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こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に好転させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、誰もがハマる単語暗記学習の落とし穴、というお話です。
もうすぐ大学入試共通テストということで、私が担当している高校3年生のレッスンがいよいよ過境に入っているというか、
かなり長文読解のレッスンが多いんですよね。
英会話教室なんだけど、普通に英語の塾みたいにそういうこともやっているんですけれども、
それをやっていると、読解を妨げているものに、単語本で覚えた意味の欠片みたいな暗記が非常に邪魔をすることが多いんですよね。
先週の土曜日にやったレッスンで、某在学の問題が出てきたときに、動詞でinspireという単語が出てきたんですよね。
皆さんinspireという単語、聞いたことある人もいるかな。大学入試とかだと出てくるんじゃないかなと思うんですけれども、
大体辞書とか単語本で読むと、こぶするって出るんですよ。こぶするってピンときます?
英文が何だったかな。Her speech inspired hopeみたいな感じだったんだよね。
Her speech、彼女の演説がinspired hope、希望をこぶした。
わからなくはないかな。こぶっていう単語がわかりにくいじゃないですか。
大体高校生とレッスンをやっていて、inspireってどういう意味かというと、こぶするって言うんだけど、
こぶするってどういう意味かわかるって言ったときに、説明できる生徒さんが本当に少ないんですよ。
だけどとりあえず単語本とか辞書にこぶするって書いてあるから、それどう覚えるんだろうけど、
こぶするがピンとこなければもう一本調べようよみたいなところもあるんですけど、そこまでやっぱりやらないんですよね。
本当にinspireはなかなかみんな意味がつかみにくいと思うんですよね。
それで語源みたいなものを調べると結構面白いんですよね。
もともとspireっていう単語なんですけど、やっぱりこれラテン語がもともとなんですよね。
spireっていうのは息をするとか吹き込むというような意味なんですよ。
その前にinがついているので、中に息を吹き込むというところから、生命力とか活力とかそういったものを与える。
それによって何かを吹き込んで、相手とか対象を動かすというか、そういった感じなんですよね。
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神の息吹みたいなものが人に閃きを与える、人の行動を変容させるような形になるとinspiration、霊感とも訳しますけどね。
霊感というとまたこれが役が曖昧ですよね。霊感というと幽霊が見えますみたいな感じで。
それはinspirationの方がいいだろうと。ひらめきに近いっちゃ近いけども、ひらめきというとパッと思いついたアイディアみたいなものであって、それとも微妙にずれてるんだよね。
なので物理的なエネルギーを吹き込むっていう意味合いもあるんだけど、アイディアとか感情とかね、生命力とかそういった抽象的なものを吹き込むみたいな意味があって、
それがだんだん意味が広がっていく。神の息吹を吹き込むというところから神の啓示を受ける、さっきのinspirationみたいな。
これはそんな感じかな。The prophet was inspired by Godみたいな。The prophetって預言者ね。was inspired、霊感、啓示を受けた、by God、神によってみたいなね。
そういう風なinspireの意味もあるし、さっき言ったher speech inspired hopeだったら、この場合にはinspiredの後にhopeっていう名詞の希望というのが来てる。
そうするとそれどうなるかというと、彼女の演説が希望をこぶしたじゃわからないですね。やっぱり希望を吹き込んだとかね。そういう感じに捉えるとわかりやすいと思うんですよね。
もう一個言うと、例えば部活の監督とかが生徒にやる気を起こさせるために、こぶしたみたいな意味だと、the coach inspired the team to give their bestみたいなね。
こういう風にinspireっていうのは、モチベーションを与えるとか、やる気を与えるとか、感動させるぐらいの意味も出てくるんですけど。
やっぱりこのね、こぶするっていうワードチョイスがね、いまいちだなというふうに本当に思います。
なので、みんなに影響力を与えるテキストとかの訳語って結構致命的な影響を与えることがあるので、もうちょっと何とかしてほしいなと思うんですよね。
スピリチュアリスト的に言うとですね、inspiredっていうのは、inspiredというのは息、息っていうのは生きる生命力そのものなんですよね。
