがホームページに毎週出るので、
それを見ると、やっぱりランキングがすごい独特なんですよね。
普通のベストセラーランキングはもう異色なんですよ。
すごくそうなんですよ。
今すごいんです。
これ、1位文芸春秋、2位国書観光会、3位新庁舎、4位東京草原舎、5位トゥーバージンズ、6位元気処分、
7位将来者、毎日新聞出版文芸春秋集英社、みたいな感じで、
ちょっと署名はここでは言いませんけども、独特じゃないですか。
独特だね。
やっぱり一番いいのは、大きい書店に行って、
そのお店のおすすめしてる本とかじゃなくて、単純にたくさん本が置いてある書店に行って、
チェックしに行くってことですね。
チェックしに行く。僕なんかも現物見に行くんで、
別にその本がピックアップされてるわけじゃなくて、
自分のメキキで見に行って、え、こんな配本あったんだって。
21:00
うちは必ず入ってないからチェックして、
で、あとでちょっと注文しようっていう感じでチェックしに行ったのはよくやってましたし、
あと結構芸術系とかデザイン系だと僕は青山ブックセンターに行って、
よくチェックしてましたね。
それは非常に有効なんですよね。
現物を見て、本って多すぎるんですよ、出てるのが。
それはテキスト情報だけで、たとえば新刊案内でリスト見ても限界があって。
限界あるんですよね。
そう。それがやっぱり書店に行って、目で目視で。
一発ですよね。
一発なんで。そうすると、やっぱりそこでふと目に留まる本とか、
なぜかそこだけスポットが当たってるみたいに見える本とかが必ず現れるので。
で、悪い人だと、そこでお店のスリップ半分ちぎって持ってっちゃったり。
昔の人ってそうだったよね。
うちもやられたもん、それ。
そう。あれは良くないんですけど、
まあでも、きっとそういうことなんだろうなっていうね、同業の方が。
フェアやってて、昔僕が20代くらいのときに駅部で店長やってたときに、
クラフトエビング紹介とかの本をまとめて全部、表紙とか想定のやつを全部集めてフェアやってたときに、
やっぱり書店の人が、この売り場いいんで、いくつかスリップもらっていいですかとかって言われて。
その場でいきなりスリップに行って半分、半件ちぎって持ってったからさ。
そうなの?とかって思われてたけど。
そういうのはありますけどね、昔はね。今はどうなんだろう。
もう今はそもそもスリップレスの男も増えてきちゃってるから。
写メなんかちょっと許可でも取らないとできないからさ。
あとは覚えるか、あとはボイスレコーダーでタイトルをボソボソ言うとか。
でもなんかそれが結構やっぱり、今取り継ぎの転売とかもないわけだし、
転売いける地域じゃなかったらもう無理らしいっていう意味で言うと、
やっぱこういう、あるお店の情報発信とかに一旦乗っかっちゃうっていうと、
なんかちょっとチェックする手間っていうか、全部チェックしなくても。
ウォッチしてる、さっき言った青山ブックセンターと、
例えば東京道書店のツイッターをフォローしてとかっていうと。
そういうところだったら、新刊なんかがおすすめとかっていうことで、
そのお店の歴史が出てくるし。
あと人文に関しては、情報としてはそこまで速報性が必要な本ないので、
書店に向くのを月1回とか行ったときに、見つけた本を送るような形で。
新刊で発売日にないといけないって本があるわけでもないし。
24:04
っていうのがありますんで、売り場を見るっていうのが一番大きいですね。
あとは、今自分が取り組んでる一冊取引所のサイトとかも時々見ていただくと、
各出版社の本が出ているという意味では、
一社一社ホームページ見に行かなくても、
例えばさっきトゥーバージンズさんなんかも参加してくださってるんで。
そうするとトゥーバージンズさんの結構新しめの本と、
例えばニシマ社の本とか76社の本とかみたいなのが、
網羅的にちょっと参加出版社のほうがチェックできるみたいなメリットはありますし。
あとはプレイリストみたいな感じで、リードリストっていう機能があって、
公開にしてると、他の人が組んだ本のリストみたいなものを覗き見できたりもするので。
