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みなさん、こんにちは。石川由加子と杉田麻里子です。
Good News for Citiesは、都市、建築、街づくりに関する様々なグッドニュースを、ザック・バランに話す番組です。
今日は、ちょっとこう、ナイトカルチャーについて考えてみようかっていうところで、
最近私たちが見た、ネットフリックスのドキュメンタリーシリーズで、
ミッドナイト・アジアっていう、夜のアジアのドキュメンタリー、文化っていうものを撮ったものを見て、
ちょっとナイトカルチャーについて話していければと思います。
はい。
はい。でね、このミッドナイト・アジア、最近出たんじゃない?最近ドキュメンタリーで出たので、
そうだね。
ファージョン・ジョー・エヴァンスさんって、34歳ぐらいのドキュメンタリー監督が、
高いよね。
6つのエピソード、マニラ、バンコク、東京、ソウル、タイペイ、ムンバイ、この6つのアジアの夜の街っていうのに光を当てるっていう形で、
ちょっとこう、ナイトカルチャー、最新のナイトカルチャーを紹介するっていうようなドキュメンタリーでしたと。
最初がね、あれなんだよね、日本なんだよね。
東京ね。
なんか、私もこの前、ゆうか子にこのシリーズのことを教えてもらって、東京と2回目のソウルの、まだ2エピソードしか見れてないんだけど、
なんかそれぞれ30分ぐらいでサクッと見れる、お腹がすく感じのドキュメンタリーでおすすめです。
うん。
なんか感想みたいなところから。
そうだね。東京についてはどう思った?東京は結構なんか私的には、なんかエキゾチックなナイトカルチャー描かれてるなと思って。
例えば、85歳ぐらいのおばあさんのDJみたいな、有名な方がいるらしくて、その人のことだったりとか。
あと、あの、あれか、車?改造した。
車。
高級車。
改造車の、はいはい。
乗り回すみたいなエピソードもあったりとかね。
うん。あったあった。
でも結構、なんていうんだ、比較的、なんか上の世代が作り上げた、結構ナイトカルチャーで、結構その車もそうだけどさ、お金が、それに対してお金を投資できてみたいな。
そうだね。
エキゾチックなナイトカルチャー描かれてるな、みたいなのもあったかな。
うん、確かに。
なんか知ってるのあった?これ知ってる?みたいな。私その、あの、おばあさんDJは知らなかったんだよね。
私も知らなかったのと、あと、エビスだったかな、あの、日系ブラジル人の人がやってるバーは聞いたことがあって、行きたいなと思ってた。
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それ以外はでもほぼ知らなかったかな。
っていうのと、なんか私たち。
改造車も知らなかったかな。
まあ、車興味ないっていうのもあるかもしれないけど、なんか私たちの世代とか、ちょっともっと下、20代とか10代の子たちが行くようなスポットは特に取り上げられてなかったなって印象は確かにあって。
確かに確かに。
なんかそれに対して2回目の、2エピソード目のソウルは結構楽しかったんだよね。
あ、そうだね。
そうそう、ニュートロっていう言葉を使ってて、なんか新しいレトロみたいな意味らしいんだけど。
ニューレトロね。
そうそう、ニューレトロ。
ニュートロじゃない。
略称か。
そうそう。
いや、ニュートロって言ってた。
ニュートロ。
ニュートロの略称がニュートロ。
どっちかな、忘れたけど。
でもなんか、ソウル、韓国ある程度発展して豊かになって、ちょっとそれをスローダウンさせて、もっと韓国らしい文化を取り入れたりとか、もっとスモールスケールの活動みたいな光を当てていこうみたいなところで、
例えばなんか、めっちゃローカルで昔からある、おじいちゃんおばあちゃんがやっているチキン、唐揚げ屋さんとか、
あとなんかマッコリ。
イケボンにある唐揚げ屋とかね。
あとマッコリブームが来ているらしくて、若い子たちの間で。
だから、ちっちゃな部類割りというか、日本でもクラフトビールみたいなのが流行っているけど、
韓国の、例えばこう、朝鮮人参とかそういった、昔からある伝統的なハーブとか薬味みたいなのを使ったりとか、マッコリとか、昔からのお酒みたいなのを使ったカクテルとか、
そういうのが紹介されてて、普通に行きたいというか、ワクワクしながら。
なんか私もソウルに何人も友達いて、結構コロナ前は定期的に遊びに行って、一緒に夜の街をもちろん遊んだりしたんだけど、
またその時からまた変化してるなって、知らないこともたくさんあったし、そのマッコリの醸造所とか、半岸ブリュワリって言ってたけど、
