1. 藤原ヒロの なんなんやろ
  2. Ep.52 正欲・行人・嘘つきアー..
2022-01-24 39:07

Ep.52 正欲・行人・嘘つきアーニャ

spotify apple_podcasts youtube
最近読んだもの話題の回。「正欲」朝井リョウ、「行人」夏目漱石、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」米原万里について。
どんな本か知らなくても、むしろ知らない方が興味深く聴けるかもしれないです。お気軽にどうぞ。
【質問箱】https://peing.net/ja/fuji_hiron
#ヒロなん
00:00
藤原 博の「なんなんやろう」
こんにちは藤原博です
少女漫画を描いています
夫の帽子です
友達のCさんです
この3人で愉快な日常のやりとりを配信します
カフェで隣のテーブルの会話を聞き流している気分で
聞いてもらえると嬉しいです
最近読んだ本とか見たやつとかの話していいですか?
しましょうしましょう
Cさんのだいぶ前の日記で気になったやつが
浅井良王さんの「性欲」が説明の中で
水に性的興奮を覚えるってあったじゃないですか
あれの意味がわからなくて
どういうことなんですか
浅井良王の新作で「性欲」っていう本があって
そこに登場する主人公たちが水に興奮するっていう性癖なんですよ
どういうことっていうと
人によるんですけど、蛇口から吹き出す水の様子とかを見て興奮するんです
みんなってことですか?
みんなっていうか主人公が何人か出てくるんですけど
そういう特殊な性癖を持つ人たちの孤独を描いた本で
どういう興奮なんですか?それって
ほんまにエロ本を見るみたいな興奮
水が蛇口から出る以外も何かあるんですか?
あの噴出するのが好きな人もいれば
水風船みたいなのを作って
それが割れるやったかな
そういう形を変える水みたいなのに興奮する人もいるし
っていう話なんですよ
ほんまにそんな人が入るのか知らへんけど、
そういう絶対人には理解されない性癖があるっていう。
じゃあ、水そのものの状態で刺激されるってことですか?
水そのものの状態。
水が何かを伝っている様子みたいなとか?
うん、多分その水、単なる水じゃなくて動きのある水なのかな、
その出てきた人たちの感じやと。
はいはいはいはい。
そう、だからその物語の中では、
そういう自分が興奮する映像とか動画とか写真って、
普通の性癖の人やったら溢れてるじゃないですか、
やなやかに、ちょっと探せば。
でもそういうのがないから、悩まはるんですよ。
自分が興奮するものを探すのに。
だから、その駆け出しのYouTuberの若い、
小学生のYouTuberやったかな?にコメント欄でリクエストするんですよ。
水で遊ぶ。
03:00
水伏せのぶつけ合いっ子とかどうですか?みたいな。
で、それを見て興奮するっていう、
恐ろしい話なんですよ。
水単体やったのやん、それ。
うん、なんか土木が欲しいんやったかな?
なんかその人はそういう。
だからその色々問題になるじゃないですか
商人愛車とかすごい避難されるじゃないですか
その人たちは子供は別に良くて
ただ水の動きを見たいっていうことなんやけど
そうやって子供を利用してリクエストすることに
自分でも罪悪感を覚えながらリクエストしたり
で、本人はYouTuber本人は
まさかそんなことを考えられてるなんて思ってないから
リクエストがあったことに喜んで
それに答えてそういう動画を撮って流したり
すごいですね
すごい話ですか?
いやほんとだからその水に性的興奮を覚えるっていうだけでは
全然想像できなくて何を意味なのか
ほんまよくわからんもん
例えばそういう人は、登場人物は女性の体に対して性的興奮を覚えるのか覚えないのかどうなんですか?
覚えないんです。
あっ、全く?
もうそこ…
その主人公は、登場人物は女性も男性もいるんですよ。
女性も男性も水に性的興奮を覚える人が出てくるんですけど、
異性に対して抱く感情を水に抱くというか
水の…
だから全然その
異性もしくは同性に対して何も感じない
ということは
性行為は難しいんですか?
うん
もう本当にマスターベーションしか快楽を得れない
そういうことですね
めっちゃ大変なんですか?
そう
そんな人たちの孤独、本当の孤独を描いてるんです。
へぇ〜!
この小説で。
大変やん!
そう!
