はい、トリビアです。今回の深めるシネマのゲストは、ついにこの方に来ていただきました。今回のゲストはこの方です。
はい、ボンクラ映画館のICHIと申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします、ICHIさん。僕の番組が一回終わりかけた時に、真っ先にゲストで出ていただけるという返事をいただいたのに、気がついたら1年ぐらい経っていて、ついにという形で今回出ていただく形になるんですけど。
以前こちらの番組に出ていただいたので。
そうですね。ICHIさんの番組、ボンクラ映画館のポッドキャストについてゲストみたいな感じで呼んでいただいて、撮りましたけど。せっかくなら、映画についてもちゃんともう一回話したいなと思って。
映画嫌いですか?
僕そんなに映画トリビアさんみたいに詳しくないですよ。大丈夫ですか?
それもみんな言いますけど、別に僕も詳しいとかじゃないじゃないですか。多分見てる本数とか、映画、今日は色々そういう話もしたいんですけど。映画を見始めてからみたいな時期で言ったら、多分僕よりも長いはずなんで。
僕よりも違う視点で絶対映画と接してる気がしてて、その話を結構したいなと思ってるんですけど。最初にじゃあちょっと、あんまりご自身の番組でICHIさん自身の話を話してるのをあんまり聞いたことがなくて、作品について喋るとか。
テーマがあって、それに喋る。一応メンバーでやられてるじゃないですか。だからICHIさんだけの話を聞くってことがあんまなくて、すごい僕興味津々なんですよ。結構知り合ってもう1年、それこそね、以上なりますね。1年半とかなのかな。
今日も雑談で収録してるんですけど、ここでよく会うからよく飲んでるんですけど、実はあんまりICHIさんのこと知らないなと思って。
あんまり自分の手の内を見せたくないなって。
なんでそんな。
ミステリアスの方が魅力的かなって。
確かに。それはありますね。それは僕もちょっとそういう戦略を取ってみたりする時もあるんで、気持ちは分かりますけど。
ただ単に引き出しが少ないだけなんですけどね。
いや、なんか僕ICHIさんと接してて感じるのは、すごい謙虚な方じゃないですか。今の流れを聞いてもたぶんすごい謙虚な方だなっていうのは分かると思うんですけど。
でも今ポッドキャスト何年やられてるんでしたっけ?
今年で14年目になります。
14年目。ずっと続けてるわけじゃないですか。
ポッドキャストって別にお金になるとかでもないし、ずっとメンバーの方々とか、会によっては関係者の人のインタビューとか、自分で撮ってきてやるとか。
相当な熱量がないと絶対できないと思ってるんですよね。
だからすごい謙虚なように見えて、ものすごい熱い人なんだろうなっていうのは僕の印象なんですけど。
そうなんですかね。分かんないですけど、自分では。
そこのところちょっと気になるんですけど、一番最初に聞いてみたいのが、一番最初に映画見た時って覚えてます?
どういう時に?
たぶん、記憶に残ってるのはドラえもんとかだと思うんですけど、劇場版の。
確実に覚えてるのは、81年の4月にゴールデン洋劇場でかかってた、たぶん邪剣だったと思うんですけど、それがカルチャーショックを受けてそこから見るようになったと思ってます。
その時おいくつだったんですか?
6歳ですかね。
じゃあ最初はテレビなんですね。僕もテレビから映画に入ったタイプなんですけど。
映画館に行ったのっていつとか覚えてますか?
ドラえもんの中編かな、桃太郎の話って。
ドラえもん全然見てないですね。
のび太の恐竜の1個前に何かあったと思うんですけど、それ行ったと思うんですけど、そこが微妙なんですよ。ひょっとしたら記憶違いかもしれないんで。
じゃあ邪剣を見た後の話ですか?
前にの可能性があるんですよ。
じゃあアニメのドラえもんの映画を見に行ったのが最初の映画館で。
今答えてくれた邪剣っていうのはやっぱり何か全然違うものだったってことなんですか?
