2024-09-13 49:46

#27-1『THE FIRST SLAM DUNK』と『地面師たち』から面白い気づきについて考える

責任について考えようと思ったけど、やっぱり面白さについて考えちゃった(再び)です。


【今回の内容】

スラムダンクの面白さ/個性的なキャラクター/宮城リョータの物語/繰り返しのモチーフ/贈与と返報/地面師詐欺にハマる/一枚岩でなく拮抗している/頭の中にフレームを作る/予測誤差を最小化するサスペンス/デスノートを少女漫画にする/アウトプットがインプットを決める/村上春樹が読みたかった/「気づき」とは何か?/抽象度の違い?/気づきの三段ピラミッドフレームワーク/情報量の違い?/村上春樹思考による気づき/面倒見がいい/自分を標準として他者に投げかける/通信できてない可能性/いいメタ気づき


◆とよだとダイチさんのペアリングトーク

https://open.spotify.com/episode/5CtYwcFK6glSfk36qpdhCY?si=XVfmiwmPR3613DO60EfKrQ


◆映画『THE FIRST SLAM DUNK』

https://slamdunk-movie.jp/


◆Netflix『地面師たち』

https://www.netflix.com/jp/title/81574118


【パーソナリティ】

とよだ:富士通で働くビジネス哲学芸人。

ショーン:シリコンバレーのテック企業で働くデータの魔術師。


【番組へのお便りはコチラへどうぞ!】

https://forms.gle/zGGArQTnfGuKY6Pj9


※このラジオは、個人の見解に基づくものであり、所属組織を代表するものではございません。


#白米FM #哲学 #スラムダンク #地面師たち #気づき

サマリー

『THE FIRST SLAM DUNK』に関する内容では、キャラクターの個性やチーム内の緊張関係がストーリーを面白くしていることが強調されています。また、Netflixの『地面師たち』では、詐欺師たちの協力関係が興味深く描かれ、それぞれの役割の重要性が際立っています。『THE FIRST SLAM DUNK』と『地面師たち』を通じて、視聴者の予測を覆すストーリーテリングの技法や詐欺の構造に関する深い洞察が語られ、物語の面白さや人間関係の複雑さについて学びが得られます。さらに、『THE FIRST SLAM DUNK』と『地面師たち』から得られる気づきについて議論し、新しい情報を受け取ることの重要性や抽象化することの意味を探ります。また、他者への情報伝達やストーリーテリングの技術についても考察が行われています。このエピソードでは、『THE FIRST SLAM DUNK』と『地面師たち』から得られた興味深い気づきについて議論され、情報の取得や他者とのコミュニケーションにおけるバイアスや期待について考察されています。

