1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
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2022-03-02 38:22

【#70】南アフリカを拠点に活動するクリエイティブ・ディレクター、ナカタマキさんに聞く、アフリカとデザインの現在地

カメルーンにいる杉田が、南アフリカを拠点に活動するクリエイティブ・ディレクター、ナカタマキさんにインタビュー。「アフロ・フューチャリズム」という概念と、アフリカの都市の面白さについてお話し頂きました。

◉目次

・ゲスト自己紹介
・アフリカデザインの現在地
・アフロ・フューチャリズムって?
・アフリカの街が面白い理由
・アフリカとスマートシティ

◉杉田のアフリカに関する情報発信

Podcast:
【#67】コートジボワールに住む19歳の女の子の日常:https://anchor.fm/dashboard/episode/e1e1u26

Note:
アフリカ各都市で進行中のスマートシティを訪ねる、リサーチキャラバンを始めました:https://note.com/mariko9012/n/nb42596866e7f
トーゴ・ロメで過ごした2ヶ月を写真で振り返る:https://note.com/mariko9012/n/nf51017207704
カメルーン発の空間情報解析プラットフォーム。アフリカで空間情報を扱うということ:https://note.com/mariko9012/n/n23921d87b814

◉SNS
Mariko: Linktree@MarikoSugita
Yukako: Linktree@YukakoIshikawa

◉ゲストプロフィール

ナカタ マキ

アドバイザー/ライター/クリエイティブ・ディレクター

アフリカの視点と世界の文化クリエイティブ産業(Cultural and Creative Industries:CCIs)の動向に特化した発信・アドバイザリーを行うマイクロ起業家。アフリカ・欧州を中心に世界各地を訪れ、クリエイティブ起業家と業界動向を追い、協業や取材を行うほか、海外展開の戦略設計・クリエイティブディレクションに関するコンサルティング、観光・文化産業関連のPRコンテンツのプロデュース、カルチャー・コンテンツのプロデュース・実施など、広範囲にわたるクリエイティブ・ディレクションとビジネスコンサルティングを行う。パンデミック開始以降は、南アフリカ・ケープタウンとケニア・ナイロビを拠点にしつつ、旅を続けている。過去執筆媒体は『WIRED』日本版、『NEUT』『AXIS』『Newsphere』『Forbes Japan』『Business Insider Japan』『Nataal』など。米国タフツ大学フレッチャー大学院国際経営修士(Master of International Business:MIB)、国際基督教大学(International Christian University:ICU)学士。IG: @maki8383

