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  2. S3 ep29 東北の工芸を旅する百..
2024-03-19 45:22

S3 ep29 東北の工芸を旅する百姓 ゲスト:五分・岩井巽(中編)

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青森県五戸町から、ブランド「五分」のファウンダー岩井巽さんをお迎えしてお送りするゲスト回の第2回。株式会社カネイリでのデザイナーとしてのお仕事、その「百姓」っぷりに迫ります。


岩井巽さん

モノ・コトを包括し、ローカルから新しい運動を生み出すデザイナー。2016年、東北経済連合会主催「東北から未来を創世する若者10名」に選出されブルネロ・クチネリ社へ留学。株式会社良品計画を経て、株式会社カネイリにデザイナーとして入社。同社が運営する東北STANDARDプロジェクトのディレクターとして、東北の伝統工芸職人とともにプロダクトを手がけ、様々な展示会や催事に出展。2023年、自身のブランド五分を立ち上げる。「伝統工芸品だけではなく、新たに生まれた東北のモノもいつか伝統になるように」という想いを原動力に、商品開発・デザイン・取材執筆・WEB制作など、百姓のように幅広く東北のものづくりに携わっている。


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パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

サマリー

金入さんは、東北の工芸を扱う東北スタンダードというお店で活動しています。多くの作り手の方に会いに行き、東北の工芸を未来に繋げる活動にも携わっています。また、岩手県を中心に活動する五分・岩井巽さんは、「アシロ漆工芸術研修センター」を運営し、ウルシ塗りの技術を伝える活動を行っています。岩井さんが職人の育成と地域活性化に取り組む姿勢について語られています。東北スタンダードショップでは、漆や鉄瓶などの日用品を販売しており、日本産漆や金継ぎの技術を使って作られた商品を通じて、伝えることが難しいという話もありますが、ハンドメイド商品を触ってもらうことで理解してもらいたいとのこと。五分さんの漆塗りや温泉の効果についても話されています。

東北スタンダードの始まり
クラ出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、様々な手法で生まれ変わらせるコレクティブ。
ConCRAのメンバーが、工芸を軸に、物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
ConCRAのうみです。
しゅほです。
岩田です。
そして、今日もこの方をお迎えしております。
岩井です。よろしくお願いします。
岩井達美さん。
達美です。
よろしくお願いします。
前回ね、今の在籍されている金入さんに入社するというところまでの軌跡を追っていきましたけれども。
まだあれですね、GOVというブランドをこれから立ち上げるという冒頭の話がありつつ、まだまだその間にも結構…
そうですね。なんかここからいよいよ百姓感が出てくるんじゃないかなっていう期待をしてるんですけど。
最初にね、プロフィール部にありましたけど。
で、ちょっと触りのところまでは前回のエピソードで説明しましたけど、金入さんっていう、本社は八戸にあるんですよね。
で、その東北の…ちなみにちゃんと前提を教諭しておきたいんですけど、東北っていうと青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、六県ですね。
で、このエリアで東北スタンダードとか金入りスタンダードショップっていうお店を展開されているという会社ですと。
で、その中で前回その良品計画から金入さんに移られてっていうところまででしたけど、ちょっとこの東北スタンダードっていうお店でのお仕事のこととか、
で、多分その中でかなりたくさんの東北の工芸の作り手の方のところに足を運んだりっていうのをされてきたと思うので、その辺の話を伺ってみたいなと今回は思っております。
というわけで東北スタンダードっていう、これはお店の名前ですか?
そうですね。僕が入社する前に2010年の時点で東北スタンダードというのはお店ではなくて、映像プロジェクトとしてウェブサイトが立ち上がりました。
しかも映像、ウェブサイトだけど映像で紹介をしていくって形ですね。
工芸家さんとか、あとは郷土芸能、例えば獅子踊りだったりっていうものとか、あと板子とか、そういった文化も含めて取材するプロジェクトとして始まりました。
それはじゃあ、2010年だとまだ大学にも入ってないですよね。
その時期から存在はご存じだったんですか?
