This is はみだし系ライフの歩きかた。 I'm Yukari Peerless.
周りが決めた道からはみ出して、自分だけの生き方をする人を応援するポッドキャスト。 はみだし系ライフの歩きかた。
Welcome to Episode 217. 皆さん、こんにちは。ピアレスゆかりです。
8月に入りますね。 はみらいの夏休み企画、Summer of Friends and Funとして、引き続きお友達を呼んで、いろんなお話をしていきます。
今週のゲストは、サンのゼ在住のリチャードソン・ミユキさんです。
ミユキさんには、シーズン3の第117回にて、マイクロアグレッションとインプリシットバイアスという話をしていただいています。
これもなかなか興味深いので、ぜひぜひ聞いてみてください。
今回はミユキさんの日本へのお引越し、そしてノンバイナリーのミユキさんが時々もやるという日本のLGBTQ関連の報道を中心にお話ししています。
それではミユキさんとの会話を楽しみください。
はい、今週のゲストはリチャードソン・ミユキさんです。よろしくお願いします。
はい、どうもよろしくお願いします、ゆかりさん。
帰ってきて、帰ってきたミユキさん。
この夏はですね、サマー・オブ・フレンズ・オブ・ファンと私が勝手に名付けて、お友達にたくさん来てもらおうと思って、
これはミユキさんとまた話したいなと思ってお呼びしたんですけど、最近どうですか、ミユキさんは。
最近はもう早速聞いてますよ、そのサマー・オブ・フレンズ・オブ・ファンと。
未来毎回。
ありがとうございます。
私も今日ミユキさんの最新のやつを聞いてて、
ありがとうございます。
何かで私の名前が出てきてびっくりしたんだけど、どんなのだったかな。
そうだ、ゆかりさんが来てくれた回の話をちょびっとしたんですよね、そうです。
おおってびっくりしたんだけど。
突然ね。
突然ですね。
でもなんかミユキさん忙しそうですよね、めっちゃ。
そうなんですよ、もちろん仕事なり何なりあるんですけど、12月に引っ越すので日本に。
準備とか、でもそうですね、準備したりとかいろいろしなきゃいけなくて。
日本に引っ越すって決めた理由は何なんですか、それは聞いちゃったらいいの?
別に全然いいんですけど、理由はですね、なんかね、5年前から決まってたっていうのが、
5年前に日本に行こうっていうのを決めて、それで今が5年後みたいな感じなんですけど、
もともと夫がすごい日本行きたい行きたいって言ってたのもあって、
夫さんは日本に住んだことはない?
旅行はしたことあるぐらいなんですけど、
でもね、本当に生まれも育ちもこのシティの中だけで、他にどこにも行ったことないんですよ。
私もだから結構、たとえば結構よくあるのが、LGBTとかいう言葉がなくなればいい、
カミングアウトしなくていい世界になればいい、それは本当にその通りなんですけど、
それって結局そういう土壌がしっかりできて、たとえば今のカナダとかアメリカだと、
カミングアウトというよりも、さらっと本当にうちの男性の中で、うちのボーイフレンドだ、みたいな感じで言って、
男性と付き合ってるんだな、みたいな。
しかも誰もそれで驚かない、土壌があるじゃないですか。
それがないところで、カミングアウトってなくなればいいよねっていう言葉が出てくるって、
カミングアウトとかしないでね、みたいな。
そっち気になっちゃうんですよ。
なるほどね。
ニュースに言われるまで私も気がつかなかったから、これは本当に当事者じゃないと気づかない視線だなと思ったんだけど、
私が好きなTikTokのニュースレターにも前に書いたけど、双子の子供がいるお母さんがいて、
女の子2人で、インフルエンサーみたいなめちゃめちゃフォロワーいて、子供が可愛いんだけど、
みんながいろんな質問をするわけですよ、彼女にお母さんに。
たまたま見たのが、子供たちが、今女の子2人なんだけど、子供たちが大きくなって、
例えば自分はLGBTQってカミングアウトされたらどうする?みたいな質問で、
そのお母さんが、えって、こういう質問自体がもうね、バカバカしいっていうか、
どうするってどう?
