1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 【#129】「一冊の本を売る書..
2024-01-23 43:45

【#129】「一冊の本を売る書店」銀座、森岡書店店主森岡さんに聞く銀座の魅力

銀座のまちとの接続点 "インターフェース"を探る、Sony Park Miniとのコラボポッドキャスト第三弾。今回はゲストは銀座で「一冊の本を売る書店」、森岡書店を営む森岡督行さんです。銀座の街歩きをしながら様々なスポットとそこにまつわるエピソード、銀座に関する興味深いお話をたくさん聞きました。銀座にあったらいいものについても妄想が広がりました。

今回も収録前に街歩きをし、森岡さんが訪れるスポットの案内をしてもらいました。街歩きの様子はGood News for Citeis のインスタグラムで公開します!


◉トピック

  • 銀座との出会い
  • 江戸の時代の銀座はどういう場所だったのか、想像を膨らませてみる
  • 東京大自然説?!
  • 日本人の働き方は縄文系と弥生系に分けられる??
  • 銀座を銀座たらしめているものとは?
  • 受け皿が広いまち、銀座
  • 銀座をさらによくするには何が必要か
  • 銀座のまちで未来に引き継いでいきたいものは「感動」


◉ゲストプロフィール

森岡督行

1974年生まれ。森岡書店代表。『800日間銀座一周』(文春文庫)、『ショートケーキを許す』(雷鳥社)など著書多数。現在、資生堂『花椿』オンラインと『銀座百点』で、銀座についてのコラムを連載している。


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00:10
みなさんこんにちは、杉田真理子と石川由佳子です。
Good News for Citiesは、都市・建築・街づくりに関する様々なグッドニュースをザックバランに話し番組です。
Good News for Cities
はい、今回第3弾になりますかね、ソニーパークミニさんとコラボで行っているシリーズ。
今回は森岡書店代表の森岡由紀さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。ありがとうございます。
今日ね、今和光の前に集合して、その後森岡さんにいろいろ街を案内してもらったんですけど、
これまでの中で一番駆けずり回った、一番結構楽しい回でしたね。
ギンプラというのはこういうものなのかという気持ちになりました。めっちゃ楽しかった。
ゆっくり歩こうって話をしてたと思うんですけど、結局みんな駆けずり。
最後、駆け回ってましたね。森岡さんが一番足早いから。
そうでしたね。楽しかったです。
じゃあちょっと最初に森岡さんのご紹介ということで、森岡さんの活動だったり、銀座に来た経緯みたいなところをちょっとお伺いしてもよろしいでしょうか。
一冊の本を売る書店というテーマで、毎週一冊の本から派生する展覧会をしながら本を販売しています。
書社の方をお迎えしたり、編集者の方、デザイナー、カメラマンの方、時々来てもらったりして、
本を売るんですけれども、そこで何かコミュニケーションをしていただきたいなというふうに思っていまして、
それを銀座で9年かな、続けております。
今日もね、書店にもお伺いさせていただいたんですけど、すごい素敵なビルの中にあって。
ありがとうございます。
よくこれを見つけたねっていうね。
本の力を感じます。
昭和4年地区で東京都選定歴史的建造物にも指定されている鈴木ビルなんですけれども、
自分もお二人がおっしゃってくださったように、そのビルを趣に惹かれまして、
このビルに入りたいですというふうに親さんに伝えていたこともあり、
実は銀座で働きたいという思いよりも先に、その鈴木ビルで働きたいなという思いがあって、
それで銀座に来たという順番が正しいんです。
ちなみにその銀座との出会い、個人的なものでも構わないんですけど、
最初の銀座との出会いみたいなもの、森岡さんの中でどういうタイミングがあったんでしょうか。
03:04
はい。私、山形県佐賀市というところで生まれて、高校生まではそこにいたんですけれども、
