00:00
ちょっと遅い。
遅いよ。
絶妙に遅いタイミングで、この映画を 取り上げないといけないんだっていう。
そうね。改めて今、この映画をとか、言うタイミングでもないよね。
なんか、絶妙に遅いんだよ、このタイミング。
絶妙に、あの、絶妙に今さらっていう、あの、タイミングなんだけど。
俺は、もともと、次の映画で、そう、ララランドどうかなっていう話をしたわけ。
そうね。
じゃん。
うん。
で、見てきてっつって。
見てきてっつって。
で、次の週に帰ってきたのが、【花束みたいな恋をした】の方がやりたいっていうお前。
の方が、絶対いいっていう。
いい。
え?みたいな。
戸惑い?
戸惑いだよ。
あー、そうなんだよ。
なんか、そんな、あんの?この映画に。
この、純粋な大学生2人の淡い恋の思い出を綴ったような映画に。
なんか文句言うこととかでもあるんですか?
いや、なんか、なんかね、その、なんつったらいいのかな。
ララランドを見てみたわけ。
見てみたんだけど。
なんかこう、正直なんかね、まあ単純にあんま面白くねえなみたいな感じになっちゃって。
お前、映画ポッドキャスターとして一番なんか、正直あんま面白くねえなっていう。
なんだろうね。
乗れなかった?
そう、乗れなかったんよ。
で、でもなんかこれ、もしかしたら、ララランドで扱ってるテーマって、
花束みたいな恋をしたのほうが、よりこう、しゃべりやすいっていうか、
なんか扱ってるテーマがなんかこう、専用化してんじゃないかなみたいな気がして。
おー。
なんかそれで見てみたんよね。
うん。
あの、超久しぶりに。
うん。
見てみたら、要するにね、怖くなったの、すごい。
え?花束みたいな恋をしたら怖い映画なの?
そう、花束みたいな恋をしたっていう風に聞こえてきたんよ、見てて。
病院行ったほうがいいよ。
そうね、ちょっと。
まあ、怖いっていうか、その、要は、公開当時もさ、そのいわゆる、
あの、見てて自分のことのように痛々しいみたいな感想とかもいっぱいあったし、
そういう見方をした人もたぶんいるはず。
なんかこう、自分のことのようにって。
感じてしまって。
うん。
で、それこそなんかこうさ、あの知り合いとかでもさ、
うん。
なんかそれで、やめられなくなってみたいなあの。
何を?
あの、見るのが。
おー。
で、劇場に4回ぐらい行ったっていう人とかいたんよ。
03:01
へー。
なんか、痛気持ちいいみたいな、たぶん感じなんじゃない?
いや、つまり痛かったんでしょ。
うんうんうん。
うん。
傷をね、古傷がまだ残ってるのを。
うん。
こう、まざまざと見せられるみたいな。
そうねー。
うん。
なんかこう、みんな経験があるんでしょっていう、こういう恋をしたことがあるんでしょみたいな、
たぶん、その、監督っていうか、制作者側もそういうこう、提供の仕方をしてんじゃないかなっていう気がすんだね。
うんうん。
なんか、俺の正直なこの映画を見たときの感想と、まあ今、2回してもなんだけど。
はいはい。
なんかその、映画全体がもう巨大なあるあるでできてるなっていう。
あー、なるほどね。
うん。
あの、ミクロの視点で見ても、あるあるがもう至るところに、こう配置されてる。
もう1個ずつのセリフを見ても、あ、あるあるっていう。
うーん。
中で聞いたことあるとか、自分が言ったことある、聞いたことあるとか。
うんうん。
で、映画全体で見ても、もうこの話自体も、なんかあるあるっていう話。
うーん。
こういう経験、あるあるっていう。
あるあるっていう。
あー。
で、なんか今もう、世の中全体がその、あるあるでできてるような気がしてる。
みんなこうね、レーザーマラモンRGみたいな。
あるあるが言いたくてしょうがないみたいな。
なんかその、あるあるで表現されるもの、お笑いとかもさ、もうほぼあるあるなわけ。
あー、まあ言ってみりゃそうか。
うん。
なんかその、あるなーっていうので、心を動かそうとしてくる表現っていうのがありふれてるし、
まあ結構日本的だなと思うんだけど。
はあはあ、なるほど。
あんまり俺、そういうの好みじゃないんだよ。
なるほど。
うん。
なんだけど、まあ、あの、そういう作品であるがゆえに見えてくるものが、すごいあるんだろうなっていうとこまで。
うんうんうん。
丹念に描かれてる気がするから。
はあ。
あの、映画自体が、その、俺は良くないよねっていうふうに思ってるわけではないんだけど。
うーん、なるほど。
あるっていうので、その、共感を誘うっていう。
まあそうだよな。
だから、こう、見てて、やめらんない人が増えたっていうか、いっぱいいてて、結構大ヒットしたわけよね。
みんなこれの話してたよね、2021年当時。
そうそう。
結構それでみんなあるあるで刺さったと思うし、なんか俺も最初見たときは、なんか別にそんな何回も見る人ほど、
引っかかんなかったけど、最初見たときはこれ多分失敗大恋愛だなと思ったよね。
何そのダサいキャッチコピー。
06:01
失敗大恋愛だなって。
失敗大恋愛。
花束みたいな恋をしたってすごいこうクールなタイトルついてんのに。
怪獣映画みたいな。
妖怪大戦争みたいな。
妖怪大戦争とかね。
あんまりだから、いい話には思えないし、なんかこうこれあるあるだよねって消化するのって、なんかみんなそれでいいのかみたいな感じになってたのよね。
これに共感して、なんかこれある種だからしょうがないよねっていうことでもあると思うんだよ。
こういうのみんなやっちゃうよねっていうことで。
消化してって、恋愛大戦争でいいんだっけなみたいな感じですごいモヤモヤしてたんだけど、まあそのまま忘れてって。
で、なんかその今回見返したときに、なんか怖かったねすごい。
嫌な気持ちになって。
なんで?それは。
何なのかって言うと、つまりあるあるとして見るんじゃなくて、ちょっとちょっと引いた目でっていうか。
嫌だね。
恋愛の話を引いた目で見るやつ。
嫌だね。
本当ね。
大丈夫、あの引いてない話も多分することになるんじゃないかな、おそらく。
結構ちゃんと見たからね、あのなんちゅうか、そういうなんちゅうの、こう突き放してこういう恋愛っていうのはみたいな。
浅はかだよね、みたいなやつ。
行けすかない感じにはしないつもりでいるので、なんで俺こんな保険をね、あの。
最後までちゃんと話を聞いてほしいね。
1020年代的には多分このゲームになっちゃう。
すっげえ大きいこと言ってるよ、俺大したことない。
いいよいいよ、行け行け行け。
怖くない?