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やっぱりね。なので、神からの息吹を中に吹き込むっていう、そういうイメージで捉えるといいんじゃないかなと思います。
なので、覚え方としては、心に火をつける、こう不意語で息を、不意語ってわかりますかね。不意語もわかんないかな。
火に息を吹き込むと、ブワーッと火が燃え上がるじゃないですか。ああいう感じとかね。そこからやる気を吹き込むとかね。
そうすると、こぶするっていうのもわかるんだけど、こぶって言葉がよくないよねっていう感じですよね。
ついでにね、こういうふうに一個覚えたらですね、何をやってほしいかというと、inspireの逆inって中へという意味ですよね。
そうすると外へってなった時にexpireっていうのがありますね。exって外へという意味になる。
で、これさっきの論法にのっとっていくと、神に与えられた神の力である息の力、それが外へ出ていってしまうという。
わかるかな。だから霊魂が外へ出ていってしまうみたいな、そんなイメージで捉えるとめちゃめちゃわかりやすいと思います。
そうですね。He expired peacefully.peacefullyって安らかにっていうね。
そうすると彼はね、安らかに息を引き取ったみたいな意味になるわけですよ。
で、英語をちょっと勉強してる人だったらexpireっていうのが、例えば免許証とかが執行するとかね、そういう意味で知ってる人がいるかもしれないですけど、
どうしてそういう意味になるかというと、息を吐き切って、全てが終了、命が終了するというようなところから契約とかね、期限が終了する。
あるいは何か免許証とかパスポートが執行するという意味になるんですよ。
で、今日常的によく使われるこのexpireっていうのは、免許証とか契約が執行するとかっていうので使われるんだけど、
もともとはね、やっぱり息を吐き切って、そこで命が途絶えるっていう意味だったりするんで。
そうやって考えるとね、なかなか面白いですよね。
で、expireっていう単語が息、息吹、生命みたいな意味があるんだってことがわかると、まあまあそういう発展していきやすいなと思うんですよね。
なのでその時のイメージとしてもexpireっていうのが、命の火が燃え尽きて、最後に煙がふわふわふわっと上がっていくみたいなね、そんな感じのイメージで捉えるといいんじゃないかなというふうに思います。
なのでね、僕は本当に単語本で単語を覚えるというのは絶対お勧めしていない人なんですけども、
それはね、何でかというと、やっぱりそこの単語のコアの意味ですね、格の意味を捉えないで部分だけ捉えていくことになって、
しかもその訳語がピンとこなかったりっていうこともよくあるんですよね。
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で、そこ、意外とひと手間のような感じがするんだけど、そこでもう一回探究心を持ってですね、掘り下げてみる。
これがね、本当に大事かなと思う。
それが学びだと思うんですよね。
あの、学びとね、暗記は別なんですよ。
本当にね、学ぶっていうのはそこで主体的に興味を持って掘り下げていくのが学び。
暗記は機械的にただバカみたいなのを覚える。
バカみたいに言っちゃいけないんですけど。
でもね、そうなんですよ。暗記ってね、人間のね、想像性とかをね、全然育てないんですよ。
ロボットみたいになっちゃう。
あの、条件反射でね、何度も繰り返し繰り返しやってるだけだから、そこに主体的な脳を使ってないんですよね。
本当にそれ良くないなと僕は常々思っているので。
皆さんですね、英語を学ぶとき、英語を学ぶだけではないんですけど、何を学ぶにしてもですね、
これって何なんだろうっていうふうに主体的に自分で探求心を持っていくかどうかですよね。
これをアクティブラーニングと言います。
なのでね、暗記っていうのはある種のパッシブ、受け身なんですよ。
パッシブラーニング、それじゃダメなんですよね。
やっぱり自分からアクティブに学んでいく。
それは何だろうって探求心を持ってどんどんどんどん自分で掘り下げていく。
自分で調べていくと。
それができる人がやっぱり能力が高くなっていくし、頭も良くなっていくと思うんですよね。
そこが能力のスキルの差も生んでくるし、実際のアビリティ、能力の差も生んでくると思います。
ぜひ皆さんそれにしてみるといいんじゃないかなと思います。
はい、ということでね、今日も聞いていただいてありがとうございました。
今日のお話が良かったよという方はまたね、いいねやコメントなどお願いします。
また英語学習とかね。
昨日は記者の話しましたけど、人生のお悩みなどありましたらですね、いつでも送っていただければと思います。
OK, thank you for listening and have a great day.