すごい話やなぁと思いました。
想像絶しますね、その辺は。
そうか〜
満たされはするんですか?その水に対して。
うん、でも誰にも理解されないから、すごい苦しいんですよ。
うん。
すごい本読みますね
(笑)
でも
有名な人やから
結構話題にもなってて
あっという間でも
言うたわたし
そうですね
なるほど
そういう人がいるんや
っていう
それを面白おかしくっていうか
06:00
こんな怖いことあんねんで
っていう本じゃなくて
目的というかその本が言いたいのは
今多様性がすごい大事にされてるけど
そこにすら入れない人がいるんだっていう
はいはいはい
なるほどな
切れないですもんねそこを拾うやつ
ねだから同性が好きやねんとか
今も全然そんなのは
マイノリティじゃないっていうかさ、
理解されるじゃないですか。
打ち明けたところで、水に興奮するねんって言っても、
絶対理解されないじゃないですか。
まあ、詳しく聞かないと、本当分かんないですからね。
「後人を呼んだ話」
「三つ目漱石の後人を読まはったんですね」
「光陣を読んだ」というか、オーディブルなんて聞き終わったみたいな感じなんですけど、
これ、それこそ帽子が夏目漱石で一番好きなのは何かっていうと光陣やっていうところから、
読んでみたらわかるみたいな感じで言われて、読んでたんですよ。
で、もうほんと序盤の方は私、前言った通り、自分にとってはなんかちょっとリアリティがすごすぎてしんどいみたいな話してたんですけど
本当にだいぶ後半、もう終盤あたりで、確かにこれは帽子だなって思いました。
ざっくりとどんな話なんですか?
ざっくりと男の人が主人公で、 次男房でちょっと自由自なんですね。
その生活範囲の様子が、日常の生活が 説明されているような話ではあるんですよ。
だから何が起きるとかっていう感じではなくて、 周りの人間模様を描いているみたいな感じなんですけど、
最初の方からお兄ちゃんが出てくるんですけど、
お兄ちゃんがちょっとややこしいキャラなんですよね。
なんか、めちゃ賢いし、
家を継がなければならない責任感とかもあるし、
しっかりしてる感じなんですけど、
周りの人からややこしいという立ち位置で見られてるキャラなんですよ。
そんなお兄さんがいる次男胞が主人公?
主人公で、だからなんかちょっと徐々に徐々に話が進むごとに、お兄ちゃんのややこしさが手に余ってきたみたいな感じで、
家族とかがちょっと悩みの種みたいにしていくんですよ。
その一番最後の方に、もうこれ弟の話じゃなくてお兄ちゃんの話やみたいな感じになるんですよ。
09:05
そのお兄さんのことをちゃんと理解してくれる友人っていうのが出てきて初めて
なんかそれがわかっていくみたいな感じなんですよ
弟の目から見たお兄ちゃんやとただのちょっとややこしい人みたいな感じなんやけども
そのお兄ちゃんとずっと付き合いのあったエイジさんっていう友達から見た
そのお兄ちゃん像を説明してもらえることによって
なんかわかるわみたいな感じになっていく
その下り以降が帽子みたいな感じ
帽子は誰なんですか?
帽子誰とかではないんですけど
なんかなんやろ
僕が若い時に悩んでたことみたいな
が結構一緒かなと思って
へー、そうなんだ。
でも、ほんまに意味わからんと思いますよ。
結構仏教的な思考回路というか、
何言ってるの!?みたいな話なんですよ、本当に。
じゃあ結構難しい?
読み進んでるのが?
それまでは全然普通の家庭の話なんで。
家族のね。
お兄さんも頭いいし、その親友のエイチさんも頭いい。
東大やったっけ?
先生、教授かな?
高次元の話なんですよ。
だからこそみんなついていけないみたいな感じなんですけど。
なんやったっけ?
なんやったっけ?
なんやったっけ?
対象に自分を見るっていうところに入るのかな?
川かどっかで友達と2人で過ごしてて、
カニかなんかがいて、あれも自分であるって言って。
流れてる水も自分であるって言って。
対象の中に自分を見ると、自分と対象との違いがなくなってくる。
そこに差異とかを考える必要がなくなってきて、
自分の心の平安が得られるみたいな、そういう話なんですよ。
へぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
分かるかな〜?