怖いよ。
怖いなあ。
この映画で言えば、その先に死がある。
え、ちょっと待って、怖い話してたんだ。
後半になると、あの二手でずれていく。
お前あんま興味なさそうだったくせにちゃんと見てやろうな。
あれになるだろうな。
待って、結局なんか恋愛あるあるみたいな話すんのかな。
みんなこれをある種笑ってるわけで。
じゃあどうしたらよかったわけですか?
いつまでパーティーやってんだろうっていう。
そんなところにリアリティーがあるのかな。
ホラー映画だったね。
ホラー映画じゃん。
はい、トリビアです。
トモヒーです。
今回深める作品は、
はい。
2021年の邦画です。
花束みたいな恋をした。
でーす。
アナス人を簡単に紹介すると、
大学生の麦と絹が出会い、
共に過ごす中で成長し、
やがて別れに至るまでの恋愛模様を描いた作品。
監督は、今会いに行きます。
や、映画ビリギャルのトイヨシ、
トイヨシハル先生じゃないわ。
お前もう今ノイズ入っちゃってたもん。
11歳でええんですじゃないんだよ。
おひたしみたいな恋をした。
09:00
おひたしみたいなね。
えーと、もう一回。
このおひたし何でできてるって、
あの、女に聞いたらそれずっと覚えてるっていう話じゃないんだから。
はいはい、ちょっと気を取ります。
もう一回、もう一回、もう一回。
はいはい。
監督は、今会いに行きます。
や、映画ビリギャルのドイヒロヤス。
はい。
脚本はドラマカルテッドや、
大豆田とはこと三人の元と、
映画怪物などで知られる坂本優次。
出演は、須田まさき、有村かすみなどとなってます。
はいー。
はい。
いやあの、だからこれはつまり、すごい共感を呼んだ話なわけ。
みんなあるあるとして見たと。
で、これ何なんだろうなと思った。
何にあると思ってんだろうなっていうのを、
途中から疑問に思ってきて、見出して。
で、なった時に、
なんかね、この話は、
今のコミュニケーションの特徴を捉えてるんだなと思って。
人と人の、
2020年代的なコミュニケーションなんじゃん。
すっげー大きいこと言ってる?
俺大丈夫?
いいよいいよ、いけいけいけ。
いけいけ。
いやあのね、
まあいいや、ちょっと勇気を出して、
こう、なんか、あれするけど、
現代のコミュニケーションをすごい象徴するような、
のがずっと描かれてるなってなってて、
それは何なのかっていうと、
みんなで記号を共有しようっていうふうに見えたの。
で、記号を共有できてる人と仲良くしようっていうふうにも見えた。
で、もっと言えば、記号を共有できなくなったら、
ちょっともう一緒にはいれないねっていう話に見えてきたの。
まあ確かに、なんかもう、
俺ほとんどそのサブカル的なルート通ってないから、
あの、俺のあるあるに全然共感はできないんだが、
はいはいはい。
そういう記号的なもので、
人を見て、
自分と同じ人、もしくは違う人っていうふうな、
見方をしてるってことだよね。
うん。
そういうふうな、
あの恋愛が描かれてるっていうのは多分、
いろんな人が言ってると思う。
うん。
なんかね、やっぱそこが、
こうなんていうんかな、
あの、しつこいくらい。
本当にしつこく、何回も何回も、
何重にも何重にも、
描かれるじゃない。
うんうん。
靴が一緒だとかね。
出た。
ああ。
コンバースのジャックパーセル。
ジャックパーセル、はい。
ちなみに俺大学のとき、
あの、いつもジャックパーセル履いてたんだけど。
ちなみに、僕もあの、
あの若いときに、
彼女とお揃いのジャックパーセルだったときあります。
うわあ。
お前、俺よりもろじゃん。
さっき全然俺はサブカル通ってないんで。
そうね。
こういうあるあるには共感できないんだけど。
僕はね、外側にいる風にしやがったくせに。
まあそれぐらいだったらさ、
12:00
あの、いいじゃん。
なんていうんかな。
こう、恋愛の始まりあるあるでしょ、これも。
うん。
なんか、持ってるものが同じだとかさ。
うん。
ああ、聴いてる音楽が同じだとかさ。
うん。
なんか履いてる靴が、
は?また同じか。
ごめん、靴にこだわりすぎだよ。
読んでる本が同じだとかさ。
なんかこう、そういう記号をとにかく共有できている2人が、
出会ってくっつくっていうのは、
うん。
あの、そんなに別に不思議なことじゃないし、
うん。
あの、ある種、普通と言えば普通のことだと思う。
うん。
なんだけど、
うん。
この人たち、その付き合った後とかでも、
うん。
