銀杏の特徴と臭い
おはようございます。蜜のあじ子です。
やっと、30度を切る日が増えてきました。
9月の末ですよ。 待ち望んだ、秋の気配。
通勤途中、あの香りで、秋を感じました。
黄色い爆弾。 今回のテーマは、
銀杏。 秋に黄色く、
色づくイチョウの木。
その木の根元に落ちている、黄色い爆弾。
強烈な臭いを放つ。
銀杏の実。 柔らかい外側の実を踏んだ日には、
しばらく、靴が臭いです。
あのにおいの元は、酪酸と、
エナント酸。 どちらも、カルボキシル基
という構造を持っています。
酪酸は、 雑巾や靴下のようなにおい。
エナント酸は、 腐敗臭のような、
腐った油のにおい。 哺乳類は、
ごく微量でも、 酪酸のにおいを
探知することが、 できるらしく。
このにおいがあることで、 銀杏は動物に食べられることがない。
生存戦略とも言われてますが、 あの銀杏を拾って、
食べようと思った最初の人類。 すごい。
人だけではなくて、 昔々の恐竜も、
銀杏大好物だったようで、 糞と一緒に、
種があちこちにばら撒かれて、 世界中でイチョウが繁殖してた時期があるようです。
現在では、 そのほとんどが絶滅し、
中国の一角で生き残った、 たった一種類のイチョウが、
またも世界中に広がって、 生きる化石と言われて、
レッドリスト、 絶滅危惧種に指定されてます。
学名は、Ginkgo biloba 日本でもギンキョウと呼ばれたりしますよね。
銀杏の栄養と注意点
扇形の、 ちょっと変わった葉っぱの形。
でも広葉樹ではないらしく。
いわゆる裸子植物で、 あまり進化をしないまま、
現代まで残っている木なんです。 黄色く色づいた後、
地面を覆い尽くすように落葉するイチョウ、 この葉っぱにも注意が必要です。
他の植物よりも、 たくさん油を含んでいるイチョウの葉っぱ。
水に濡れると、この油成分が、 葉っぱの表面にあふれてきて、
雨の翌日など、 スリップに気をつけて。
バナナの皮なんかより、 絶対イチョウの葉っぱが滑ると思ってます。
さて、銀杏に戻りますが、 食べているのは、種の中の仁。
栄養価が高く、ビタミン類や、 ポリフェノール、カリウムなども豊富で、
血糖や血圧のコントロールに良さそうですが、 食べ過ぎには注意が必要です。
銀杏中毒を起こすことがあります。 銀杏に含まれるのは、
メトキシピリドキシン、 ビタミンB6にそっくりなため
ビタミンB6が働かなければならないところを、
阻害してしまって、 痙攣などの中毒症状が起こるんだそうです。
特に、子供の感受性は高いので、 乳幼児にはおすすめしません。
大人であっても、 10個から20個ぐらいが適量かなーって思います。
美味しいんですけどね。 話は変わりますが、
仙台のお友達が、「 この時期は、
銀杏のにおいと金木犀のにおいが、 喧嘩してる」って言うんです。
当時、福岡に住んでいた私は、 銀杏は9月の終わりから10月にかけて落ちてるけど、
金木犀は、その後に咲くから、 喧嘩することないけどなぁ、
という話になりました。 金木犀については、また後日お話ししたいと思います。
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銀杏を拾うときには、皮膚炎にも注意してください。