あー。
いるじゃん、最後までパーティーに登ってるやつ。
また、やべ、あるある、あるあるで勝負しようとしてる俺。
人笑い、あるあるで、共感を得ようとしてるわ、やばい。
もう、主催者が帰れっつってんのに、
帰れっつってんのに、
まだおどん飲まんじゃん。
まだ、まだやってるよ。
うーん、ちょっとまだ飲もうやーみたいな。
午前8時まで飲んじゃう人ね。
そう。
でもやっぱ、ここにもやっぱりリアリティがあるよ。
パーティーは続けたいんだよね、やっぱり。
うん。
相当な魔力があるってことだよね。
そう。
夢も見続けたい。
うん。
大局にっていうか、パーティーとか夢とかが、
恋なり夢なり、なんでもいいけど、
つまりそういうパーティー的なのが終わったら、
生活が待ってるんだよな。
うん。
で、今言ってた、たぶん同じものを見てるわけじゃないから、
うんうんとか、
うん。
それでも一緒に時間を過ごし、うんうんっていうのはたぶん生活のことなんだよね。
うんうん。
俺は。
うん。そう、生活に戻らないといけない。
家に帰らないといけないんだよ。
なるほど。
あー。
ってなってくると、分かった。
じゃあ、パーティーを、だからでもやっぱり終わらせられない人いるじゃん、あいつらとか言って。
いやもう、あいつらとか言わないよ。
たぶんまあ、俺もそういうとこがあるんでしょう、たぶんね。
その、学ばなきゃいけないのだとしたら。
うん。
あの、学びたいよね、できれば。
映画からでもいいし、こう、対話から。
学びたいけど。
うん。
パーティーをなかなか終わらせたくないと。
てか、パーティーのほうがいいんだっていう。
うんうん。
生活よりパーティーのほうがいい。
うん。
これもう、うつよりそうのほうがいいみたいな感じになってるけど。
その通り。
うん。でもこれって、あの、よく出てくるの。
あのー、アルコール依存症の人の話とかでも、やっぱりその、なんか、シラフでいることのほうが、我々にとったら狂気なのだっていう風に。
うん。
こう、言い回しが出てくる。
うん。
おかしいと。
うん。
あのー、なんだけど、回復していく人たちは、気づくわけ。
うん。
あのー、これは空虚である。このパーティーっていうのは。
うん。
酔ってる状態っていうの。
うん。
でもいいし、そう状態はとかでもいいんだけど。
うん。
つまりその、この空虚さみたいなの。から、脱却しなきゃいけないっていうことではあるのね。
うんうん。そう。
なるほど。そしてこの空虚さ、およびパーティーの楽しさの本質っていうのは。
うん。
多分、まあ、恋に即死っていうならば。
うん。
同じ人がいるっていう幻想ってことだよね、多分。
うん。
それがものすごく魅力的だっていうことになるよね。
うん。ビンゴ大会みたいな。
ビンゴビンゴビンゴビンゴ。
ビンゴなんていう。
ビンゴ埋めていく作業と一緒じゃん、それ。
パーティー、そのパーティー楽しくなさそうだな。
ビンゴやるパーティーって大体あんま楽しくないよね。
なんでだよ。一番盛り上がるじゃん。
まあ楽しくないよな。
でもほらね、その、ビンゴ開けていく作業だからやっぱり。
うん。
あるあるあるっつって。
うん。
俺が、あの、一番空いてるみたいな。
そう。
てか開けさせるような、そういう考慮してくる相手と出会ったみたいなことだよね。
うん。
そんなやついねえんだっていうことを。
うん。
結構身に染みて分かんなきゃいけないっていうことではあるんだよ。
うん。
すごい。
あー。
すごいね。現実的なことだなって思って。
そんなやついねえよっていう、そういう。
そうそうそう。
都内のファミレスのおっさんが言ってくる。
君らね。
よしー。
そんなにね、同じような人ね、いないんだよね。
いないんだよね。
なんだろうなー。でもやっぱり、なんかこうさ、あの、よくするような話になっちゃうかもしんないんだけど、俺が。
うんうん。
やっぱこう、誰か自分が思っていることのようなことを思っている人がいる。
うん。
っていう、こう、快感みたいな。
うん。
の正体は多分、一人じゃないってことでしょ、おそらく。
うんうん。どういうこと?