どうするって、どうするって、もちろん受け入れに決まってるし、
こういう言い方は語弊があるかもしれないけど、
カミングアウトとかもしなくていい世界になればいいのよって、その人が言ってて、
その人はアメリカの人なんだけど、私も本当そうだなと思ったんだけど、
日本の人がそれを言うと、お前が言うな的に聞こえるじゃないですか、
まだカミングアウトする、さっき美木さんが言ってくれたけど、土壌っていうか、背景がしっかりできてないのに、
いやもうカミングアウトとかいらなくない?みたいになってくると、
いやいやお前が言うなよって感じるってこと。
本当そうなんですよね、なんか以前にその、
だって例えばそのラベルなんか関係ないよ、あなたはあなただよって言ってた、
例えばそれ人種におけば、あなたは私は私って言っても、
明日からアジア人じゃなくて白人になるっていう、そんなわけでもないじゃないですか、
やっぱりその自分のアイデンティティーとかそういうものについてくるものっていうのは絶対にあるから、
やっぱりそのラベルをむやみやたらに量産しているというよりも、
ここを語りたいんだけど、この言葉がないからちょっとじゃあ、
新しくこういうふうに呼ぶことにして、経験とかを語っていこうみたいな形で言葉って生まれていくわけじゃないですか、
だからその辺を無視して、よくわからないのが増えちゃったよねみたいな、
気がすごい蔓延している中で、もうそういう雰囲気がちょっと薄まりつつある場所で暮らしているセレブの言葉とかを持ってきたら、
本当になんか害があるなみたいなものですよね。
やっぱりその真ん中の大変なところを飛び越えて、その先に行こうとしているっていうか、
人の代名詞間違えてごめんなさいと思ったりとか、逆に間違われて嫌な思いしたりとか、
そういうのをみんな乗り越えて、同性婚になってアメリカンとかカナダの人はそれを大変な思いして、
それが合法化されて、もちろん今完璧じゃないけど、
日本よりは進んだところにいる人たちを、日本がさもそこにもたどり着いているかのように言われると、
いやいやいや、私たちはまだそのための仕事をしていないみたいな。
ちょっと何ステップか、後ろって言い方もあれなのかもしれないけど、
なんですかね、ありますよね、やっぱり。
分かる分かる、確かに。
さっきなんか、めんどくさいことって言ってたじゃないですか。
私も結構めんどくさがりだから、説明したくないから。
しかもなんかその、やっぱり結構ノンマリな人の多くは、
男性って周りからジェンダーされるのも、女性ってジェンダーされるのも嫌っていう人も多いんですけど、
私の場合結構全部入ってるみたいな感じなんですよ。
女性としてジェンダーされること自体に、自分にとってのあんまり嫌な気持ちとかそこまでないから、
だからほぼシス女性みたいな感じで生きてもいけるわけで、
言わないほうが正直楽だしめんどくさくないんですよ。
で、しかもあとなんかその、やっぱりパートナーも穂積状の異性だし、
社会的にもヘテロのカップルの人だみたいな感じで、
という感じに見えるし、そういうふうに社会っていうのは今回ってるから、
あんまり私自身の苦労みたいなのもあんまりないんですよね。
だから、言っていって可視化させたいなっていう気持ちもあるけど、
結構そういう意味では特権があるほうにいるから、
だから私がちょっとまだ黙っときたいなっていうのもあるんですよ。
もうちょっとどうにかしてほしい問題があるから、もうちょっとそっちを見てみたいな。
でもなんかその、それもどうなの?と思う気持ちもあるっていうか、
そんなのずっと待ってられないから、もうちょっと可視化させた方がいいんじゃないかっていう気持ち。
結構こう難しい。
難しい、難しい。
自分の。
だって結局ぶっちゃけ自分がもう、じゃあ私はそのLGBTQのコミュニティの人ですって言っちゃうと、
そうね。
それ、みゆきちゃんが送ってくれたこの記事が、私もさっきようやく読んだんですけど、
これは、記事っていうか、そうね、ツイッターのスレッドなんですけど、
これは、ハリースタイルズが、アメリカのベターホームズ&ガーデンズのインタビューに答えた記事があるんですが、
これが、日本のバズフィードが、これを記事にしていると。
まあ、訳して。
でも、そこで、なんか、内容が結構変えられていると。
えーとね、この人は、藤島たかきさんという方のツイートなんで、後でリンクを貼りますけど、
オリジナルのタイトルは、そのベターホームズ&ガーデンズの記事は、
Harry Styles was ashamed of sex life in One Directionっていう記事なんだけど、
日本版バズフィードでは、セクシュアリティーに名前なんか必要?