そういうところもなんか、そもそもそのマッコリが舌火になっていて、再燃してるみたいなところも面白いなと思って。
そうだね。
日本でもね、日本酒みたいなものはね、若い人とか、また新しくブランディングしたり、ストーリーを変えて人気になってるけど、
なんかね、あのなんか等身大だなっていう感じがしてた。
そうだね、確かに。それは思った。
あとちょっとなんか、日本のというか東京の会で、ん?と思ったのが、なんか日本人はもう本当に長時間めっちゃ働くし、
社会的にもなんかこう抑圧社会だから、夜になるとパッと開け放つんですみたいな。
それが結構ストーリーだったもんね、前提の。
そうそう、それって結構すごい、なんかちょっと前の世代の、今変わってきてるカルチャーだなとも思うし、
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でもやっぱ海外の人って日本って未だに超ハードワークで、なんかっていうイメージがすごい頭にあるんだろうなと思って、
で、ちょっとこのミッドナイトアジアの、どういう評価を受けてるんだろうみたいな、海外のメディアの記事とかも読んでたんだけど、
なんか日本だけじゃなくて、アジアはそういうふうに社会的に抑圧されてて、長時間働くから夜遊ぶんだみたいな、
なんかディスコースというか、文献が結構いろんなところに出てきててさ、
ちょっとまたそれも違うんじゃないかな、変わってきてるんじゃないかなっていうのは正直思っている。
そんな予感されてる?っていうかこう。
いや、そんなに、でも、ソウル編はだからそういう意味では、そういうところではなくて、結構今、等身大に若い子たちの価値観とかが描かれてるんだろうなと思って、
なんかそれこそ、数年前に韓国に遊びに行った時に、ハンガンっていう川の横で、毎週なんかナイトマーケットやってて、
そのナイトマーケットもすごい素敵だったし、そのナイトマーケットの周りの芝生に、なんか若い子たちがテント持ってずっとタムロしてる姿があったのね。
で、「これ何?」って韓国の友達に聞いたら、なんか最近、若い子たちの間で、なんかお金を使わないで外で楽しむっていうのが、なんか活かしてる遊びになってて、
最近流行ってんだよね、みたいなことを言ってて、なんかそれもいいなと思って。
いいね。
なんかそこにも彼らの価値観というか感覚が現れてるなと思って。
確かにすごいいいね。なんか外で、コンビニとかで買ったお酒を飲むっていう文化って、なんか結構ヨーロッパとかアメリカだったらあんまり見ないというか、
なんか外でお酒を、アルコールを飲むことが禁止されてて、罰金も取られるところがほとんどだから、なんかアメリカで外で飲むときは、なんかバッグとかで隠して、カバーして飲むんだけど、
日本とかさ、こうやってコンビニで買って、公然と歩いていけるじゃないですか、夜の街を。
そうだね。
で、私たち多分ナイトウォークとかが好きで、なんか一缶買って、ひたすら喋りながら歩くっていう、またお金のかからない遊び方みたいなね。
よくいろんな人たちともして、それで仲良くなったりした人たちもいたなと思って。
なんかその、飲みながら歩くっていう文化は、すごいアジアのいいところだなと思う。
うん、確かに。なんかそういう意味ではなんか、コロナでね、それこそナイトカルチャーってかなり打撃を受けた産業、ナイトエンターテイメントとかそうだと思うんだけど、
このコロナ禍で、なんか新しいナイトカルチャーとか生まれたのだろうかっていうのがちょっと気になるね。
確かにね。
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うん。
なんかクラブとか、かなりディスコ系のところとか、結構コロナで打撃を受けて、でまたなんかリバイバルみたいな、最近なんかディスコのリバイバルみたいな、どっかで記事を読んで、ちょっと詳しくは。
でもそのリアルなディスコってことだよね。
そうそう。
オンラインとかじゃなくて。
そうそう。で結構ちょっと昔っぽいじゃん、ディスコって。なんかそのレトロな感じがまた今、ヨーロッパ中心にリバイバルしてるみたいな話を小耳に挟んだりはしたかな。
でもさ、そういう意味ではさ、この2年とか3年みたいなところで、こんなに社会が大きく変わって、夜が閉鎖された中でも、なんかかなりインパクトのあるナイトカルチャーとか、ナイトエンターテイメントサービスとか、そういうのはあんまり出てないのかもね。
確かに。
やっぱりリアルに寄り戻っていくというか、家飲みみたいな、なんなんだろうね。
家飲みね、確かにね。家飲みは増えたよね。どう?