そういうのも、使う人が増えれば増えるほどさらに使いやすくなるっていう部分があるので、
一回ちょっと試しに見ていただきたいなっていうのもありますね。
あとは文類とかの専門担当と店舗管理者、いわゆるマネージャーとの商品情報とか仕入れの方法とかが変わってくるので、
僕なんかも担当じゃなくて、例えば文芸書は別の担当だったりして、
人文系も別の担当だったりして、僕が店長だったりした場合は、
気になった本とかは基本的には発注はしますし、店長権限で。
僕が頼んどいたんでそこ置いといてねとか。
ということで、ある程度気兼ねなくというか、置いといてみてって。
そういうのもね、あらかじめそういうことで唐突にやったらちょっとうって思う相手もいるかもしれないですけど。
まあそれはもうね、日頃のお付き合いですよ。
なので売り場とかで、そういった店長とか、この人の言った本は入れといたらお客さんが喜ぶ人が多いなとか。
そういう売り場として、お店としてのこの人の目利きっていうのが、
お店の一つの顔になってるなと思ったら入れてあげればいいし。
まあある程度コンセンサスは必要だと思いますけど。
だいぶそういったところで、あんまり気兼ねしちゃうと、コミュニケーション取りにくくやるっていう感じかな。
27:04
でもそうですね、このしめりけさんのお悩みというか。
そうですね、ちょっとした思いついたことっていう感じですかね。
いろいろやり方はありそうな部分ですし。
情報収集については、どこの書店さんもやっぱり何かしら足らないと思ってる部分はどこかにあると思うので。
あると思うんですよね。
完璧に情報収集できてるみたいなやつはなくて、やっぱりどこかで漏れてるだろうなってあると思うので、完璧はないと思うんですけど。
収集することが目的じゃなくて、収集することはたぶん手段で、
目的はやっぱりそれでまた本がよりレジを通っていくっていうことだと思うので。
だから人文書っていうのを置くことが意義があったとしても、それが売れてないとお店の役割としては難しいので、
それをどういうふうに今後、人文書売り場を育てていくかとかいうときに、
打ち出し方とかフェアとかテーマとかっていうものの発見をお客さんに与えるっていう作りのほうが大切だと思うし。
そういう意味では、今売れているものとかじゃない部分に何か突破口があるかもしれませんし。
そうだね。社会的なテーマって一つ言ってもいろいろあるので、
新聞に目を通して、その新聞に載ってるテーマでちゃんとコーナー作ってたりするかどうかとかさ。
例えば今、単純に世界情勢でウクライナが緊張状態だった場合に、
そういったあのあたりの東欧ロシアの歴史的な本を置いてたりすることがいいことなのか。
それがレジを通ることにつながるかどうか。
ただそれをやったことによってお客さんが、このお店はこういう自治的なコーナーをしっかり作ってくれてるってことで、
別にその本は買わなくても信頼あって、他の置いてある人文書でもいい本だと思って買ってくれるか。
なるほどですね。
のもあるし、今のタイガドラマとかでやってるところで、
ドラマの本だけじゃなくて、鎌倉武士のうんちくだとか載ってる本だとか、
あの辺の面白おかしく書いてる本も含めて並べてることがいいお店かもしれないし。
なかなかそのあたりは。
30:02
人気YouTuberの出した本とかが大概揃ってるとか、そういうのもなんかは。
そうだよね。
こんなYouTuberもいたんだ知らなかったみたいな。
そうそう。いわゆるそういうのって抑えておいたほうがさ、
やっぱり人気があるものがちゃんと置いてあるっていうのもあるしさ。
結構書店っていろんな幅でカバーしなきゃいけないときに、
どこに重みを置かせるかって、お客さんは見ながらなんで、
世の中でこういうのが大切だからって置いてたとしても、
お客さんとしてそういったのが動きがなくて、
もっと別の部分に重きを置いてるお客さんが多かった場合は、
そっちが必要だったと思うし。
いろんな客層によって変えていかなきゃいけないでしょうね。
情報収集っていうのもそういったところと連動して営むことがポイントだとすると、