東京に来てしばらくして、そうだ、銀座行ったことないな、行ってみようというふうに思いまして、
散歩しに、銀浦市に来たということがありました。
それはたぶん1993年だからずいぶん前、30年前ですかね、だったと思うんですけれども、
その時は生活にまだインターネットが浸透する以前の出来事でしたので、
何かガイド本か何かを見ていたのかもしれないんですけれども、あるいは雑誌だったかもしれませんですね。
とにかく、ルパンという名前は、サムや佐賀市暗号、文豪が通っていたバーがあるということで、
そこを探して、ここがルパンかというふうに思った記憶があります。
その時は入らなかったんですけれども、ほどなくして一回降りてて、お酒飲んだりしたんですが、
それが一番最初の東京銀座体験だったと思います。
第一印象とか何か覚えていますか、どんな気持ちだったとか。
銀座降りて、やっぱり5番の目の街というのがすぐに分かったので、
こういう区画の街なんだ、5番の目の街なんだというのが第一印象だったと思いますね。
それは非常に後では大きなことだったと思うんです。
銀座って日本中、銀座商店街ですとか、隅々まであると思うんですけれども、
全都道府県にあるということなんですが、
なんで銀座が名前として広まっていったかというのを考えることがあって、
その自分なりの回答が、一つは5番の目になっているということなんですよ。
銀座というのは明治時代にできたインターネットだなというふうに一つ気づきがありまして、
銀座5番の目になっている。
そこに、例えばカフェであったり、新聞社であったり、ガストであったり、
時計台であったり、銀行であったり、デパートであったりというのが縮まめられていった。
というのが銀座の明治時代の誕生から数年後、数十年後の出来事だったと思うんですけれども、
やっぱり5番の目ですから、それだけでインターネットのネット上になっている。
新聞社ができましたから、そこに情報が集積されると。
カフェやビアホール、ミルクホールというのもできてきたので、
06:00
そこで人々が会話を交わすチャット機能が備え付けられる。
銀行ができますと決済ができる。
ガストが通りますと発行し始める。
時計台ができると時間が分かると。
これ全部スマホに集約されているものなので、
広まってここ数十年で隅々にあっという間に行き渡ったと思うんですけれども、
おそらく同じ機能を銀座が果たしていただろうと。
町が果たしていた。
町がスマホだったという。形もスマホっぽい。
だからそれが一つ銀座というものが広まっていった理由だろうなと思いますし。
ものの密度がそんなに広まっている。
同じようなものとしてニューヨークが広がれると思います。
銀座よりももっと早くニューヨークのような町が世界中に広がっていったと思いますし。
京都も5番の目になっていて、
京都が平安時代にできたスマートフォンだったと思いますね。
そんな森岡さんと今日は銀座の町2時間くらいですかね。
そうですね。
ちょっと今でしたね。
ちょっとリスナーの方にもどんなところを歩いて、
どんな学びがあったのかみたいなところを振り返ってみたいなと思うんですけど。
和光で集合し、その後どこに行きましたっけ。
その時点で結構情報盛り盛りですよね。
一番最初のファーストスポットで。
そうですね。
銀座よりも町名交差点というのは本当に見ごたえのあるところだなとくつく思うんですけども。
もっともっと隠されている何事かがあるのではないかなというふうに
常々感じているわけなんですけども。
ひとつ、もし江戸時代に四つ角に交差点に立ったら
どんな風景が見えるのかというふうな思考実験のようなことを。
それすごい面白い思考実験だったなと思って。
そうですね。ここで潮風の匂いがして、
ここでこの景色が見えたんじゃないかみたいな話が交差点でありましたけども。
あんまりそういう思考をしてこなかったなと思って。
面白くなったのと。
そういう思考はなかったんですけども。
コロナ禍で人々がいなくなって車がなくなって
風通しがもしかしたら良くなったのかもしれませんけれども
潮の香りが少しした時に改めて銀座というのは半島だったんだな