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はい、Good News for Citiesの杉田麻里子です。
先月からアフリカに関する情報を連続して発信してるんですけど、結構興味を持ってくださってる方も多いので、しつこく配信していこうと思います。
えっと、私がアフリカに興味を持ち始めたのは、結構最近で、去年ぐらいかな?なんですけど、
毎回、周りの人にアフリカについて話す度に出てくる名前があって、マキ・ナカタさん、ナカタマキさん。
噂によると、彼女はケープタウンに今住んでいるみたいで、ネットで調べたら、越境ジャーナリストとか、クリエイティブ・ディレクターとか、いろんな肩書きが出てきて、
実際何をしている人なんだろうっていうのを、すごい興味を持ってたんですね。
で、ツイッターとかインスタでプロフィールを見てみたら、アジア人アフリカンフューチャリストって書いてあって、アジア人のアフリカンフューチャリスト。
で、アフロフューチャリズムってそもそもなんやねんっていうところで、私はディグり始めるわけですわ。
今回はそんなアフロフューチャリズムの話を、都市との関連の中でしてみたいと思います。
今回の内容は、ケープタウンにいる中田真紀さんと、オンラインでつなげてお話した内容を、途中で解説や私のコメントなんかも入れながら、ご紹介していきます。
まず、真紀さんのプロフィールについて。
自己紹介、バックグラウンド的なところとしては、大学時代はアメリカ研究とか国際関係とかそういったことに関心を持って、そういったものを専攻したんですけど、
社会人になってからは、バンコクと上海でクライアントワーク、コンサルの会社に就職して、
その後、アディラスで小売ブランド事業計企画チームみたいなところで、会社で働くみたいな経験がいくつか減って、退職してアメリカの大学院に留学して、
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そのときにビジネス、MBAと国際関係のハイブリッドのマスターみたいなのをやってたんですけど、退職したときに、
自分でその後は何かやっていきたいなということで、いろいろネットワーキングとかをしていったところ、アフリカンファッションのeコマースを立ち上げたいっていう風に考えているナイジェリア人のエンジニアに会って、
彼のスタートアップアイデムみたいなのをサポートするうちに、アフリカンファッションとかクリエイティブセクターみたいなところに、それがきっかけで初めてその分野に関心を広げるというよりは、そのとき初めてそういったフィールドが広がっていて、今盛り上がっているということを知って、
その人とは一緒にはビジネスをやることにならなかったんですけど、それをきっかけによりアフリカ、最初はアメリカにおいてのアフリカメーカーとかの人たちが中心となって盛り上がっているアフリカンファッションの世界とかデザイナーとかを知るようになって、
そこからよりアフリカ大陸のクリエイターたちとかっていうのに関心を広げていって、たまたまそのときボストンにいたんですけど、ボストンでそのとき滞在していた南アフリカ人のテキスタイルデザイナーに出会って、
彼女はそのとき大学で教える仕事をしていたんですけど、自分のブランドを立ち上げるっていうのをやりたいということで、それをビジネスサイドでサポートするっていうのをやってみようということで、一緒に彼女とすごい小さいブランドではあるんですけど、ブランドを立ち上げるみたいなことをやっていて、
その活動、ブランドではあるんですけど、どちらかというとストーリーテリングのツール、メディアとしてのブランド、彼女の視点であったり彼女のルーツである南アフリカとかアフリカのカルチャーだったりストーリーとか視点っていうのを展開するようなブランド作りをしていこうっていうところで、
ブランドをすごい大きなファッションブランドとかライフスタイルブランドを作るよりは、メディアとしてのブランドみたいなところでちょっと活動をして、そこからよりアフリカの視点だったり、アフリカの視点かけるクリエイティブ業界みたいなところにもうちょっと関心を広げていって、
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よりケニアをはじめとして、より多くのアフリカの国に行くようになってみたいなところで、今は自分の会社もあるんですけど、どちらかというとフリーランス的な感じで執筆活動をしたりとか、コンサルみたいなことをやっていて、
いろいろ多岐にわたる分野ではあるんですけど、基本的にはアフリカの視点かけるクリエイティブ業界みたいなところに関心を持って、いろいろ買い行ったりとか、プロジェクトをやったりとかっていうのをしています。
アフリカとデザインっていう組み合わせがいいなと思っていて、やっぱりアフリカって未だに特に日本では貧困だったりとか飢餓とか戦争みたいな文脈で話を聞くことが多いかなと思うんですけど、私自身もこっちに来てみて、より多くのアフリカに関する情報に触れるようになって、
これは見たことないぞ、みたいなデザインとか実践に出会えるようになりました。
牧さん的なアフリカとアフリカのデザインの現在地っていうのをぜひ聞いてみたいです。