子供だからウルトラマンだったり仮面ライダーだったり、変身して強くなるってものがセオリーとしてあるんだろうと思ってたのが、
修行して強くなるっていう、全く変身しないで強くなるこのお兄ちゃん何?っていうのが衝撃だったんですよ。
今まで自分が見ていた特撮ものとか、漫画的なものじゃなくて現実的なものってことですかね。
それを見てからはどういう風に映画を見ていったんですか?
当時は洋画劇場ってほぼ1週間で5日くらいやってたのかな?
そんなにやってたんですか?
やってました。
僕の印象では週1とかだった?
いやいや、月、水、木、金、土、日曜日もそうだ。
夜とかじゃなくて?
夜が多いですね。
それを毎回隠さず見るみたいな?
いや、気が向いた時とか、親が勧める時もありましたね。
自分はこういう映画が好きだって思って見始めたって感じですか?
アケンのことについてもうちょっと聞きたいんですけど、その時覚えている感覚って他に何かありますか?
見たことあります。動物の形を真似るっていうのが子供にとってはキャッチーだったりする。
蛇だったり鷹だったり、竜だの、虎だの、鶴だのって他ありますけど、
ああいうのって子供にとっては分かりやすいですね。
それを覚えているって感じですか?
漢風映画が好きとかっていう風に思ったりした?
入り口は漢風映画ですね。
で、向こうも予算がないからあり物で修行したりとかするんで、お茶碗だったりとか、棒の上に卵を乗せて何かやったりとか、
ご飯食べる時におかずの取り合いでとか、
何か真似しやすいもの、地続きのものみたいな。
日常的なものですよね。
アニメとかだったら結構ね、変身して大きくなったりとか、ちょっとかなりかけ離れていくけど、
自分の世界と地続きのものが映画で見れるって思ってます。
その後、その時がいくつぐらいですか?
6歳ですね。
6歳か。小学校入った前ぐらい?
入る前、直前かそのぐらいかな。
大体僕と同じぐらいの時かな。
僕も幼稚園ぐらい、年中か年長とかで、
僕も同じくテレビで、
たぶんターミネーター2とか見て、
当時たぶん週一とかでしかやってなかったんですけど、
レンタルビデオとかで借りるようになったんですけど、
当時はレンタルビデオとかっていうのは?
なかったです。
なかったんですか?
だから、映画見れるチャンスっていうのはテレビでかかってるやつを、
もう一発勝負。
そうか、もう録画もできないし。
目に焼き付ける?
そうです。
テレビのラテ欄見て、
ちょっとこれ見たいって言ったら、
親に11時まで起きなきゃいけないじゃないですか。
そうするとちょっと夜深ちになっちゃうんで、
見ていいって言うと、
じゃあ先に風呂入っておきなさいって言って、
風呂入ってパジャマ着て万全の体勢で見るっていうのが、
セオリーですよね。
僕も同じで、
大体文言じゃないですか、寝る時間みたいなのが、
小学校とか幼稚園とかって9時とかなんですよ。
でも映画のときだけは許してもらえてたんですよ。
だからもう映画は必ず見るみたいな、テレビで。
同じ感じですもんね。
今あんまりテレビで映画やらないじゃないですか。
そうですね、逆に。
その機会って失われてるのかなって思いますよね。
その後、映画館で、
例えばドラえもんとかじゃなくて、
自分が好きな映画を見に行くって、
自分の意思でみたいなのあったっていくつくらいのときなんですか?
多分ね、キャノンボール2かグレムリンどっちかだと思うんですけど、
これが見たいから連れてってって言ったんですよ。
やっぱ親に言って連れてってもらうとき?
ただ9歳くらいの子供なので、自分はスーパー読めないでしょ。
そうか、当時吹き替えとかそんなにやってないですね。
じゃあお願いして連れてってもらえるときだけみたいな。
学校の友達とかで映画の話とかできてたんですか?
でもジャッキー・チェンっていう共通言語ぐらいかな。
ジャッキーはそうか。
あとホラー映画全盛になりだしたんで、
見始めた友達とかもいたかな。
高学年になったら。
ホラーってどういう系ですか?