フォローする先がどこかってのは変わってくるということですね。
そうですね。
けどSNSで見つけてることは全然不足はないと思いますけどね。
でもむしろタイムラインっていうよりは、キーワードで検索ガンガンかけてって、
そういうのを調べる時間は、ダラダラダラダラタイムラインをスクロール下にグリグリグリグリやって、
目が疲れたとかじゃなくて、検索ワードガンガン入れて。
うん、そうね。情報っていろいろあるからさ、
発売されて読者がすごいよかったと思ってるような、評価されてるって本の情報なのか、
単純に出版社が今度新刊こんなのが出ますっていう、
発売前の目利きとしての情報が知りたいのかって変わってくるじゃないですか。
はい、そうですね。
今はSNSってプロモーションが変わってきてて、
昔みたく発売しました、じゃあみんな読んでねって広告出したわけじゃなくて、
発売前にすでにゲラを送ったり、試し読み一般読者に募集したりとか、
発売前から話題づくりっていう状態になってきてるので、
そういうふうに今ちょっと販売プロモーションのトレンドも変わってきてるから、
そこをある意味チェックしとけば、出版社が力得てる本もおのずとわかってくるので、
これはさすがにたぶん出たらお店にいくつか置いとかないと、
こういうのを見てる読者がお店に来るだろうなって思ったら、それはちょっとチェックしとけばいけないし。
あと、お気に入りの出版社のツイッターのアカウントはフォローしていくとか、
さっきのメールマガジンがあったらメールマガジンもそうだし、
積極的にこっちから目利きしながら情報を収集していく感じだと思うので。
向こうから待ってると絶対情報が来ないので、特に仕事としての情報は。
だから積極的にこっちからアクションを起こさないといけないっていうのは、どこの書店さんも思ってることだと思うんですけどね。
33:05
あとはこの出版業界にはBooks Proというプロユースのツールもありますので。
はい。マスター・登録者の書店だったらみなさん使えると。
中には熱心にそういった情報のアップデートをしている出版社さんもありますので、
当たりハゼルあるかもしれませんけどね。
だけどそういうところも頼ってっていうのもいいんじゃないでしょうかね。
そうですね。あとは循環情報をチェックしたいだとか、
そういったスリーブースを含めて流れみたいなのもチェックできればいいし。
Books Proなんかはカレンダーがあるので、発売未発売の本とかもできますし。
ちょっとそういう組み合わせでいけそうな感じもしてきましたね。
僕なんか結構その日発売した本、今日発売した本とかって本当に面白いので、
ぼーっと見てたりすると、「今日こんなん出てるんだ!」とかさ、「お、これ面白そう!」とかさ。
これから出る本だとちょっと膨大になるので、近間だけにしますけど、直近とか明日明後日とか見ますけど。
あえてこれから出る本で中途半端に先のやつって、
やっぱり発注そのタイミングでしてても、うまく受け付けられないことも多いんで。
そうそう。あと忘れちゃったりするからね。
あえて今日出た本に絞って、毎日ルーティンでやってくってのもありかもしれないですね。
追加注文だったらどうせそのぐらいのがちょうどいいタイミングだと思いますし。
はい。本当そのあたりですね。
僕なんかは新刊情報を見るのが好きなんで、
そういったのがちょっと癖になっているので、あんまり苦労はしたことないんですけど、そういったところは。
SNSは僕も、読書アカウントとか出版社アカウントだとか、
あと図書館師匠さんのアカウントとか、全部片っ端からフォローしてるんで、
情報拾い聞いてないなーくらいまではちょっと、そこまで不安感はないですね。
もう本当、皆さん情報をどんどんどんどんTwitterであげてくれるんで、
同じ会社で、たてんぽと温度差っていうのは、多分チェーンとだけ一緒でしたね。
また中野側と同じ会社で一つ集まったんですけど、
今回1万8000円に分けるように17個3つのバリアーリフターみたいなのに対して affection っていうのがベンチになってしまって、