東北スタンダードの活動の広がり
いえ、2010年時点では全然まだ知らなくて、大学時代に工芸に興味が出てきてあたりで知りましたね。
2010年で映像でウェブって結構まだ重いじゃん。
重いですよね。
フラッシュも落ち着いた頃だからさ、余計重いじゃん。
まだiPhoneとか持ってるのも限定的というか早い。
まだYouTubeは?
YouTubeはあるし、Twitterもあるし、Facebookもあるし。
SNSがちょっと出だした頃に。
やっぱり日本でTwitterの人口が増えたのは震災が多分結構大きい。
LINEがね。
2011年で考えると2010年ってどんなタイミングか結構想像しやすい。
確かに2011年の前に立ち上げてるっていうのは結構タイミング的に運命的な感じですね。
東北に残っているものをアーカイブしていくみたいなことですね。
それを震災よりも前から始められてた。
震災の後からだったらちょっと内容が難しかったかもしれない。
そうですよね。コンセプト自体がまた違っていきそうですよね。
違っちゃう意味性が生まれるよね。
ということは別に物を売るっていうこと自体にフォーカスしてたわけじゃない?
そういうわけでは最初はなくて、そこからお店化したのが
最初は東京スカイツリーのそらまちさんに出店していて
途中で仙台パルコさんに移るという形で
今は仙台パルコさんに東北スタンダードマーケットでお店として存在してます。
ウェブサイトも今見てるんですけどチラチラと
ウェブでもお店はeコマースとかでもやってらっしゃるんですね。
よくよく聞くとカネイリさんという一つのローカルな企業が
映像で地域の工芸とか伝統芸能とかアーカイブするプロジェクトをやるって
なかなかしないですよね。
そうですよね。
一企業が。
やっぱ本屋さんから始まってるっていうのが最後になるほどな感があって
お話を伝えるっていうのが本からウェブっていうのに
だって本屋も大変だったと思うんですよ。インターネットのせいでね。
ただそれをテキストと写真だけじゃなくて映像でっていう
その太り方がさ、発想がそこまでやってみないと
本っていうメディアっていうのが逆に一周して回ってくる可能性もあるじゃない?
映像を見て興味持つから行ってみて、それでその場で本を手に取って買うっていうさ
お土産的な発想。
今ちょっとお話ししながら東北スタンダードのウェブサイトで
アバウトっていうところでこのプロジェクトのコンセプトが文章として載ってるんで
またこれリンク貼っておきますけど
あれなんですね、東北スタンダード株式会社として
それはあんまり多分僕はちょっとタッチしてないんですけど
当時ドローイングマニュアルさんという映像会社さんと一緒に作ったと聞いてます。
今一生懸命ウェブを見ながら黙り始めた
伝統工芸、美術、職、建築、音楽をはじめとした長い年月をかけて伝承されたものづくりの周辺を記録します。
そして対話、映像、書籍、ショップ、展覧会など様々な媒体を用いて東北から世界に発信し
東北のものづくりの根底に流れる美意識や精神を未来へとつなげていきます。
時間軸でいうとブルネロックツニーさんに見学に行って
こういうことをやってみたいと思って
戻ってきて東北スタンダードを見てやってる人いるみたいな感じはありました。
既にいたんだっていう感じが
それはあれですよね就職するって時に相談しますよね
最初はファンというかフォロワー的な感じで学生の頃に拝見してました。
東北スタンダードの事業展開
今こちらでディレクターをされているというのはウェブの記事とかとか
あと他には何か
僕は入社してから僕が入った時にはお店があったので
お店の中でのバイヤーだったりとか
あとは職人さんと協業で作るプロダクトと企画などしてまして
さっき見ていただいたECサイトも僕が3年前に立ち上げたものです。
そうするとだんだん百姓感が出てくる
ECサイトの立ち上げとか大変そう
ECサイトコーディングした経験がありますか?
それはちょっとあれですけど
今はもう普通にベースとかああいうものをカスタマイズした方が
まあそうなってますよね
そういう今の昔ね
1から作るっていうカルチャーがあった時代もありましたけど
今海君が東北スカンダリアのサイト見てるのいいんだけど
デコトラのページを見てもらっていいですか?
そういえばあるなと思って
結構石巻スタイルとかあるんですね
フードが
ごめんなさい
実は蜂の部屋がデコトラ発祥
そうなんですか?