ずっとそのなんか、記号でコミュニケーションとってるみたいなところがあって、
うん。
その、なんかさあの、就職試験にさ、
あの、女の子の子、えーと、きぬちゃんか。
きぬちゃん。
が、なんか圧迫面接受けたときさ、
うん。
帰ってきて、え、帰ってきてっつうか、なんかあの、
麦くんが迎えに行って、
泣いてたのね、泣いてたのね。
そうそうそう。
で、まあ、あの、いいやつじゃん。で、一緒に帰ってきて、
うん。
あんな、あの、圧迫面接とかっておかしいよみたいな。
うん。
今村なつこさんの、
はい。
ピクニックを読んでも、
はいはい。
何も感じない人たちだよって言って、
うん。
言ってんだよね。
うん。
そんなのしょうがないよみたいな感じで終わっていくんだけど、
うん。
ここですごい違和感が、あの、あって、
うん。
つーか、あれ?と思ったのがここだったの、最初に。
うん。
つまりこれ何言ってんのかわかんないわけ、俺からしてみたら。
うん。
今村なつこさんのピクニック読んでないから、
うん。
あの、一体、この二人は何を言ってるんだろう。
今村なつこさんのピクニックを読んで、
うん。
何も感じない人だっていうことで、
うん。
罵倒してんだけど、
うん。
それがつまりどういう人を指してんのかが、
うん。
わかんない。
そう、しかもその、今村なつこさんのピクニックを読んで、
あの二人がどう感じたのかも、
うん。
語られてないもんね。
そう。
うん。
感想が詳しく語られてんだったら、
うん。
あれなんだけど、
うん。
わかんないだよね、こっちからしたら。
うん。
今村なつこさんの他の作品も読んだことないから、
全くそのなんか、二人だけでしか通じない、
うん。
コミュニケーションになっている。
うん。
ってなった時に、
うん。
あの、あれこれ、もしかして、
うん。
二人にもわかってないんじゃないかっていう風に思ったわ。
うん。
うん。
今村なつこさんのピクニック読んでも何も感じない人だよって。
そうだねーなのか、なんか、
でもしょうがないんで、そんなの就職試験においては関係ないみたいな、
なんか、社会においてはみたいなこと言ってたけど、
うん。
あの二人ってコミュニケーション取ってるようで、実は取ってないんじゃないかっていう風に、
うん。
なってきたの。
そうだね。
実は二人が興味が持ってる、
まあ、あの一緒だっていう、その記号が合致したって言って、
すごいウキウキしながらしゃべってるんだけど、
15:01
うん。
分かれた後ぐらいに分かるのが、
うん。
あの、ガスタンクと、
あ、はいはいはい。
ミーラテン。
はいはいはいはい。
ムギーくんは、ガスタンク好き。
うん。
で、なんか劇場版ガスタンク3時間。
うん。
で、キヌちゃんはミーラテン行きたいって言って。
うんうんうん。
ミーラテン大好き。
ここの東西のミーラバーって展示してあると。
それで一緒に行って、楽しいデートだった。
ここでも会ってるっていうような聞き方されてるけど、実は後から聞くと、
うん。
まああの、ガスタンクも見ながら寝てたし。
うんうんうん。
キヌちゃんは。
で、ミーラテンはミーラテンで、
うん。
ムギーくんは引いてたし。
引いてたし。
で、あのなんか、
うん。
ファミレスでさ、ミーラテンのパンフみたいなのをさ、
はいはいはいはい。
ムギーくんがその、店員さんに見られる瞬間に隠す。
そうね。サッってこう隠すっていうね。
もうそこでも現れてたんだろうけど、
2人のその、実は違う部分みたいなのがあったけど、
うん。
それを直視はしないんだよね。
うん。
だって、そんなの見られたら壊れちゃうもん、この関係は。
そう。
パーティーが終わっちゃうんだ。
そうなんだよ。
我々のパーティーはなんか花々しく始まったばかりなんだみたいなモノローグがあったのに、
もうね、終わっちゃったら花束みたいにならないじゃん?っていうあのことなんだけど、
これつまり何なのかっつうと、
さっきのピクニック読んでも云々とか、
うん。
ものなんだけど、その、つまりね、その、記号を共有できているっていうのが、
好きなものが一緒っていうことじゃなくて、
うん。
あの、ことだけじゃなくて、そんな範囲に収まらなくて、
うん。
つまり、価値観が一緒だっていうためのものになってるっていうことだと思う。
うん。
価値観レベルにまでなってるっていうこと。
好きなものが一緒だから価値観が一緒だっていうことにしてるってこと?