こんなことが起きてるっていうふうに思ってますよね。
温度差っていうのは、たぶん、チェーンとか複数店舗あるお店さんは、店舗間でいろいろあるでしょうね。
36:00
まあ結構やっぱり、でもね、お店が違えばもそうですけど、人が違うとやっぱり。
客層が違いますからね。客層変わっちゃうからね、やっぱり。
結構また、中心の置き方も違うんでしょうね、なんかそういうのは。
そうだねー。お店によっては変わるからね。
けど、書店横断のフェアとかっていうのは、ある程度何か企画とあったら、
つながりのある書店さんから賛同えてやってもいいんじゃないですかね。
あとちょっと、うちでも同じフェアをやらせてほしいとかっていう相談とかもね、
企画した人からしたら絶対嫌な話じゃなくて、
えっ、こんな私がやったフェアとかでも、それもよかったらぜひっていう。
むしろ喜んでもらえるかもしれないし。
なんか勝手にパクるのはだけなければね。
もしね、同じフェアだったらね。本も一緒だったらね。
いやだってさ、結構エンド平台とかって大変じゃないですか、今たくさんあるから。
大変だと思いますね。
それを更新していくってときにさ、出版社のフェアだけやってったら結構大変だなと思うから。
まあ書店オリジナルのフェアをやりたいと思ったときに、
やっぱりそういった他のお店さんのアイデアとかも普通に柔軟に取り入れてやったほうがいいと思う。
そこにちょっと自分なりのエッセンスを加えてもいいしさ。
別にフェアは特許を取ってるわけじゃないし。
そうですよね。
結構フェアって終わった後にフィードバックくださると嬉しかったりするんですよね。
フィードバックなかったらこっちからもフィードバックっていうか結果みたいなのは知りたかったりもするし、
こっちというのは出版社側とか。
どっかのアイデアをお借りしたら、
なんかうちでこんな感じでしたとかってお店さんの企画した方に伝えるとまたつながっていくと思うし。
書店のオーダーフェアって、夏読むっていう書店員さん発信の夏の文庫のフェアがあるけどさ、
ああいうふうに積極的に参加して、横のつながりをつくるとかして。
失礼しました。お聞き苦しいところ。
そういった積極的に参加して横のつながりをつくって、
自分でこういうフェアを開いたいんですけど、参加者と一緒にやってもらえる書店さんいませんかみたいな感じで。
ただツイッターに、このフェアを開いたら参加の書店を募集してますって言ってもさ、難しいけど。
夏読むなんかは本当にすごい、出版社の主導の文庫フェアじゃなくて、
書店主導の文庫フェアっていうことで何年もやってるところだから、
39:01
書店であればウェルカムな人たちばっかりなんで、あれはすごいいいフェアですよね。
僕も何度か参加したことがありますけど、1回か参加したことないですけど。
私も何回かちょっと参加させていただきます。
すごいお祭りみたいで楽しそう。
今思ったんですけど、そういう意味では同じ会社でも多店舗と音動作があるっていう感じではあると思うんですけど、
たぶん本に関わってるっていう共通項って、同じ会社だって共通項あるんで。
書店ですもんね。
同じ会社でフェアみたいなの、社員参加型のフェアっていうか。
結構、たとえば栃木のうさぎ屋さんとかそういうのがすごい。
うさぎ屋さんはほんとにすごいじゃないですか。
多店舗を含めてブックリストを作って、
ブックガイドみたいなのを作ってるじゃないですか、スタッフのおすすめの本で。
書店なんだけどお客さんに向けてのブックガイドみたいなのを作ったりしたり、
本を楽しみ方とかを、いろんな、1店舗だけじゃなくて、
復習店舗でそのスタッフたちでやるっていう。
ああいうことやらないとなかなかね、普通にしちゃうんでね。
社内にもそういうノウハウっていうかそういうのを回すスタイルみたいなのがあると思うんですけど、
初めてやるの結構大変だったりはしますけど。
そうだねー、やっぱりノリがあるからな。
でもなんか正直ね、うさぎ屋さんって津田屋さんのフランチャイジなので、
お店の店舗の外観からしたら、いわゆる津田屋さんって感じじゃない?