スラムダンクの魅力
この前、面白さとは何かっていう話をしたじゃないですか。 それを踏まえてですね、それまでの、今日までの間に
これは面白いやつだっていうのを2つ見つけまして。 またお話ね、ストーリー、物語としての面白いっていうやつ。
で、その話をちょっと雑談として しようかなと思うんだけど
まず一つ目がですね、今日の朝見たんだけど あのスラムダンクの映画
を見たんですよ。 あのファーストスラムダンク
見た見た。 見た? 見たよ。 あれをね、ちょうど今日朝見まして
面白かったんですよ。 これはですね、この前話した面白さの
いくつかあったじゃない。 それに合致するなぁと思って
ちょっと分析をしたんだけど、しおくんなりになんかあれはどう思った?
いや、そうやって聞かれるとさ、ちょっと不意打ちというか、全然用意してなくて。
いやいや、別にその面白さを分析するというよりは、普通に一視聴者として見てどういう感じだったかっていう。
視聴者としてさ、面白かったって思ったし、自分もね、昔バスケとかさ、やってたりもあって
で、その時にはスラムダンク読んだりとかさ、したからなんかこう、体育館の熱い感じとか、なんか昔読んだスラムダンクからのこの進化とかね、あとは
やっぱ構成とか、あと映画館で見たからさ。 映画館で見たの?
見たよ。 日本にいる時見たの?それともアメリカでやってたの? アメリカでもやってんだ。
その臨場感とか、こういう構成にするからやっぱり面白いっていうか、人気があったんだなーって、みんな面白いって言ってたから、自分の周りも。
面白いんだなって思った記憶はあるね。でも具体的にどういう構成だったとか、細かいところあんまり覚えてないね。
はいはいはいはい。 スラムダンクは、俺たちが小学生の頃にアニメとかやってたよね、確か。
そうだね。 それで見てた記憶があるね。
俺全然スポーツとか興味ないんだけど、スラムダンクだけはね、これは認めざるを得ないなっていう気がするね、スポーツの。
そうなんだ。 アニメとか漫画とかも全然見ないし興味ないんだけど、スラムダンクはもう認めざるを得ないっていう感じがある。
そうなんだ。何が違うんだろう。
えーなんだろうね。俺が思ったのは、何が違うかって、他のスポーツアニメ俺あんまり見てないから、そもそも比較はできないんだけど、
スラムダンクがなぜ面白いのかっていうところで言うと、僕はやっぱね、キャラクターがやっぱりみんなキャラが立ってるところが、僕は一番のポイントなんじゃないかなと思ってて。
あの、湘北の5人のメンバーは、みんな個性がありますよね。
そうね。
みんな個性があって、得意なことがそれぞれあって、で、得意なことがあって、みんな強みがあるのに、でもその裏返しとしてみんな欠点を持ってるんだよね。
その欠点があるってことは結構やっぱその人間性を引き立たせてるというか、その欠点をこう乗り越えていく物語というか、が一つドラマチックなところを出してるし、その個性がある各自のメンバーがやっぱり拮抗している。
拮抗していて、で、一枚岩じゃないんだよね、チームの中が。
一枚岩じゃなくてみんなそれぞれの思惑があって、それぞれの理想像みたいなのがあるんだって、そこがあんまり揃ってなかったりするんだけど、
試合に勝つっていう一つの目的だけで、仕方なくみんな協働するっていうか、で、そこがうまくガチッとハマったときに爆発的な何かパワーみたいなのが生まれて、で、試合に勝ってくるみたいな、その何て言うんだろうね、構造がやっぱり面白いなと思った。
言われてみればそうだなっていう。
うん、確かにな。
うん、そこの、なんかやっぱキャラ付けがね、やっぱすごいうまいなぁと思ったね。
あの、俺スラムダンク見たのが小学生か、まあよくて中学生ぐらいのときにもう一回読み直したかなぐらいな記憶、だからもうかなり、なんて触れてないんだよね、それ以降。
でも今日の朝その映画見て、もう全員のキャラっていうか、こいつはこういうキャラだなってもうすぐわかったもんね。
あー、思い出した。
頭に残ってるんだよね。こいつはこういうキャラだっていう。それがね、やっぱすごいなぁと思った。
あとは今回のその映画で結構その宮城リョータのエピソードが、
そうだね、あれが主人公みたいな感じだったね。
主人公みたいな感じで、なんか桜木のその、その主人公が桜木というよりは宮城みたいな感じだっけ?
うん、そうだった。
だよね、うん。
なんか、あ、そうね、だからそういうストーリーっていうのかな、昔どうだったかとか、三井もそうだけど、こういう背景でっていうところも結構ちゃんと印象に残る。
なんか昔暮れてて、こうなってって。
うん。
昔のシーンも織り混ぜつつ、でも、なんだろう、我々が知らなかった、なんだ、ところもちゃんと見せてくれて、
そこが上手い具合にこう重なって、面白かったよね。
うんうんうん。
うん。
確かに。
言われてみると、そのそれだ。
拮抗してるっていう予想、あんまり見てなかったけど。
うん。
これが例えば、そうだな、主人公のさ、桜木だけが、もうやたらともう天才プレイヤーで、本当の天才で、
もう一人でもうボロ勝ちしちゃうと。
うん。
彼の能力だけでもう試合に勝てちゃうみたいなやつだと全然面白くないと思うんだよね。
そうだね。
一人一人がいくら強かろうが、勝てないんだよね。
うんうんうん。
そこが面白いよね。
うん。
かといって一人一人それぞれが全然弱っちいわけじゃなくて、
うん。
それぞれはちゃんと強みがあって個性があって。