海に囲まれているところだったんだなというふうな驚きがあって
その時に400年前にコロコロに立ったらどんな風景だったんだろう
そういうイメージの広がりがありまして
調べてみたら三原橋から先はもちろん海でしたし
日比谷の方は入江だったし
09:01
南側7丁目8丁目の新橋の先の方には
醸造寺の屋根が見えていたと
小高い山も見えていたということですし
京橋の方は橋がおそらく見えていただろうという
イメージがグッと広がっていったなという時間軸で
そんな身体的な体験がすごく面白かったですね。
その後は
マロンパイを買いました。
4時に待ち合わせ
金剛関を拾えて
マロンパイがあって
4時に焼き上がるんですよね
そうですね。12時と4時に焼き上がるので
4時に待ち合わせしたいなと思いまして
一説によると和光の鐘の音が聞こえる範囲が銀座だという話も
ロンドンみたいな話も
ロンドンもそういうのがあるんですか
ビッグベイの鐘が聞こえる範囲がロンドンなんですか
ロンドンの象徴みたいな話です
それ知らなかったです
鐘が聞こえるところまでなんでしょうかね
それを買い
そうですね。マロンパイがちょうど焼き上がっていたので
係の人がすぐ察知してくださりましたよね
中に入ったらマロンパイの方は
それで無事に買うことができて
その後ちょっとソニーパークにも寄り
そして本屋さんに行ったんでしたっけ
そうですね。アトニンレーモンド建築の教文館の裏口の方からですね
階段を上がって2階に行って
本などを買いまして
こちらもご紹介いただいていいですか
800日間銀材収という文春文庫から出た本と
ショートケーキを許す来場者から出た本
自分の本なんですけれども
取り扱ってくださっていましたので
これをプレゼントしたいなと思いまして
教文館で買うのがいいだろうと
ちなみに800日間銀材収はどんな本なんでしょうか
これは資生堂の花椿オンラインで
ちょうどコロナが始まった2020年の4月かな
から連載が始まったものでして
それが偶然そこに重なったんですけれども
それなものですから
より銀座の良い名を見ていこうと
大変な時代にあって
自分なりの視点で書かせてもらいました
自分なりの視点というのは
誰かにインタビューをするとか
過去の文献をさかなぼるとか
というのはやめようと思いまして
銀座に関する本たくさんありますから
インタビューもウェブ上だけでも
非常にたくさん出ているので
何か新しいもので銀座の豊かなもの
12:00
模索していこうと
それの描きみたいなものが書かれている本なんですけれども
面白いと思います
なんてね
多分面白いと思います
印象的なエピソードとか
トピックみたいなのありますか
そうですね
その方も自分にとっては思い入れがあるんですけれども
その中でも
自分なりにこれはまた一つ気づきがあったなというのは
まさにソニーパークのことを書いたんですけれども
その時に東京大自然説というのも
合わせて書かせていただきまして
今日もたくさん工事現場があって
それも歩きながら
こんなにあるねっていうのを確認して
歩けたかなと思ったんですが
その工事現場を見ていると
原料が土でありますし
コンクリートでありますし
もちろん鉄でありますし
ガラスの搬入とかもしているわけなんですけれども
よく考えてみたら
それすべて天然由来だなと思い
コンクリートは
岡慶介さんという
ミタでアリマストンビルという
ビルを手作りで作っている方がいますけれども
その方にインタビューしますと
石灰石の化学変化で
ローマのコロッセウムなども
コンクリートで作っています
というふうなことだったんですよ
もちろん鉄鉱石は鉄でしょうし
ガラスは軽石と何物かの化学変化だ
という話を聞きますし
天然由来だと思って
なんかおごりがあったなと
自分自身
銀座とか東京というのは
自然がないなというふうに
思いがちなんだけれども
これみんな天然由来で
形がちょっと変わっているだけだ
というふうな思いに至りまして
そこから考え方を変えて
東京大自然説と
例えば地下鉄とかは
湧き水がボコボコボコボコと出てきて
すごい朽ちているところ
これってもう大丈夫なんですか
というふうに思うところもあったりしますし
首都高なんてちょっと上から見たりすると
