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2024-07-16 58:36

【番外編】映画の消えていくものと残したいもの (ゲスト:ICHIさん from ボンクラ映画館)

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ボンクラ映画館のICHIさんと映画の魅力を語る回 ゲスト:ICHIさん【ボンクラ映画館

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ICHIさん / 映画との出会い / スネーキーモンキー 蛇拳 / 学生時代とホラー映画 / 当時と今の映画の違い / 幽幻道士と霊幻道士 / 大きさって大事 / 映画研究会 / 映画好きとしての居場所 / ボンクラ映画館開始 / 映画関係者の証言と裏話の面白さ / 映画が好きな理由 / 恐竜カルノザウルス / 消えていくものと残したいもの / 映画に詳しいって? / 見方が変わる瞬間 / 人の心を動かす

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サマリー

映画館で映画を見始める経験や子供の頃の好きな映画について話されています。映画の消費とコンテンツの増加について考察し、ネットコミュニティの盛り上がりや映画館の変化について議論されています。ビデオデータ、DVDデータ、配信データについての話題や、B級映画や漢風映画の地位の変化に触れられます。また、映画ポッドキャストの始まりやゲストでの話の面白さについても触れられています。映画に関することで人に関することかなと思いますが、それを残したい気持ちは結構あるでしょうか。映画を制作することは素晴らしいと感じる話や、映画だけでなく、映画を見て自分の人生が変化する話もありますね。映画の消えるものと残したいものについて話しながら、ポッドキャストのリスナーの反応についても考察されています。

映画館での始まり
はい、トリビアです。今回の深めるシネマのゲストは、ついにこの方に来ていただきました。今回のゲストはこの方です。
はい、ボンクラ映画館のICHIと申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします、ICHIさん。僕の番組が一回終わりかけた時に、真っ先にゲストで出ていただけるという返事をいただいたのに、気がついたら1年ぐらい経っていて、ついにという形で今回出ていただく形になるんですけど。
以前こちらの番組に出ていただいたので。
そうですね。ICHIさんの番組、ボンクラ映画館のポッドキャストについてゲストみたいな感じで呼んでいただいて、撮りましたけど。せっかくなら、映画についてもちゃんともう一回話したいなと思って。
映画嫌いですか?
僕そんなに映画トリビアさんみたいに詳しくないですよ。大丈夫ですか?
それもみんな言いますけど、別に僕も詳しいとかじゃないじゃないですか。多分見てる本数とか、映画、今日は色々そういう話もしたいんですけど。映画を見始めてからみたいな時期で言ったら、多分僕よりも長いはずなんで。
僕よりも違う視点で絶対映画と接してる気がしてて、その話を結構したいなと思ってるんですけど。最初にじゃあちょっと、あんまりご自身の番組でICHIさん自身の話を話してるのをあんまり聞いたことがなくて、作品について喋るとか。
テーマがあって、それに喋る。一応メンバーでやられてるじゃないですか。だからICHIさんだけの話を聞くってことがあんまなくて、すごい僕興味津々なんですよ。結構知り合ってもう1年、それこそね、以上なりますね。1年半とかなのかな。
今日も雑談で収録してるんですけど、ここでよく会うからよく飲んでるんですけど、実はあんまりICHIさんのこと知らないなと思って。
あんまり自分の手の内を見せたくないなって。
なんでそんな。
ミステリアスの方が魅力的かなって。
確かに。それはありますね。それは僕もちょっとそういう戦略を取ってみたりする時もあるんで、気持ちは分かりますけど。
ただ単に引き出しが少ないだけなんですけどね。
いや、なんか僕ICHIさんと接してて感じるのは、すごい謙虚な方じゃないですか。今の流れを聞いてもたぶんすごい謙虚な方だなっていうのは分かると思うんですけど。
でも今ポッドキャスト何年やられてるんでしたっけ?
今年で14年目になります。
14年目。ずっと続けてるわけじゃないですか。
ポッドキャストって別にお金になるとかでもないし、ずっとメンバーの方々とか、会によっては関係者の人のインタビューとか、自分で撮ってきてやるとか。
相当な熱量がないと絶対できないと思ってるんですよね。
だからすごい謙虚なように見えて、ものすごい熱い人なんだろうなっていうのは僕の印象なんですけど。
そうなんですかね。分かんないですけど、自分では。
そこのところちょっと気になるんですけど、一番最初に聞いてみたいのが、一番最初に映画見た時って覚えてます?
どういう時に?
たぶん、記憶に残ってるのはドラえもんとかだと思うんですけど、劇場版の。
確実に覚えてるのは、81年の4月にゴールデン洋劇場でかかってた、たぶん邪剣だったと思うんですけど、それがカルチャーショックを受けてそこから見るようになったと思ってます。
その時おいくつだったんですか?
6歳ですかね。
じゃあ最初はテレビなんですね。僕もテレビから映画に入ったタイプなんですけど。
映画館に行ったのっていつとか覚えてますか?
ドラえもんの中編かな、桃太郎の話って。
ドラえもん全然見てないですね。
のび太の恐竜の1個前に何かあったと思うんですけど、それ行ったと思うんですけど、そこが微妙なんですよ。ひょっとしたら記憶違いかもしれないんで。
じゃあ邪剣を見た後の話ですか?
子供の頃の映画館体験
前にの可能性があるんですよ。
じゃあアニメのドラえもんの映画を見に行ったのが最初の映画館で。
今答えてくれた邪剣っていうのはやっぱり何か全然違うものだったってことなんですか?
子供だからウルトラマンだったり仮面ライダーだったり、変身して強くなるってものがセオリーとしてあるんだろうと思ってたのが、
修行して強くなるっていう、全く変身しないで強くなるこのお兄ちゃん何?っていうのが衝撃だったんですよ。
今まで自分が見ていた特撮ものとか、漫画的なものじゃなくて現実的なものってことですかね。
それを見てからはどういう風に映画を見ていったんですか?