うんうん。
それぞれ単独でちゃんとキャラが立ってるのに、それでも勝てない相手に、それに合わない5人がいかに力を合わせて、そういう強大な敵に戦っていくかみたいな。
あー。
すごいなーと思った。
そういう見方があるね。
あとあの今回その宮城リョータが主人公みたいになってて、
うん。
あのー、俺その当時アニメとか漫画で見てた時は気づかなかったんだけど、
うん。
あのー、宮城も問題児扱いだったんだよね。
1年生の時。
そ、そうだったっけ。
うん。で、その問題児扱いだったのをゴリがその宮城を、なんだろう、いやこいつはあの才能があるやつだからってこう、
うんうん。
拾い上げるみたいなことをやって、で、宮城が2年生になった時に、
次はその宮城が桜木をこう拾い上げるっていうか、
うんうん。
いう役割を担っていて、
うん。
なんていうんだろう、その脈々と続いていく伝統というか、
うんうん。
自分がされたことをちゃんと後輩に返すというか、
うんうん。
繰り返し?
うんうん。
もうなんか美しいなって。
あ、歴史ってやつ?
あ、そうそう歴史、この前のね、進撃の、
進撃の時のやつだけど。
巨人で、うん。繰り返し?
同じモチーフが別の形で繰り返されるみたいな。
うんうん。
そういうとこにやっぱ美しさを感じるなと。
なるほどね。
なんだろうね、それはやっぱ深みがあると思うのかな。
なんかこう単純なシンプルなストーリーというよりは、
なんか噛んでこう、より美味しいみたいな感じを醸し出すのかな。
そういうふうに何層にもなっていると。
へー。
あーどう、なんでだろうね。
なんか自分が、
あー。
自分がされたことをやっぱり返したいっていう根源的な欲求があるんじゃないか、人間には。
うんうん。
って思うようになったけどね。
うん。
動物だから、こう受け取ったら返したいって。
で、それを返す相手が違う相手だったとしても、
うん。
まあそれを、
自分みんなやってて、
あーそれやりたいよねとか、
自分もやるよねとか、
うん。
そうやっているのを見ていいよねって思うってことかな。
うん、共感するんじゃないかな。
共感する。
自分もその、受け取ってきたっていう感覚があるかもしれないし、
逆に自分が誰か後輩とかに受け渡したっていう経験もあるかもしれないし、
うんうん。
なんか自分のやってきた経験と重なったりするんじゃないか。
でまあ、それから一つ目、スラムダンクが面白かったっていう話。
地面師たちの詐欺劇
うんうんうん。
でもう一個、面白いなと思ったやつが、
うんうん。
この前ダイチさんとペアリングトークレイディオを収録してきましてですね。
はいはいはい。
でそれまたそのうち配信されるんじゃないかと思うんだけど。
楽しみにしてるわ。
はい。でその時にダイチさんがちょうどハマっていたのが、
Netflixの地面師たち。
地面師。
Netflixがハマっていたらしく、でそれを使ってここがこう面白かったみたいな話をしてくれたんだけど、
しおくんは知らないかこの地面師たちは。
知らないねそれ。
これね今日本でね、今すごい話題になってるんですよここ。
うーん。
2週、2,3週間くらいかな。
うんうんうん。
あのー詐欺だね、詐欺の話。
うんうんうんうん。
詐欺をやる人々の話。
うんうん。
でこれが今すごいなんか日本で話題になっていて、
はいはいはい。
みんな面白い面白いと言っていますと。
うん。
でダイチさんがあって、
面白いと言っていて僕も早速Netflixを契約してみましたと。
あ契約までして。
うん。
すごいね。
Netflixに契約したのであのスラムダンクも見れたのでよかったねっていう話なんだけど。
あ、そういうことか。映画館ではなかったのね。
そうそうそうそう。
Netflixに契約したから見れたっていうね。スラムダンク。
そういうことか。
でこの地面師たちが、
えっとね全7話くらいで構成されてるんだけど、
うん。
俺全部見ちゃったね1日で。
お早い。
7話を全部1日で見てしまいまして。
うん。
面白くってでどういう話かっていうと、
あの積水ハウスが、
元々なんかあの不動産詐欺で、
50億円くらいなんか騙し取られた事件が昔あったらしく。
うん。
その事件を元にした、一応フィクションなんだけど。
うん。
一応その事件を元にしたなんかドラマ。
でその不動産詐欺師たちがどうやって、
そういう大企業からお金を騙し取ったのかっていうのをやり方をこう、
なんか書いてる。
ドラマですね。
すごいね。なんだそのテーマ設定からまずちょっと、
面白いっていうか聞いたことない設定だね。
うん。
でこれが面白くって、でこれもね、
さっきのあの拮抗しているとか、
セールとか、
一枚岩じゃないっていうのにあの法則として当てはまるなと思っていて、
うんうんうん。
これあの、その地面師詐欺集団っていうのは5人か6人くらいでチームを組んでやるんだけど、
うん。
みんなそれぞれの役割があって、
うん。
指示を出す人とか、
実際その相手と交渉する人とか、
うんうん。
その土地、その土地の所有者じゃないのに、
その土地の所有者みたいな人を成りすまして、
で、その成りすました人が、
その土地を売りますっていうことを言って、
うん。
で実際その契約書を結んで、
でお金を取り交わしたら、
あのドロンしちゃうっていう。
あーそういうことか。
成りすましだから本当のその土地の所有者は全然そんなこと知らずに、
自分の土地があの全然知らないところで売買されているっていう。