それで取材してるページなんですけど
後にしてください
これ工芸俗舎の次の展開として
デコトラとして
工芸デコトラっていう
前も言ったことがあって一瞬だけ話し取れるんですけど
東北
ヒョウさんと僕がちょいちょいゴールデンウィークに
メディアティックに行ったのもその時なんですけど
宮城県の奥地のサーキットで
全国の給車会が集まるイベントがあるんですよ
近いから東北の給車会も結構おられて
この話に直接つながる話かどうかは別にして
割と工芸的な手法でアプローチしてくる属者は
東北の方が結構多い
タンクとか塗装のグラフィックもそうですし
シートに使う生地とか
ああいうものを割りかしテクスチャーコンシャスみたいな
そういう感じも結構ある
私たちはそれからイスピレーションをもらって
シートを作ったもんね
折り物でやってるところもあるし
イグサとかああいうもので
ちょっと畳風のシートを作られてることもあって
結構東北人のアプローチは結構独特だった記憶はあります
ごめんなさいデコトラから給車会の話をされてます
そこと東北スタンダードで取材してもらったらいい
でも割と象徴的だなと思ったんで
今デコトラのページに注目した
だから別に古くから残っている伝統工芸みたいなことに
こだわってるわけじゃないってことですよね
僕も今便宜的に東北の工芸が好きでとか言ってますけど
お店で扱ってるものも新しいものも含めて扱ってますし
例えば店内の内装は石巻工房さんという
震災後にできたブランドさんと一緒に内装作ったりしています
確かに1回だけしか行ってないけど
不思議なガチャガチャとかがあって変なっていうか
なんか面白い
何が出てくるんですか
オリジナルの作品というか
具体的なアイテムが入っているんですね
それは伝統工芸とかと全然関係なかったりするから
多分ですけどやっぱりこういうさっき読み上げた
東北スタンダードのコンセプト
これを実際にこうやっていこうとすると
かなりほっといても入ってくる情報だけじゃなくて
東北6県かめちゃくちゃ広いじゃないですか
その中で情報を取りに行くというか
取材しに行かないといけないところがたくさんあると思うんですけど
その辺も携わってきたということですか
僕は映像自体にはあまり携わっていなくて
その後の東北スタンダードマーケットとしてのコラム
の執筆とかはライターも含めて
自分で少しやったりとか
あとは記事機構みたいな形でやってました
この記事もウェブサイトで
辰美さんの書かれた記事読めるんですけど
僕もいろいろ読ませてもらって
漆のやつが面白い
あれちょっと漆の話ちょっと聞いていいですか
ちょっと3人引っかかった
何塗りでしたっけ
あっぴぬりさん
あっぴぬりどこでしたっけ場所は
岩手県の北部
八幡台
スキー場があるところですか
そうですあっぴぬりスキー場あります
スキー場であっぴぬりは有名な
天然の漆が多くあるというところで
あっぴぬりというものがあるけど
あまり知られていない
僕もこの記事で初めて知りました
なぜ知られていないのかみたいなところですよね
知られていないには理由があったということですね
そんなこと書いてましたっけ
僕らの受け取り方ですよ
せっかくなんで
辰美さんの記事を読ませてもらうと
結構昔の記事で忘れちゃった
ちょっと補足すると
僕が実は金入りさんの中で
多分ほぼ初めてのデザイナー採用だったんですよ
そうなんですか
職人の育成と市の関係
本当にお店なのでデザイナーという人がいなくて
お店のポップを作ったりとか
例えばレジをiPadにしようとか
何から何までやってみるみたいな
デザイナーの範疇を超えて
iPadにしようとか
ここちょっとデザイン用務員感もありますよね
そうですね
そうこうしているうちに
このコラムは宮城県の川奥新報という新聞社さんから
声がかかって書きました
今その問題のところを聞いたので
ちょっと読みますね
アッピー塗りの取材を辰美さんがされていて
話を伺いながらふと
日本の他の地域の漆の産地のことが気になった
例えばアイズ塗りや和島塗りのように
○○塗りという名前が有名な産地は他にもある
アッピー塗りは1983年から研修センターを運営しているが
産地として名前が挙がってこないのはなぜなのだろうか