当時は洋画劇場ってほぼ1週間で5日くらいやってたのかな?
そんなにやってたんですか?
やってました。
僕の印象では週1とかだった?
いやいや、月、水、木、金、土、日曜日もそうだ。
夜とかじゃなくて?
夜が多いですね。
それを毎回隠さず見るみたいな?
いや、気が向いた時とか、親が勧める時もありましたね。
自分はこういう映画が好きだって思って見始めたって感じですか?
アケンのことについてもうちょっと聞きたいんですけど、その時覚えている感覚って他に何かありますか?
見たことあります。動物の形を真似るっていうのが子供にとってはキャッチーだったりする。
蛇だったり鷹だったり、竜だの、虎だの、鶴だのって他ありますけど、
ああいうのって子供にとっては分かりやすいですね。
それを覚えているって感じですか?
漢風映画が好きとかっていう風に思ったりした?
入り口は漢風映画ですね。
で、向こうも予算がないからあり物で修行したりとかするんで、お茶碗だったりとか、棒の上に卵を乗せて何かやったりとか、
ご飯食べる時におかずの取り合いでとか、
何か真似しやすいもの、地続きのものみたいな。
日常的なものですよね。
アニメとかだったら結構ね、変身して大きくなったりとか、ちょっとかなりかけ離れていくけど、
自分の世界と地続きのものが映画で見れるって思ってます。
その後、その時がいくつぐらいですか?
6歳ですね。
6歳か。小学校入った前ぐらい?
入る前、直前かそのぐらいかな。
大体僕と同じぐらいの時かな。
僕も幼稚園ぐらい、年中か年長とかで、
僕も同じくテレビで、
たぶんターミネーター2とか見て、
当時たぶん週一とかでしかやってなかったんですけど、
レンタルビデオとかで借りるようになったんですけど、
当時はレンタルビデオとかっていうのは?
なかったです。
なかったんですか?
だから、映画見れるチャンスっていうのはテレビでかかってるやつを、
もう一発勝負。
そうか、もう録画もできないし。
目に焼き付ける?
そうです。
テレビのラテ欄見て、
ちょっとこれ見たいって言ったら、
親に11時まで起きなきゃいけないじゃないですか。
そうするとちょっと夜深ちになっちゃうんで、
見ていいって言うと、
じゃあ先に風呂入っておきなさいって言って、
風呂入ってパジャマ着て万全の体勢で見るっていうのが、
セオリーですよね。
僕も同じで、
大体文言じゃないですか、寝る時間みたいなのが、
小学校とか幼稚園とかって9時とかなんですよ。
でも映画のときだけは許してもらえてたんですよ。
だからもう映画は必ず見るみたいな、テレビで。
同じ感じですもんね。
今あんまりテレビで映画やらないじゃないですか。
そうですね、逆に。
その機会って失われてるのかなって思いますよね。
その後、映画館で、
例えばドラえもんとかじゃなくて、
自分が好きな映画を見に行くって、
自分の意思でみたいなのあったっていくつくらいのときなんですか?
多分ね、キャノンボール2かグレムリンどっちかだと思うんですけど、
これが見たいから連れてってって言ったんですよ。
やっぱ親に言って連れてってもらうとき?
ただ9歳くらいの子供なので、自分はスーパー読めないでしょ。
そうか、当時吹き替えとかそんなにやってないですね。
じゃあお願いして連れてってもらえるときだけみたいな。
学校の友達とかで映画の話とかできてたんですか?
でもジャッキー・チェンっていう共通言語ぐらいかな。
ジャッキーはそうか。
あとホラー映画全盛になりだしたんで、
見始めた友達とかもいたかな。
高学年になったら。
ホラーってどういう系ですか?
スペースヴァンパイアとか狩猟の餌食とか、狩猟の腹渡り。
80年代後半あたりから特集メイクのスキルもどんどん上がっていくんで、
プラステレビでもそういうの受けるから、ものすごい予告編流してるんですよCMを。
あと特番でもSFX特集みたいなので、
菅田文人称が司会の90分番組とか特番でやったりとかしてました。
今だったら絶対ありえないような。
ホラーってね、今も若い人にもある程度受けてるけど、
当時の80年代90年代のホラーみたいにグロテスクなものとかあんまり出せないですもんね。
CMにクリープショーのあれが出てたりとかしてたんですよ。ここじゃ言わないですけど。
大人しか見ちゃいけないですね。
そうか、全然時代がやっぱ違うんですね。
家の近くに映画館ってあったんですか?
いやいや、なかったんですよ。
どのくらいの距離に住んでたんですか?映画館。
バスで30分くらいかかるかな。
大体僕の状況とやっぱり一緒だなっていう。
北九州ですよね。
僕も北九州の大分県で、東京とかと違って、
よく映画好きの人で子供の頃から映画館に行ってたっていう、
ニューシンマンパラダイス的な人生を送ってる人をすごい羨ましいなと思うんですけど。
だって自分の町に映画館があるなんてもう信じられなかったですもんね。
映画館への自力
僕のとこ、一応町にはあったんですけど、僕の住んでるとこは住宅街の場所で、
そこから駅周辺の繁華街みたいなとこまで行かないと見れないとか、
自分の力でやっぱり行けないとかだったんですけど、
やっぱりイチさんのときも両親どちらかとかに連れてってもらってたみたいな。
で、そういう映画館に行き始めたのはいくつくらい聞いてます?
行き始めた、もう自力でってことですか?
最初に連れてってもらってたとき。
9歳、10歳ですね。
早く見たいっていうのは。
自力で行き始めたってことですか?
自力は中学入ってからですかね。
でもやっぱり早いですね。
僕は本当に高校とかに行かないと自力ではいけなかったかもしれないですね。
ただその前に10歳のタイミングで親がVHSのデッキを買ってくれたんですよ。
家に入ったんですよ。買ってくれたというか。
みんなで使うような。
みんなで使うような。
それのおかげでようやく劇場の録画ができるんで、
そこで結構…
繰り返し見たりね。
見たりもできるし、夜更かししなくても見れるっていう。
そこでかなり補完ができてるっていうのもありましたね。
大人向けのものとかも当時見てたんですか?