スペースヴァンパイアとか狩猟の餌食とか、狩猟の腹渡り。
80年代後半あたりから特集メイクのスキルもどんどん上がっていくんで、
プラステレビでもそういうの受けるから、ものすごい予告編流してるんですよCMを。
あと特番でもSFX特集みたいなので、
菅田文人称が司会の90分番組とか特番でやったりとかしてました。
今だったら絶対ありえないような。
ホラーってね、今も若い人にもある程度受けてるけど、
当時の80年代90年代のホラーみたいにグロテスクなものとかあんまり出せないですもんね。
CMにクリープショーのあれが出てたりとかしてたんですよ。ここじゃ言わないですけど。
大人しか見ちゃいけないですね。
そうか、全然時代がやっぱ違うんですね。
家の近くに映画館ってあったんですか?
いやいや、なかったんですよ。
どのくらいの距離に住んでたんですか?映画館。
バスで30分くらいかかるかな。
大体僕の状況とやっぱり一緒だなっていう。
北九州ですよね。
僕も北九州の大分県で、東京とかと違って、
よく映画好きの人で子供の頃から映画館に行ってたっていう、
ニューシンマンパラダイス的な人生を送ってる人をすごい羨ましいなと思うんですけど。
だって自分の町に映画館があるなんてもう信じられなかったですもんね。
機材とかもあって。
入れ替えてやってた人たちもいましたし、
映画見るのが好きな人。
あと映画は好きだけど、大学入って友達がいない、知り合いがいない。
取っ掛かりなだけでサークルに入るっていう人もいましたね。
イチさんはなんでその映画研究会に入ろうと思ったんですか?
一番最後の知り合いがいないからっていうのもあるし、
映画見るのは好きだったんですけど、撮れるとは思ってなかったんで。
映画は単に普通に好きだし、
友達とか映画の話とかできる友達がいるかなって。
映画研究会ではイチさんは撮ったりはしなかった?
一年生が必ず一本撮らなきゃいけないんですよ、版を作って。
で、8ミリ渡されて撮ったんですけど、
その中のサークルの一人でブルースリー好きがいて、
じゃあブルースリー物のパロディーやろうよって話で、
じゃあそれでいこうって。
一番お金かかんなくてやれるパターンなんですよ。
で、たまたま僕自習でヌンチャクやった。
そのスキルをなぜか持ってたので。
なぜか持ってたっていうのは、憧れて自分で練習してたんですか?
それ高校の時とか?
いや、小学校の時、最初は雑巾でやってて、
これじゃ足りないって言って、
ジャンプの裏に昔通販のページがあったんですよ。
あそこにグレート歌舞伎サイン入りヌンチャクってプラスチックのやつが売ってあって、
これを買ってくれ。
子供に金を出させようとする。
母ちゃんこれを買ってくれって言って、
後に歌舞伎さんのお店に行った時に、
こういうのを僕買ったんですけど、見せたら
そういえばそんなの売ってたなって言ってましたけど。
辞儀室のサインじゃないですか?
黒印がコピーされただけです。
それで敵役、ヌンチャク同士の戦いができるんで、
死亡遊戯のパロディみたいなのは撮れるんで。
イチさんは出る側だったんですか?
出て。
撮る側っていうか、スタッフの側面を撮る側なんですか?
撮るのもあるし、出るのもあるんで。
人がそんなにいないんで。
大体何人くらい?
多分5人くらいのファンだったと思います。
人が足りない時は他のファンから集まって出てとか。
そのファンでイチさんが担当したのは、出るだけ?
ちょっとカメラ触ったりとかしましたけど。
主演ってことですか?
主演です。
そこで初めて映画を作るというものに参加したんですね。
どう思いましたか?
出る側の人間じゃないから、もともと表に立つタイプじゃないから。
もう用意スタートの時点で上がっちゃってんすよ。
普通はそうですよね。
撮られなくても、
出る側の人間じゃないから、
出る側の人間じゃないから、
出る側の人間じゃないから、
出る側の人間じゃないから、
しかもフィルム撮りだから、
間違えちゃいけないプレッシャーがめちゃくちゃ大きいんですよね。
大学とかで怒られそうですよね。
緊張した思い出なんですね。
映画を実際にもっと撮りたいとかって思ったことは?