いや、分からなかったんですけど、僕もね。
でも、こういう話、ずっと考えてたな〜みたいな。
へぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
そのHさんが、すごい本当に良いんです。
このHさんという人がいないと、このお兄さんは本当に辛いだけの人生であるみたいな。
お兄さんはそういうことが、
本で読んだりとかして、
仏教の研究とかした時に、
お坊さんがそういう修行をしてて、
12:01
そういう悟りを開いたみたいなのを見て、
自分がやりたいのはこういうことだって思って、
けど、どうやっていいかわからないっていうのに
ずっと悩んだって。
自分のそういう生きる上での心の平穏を得るために、
たどり着く道がわからないっていうのをずっと悩んだって
でも答えがわかってるのに行けないから
それがずっと苦しいみたいな
周りの人に神経衰弱って言われてるんですよ
お兄さん
このままやったら気が狂うか
自殺するか宗教に入るしかないって
そんな話
なんかその人間って人って別に自分の人生を自分のペースで自然に歩いてるみたいな感じじゃないですか
でもお兄さんはもうなんか人類史がもう本当生まれたところから自分の中で全部こう考えを巡らしてしまうみたいな感じ言うんですよ
だから、一人一人の生きてる人生じゃなくて
全ての時間軸のことについて
考えざるを得ないというか
考えたくて考えてるわけじゃないけど
考えずに過ごすことができないみたいな
自分一人じゃなくて
もうなんかもう
世の中全体で考えちゃう
で、もうこれが辛くてたまらないんだ的な感じなんですよ
それは辛いでしょうね
辛いでしょうね。
だから、そうかって聞かされてもどうしたらいいのか分かんないっていうのが普通の人じゃないですか。
それを英知さんはちゃんと会話をして、話が唯一できる相手みたいな感じなんですよ。お兄さんからしたら。
神経衰弱がひどいから旅行に連れ出してほしいみたいな頼みを受けて
エイチさんはお兄さんと最後終盤の方で1ヶ月くらいだったっけ
ずっと旅行2人で旅行に行ってて
その旅の中で分かったことを手紙で送ってきてくれるっていう下りなんですよ
弟の家族に
その中でお兄さんはこうこうこう言ってこうだから
めっちゃいい人ですね
めっちゃ良い人なんですよ!
これ読み終わった時に
CさんはHさんっぽいなってめっちゃ思いました
めっちゃ良い人じゃないですか!
キャラを配置するならCさんはHさんだなって
人の話を聞いてあげるみたいな
程よく寄り添うみたいな
お兄さんがややこしい人としてみんな扱ってるけど
そういうふうにしたのはみんなだよみたいな感じのこともやんわり言うみたいな
15:04
まずはお兄さんに期待をするんじゃなくて
ちゃんと自分たちが受け入れてるかどうかっていうのも考えなよみたいな感じの下にもあった気がする
爪漱石読むの初めてです
でも読みやすい?
最初のも全然普通に日常生活
でももっと普通のやついっぱいありますけどね
1930年
明治のおじさんが
全然ね、読みやすいですよ
最後のその仏教の下りは
何言ってんのってなるんですけど
でも、何言ってんのっていうこの感覚で
お兄さんは孤独を感じてたんやろなみたいな
全然分かってあげたくても
なかなか分かってあげられない
みたいなやつはすごいあります
へぇ~、ちょっと楽しみ
それを読んですごい防止的って思うのも、どうかと思うんですけど。
でも言ってる意味は確かにわかるみたいな感じです。
防止が好きっていうのもわかるっていう本。
これを選ぶのはわかる。
なるほど。
なんかその、読んだ後に自分なりの何かについて考え込むみたいなのは
この本ですごいあったんやろうなっていう
そういう大体好きな本の系譜があったんで
これはそんなかの一つやったんで
どうやって生きていけばいいんやろみたいな
前もちょっと話したんですけど
教科書的に?
そうですね
考えるって言ってましたもんね
好きな本は
そんな本だったんで
でも読みやすいは読みやすい
ただ読む人によっては
なんでこれ選ぶん?ってなるタイプの作品ではあると思う
なんか大事って本当に何も起こらないので
どっかのキャラクターに引っかかりがなければ
何も起こらない
すごいな
もう一個開けたような本があって
『クラニーとゾーイー』っていうサリンジャーの
好きですよね
普通に言ってましたっけ?