そうそうそうそう。
でもさ、あの、価値観ってさ、
うん。
一緒に過ごしていくうちに、
うん。
話していくうちにだんだんわかっていくものじゃん。
そうだよね。
うん。
のはずなんだけど、この二人、そんなにこう話し合ってる様子とかがあんまないんだよね。
ない。
うん。
だから、あの、お互いの価値観がどういうものなのかっていうのを、
うん。
本当の意味では、共有してない。
うん。
っていうかわかんない。
うん。
わかってない。
うん。
っていう状態なわけだよね。
うん。
で、その代わりに記号をめちゃめちゃ共有するっていう、
うん。
これさえ、その、好きなものさえ一致してれば、
うん。
OKなんだよ。
っていうことで、
うん。
人間関係が構築されていく。
うん。
うん。
記号を共有してるっていうことで、価値観が一緒っていうことで親密になっていくっていう、
18:03
このなんか飛躍があんのよ。
うんうん。
で、その飛躍が、
うん。
全然解消されないままずっと進んでいくっていう、
うん。
ことなんだなっていうのを気づいて、
うん。
え、怖くない?これっていうことになった。
怖いかな。
うん。
そこの飛躍には俺まだついていけてないんだけど、
あー、そっか。
いや、あの、なんか言ってる意味もすごいわかるし、
うんうん。
あの、そういう、そういう風に描いてるのもわかるし、
うん。
やっぱ、俺もさっきも言ったけどさ、やっぱ、あの、パーティー終えたくないっていう、
うん。
気持ちがすごい強い2人なんだろうなっていう、
うん。
うん。
せっかくここまで、その、自分が話が合う相手、好みが合ってる相手がいるのに、
うん。
その、交わった結果、やっぱ違うよねってなりたくないっていう、
うんうんうん。
のが、たぶん強いんだろうなと思って、
あの、付き合うシーンでさ、
うん。
告白した後にか、
うん。
私、あの、ホワイトデニム苦手です。
あ、はいはいはい。
ホワイトデニム履いてるとちょっと嫌いになりますよね。
嫌いになりますと。
うん。
あれもさ、その、先手打ってるわけじゃん、もう。
その。
そうね。
付き合う、は持ってないことにしてよねっていう、
うん。
ことでもあるじゃん。
ま、たしかにな。
ムイ君、ホワイトデニムガチガチに履いてたらどうするんだって。
たしかに。
ホワイトデニムを履いてる人の価値観ってのは別に知りたくもないし、
うんうんうん。
認めないですよっていうことですね。
そうね。
それに対してムイ君はなんかふざけて、UNOの話とかすんだけど、その。
あー、UNOっていう。
はい、UNO言ってないっていう人は苦手です。
人は苦手ですみたいな。
ま、ちょっと分からないでもないなって感じ。
分かんない。
だけどね。
いや、なんか鬱陶しいなこいつみたいなことなのかなって。
ルールはルールだろうよ。
はっはっはっはっ。
怖いやつは。
はっはっはっ。
でもなんかそういうこの、傷つきたくないとか、その場にあるものを認識したくないっていう。
あー。
だから2人も内心分かってると思うんだけどなっていう、その。
内心分かってる、分かってるっていうのは何を分かってるというの?
相手に自分が、自分の。
うん。
求めているものじゃない部分があるっていうのは。
うんうんうん。
その、うっすら感じてるようなセリフじゃない?
あー。
ホワイトデニムは嫌ですみたいな。
100%一緒だって思ってたらその、ホワイトデニムなんか履かないよねっていうことでさ、わざわざ言わないっていう。
あー。
そうね。
でも、じゃあどうしたらよかったわけですか?その、恋愛マスターのトムヒーさんから。
いやまあね、僕に言わせるとね、やっぱり。
あの、この2人はどう、どうすればその素晴らしい恋愛というものはできるというか、人間関係は構築できるっていうことなの?