はー。
そういう詐欺なんだけど、
うん。
でそういうその成りすましの人をスカウトする人とか、
うんうん。
それぞれあのみんな役割があって、
うんうん。
でそういう複数のエキスパートが協働してその一つの詐欺事件を進めていくんだけど、
うんうん。
その詐欺師集団もみんなやっぱり、
まあそれぞれ個性があって、
うんうん。
で一枚はじゃないんだよね。
あー。
みんなそれぞれやっぱり思惑があって、
詐欺と人間関係の構造
自分の持ってきたい方向みたいな思惑があるんだけど、
でもその詐欺、
詐欺を成功させるっていうこう一つの目標に向けて、
うん。
こうみんな協働する、
仕方なく協働するみたいな、
なんかそういう話なんだよね。
うんうん。
それもさっきのスラムダンクと同じ構造してるなーと思って。
そうだね。
で、
人間関係の、
まあ構造はそういう感じで同じなんだけど、
うん。
その話の見せ方としてまた一個これ参考になったのが、
うん。
あの全7話あって、
うん。
えーとね1話目で、
まずちっちゃい詐欺の成功事例を見せるんだよね。
うんうん。
まず第1話でそのなんだろう、
まず10億円の詐欺の事件を見せて、
うん。
っていうのはこういう手順でこういう風に相手を騙して、
えー、
こうやって金を騙し取るんですよっていうのをまず、
デモンストレートするんだよね最初に。
うんうん。
デモンストレートしてで視聴者は、
あ、こういう風に詐欺ってやるんだねっていうのを、
まず頭の中にフレームを一個作らせますと。
うんうん。
でそのフレームに沿って、
残りの2話から7話で、
えーとその10倍の100億円の詐欺をやりますよって話に持ってくと。
うんうん。
でその2話から7話までは、
その10倍の100億円の詐欺を、
まあどうやるのかっていうこう、
最初からね、
こう周到な準備とか。
うんうん。
でいざじゃあ、
じゃあその詐欺を開始しましょうってなって、
物語が進んでいくんだけど、
途中でやっぱりその、
本当だったらこうなるはずなのに、
なんかトラブルとかが起きて、
うん。
なんか思った通りにいかないみたいな。
うんうんうん。
でそれをどうクリアしていくかっていう。
うーん。
いったんもう頭の中にフレームができてるからさ。
本当だったらこの時に、
これができてなきゃいけないんだけど、
それが何らかのトラブルによってできなくなってしまった。
じゃあどうするみたいな。
あー。
それをこうなんていうんだろうな。
一度頭の中で予測をさせて、
でそれが
いきそうになった時に、
何かトラブルが起きて、
達成できなくなりますと。
でそこをどう、その予測誤差をさ、
どう最小化していくかっていう。
うんうん。
それをこう何度も何度も繰り返して、
引っ張っていく。
前あのa scopeの
脳科学でさ、
人間の脳は予測誤差を最小化する
どこのこうのみたいなの言ってたじゃん。
うんうんうん。
まさにあれをやるんだなと思って。
なるほどねー。
まず最初に予測させて、
その予測が達成しようと思った段階で、
あ、できない。
でまた達成しようと思ったらできない。
みたいなこう、
引っ張り続けるみたいな。
なるほど。
じゃあ最初にだから正解例があるから、
視聴者もついていけるんだよね。
そうそうそうそう。
こうなるはずっていうイメージがついて、
そうじゃないとね、もう地面師って何って言って、
なんかいつもうまくいかなくても、
まあそういうもんかみたいになっちゃうもんね。
正解例がないと。
そう。
そういう風に見せるんだっていうのも結構勉強になった。
ストーリーテリングの手法
サスペンスとかってやっぱそういう作りなんだろうなと思って。
そうか。
うん。
お決まりパターンがあるやつ?
そうそう、お決まりパターンがあって、
視聴者なり読者はこうなるだろうっていう予測があるんだが、
その予測をずらして、
でずれたところをまた埋めて、
で埋まりそうになったなと思ったらまたずらしてみたいな。
それを延々とこうサスペンドしていくのが物語なんだなと思って。
確かに森博嗣も似たようなこと書いてたっけ?
サスペンスに関して。
なんか書いてたかも。
彼もサスペンスなら書けるって言って、
サスペンスから入った時に、
なんかそのパターンはいっぱいあって、
そこをいかに裏切るか、
でもあんまり裏切りすぎないように、
なんかいい具合の難しさにするとこが、
肝だみたいなこと言ってたような気がする。
言ってたね。
ミステリー小説家だからね。
なるほどね。
やっぱある程度面白さっていうのは、
パターン化できるんだろうって気がした。
でも難しいのはさ、
一回世の中に出て広まったらさ、
それはもう既知というか、
知ってるっていう部類になっちゃうから、
そこからずらすっていうのが難しいんだよね。
そうだね。
それでね、なんか前、岡田斗司夫がね、
言ってたのが、
その既存のやつを、
換骨奪胎して作るんだみたいなことを言ってて、
その時に言ってたのはね、
えっとね、デスノート。
うん。
デスノートの構造を少女漫画にするみたいなことを言って、
デスノートのいろいろあるじゃん、
文字を書いたら死ぬノートがあるとか、死神が出てくるとか、
ノートでノートを使うと自分の寿命が縮まっちゃうとか、
なんかいろんなあったじゃない、仕掛けが。
その仕掛けを、
少女漫画っていう全然違う世界に持って行った時に、
じゃあどういうものが出てくるか、
じゃあどういうものができるんだっけって、
その構造は持って行って、