赤く錆びているという
高架橋と支えるコンクリートも
だいぶ朽ちているところがあるんじゃないかな
と思うんですよ
そうすると徐々に自然に戻ろうとしているな
というふうに思えてきまして
そういう観点から東京というのは
土こそあまり見えないけれども
15:02
巨大な岩場なのではないかなという
天然由来ですか
天然由来
むしろ私は山形出身だから分かりますけれども
良いところですよ山形もちろん
すごく愛している土地ですけれども
田んぼとか畑とか果樹園とかありますが
農薬とか結構投入もしているなというふうに
思いますから
そういう観点からいくと東京農薬とかは
あまり投入されていないなという気もしまして
その辺に自生している伸びるという
ネギとかその辺にあったりしますけれども
ある人はそれを抜いて食べたりしましたが
割と有機的でいけるんじゃないかというふうに
思ったりもしまして
それでこれみんな大自然だという
一つ
なるほど
それがソニーパークとかっていう
そうですね
それちょっとその話は一旦置いておきまして
かつて芸術新聴という雑誌で
橋本治さんという小説家の方が
日本人はもしかしたら
縄文系と弥生系に分かれるのではないか
というふうな論考を展開されていたんですけれども
それも一理あるなというふうに思いまして
縄文系って文切り型ですけれども
定住しないで資料採集で
成り上げを立てていた
弥生系の人は農耕ですから
定住してみんな協力して
稲作をやっていたということを
ざっくり大きく言うと
じゃないかと思うんですけれども
それも現在の年に当てはめてみると
確かに会社に勤めて
しっかりしたお給料を毎月いただいて
生活を成り立たせる人もいる
フリーランスで独立して仕事をしている
お二人もそうだと思いますけれども
そんな人もたくさんいらっしゃると
おそらくフリーランスで活動している人は
縄文系の働き方に近いだろうなと
特に自分から仕事を取ってこないといけないと
思いますからね
資料採集を
そうですよね
安定はおそらく
そんなにするかといったら
なかなかするものでもないと思いますし
大きな会社ですとか
会社組織に入って働いている人ももちろんいますけれども
そういった方は月々お給料がきますから安定して
みんなで力を合わせて頑張ってやっていこうか
という弥生系だなと思うんですが
18:00
都市で働いている人々に限らず
実際に人々の働き方を見ますと
フリーランスになって独立しようかなと
願う人も多いんじゃないかなという
縄文系の働き方を趣向する人も
少なくはないだろう
そんなふうに思うわけなんですよ
そうしますと先ほどの置いておいた東京大自然説が
今のを合体させますと
東京という岩場のような大自然の中で
ある種の縄文人のような人たちが
ごめいているというのが
現代の都市の特徴であろうというふうに
見えてきました
それは別に東京だけでなくて
日本の各都市
それは大きく小さに関わらず
そうだと思うんですけど
世界の人もそうだと思うんですよ
そういった縄文系の働き方をする人々は
やっぱりですね
研ぎ澄ませないと
お仕事が来ないような気がするんですよ
自分で頑張らないとというか
そういう時に
こういったソニーパークですとか
ソニーパークミニですとか
もしかしたら喫茶店かもしれませんし
ギャラリーかもしれませんし
オルタナティブスペースかもしれませんし
ピンクスペースかもしれないんですけど
そういうところに行って
美術館かもしれませんし
何が人々感動するんだとか
何が喜ばれるんだとか
そういうことを敏感にキャッチする
そういうことなんではないかな
というふうに思いまして
そういう意味において
ソニーパークですとか
あるいはもしかしたら弊社ですとか
そういった場所が
必要とされているんだろうという
それが東京大自然説という
ワールドの話になりました
自分を研ぎ澄ませるための場所
感性をとって
そうですね
先ほどインターネットみたいな話も
あったと思うんですけど
銀座からそのインターネット
今こういったものを書いて
銀座を見つめてきた中で
銀座の特徴だったり
銀座を表す
銀座をたらしめている要素みたいなものは
どんなものだと感じていますか