21:04
うーん。
まあそれが分かったら警察はいらねえなって感じになってくんだけど。
うーん。
なんつったらいいのかな。
でもそこに違和感を感じたわけでしょ?トムヒーは。
そう、違和感を感じたし、感じたと同時に、だからあの、なんていうのかな、その、突き放して見る気はないよって言った、あの布石がここで、あの伏線が回収されるんだけど。
おい。
だからすっげえリアルだなと思った。
あー。
だからこそ、あの、価値観の話とかをする、しなきゃいけない場面とかがさ、結構来たりすんじゃん。
特に親密な人間関係だと。
うん。
で、あの、絶対譲れねえみたいなところをさ、ポンと出てきたりするわけじゃん。
うん。
そこを、あの、たぶん話し合わなきゃいけないんだけど、本来。
うんうんうん。
で、この話し合うのって結構難しいよね。っていうのが、やっぱこう、次出てくる頃なのね。
うん。
すごく大変なんだよ、このなんていうのかな。特に親密な人間関係においては。
うんうん。
結局この、えっと映画の二人も、その、結婚感とか全然違ったわけよね。
うんうん。
あと仕事感とかね。
うんうん。
ひいてはその、なんか好きなこと、あの嫌なことやりたくないって、こう、きんちゃんが叫ぶときとかあるよね。
うんうん。
あの仕事、たぶんなんか転職の話してるときだったか。
嫌なことをするのが仕事だよみたいな感じでこう、言ったり。
まあだからあそこは一応ぶつかり合ってはいるんだけど。
うん。なんかでもそれってその時間経過によってそのムイ君が、まあ成長したというか。
変化してて。
あーまあまあ、変化したね。
最初は同じだよねっていう目線だったのは。
うんうん。
ちょっとずつそのムイ君が最初に、やっぱお金大事だし。
うん。
いつまでもそんなね、三カット千円のイラストとか描いてたら、
食えないっていうことに気がつき。
うん。
働くわってなったことによって、まあちょっと彼なりに一個変わったわけだよね。
そうだね。
で、だんだんその二人のその、見てる方向とか変わっていくよね。
そうだね。
結構面白いのが、その映画見てると。
はいはい。
最初その一緒に同棲したりとか。
うん。
もう超あの一緒だよね。記号を共有してるよねって時。
うん。
で、その二人の目線が一緒っていうか。
はあはあはあはあ。
その画角上で見ても同じ近くにいたりとか。
うん。
っていうシーンがあるんだけど。
うん。
ムギ君が主要活動をし始めて、だんだんその横にずれていくの、二人が。
ああ。スライドしていくみたいな。
そう、あの画面上で右と左みたいな感じで分かれてるシーンが増えてきて。
24:00
ああ、はあはあはあ。
その、例えば家の中でも別々、ムギ君が奥で仕事みたいな。
うん。
キヌちゃんが手前の左側の方にいるとか。
うん。
そのずれるんだけど、そっからさらにその後半になると、あの縦でずれていくの。
はあ。
二人の目線が文字通りずれていくの。
えー、そうだったか。
そのムギ君は、あの要するにテーブルにこう座ってて。
うん。
キヌちゃんはあの低いソファーに座ってるとか。
ああ、あのダイニングテーブルかソファーかみたいな。
で、家の中にいるのに一人は立ってて一人は座ってるってシーンがめっちゃ増える。
はいはいはいはい。
で、二人の目の高さがもうほぼ合わなくなる。
ふーん。
不自然なまでに一人が座ったり一人が立つの。
うんうんうん。
縦にずれていって、最終的に別れるってなってから合うんだよね。
うん。ああ、そうね。
うん。
最後一緒に座ってね、見たりとかしてるもんね。
同じ高さでいろんなものを見たりとかするっていう。
はいはいはいはい。
まあその辺結構凝った作りなんかなーとか思ってるんだけど。
なるほどなー。
でも時間経過でずれていく二人っていうのは。
ふーん。
あるけど。
いやだからやっぱね、あの、だんだんずれていく。
もともとずれてるみたいなのは、まああるだろうし。
うん。
映画の判定にしおりに使う人なんですねって言ってた人が、別に本ももう読まなくなってくるみたいな。
うん。
目線もずれてって。
うん。
その時に話し合えればよかったわけよね、きっと。
うん。
だからもう一緒にはいられませんね、みたいな。なるんじゃなくて。
うん。
もうちょっと対話をしたほうがいいんじゃないの?っていう風に。
おじさんからの。
そうそうそうそう。
ははははは。
いう風に。
うん。
思う。これはでも、第2段階か第3段階ぐらいのところね。
うん。
思ったんだよな。
うん。
どう思います?
いや、なんかでもこの映画は、その。
うんうん。
だからパーティーなんだよ。
あー。
これあの。
パーティーめっちゃ出てくる。
ははははは。
あの脚本書いた坂本悠二。
はいはい。
が、恋愛ってそもそも空虚だからっていう、もうはっきり言ってんの。
あー、なるほどね。
うん。
もう恋愛ってものは空虚なもので、それをずっと。
うん。
っていうのをインタビューとかでちょいちょい言ってて。
へー、なんかそれこそ冷めた人ですねっていう。
ははははは。
あー、なるほどな。
そう。
それ。
はいはいはいはい。
それはだからその、その通りで、その。
うん。
盛り上がってんだよ、パーティーが。
その、パーティーに水をさすようなこと言うんじゃねーよっていうその。
うんうん、なるほど。
もうちょっとあの、意味のある会話とかした方がいいよっていうのはさ。
うん。
うるせー、お前飲めよっていう、あの。
27:00
はいはいはい、今そういうとこじゃないからっていう。
だからもうタイトルがさ、もう結構表してんのよ。
その花束みたいなポイントなわけ。
うん。
花束って持たないじゃん、その別に。
すぐ枯れちゃうじゃん。
あー、そうね。
なるほど。
だからって価値がないものではないんだよねっていう。
うんうんうん。
その時、一番輝いてた絶頂を迎えてたわけだったよ、2人は。
うんうんうん。
その記号で。
先、先怒ってたわけね。
先怒って、記号で見て、一緒だっつって。
でもそれがいいんじゃないですか。
あー、恋愛マスター。
恋愛マスター。
いやさ、なんかこうさ、簡単なんだよ、おじさんになっちゃえばさ、恋愛マスター。
ミキシングとかに詳しいおじさんになっちゃえば、いや君たちダメだね。
そういう、祖父が生まれた時は徹底的に膝詰めて話し合わなきゃダメだよ、みたいな感じで。
言えりゃいいんだけど。
うん。
てか言うつもりだったんだけど。
うん。
でも何回か見てると、そんな簡単な話じゃねえよなっていうぐらいになってくるわけ。
うん。
てか言えないんじゃん、なんか、なんかわかんないけど。
なんかこう、お互いムスッとするみたいなさ。
うん。
のがあったりすんじゃん。
いやだから、パーティー終わっちゃうからじゃない?やっぱそれって。
やっぱパーティー、これじゃあ、じゃあやっぱ何?パーティーが悪いのかな?
