スピーカー 3
僕なんかは歩くこと
当たり前のように
今もありがたいことにできてるんですけど、
僕もテニスをずっとやってきて
大きな怪我がなかったっていう
ありがたいこともあったんですけど。
そこに注目して、
人生を送ってきたことがなかったんで
僕の中でものすごく新しい。
インソールっていう存在はもちろん知ってるんですけど、
そこをちょっと色々とお聞きしたいなと思っています。
スピーカー 1
いいですね。
でもそもそもですけど
やっぱ歩くこと
走るもイコールかもしれないですけど
なんでこんなに違うんでしょうね。
人生本当に変わるって言ってもいいと思うんですけど、
歩き方とか歩くことで。
スピーカー 2
今、石崎さんがおっしゃられた通り
生まれてから歩き方って、
お父さんお母さんに教わるわけでもなく、
生後1年から1年半ぐらいの間で
自然に歩けるようになるわけですよね。
それは人間本来持つ機能として
持ち合わせてはいるんですけれども、
石崎さんのように
ノートラブルで選手活動を終えられた方はいいですけど、
途中で怪我をされたりとか
慢性的なストレスがかかるもの、
スポーツ障害って言ったりするんですけど、
そういうことで悩んで、
アキレス腱が痛いんですとか
疲労骨折になってしまいましたとか
いうことで思うようにプレーができなかったり。
スポーツの場面じゃなかったとしても
自然に歩けるようになったんだけど
例えば入院してしまいましたとか、
長いことベッド上で休まざるを得ないような状況だったりとか
思うようにリハビリが進まなくて、
歩行が思うようじゃなかったりっていう方に向けて、
我々のインソールっていうのは
少しお手伝いができるのかなというふうに思うんですね。
例えばその年配の方で歩きにくくなって
お母様はお膝が悪くて車椅子という話でしたけど、
車椅子に乗ってしまうのと
たとえ杖をついてでも自力で歩けるっていうのは
本当に天と地ほども差があって。
骨っていうのは実は骨にストレスをかけると、
要はこのドンと突く状態ですね。
になると骨からオステオカルシンというホルモンが出るんです。
このオステオカルシンというホルモンは、
もちろん骨の代謝を上げて骨を丈夫にするということは
基本的な機能として持ち合わせているんですけれども、
実はその副腎っていうところから血糖値を下げる
インシュリンっていうものの分泌を促すんですね。
インシュリンが出てくると
今度また骨の代謝の方も上がってきて、
正のループを生むんですよ。
なので血糖値を気にされている方は多いと思うんですけど、
血糖値を下げる、骨が丈夫になるっていうのが
正のループでつながっていくということがあります。
それ以外にこのオステオカルシンという骨にストレスをかけて出るホルモンは
骨が丈夫になるだけじゃなくて、
免疫の機能が上がったり、認知機能が上がったり、
いろんな機能を持ち合わせているんですね。
なので車椅子で、どうしようもない方もおられるわけですけど
でもお母さんのように少し我々がお手伝いをさせていただくことで
たとえ杖を使っても自力で歩けるようになれば、
今言ったようなオステオカルシンというようなホルモンがまず出るっていうことがある。
自力で歩かせるっていうことの大事さっていうのは、
実はそこにあったりはするんですよね。
スピーカー 1
そういう感じで母も助けていただいて、
先生ももちろんですけど、
僕らも正直歩くのまだ当たり前みたいなところはあるじゃないですか。
ありがたいことに。
例えば高齢の方とかが歩けなくなると
大変だなと思いつつも実感正直なかったんですけど、
そういう母を見てたりすると
本当に歩けないだけでQOLが
クオリティオブライフがいかに下がるかっていうのがわかったので。
失って初めてわかるじゃないですけど、
それを感じつつ
先生のお仕事すごいなと思いました。
先生、今、僕の場合は自分がランニングしてたりとか
高齢の母の話がありましたけど、
ちょっと守秘義務もあるかもしれないですけど、先生のところには
どんな感じの患者さんが?そもそも患者さんって言い方でいいんですかね。
スピーカー 2
もちろんこういう東大宮という、ある意味非常にローカルな場所でやらせていただいていますので
地元のご年配の方が午前中や午後の早い時間は多いですね。
あとは夕方ぐらいになると、地元でスポーツ部活動やって怪我しちゃったとか、
やりすぎて痛めちゃったっていうようなスポーツ少年、少女だったり
サラリーマンの方だったりもしますけど、
もちろん石崎さんが関わってらっしゃるようなテニスのプロのプレーヤーの方や
サッカーの選手だったりとか、
最近は海外からもお見えになる方が多くて。
これは皆さんのおかげなんですけど
今日もこの収録の後どうしてもっていうことで、ロンドンから来られる方が、
ロンドン在住の日本人の方なんですけど。
スピーカー 3
そうなんですね。
スピーカー 2
なので本当にありがたいことだと思っています。
スピーカー 3
すごいなと思っちゃいましたけど、
前にもインタビューさせていただいた皮膚の宇都木先生もそうでしたけど、
トップクラスの方の元には世界中からいらっしゃるんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
しかもなんかちょっと普段慣れてる石崎さんもちょっとビビってますね。
スピーカー 3
すごいなと思って。
スピーカー 1
その中で、でも先生、僕は当たり前のように
インソールっていうものをいつも見ていただいてますけど
あえて今日は逆になんですけど
さっき石崎さんも、もちろんスポーツの企業で
ご自身もテニスやってきてっていう方でも
インソールの部分、もちろん知ってるし使ってると思うんですけど、
ここまでオーダーしてみたいなこともあると思うんです。
シンプルに歩くことの重要性は分かりましたと。
そうすると歩くだけではダメなんですかね?
