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ひよっこ研究者のサバイバル日記
略してひよけん
大きい動物の研究をしているちぃと
小さい動物の研究をしているはちです。
この番組では、研究者として、ひよっこ教員として、
はたまた普通のパラサン女として、日々奮闘中の2人のリアルな会話をお届けします。
論文改訂作業のステップ
本題は、リバイズという論文を投稿して修正していくステップで、
具体的にどんなことをしているかについて紹介していきます。
レフェリーからのコメントは、
リジェクトとかアクセプトという一言だけではなく、
その判断に至った根拠がたくさん説明してくれています。
多くの場合は、論文を良くするためのたくさんの有益なコメントをもらえればかなと思います。
私自身がよく受け取るレフェリーからのコメントの一般例としては、
まずは全体的にどんなことを書かれている論文にあったかというのをちょっとサマリーしてくれて、
この論文の良いところ、悪いところを評価してくれて、
出版に関してビューアー自身がアクセプトだねとかリバイズだねとかリジェクトだねという判断が書かれています。
その後に詳細なコメントが付けられていまして、
この行のこれはこうだから直してとか、この図はこうだからあれだねとか、
このコメントを書くために行番号がいるという。
レフェリーの一つ一つのコメントに対して私たちの回答をどうやって直すのかということをね、
丁寧に丁寧に説明するレターっていう回答レターみたいな文をこのように直しました。
理由は何々ですみたいなのとか丁寧に。
どんだけ小さいコメントでも全部返していくっていうことを心がけて何よりも感動的にならずに。
とても分かりますみたいな。
すごい分かるんですが。
ありがとうございます。
でも私たちは実はこういうふうに考えていて、
でもこの原稿はこれぐらいは直しときましたみたいな。
いろいろ言いながらね、確かにご指摘の通り道理が飛躍しているかと感じますねみたいな。
この先だけめっちゃ日本人っぽくていいよね。
あと私、茶読の経験は結構したことが多分それなりにあって、
この前数えたら15本ぐらいあって、まあまあ意見述べてもいいかなと思うんで述べさせて。
原稿の出来って本当に人それぞれで、これ大丈夫かよみたいな段階の原稿とか来ると、
こちらもイライラしてしまうんですよ。
でね、茶読って実はお金とかも全くもらわなくて、
もうタダでボランティアで自分の時間削ってやっているので、
やっぱちょっとでもさ、いいこと言いたいというか、
自分もやってもらっているから代わりにやらなきゃって気持ちはあるけど、
でもこう程度があるから、
だから茶読者って専門家の人がやってくれるとは言うんですが、
こういう人には回っていることは実はあります。
専門家だもんね。
専門家だもんね、でも応募書だけではないという。
わかってもあるし。
何回も言ってるかもしれないんですけど、
エディターが最終的な判断にはなるので、
レフェリーがいくらダメって言っても通るときは通るし、
私もリジェクトしたことあって通ったこともあるし。
自分が筆者としてなるときは、
エディターが味方になってくれるときは結構期待してもいいかなと思います。
いわゆるして再登校した後はまた再度登録されるというのも
茶読の過程に入ります。
2回目の茶読でのメジャーとかで、
たくさん直せ直せって言われることもたくさんあります。
ここでメイズに丁寧な気持ちを持って
本気よく頑張るということが私には求められます。
そうですね。
あとすごく大事なこと言い忘れちゃってくるんだけど、
これだけ時間とかもかかる過程だったら、
同時に複数の雑誌に送って、
茶読してもらったらいいじゃんって思った方もいるかもしれないんですが、
一度に投稿できるのは一つだけというのが決まっています。
もちろんそれは茶読者も編集者も見て時間をかけてやってるから、
こちらもしょうがないかなと思います。
これは投稿作業をするときに、
この論文が他のジャーナルへ投稿していない。
重複投稿になっていないという制約をした上で、
投稿が受け付けられるという仕組みになっているので、
重複投稿は絶対ダメです。
レフェリーからのコメント
後半なんですけど、
実はちょっと前にしーちゃんがリバイズに追われているタイミングがあって、
おしゃべりしている様子を録音してみたので、
そこでもいろいろと私たちがリアルにリバイズで落ち込んでいる様子が、
せっかく撮ったので、後半はそちらを流しちゃおうかなと思います。
ちーちゃん、絶賛リバイズ中ですか?
いやー、ほんと帰ってきたんですけど、
いやー、やっぱなんかね、
論文のリバイズって大変だよね。
うん。
差読者何人だった?
あ、でも差読者ね、今回2人。
私もだいたい普通3人ぐらいコメントあって、
でも2人も多いかな。
雑誌によってはさ、5、6人みたいな。
あるみたいだよね。
雑誌の分野だと、5、6人っていうのはなかなか…
分野にもよるのかな?