出る側も無理だし、
今度撮る側としても指揮しないといけないんですよ。
映画を実際にもっと撮りたいとかって思ったことは?
出る側も無理だし、
キャコンとかね、自分で掛けなきゃいけないけど、
多分あれって言動力って訴えたいものがあるから作ると思うんですけど、
大学生の子が、
パッて訴えたいものがあるかって言うとそんなに出てこない。
そうですね。
あったとしても、
作品を作る時に、
大学生の子が、
大学生の子が、
大学生の子が、
大学生の子が、
あったとしても、
作品に反映するほどのものなのかっていうのもありますよね。
それだったら大学生だし、
ある程度お小遣いの自由が利くんで、
映画館に行く回数が増えたりとか、
仲間同士の情報交換できるとか、
そういうのではサークルに行った時ってそういう役立ちました。
なるほど。
じゃあ、そこで、
それ以外の活動ってのはどういうことをしてたんですか?
あともう大学生だから飲み会程度ですね。
映画についてみんなで喋ったりみたいな。
そうですね。
月一でこのお題で喋ろうかっていう時もありましたし、
文化祭の時は上映なんか決めて上映会やろうかって。
実製作のやつ流したりか、
本当の劇映画、
フィルム借りてやってみるとか。
そこでその映写機ってどんな感じかっていうのも分かって。
映写側もやってるってことですね。
貴重な体験ですよね。
そうですよね、今考えると。
今はもう映写なんて普通フィルムに触れられないですね。
デジタルで。
ある意味iPhoneさえあれば映画撮れたりするけど、
普通にYouTubeに流せるみたいな感じですよね。
で、大学の同好会というかサークルの後、
そのポッドキャスト始めるまでって、
期間は結構あったんですか?
約15年くらい。
その番組始まるまでに、
映画について自分の考えとか、
自分が世に出したい映画についての情報とかっていうのを
出すようなこととかってされたんですか?
全く意識してなかったです。
上京してきてやっぱり友達がいない、知り合いがいないから、
日曜日何するかっていうと映画見に行くしかなかったんですよ。
プラスちょうど95年あたりから
映画秘宝のムック本が出だした時代だったんですよね。
最初の頃ですね。
98年くらいかな。
1年に4回出る雑誌に変わって、
そこが結構、あそこの情報が心の拠り所みたいな感じで。
そこで紹介されている映画とかを東京にいるとやっぱり
単関系のやつも見れるから、
いろんな見れるチャンスが増えてきたみたいな。
それの蓄積が15年間あったみたいなのがあります。
社会人やりながら映画見て、映画秘宝読んでみたいな。
東京だと旧作も劇場で。
映画座とかもあるし。
本当に貴重ですもんね。
あとVHSになってないやつとかも見る機会はかなり増えたんで。
映画秘宝に惹かれたのはなぜですかね。
他にも映画雑誌っていっぱいあったんですけど。
高校ぐらいの時はロードショー読んでたんですよ。
それ自分から探そうと思ったことはないんですか。
ないですね。たとえ知っていたとしてもどうやって入っていくかがわからないんで。
確かに。難しいですよね。
でも多分そういう人たちいっぱいいたんだろうなって気もしますね。
この話できる人探してるみたいな。
多分ミクシーとかの時代にそういう集まりがオフ会とかあったんでしょうけど、
多分そういうのは全然いかなかったですね。
じゃあその後に番組を。
一応イチさんの番組って形になってるじゃないですか。
イチさんが発起人なんですか。
これはですね、もともと東京都内で時々会ってた映画作品の後輩が
別のポッドキャストをやってたんですよ。雑談みたいな感じで。
そういうのやってるんだと思って、一回呼ばれたんですよ。
落語も好きなんで、落語のこういうの面白いですよみたいな説明をする回があって、
それが終わった時くらいかな。
その後輩から何かやりましょうよって言われたんですよ。
じゃあポッドキャスト私もやってみようと。
テーマ決めたほうがいいなと思って。
じゃあ映画だったらこの座組だったら喋れるわと思って。
じゃあ映画ポッドキャストやるって言うので、それでやってみたんです。
イチさんが中心人物になったっていうのはなぜなんですか。
なんかやりましょうよの振られたんで。
自分がやるしかない。
ポッドキャストやりますって返したっていう。
セッティングとか編集とかも当時してたんですか。
そうですね。
当時は配信するのも大変だったんですよね。
その作業も全部イチさんがやってたんですか。
そうです。
その時に映画について聞いてくれる人とか世の中の人に伝えたいなっていうことがやっぱりあったんですか。
その時は本当に同好会のお遊び感覚ではやってあろうって感じだったんですよね。
楽しそうだからみたいな感じ。
プラス中文知が多分自分のその時の感覚なんですけど、
トーク面白いから配信したら受けるんじゃないかなっていうのもどっかあったんですよ。
それでやってたトークはありました。
それで続けていっていて、関係者のインタビューとかも配信されたりしてるじゃないですか。
それ初めてやったのっていつなんですか。
あれ4年目くらいかな。
4年目なんですね。
もうちょっと前だったかな。
関係者で言うと、白石監督の名前出した方がいいですかね。
全然ないでしょ。
白石工事監督。
怖すぎる。
上京してビデオでホラー映画とか撮るようになってたくらいだったんですよ。
同じ大学?