好きって聞きました
それもなんかそういうちょっと近い
内容全然違うんですけど
どうやって生きていけば分からないって
悩む女の子がお兄さんに
太っちょのおばさんのことを考えなさい
って言われるっていうやつなんですけど
いつも自分の頭の中に
その人のために祈るとか
太っちょのおばさんのためだけに
頑張ればいいみたいなことを言われて
それが本当はキリストなんだよって 結論になるんですけど
それとかもすごい良かった僕は
それは当時自分もそうやって設定したとかあるの?
18:03
設定?いやそんなことない
姿勢というか自分のいろんなことで傷ついたりとか悔やんだりとか悩んだりとかして
どういう姿勢で物事に向き合えばいいのかっていうのも
教えみたいな感じだったかな、それは。
なんかその身の回りのこととか
自分の気持ちとかじゃなくて
あの人のために頑張りましょう、みたいな。
あの人が喜ぶことをやろう。
で、それはキリスト教系の話だから
やっぱそれがキリスト教の教えじゃないけど
そのイエスが認めることをやっていくって
そういうことだよみたいな感じの結論に行き着いてたから
なるほどと思って
進行ってこういうことかと思って
そういう話なんですね
そういう話だと思いますけど
私も呼んでみようと思ったんですよ
その「花見と随意」を
随意と花見?
はい
でもなんか家に実家にあったんですけど
めっちゃ古くてその翻訳が
うん古いですね
すごいわかりにくくて途中脱節しちゃったんですよね
新しい役もあるんですけど
最初の方はね、ほんまなんか
ずっと全然何の話してるのっていうのが続くんで
大学生の主人公フラニーが
彼氏を待ってる、駅で待ってるとかそのとこやってる
その辺で結構、脱節します
ファミリーズミナーのとこ二人で入って
彼氏めっちゃ嫌なやつって言うのが
スノブっていう英語があって
それをなんか高びしゃみたいな
そういうなんかちょっと高満な人みたいな
その典型みたいな男の人が自分の彼氏で
それがすごい嫌になるっていう話になる
女の子は
嫌になるっていうのは彼氏のことを嫌になるってこと?
そうそうそう
で家に実家に引きこもるみたいなことになる
え、別れずに?
彼氏はそれが何が嫌がられてるのか 全然わからなくて
で、なんか普通に迎えに来たりとかするのが 常だけど
お兄さんがいて
お兄さんがズイっていうお兄さんで
妹がフラニーで
お母さんからまたあの子塞ぎ込んでるから 何とかしあげてみたいなことを言って
それがお兄さんがすごい嫌がるっていう
なんでまたそんなことをやらなかったのかみたいな
5人兄弟で長男が自殺してて
2番目のお兄さんは結構仲良かったけど
もうハリウッドに行ってしまってとか
そういうややこしいんだけど絶対的に
そういう話で
下の2人6男と3女とかが遊んでたから
その2人の話
仲良かったお兄さんのフリして
隣の部屋からズウィが電話をかけてくれてて
21:02
2番目のお兄さんのフリをして電話してくるんだけど、後で普通にバレてるって言うんだった。
本当はズイなにしようみたいな。
けど、そこで電話を切るんじゃなくて、俺が言いたかったのはこういうことだと思って、ちょっと聞いてくれって言って、
で、そのさっきのおばさんのクランになって。
ズイがお兄さん?
そうです。
じゃあ、私ズイが出てくる前にも…
ズイはもう俳優かなんかやってた人ですからね。
それは僕はすごい好きだったやつですね
それはそれで自分が楽になったりとかするの?
いやなんか
いまいちクリスチャンじゃないから
その辺の信仰を持ってたらこうなのかなっていう
感覚
宗教ってこういうこともあるかなみたいな
とかそんな思ったりとか
あと、その信仰に沿って生きていくっていうことが自分の支えになるとか
っていうのがどういうことなのかとか
あー
でもそれで自分も元みたいな感じにはならない?
信仰は元々だいたい持ってるもんやから
キリスト教もイスラム教も、出て生まれた家がそうやからとか
そういうもんやから
途中から持つのは違うかな
羨ましいになったりするの?
そういうのがあると生き方ができるっていう
でもヒントがある
こういう風に生きてる人もいるんやみたいな
なんかそういう指針とかがあればいいんかなとか
そういうヒントかな
あと、最近読んだやつで、『嘘つきアーニャ』の真っ赤な真実。
あー、米原まりさんの。
どんなやつか知ってます?