研究センターを経て
アッピー塗り漆器工房に勤めるのは4名程度ですが
その他の修了生のほとんどは
日本全国に育って独立していきます
他県で展開している研修センターや
職人育成学校の場合
修了後は市に定住すること
つまり移住促進が目的になっていますが
八幡帯市では定住を強要していません
その代わり全国に
アシロ漆工芸術研修センターの
同層性のネットワークができているので
常に他の地域との振興があるんです
思い出しました
この話めっちゃ面白いなと思って
私がやっている
ウルシカの職業訓練的な学校なんですけど
大体そういうのをやると
定住しなさいみたいな
それがないみたいなのが面白い
だってやっぱり市がやる限りは
究極的に言うと税金が
人口が増えて税収が増えて
産業が進行して
地元にお金が落ちてっていうのが
やっぱり市が求めることですけど
そこで育った人が
全国にあちこちに行って
ネットワークを作るっていうところを
むしろ
すでに織り込み済みでやってるっていうのは
違う国土からの開拓だよね
伝統をいろんな形で残して
しかも天然のウルシが
潤沢にとれる地域でですよ
聞いた話だと
日本のウルシってほとんど取れなくて
東北ぐらいみたいですよね
そうなんですね
カシューマッツだっけ
今ウルシじゃなくて
ラッカーとか
ダイヨー的な
ダイヨーが出現されてますね
だから日本で使われてるウルシも
ウルシ塗りと東北の産地
大方が中国からの輸入のウルシで
別にそれも全然
悪いわけではなくて
ただ産地も減っていて
そこでやっていくと
東北の方にやっぱ
かろうじてまだ残っている
っていうことを伺ってます
9割型岩手で
9割型
そんなに
そうなんですね
いつか枯渇とかしないか心配なんですよね
そうですね
だから話はちょっとそれちゃうんですけど
特に千吉さんとか京都にあられるところとかが
木を植えたりとかするプロジェクトとかを
岩手でやられたりとか
それで職業を作ったりとか
そういうことをやられている
ウルシ売りの方もおられる
ことですよね
藍染だと最近出てきてるけどね
そのデニム作り
その地方の人じゃないけど
東京からデニム好きすぎて
畑から始めて
藍を育てて
徳島とかですよね
タスミさんに聞きたいなと思ったのが
ウルシって本当に言うても
潤沢にとれるとは言いつつも
木を削って
こんなちょっとしか取れないんですよね
なんで言うてもそんなに
大変ちゃ大変っていう
しかも取って10年で枯れちゃいます
そうなんですよ
どんどんもう
植えていかないと
間に合わないじゃん
計画的に植えて
あっぴーはなぜウルシが取れるんですか
あっぴーと上坊寺が
メインの植林産地
なんでっていうのは
そこまで詳しく分からないんですけど
ただやっぱりさっきの
差子の話ともつながりますけど
東北はやっぱり
なんて言うんですかね
そういった昔からの技術が
残らざるを得ないみたいなところがあるのかなと
思ってます
産業的に
冬だし
伝統工芸の継承と地域の振興
寒いから家の中で
こもってやれる
産業が残っていくっていう
そうですね
例えば民芸の世界だと
柳さんが
東北は
虐げられたビーガールみたいな
言いますけど
虐げられたって表現がいいかはちょっと分からないんですけど
どうしてもやっぱり
経済に乗る前の
技術が残ってるみたいな
感じはあります
その東北の
エリアの中で
大体
多分こういう
記事執筆のための取材であったりとか
あとその
ショップで例えば
販売するための
商品の選定とかで
バイヤーとして
産地に行ったりみたいなのもあるんですか
そういうこともありますね
あとはコラボレーションで商品企画をすることもあります
それでいうと
数え上げるのも
難しいのかもしれない
どのくらい行かれてるんですか
学生の頃から
結構行ってた部分もあって
山形県内の工房さんとか
そこから数えると
多分100くらいは行ったんじゃないかなと思いますね
100とか
数えてはないんですけど
伝統工芸に限らず
産業みたいなものも
含めて
この記事読んでてさ
思ったのがさ
文采を言葉知り
ただの
読ませるし
ちょっと違うんだよね
やっぱり
ちょっとね
辰巳さんのパーソナリティみたいなことも
ちらちらっと文章の中で
人のなりとか