手技だと思います
手技
やっぱりお寿司一つにとっても
銀座の寿司って手がすごく込んでいますし
篠木を削っているというか
これだけたくさん
おいしい寿司屋さんが集結していますから
一つの寿司に込めた
寿司職人の手技
これは素晴らしいと思います
それは寿司だけでなくて
天ぷらもそうでありますでしょうし
21:01
洋食もそうだと思うんですよ
あとテイラーもたくさんあります
テイラーの線を引くお仕事ですとか
カッティングの技術ですとか
そういう繊細な手技
そうですね
シャツを作る技術ですとか
それも手技だと思います
デザイナーもたくさんいらっしゃると思います
デザイナーもやっぱり
手を動かす仕事だと思うんですけれども
それもやっぱり
銀座の一つの特徴に集約されていくな
という風に思いまして
はい、繊細な手仕事です
という文脈でいくと
さっきちょっと途中で終わっていた
街歩きのどんなルートで
たどったのかみたいなところで
カッパン印刷の
趣味性に入ってきましたね
中村克司さんですね
創業114年の中村克司さん
当初は5代目だと思いますけれども
代々受け継がれてきている
カッパンの手技というものが
近年非常に脚光を浴びていて
デジタル全盛期の時代にあって
むしろアナログの方が
新しいのではないかという観点も
聞かれるわけなんですけれども
中村さんのもとに世界中から
名刺を作ってくださいという人が訪れていると
それは
もう一つ要素があって
あそこ路地の路地にあると思うんですけれども
銀座駅から歩いてきて
そこにたどり着くまでの一つの過程
それも面白いと思うんですよね
当選状にはコーヒーショップがあったり
デパートがあったり
美味しい食どころが
これでも買って転在していたりしていて
一つの体験として
求められている
そういうことなのではないかなとも思いますね
そういう風に歩いて
実際のお店に行って
100万円、1万円くらいで
一つ一つ本当の
探しながら
名刺を作るということが
この時代全然ないなと
本当にクリックして
それこそ100万円で1000円とか2000円とかで
できてしまう時代に
銀座でお目当ての
新店のお店
アイドルのお店に行って
名刺を作る
そういう感性がある人が出世する
出世すると言ってましたもんね
私もそう言われたんですよ
中村克司で作ると出世します
街の人から聞いた
そうですね
でも実際に作って思うのは
中村さんご自身が
非常にニューアで
高いスキルを持っていて
24:03
コミュニケーション能力がすごく高くて
あの名刺を見るたびに
中村さんのことを思い出すと言ったら言い過ぎたけど
時々思い出す
やっぱりあれだけの技術
伝統を持って
謙虚で
みんなに求められている
そういう仕事をやりたいなと思うわけなんですよ
それは影響を及ぼすんじゃないでしょうかね
人々に
今日歩きながらも中村さんの克司さんもそうですけど
締まりかけのところに森岡さんが
オーイみたいな感じで声を掛けあげて
天使の人がみんな出てきてくれたり
すごく声を掛け合ったり
コミュニケーションをご自身としても取られているんだろうなと思ったんですけど
街とどういう関係性を
作っているのかなっていうところも気になりました
遊びながらそうやって友達になっていくのか
自分自身そうやってディグってディグって
いろんなところを発見するのが好きで
いろんな出会いを生み出しているのか
ちょっとそこら辺をどうコミュニケーションしていくか気になりました
今年ニューヨークの写真館のソウルライター
ソウルライターが持っている日本関係の雑誌を調査し
ニューヨークに行ったんですけども
このソウルライター財団のマイケルさんとさまざま話をしているうちに
私は英語がそんなに得意なものでないですから
インターナショナルランゲージで行こうということで
C-3POのモノマネを事前に念入りに練習して行ったんですよ
ビジュアルがひどいものだよね
それらのアドバンテージを生かしたい
それで
お待ちなさい
あるときお待ちなさい
ルーク様がお呼び台だと
日本語なんですけどもやってたんですよね
それにはね
徐々に練習を重ねるにつれて
助走を取った方がいいということが分かりまして
助走をたっぷりとした