ホラーとかもそうだし。
当時ジョーズだったり、猿の惑星だったりとかもしょっちゅうやってたし。
大人っちゃ大人だけど。
てかあんまりなかったですよね。子供大人みたいな。
そうですね。
親は何も言わなかったですか?こういうの見ちゃダメみたいな。
いや、全然。
寛容な。
もう10歳の時、デッキ買ったもんだから、
ちょっと距離あるんですけど、レンタリー屋さんが個人店であって、
そこをちょっと一緒に車で借りに行って、
ホラー映画とかバンバン借りてゾンビとか普通に見てました。
僕もだから同じように、親が毎週のようにレンタルビデオ店に行くので、
ついてって自分が見たやつ1本とか借りてもらうみたいな生活をしてたんですけど、
市さんから見て、当時の映画業界っていうか、社会の中である映画みたいなものと、
今の人たちにとっての映画ってどう変わってると思います?
若い人たちとコンテンツ消費
ここ最近思うのは、若い人たちがコンテンツが増えすぎて、
消費っていうか数の1個として見てるのかなっていうのが。
僕もそう思いますね。
よく映画のことコンテンツって言うじゃないですか。
それちょっとイラッとするんですけど、わかります?
消費するものじゃないですか、コンテンツって言い方って使い捨てみたいな。
でも映画は映画じゃんっていつも思って、
コンテンツって最近どんなコンテンツ見た?とか言われるんだけど。
コンテンツは別に見てないな、映画は見たけどみたいな感じになるんですけど、どう思います?
僕らの若い頃も、あのドラマ見てないと話しついていけないとかあると思うんですけど、
多分今の若い人ってその数が莫大に増えすぎて、
それに追いつかなきゃいけないのかなっていう、なんかかわいそうな気もしますけど。
漫画読まなきゃいけない、ドラマ見なきゃいけない、音楽聴かなきゃいけないとか。
YouTuberもあるし、新作動画なんか毎日上がってくるからみたいな。
昔は映画について、例えば学校とかで喋る時って、やっぱみんな見てる映画みたいなのがあった?
結局洋画劇場、土曜やってた分を見て月曜に喋るとかありましたね。
テレビで見てみたいな。
だからテレビの影響がまだでかかったんですよ、レンタルビデオよりも。
だからキョンシーズってレーゲン同士と有言同士、キョンシーズ。
一般はキョンシーズの方が人気なんですか?
なんですか、新人権得ちゃって。
でもレーゲン同士があって台湾で似たようなやつを作ったんで、
今はコピー物みたいな、2番センチみたいな感じです。
なんだよそれってずっと思ってたんですよ。
それ納得いかないみたいな。
ゴールデンハーベストのこっちやろう最初はってずっと学校で言ってたんですけど、
なんか何あいつみたいな感じで。
言われてたんですか。
勝てないですよね、向こうのがマジョリティだから。
ゴールデンハーベストって言葉を切れて泣きそうになって。
最初のあれがすごく好きなんですよ、デンデンデンってやつ。
トリビアさんの地元でも映画館の前って看板ってなかったんですか。
手書きの看板ですよね。
やっぱりあれって大きかったなと思って、
あの時にあれを見たっていうので、
記憶の一個で看板って大きかったんじゃないかって。
プラスあれがお祭り感、イベント感があって。
確かに。
その時々で変わっていくものだったし。
映画館の変化
看板そのまま大きく出るじゃないですか。
僕結構最近思うのが、
今映画って結構スマホで見るものとかになってて、
サイズがちっちゃいものになってるんですよね。
心理的にポケットに入るものだし、
そこにでもこうスッて入れられるようなもので。
スクリーンで見るのってちょっとデカくて、
こっちがちっちゃく感じるじゃないですか。
すげえものを見てるみたいな。
映画に出てる人も顔がデカく映ってるし、
こっちはそれを見させてもらってるっていう感じがあるけど、
こっちが見てやってるみたいな感じになってるのかなって結構思ってて。
それによってそこまで敬意を払ってみるようなものじゃないっていうような。
本当にコンテンツの一つだから、
別に見なくてもいいし、
見なくてもわかるみたいな感じのことを言ってる人結構多いなと思って。
めちゃくちゃ危険ですね。見なくてもわかるので。
なんか、あああれでしょみたいな。
コンテンツっていう概念で見てるから多分そうなると思うんですよ。
なんとなくもうわかるし。
それ一方でやっぱり失敗したくないみたいな。
面白くないものは見たくないみたいな。
それもなんかすごい上から目線じゃないですか。
面白くないものは価値のないもの。
いくら映画であってもみたいな。
もうたくさんありすぎてその価値がどんどん薄くなってるなっていうのを僕も感じてて。
そういうコツとって感じます?
ありますね。
で、その失敗作もあえて当たりに行った方が絶対面白いなっていうのが、
三浦ジョンさんとかそういうのをあえて行くじゃないですか。
立ち向かって行くじゃないですか。
見る側の気持ちって結構大事ですよね。
お金払った分、足運んだ分、
じゃあもう自分から楽しんでいこうっていう気持ちで行く方が、
たとえ失敗作だったとしても損はないかなと思いますけどね。
見なかった方が良かったっていう映画は僕は今のところないんですけど。
あります?
1個はありますけど、1個までは言わないです。
カノが勝つので。
まあね、そういう見方もあるっちゃあるんですけど。
今ポッドキャストをやられているボンクラ映画館って、
大学の時のサークルというか。
そうですね。
映画研究会的なサークルなんですかね。
僕その映画研究会っていうのにもちょっと僕は憧れがあるんですけど、
どういう活動をしてたんですか?