あ、俺一人じゃないんだっていう感覚ってことね。
うん。
で、だからもう舞い上がるわけよね。
うん。
こう、なんかそれこそさ、教科書的な恋愛とか愛とかの根で言えば、結局恋がめちゃくちゃ盛り上がるかどうかっていうのは、
それまでの間その人たちが、その二人がどれくらい孤独だったかに比例するだけだっていうふうに書いてあったりするんだよね。
うん。
で、それはわーっつって盛り上がるけど、すぐ覚める。
うん。
だって同じ人じゃないから。
うん。
どんどん層が見つかってってそれに耐えられなくなるみたいなこと、もうだから書いてるんだよ。
はい。
あの。
物の本。
物の本には。物の本には書いてんだけど。
うん。
でもそれがものすごいこう、魅力的に感じてしまうっていうのがあるってことね。
そう。
うん。
し、この映画はある意味その、結構純粋無垢にその。
うん。
あの、あるあるで。
はいはい。
あの、見てる。その、いやーリアルだったっていうので。
うん。
映画館に行ってその見て、面白かったって言ってる人たちも、それはその映画に自分を求めてるっていうのも一緒だと思う。
あー。
なるほどな。
その辺が意地悪だよなってちょっと思うけど。
いや、意地悪だよね。だって、だってさ、あるあるって思わせるように作ってるわけでしょ。
そうそうそう。
でもそれじゃよくないよねっていう結論に持ってってるわけだから。
そう。
すげー意地悪だなっていう。
非常に意地悪な。
うん。
だって自分もジャックパーセル履いてたっていう人。
ね。
うん。
同じじゃん。その、ふい君ときぬちゃんみたいに。
うん。
あれ、なんでこの人自分のことこんなに知ってるんだろうっていう。
うん。
それこそこうサブカル青少年たちが、もしくはサブカル元青少年たちが思うわけ。
ジャックパーセルって別にサブカルじゃなくて履いてるけど。
そう。
まあ置いといて。
まあ天竺ネスミとかもそうでしょ。
だからサブカル記号がバーッつって、本当に嫌って言うほどっていうかしつこいよっていうぐらい並べることによって、
ああ分かってくれてるって感じにスクリーンを見ながら鳴るのを狙ってて、最後それを最後っていうかよくよく考えてみたらそれじゃダメなんだなっていう風に気づかせるっていう意地悪だね。
ゴキブリホイホイじゃん。
そうだよな。
誘引剤だよな。誘引剤でバーッつって行ったら動けなくなるっていう。死んじゃうんだよって結局。
怖いよ。
怖いよ。やっぱホラー映画じゃん。
ホラー映画だったね。
最初に言った通りだったじゃん。
じゃあゴキブリホイホイみたいな声をしたっていう。それはちょっと意味が違ってくる。
全然面白くないけど真面目なこと言えば、花束みたいな恋じゃなくてどういう恋がいいのですかっていう問いに関して言えば、恋しちゃダメなんですってことだよね。
そんなこと言ってないけどね。みんな恋しようよ。
まあそうだね。なんでさ、しかも溢れてるじゃん。世の中には。恋しようよみたいな。恋するのがいいよみたいな感じの。
今溢れてる。一周して。
そこなんだろうか。
だってもう恋愛してないでしょ、若い人たちって。
そうだね、確かに。てかごめん、それ今の、今じゃなくて俺の思春期の頃とかの。
2000年代前半とかね。J-POPが恋しよう祭りだったの。
恋愛レボリューション21。
すっごいパーティーだよな、よく考えたら。
あれこそパーティーですよ。
ラブレボリューション21ですよ。
フーだからね。
オーホラー行こうぜとかさ、その。
だからあれは持てないんだっていうさ。
なるほどな。
なんかでもそう考えるとさ、ある種だから夢見なくなったわけよね。恋愛に夢見なくなったっていうか、個人化が進んでるわけだな、たぶん。
つまりさ、さっき言ったさ、犯人のようにして出てきた自分と似たような、同じような人がいるっていう。
ある種のロマンが見れた、見ざるを得なかったっていうか、見るよねっていう、あるあるっていうのだった時代じゃなくなってきてる可能性はあるよね。
それはつまり個人は個人であって、多様性言説に象徴されるように、同じ人なんかいないですからっていう意味で。
で、そうなったことでみんな恋愛しなくなるっていうのは、ある種自然ちゃ自然なのかもしれない。
ロマンを投影しなくなるわけよ。
俺らがこんなね、とりあえず喋らずとも、みんなもう分かってんのかもしれないよね。
超つまんない回かもしんないってことね。