生活のこととかも
垣間見れたりする
どういうことを大事にされているのか
っていうのがにじんでくるので
ぜひ皆さん読んでほしいんですけど
だいたいのさ
こういう伝統工芸を
伝えようとすると
その産地の持っている問題と
どういう技術で
未来どう
って話が
だいたいワンパターンなんだけどさ
なんかこう面白いのが
その
どういったバランスで
成り立っているのかっていう
そこにいる人の
パーソナリティがなんとなく
打ってくるような
見方をされているなと思ったの
だから出来上がるものが
シンプルなのが
あるとか
普通だとあんまり
見ないというか
こういう
例えば何とか塗りは
こうであるに囚われてしまう
ところを
そうじゃないっていう視点を見ているのが
この記事かなと思ったから
印象的
です
やっぱり僕
すごく
辰巳さんの立場
とかもある気がするんですけど
単純に例えば
ライターですみたいなことだったら
メディアで
このことを伝えることの意義がある
みたいなことは一つ意義としてあると思うんですけど
やっぱりそこで
そこのものを
買って
自社のお店で売るっていうところの
使命もあっていってる
わけじゃないですか
パートナーというか
ビジネスの相手としても
いきながら
辰巳さん自身の興味としても
工芸に触れている
みたいなところと
あるのがたぶん
作り手側の
たぶん
なんですかね
対応というか
関係性も
違うかなっていう
風に
確かに
ギターとか買い付けにしてた
フラットメイトが
この間
ギターのことを
わかっている人にしか
売らないよってギターが奥に
眠っているから
そういうのを話してて
わかるわかるみたいな
こういうのいいよねっていう
ただ使っているとか
作っているとか
作る過程を知っている人に
やっぱり話聞いて
共感してもらえると嬉しさが
全然
ただ買ってもらっていいねと言われるより
全然違うと思うんですけど
海君とかどうですか
とはいえ
僕ショート動画に流れてくる
安紋と高いギターの
弾き比べとか結構好きなんですよ
別に
そうなんか
作り手を変に
ファンタジー化しないっていうのは
重要かなと思っていて
やっぱり
自分が毎日やっていることを
ファンタジーとしてとらわれると
せっかくみんなに使ってもらえる
日常のものを
作っているのに
日常化かけ離れて
妖精扱いされると
ちょっとかなりつらいよなっていうのは
あるじゃないか
あるじゃないか
簡単な想像ですけど
いや難しいですよね
だっていろんな人が
ここにこういう作り手がいるっていうことを
頑張って
今ほっといたら
滅びそうなものとかを
いろんな人がいろんなスポット当てている中で
まだ決まった正解はないんだ
と思うんですけど
ともするとっていうような
話だと思うんですよね
やっぱり
問題意識って
どうしても作っていたり
ただ作るだけじゃなくて売ったりとか
お店でどういう風に
受け止められるのかとか
を知ってしまうと
自分の作っているものに対して
自問自答が生まれてくるし
その自問自答が
ちょっと広がると
地域に対する自問自答というか
その産地とか
このままでいいのかなとか
やっぱりだんだん持ってきちゃうものになっちゃう
でも意外と
僕はそんな高尚なことを
考えていなくて
一番の違いは
ライターさんと違うのは
この記事を取材に行きたいから
行くって感じで取材に行ってるわけじゃなくて
日々出会った工房さんの中で
ここ書きたいなと思ったところを
後出しで書くみたいな
順番の違いがあるので
取材のために行ってるんじゃなくて
東北スタンダードショップの商品紹介
行ってるわけじゃないんですよ
プライベートで
買いたいなとか
なんならアッピヌリさんは
お店への取引そんなに積極的に
確かなくて
僕がただファンで行っただけ
愛情だ
そんなに高尚なことは
考えていなくて
いやいやいや
それですよ
それなんですよね
なんか
倉田氏ラジオで散々言ってるんですけど
手作りであること自体を
神聖化してやると
結局はその
価値とかを伝え続けるのに
結局自分らの首が締まってくるとか
それが別に機械確保に置き換わっても
いいはずなのに
置き換えられずに神聖化したあまりに
というような
妙な神聖化する
気負いのなさみたいなものを