でもその登場人物とか、
設定とか、
背景とか、
そういうのを全部こう変える、
っていう風にやると、
いいよみたいなこと言ってて、
そうやってやっぱ作るんじゃないかなって気がしたな、物語って。
気づきの本質
そうね、僕もなんか似たようなことを聞いたことある。
分からないところからパクってくるみたいな。
全然違う分野から。
でもそれをやるためにはある程度抽象化してないとできないよね。
そうだね、抽象化能力がないと多分難しいだろうな。
まあでも構造化、
構造化で面白さを追求するんだったらそういう方向かもしれないけど、
村上春樹的なその主観的な面白さであれば、
また違うやり方があるのかなっていう気もするけどね。
そうだね、確かに。
構造化系はやっぱり、
分析してパターン抽出して、
構造化しないとやっぱ難しいかもしれないなと思ったね。
なんかその、今じゃあ構造をこういろいろ集めて、
この構造で自分の小説書いてみようみたいな、そんな構想を練ってる感じ?
そうそうそうそう、だから今俺小説書きたい欲求が結構あるからさ。
そういうアウトプットを見据えた上で、じゃあいろんな作品を見てみると、
あ、この構造は使えるなとか、
なんかやっぱ勉強になるよね。
やっぱアウトプットを定めておくと、やっぱインプットの質が変わるっていうか、
そうだね、変わるね。
そう。だから今回さ、その責任の本を俺が指定したじゃない?
それ読んで、読む前に俺村上春樹の小説読んでたからさ、
村上春樹の小説まだ途中なんだけど、
この責任の本を読まなきゃいけないと思って、中断してさ、
で、いや俺本当は村上春樹読みたいんだけどなーと思って、
なんかね、あんま頭入ってこなかったね、これ、責任の本が。
あ、責任の本が?
まあね、ちょっとトーンがまず違いすぎたしね、今回のこの本。
この本結構ムズくなかった?
ムズいし、かなり密度濃いよね。
うん。
し、重いしね、テーマも。
重い。
とかその事例とかもね、結構グロテスクな感じ?
とかね。
だいぶトーン、村上春樹の、まあその小説はわかんないけど、
こう、ちょっと爽やかな部分とか、なんかタッチな、タッチなっていうか、
ね、ライトな感じとか、まあライトじゃないかもしんないけど、
なんかちょっと雰囲気違うよね、全然。
そうね。
だから、これは結構腰を据えて読まないとなかなか難しい本だなと思って。
そうだね、いやほんとそうだった。
もう責任の話言っちゃう?それともなんかまだ雑談あるかな、ネタ。
そうね、他に雑談、なんだろう。
なんか、まあこれ、そういう身近にあった話題っていう意味の雑談じゃないから、
まあ別にどこに入ってもいいんだけどさ。
うん。
なんかこう、単独の質問っていうのかな、
どの回にもあんまり、どの回にもあんまり関連してないような、
一個こう、なんだろう、独立した話題っていうか問いっていうのがあって、
それを話してもいいかな。
いいよいいよ。
なんかその、気づきについてなんだけどね、
よくさ、なんかこう見て、なんか気づきあったとか学びあったっていう風にさ、
日頃質問したりされたりさ、するじゃん。
で、あとは、このとよだくんとのやりとりでもさ、
この本読んでどうだったとかさ、って聞くときって、
あんに、なんか気づきあった?みたいなニュアンスがあるかなと思ってるのね。
で、僕の中でいっつもこう、気づきって何?って聞かれたときに、
なんか困ってる感じがしたのね、自分の中では。
何を答えていいかわかんないみたいな。
っていうテーマというか問いなんだけど、
ちょっと話し進めていこう。
いいですね、いいですね。
全然本とかに基づいてないんだけど。
で、僕の中で、ちょっとその答えらしきものが見えつつあるんだけど、
とよだくんにまず聞いてみたいのね。
その気づきって何?とよだくんにとって。
はいはいはいはい。いいですね。
僕にとって気づきはね、今ぱっと思い浮かんだのは、
自分の頭の中が、自分の頭の中の構造がAからBに変化したとして、
そのAからBに変化したときの差分が気づきだと思う。
あー、なるほどね。
で、そうそうそう。僕も気づきっていうと、
英語だとなんかインサイトとか言って、
今まで知らなかったことを知ったみたいな定義だったのが気がするんだよね。
辞書的になんか調べると。
で、なんだけど、僕がそれを文字通り捉えてさ、
知らなかったことを知るとか、
今まで聞いたことなかったことが聞いた状態になるとか、
なんかそれだけだとね、
単純にそれを答えても、なんかね、相手の反応がよくない感じがするんだよね。
うん。
なんか違う。なんか違う感がいつもあって。
例としてね、前職のときに、
自分がセールスに近い場所にいて、
なんかデモをしなきゃいけないと。
で、とある人がデモをして、それを見て、
学びあったとか、気づきあったみたいなことを聞かれて、自分のマネージャーに。
で、僕が今まで知らなかったことを、
こういうことに気がついたみたいなニュアンスで、
シェアするんだけど、なんかふーんっていう反応があって、
あんまりこう、ちゃんと学べてないな、こいつっていう感じを受けたわけよ。
で、学びってなんだろうなとか、こういうときどう答えたら、
まあいいんだろうかなって、やっぱ今でもなんか頭に残ってたりしたわけよ。
あー。
で、とよだくんにも、例えばこの本読んでどうだった?って聞かれるときも、
たぶんね、僕がいろいろ返答してる中で、
あるときは、まあいい反応があって、とよだくんから。