知らないですよ、読んだことないです。
えっと、『角川書店』から出てて、2001年に出てて、283ページの本なんですけど。
薄い読みです。
1960年小学校4年生のマリはプラハのソビエト学校にいた 男の見極め方やセックスのことを教えてくれるのはギリシャ人のリッツア
ルーマニア人のアーニャはどうしようもない嘘つきのままみんなに愛されていて クラス1の優等生はユーゴスラビア人のヤスミンカだ
30年後激動する党で温心のとだえた彼女たちとようやく再会を果たしたマリが遭遇した真実とはっていう
ノンフィクションですね。ノンフィクションの小説。
ノンフィクションなんですね。小説じゃないよね。
ノンフィクションですね。ノンフィクション作品です。
なので、本当に実際、ソビエト学校に、
その、丸さんが、小学校4年生の時に居られて、
24:00
そこで仲良くしてた3人の女の子に、
30年ぶりに会いに行くっていうやつ。
へぇ~、知らそう。
エッセイではない?
エッセイ?
というか、時殿?
時殿っぽいですね。
エッセイにも近いですし、
ただ、ほとんどが、
子供時代の思い出と今っていう感じで
1人ずつやっていくっていうのですね
面白そう
でね、これ言ったら
ギリシャ人のリッツァとルーマニア人のアーニャと
ユーゴスラビア人のヤスミンカっていう3人で
もうそれぞれ賞が分かれてるみたいな感じで
で、タイトルにもなってるアーニャっていうのは本当に嘘つきっていう
こんな愛される感じの嘘つきのキャラっているんやっていう
嘘つきって基本嫌われるじゃないですか
愛され嘘つき
愛され嘘つきなんですよなんか不思議と
え?米原まりさんはどれ?
米原まりさんはマリーマリー普通に
あ、マリーとして出てくるんですね
そうですそうです
共産主義のコミュニティというか
なんて言ったらいいんでしょうね
出てくる世界全部だからそういう人
親がそういう人たちみたいな感じで、そういう時代の流れに翻弄されるみたいな環境の子たちなんですけど、
最初何も毎知識なしにオーディオで聞き始めたんで、ノンフィクションっていうことだけは知ってるけど、
共産主義とか全然そんな事情とかも知らないし、当時の国がどうとかも全然知らない状態で、
とりあえずオススメされたから聞くみたいな感じだったんです。
帽子がこれはすごいノンフィクション作品として話題になった。
面白かった。
自分が好きっていうので聞いてたんですけど、
登場人物がどんな感じの人なのかとかも全然知らなかったんです。
最初はリッザっていうギリシア人の女の子は、
まあ普通の普通のって言ったら変なんですけど普通の子なんですよ
もうなんか当時小学生でそういう環境で仲良くなった女の子みたいな感じだったんで
そういうパターンのノンフィクションなんかなって思ってたら
徐々にそのアーニャもそうなんですけど
休みイカとかになってくると
そんな立場のそんな人?みたいな
え、だいぶ洋人やん!国の洋人やん!みたいな。
そんなレベルの人物が出てくるとは思わなかったみたいな感じの人たちなんですよ。
ただの平民とかそんなのじゃなくて、だいぶ洋人の家の方。
それぞれの。
そうですそうです。
どんどん驚いていくのが多いみたいな感じだったんで、私。
27:00
3章目に「休みんか」っていう子が、 湯子スラジア人の子の章になるんですけど、
めちゃくちゃ美味しかったんですよ。
ノンフィクションってわかってるけど、
これは全然作品になるなっていうぐらい、 関係性が美味しいみたいな感じで、
マリさんと。
え?っていう、なんか、
分かって書いてる?こんな感じでみたいな。
どういうこと?どういうこと?関係性が美味しい。
なんかね、安民家は本当クラス1の優等生で、みんなに一目置かれるみたいな感じで勉強もできるし、
しかも立ち回りも落ち着いてて、一緒にキャリキャリはしゃぐ感じじゃないんですよ。
他のリッザとかアーニャとかは、なんか気に入らないんだよねって言っちゃう。
なんかそのすごいお高くとまってるみたいな感じの
ちょっと仲良くなりたくないわけじゃないけど
なんか遠い存在だから
周りからもっとこっちに来てくれたらいいのに
みたいな感じで言われるようなタイプの
あるじゃないですか、そういう
ちょっと高根の花じゃないけど
近づきづらいけど憧れみたいな
そうそうそう
その時点でちょっと美味しいじゃないですか
美味しい
少女ファンができるのね。
確かに。
どうなってるか。
美味しいですよ。
それこそ口を聞いたこともないぐらいの感じで、
クラスメイトだけど、あんまり喋ったことないみたいな感じでずっといたんですけど、
ある日、マリさんが外に買い物に行った時に、
偶然、エスミンカと出会って、
ヤースナーって言われてるんですけど、
ヤースナーと出会って、
学校の中ではそんなのじゃないのに、
やたら親しげに話しかけてきてくれるみたいな流れになって
ブーツを買いに行く予定やったんで
買い物に付き合ってあげるみたいな感じの流れになったんですよ
で一緒にこう選んでくれたりとかして
その後の2人ちょっとあの
読んでいいですか?