映画撮るのが好きな人は撮ってました。
当時8ミリからビデオに入れ替わるぐらいの時期だったんで、
ビデオ編集室作ってた。
映画の見方と敬意
機材とかもあって。
入れ替えてやってた人たちもいましたし、
映画見るのが好きな人。
あと映画は好きだけど、大学入って友達がいない、知り合いがいない。
取っ掛かりなだけでサークルに入るっていう人もいましたね。
イチさんはなんでその映画研究会に入ろうと思ったんですか?
一番最後の知り合いがいないからっていうのもあるし、
映画見るのは好きだったんですけど、撮れるとは思ってなかったんで。
映画は単に普通に好きだし、
友達とか映画の話とかできる友達がいるかなって。
映画研究会ではイチさんは撮ったりはしなかった?
一年生が必ず一本撮らなきゃいけないんですよ、版を作って。
で、8ミリ渡されて撮ったんですけど、
その中のサークルの一人でブルースリー好きがいて、
じゃあブルースリー物のパロディーやろうよって話で、
じゃあそれでいこうって。
一番お金かかんなくてやれるパターンなんですよ。
で、たまたま僕自習でヌンチャクやった。
そのスキルをなぜか持ってたので。
なぜか持ってたっていうのは、憧れて自分で練習してたんですか?
それ高校の時とか?
いや、小学校の時、最初は雑巾でやってて、
これじゃ足りないって言って、
ジャンプの裏に昔通販のページがあったんですよ。
あそこにグレート歌舞伎サイン入りヌンチャクってプラスチックのやつが売ってあって、
これを買ってくれ。
子供に金を出させようとする。
母ちゃんこれを買ってくれって言って、
後に歌舞伎さんのお店に行った時に、
こういうのを僕買ったんですけど、見せたら
そういえばそんなの売ってたなって言ってましたけど。
辞儀室のサインじゃないですか?
黒印がコピーされただけです。
それで敵役、ヌンチャク同士の戦いができるんで、
死亡遊戯のパロディみたいなのは撮れるんで。
イチさんは出る側だったんですか?
出て。
撮る側っていうか、スタッフの側面を撮る側なんですか?
撮るのもあるし、出るのもあるんで。
人がそんなにいないんで。
大体何人くらい?
多分5人くらいのファンだったと思います。
人が足りない時は他のファンから集まって出てとか。
そのファンでイチさんが担当したのは、出るだけ?
ちょっとカメラ触ったりとかしましたけど。
主演ってことですか?
主演です。
そこで初めて映画を作るというものに参加したんですね。
どう思いましたか?
出る側の人間じゃないから、もともと表に立つタイプじゃないから。
もう用意スタートの時点で上がっちゃってんすよ。
普通はそうですよね。
撮られなくても、
出る側の人間じゃないから、
出る側の人間じゃないから、
出る側の人間じゃないから、
出る側の人間じゃないから、
しかもフィルム撮りだから、
間違えちゃいけないプレッシャーがめちゃくちゃ大きいんですよね。
大学とかで怒られそうですよね。
緊張した思い出なんですね。
映画を実際にもっと撮りたいとかって思ったことは?
出る側も無理だし、
今度撮る側としても指揮しないといけないんですよ。
映画を実際にもっと撮りたいとかって思ったことは?
出る側も無理だし、
キャコンとかね、自分で掛けなきゃいけないけど、
多分あれって言動力って訴えたいものがあるから作ると思うんですけど、
大学生の子が、
パッて訴えたいものがあるかって言うとそんなに出てこない。
そうですね。
あったとしても、
作品を作る時に、
大学生の子が、
大学生の子が、
大学生の子が、
大学生の子が、
あったとしても、
作品に反映するほどのものなのかっていうのもありますよね。
それだったら大学生だし、
ある程度お小遣いの自由が利くんで、
映画館に行く回数が増えたりとか、
仲間同士の情報交換できるとか、
そういうのではサークルに行った時ってそういう役立ちました。
なるほど。
じゃあ、そこで、
それ以外の活動ってのはどういうことをしてたんですか?
あともう大学生だから飲み会程度ですね。
映画についてみんなで喋ったりみたいな。
そうですね。
月一でこのお題で喋ろうかっていう時もありましたし、
文化祭の時は上映なんか決めて上映会やろうかって。
実製作のやつ流したりか、
本当の劇映画、
フィルム借りてやってみるとか。
そこでその映写機ってどんな感じかっていうのも分かって。
映写側もやってるってことですね。
貴重な体験ですよね。
そうですよね、今考えると。
今はもう映写なんて普通フィルムに触れられないですね。
デジタルで。
ある意味iPhoneさえあれば映画撮れたりするけど、
普通にYouTubeに流せるみたいな感じですよね。
で、大学の同好会というかサークルの後、
そのポッドキャスト始めるまでって、
期間は結構あったんですか?
約15年くらい。
その番組始まるまでに、
映画について自分の考えとか、
自分が世に出したい映画についての情報とかっていうのを
出すようなこととかってされたんですか?