辰美さんの文章からすごい感じているので
かつてでも多角的だからさ
不思議な雰囲気だな
と思ったら
好きだから
好きな部分の視点で見ている
っていうところが
読んだら
伝達されるわけじゃないですか
好きだっていう気持ちっていうのは
多くの人が
じゃあどういう風に
付加価値とかを
創出して伝えていくか
っていうことをすごい考えている中で
少しは
僕も立場上
考えたりとかするところはあるんですけど
やっぱり
参考にしていたのが
ブルネノ・クチネリとかの
哲学とかを
本当に泥臭く
どういう風にこの価格帯で納得感がある
70万円の服ですって言って
いいですねって言って
買える状況が作れるのかみたいなこと
は結構普通じゃ
いかないかたりするので
それが
塩さんが言っているように
変に
ファンタジックに
伝えてもあんまり持続性がないし
とかっていうのを
ぼんやり考えていたところ
なので
そういう割とフレッシュな感じです
タツミさんの話を聞くっていうのは
余裕のなさみたいな
ちょうど数日前に
電車の中で思ったことがあるんですけど
いいもんだっていうのが
遠くからも
分かっちゃうようになると
なんか
その人の靴から上まで
ジロジロ見ちゃうんですけど
パッと見ても
分かっちゃう
目の端見ても
あのコートいいやつだぞみたいな
見すぎちゃうと
分かってきてしまって
その人の履いている靴なんだろうとか
結論言うと
シャネルだったみたいな
ロゴが見えなくても
何なんだろうと思って
あのオーラ
着ている人は
高そうに見せないように着てるんですよ
着崩してたりとかして
でもなぜか
セーターの扱い方とか
私みたいに床にボンとか絶対置かないだろうし
その人たちは
ちゃんと
買ったものに対するリスペクトがあって
ちゃんと手入れしてあって
でも
白いコートだったんだけど
全然ホコリ何にもついていない
綺麗で
なんかやっぱ
高いけれど
70万円したとしても
ちゃんとケアをする人が買う
っていうイメージなんですよ
ブランドだから
今はサイレントラクジュアリーと言われていて
ロゴがバーンとか
ついているやつとか
若者の間でちょっと
敬遠され始めてますよ
いいものの素材って
騙しようがない
隠しようがないんじゃないかな
ショウさん逆やってますよね
カバンだけ自由とか
そうだよ
わざとなんだけど
やっぱり
手入れをちゃんとできる
心の余裕がなかったら
70万するコートを買うなと
自分で手入れするか
お金と時間が
時間なかったら
お金かけてクリーニング出せ
って言いたい
でも例えば
陸応援とかの服もすごい高いじゃないですか
もともとボロボロじゃないですか
さらに
どんどんボロボロになっていく
友達が陸応援の
お店が
友達の家から歩いて
5分なんで
近くだからって買った
すぐ穴開いちゃったでしょ
陸応援行きますよ
そして穴開いちゃった
こんなすぐ穴開いちゃったのも
フランス人っぽいなと
文句言いに行くっていうのが
自分のケアだろって
思ったんだけど
それがかっこいいんだよって言われて
しょんぼりして帰ってきた
5分ぐらいで帰ってきた
今の話で言うと
手入れしなくていい
それは
どんどん穴が開いていく
先週もあった
エフォートレスっていう
文脈なんでしょうけど
難しいですね
今思うとラグジャリって
結局なんなんだろうな
そこは
たぶんこの次の話になっちゃうかも
なんですけど
僕が今まで工芸とかインテリア
日用品のジャンルに
行ったのが
これからレザーのブランド
やりたいっていう中で
ラグジャリっていうのが
やっぱり副職の方があるじゃないですか
その理由は僕も知りたいなと
まず一つ思ってる興味ですね
それは話が
違うフェーズに
行くんですけど
実はちょっとリサーチしたことが
自分の会社で
一応ラグジャリブランドと
コラボしたことがあるんで
ラグジャリって
うち検索の会社なんでね
ラグジャリって
程遠いんですよみんな
Tシャツ
ポロシャツ
ジーンズ
スニーカーで
履いて会社行くと
今日オシャレしてるね
とか言われちゃうような
ハッカソンとかで配られたTシャツを
そのまま普段着で着続ける
そういう感じがあります
基本が
フォートレスとかと違って
ノームコアを
地で言っている人たち