そうですね、デザインだけではないですけど、アフリカの今起こっているコンテンポラリーなアフリカの動きで面白い要素としては、グローバルっていうのはダイバーシティみたいな意味もあるし、
プレコロニアルの元々あったカルチャーとかライフスタイルがあって、植民地化の影響を受けた文化だったりライフスタイルだったり考え方みたいなのがあって、
特にもう一つのレイヤーとして、より今のテクノロジーでコネクティブなグローバル、そういう三つのレイヤーの中ですごくいろいろなものが動いているっていうのがまず面白い、グローバルっていう意味ですね。
またテクノロジー、特にスマートフォン、インターネット、SNSがやっぱりすごく普通に、東語とか国によって違うかもしれないですけど、特に私がよく行くケニアのナイロビとか南アフリカとか、すごくインターネット、スマートフォンももちろん普及していて、
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そこが面白いというのは、特に若者を中心としたアフリカ人自身が発信ツールを獲得して、どんどん発信していける。
それと同時に、アメリカでも日本でもヨーロッパでも同じように、インターネットの世界の動きっていうのも彼らは吸収している。
なので彼らが欧米からアフリカがどう見られているかみたいなこともすごく客観的に理解しているみたいな。
だからすごいテクノロジーによってそういうインタラクティブな情報の動きがあって、それを受けて若者たちが発信しているみたいなところが面白い。
それからインフォーマルセクターがまだまだいろいろなところで、いろいろなインフラが見発達な場所が多くて、それは必ずしもネガティブということではなくて、
インフォーマルって結構カオスっぽいところがすごく様子が特に都市にあったりして、
それって結構イノベーションとかクリエイティビティとかインキュベーターになっている。
そういったグローバルテクノロジー、インフォーマルみたいな要素が結構面白いっていうところの文脈にあって、
デザイン以前の話でどっちかというと都市の面白さみたいなところかなと思うんですけど、
今言ったようにそういったこの3つの要素がクリエイティビティとか新しい動きとかいうのに結びついていて、
そういったところでやっぱりデザインって言ってもいろいろなデザインとか特にもうちょっと大きなカテゴリーで言うとクリエイティビティっていうのがすごく活発化していて、
それはデザインだったりファッションだったりみたいなところもあるし、
コンテンツ、デジタルコンテンツみたいなところでもあるし、そういった新たなクリエイティブな動きっていうのがすごく活発化していて、
かつそれがまだ世界の多くの場所ではあんまりまだ知られていなかったり語られていなかったりする場所というか、
そういう領域とか、今まであまり注目されていなかったりしていなかったりっていうのがすごく個人的には面白いなと。
アフリカデザインの前置きがなくなってしまったけれど、アフリカデザインの現在地みたいなところに移行するとすると、
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特にブラックライブズマターの動きが活発化した4年以降の文脈っていうのはやっぱりすごく重要で、
アフリカ大陸では色々な動きが進んで動いていたところ、
欧米などで広がっているブラックデザイナーとか、黒人のクリエイティブを後押しする動きがやっぱり拡大化していて、
アフリカ系だったり、アフリカ人とかアフリカにさらに注目とか期待が深まっている、
ブラックっていうところのカテゴリーですごくグローバルにトリダリティーの動きがある。
それがやっぱりファッションとかデザインとか、建築とか音楽とか様々なところに、結構マスの動きとしてすごく注目とかサポートが集まっているっていうのが今の状況かなと思っていて、
例えばビヨンテとかが、確か去年だったか今年だったか忘れちゃったけど、ブラックデザイナーをフィーチャーするような個別のサイトを立ち上げたりとか、
あとはちょっと前になってしまうけど、ブラックファンサーが世界的にヒットしたりとかっていうところで、
フローフューチャリズムみたいなコンセプトがかなりグローバルに、特に英語、欧米的なコンテクストが大きいかもしれないですけど、広まったっていうようなところがあって、
アフリカ大陸各都市でも動きが活発化しているところに、さらにグローバルな文脈におけるブラックデザイナーを盛り上げる、アフリカ系を盛り上げるみたいなところが今すごく重なっていて、
それが今後パーマネントになるか、懸念点としてはこれがトレンドみたいな感じだけになってしまわないようにするっていうのがあると思うんですけど、そういった状況かなというふうに思っています。
アフロフューチャリズムという概念はすごい私自身も興味があって、ここらへんちょっと深掘っていきたいと思います。
あとはこっちに来てから、特にクリエイティブ系の人たちとか、スタートアップ界隈の人たちとか、ブラックソリダリティとか、アフリカのアイデンティティみたいなことをよく口にしていて、それで日本に住んでいたときは、あまりアジアのソリダリティみたいな、聞かなかったなっていうので、すごい新鮮に映っています。