椅子で座ってやってるんじゃなくて
隣の部屋からですね
やってくるっていう
こうやって出てきたんですよ
やばい
別レジです
なるほど
そしてですね
これが思いのほか好評で
国際的に
国際的に
それでですね
マイケルさんが
私は英語ができないままですから
簡単な英語で
You are a New Yorker
っていう風にね
言ってくださったんですよ
その時にね
私はね
ついに
俺もニューヨーカーになった
今の言葉でね
はい
わずかね
27:00
3日半くらいの滞在だったんですけど
早かったなと思って
いや
3回ぐらいぐらいぐらい
3日でね
3日ちょっとでね
ニューヨーカーだよ
誰も否定する人もいなかったし
ただ山形出身だから
ニューヨーカーって言うんでもないな
とかって思ったんですけど
まあ
ソウルライター財団
アンソウルライター
やっぱりニューヨークの写真家ですし
マイケルさんが言うのであれば
これは受け入れてみようか
っていう風に思い直しまして
じゃあ俺今日からニューヨーカーだ
っていう風に思って
東京に帰ってきて
ニューヨーク風を吹かせてたんですよ
はい
俺もニューヨーカーだから
3日で
そうしましたら
ニューヨークでずっと滞在して
写真を撮っていらっしゃる
写真家の伊豆美子さん
素晴らしい写真撮ってるんですけれども
話す機会があって
伊豆さんが
ニューヨークっていうのは
一歩足を踏み入れた
その瞬間から全員がニューヨーカーなんですよ
っていう風なことを教えてくださったんですよ
あっそうかと思って
自分なんか3日もいたから
もう全然ニューヨーカーなんだ
3日もいたからね
思い直して
ちょっと
反省してたんですけれども
銀座を受け入れる容量が広い
いろんな文物だったり
いろんな人だったり
それがね
銀座の良いところで
そういう
土地の人は特に
あれですよね
みんな挨拶しとかね
吉田さんのインタビュー
斎藤さんのインタビューとかも
聞きましたけど
よくね挨拶とかされてるし
そういう風な
マインドがあるのではないかな
っていう風な
めっちゃ良かったんですよ
なんかね
近所感というか
一緒に歩きながら
みんな知ってるみたいな
ここで紙切ってて
ここでご飯食べて
紙は切ってないですよ
ヘッドスパー
ヘッドスパーしてたよ
ここでこれ買ってるよ
ここでメイジ作ってるよ
それぞれとお話ししてて
それこそなんか
地元に遊びに来たみたいな
なんかすごい
歩いててほっとしたというか
でもそういう日では
あれかもね
街を近づける達人かもしれない
結構
あとキュリオシティがありますよね
コーシングがありますよね
それはあるかもしれないですね
ものすごい
ものすごいと思いました
土地追いつかなかったもん
うちら
街歩きについて大事な話で
夏目漱石の
我が輩は猫である
明治38年に出版されてますけど
その奥づけには
ハットリ書店という
発売所が明記されていて
それが東京都京橋区
30:00
銀座2-9という住所なんですけど
それを京橋図書館の
明治35年の地図などを
調べますと
ブルガリータワーのあるところだ
ということが判明しましたので
夏目漱石の
我が輩は猫であるが
あそこに並んでいた可能性が非常に高い
銀座の街はそういって
辿れるのが面白いな
レイヤーがあるのが
レイヤーのギャップがものすごいのも
面白い
それを書いてあるのを
調べて
そもそも図書館に行って
この建物だという
好奇心がいいな
図書館の師匠の方もすごい協力的なんですよ
次から次という資料を出している
嬉しいのかもしれないですね
詳しいですよ
師匠の方はやっぱり
銀座は結構そういうレイヤーも
時代ごとの記録がしっかり残っている
そうですね
京都もそうだと思いますけれども
銀座ここ
明治からの資料は
すごいなと思いますよね
ここに何があったかというふうに
今日登場されたときに
バッグがすごい異常に重くて
なんでこんなに重いんだろう
みたいになる
このバッグどこかに置いてから
行きますかみたいな
肩に断って
資料が入っていましたもんね
そしたら途中で
みなさんここでインクみたいな感じで
立ち止まって
ワガハイは猫であるが
バッグの中が
すごいドラマチックな瞬間でしたね
何両?