パーティーが悪いの?
やっぱさ、あの、そう、恋愛はパーティーであるっていう発想が良くないんじゃねえかっていう風にも思うんだけど。
そうなの?
なんちゅん。
いやなんか難しいんだよな、なんつったらいいのかな?こうさ。
恋愛はパーティー見て空虚なものであって、恋のから騒ぎっていうくらいだから。
あの、ずっと昔から言われてるんでしょう。
うん。
で、それはもうそういうものだから。
うん。
あの、パーティーを楽しんで、終わったら終わったねっつって、っていう映画でもあるわけじゃん、これって。
うん、そうそう、その通り。
で、で、トリビアさん的にはもうそれがそういうもんだからそれでいいんじゃない?っていう。
うん。
ことなんだけど。
うん。
いつまでパーティーやってんだろうっていう。
のがあるよね。
いつまでってでもさ、大学出てさ。
まあまあ、そりゃそうだな。
数年だよ、だって。
そのムギ君だってさ、なんか社会人出てさ、なんか辛いとか言ってさ、先輩に5年耐えりゃなんとかなるわみたいなこと言われてさ。
まあそうだね、あれもなんか重いけど真理かみたいな。
そりゃそうだよっていう。
うん。
なんかあれが40過ぎぐらいの2人の話とかだったら、何をやってんだろうなって思うよ、それ。
あー、なるほどなるほど、なるほど。
そう考えると、だから、あの、その先っていうか、それ進化系、もしくは別バージョンがあるわけね、きっと。
30:06
うん。
で、それをみんなやってるってことなんでしょ、おそらく。
ん?
みなさんやってるんじゃないですか。
みなさんやってます、これ。
どうですか?
みなさんもう花束みたいな恋は終わって、花束みたいじゃない。
盆栽?
盆栽みたいな。
あー、いいね。
良さそうな感じするよね、盆栽みたいな。
盆栽みたいな恋ね。
でもやっぱ育てていくって意味は盆栽なのかな。
俺が当たってんじゃん。
盆栽、育てていって、で、ちょっと乱れたら剪定していって。
剪定していく。
その時々で良き形にしていくっていうことでしょ、盆栽なのかな。
答え出しちゃった。
早くないか。
早くないか、ちょっと。
時間が持たないぞ。
盆栽みたいな恋って別にそれ恋なのかいっていう感じもするし、
てかもうそもそも恋とかもうしない方がいいのかっていうことでもある。
なんだ、なんかすごいさ、みんなだから結構大人じゃない?
みんなっていうか、みんながそうなのか知らんけど。
うん。
おそらくほとんどの人は無意識的にやってることだから。
うん。
分かんないんだけど、なんかこう、
だからこれは失敗大恋愛だって思ってたんだけど、公開当時。
うん。
で、なんかこうさ、記号の共有がどうなのかさ、思ってたわけで、
これは失敗一応良くないと、こういうコミュニケーション良くないと言ってたんだけど、
でもみんなそんなこと織り込み済みで見てるわけでしょ。
だからもうあの20歳そこらの頃のあの頃も、
ルックバックしてるわけじゃんみんな。
うんうん。
じゃあみんな今何やってんの?っていう。
トモヒーからの質問ね。
すごいこう、そうそうそう。
じゃあみんな今何やってんの?
うん。
どんな恋愛してるの?
なんか、そう。
最近どんな恋愛してる?っていう。
ははははは。
くっそみたいなポッツが、いやそんなことない。
そういうポッツキャストも良いと思うんだけど俺は。
ははは。
言葉を選ぶね。
そうね。
なんつったら良いのかな?だから、いやもうちょっとふざけずに言いたいんだけど、
なんとかこう、親密な人間関係をこう建設的に築いていくっていうのは、
どういう形なの?みんなこれをある種笑ってるわけでしょ。
うーん。
笑ってるとか若いなとか。
恥ずかしいなっていう。
いた気持ちいいみたいな感じなわけでしょ。
ってことはもうこれはリアルじゃないですと。
っていう風に言ってる人たちもいるわけで。
そうだね。
うん。
じゃあリアルはみんなああいう契約のムードになった時に話し合ったりしてんの?
話し合う?
俺は、俺は話し合おうとして失敗し続けてるような気がするね。
おー。
待って結局なんか恋愛あるあるみたいな話してんのかな?
ははははは。
あるあるで出来てる、そのね表現は。
やっぱ。
ちょっとね。
良くないんだけど、恋愛あるあるポッツキャストになっちゃう。
33:02
まあなあ。
一番なんか普通だよね。
あなたはみたいな恋愛あるある人と取り合ってたり。
そうだね。
お互いの恋愛あるあるを出し合うっていう。
そうはならぬようにしようと思ってたし。
なんならもっとこう、あのなんていうかな。
打ち合わせの時はさ、俺剥ぎれよかったわけじゃん。
結構。
そうだよ。
なんか。
全然いけるっすみたいな。
結構なんか。
世の中は分かってねえこの怖さみたいな。
そう。
これはホラー映画だみたいなね。
ホラー?
とかなったり、こういうコミュニケーションが全般化してんじゃないの?