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ちょっと違うかもしれないけど、インドだったらインドみたいなところで、例えばインドと韓国が協業して盛り上がってるみたいな、アジアとしてのソリダリティみたいなところはそんなにないかもしれないけれど、アフリカはもちろん個別の国とかドライブみたいなところもある。
一方、パンアフリカ主義みたいなところでのソリダリティと、それプラス、やっぱりスレーブトレードの歴史っていうのがある中、やっぱり黒人が世界各地散らばっていて、っていう文脈プラス、最近ディアスポラとして欧米とか各地に住んでいるアフリカ人もいたりしてっていう、
アフリカ系の人々、黒人だけではないけどアフリカ系の人々、アフリカ大学にいる人とディアスポラとアフリカ系にルーツを持つ人を含めと、世界の3分の1くらいはアフリカ系みたいな、そういう数字があったりとかして、
そういう文脈を考えると、かなりアンダーアプリシェイティというか、過小評価されているカルチャーだったり地域なんじゃないかなっていうのもあるかもしれないですね。
アフロフューチャリズム、単純に訳すとアフロ、アフリカの未来主義っていうことになると思うんですけど、ちょっと牧さんの定義を聞いてみたいと思います。
アフリカ人自身が定義してオーナーシップを持って作り上げる、今と未来のナラティブみたいな部分かなと思っていて、どういうことかというと、
フューチャリズムだから、未来とかSF的なところに関連するコンセプトではあると思うんですけど、
SFとか競技のSFとか、未来について考えるみたいな文脈で結構かなり、
アメリカとか欧米とかが主導権を牽引しているフィールドだと思うんですけど、
あとやっぱりアフリカの歴史的文脈でいうと、
様々な植民地社会化とか奴隷制度の時に、かなり歴史とか文化というか文化歴史、
18:01
そういうものが取り上げられてきて、彼らがディファインするっていうことが、特に独立語も、
やっぱりアフリカのナラティブって常にアフリカ外の人が作ってきたっていうところがあって、
今オーナーシップを取り戻して、そして発信していく。
もしくはアフリカの視点で彼らが未来を作り上げていく。
かつグローバルにそれを発信していくみたいなところがアフロフューチャリズムかなと思っていて、
それは何でそれが今重要なのかっていうと、やっぱり世界が無視もしくは軽視し続けてきた、
今こそ必要なナラティブなんじゃないかなっていうふうに思っています。
それは私がアウトサイダーの視点から思っていて、かつ色々なアフリカ人とインタラクションする中で、
多分そうだなっていうふうに再認識していて、だからこそ関心を持っているという感じです。
うん、面白いです。
私の好きなナイジェリアの作家で、チママンダ・アディーチェっていう作家がいるんですけど、
この作家についてはマキさんも何かの記事で引用されているのを見たことがあります。
彼女はテッドトークでシングルストーリーの危険性っていう話をしていて、
今マキさんがおっしゃったみたいにアフリカっていうもののナラティブがアフリカ以外の視点で今まで書かれていた。
それに対してナラティブ、それだけじゃないよね、固定観念生み出しちゃうよねみたいなところで、
固定観念が生まれるのは、それが事実に忠実ではないというよりも、そもそも不完全だっていう話をアディーチェさんは言っていて、
だからこそアフリカ人によるアフリカの物語っていうものをどんどん保管していかなきゃいけないっていう趣旨のトークなんですけど、
面白いので皆さんにもぜひ読んでいただきたいです。
ここで私が気になるのは、アフリカの未来主義、アフリカの物語みたいなところで、
私はアジア人なので、日本人なので、アジアの未来主義ってあるのかなとか、
そのアフリカ的な未来主義の中では、アジア人ってどこに位置づけられるんだろうとか、
ちょっと私の視点でどうなんだろうなって思うところもあるんですけど、
そこらへんどう思うか、まきさんに聞いてみたいなと思います。
まきさん 未来を考えたときに、やっぱりグローバルで各国をつながっていて、
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各つ外交的なダイナミクスもある中、やっぱりアフリカだけの未来っていうのはやっぱり考えられなくて、
アジアだけの未来っていうのも考えられなくて、やっぱり世界が今後どうなっていくかっていったときの
アフリカの進む道っていうのは、アフリカ単独の話じゃなくて、
世界のディスコースを位置づけるものでもあると思うんだよね。
なので、そういう意味で言うと、アジア的というよりは、
アフロフューチャーについてグローバルに関連性のあるコンセプトだと思っていて、
だからこそ、私も関心があるし、アフリカ人じゃなくても、
関与していくべきコンセプトなんじゃないかなと考えています。
ありがとうございます。
なので、要はアフリカだけの未来っていうよりも、そもそもの世界のディスコース、
世界のナラティブを書き直すみたいなところで、
このアフロフューチャリズムっていう概念には可能性があるんじゃないかなっていうのを聞いていて思いました。