で、あるときは、それで?みたいな、なんかこうふーんっていう反応の、
なんかこう、なんだろう、違いがあったりして、
自分の中で同じことを答えてるつもりなんだけど、なんか違うなと。
で、今聞いててなんか思うことある?
あー、今それを聞いて思ったのは、
その、抽象度の違いなのかなと思ったけどね。
おー、抽象度。
うん。
例えば、そうだな。
例えば、ABCDEFGとアルファベットがあって、
新しい情報の理解
えー、ABCDEまでは知ってました。
うん。
で、次にFが来るっていうことを新しく知りました。
うん。
っていうときに、で、あなたの気づきは何ですか?って言われて、
あ、僕の気づきは、あの、Fですと。
うん。
あの、ABCDEの次はFが来るんです。
うん。
っていうことを述べる。
っていう抽象度で話すのか、
えーっと、
ABCDEFという6個の文字があって、
その文字は、それぞれこういう関係性なんです、みたいなところを述べるのか、
うん。
なんていうのかな、あの、抽象度がちょっと違うと思うんだよね。
あー。
ABCDEの後にFが来ますっていう、こう、1個増えただけ、
情報量として1個増えただけの抽象度で話すのと、
それをABCDEFを全部ひっくるめて、
で、じゃあ何を分かったんですか?っていう抽象度で話すのと、
うん。
の違いかなと思った。
なるほどね。
言ってるの分かるかな。
抽象度ね。
うん。
うん。
だから抽象化することによって、新しいことを見つけたっていうことだよね、ちょっと自分の中で。
あれだよ、あれだよ、その、新しく知ったことだけ述べてもダメで、
元々あなたの頭の中にあった情報と、
この新しい情報のピースをガッチャンコさせてどんな絵が見えましたかっていうことを問われてるんだと思うんだよね。
新しいそのABCDEFっていうパズルのピースがあったとして、
Fのピースだけを見て答える、じゃなくて、
で、このABCDEFっていう全部のピースを並べてみたときに、
あなたに見えた絵は何ですか?っていうことを期待されてるんじゃないかなって思ったんだよね。
あー、なるほどね。
いやー、そうね。そうだよね。
で、それも僕が今考えてる答えに確かに近いというか、
なんかその抽象化して、しかも自分の既存のものとくっつけてるから、
プラスアルファ、新しくインプットしたものプラス自分のものと、
そこでなんかこう相互作用とか、化学反応があって、
違うところに到達したっていうことをアウトプットできるといいと思うんだけど、
僕がそれをなんか考えてて思ったのが、
なんかその新しく知ったことっていうのは多分山ほどあって、
さっきの例えばスラムダンクを見てさ、宮城リョータっていうキャラがこうでとか、
っていうのも今までスラムダンクのを見てなかったり、
スラムダンクの映画を見てなかったら知らなかったことじゃん。
うん。
なんだけどそれもまあ知ってることで新しい、
新しく知ったみたいな情報なんだけど、
それは気づきとは言わないじゃん多分。
で、何が違うのかっていうと、
新しくインプットして知ったことの中でも、
一回自分の中に入って、
自分のものとくっつけた上で、
最終的になんかこう、行動が変わったりとかしないと、
なんかこう意味がないのかなと思ったのね。
情報として価値がないというか。
なんかそのピラミッドみたいなのを考えてみて、
そのなんかを見て、新しく知ったこと多分山ほどあって、
でもほとんどの情報は結構、些末なというか、
知らなかったことは知ったっていう情報なんだけど、
その中で次のレイヤーでは、
自分となんか新しく化学反応するレイヤーみたいなのがあって、
さっきの構造が分かったりとか、
なんかこう結びつけて法則みたいなのが見つけたりとか、
過去の自分のABCってあった上で、
さらにこう追加情報でパズルが完成したみたいな、
なんかその化学反応が起きる、そういうレイヤーがあって、
で、さらにその中で、じゃあそれに気づいたから、
なんかこう構造が変わったっていうとこまでいくと、
かなりレアな現象が起きてる。
で、そこまでいったら、
なんだろう、その最後のろ過して、
そのフィルターを通ってきたものがアウトプットできると、
おお、なるほど。
ちゃんと意味があるものが出てきたというか、
反応があるのかなと思って。
で、とよだくんの場合、例えばね、さっきのスラムダンクの話もさ、
スラムダンク見ました、
で、こういうキャラがいたってことを知ったっていうのを
僕に共有しただけだったら、ふーんで終わるじゃん。
なんだけど、とよだくんの場合、まず、
面白さの構造の回を活かして、
構造を自分で抽出しましたみたいなことをシェアしてくれたじゃん。
はい、はい。
で、さらにそれを受けて、次の小説を書くみたいなことを、
次の行動に生きてるというか、それが意味があると。
っていうとこまで、言ってるから、
ああ、なるほどねって話されてて意味がある感じがあるわけよ。
なるほど。
だから、そこまで到達する、
3段階のピラミッドを通って、最後出せると、
あ、意味あるねと。
で、さらにプラスアルファでもっとインパクトがあるのは、
多分そのとよだくんはそれを見て、インプットして、
で、なんか気づいて、行動を変えようと思ってる。
もしくは変えたってなって、
聞いてる人、僕が同じことに興味があって、
あ、じゃあ僕も変えようってなると、もう花丸みたいな。
なんかそういう構造なのかなって思ったんだよね。
はいはいはいはい。
一番最初の定義の質問の答えだけを文字通り読むと、