全く意識してなかったです。
上京してきてやっぱり友達がいない、知り合いがいないから、
日曜日何するかっていうと映画見に行くしかなかったんですよ。
プラスちょうど95年あたりから
映画秘宝のムック本が出だした時代だったんですよね。
最初の頃ですね。
98年くらいかな。
1年に4回出る雑誌に変わって、
そこが結構、あそこの情報が心の拠り所みたいな感じで。
そこで紹介されている映画とかを東京にいるとやっぱり
単関系のやつも見れるから、
いろんな見れるチャンスが増えてきたみたいな。
それの蓄積が15年間あったみたいなのがあります。
社会人やりながら映画見て、映画秘宝読んでみたいな。
東京だと旧作も劇場で。
映画座とかもあるし。
本当に貴重ですもんね。
あとVHSになってないやつとかも見る機会はかなり増えたんで。
映画秘宝に惹かれたのはなぜですかね。
他にも映画雑誌っていっぱいあったんですけど。
高校ぐらいの時はロードショー読んでたんですよ。
映画データとジャンルの変化
あとビデオデータ。
今はもうDVDデータとか。
なんか配信データとか。
あの2つは本当に貴重な情報ゲートだったんですけど。
秘宝ってど真ん中の映画よりもちょっと隅に追い入られた感じのやつがあるじゃないですか。
B級映画とかも全面取り入れるみたいな感じですよね。
でも漢風映画とかも90年代後半から完全に笑われてるようなジャンルだったんで。
そこまでメインカルチャーじゃなくなっていくということですか。
そうですね。
90年代第3次ブルースリーブームはあったはあったんですけど。
第3次があったんですか。
Tシャツとかオシャレアイテム扱いでありました。
ただジャッキーチェーンというとちょっとそれがないから。
コメディー色強くなりますよね。
鼻で笑われるという。
じゃあやっぱり自分の好きな好みの作品の情報が手に入るのが映画評とか。
かなりニッチではあるけど古典ファンがいる層に向けた雑誌とかだったんですか。
そうですね。私の居場所にすごい近いようなものが多かったんで。
その期間って大学の時の同好会とかサークルの人たちとも一緒に釣るんでたんですか。
そうですね。ほぼ同時期に上京してそれぞれ別の仕事をしてたんですけど。
時々飲み行ったりとかしてありましたね。
その大学の時以外の映画のコミュニティとかっていうのはあったんですか。
それは全く入る方法とか術がわからなくてなかったです。
今みたいにインターネットもないですもんね。
ツイッターとかでコミュニティみたいなのできないしみたいな。
自分が知っている人たちの中でカフェ映画とかホラー映画とか好きな人を探すしかない。
映画ポッドキャストの始まり
それ自分から探そうと思ったことはないんですか。
ないですね。たとえ知っていたとしてもどうやって入っていくかがわからないんで。
確かに。難しいですよね。
でも多分そういう人たちいっぱいいたんだろうなって気もしますね。
この話できる人探してるみたいな。
多分ミクシーとかの時代にそういう集まりがオフ会とかあったんでしょうけど、
多分そういうのは全然いかなかったですね。
じゃあその後に番組を。
一応イチさんの番組って形になってるじゃないですか。
イチさんが発起人なんですか。
これはですね、もともと東京都内で時々会ってた映画作品の後輩が
別のポッドキャストをやってたんですよ。雑談みたいな感じで。
そういうのやってるんだと思って、一回呼ばれたんですよ。
落語も好きなんで、落語のこういうの面白いですよみたいな説明をする回があって、
それが終わった時くらいかな。
その後輩から何かやりましょうよって言われたんですよ。
じゃあポッドキャスト私もやってみようと。
テーマ決めたほうがいいなと思って。
じゃあ映画だったらこの座組だったら喋れるわと思って。
じゃあ映画ポッドキャストやるって言うので、それでやってみたんです。
イチさんが中心人物になったっていうのはなぜなんですか。
なんかやりましょうよの振られたんで。
自分がやるしかない。
ポッドキャストやりますって返したっていう。
セッティングとか編集とかも当時してたんですか。
そうですね。
当時は配信するのも大変だったんですよね。
その作業も全部イチさんがやってたんですか。
そうです。
その時に映画について聞いてくれる人とか世の中の人に伝えたいなっていうことがやっぱりあったんですか。
その時は本当に同好会のお遊び感覚ではやってあろうって感じだったんですよね。
楽しそうだからみたいな感じ。
プラス中文知が多分自分のその時の感覚なんですけど、
トーク面白いから配信したら受けるんじゃないかなっていうのもどっかあったんですよ。
それでやってたトークはありました。
それで続けていっていて、関係者のインタビューとかも配信されたりしてるじゃないですか。
それ初めてやったのっていつなんですか。
あれ4年目くらいかな。
4年目なんですね。
もうちょっと前だったかな。
関係者で言うと、白石監督の名前出した方がいいですかね。
全然ないでしょ。
白石工事監督。
怖すぎる。
上京してビデオでホラー映画とか撮るようになってたくらいだったんですよ。
同じ大学?
そうなんです。サークルと先輩で。
白石監督が先輩?
そうなんです。
上京して僕は全然接点なかったんですけど、
そのポッドキャストやりましょうよの後輩がずっと東京都内でも付き合って、
映画の撮影の時の手伝いとかもしてたらしくて。
その繋がりがあるからゲストで呼べるなっていうのもあったんで、
じゃあ呼んでみようかっていう。
だからコネみたいなものですよね。
ちょうどもう怖すぎの3作目4作目くらい出てるかな。
劇場版が一発目出た時くらいか。
だからもうだいぶ浸透してたんで。
人気でしたもんね当時。
映画ポッドキャスト界隈でも白石監督の怖すぎみたいな話題が出てたんで、
このタイミングだなと思って。
いけるんだろうと。
使えるものはコネはちゃんと使ってみたいな。
ちょっとサプライズ欲しかったんですよ。僕の中で。
ゲスト呼びましたって言って、ご本人登場って一番面白いかなと思って。
すごいですね。
オファーしたんですね。
心よく出てくれて。
その時は顔見知り、在学の時から顔見知りだったんで。
作品のこととかに。
映画作品と映画裏話の魅力
そうですね。
その後に全く知り合いではない人に話を聞くっていうのをやり始めたのは、
それからどのくらい?
もう2,3年経った後だったと思います。
私飲み行くの好きだったんで、都内いろいろ飲むこともあったんですよ。
プラスさっき言ってたら落語好きなんで、
落語家さんの独演会のゲストで、他の芸人さんが出てる時に、
僕の師匠だれだれですって言って、実はここでお店やってますって言うから、
そうかちょっと飲み行ってみようかなと思って。
そこで話してっていうこともありましたね。
ずっと話したらすごいよくしていただいて、
裏話が全部面白かったんで、これ貴重だなと思って、
100回目の時、ちょうどゲスト誰にしようかって迷ってたんですよ。
目の前にこんなすごい人いるんだ、出てもらおうって。
名前出してもいいですか?