雑誌なのかな?全然。
分かんないこと多いよね、いまだに。
多い。まだひよっこなんで、全然分かんないんですけど。
すごいしんどいじゃない?リバイズって。
でも、私なんかほんとに今回温かい気持ちになったの。
なんかコメントが、すごい2人目好意的だったんだけど、
これってどんな先生なんだろうって思っちゃって。
こんな学生にでもさ、
なんか添削差し上げるのはとても大変なお仕事じゃないですか。
でもなんかほんとにどこの誰か分かんない、
こんなぺいぺいひよっこ教員に、
研究者に、こんなに丁寧に、
多分おごすわなと思ったの、見た感じ。
丁寧にアドバイスっていうかリバイズしてくださいって
コメントくれるのはやっぱりすごい、なんだろうね。
いいよね。
いいよね。
私も茶読するときは、なるべく頑張ろうって思う。
うんうん、だよね。
その気持ちがすごい伝わってきて、
ありがとうございますって、ほんとに思っちゃった。
何に近いんだろう?一般的に言うと。
えー、分かんない。こんな作業なくない?
でもさ、本の編集者も同じじゃない?
講演通作業?
多分多分。やっぱ直さないと。アイディアとか、
出版に至るまでの執筆活動は作家になるじゃん。
でも、分かんないけど、その業界のことは。
でもなんかちょっと似てるのかなって思って。
やっぱ講演通して?
じゃないと余裕に出せないじゃん。
そうだね。
でも、リバイズを返したらね、もしかしたらそのまま
アクセプトになるかもしれないし。
でも、それとはいいんだけどね。
ちょっとリバイズをするか取り下げて他に出すか。
そういう選択肢もすすえて。
戦略あるよね。
で、早くアクセプトされたいので。
ちょっとマジヤバいなので。
本当にリバイズはね。
でも、メジャーでも帰ってきたら嬉しいよね。
リジェクトが一番しんどい。
リバイズの過程
嬉しい。私リジェクトあんま実はされたことないかも。
1回か2回ぐらいしかないよ。
厳しいですってめちゃくちゃ言われて押しまくったことある。
リジェクトとは言われてないけど、
メジャーだけどもマジリジェクトしたいみたいな。
じゃあ結構ね、その目にあったことはあるよ。
調子乗っていいとこ出して。
速攻で。
気持ちもあるな。
全然リバイズにならなかった。
今のところは無理かなってちょっとチャレンジングな意味を込めて
出したら3ヶ月待たされてるから、
これはワンチャンメジャーかなと思ったらリバイズでした。
頑張りますわ。
じゃあアクセプトになりそうになったら飲みに行こう。
そうだね。
気持ち落ち着けてみてみたいなの。
リバイズの求められてる内容。
まあ。
落ち着いて読むとさ。
まあいけなくもないというか。
冷静に答えたら向こうも理解してくれる可能性はゼロじゃないと思った。
でもそれでリジェクトされる可能性もゼロじゃないと思った。
いろいろあるよね。
めっちゃ読むのにエネルギーいらない。
さどきコメント。
私だから一晩寝かしちゃった。
大事だよ。寝かした方がいいよ。
ちょっと見たの一回。見たんだけど気持ち悪くなっちゃった。
わかるわかる。
そういうのは本当にね。
何?何?って思って。
それでなんか普通に昨日は体調も良くなかったし疲れてて。
土曜日なんですけど朝なんですけどって思って。
確かにさ。時差があるからさ。
嫌な時間とかに来たりするよね。
する。そういう時に頑張って。
メールは夜中に見たの?
そうだよね。夜中。
ちょっとね。もう良くないよ。
しかもさ。でも見ないのも嫌だよね。
そう。だから見ちゃうんだけど。
でもなんかもううわーってなって。
うわーってすんだよとか思って。
てか最初質問内容がよくわかんなくて。
今で闇を見せたよ。
土曜日なのにそういうメールが来るっていう。
まあみんな忙しいからさ。
結局さ。なんか。
平日学もあるしさ。
土日の方がね。論文進むよね。
そう。楽しいよね。土日。
あ、やばいよこれ。闇が。
アカデミアの闇みたいな。
土日なんか誰にも邪魔されずに執筆したり
論文読めるの嬉しいよね。
うん。
じゃあ私はリヴァイズに戻ろうと思います。
はい。
リヴァイズ頑張ってください。
うん。ちっちゃいとこは先に直すと言おうと思って。
どっちにしてもさ。投稿し直すってなっても
直さないといけないから。
確かに確かに。
マジ丁寧。ちょっと頑張るわ。
あの人すごかった。分かんない。
どんな応募者分なのかどうかも分かんないけど。
まあありがとうっていうことで。
はい。最後までお聞きいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。
せーの。
オーバー。