今までそのインプットを入れるまで知らなかったことを知ったっていうだけを、
なんだろう、文字通り捉えて返すと、まだいっぱいハズレがあるのがわかる。
それ抽象度低いってことよね。
そう、だから最初は知らなかったけど知った。
でも何にも抽象化してないものとか、
僕に全く関連づけてないものもいっぱいあるじゃん。
はい。
あの、スラムダンクでこういう音楽が使われてるらしいよとか、
こういう色が使われてるらしいよとか、
なんか見たことによって取り入れた情報って山ほどあるじゃん。
でも捨ててるっていう。
はい。
だから、僕はたぶんたまにそういうのを取ってきてたんだよね。
文字通り気づいたっていうこととか、知らなかったけど知ったことみたいなのを、
素直にそれを返してるときがたぶんあって、その違いに気づいてなかった。
なるほど。
でもさ、それを取ってくるってことは、
そこに何か自分がピーンとアンテナが立ったから取ってきたんじゃないの、そういう。
音楽がとか色がとかって。
どうなんだろうね。
そこは無意識なのかもしれないね。
で、抽象化できてないとか言語化できてないだけかもしれないけど。
はい。
たぶん抽象化して言語化できてないと、
相手に伝えても反応がないというか意味がない感じになるのかなとは思った。
でもそうだね。
今言ってくれた音楽とか色とかって、
自分がその場にいてそれを目撃しているとかなり情報量が多いじゃない。
音楽のメロディーとかリズムとか、色であれば彩度とか明度とかさ、
いろんなパラメーターが自分の頭の中に入ってるから、
それなりの情報量になって自分にとって価値のある情報量だと思うんだけど、
それを言語化して言葉で言葉っていうものを一旦落とした上で相手に伝えても、
相手はそこから復元できないんだよな。
そうだよね。
彩度とか明度とか、いろんなパラメーターが。
そうなるとやっぱり情報量が少なすぎるというか、
そこから学びを抽出するのがかなり難しいので、
ある程度抽象化して複数の情報を束ねて渡してあげないと、
学びを感じたというほどの情報量に達さないのかなと思った。
さっきしおくんが言ってくれた1個の単発の情報じゃなくて、
それを束ねて気付きにして、その気付きがさらに自分の行動に何か影響を与えているとか、
もしくは他者の行動にも影響を与えるぐらいの情報量の束ねになると、
それはもうすごい大きい。
人間が価値を感じる情報量っていうのかな、になるのかなって。
インターステラーの感想とか聞かれたときもさ、
僕が結構音楽について言ったりとかさ、
なんかこう言ったけど、ふーんって感じになったの覚えてる?
そうだね、覚えてる覚えてる。
でも多分そういうことだと思うんだよね。
だからその情報、自分がアウトプットするときの玉石混合で返しちゃってて、
あんまり抽象化してないものとか、ただ知った情報とか、
とよだくんが今言ったように、情報量をその当時僕は映画館でめっちゃ受けてるんだけど、
その話を誰かに伝えるときはその人はないわけで、
知識の抽象化
その情報がめっちゃ欠落した情報を返してるみたいな。
そう。だから気づき学びを伝えるっていう場面で、
ふーんってなるし、僕はそういうのを経験してるから、
うってきっとなんか思うんだろうね。
どう攻略していいかわかんないみたいな問いな感じがして。
今さ、これで言語化したじゃない?
うん。
それでなんかできそうな感じするの?
でもやっぱ意識的にこれをメタ認知してというかね、
こういう問いが来たときにはどういうアウトプットを返そうとかやれば、
徐々に慣れていくんじゃないかなと。
最初は意識的にやってれば、無意識的にそのうちできるんじゃないかなとか思うよ。
でもこれが言語化できたの結構すごいなと思って、
俺全然そんな構造に全く気がついてなかったからさ。
でも今説明してくれて確かにそうだなと思って、
これはなんかいろんなところに使えそうだなと思った、この構造のフレームワークは。
結構みんな自然にやってる気がするんだよね。
人が、人に話して面白いという状態になるための条件っていうのを勝手にもうクリアしててみんな。
無意識にできてるんだよね。
でも僕ができてないときがあるなと思って。
でもこれこの前は村上春樹でさ、村上春樹は頭の回転が遅くてすんなり、
みんなが普通にやってることが理解できないからこそ、
言語化してそれでできるようになるみたいなことを言ってたのと同じじゃないかなと思ったんだよね。
そういう頭の使い方をしたんだね。
他の人が気づかない、無意識にやってることをより細かくというか、より解像度高く今わかったっていうことよね。
そうそうそう、そんな感じがして。
なるほど。
気づきに関する気づきを得て、自分の中では結構面白いなと思った。
面白い、面白い面白い。
これいいね。
だから今後、なんか気づきあるとか面白いところあるとか、
ふっとカジュアルに聞かれるときも、
自分の中ではこのフィルターを3つぐらい、3段階ちゃんと通して、
自分のアウトプットとか行動に影響をしたようなもの、
なるべくそういうふうなものを見つけるようにして、
パッケージ化しておいて返せるようにしたいなって思うようになった。
なんか俺がなんでそれを無意識というか、無意識にやってたのかなと思ったときに、
例えば自分が何か学びは何ですか?っていうふうに相手に問うたときに、
そのさっきの一つの情報?
単独の情報で返ってきたら、なんか嫌だなっていう感覚があるので、
多分自分ではそういうふうに返さないなって思ったんだけど、