若い恋愛でこうなってるんじゃなくて、みんなこういう感じでなんかこう表面でつながるっていうような感じになってんじゃないの?おかしくない?みたいなことを言おうかと思ったんだけど。
やっぱホラー映画はホラー映画たるゆえんがあって、見てるうちにお前どうなんだよ?っていうことになってるわけね。
映画の怖いとこですね。
そうそうそう。
おめえはどうなんだ?
お前はどの位置から物を言ってんだよ?っていう。
お前それこそそういう非評価的なポッドキャスターの一員になるのか?みたいな。
また喰らってるこいつ。
毎回深めのシネマにとりあえず映画に喰らっていくともいいんだよね。
そうそうそうそう。
おめえはどうなんだ?
だからもうこれやめようかなと思ったんだけど。
でもちょっとこうなんちゅうの?別にそのめいへらさらすわけじゃないんだけどさ。
やっぱりうまく人間関係を、親密な人間関係を特に構築していくっていうのにあたって、花束みたいな声ばっかしてたらダメじゃん。
ダメってのは何?その先には何がある?
その先にはだから終わりがある。パーティーの終わりがある。
というかこの映画で言えばその先に死がある。
え?
怖い話。
え、ちょっと怖い話すんの?なんか。
この映画の中で死って2つ描かれてて、多分あんまみんな気づいてないとかさらって流してるけど。
お前あんま興味なさそうだったくせにちゃんと見てやがらなく。
さすがコリビア様。
あれなんだよ。恋愛生存率っていうブログを書いてるめいさんって人が自死してる。
いたね。いたね。死ぬことないのに。
あともう1人、むぎくんの先輩カメラマンの人が亡くなってる。
いたね。
いたねじゃねえんだよみんなさん。
はいはいはいはい。いたな。
この2つの死って結構重要で、要はきぬちゃんが好きだったブログサイトの書いてる人でしょ?プロガー。
プロガーの人ね。
で、むぎくんの慕ってたっていうか先輩カメラマン。
うん。クリエイターの人ね。
だからそのめいさんの死は要するに恋愛の先にある死じゃん。
36:00
うん。そうだな。
で、その先輩カメラマンの死はその夢の先の死なの。
あー。確かに。
2人がそれぞれ大事にしていたものの先っていうのが死であるってことが明確に描かれてる。
なるほど。
これは怖い話。
だから恋愛も夢もダメなんだよねっていう。
そうなるよな。そうなるじゃん。今だから怖いって思ったんだけど。
恋愛もするべきじゃないし夢も持つべきっていうね。
持つべきじゃない。みんなきちんと働いて納税をすべきだっていうことね。
きぬちゃんの両親みたいなのが人生の責任だから。
あーはいはいはい。
あれの先には死はないと思って2人とも乗り換えるんでしょ?
ってことか。ってことだよな。
だから制作人っていうか少なくとも脚本家の人的にはそれぐらい一種のもう本当パーティー的なものとして見てるっていうことなのか。
パーティーやりすぎるとやっぱその死ぬしかなくなるっていう。
あー。大人の映画だよそう考えると。
まあその先じゃあどういうまるまるみたいな恋が正解なのかは描かれてないと思うけど。
そうね。
何がじゃあ理想なんですかっていう。
それが分かったらもうメイヤマスターですよ。
それを出さねえとお前終われねえだろうがよ。
あなたはみたいな恋をしたじゃなくてまるまるみたいな恋をしましょうで終わるんだよ。
だなあ。なんだろうなあ。
なんすか。そんなに考えなくていいことかこれ。
うーん。いやなんか、俺結構印象的だったのはさ、その。
うん。
イヤホンあんじゃん。
はいはいはい。
何度も出てくるモチーフとしてイヤホンの描写があって、
同じイヤホンを、有線のイヤホンを2人で片耳同士でつけてるって。
はいはい。
あれは良くないことだとして描かれてるんですかね、この映画って。
そうだよな。あのー、明確に言ってるよね。冒頭のところとかで。
分けちゃダメなんだよ恋をみたいなこと言ってる。1人に1つみたいな感じのことを言ってたと思って。
俺でも、あれでいいと俺はちょっと思ってんだけどな。
はあはあはあ。
その、要は1つの線から伸びてきたものが途中で分かれて2人にこう言ってるわけじゃんか。
うん。
この映画で描かれてるのもさ、この要は過去の回想みたいな感じで。
39:02
うん。
ナレーションが多いよね。
あ、そうだね。
うん。それぞれの視点で描かれてる。
なんかもともとその佐藤優次が2人の日記みたいな感じで書いて。
うーん。
それをこう脚本側みたいな感じで元にした。
うんうんうん。なるほど。
だから同じ光景、同じことがあるんだけど、2人それぞれ見てるものが違ったりとかするっていう。
うーん。
だから同じシーンが何回繰り返されてそれぞれ違うナレーション入ったりとか。
うーん。
なんかそれが嫌だから、2人でせーので別々の無線イヤホンつけて、せーので再生ボタン押すのがいいんだよって言ってるけど。
うん。
で、そのうるさいおっさんが、それぞれ違うものを聞いてんだよって。
うん。
そんなんじゃダメだよって言うけど、え、そういうもんじゃん。同じ、要はこの今俺つけてるけどさ、この。
はいはい。
有線イヤホン。
うん。
2人の思い出をそれぞれの視点で描いてるわけでしょ、この映画って。
うん。
うん。
だってそれって当たり前の話で、1つの出来事、真実があったとして。
うん。
それの見え方はそれぞれ2つあるわけ、2人だったら。
うん。
それが嫌だからしてそれぞれ別のものにするっていうよりは。
うん。
1つの物事を思い出みたいなものを2人で違うものとして見てるんだ、聞いてるんだっていう意識さえあれば別にそれで良くない。
あー、なるほど。だからそれをそこだと取るんじゃなくて。
うん。
あの、そもそも絶対違うものなんだっていう風に。
うん。
あの、ちゃんと分かってればいいんじゃないかっていうこと。
2人でその、それを聞いてることに意味があるわけじゃん。別々のものでも。
あー、そうだね、そうだね。
うん。
彼女の方が1つだよね。
そう。
あの、むぎくんの新しい彼女が。
そう。
1つだね。
じゃあ、やっぱあの子がじゃあ。
うん。
あの子の、あの子が正解だよって。
あの子は分かってる。
あの子は分かってるぞ、みたいな。
ね。
うるせえよ、あの都内のファミレス。
そうね。
あんな人いねえよっていうか。
いや、いるんじゃない?結構。
とか言い出すの。ま、いるかもな。
うん。
深夜のファミレスだしな。
そう。
あー、そうか。
別々の感情を持ったり、別々の感想を持ったり。
うん。
別々の視点があったとしても、それを一緒に体験するってことに価値があるんじゃないですか?