ブーツを抱えて店を出てきたところでヤースナーを遠慮がちに訪ねてきた
直接口を聞いたのはほとんど今日が初めてというくらいなのに、買い物に付き合った上で自宅まで誘ってくれるとは、自宅に行こうってなったんですよ。
で、驚きだ。ヤースナってすごくクールで大人の女ってイメージが行き渡っているから、こんなに人懐っこい性格だったなんて、クラスのみんなに話しても信じてもらえないよってマリが言って、
ヤスナが「まとわりついて迷惑?」って言うから、
マリは「うん、逆逆」って言って「よかった。
でも、誰彼の見栄えなく人懐っこいわけじゃないよ」って
ヤスナのいたずらっぽく輝いていた茶化粧の瞳に影が差したような気がした。
この時点ですごい美味しいじゃないですか!
30:00
美味しい!
美味しいって言われても意味わかんなくて、なんだ美味しいって。
美味しいんやん!
そうでちょっとちょっと慌てたんですねマリが
でありがとうすごく嬉しい
私も初めてヤースナがクラスにやってきた日からずっと惹かれていたから
ってもうずっと惹かれていたからとかって言ってるマリも美味しいんですよ
美味しいんやん
ででもでも近寄りがたくてためらっていたら
ヤースナの方から声をかけてくれたでしょ
言葉にならないほど嬉しかったんだよって
もうこのこのやりとりだけでもだいぶ美味しいじゃないですか
でさらに八重奈が
マリミは私と同じ種類の孤独をかぎつけたの
いきなりこちらの心臓をわしづかみにされて
めんくらったやっとのことで聞き返した
孤独そうどうしようもない孤立感
わしづかみにした心臓を八重奈は揺さぶる
もうなんかもう孤独でつながるこの美味しさ
立ちすぎやろキャラっていう
これがフィクションじゃないのに
そう、フィクションじゃないのに 全然この漫画描ける
なるほど
そういう、そういう、本宣で
これはね、おいしいですよ
おいしいですか?
これはもう、あの、男女何にも関係なくても
男男でも、男女でも、女女でも
もうなんか、どっちがLGBTとかなんでも
どの組み合わせでもおいしい
おいしい
でもおいしくなる
そうなんや
じゃあ、今後のイカせそうですか?
これね、だからね、他のリッザとかアーニャとかも
すごいキャラ立ってて
なんか、こういうタイプの
まあ、あの、少女から大人になった今までも描かれてるんですけど
なんか参考になります
参考っていうか、自分の中の糧になりました
なるほど
キャラクターの
僕はそんなつもりは全然なく
うーん、面白かったよって
参考分岐にされるという
まあでも女の子の話じゃあからっていうのはあったけど
でも面白そう 読んでみようかな
根原まりさんはすごいやっぱエッセイが面白くて
私も何冊買いましたけど
それを読んだことなかったから
びっくりしますよ
これがなんかNHKの特番があったらしくて
実際に映像で出てくるんですよ
あ、その本人が?
外国人とこれって本物なんかなと思いながら呼んでて
でもいやノンフィクションだからって言うと
ノンフィクションも賞とかって言ってるんですよ
だから別にそんななんか
本人がちゃんといたんや
そうだからなんかねその
その特番映像を撮った全部が
このノンフィクションの作品にまとめられてるみたいな感じなんですよ
あっそれね一軒の特番はもうその発売前に
前に多分普通に
全然前ですね。
番組が多分先にあって、
33:00
別れた友達というか、
30年ぶりに当時の友達と会いに行くみたいな番組の
裏側みたいなやつ。
全国関係とか、
そこで話したこととかも全部本になってる。
だから実際に全然逆なんですけど、
映像化されてるみたいな感じです。
だから、本当にこの台詞言ってるんやみたいなとか、
この時の景色はこうやったんやみたいなのが
本当にわかる感じやけど
その当時はその番組が放映された当時には
言えなかったような裏事情とかがいっぱいあるから
それが全部ちゃんと本に書かれてる感じで
全然なんかこれはこの時点では言ってはいけない
ここで言ったらやばくなるみたいな感じの
やつだなっていうぐらい
U-GOはなくなったんだよね
あ〜そうかそうかそういう社会的な
完全にはその命の危機みたいなに繋がる情報みたいな
面白そう
すごい面白かった。読み応えはめっちゃありました。
美味しいし?