何かものを書いたりするときに、アフリカの視点とか言ったりするときに、
必ずしもジオグラフィカルなアフリカとか、アフリカ人とかっていうのを考えているというよりは、
見落とされている視点として、見落とされている視点の代表みたいな感じで、
アフリカの視点っていう言葉を使ったりするんですけど、
そういう意味ではオルタナティブな視点だけど、
今の文脈でいうとオルタナティブだけど、そこが未来を作っていくみたいなところで、
アフロフューチャリズムっていうのは面白い概念であり、
さっきも言ったように、やっぱり世界が無視し続けてきたナラティブなんじゃないかなっていうふうに思っています。
そのアフロフューチャリズムをどう都市の文脈で考えられるかっていうのを話してみたいなと思っています。
まずアフリカの面白さっていうのをさっきお話ししていただいたんですけど、
アフリカの都市、アフリカの街の面白さを牧さん的にどう思っておられるか聞いてみたいです。
そもそもアフリカ、めっちゃアーバナイゼーションが進んでるんですよね。
なのでアフリカ都市って結構ホットなトピックで、開発もガンガン進んでるわけなんですけど、
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中国の都市なんかもすごいアフリカの都市には入っていて、
ただこれから発展していくアフリカの都市の姿っていうのが中国的な形でいいのか、
もうちょっとアフリカらしい都市の未来っていうのを描くことはできないかっていうところで、
アフロフューチャリズムという概念の大切さが出てくるかなと私は思っています。
グローバル、テクノロジー、インフォーマルっていうところはやっぱりかなりキーワードだと思うんですけど、
特にその中でもグローバルで、プレコロニアル、コロニアル、グローバルっていう3レイヤーがすごく同居している感じ。
ヨーロッパとかアジアの東京とかそういったところとは違う文化の交わり方。
ニューヨークみたいなところとはまたちょっと違うレベルのダイバーシティっていうのがあるかなと思っていて、
そこは面白いかなと。
あとアフロフューチャリズム的な文脈で、これからの都市みたいなところを考えたときに、
可能性、まだ可能性的なところではあるけれども、
どういった中国、アメリカとか、
アメリカとか、
最初に言った通り、中国の上海にいたんですけど、
一年くらいいたんですけど、
中国みたいな感じに発展していくのではない、
別の発展の仕方?
発展していくのではない、別の発展の仕方?
年化はもちろんどんどん進んではいくと思うんですけど、
年化も本当にこのまま進んでいいんだろうかみたいなところが
やっぱり疑問としてはあると思うので
今、例えば
国王とかの
在り方だったり、特にコロナで本当に都市に住むのがいいのか
みたいなところが見直されてきている文脈がある中、
都市っていうのの在り方とか都市のコンセプト自体を
アフリカ的に再定義して
もうちょっと自然的なところとの共存だったりとか
都市とそれ以外みたいなところをどういうふうに
隔たりをなくしていくかとか、あと
サスティナビリティ的な視点とか
27:02
どういうモデルがあるのかっていうのを
アフリカの都市がまだまだこれから発展する
形がすごくあるからこそ
どういうオルタナティブの在り方があるのかなっていうのを考える
というのはすごく面白いかなと思っていて
とはいえ、現時点でその
キーのモデルみたいなのがあるとは言えないと思うんですけど
一つ
ウォッチする
価値があるかもしれないのはさっきも言ったけど
ルアンダーは小国で
コントローバーシャルなステージがリードしているっていうのもあるけれども
ヒガリーが最近グリーンプロジェクトみたいなのを
確か立ち上げて
すごい都市化を
プッシュする政策を今推しているんですけど
グリーンな都市とかアフリカ初のサーキュラー
アフリカ初というか初ではないかもしれないけど
アフリカのサーキュラー都市的なモデルを作っていくみたいな
動きとかプロジェクトがあったりして
アフリカの視点で考える
これからの都市っていうのを考える上で
アフリカの各都市の動きをウォッチしていくのは面白いかなと思います
あとインフォーマルセクターをどうデジタイズするかみたいなのが
今ホットなトピックで特にスタートアップ界隈で
インフォーマルセクターは
例えば郵便インフラがない中
郵便だけじゃないけどロジスティックスのインフラが限られている中
ただインフォーマルに物のデリバリーとか行われたりする
それが今そんなにトラックされていないけど
そこをデジタイズするという可能性
そういったインフォーマルをデジタイズするっていうのは
大きなインフラをボーンと作るのとはちょっと違う
オルタナティブな未来というかオルタナティブな都市の利便性
利便性みたいなのはあるけど
大きなインフラを作るんじゃないやり方
そういうところは面白いんじゃないかな
あとインフラがないからこそどうやって
効率的なオフグリッドを作っていくかとか
30:03
っていうことも面白いと思うし
そうですね
そういった未来の都市の作り方みたいなのを考えるのは
すごく面白い視点じゃないかなと
面白いのは金税とかが
リサーチレポートとかを作って