うーん。
違う?違うかな。
いやいやいや、あのー、つまりその、そうが許せないみたいな。
うん。
のっていうのは。
うん。
つまりその、自分と一緒じゃなきゃ嫌だっていうことなんだけどね。
うん。
ってことは自分の考えてることと一緒じゃなきゃ嫌だ。自分の趣味思考と一緒じゃなきゃ嫌だ。
うん。
っていうことは。
うん。
自分を相手に投げ込んでるってことだな。
うん。
告白するときにさ、お互いさ携帯見てんじゃん。
42:00
あー、はいはいはい。
ファミレスで。あれそのまんまだよなと思ってたんですよ。
そのまんまって。
で、なんかさ、手元のスマホで相手を撮りながらみたいな。
見てるわけね。
見てて。
で、お互いがそれぞれ喋ってる。
その、ある意味自分を見てるのと一緒じゃんそれって。
うん、そうね。
なるほどね。
相手は見てなくて。
うんうんうん。
その、相手の中にある自分を見てるっていう。
うんうんうん。
その記号的なものその。
あー、なるほどなるほど。
同じだよね。その自己愛じゃないけど。
うん。
結局相手に自分を投影してるっていうさ。
うんうんうん。
あれも分かりやすいシーンだなと思って。
あー、なんかちょっとあれだな。なんとなくちょっと見えた。
見えてきてるよ。
見えてきてるよ。だんだん。
先生。
あの恋愛っていうのはね、つって。
急に分かったらあの。
恋愛っていうのは何かはちょっとコミュニティ限定の方でさ。
その、お金使って。
恋愛しなおね。
で、皆さんの相談も受けますし。
受けますし。
1時間5000円ぐらい。
分かんないっつって。
あの、なるっていう。分かんないっす。
僕の方が教えてほしいですってなるのが見えてるけど、えっとちょっとそうならないように今経験積んでおきたいんだけど。
あの、だから自分の、祖母が許せないっていうのは。
ある種祖母が許せないかったわけよね。花束みたいな恋においては。
またハドル下げるのとか言ってたじゃん。
あれつらいよなっていう感覚でいくっていう。
ごめん、あるあるの方はちょっとまたコミュニティ限定の方でやるのかな。
あの。
あなたみたいな恋においては実は相手を見てるんじゃなくて、さっきのスマホのシーンに象徴されるように。
相手の中に自分を投影して、その自分を愛しているっていう。
盗作みたいなことが起きていると。
それをなくせばいいのか。
いやなんか、あれだね。
花束みたいな恋みたいに、確かと記号が共有できました。
それで喜んで、私と同じ価値観の人が現れた。
これまでいなかったのに現れた。
この人が理想の人。私と同じことを思って、僕と同じことを考えていて。
一緒に過ごしていてとても楽しい。
でもそれは相手のことを見てなくて、自分の理想を投げ込んでるだけだから。
理想を見ている。つまり自分を見ている。
自分の理想を相手の中に勝手に投影して見ちゃってるっていうだけだから。
45:04
だんだん疎後が生まれてきて、疎後が許せなくなって。
かといって、対話をして話し合って、うまく関係を調整していく。
盆栽みたいに剪定していくみたいな作業もできずに。
結局最後、ハードルを下げるのはやめようとか言って。
で、ファミレスに一発って現れた。
あの時の自分たちみたいにジャック・パーセル入った子たちが現れて、
あの子たちみたいに、あの頃は良かったなーっつって、
別れちゃって終わるっていう恋はやめにしましょう。
相手と自分は違う人間なのであるから。
同じ体験をしてても、同じものを見てるわけでもないし、
同じことを考えてるわけでもない。趣味も趣向も違う。
育ってきた環境が違うから。
セロリが好きだったりするよね。
それは認めましょうと。
で、自分の理想を投影するんじゃなくて、相手のことを見て相手を大切にしましょう。
そっちの方が大事ですね。
すっげーつまんない話やな。
教科書。
そんなところにリアリティーがあるのかな。
後編へ続きます。