そうなんです。サークルと先輩で。
白石監督が先輩?
そうなんです。
上京して僕は全然接点なかったんですけど、
そのポッドキャストやりましょうよの後輩がずっと東京都内でも付き合って、
映画の撮影の時の手伝いとかもしてたらしくて。
その繋がりがあるからゲストで呼べるなっていうのもあったんで、
じゃあ呼んでみようかっていう。
だからコネみたいなものですよね。
ちょうどもう怖すぎの3作目4作目くらい出てるかな。
劇場版が一発目出た時くらいか。
だからもうだいぶ浸透してたんで。
人気でしたもんね当時。
映画ポッドキャスト界隈でも白石監督の怖すぎみたいな話題が出てたんで、
このタイミングだなと思って。
いけるんだろうと。
使えるものはコネはちゃんと使ってみたいな。
ちょっとサプライズ欲しかったんですよ。僕の中で。
ゲスト呼びましたって言って、ご本人登場って一番面白いかなと思って。
すごいですね。
オファーしたんですね。
心よく出てくれて。
その時は顔見知り、在学の時から顔見知りだったんで。
作品のこととかに。
そうですね。
その後に全く知り合いではない人に話を聞くっていうのをやり始めたのは、
それからどのくらい?
もう2,3年経った後だったと思います。
私飲み行くの好きだったんで、都内いろいろ飲むこともあったんですよ。
プラスさっき言ってたら落語好きなんで、
落語家さんの独演会のゲストで、他の芸人さんが出てる時に、
僕の師匠だれだれですって言って、実はここでお店やってますって言うから、
そうかちょっと飲み行ってみようかなと思って。
そこで話してっていうこともありましたね。
ずっと話したらすごいよくしていただいて、
裏話が全部面白かったんで、これ貴重だなと思って、
100回目の時、ちょうどゲスト誰にしようかって迷ってたんですよ。
目の前にこんなすごい人いるんだ、出てもらおうって。
名前出してもいいですか?