フューチャーの作り方みたいな
フューチャーの作り方っていうか今後の発展みたいなので
ポテンシャルとしてそういうスマートシティ的なものを
スマートシティなのか経済とかみたいなのを作ってみたいな
そういうプロジェクトが金税とか政府に対してそういうのを持ちかけて
そういうプロジェクトがいくつか動いて
それがフェールしているみたいな実情もあったりして
先進国が提示してきた先進国的なモデル
やっぱり外からの動きで動いていることも
しばしばあったりすると思うので
そういう意味でも
アフリカ人自身がどういうふうに考えていくか
どういうふうにモデルを作っていくかっていう考え方はすごい重要で
建築家はまだまだアフリカの建築家は少ないんですけど
グローバルに活躍している人だと
一番有名な人はガーナ系のイギリス人
デイビー・タジャイ
タンザニア生まれだけどガーナ系
彼らは欧米拠点に活動はしていますけど
結構いくつかアフリカでのプロジェクトとかオフィスも
確かガーナにあって立ち上げていたり
あとマスデザイングループ
ルワンダにあるマスデザイングループを
引いているクリスチャンベニマとかは
アフリカ現地の支店を作っていたり
あと他にも
ちょっと名前忘れちゃったけど
確かニジェールベースの建築ファームとかも
かなりアフリカの支店での建築だったり
より大きなところで言うと都市デザインみたいなところを
考えされるとか結構建築家は
すごく重要な位置づけ
重要な役割を今後もっと持っていくんじゃないか
私も去年の12月からアフリカに来ていて
今2カ国目カメルーンのヤウンデっていう
町にいるんですけど
アフリカといえども大陸なので
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いろんな都市の在り方とか
発展の方向性があるっていうのを前提にした上で
やっぱり私が知っている
ヨーロッパとか日本とかアメリカの町と
全然機能の仕方が違うわけなんですよね
マキさんが今言っていた
インフォーマルなサービスとか
お金のやり取りの在り方とかっていうのは
本当普通に日常のものとしてあるし
ベースとなるインフラがないからこそ
例えばモバイルマネーみたいなものが急に発展したりとか
スタートアップもすごい元気で
自分たちの町をどんどん良くしていきたい
新しいテクノロジーを取り入れて
どんどん教育にフォーカスしていきたいとか
スマートシティ開発にも新しいことを取り入れることにも
すごい積極的なアフリカだからこそ
あと数十年後にどんな風景がこの町で
この大陸で見れるのかっていうのは
興味深いなと思います
ちょっと今回のエピソード長くなっちゃったんですけど
最後マキさんがこれからやってみたいこと
今これ今後ディグっていきたいことなんかを聞いて
終わりにしたいと思います
ちょっとさっきも話に
一個前の話にすごい関連するけど
都市化のあり方だったり
都市というより
都市化っていうと都市という概念にすごく
引きずられてしまうけれども
これからのライフスタイルっていうのを考えたときに
アフリカの視点で考えるこれからのライフスタイル
どういうものかっていうのはすごく
注目すべきコンセプトかなと思っていて
それは特にパンデミックの文脈で
世界が共通的に体験したこととして
過剰な都市化だったりとか
あと特に本当に去年今年で
クライマットチェンジ
気候変動のトピックもすごく注目されていたりとか
あと本当に働き方みたいなところで言うと
オーバーワークで働くっていうのとはまた違う
ステイホームでうまくライフとワークのバランスを取っていくみたいな
いわゆるニューノーマル的な文脈で語られた
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いろいろなトピックがあると思うんですけど
そういうのと関連するライフスタイル
これからのライフスタイルを考えた時のアフリカの視点
それはアフリカ的なコントリビューションだったり
考え方だったり
クリエイティブな何かソリューションだったり
っていうのはどういったものなのかなっていうのは
すごく関心がありますね
それはファッションとかそういう具体的なものとしても考えられるし
建築的なところでも考えられるし
旅みたいなところでも考えられるし
今すごく具体的な何かがあるってわけではないんですけど
コンセプトとしてはそういったところにすごい関心があって
アウトプットとしてはずっと
ユットくんとかとも話をして実現化はさせてないんですけど
メディア的なものとして何かアウトプットが作れたら
面白いなと思いますね
マキさんありがとうございます
リスナーの皆さんも付き合いいただいてありがとうございました
最近アフリカアフリカ行っている私なんですけど
ノートでの発信であったりとか
最近はずっと使っていなかったツイッターも使って
アフリカのあれこれを発信し始めています
都市とか町づくりに関する情報発信をしている人って
たくさんいると思うんですけど
アフリカと都市ってなかなかない情報なので
ぜひ皆さん今後もウォッチしていただければと思います
ありがとうございました
38:22

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