二種銀も持ってきましたね
銀座で作っていた
銀河
銀座に正面の
中央通り沿いに銀座の碑
というのが建ってあって
ここが元々銀座です
銃像場がありましたということだったので
常々思っていたんですよ
どんな銀河を作っていたんだろうなって
そしたら明和っていうんですかね
そこの銀河を作っていたということだったので
調べてみたら
明和南領
二種銀というものがありましたので
これだろうと思い
それで買ってみたということがあって
あの銀河かっこいいですよね
白黒って
結構ずっしりとね
重みがあって
銀座の中にも模様が
そうですね
模様が入っていましたね
今銀座の面白いところとか
パーソナルに関心がある部分とか
聞いてきたんですけど
逆に
今の銀座に感じている
違和感みたいなものがあったりしたら
それについてもちょっと聞いてみたいな
と思います
違和感は特にないんですけれども
素晴らしい街だなという風に全然
思っている
これは確かのことなんですが
もしこうしたら
さらに良くなるかな
ということであれば
33:00
車の量を減らした方がいいんじゃないかな
という風に思っています
今度は経験線ですかね
高架がハイラインのようになる
ということも発表されていますし
高速道路が
そうですね
などものを閉鎖して
そこを公園化せるという
そうですね
素晴らしいなと思います
でも
海外の他の都市でも
そのような事例はたくさんあるから
何かそこには
銀座なりの東京なりのアイデアというのは
必要なんだろうなという風にも思いますけれども
あともう一つ
並木通り
銀座の中心にある南北の通り
綺麗だなと思うんですが
ここは駐車場になっているような
風景が
広がっている場合が
多いと
感じていまして
そこを何か
検討してみたらどうかなと思います
例えば
車止めにしても
クラシックカー限定にしてしまうとか
あるいは
駐車場代を
すごく高くするとか
1時間20万円とか
そしたらね
そしたらそれなりに
やっぱり変わってくるんじゃないかな
という風景が
この一つ前に
インタビューさせていただいた方に
銀座ってどんな街ですか?
って聞いた時に
銀座は格好つける街なんだよ
って
格好つける街
大人らしく格好つける街
そういう話を聞いて思い出しました
クラシックカーならオッケー
美意識を持って
感性を高く
あるいは
馬とかね
馬乗ってきてくださいとか
いいですよね
私最近馬にハマってて
そうですか
馬って歩いた間も
岩手に馬に乗りに来ます
それいいですよね
馬が通れる
土の道とか
一本引いてね
いいですよね
音もいいじゃないですか
それちょっと
何か思いませんか
誰に
どこに提案すればいいんでしょうね
いいですね
いいね
ちょっとまたベッド
作戦会議
ハイライン
馬を通れる道とか
それもいいですね
長い道ですよね
そうですね
やぶさめとかも
いけますね
5番の目だからまっすぐ
確かに
こういう妄想をね
街に対して妄想を一緒に
飛ばして
それでさ
馬でしょ
馬で
36:00
だから
馬が食べる草とかもね
そこに植えて
食べていただいて
排泄もしますでしょうから
馬糞で
畑育て
畑行って
馬糞って何か
使い道あると思うんですよね
燃料
でも
活かしがいがある
江戸時代はみんなそれを綺麗にコレクトして
自分たちの畑に使っていたので
基本的には
使える資源ですね
銀座の石
石場
何ですか石場って
何でしたっけ
さっきの大自然
大自然ですね
馬に入れてね
そこから始めましょうか
何を始めましょうか
そこから東京駅に繋いで
日比谷公園に繋がっていくとか
いいかもしれない
いいですね
でもさっきも東京の東側は
すごくお気に入りで
ふと城の匂いする瞬間
やっぱ
かつては水戸だったんだな
っていうのと
江戸を感じるようになって
そうそう
それこそ私たちも最近
有楽町とか
あたりで活動してるんですけど
すごい縁があって何か
わかるし
今のところやっぱ
海とか水との関係を取り戻すとか
結構なんか
面白いなと思って
いいですね
絵画ワークは水戸を復活してほしいですよね
そうですね
なんかそういうちょっと大胆な発想からも
街を考えていける
面白そうなんですね
という感じで妄想は続きますが
いろいろ歩いた