しおくんは逆にさ、自分で、
じゃあ例えば自分の後輩とかに、
何か学びがあったとか気づきがあった?って聞いて、
さっきの情報量1の話が返ってきたときにどう思うんだ?
なんか僕は何でもいいから返してくれって、
こっちで何とかするからみたいな感覚はあるかもしれない。
なんか思ったこととか気づいたものとかあれば、
ストーリーテリングの技術
僕の中で法則は見つけるから、
とりあえず全部返してくれみたいな感覚はある。
あー面倒見がいいんだ。
面倒見がいいのかわかんないけど、
なんか自分の中で見つけたい法則とか気づきっていうのかな、
なんかそういうものを見つけるからって思ってるような感じがする。
それは多分、
それは相手の責任じゃなくて、そこに見出せない僕の責任だっていうふうに思ってることか。
っていうことかな。
あんまりそこを期待してないのかもしれない。
でもそれ多分、なんか鶏と卵な気がして、
自分がそれをできないから相手にも期待しないみたいなとこもあるかもしれない。
なるほどね。
そうか。面白いな。
でもそういう、
いろんなタイプの人がやっぱりいた方がいいなって思ったな、素直に今。
うん。なるほどね。
うん。そういう、やっぱりデコとボコで、
多分上手くはまり合うんだろうな。
いろんなバリエーションがあるかな。
うん。
自分の情報の、
自分がどういうふうに情報を取得して、
咀嚼してストックしてるのかによって、
他者にどう投げかけるかも変わってくるのかな。
そういうことだね。
なんか自分の中での当たり前を投影しちゃってるっていうか、
期待値がそこにバイアスがかかってるってことかもしれない。
あー、かかってるわ、かかってるわ。
なんか俺、
あんまり自分の言ってることが人に理解されてる感がなくて、
なんかやっぱり抽象的すぎるのかなって、
よく思うことがあるんだよね。
なるほど。
自分、だから自分、
自分が一番こう、
情報として取得するのが心地よい抽象度っていうのかな。
で、アウトプットをしても、
受け取る人が心地いい抽象度と合ってないっていうか、
そこを無意識で俺は期待しちゃっていて、
なんで俺の心地いい形で受け取ってくんないんだよって。
なるほどね。
期待してるってことね。
期待してるんだと思う。
で、いくら期待しても誰もそこに合わせてきてくれないから、
もう期待しないっていう。
なるほど。
方針を取ってたんだなって今気づいた。
なるほどね。
いやでも、それ俺のせいじゃんって思ったんだよね。
どれが俺のせいじゃんって。
受け取ってくれない人のせいだと思ってたんだけど、
俺が受け取れるような形に、
受け取れるようなフォーマットで、
出してないからだんだなって思った今。
俺の責任だなって思った今。
なるほど。
なるほどね。
やっぱバイアスかかるよね。
自分と同じだと思っちゃうみたいな。
自分を標準として、
フォーマットっていうかプロトコルで相手が通信してくることを求めてしまうよね。
よく我々はこれで通信可能ですよね、お互い。
通信できてるように見えてるだけかもしれないけど。
そうかもしれない。
あのほら、ダイチさんが言ってたけどさ、
上手い上手いって言って、
なんか分かり合ってる、
表層的に分かり合ってるだけでもいいみたいなこと言ってるのが気がする。
このタンニンがってやつね。
そうそうそう。
だからまあ我々も、
何を持ってお互い本当に分かってるかは分かんないみたいなのはあるんじゃないかな。
いやーそうだね。
何も分かり合えてない可能性があるな。
分かり合えたと思い込んで自己満足してるだけの可能性があるな。
でも何か何だろうね、何が違うんだろう。
他の人に言った時に分かってもらえてない感と、
僕と話した時に何かそうではない感。
拒絶みたいのがあるのかな、とよだくんのその抽象的なもの。
拒絶、あのー、何だろう。
何だろう。
返ってこない。
返ってこない?
リアクションが返ってこない。
なるほど。
しおくんは返ってくるから。
普通に、あのー、一対一で話しててさ、
ふーんって言ってこう。
まあそう、ふーんみたいな感じじゃないかな。
それか、何かよくそのー、みんなの前で、
何かこう一言、あのー、喋りなさいみたいな、
いう場面があった時に、
何か俺が喋った時だけ何かちょっと一瞬シーンってなるっていうのを何か感じることがあったりするんだけど、
俺の思い込みかもしれない。思い込みだけなのかもしれないけど、
何かね、ちょくちょくやっぱり、
疎外感っていうか、
何か感じてるんだよね。
まあでも、それは僕もあるかもしれないけどね。
何か喋って自分の時だけ反応が少ないんじゃないかとかさ。
あーそうそうそうそう。
質問が少ないんじゃないかとか。
うん、何かね、そこはちょっと分かんないよね。
どう思われてるか。
うん。
でもそれやっぱ、自意識過剰なだけなのかなとも思ったりもするんだけどね。
分かんないよね。
いやでも、面白かった今のこの。
面白かった。
気づきの話。
気づきに関する気づき。
いいですね、これメタ認知のメタ気づき。
気づきの深化
メタ気づき。
結構自分の中でもう何かおっ!てこう来るものがあったね。
面白いなと思った。
じゃあ一旦中断して、そろそろ本番いきますか。
ちょっと休憩しましょうか。
OK。
じゃあちょっとトイレ行くので。
はいはい。
はい、じゃあまた後ほど。
次回へ続く。
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