哲学的な方の意味で
なんだけど
結局
その話言っちゃうと
その話っていうのが
何の話か分からないから
身体から
近ければ近いほど
人間というのは
質にこだわるという
要するに
身体からちょっと離れたもの
カバン
質こだわるけど
時計とか
メガネとか
肌に触れているもの
常に
どっちにお金かけますか
っていうと
メガネにお金かけたいなと思ったり
時計の方にお金かけるのは
何か納得
肌に近いと言ったら
パンツとか
肌着とか
見えないところは
そこは人が乗るんですよ
でもそこに
質的にこだわるって人もいるんだ
僕違うから分からないけど
シルクじゃないとダメ
って人もいれば
ナイロンポリとかの
でも早く速乾していいよね
それが機能性なんですよ
今それ面白いなと思って
勉強になりました
逆に言うと
日用品の価値ってすごい難しいんですよ
うるしいさっきの
アッピヌリさんとかものすごくいいのに
それでも
2、3万とかでも高いみたいな
そうなりますよね
毎日使えば全然高くないのに
服だったら10万ぐらいとかのもあるのに
高いってなるじゃないですか
なので結構そこの難しさを
ずっと感じてきて
そうですよね
微妙な線が
帽子なんですよね
帽子ってそんな毎日
ずっと被るわけでも
ないけど
気に入った帽子ってすっごい
特別じゃないですか
この
飾ったりとかするじゃないですか
友達の家とか行くと
壁に帽子が飾ってあったりとかするから
すごい不思議だな
と思って
時計をケースの中に入れて
大事に飾ってみせるけれど
セーターとか飾ったりして
置かないけど
帽子はなぜか飾られるのは
何なんだろう
服飾雑貨ってやつですよね
そうだよね
機能もあるけど
装飾的な意味合いも結構ある
ちなみに
東北スタンダードショップで
日本産漆と国産漆の違い
売られてる
ものの
平均値というか
価格帯ってどんなものになるんですか
平均は取れないと思うんですけど
お菓子とかもあるので
ただ僕が売りたいのはやっぱり
漆とか鉄瓶とか
日用品の中で
5万円くらいとか3万円くらいのものでも
ちゃんと買ってほしくて
それを売るのはすごく難しいんですけど
ただ僕が
もともとハンドメイドで
レザークラフトやってたりとか
あと漆に関しても
金継ぎを自分でやってみようと思って
中国漆と国産漆の
チューブ取り寄せて
自宅でやってみるとか
結構触ってみる派なので
なるべく
触ってみて
やっぱり国産漆
こういうところがいいなとか
分かって買っていただけると嬉しいなって気持ちは
ありつつ
その伝え方はすごく難しい
難しいですよね
国も感覚として分かってないといけないので
っていう今の
辰美さんのスタンスを
ハンドメイドの魅力と伝える難しさ
おっしゃっていただいた感じがしましたけど
実際漆やりたいけどさ
うみくんが
思いっきり被れてるのを見て
触ってみるが
まずったパターンですよ
まずって朝起きたら
誰っていうくらい
違う別人の顔が
鼻に鼻息しられて
怖いですねそこまでいくと
レベルでもうフランキンしたいのになって
びっくりしたんですけど
中国産と日本産の
違いを分かるまでもなく
どっちもパンパンに張れる
そういう感じになっちゃった
確かに行ってみると
みんな被れながらやってるので
近くに湧いてる源泉の
温泉が漆被れに効く
温泉だったりするんですよ
そこに浸りながら修行するみたいな
そういうこととか知っていくと
全然2,3万円でも高くない
みたいなのが
記事にも書いてありました
この写真で
この記事で
びっくらこいたのが
五分さんの漆仕事と温泉の効果
手で塗ってるから
手で塗ってるよ
完全に俺アカウント
死んじゃうよ
画面見ただけで
死んでしまう
水研ぎ削る時も
ゴム手袋に
ゴム手袋にドリルゴムのやつやっても
全然被れる
マスクしてゴム手袋して
削ってる粉で
全身が
バーって出ちゃう
そうですね
このアッピー塗り漆器工房の
すぐ近くには
天然温泉の塩湯っていうんですかね
塩分
そこ行きなよ
漆で被れた時に浸かると
炎症が治まる効果がある
そこに行って
被れて風呂入って
続ければそのうち
なんとか
これセットっていうのは
なかなかないよ
まず漆が取れないといけない
かつ
周りに人が教えてくれる