最後に
森岡書店に行って
ピンテージな
ビルに
入って
なんか
すごい妄想というか想像力が
働く場所だなと思って
毎回来る度に全然違った
コンテンツがそこにあって
多分全然違った人にも
たくさん出会い
作家さんもそこにいらっしゃるみたいな
妄想の起点になる
みたいなところやっぱ本屋っていう
街に大切な
存在なんだなっていうのがすごい
一緒に街を歩きながらも
関西の高さとか
幅の広さというか
東の
黒岸の
くすぐられるところもすごいあったし
そういう意味でやっぱ本屋さん
ぜひみんな行ってほしいですね
そうですね。来てほしいですね
あとこの収録されている
このビルの話も
奥のビルの話も
ちょっとご紹介いただきたい
奥のビル
銀座1丁目なんですけれども
もともと
1930年代に
39:00
アパートとして建ったということで
1階に食堂があったり
地下に浴場があったり
今も手動のエレベーターがありますけれども
それが上がってきて
ここで洗濯をしていた
ということを聞いたりしますけれども
この目の前は
30件ボリガンが
切られていましたでしょうから
目の前は
水辺
水面があっただろう
綺麗かどうかは分からないですけれども
川が流れていたという
場所だったと思うんですけれども
屋根が揺れてという
そういった
ビルが実は銀座
内容であるというのも
確かなことだなというふうに
思っていまして
そういった昭和の初期の
ビルに入っていくと
感覚的に
現代でもなければ
過去でもない
東京でもなければ
どこか外国でも
異国の街でもないような
不思議な身体体験が
芽生えると思うんですけれども
そういう時に
人間って何か
いろんなイメージの広がりが
あるんじゃないかなというふうに
思いますね
いろんな感性に
右に曲がれば出会い
上に上がればまた違う世界に出会い
そういう迷い込んで
いろんな刺激を受けるような
そうですよね
最後になりますが
銀座もものすごいスピード
いろいろ変わっていくと思うんですが
未来を残していきたい
引き継いでいきたい
銀座として
大切にしていきたい
何かありますか
そうですね
あります
あります
自分もそうだったんですけれども
実は銀座に
そんなに思い入れがなかったんですよ
鈴木ビルの
風情に惹かれてきたんですけれども
徐々に銀座ってすごい街なんじゃないか
という気づきが
連続で
来たんですけれども
寿司屋だったり
テンプレーだったり
スイーツであったり
人々の
お所さであったり
それがですね
何かといったら感動だと思うんですよ
感動って大切だなと思っていまして
感動を
して何かに影響を受けて
それを自分なりに取り込んで
自分なりに出力して
もしかしたら最初は
自分のものに変えていったり
していくということが
行われるだろうな
という風に思うんですけれども
一つの感動というのが
もしかしたら未来の何事かを
作っている可能性が
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高いなという風に思って
銀座はそういう感動する要素が
多い
感動の場面が
これからも
ずっと続いていくんでしょうけれども
それは銀座にとって
銀座にとってかけがえのないもの
もしかしたらその感動というものに
対して
谷間いを
握りしめていかなくてはいけない
ともあるが
小銭を
ポケットで
ジャラジャラしていく人って今いないんだけれども
そういう感覚の場合もある
木村家の
アンパンなんて100円台
200円いかないで
買えるけれども
初期から作り続けている
もので
毎朝新しいものができてくる
日本でほとんどの
最も資価の高いところ
これはねアート以外何物でもないな
という風に思うんですけれども
そういうものに触れられる
だから感動と
感動です
素晴らしい
喜んでもらえた
ちょっと
ちょっと
じっくり噛みしめたい
今日は森岡さん
ありがとうございました
楽しかったですね
グッドニュースフォーシティーズでは
毎週新しいエピソードを配信しています
次回も楽しみに
グッドニュースフォーシティーズ
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