全然大丈夫。
山本隆司さんという方で、
嵐勘十郎さんという昭和の時代劇スターの西洋のお弟子さんが、
テレビ版座東一、勝信太郎さん主演のキラレ役もやってらっしゃって、
京都でずっとキラレ役とかやってたんですけど、
うよ曲折あって東京出て、そこからちょっといろんなことがあったんですけど、
ここが端折った方がいいかな。
とんでもない経歴の持ち主ですよね。
東京来てお仕事がなくて、
ちょっとイライラしてた時に新宿の思い出横丁、
あそこで飲んでたら、
ちょっとチンピラに絡まれたおじさんがいて、
そこで切れたら、そのチンピラが逃げちゃって、
助けたおじいさんが、実は日活ロマンポルノの関係者の方だったんで、
役者さんだったら、よかったら仕事紹介するよって言って乗っかったら、
大ブレイクしたと。
時の流れで、
AVに変わったので、そっちの男優さんとしても呼ばれたら、
結構ロケ先で、スタッフさんが見るんですよね、そういうビデオを。
そうすると、この人面白いとか、もしくは京都時代の同期の人が、
うわ、なんで出てんの?っていうので、
びっくりしますよね。
ずっとそういうのをやってるうちに、
あと、ADさんやってた人たちが仕事ぶりを見てて、
監督になった時に、僕の作品出てもらえますか?って言うんで、
坂本純二さん、ドツイタルネンとか取られた。
あの方が商業の第一回の時に出てくださいとか。
あと、神岡龍太郎さんの息子さん。
あの方もビデオ見て、ちょっとこの人出てほしいっていうので、声がかかった。
で、何年か経って、普通にテレビドラマとかも出るようになって、
最終的にタイガドラマの厚姫。
あれも一回出てるんですよ。
いや、なんか経費が本当にすごい人ですよね。
だからそういう話めちゃくちゃ面白いなと思って、
ちょっとそれぜひお話してくださいっていうことでお願いして。
映画の話もしつつ、役者さんの裏舞台とかの話もあるし、
お仕事系の話としてもこれいいなっていうので、
お願いしたことがあります。
それは本当はゲストとして来てもらおうという意図はなかったんですよ、最初に会った時は。
まあそうですね、普通に飲みに行っててみたいな。
それを、なぜその裏話が面白いなって思ったんですか?
結構、落語好きの系列マットの中で芸団みたいなのが好きだったんですよ。
表舞台に出てこないそういう話って、意外にその人のキャラクターが見えてくるとか。
人柄が出てきますよね。
表で見せてる部分じゃないところってことですよね。
最近でもカッチシン伝説みたいな感じで、カッチさんがこの時無茶振りしてたみたいな話って、
今はもうダメな話でしょうけど、当時は面白話とかしてOKだったみたいな。
僕もやっぱりそういう裏話はすごい好きで、自分の名前映画トルフィアにしてるぐらいなんで。
そういうの調べるのも結構好きなんですけど。
僕もそんなにいわゆる一山が通ってきたみたいな、日本映画の花々しい時期があるじゃないですか。
その時代に僕は乗れなかった年齢でもあって、
僕が物心ついて映画にハマった時が、いわゆる日本映画がちょっと下がってきてるみたいな。
ハリウッド映画とか結構好きだったけど、
僕もずっとその作品の裏話とかを結構調べたりとかするのはすごい好きで。
やっぱり映画撮ってる人に対する尊敬の念が強くて、自分自身。
いきさんの話聞いててもやっぱりすごいそれを感じるんですよ。
番組とかも聞いてても。
その謙虚さがそこに出てるのかなと思ったりするんですけど。
ありがとうございます。
やっぱり映画作ってる人に対する尊敬の念ってすごいあります。
ありますね。
いつ頃から芽生えたとか覚えてます?
仕事し始めてとか、ポッドキャスターをやり始めてとかで、
経験上この期間でこの予算でこの座組で、それで回さなきゃいけないという監督さんの気持ちとかを、
遠くで見ててもなんとなく自分でイメージ湧くじゃないですか。
そういうのを考えると、大変だなすごいなっていう気持ちってどんどん出てきたなっていうのはありますね。
40台入ってからかもしれないですね。
本当に映画の作ってる人たちに対する理解とかも深まってきてみたいなことなんですかね。
あといい加減な発信してると怒られるかもしれないっていうのがあるじゃないですか。
縦社会のあれが。
やっぱりそれだけ映画ってすごいなって思うきっかけは何か、
イチさんの中であったんですかね。
あらためて言われてみると言語化できてないですね。
なんで好きなんだろうとかあんまり。
なんか思い当たるものとかありますか。
でもあれかな、人の人生を擬似体験できるとか。
いろんなケーススタディできるわけじゃないですか。
自分が絶対体験することが、
普通に生きてたら体験することができない人を通して
そういう感情になれたりとか、
その見方ができたりとか。
自分が絶対嫌いだなって思う人が主人公だったりとか。
その人の目線で世界を見ることもできるしみたいな。
客観的にみたいな。
ありますね。