ラベリングは時代遅れ。
ハリースタイルズが語るこれからの時代って、めちゃめちゃふわふわした感じ。
なんかね、さっき言った本当に、言ったそのものみたいな。
ふわふわしたタイトルに変えられる。
でもなんか、この方の考察では、段落の順番とかも入れ替えられている。
それはもうなんか、だからその、極介であるってその方は言っていて、
これ語訳とかのレベルじゃない?
本当になんか、編集した人、書いた人が意図的に、話の内容を違う方向に持っていこうとしているみたいな感じで、
これはやばいでしょって私は思ったんだけど、
そういうことがやっぱり、いいとこだけ取っているってことなのかな、日本の方は。
でもね、なんなんですか、なんかその、いいように、都合のいいように解釈して広めてるみたいな。
これはパッと思い浮かんだ例だったんですけど、本当に多いんですよ。
またなんかやってるみたいな。また来たって。
分かる分かる。
またですか?みたいな。
なんで日本ってそうなんだろう?
なんでなんですか、もう分かんないけど、ほんとなんか、また?みたいな。
なんかほんとふわふわした、ポジティブ方向に持っていこうとする?
そう、なんかね、私もポジティブ好きだからいいけど、なんかそうじゃない感があるというか。
That's not the pointっていうところに持っていく、そういう話じゃないんだよっていうところに持っていってる傾向が、
どうしてもいい記事もあるけど、なんかたまにこういうのが出てくるっていうね。
もちろん翻訳しなきゃいけないっていうのと、現地のそのなんだろう、いろいろ。
でも翻訳仕事にしてるんだって、分かっててよみたいな、ちょっと思っちゃう。
ちゃんとチェッカーみたいな人いないのかなって。
なんかちょっと変な意図があるんじゃないかと感じざるを得ない。
でもね、ほんとやっぱり、みゆきさんにこれを指摘してもらってよかったって私は思ってて。
やっぱり当事者じゃないと気づかないから、それが気づかないっていうのも特権の一つなんだけど。
私もそんな気づかなかったですけどね。
やっぱり特権があったからなんだと思うんですけど、しっかりちゃんと整理してみるまでは。
なんだかな、もともとだってずっと女性でしょと思ってたし。
なんというか、ゆかりさんドラゴンボール読んだことあります?
昔ね。
昔の時に、悟空がちっちゃい時、おじいちゃんとしか暮らしたことがなくて、女の人を見たことがなくて。
あったね。
ある時、ブルマと同じ部屋で寝るのが、懐かしいな、じいちゃんの金玉くら。
窓のところに頭を乗せたら、なんだ、ちょっとゴツゴツしてる。
昔だからできたひょっとしたら、頭がねえみたいになっちゃって、驚くようになった人。
それでその後、ブルマが女の人っていうのがいて、ないのよっていう風に教えてあげたから、悟空はそれで学ぶんですよ。
でもそれでも悟空は女の人と男の人を見かけだけじゃ判断できないんですよ。
だから、会う人会う人に股を触って、おめえ男か。
そんなのがあったんだ。
たぶん今やったら大物になると思うんですけど。
あれはでもギャグとして描かれてるんですけど、すっごいそういう気分になってました。
見た目じゃわかんないって。
一応そうやって大人になるにつれて学んでいくけど、こういうのが女か、男かみたいな。
自分ではどっちに所属してるのかよくわかんないけど、とりあえず知らない国の宗教施設に行って、
ここはこういう風にお辞儀をしながら入るのよって言われたら、はい。
これが女のね、はい。みたいな感じでやったんで、しっかりそう。
結構大きくなって、トランス女性とかトランス男性のときで、
じゃあ私は?みたいになったら、え?じゃあノンバイナリーなのかも?みたいに思い出したのがきっかけですね。
みゆきさんは今英語研でお仕事されてるけど、代名詞はゼーを使ってるんですか?