つまり歩き方、靴、それとインソールっていうその3つ、
当然全部関連していると思うんですけど。
スピーカー 2
今のお話に沿うことになるか分かりませんが。
スピーカー 2
まだまだ我々も研究の途上にありますので
もっともっと症例を増やしていくと
よりはっきりしたことがエビデンスとして分かってくるかなと思うんですけど。
スピーカー 1
先生は今、理学療法というキーワードが出てきましたけど、
そうすると先生は今独立開業をされるまでの経緯、
つまりもともと理学療法士をされていたとか
整形外科とか、その前にどんな感じだったたんですかね?
スピーカー 2
石崎さんと同じように、僕は水泳だったんですけど、
日本最大手のスポーツクラブに所属して水泳のコーチを。
え、そうだったんですか。
大学が僕は横浜なんですけど、
横浜で大学生してる頃にちょうどすぐそばに天王町というところで
スピーカー 3
どこか分かっちゃいますね。
天王町よく知ってます。
スピーカー 2
そこにスイミングスクールとテニススクールと。
スピーカー 3
なるほど、もうよく分かりますよね。
スピーカー 2
キジムタさんなんていう。
スピーカー 3
もう久しぶりに聞きましたけど、有名な方ですね。
スピーカー 2
そこに所属して水泳の指導者だったんですよね。
そうだったんですね。
もう若い時から19歳ぐらいからずっとやってて、
10年ぐらいやった時に水泳の指導者はいいかなって思った時期があって。
なんか後から何か聞くと、やっぱり20代後半から30代ってなんか人生見直すというか、
これで本当にいいのかなって思う年齢らしいですね。
水泳の場合は、腰痛だったり肩痛で結構治療院でお世話になることが多くて、
そこの治療院に行ったりすると、次の日また練習できた。
なんなら試合でパフォーマンスを上げたりっていうことで。
こういうお仕事あるんだなと思って調べて、もう一回学校へ行き直したという経緯があるんです。
そうだったんですね。
たまたままだ学生だった頃に、僕の師匠となる入谷先生という先生が、
昭和大学藤ヶ丘リハビリテーション病院におられて、そこを見学させていただいて
これはすごいと思ったのがきっかけで、この沼といっていいのかわかりませんけど、
入り込んでしまって、そこから30数年経って、もうこれだけをやらせていただいているというような経緯なんですね。
スピーカー 1
どうですか?今の話、さらに突っ込んでいただいても。
スピーカー 3
きっかけがスポーツをやられていて、というところで言うと
僕も今まで大きなアクシデントはなかったんですよ。
いろんな方に助けていただいて、サポートしていただいたことがあるので。
そういった存在の方たちのおかげで、特にアスリートはまた走ること、チャレンジすることができるっていうのは、僕はよくわかってるんで。
そういった中では本当に今までの30年で、一般の方もそうですけど、どれだけのアスリートの方をサポートされてきたのかなと。
スピーカー 2
全体の数、アスリートだけじゃないですけど、もちろん一般の膝が痛かったり、腰が痛かったりという方を含めて、
トータルで14,000例ぐらいじゃないかなと思います。
スピーカー 3
14,000例、すごいですね。
スピーカー 1
さあ、エンディングのお時間です。
石崎さん、今日は先ほど冒頭でもお話したように、藤井先生のところに来ているので、横浜を出ましたが、
普段、石崎さんはずっとGODAI白楽支配人で、もちろん白楽にいながらも、飛び回ってるイメージあるんですけど、どんなですか?
スピーカー 3
いろんなとこ行きますよ。大宮はでも久しぶりかなって感じしますけど、普段でもあんま来ないとこですよね。
この前、国体の予選で、関東国体がたまたま大宮だったのがあって、大宮の方に行ったんですけど。
また、ここは細かく言うと東大宮ってところなんで、一度ここに来る前に道迷っちゃったりして。
スピーカー 1
そしてね、冒頭でも話したようにね、先生のところ、この外観が治療院っぽくないので迷っちゃって。
スピーカー 3
また迷っちゃって。
スピーカー 1
意外とほら、僕ら横浜ですけど、横浜から湘南新宿ラインとか上野東京ライン行けば、まさかの一本なんですよね。
実は大学が大宮だったので。
でも、大学卒業してから湘南新宿ラインができたっていうね。
なかなか大変だったんですけど、実はその先まで行ったことがなかったから、二駅で東大宮だったので。
そして、なんか美味しそうなカフェとかお店がいっぱいあったり。
なので、ちょっと東大宮を練り歩くなんていういいかなと妄想しつつ。
またね、来週もお目にお耳に掛かれるのを楽しみにしております。
スピーカー 2
それでは。
スピーカー 3
この番組は、提供 GODAIグループ、プロデュースキクタスでお届けいたしました。