はいはいはい、そうですね。
だけどなんかうさぎ屋さんの津田屋さんはなんか違いがわかるじゃないですか。
そう、うさぎ屋さんっていうのが結構やっぱり感動につくのよ。
絶対地域の本好きの支持を得ている津田屋さんじゃないですか。
どこ行ってもやっぱり津田屋さんじゃなくて、うさぎ屋さんの店舗。
僕2店舗ぐらいお気に入りでよく行きますけど、近くなんで。
やっぱり売り場っていうところでのスタッフとかの主張とかアピールみたいなのが見えるからいいし、信頼できるし。
それが1店舗だけじゃなくて、ここのうさぎ屋さんはいいけどここはダメよねみたいなとこはないわけ。
みんながちゃんとしっかりやってるというか。
で、マニアックにこの本入ってねえな、ダメだなみたいな話じゃないじゃないですか。
なんかなかったら売れちゃったのかなぐらいな感じじゃないですか。
そうそうそうそう。
ちょっとまた入荷あるだろうし待とうか、発注も入れとこうかぐらいな、むしろ関係性じゃないですか、もうそういう。
発注して客注入れたらさ、その後僕が買ってった後にその本が追加で入ったりするとさ、
お、俺の注文した本を見て気づいたなみたいな。
たまたまなんじゃないですか。
42:00
でもね、十分ありますよね、可能性。
僕もね、そういうのをお客さんの客注見てさ、あ、これ面白そうと思うんで、って思ってたんですよ。
店頭分もね、一緒に頼んどこうってね。
そうそうそうそう、よく頼んだもんね。
面白いもんですよ。
だから、なんかもしかしたら、全国離れた場所じゃなくても、
同じ視点同士の本好きで、なんか桑立てして、
社長さんとかに予算つけてもらって、ちょっと額材とかも奮発してっていうのは、
けっこう面白いかもしれないですよね。
そうだね。
まあけど思いついたらもうやっちゃうってのは一番。
僕なんかはそうですけど。
初期衝動大事ですよね。
そう、初期衝動で。
あ、なんか今面白いこと思いついちゃった。
そしたらもうその場ですぐ行動に移して、
もうたとえば他のお店さん巻き込んだら企画書もその場で作っちゃったりとかして、
お酔いやりますみたいな感じで。
っていうのはありますけどね。
一回玉投げちゃうと、あとは帰ってくるまでの間に一息つけたりもするんで。
そうそうそうそう。
とりあえず玉投げるっていうのはね、ありますしね。
まあ面白いですよね。
そういう面白さがあるから書店はやめらんないですけど。
面白いですよね。
やめらんないんですけどっていうのは、俺やめちゃいましたけど。
まあそんな感じで、いろいろこの辺りの情報共有、情報収集などなども。
そうですね。
これ聞いてる方で、書店員さんで、うちこんなことやってますとかね。
そういうのも聞いてみたいですね。
聞いてみたいですよね。
この会見聞いて、うちこんなことやってましたとか、
こういうことやりたいですとか、アイデアでもあったりとかね。
またお便りいただければ、ステッカーもね、ありますよね。
自称、日本一書店員が聞いているポッドキャストですからね。
あくまで自称。
たぶん小泉京子さんのほうが聞かれてる。
言うな、それは言うな。
ということで。
少しでもお役に立てれば。
気持ちがスッとしていただければ。
参考になればありがたいなと思っております。
またご質問、ネタフリなどありましたら、しめでけさんお待ちしておりますので。
お待ちしております。
今回はご質問ありがとうございました。
それではまた次回。
さようなら。
さようなら。