だと思う。なんかだから、家を開くっていう感覚とか習慣みたいなのは、もしかしたら広がったっていうのはあるかもしれないね。
そうだね、確かに。
あとはなんだろうな、車で見に行く映画とかね。
そういうのもあったよね。
確かに、確かに。
車で見る展覧会とかね。
はいはいはい。
あー、そうね。
でもなんかね、さっき言ってたみたいにちょっと話戻るけど、なんか結構私たちの世代って、そんなに夜もバカみたいにお金使ったり、派手に大晩振る舞いして、
学習で帰るとかね。
とかさ、華やかなものっていうよりかは、さっき言ったみたいに工夫をして、自分のある街を楽しむとか、最低限の、さっきの韓国の子たちもそうだけど、お金を使わずに楽しむみたいなものがトレンドだとしたら、
なんかあんま経済は回っていかなくなるっていう意味では、そういうエキゾチックなカルチャーが、もしかしたら生まれづらくなってるっていうふうに言えるかもしれないなと思った。
エキゾチックなカルチャーっていうのは、新しいサービスとか?
とか、例えばリアルで起こってたああいう、なんて言うんだろう、裏の世界みたいな、裏の世界の顔みたいなことだったりとか、夜の世界だからできた表現みたいなところって、なんかもしかしたら、この2年、いくつか失われてたのかなみたいな、思ったりもした。
新しいものは見てみたいね、どうなっていくのかなって思うけど、なんかそうだな、最近夜遊びしてるかなと言われるとあんまりしてなくて、今私ナイロビにいるんですが、なんかやっぱり安全性みたいな、その治安みたいなところも結構気になったりしたりとか、年齢的なところがあったりとか、
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あと交通事情も結構その夜遊びカルチャーの中で、年計画的に大切だなと思って、
例えばウィンに住んでたときは、土日かな、近土日は24時間、地下鉄が、電車が動いてるから遊び放題だったりとか、タクシーでパッと帰りやすいサイズの都市であるか田舎とか、東京だったらさ、結構電車で1時間かかるようなところにわざわざ飲みに行って、
終電だしな、もう行かなくていいかなとかなったりするしさ、なんかそういった交通のあり方とかね、考えられるの面白いなと思いますし。
交通は確かに重要だね、それこそなんかベルリン行ったときも、やっぱり金曜日とかさ、週末とかは、やっぱりクラブとかの盛り上がる時間だから、そのときはもう稼働を24時間しますとか、ちょっとこう1週間の中でも使い分けるとかね、そういうのもいいなと思ったかな。
確かに。
確かに交通はかなりあれだね、大きいかもね、いつでも行けてとかさ。
確かに、そういう意味で、結構そのナイトカルチャーを意識した都市計画っていうのも結構大切で、都市デザイン的なところで。
そうかもね。
なんかその交通もそうだし、あとなんかもちろんゴミ問題みたいなのも結構あったりするし、あと騒音問題とか、やっぱクラブとかって、人々というか、家の近くに欲しがらない人たちが結構多い中で、
特に東京だったりみたいな、かなりデンスというか密度の高い街で、どうナイトカルチャーと普通のこういった人々の生活の折り合いをつけていくかみたいなところだったりとか、
なんかそこら辺のでもスタディって結構少ないなと思っていて、ナイトカルチャーと都市デザインみたいなところ、結構ないからもうちょっと握ってみたいなとは思ったかな。
あとあれだね、夜ってセックスとか、男女関係とか、アムステルダムとかであるようなプロスティテューション的な、売春的なところだったりとか、
そういったみんながあんまり公に話したがらない部分みたいなところも関わってくるからこそ面白いなと思いました。
確かにね、そういう部分はまた昼間とあったり朝とは違う、あれかもね、状況かもね。
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そうだね。夜遊びがしたくなってきた。
あとね、最近思ってる。
ナイロビは夜はある?一応そういうエンターテインメントみたいなのある?