全然大丈夫。
山本隆司さんという方で、
嵐勘十郎さんという昭和の時代劇スターの西洋のお弟子さんが、
テレビ版座東一、勝信太郎さん主演のキラレ役もやってらっしゃって、
京都でずっとキラレ役とかやってたんですけど、
うよ曲折あって東京出て、そこからちょっといろんなことがあったんですけど、
ここが端折った方がいいかな。
とんでもない経歴の持ち主ですよね。
東京来てお仕事がなくて、
ちょっとイライラしてた時に新宿の思い出横丁、
あそこで飲んでたら、
ちょっとチンピラに絡まれたおじさんがいて、
そこで切れたら、そのチンピラが逃げちゃって、
助けたおじいさんが、実は日活ロマンポルノの関係者の方だったんで、
役者さんだったら、よかったら仕事紹介するよって言って乗っかったら、
大ブレイクしたと。
時の流れで、
AVに変わったので、そっちの男優さんとしても呼ばれたら、
結構ロケ先で、スタッフさんが見るんですよね、そういうビデオを。
そうすると、この人面白いとか、もしくは京都時代の同期の人が、
うわ、なんで出てんの?っていうので、
びっくりしますよね。
ずっとそういうのをやってるうちに、
あと、ADさんやってた人たちが仕事ぶりを見てて、
監督になった時に、僕の作品出てもらえますか?って言うんで、
坂本純二さん、ドツイタルネンとか取られた。
あの方が商業の第一回の時に出てくださいとか。
あと、神岡龍太郎さんの息子さん。
あの方もビデオ見て、ちょっとこの人出てほしいっていうので、声がかかった。
で、何年か経って、普通にテレビドラマとかも出るようになって、
最終的にタイガドラマの厚姫。
あれも一回出てるんですよ。
いや、なんか経費が本当にすごい人ですよね。
だからそういう話めちゃくちゃ面白いなと思って、
ちょっとそれぜひお話してくださいっていうことでお願いして。
映画の話もしつつ、役者さんの裏舞台とかの話もあるし、
お仕事系の話としてもこれいいなっていうので、
お願いしたことがあります。
それは本当はゲストとして来てもらおうという意図はなかったんですよ、最初に会った時は。
まあそうですね、普通に飲みに行っててみたいな。
それを、なぜその裏話が面白いなって思ったんですか?
結構、落語好きの系列マットの中で芸団みたいなのが好きだったんですよ。
表舞台に出てこないそういう話って、意外にその人のキャラクターが見えてくるとか。
人柄が出てきますよね。
表で見せてる部分じゃないところってことですよね。
最近でもカッチシン伝説みたいな感じで、カッチさんがこの時無茶振りしてたみたいな話って、
今はもうダメな話でしょうけど、当時は面白話とかしてOKだったみたいな。
僕もやっぱりそういう裏話はすごい好きで、自分の名前映画トルフィアにしてるぐらいなんで。
そういうの調べるのも結構好きなんですけど。
僕もそんなにいわゆる一山が通ってきたみたいな、日本映画の花々しい時期があるじゃないですか。
その時代に僕は乗れなかった年齢でもあって、
僕が物心ついて映画にハマった時が、いわゆる日本映画がちょっと下がってきてるみたいな。
ハリウッド映画とか結構好きだったけど、
僕もずっとその作品の裏話とかを結構調べたりとかするのはすごい好きで。
やっぱり映画撮ってる人に対する尊敬の念が強くて、自分自身。
いきさんの話聞いててもやっぱりすごいそれを感じるんですよ。
番組とかも聞いてても。
その謙虚さがそこに出てるのかなと思ったりするんですけど。
ありがとうございます。
やっぱり映画作ってる人に対する尊敬の念ってすごいあります。
ありますね。
いつ頃から芽生えたとか覚えてます?
仕事し始めてとか、ポッドキャスターをやり始めてとかで、
経験上この期間でこの予算でこの座組で、それで回さなきゃいけないという監督さんの気持ちとかを、
遠くで見ててもなんとなく自分でイメージ湧くじゃないですか。
そういうのを考えると、大変だなすごいなっていう気持ちってどんどん出てきたなっていうのはありますね。
40台入ってからかもしれないですね。
本当に映画の作ってる人たちに対する理解とかも深まってきてみたいなことなんですかね。
あといい加減な発信してると怒られるかもしれないっていうのがあるじゃないですか。
縦社会のあれが。
やっぱりそれだけ映画ってすごいなって思うきっかけは何か、
イチさんの中であったんですかね。
あらためて言われてみると言語化できてないですね。
なんで好きなんだろうとかあんまり。
なんか思い当たるものとかありますか。
でもあれかな、人の人生を擬似体験できるとか。
いろんなケーススタディできるわけじゃないですか。
自分が絶対体験することが、
普通に生きてたら体験することができない人を通して
そういう感情になれたりとか、
その見方ができたりとか。
自分が絶対嫌いだなって思う人が主人公だったりとか。
その人の目線で世界を見ることもできるしみたいな。
客観的にみたいな。
ありますね。
映画と人間ドラマ
出てるキャラクターを見て
あんな人になりたいなっていう瞬間とか。
こいつが頑張ってるんだったら俺も頑張ろうみたいな。
ロッキーが頑張ってるんだったら俺も頑張ろうみたいなのを
小学生、中学生。
それで勇気づけられたことはあるんですか。
勇気づけられたことはあるんですね。
島田寛兵衛みたいな人になりたいな。
でもなれないけどね。
難しいか。
そういうのをどうやったら
今スマホで手軽に見れるような世代の人で
面白くない映画は見たくないっていう人に伝えられるんでしょうかね。
失敗から学ぶことって結構多いと思うんですよ。
失敗した方がすごい自分の中で記憶って残りません?