美味しいし!
ちょっと美味しさにね持っていかれたところはあるけど
美味しいって〜
でも美味しいんですよ本当に
よくわかんないでしょ?
嘘すぎはないよ
美味しいと思ったことない
本当に?
「こうやって」って「おいしい」って思ったことないから。
目線が違うんだよね。
関係性のおいしさもあるし、キャラクターのおいしさもすごい。
でもこれは多分、描き方な気はします。
言葉のチョイスというか、
実際映像で2人がやりとりしてるやつを見ても、普通の感じなんですよ。
そこまでおいしくはなかった。
そう。
それを言葉のセンスが多分すごい
程よくこっちに与えてくれるみたいな感じですね。
それぞれの子たち3人の方を説明する時の
噛み砕き方ってその人によるじゃないですか。
どこをピックアップして選んで表現するか。
だからそういうところやなって思います。
おいしかった。
ごちそうさまでした。
もう読んだ感想で。
俺も!
僕は全然、だからその、
チェコの学校に通ってたって話なんですけど、
60年代、70年代とかに、
日本人の人がそういう学校で、小学生の時に行って、
そのいろんな国の人たち、
その共産主義の学校って、
世界各国の共産主義者が集まるみたいなとこがあったんで、
ちょっとすごい特殊な学校なんですよ。
その体験談みたいなのがまず面白いと思って
それぞれがみんな自分の国を代表してきてるみたいな意識で
自分の国の自慢をしたりとか
どこの国はどう、どこの国はどう、あなたの国はどうなの?みたいな
36:00
そういう話があったりとか
そんなのも面白かったですよね
あんまりないんですよ、そういうのって
それがみんなが一つの理想を掲げて集まってるっていうような
親たちの子供たちっていうような
なんかだからそういう事情を知れる機会ってほんとないので
そういう意味で全然あの 読んでてよかったみたいな
いろんなパターン生きなんか人生のパターンみたいなのを
垣間見る読み応えみたいなのがありましたね
あとほんと全然知らない知らなさすぎるというか
共産主義にしてもソ連とか中国とか
日本共産党、マリのお父さんが日本共産党なんですけど
全部一緒だって言われたら全然そうでもなくて
その辺の事情は全然知らないですね確か
そういうのがすごいわかりやすく摂取できる感じでした
子供の目線なんであんまりよくわかってないですよね
なんかやんわりとそれが
こういう世界で生きてたりだなっていうのが面白かった。
あとなんかね、そう、あの、リッサの章やったかな?
何人はこう、みたいな感じのイメージで、結婚相手にするなら何人、みたいな感じのことを言ってたりとかすることあるんですけど、
なんかそういうのも全然遠いから、ヨーロッパ諸国の中で何人はどういうイメージかとか全然私知らないんで
そういうのが知れるのもすごい面白かったです。
なんかね、原まりさんの『魔女の一ダース』っていうエッセンも結構その異文化の色々確か書いてあったやつで、それもすごい面白かった。
異文化ってどこに行った時の…
たぶんそのチェコにいたりロシアにいたりしちゃったんですよね
ロシア語ですよね
文字通用の人ですね
いろんな国の文化の常識を紹介するみたいな
確かにその下りとかも全部面白くて
あれですかね、描き方が
描き方が伝わりやすい感じですかね
なんかやっぱりセンスありますよね 言葉に対する
簡単に知らないけど想像できるみたいな感じがあって
知らないことって想像するの難しいじゃないですか
そこが全然ストレスなく読める感じはありましたね
この配信ではお便りを募集しています
番組の詳細にある質問箱までお寄せください
またTwitterで#HiroNan
Hiroはカタカナ、Nanは平仮名でツイートしてください
39:02
ではでは次回の配信
なんなんやろう
39:07

コメント

スクロール