クラブとかは結構ある。
夜遊び用の。
あるある。でも夜は基本的に外を歩かない方がいいから、ウーバーだね。
ウーバーがかなり発達してるので、なのでドアツードアで行き来さえできれば。
移動して。
だから、例えば韓国でさっきゆか子が言ってたみたいな、道端でちょっとがやるみたいなのは、どうなんだろう、もしかしたら難しいのかなって思ったりとか。
そうだね、治安とかね、大切だね。
治安はそうかもね。だって一人で歩けるとか一人で帰れるとか、そういうところも重要だし、
何か事件が起こったらね、その真っ先に潰されるもんね、その場所だったり。
あとは、でもミッドナイトアジアを見てて思ったのは、
なんか、あと今アフリカに住んでて思うのは、なんかこう、こうドレスアップすること。
なんか着飾ってゴーイングアウトすることが、最近私もすごい減ってるんだけど、
でも、なんかアフリカの子たち、結構ガチで、なんかドレスアップして、何時間かけてドレスアップして、ゴーアウトみたいな感じなの。
なんか、それはそれですごい素敵な文化だなと思って。
いやー、めっちゃいいよね。
いいよね。でもまあ、今の東京とかソウルとかは、そういった文化が若者の間で減ってるんだろうなっていう気はするな。
確かに。でもさ、楽しいよね。なんかご飯食べ終わって、夜行くかみたいな感じで、ちょっとさ、化粧し直して準備して、夜繰り出すみたいな。楽しいよね。
楽しい、楽しい。
そうだね。
あと、なんか東京とかソウルとかさ、ムンバイとか台北みたいな、こう大きな都市だけじゃなくて、
いわゆる地方都市みたいなところのナイトカルチャーみたいなのも、なんかこうフューチャーするコンテンツが今後も生まれていくと楽しいんじゃないかなと思いました。
確かに、確かに。
あの、京都とかね、京都とか、大阪、大阪でまた全然違った。大阪地方都市じゃないかもしれないけど。
いわゆるそういうこう、なんだろう、グローバルなコンテンツで取り上げられるのって、まだ今東京がすごい多いと思うんだけど、
今こう、若者のなんか新しいカルチャーっていうのがまた他の都市で生まれている中で、それをこうフックアップしていけるようなコンテンツがあるといいんじゃないかなと思いました。
遊びに行きたいね。
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遊びに行きたいね。
なんかさ、でも去年ゆうかが京都に来たときとか、むっちゃ遊んでたよね。
でも夜はやっぱ遊べなかったくない?あんまり。
そう、そうか。そうだね、ご飯食べに行くみたいな。
でも、そうね。
でも、やっぱ京都鴨川様があるからさ。
確かに。
夜の居場所があるから、素晴らしいよね。
確かにね、それもあるね。
こんな感じかな?
なんかある?他に。
ぜひあのね、ムンバイとかマニラ、バンコク、タイペイとかも続けてみたいなっていう感じかな。
確かに。ムンバイちょっと見たけど、むっちゃモダンな感じで驚きでした。
ぜひ皆さん見に来てみてください。
はい。
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次回もお楽しみに!