そうですね。
まあ良くも悪くもね。
忘れられなくなっちゃうっていうことですよね。
だから同じ失敗はしない確率高くなるから
若いうちこのチョイスミスったなとかで全然やっていいと思うんですけどね。
デートムービーでこんなの選んじゃったとか。
全部笑い話になりますね。
本気で怒っている人が結構たまにいるっぽいんですけどね。
本当に金と時間を返してほしいみたいな。
理想が高いんですかね。
まあ痛みはありますけどね失敗ってね。
そうですね。
これあんまり関係ないかな。
ジュラシックパークはVHSで初めてレンタル開始された時ワクワクして店行って
昔はパッケージをカウンターに渡して中身を受け取るっていうシステムだったんで。
あ、そうだったっけ。
DVDの時から中抜くみたいなやつですね。
昔そういうバージョンでやってたんで
パカッと開けたらジュラシックパークのつもりが恐竜カルノザウルスって書いてある。
なんだそれ。
映画なんですか?
多分同時期にレンタル開始されたジュラシックパークに便乗したパチモの映画を渡されて
なんだよこれって。
面白かったですか?見たんですか?
見ませんでした。ショックで。
でもこれが今の話としてはまあまあ。
あんまりちょっと体験談っていうのはあれじゃないですけど。
でもなんていうのかな。
今さっきのフィルムの話とかにも通じますけど
映画業界ってどんどん変わっていってて
消えていくものがいっぱい出てきてる。
残るものとか新しく作られるものは増えてるんだけど
同時に誰かが残さないと消えていく情報って言ったらあれなんですけど
映画に関することで人に関することかなって思うんですけど
それを残したいっていう気持ちは結構ありますか?
そうですね。
ちょっとまた落語の話になっちゃうんですけど
ココンテイ新庁首相っていらっしゃったんですよ。
で僕落語がハマった年に
平成の始天皇の一人って言われた人なんで
ちょっと見なきゃなと思ったんですけど
たまたま浅草行ってちょっと別の用事で帰る時に
今寄せて新庁首相が主任でやってるんだ
でもちょっと今日忙しいから今度でいいやと思ったら
体調不良で出なくなってその数ヶ月後亡くなっちゃったんですよ。
結局見れないまま終わっちゃったんで
その後悔がずっと残ってるんですよ。
会えるんだったら会いに行った方がいい
聞けるんだったら聞いた方がいいっていうのが
結構先輩たちでも
あの時おねだりしていっぱい話聞いとけよかったっていう話とか結構多いんで
聞けるチャンスがある時に
全部聞いとくべきだなっていうのがそこで思いました。
そうですね。
今本当に毎月のように不法みたいなのが流れて
本当に僕らが知ってる
実際に見たものじゃなくても
映画とか作品で見てる人がどんどんどんどん
亡くなったりとかされてる時代になってきて
その不法が出た時はみんなニュースになってあるんですけど
実際に作品の裏側とかって
その時にはあんまり触れられなかったりとかするのが
みんながちゃんと手の届くところに残しておきたいなっていう気持ちは
僕も結構あったりとかして
知ってたらすごい
映画の見方も変わるじゃないですか
作品の裏側の話と感じる繋がり
ここでこういうことがあってとか
このシーンの撮影の時にはこういうことがあってみたいな
やっぱり映画っていうもの自体への憧れは
作ってる人の憧れに僕は結構つながってて
その辺を感じたっていうか
なんかそういった話とかあります?
これを見た時に
もしくはこの話を聞いた時に
映画を作ってるってすごいんだなみたいな話とか
これはご期待に添えられるかどうかわからないですけど
さっき言ってた山本龍二さんが
お父さんも役者さんなんですよ
たまに時代劇専門チャンネルでつけてみてたら
うわ!親父出てるっていう瞬間があるらしいんですよ
あの年代の人って
お父さんが映像で残ってること自体はないじゃないですか
そうだそんなにカメラもないですね
動いて声も残ってる
現場にそういう職業だった
若い時のね
映画人の人はそういう形で残ってるんですよね
あともう一個これももし使えるんだったら
山本龍二さんは
ポルノ映画ピンク映画も出てるんですけど
同性の方の絡みの
映画も監督主演もされてるんですよ
でお父さんも引退されてた時だったんですけど
親父俺と一緒に出るかって話したんですよ
同じ作品に
お母さんはすごい嫌がって
2人の絡みがあるわけですか?
絡みがないんですよ
そういうわけじゃないですか
多分作品の中で役の一人として出るみたいな
お母さんもいやもうそんな恥ずかしいみたいな
言ってるんですけど
そのお父さんは眼鏡取って
いやお前と同じ作品に残るんだったら
同じフィルム化に残るんだったら
俺出たいっていう話されてましたね
いい話ですね
結局それは実現されなかったらしい
しなかったんですか
面白いですね
やっぱりそういう活動やだからこそ
そういう場面が出るっていうのは
すごいなって思いましたね
ドラマですよね
そこにやっぱり人間ドラマがあるなって
思います
これから先
自分たちの番組で
こういうことを伝えられたらいいな
みたいなことってあるんですか?
映画に対する
さっきのインタビューとかもそうなんですけど
大御所の人たちとかって
有名な作家さん
ライターさんとかが
インタビューとかするじゃないですか
だからそれは絶対残ると思うんですけど
なんでみんなこの人の
貴重な話聞かないのっていうのって
結構あるんですよね
東京にいることのありがたみって
何とかすればその人に会えるっていうのがあるんで
会って
お話聞いて
形というか
ラジオとして残しておけば
音源として残しておけば
映画作りへの尊敬と羨望
今の人たちで興味なくても
何年か後に興味持った人が
貴重な資料として扱ってくれるんじゃないかな
っていう希望があるんですよね
次の時代に繋がるっていう
アーカイブじゃないですけど
文章とかで
残せないものとかもあったりするし
映像なんかもね
今なんかすごく
フィルムとかもデジタルに変換したりとか
してるみたいですけど
裏側はやっぱり回ってなかったりする
日本って結構アーカイブすることって
結構いい加減になった時代があったじゃないですか
昔って
フィルムがジャンクされたとか
テレビ放送でも
テープの上書きでも
取ってなかったとか
マスターがないみたいなやつとか
アメリカってちゃんとストック
全部持ってたりとか
聞くと
それもったいないなと思って
聞ける分はね
話だけでも
ちゃんと残しておきたいですね
しっかりしてますね
結局僕そんなに
言うほど映画詳しくないんで
聞き出しが少ないんですよ
何やるかっていうと
当事者に聞くっていう術
映画に詳しいって何なんですかね
結構みんな言うじゃないですか
詳しいですねとか
詳しくないんでって言うんですけど
イチさんは映画に詳しい人ってどんな人ですか?
