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焼き餃子文化への愛を語る番組、聴く餃子です。 餃子ジョッキーの小野寺力がお送りします。
私は焼き餃子協会の代表理事でもありますが、もともと餃子ジョッキーを名乗って活動しておりました。
ディスクジョッキーというお仕事がありますよね。ディスクジョッキーは、世界の様々な音楽をセレクトしてアレンジしてお送りするという仕事ですけれども、
餃子ジョッキーは、国内の様々な餃子をセレクトしてアレンジする活動をしています。
こんな活動をしていますと、「おいしい餃子を教えてください。」と聞かれることがとても多いです。
しかしながら、音楽が人によって好みが違うように、餃子も人によって好みが違います。
なので、あなたが好きな餃子のタイプというものを伺えると、私もあなたにおすすめの餃子をご提案できるようになります。
例えばということで、私の好みの餃子をご紹介します。
私にとって餃子の中心地点にいるのが、餃子の王将です。
皮の薄さ、野菜のバランス、大きさ、味付けの具合が、私にとって元真ん中のベストです。
いくつ食べても、食べ飽きない餃子というのが最高なんです。
いろんな餃子を食べて、感覚をリセットしたいときには、餃子の王将に行きます。
定番の注文が、三河皇帝でしょうぱいはん、そしてキムチです。
厚い餃子を口に入れて、火傷寸前でというところで我慢してもぐもぐして、
それをキムチと白米で舌を冷やして、また厚い餃子をかきこむというループをしています。
途中でキムチ汁に餃子をちょっと落とすけてですね、食べるのも味変としては最高です。
お取り寄せ餃子では、素材の味や食感がしっかり感じられる餃子が好みです。
キャベツや白菜などのシャキシャキしてジューシーな餃子は大好物です。
なので、春夏はキャベツのジューシーさ、冬は白菜のジューシーさが感じられる餃子を求めて、
季節に合わせてご当地野菜にこだわる餃子屋さんからお取り寄せしたりします。
特に注目しているのは南九州で、日光寮が多い地域で育った野菜やお肉のおいしさは絶品です。
宮崎の中でも餃子の聖地として知られる高鍋町は、キャベツの産地でもあって、
春に取り寄せる餃子の周り、高鍋餃子の味は一段とキャベツのおいしさが違います。
あとはご当地の食材をうまく使っているものには注目をしています。
例えば岩手県岩手町の新白餃子、粘りという餃子があります。
岩手の特産品の粘り芋。
これは長芋よりもシャキッとしているのと粘りが強いというのが特徴なんですけれども、
この粘り芋を入れた餃子は噛んだ瞬間シャキッ噛み続けると粘っとして旨味が出てくる独特の食感があります。
あと通販では入手できないんですけども、山形にある広志の餃子。
ここの餅チーズ餃子も忘れられない食感です。
噛めば噛むほど餅とチーズと小麦粉の旨さが混じり合って口の中でとろけながら爆発するような唯一無二の餃子でした。
山形に行ったらぜひスーパーで買ってみてほしいです。
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こうしたご当地食材の聖地、それは北海道ですね。
北海道産の餃子はご当地食材をうまく使って全国屈指のレベルの餃子がひしめいています。
例えばですね小麦粉は北海道が名産地なんですけども、地下製の皮にこだわっている餃子が多いのも北海道の餃子の特徴の一つです。
トカチ平野のブラウンマッシュルームの旨味と香りを閉じ込めた天の美緑産のトカチマッシュとか、
海道産の海産物をまるまる包んだ札幌餃子製造所産、
佐護産のとろりバターのカレー餃子とか、
北海道産のタコが入ったムロラン製麺の土産粉餅、プリタコ餃子とか、
とにかく北海道には異次元の餃子がたくさんあります。
いずれまた海道の餃子特集をお話ししたいと思います。
ぜひあなたが好きな餃子のポイントを教えてください。
それではごきげんよう。