環境がなきゃいけない上で
かつ
温泉がないといけない
全世界どこ見ても
宇宙でここ一個くらいしか
この温泉の素を買うしかない
自宅でやる人は
それいいね
確かに
漆キットとお風呂の
キットセットでやってほしい
それを遠くの
スタンダードマーケットで
漆体系セットで
やってほしいです
すごい
ハードコアっすね
被れたらこれで
みたいな温泉の素がついてる
すごいアイディアが出ました
ちなみに
タツミさんの経験とブランドの立ち上げ
ちょっとタツミさんの話を
聞いてない気がするんで
巻き戻すんですけど
さっきのしおさんの
ハイブランドの服が
遠目にも見て分かるみたいな話が
ありましたけど
ファッション
アパレルとかって
身につけるもんなんで
それを着て街を歩く人を
見るみたいなのってありますけど
その
タツミさんの場合
どちらかというとフロントよりは
企画とか
そちらのほうのお仕事が
多いと思うんですけど
工芸品みたいなものを
買い求めていく人の
姿みたいなのって
東武スタンダードの
お仕事の中で
見て感じることとか
見たりっていうのがあったりするんですか
結構難しい質問ですね
なんですけど
それこそ無印良品でも
接客を経験しましたし
東武スタンダードでも接客を経験して
お客さんの
服装とかで違うか
っていうとそこまで意識したことは
なかったなと思うんですけど
なんでしょうね
ただオンラインショップのほうが
例えば記事を読んで買ってくださる方が
いるのかなって
気はしますけど
記事読んでみたいなことは
やりやすいと思うんですよね
どうなんでしょうね
やっぱり
その人のお家まではわからないので
どうやって
その漆を使っているかとかまでは
わからないところが
ありますよね
ここから
次のエピソードで
後部の話に入っていこうと
思ってるんですけど
多分その
このタイミングで
既にブランドとしては2023年に
立ち上げて
そうですね
そもそも
実家のほうでできる
仕事を探していて
馬肉屋さんに
行って顔を譲っていただけることになって
そこからスタート
みたいな感じでした
レザーにするというところにちょっとハードルがあって
1,2年かかったんですけど
それで2023年と書いています
次のエピソードで
馬の皮を扱うみたいなことの
裏側の
というかエピソードを
聞いていきたいんですけど
東北スタンダード
カネイリさんでの
キャリアで
言うと何年くらい
6年くらいですかね
その中で
自分でブランドを立ち上げる
最終的には
地元に戻ろうみたいなことは
最初のエピソードでもありましたけど
それを自分でブランドを
立ち上げるみたいな形でやるかどうかって
多分
アイディアとしては
そんなにパッと出てくるもんじゃない気がして
僕はそう思ったんですけど
そこって
この6年の
カネイリさんでの
活動の中で
何か得たものとかもあったりするのかな
どっちかというと
デザイナーやバイヤーっていうような
肩書きよりは
ものづくりをしたかった
なるほど
バイヤー、デザイナーは十分やったと
たまたま今の
ポジションにいるみたいな
次のエピソードで
聞くべきかもしれないけど
デザイナーも一応
ものを作るっては
作るじゃないのか
デザイナーってとこは聞きがいな
その感覚の違いが
辰巳さんに聞きがいがある
そうですよね
結構難しい質問できますね
こういうことばっかり喋ってますからね
めんどくさい人だ
絡まれた
今答えた方がいい
そこは
休憩中に考えてもらって
セカンドエピソードは
こんなところですかね
また来週も
最後のエピソードになりますけど
辰巳さんを付き合い
よろしくお願いします
会話を配信しておりますので
フォローしておきください
ハッシュタグ
フォーム等で
感想をお寄せいただけると
僕らも嬉しいし
辰巳さんも
これからブランドを立ち上げられる
エールになるかもしれません
一押しの
東北アイテムを
送っていただけると
辰巳さんに
お伝えして
おすすめのデコトラの写真だったらどうしますか
いいですよ
本当にあるんですよ
お待ちしております
来週もよろしくお願いします
45:22

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