同じ映画を何回も見てる人
じゃあ一本を何回も見てる人ってことですか
たくさんの放送を見てるとかではなくて
意外に人間の思い込みってすごくて
何回も見てるのに
このシーン実はここほら
穴があるよって言われて
初めて気がついたとか
ありますよね
自分の番組とかで見るとか
おしゃべるためとかに見たりとか
何回もしたりとかしますけど
前見た映画は
何年か後に見たときに
全然思ってた映画と違ったりとかもして
一回見て何かがわかるって
本当に少ないんだなって
自分の限界もわかるし
それは僕も同意です
それは学生の頃だったり
就職したりとか
親を亡くしたとか子供ができたって
人生の節目節目で見ると
また受け取り方って変わってくるんだろうし
僕はやっぱり見方が変わるときが
一番楽しくて
映画もそうですけど
一回目に見たときと二回目に見たとき
話が頭に入ってた上で見るときに
ここでこの人こんなこと言ってたんだ
とかもそうだし
作り手側の話とかも聞いたときに
なるほどだからこの時こういう風に見えたんだとか
こういうことを伝えようとしてるんだとかって
その変化がすごい面白いなって僕は思ってるんですよ
西さんもそうですか?
ありますね
最近マットマックスがまさにそれでしたね
やっぱりフィリオさん見たときって
妹誕生のイメージがちょっと変わってきたとか
なかったですか?
ありますあります
なんか前日誕
マットマックス以下のデスロールの前の話で
本当に直で繋がる話になって
全然見え方がまた変わってきて
またそれが楽しみになるっていうのがあります
それってやっぱり時間結構かかると思うんですよね
その見方が変わるって
ある意味怖いことでもあるかなって思うんですけど
映画見て自分の人生が変わるとかもそうじゃないですか
自分が変わってしまうっていうのは
ある意味ちょっと怖かったりして
それもあってそういうのが嫌だなっていう
世の中にちょっとなってるかなって思うんですけど
すごく楽しいことだなと僕は思うんですよね
やっぱりイチさんって人が結構好きなんですよね
今日の話も聞いてても作ってる人とか
に対する愛をやっぱり感じるから
その人の話を聞きたいっていうのとか
人との繋がりとか
その映画っていうものも
作品としてっていうよりは
みんなで共同作業でやるものじゃないですか
そういう人との繋がりに憧れとか
尊敬とかあるのかなって僕は感じたんですけど
やっぱり出てる人たち作った人たちって
人の心を動かせてるじゃないですか
自分はそれができないんで
めちゃくちゃ羨ましいと思って見てるんですよね
ポッドキャストをやってるから
それはできてるじゃないですか
いやいやいや
聞いてる人はだって感じてると思いますよね
そこまでそれを感じれるから聞き続けるわけだし
うちのリスナーさんってあんまりリアクションがないんですよ
ポッドキャストはあんまりリアクションがないと言われてますけど
無風だのなんでと思ってあれっていう
不安になる時ありますよね確かにね
その感想がない
クレームとかないだけよしとしようと思ってるんですけど
怖いんで失敗嫌なんで
わざわざ出さないけどずっと面白いなって
映画という表現の力
映画もそうじゃないですか
映画って別に作ってる人たちに感想を出すようなものじゃなくて
いろんなところで上映されて
おのおのが持ち帰って
いろんな人の心を動かしていく
やっぱり表現するってそういうことなんだろうなって思いますし
それを大事にしていきたいです
どうですかうまくまとまりました?
申し訳ないなと思ってもっと
鳥部屋さんの期待に応えられてることが
全然今日めっちゃ応えられてますね
探り探りな感じがして
いい話できたなと思って
熱くなる話ができたなと僕は思ってるんですけど
また改めて
特定の作品についてもしゃべっても面白いかなと思ってるんで
僕もっと市さんに教えてもらいたいことがいっぱいあって
僕がやっぱりそんなに詳しくない
日本映画黄金時代の話とか
それこそいろんな人の話を聞かれてるし
また改めてどこかで出ていただけたらなと
これに懲りず
お願いしたいなと思うんですけど
最後に告知とかありますか?
番組宣伝大丈夫でしょうか
ボンクラ映画館の紹介
ボンクラ映画館という
だいたい月一ぐらいのペースで
ちょっと不定期なんですけども配信しておりまして
映画のポッドキャストやっております
感想を仲間うちで語る機もあれば
メール紹介の回もあれば
スタッフキャストの方が時々出ていただいてですね
その時の証言とかをしていただく回もあるという
なんだかよくわからない番組を14年間やっておりますので
ぜひご興味があれば聞いていただければなと思います
一番おすすめな回とかあります?
急に聞いてみる
初めての人はここからみたいな
死ぬほどエピソードあるんで
僕も全部は聞ききれてないんですけど
白西康二監督ゲスト回とかだったら
まんべんなく大丈夫じゃないですか
結構ハードなやつだと山本龍二さん回は
笑って泣かせての
すごいキャラクターの人ですもんね
中野英和さんという
音もありますので
貴重な音源がたくさん残ってますね
あと我々出ているレギュラー回
最近はマットマックスのデスロードとフィリオさんの回もありますので
よかったら聞いていただければなと思います
フィリオさん最高だったなっていう話もしたいけど
それはまた後ほどということで
じゃあ今日のゲストは
ぼんくら絵画館のイチでした
ありがとうございました
58:36

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