代名詞はね、まだなんかその、パブリックにするのもどうなのかなって、
まだちょっと、I'm not readyなのかもしれないんですけど、わかんないんですけど、
かといってC範囲にするとなんかムカつくから、何も書いてないんですよ。
でもそれはそれですごいなんか、そういうもの気にしてないと言われちゃうのかもって思ってるんですけど、
でもなんか知り合いに言ったら、
それでいいと思うんだけど。
でもね、その話聞いて今思ったのは、私あの、最近ほんと、私も英語研で生活してると、
いろんな人が代名詞を名前の後ろにつけてるんですけど、
私今ここにZoomの名前にもC派ってつけてるけど、
C派の人、He, Himの人、They, Themの人がいて、
それは全然かまわないんだけど、たまにShe, Theyっていう人がいて、
なんやねん、それ私は言いたくなる。
じゃあ何、どっちを使えばいいの?どっちでもいいっていう意思表示なんだと思うんだけど、
そういうことか。
そういうことで、私たとえば書くとしたら、たぶんもうちょっともういいかなと思って書き始めると思うんですけど、
書くとしたらたぶんAny Pronounsっていう人もいるんですけど、
なるほど。
She, He, They、全部大丈夫。
それもなんか、私たまにHeって呼ばれてみたいかもする気がする。
だからどれでもいいっていうわけ、どれでもいいって言うとは違うんですよ。
なんかその、どうでもいいわけじゃないんですけど、
なんだろう、自分のジェンダーでね、結構全部盛りみたいな感じなんですよ。
全部盛りみたいな感じだから、
あ、でも宇多田ヒカル、She, Theyですよね。
あ、そっか。
宇多田ヒカル。
それでもね、She, Theyって言われたら、
なんか一応Theyって使ったほうがいいのかなと思っちゃう?
あ、でも、そしたらね、
でもなんかその、人にもよるんですよ。
たぶん聞くのが一番いいのかもしれないですね、そしたらその人に。
人によっては、その、なんか、どっちもっていう人も。
でもなんかこの間、その宇多田ヒカルは、
その、宇多田ヒカルのバイナリーってカミングアウトしてて、
で、それでなんかその、英語のツイートで、
その日本のレーベルかなんかがそのTheyで書いてたら、
あら、なんかあんまり、なんかその、プロナウンにこだわってるわけじゃないけど、
They使ってくれてる、嬉しいみたいな感じの、
なんかその雰囲気のツイートをしてて、
あ、やっぱり嬉しいんだみたいな、ちょっと思ったのはありますね。
だから、だからね、まあ、そうですね、
They、私は、まあ、たぶん、しっかり会社使いで書くようになったら、
They使ってもらうようにするかもしれないと思うんですけど、
でも本当になんかその、
SheもTheyもHeも全部しっくりくるなっていうのがあるんですよね。
だんだんほんと、だからそれでまたどれ使ったらいいの?
なんかどういうこと?って思われちゃうなっていうのもあって、
なんていうのもあったりして、
で、だから、まあ、でもそういう人がやっぱり出していかないと、
その、可視化されないっていうのもあると思うんですよね。
そう、だからなんていうのかな、
私みたいにShe's aって書かれてるのはどっちやねんって思うけど、
なんていうのかな、
私はそれは別にめんどくさいと思ってない、なんか、
で、でもみゆきさんの立場からすると、
やっぱりそういうふうに言われるのが、なんか、はぁって思うから、
じゃあもうなんか題名しか書かないでおこうみたいになる?
あー、でもなんかなる、結構気にしいだから、
ちょっとなるかもしれないです。