議長が岸田さんの会議が大量にあるってことは、そのミーティングオーナーが岸田さんってことでしょ?
そうなんですよ。
議長ってのは意思決定者でもあるわけ?そうすると。
そうなんだけど、行政の会議って結構面白くて、
よくあるやつとかだと、議長がいる会議とかって本当に最終の最終の成果物みたいなやつを全員でなめるみたいなことしか行われない。
その下部にある準備会議みたいなやつっていうので、実際的な議論とか調整を行われてるんだけど、
その準備会議をするための準備の会議とか話し合いが死ぬほど行われてるわけなんですよ。
基本はさらば平場で次の会議に何を出して何を決めるかみたいなやつがめちゃくちゃ調整されて、
基本これを決めましょうっていうふうに決まったやつが準備会議に出ていって、そこで間違いなくこれで岸井に見せても平気みたいな感じのが、
根回しされたやつが本会議って言われる一番親元の会議に出るっていうふうな、そういう感じになっとるんですわ。
だから結構ね、出てくる時には決まってるっていう感じなんですよね。
質問。
どうぞ。
今さ、岸井が議長の会議が一番上のピラミッドの上にあって、その下に準備会議が、これN個紐づくんですか?
いろんなパターンがある。僕が今実はやってるやつは準備会議がないんだけど、N個紐づくパターンもあるし、一対一のやつもある。
なるほど。さらにその下に会議と名がつくかつかないかもわからないN個の準備、なんかプリパレレーションみたいなものがあるわけでしょ。
調整とか事前の情報収集とか。
ある。
これがあって、多くの場合その中間の準備会議と、下の準備はみんなどこでもやると思うんですけど、中間の会議とかって、これをやること自体がコストじゃないって。
時間の無駄じゃないってなったりするから、とりあえずその7割決まるっしょみたいな生贄のものでも一番上にあげて、3割のチャブ代返しを許容するっていうことに弊社はなってる気がするんですよね。
はいはいはい。
弊社はなってる、もしくは意図せずそうしているみたいな。
うんうんうん。
だけど、95さ、決まるように詰めようと思ったら、この一番最下層の準備と、その中間の準備会議みたいな間のやり取り相当の回数必要じゃないですか。
まあそう思いますよ。
情報密度も含めて。
うん。
これやっとったら、その決まるものも決まらんみたいなこととか、決めるタイムラインに間に合わんみたいなこと起きないんかなって思ったりしました。
ああ、でもなんかそれ結構おもろくて、でもその結局行政だろうが、民間だろうが、結局何かを決めることっていうのが仕事じゃないですか。
うんうんうん。
基本的には。
うん。
で、なんで会議やってるかっていうと、やっぱ決めるためにあるんですよね。
うん。
で、基本行政も民間多分以上に会議っていうのをベースで動いてるっていうふうに僕には見えるんだよね。
なるほど。
まあ2個あって、その国会みたいなののスケジュールと、あとその会議っていうもののスケジュールっていうのに結構寄り添って生きてる気がするんだけど、いついつまでにこの会議、本会議でキッシーにこれ見せるから、それまでにこれ決めなきゃいけないみたいな感じのタイムラインで逆算で全てをもう調整しきってて、逆にそういうのがないと、
うん。
決めないのよ。
確かに。
うん。
確かに。
あの、ほっとくと何も決めないのよ。
うんうんうんうん。
だから、まあこれはもう確実にこう決めるっていうふうに思って、意思みたいなものっていうのをその会議までにためきって、まあよく言うピン止めするっていう。
なるほど。
ていうか、ほぼその人によってその行政の会議のリズムが決まってると言っても過言じゃないですか。
それは誰なの?誰なの?そういう権限を持ってる人がいるなのか、あるいは意思を持ってる人がいるなのかで言うと、誰がそのピン止めになってんだろうと思いました。
結構いろんなパターンがありますね。
なんか僕が関わってたやつは、そのデジタル系の改革会議みたいなやつ。
で、それ自体は会議って言われるそのものっていうのは去年初めてできたんですよね。
で、多分いろんな意図があって、デジタル庁だったり、もしくはデジタル庁以外の省庁の中でデジタル改革みたいなものっていうのをやっていきたいっていう人たちがやっぱりいて、行政として。
なんでそういうふうな会議を作るべきなんじゃないかというふうな思惑と、その多分岸田さんとか含む、その岸田さん本人っていうのはその政権の中で何かやっぱりその国民にアピールできる改革玉みたいなものっていうのがあった方が良いっていう中で、いろんな検討が考えられる。
経済を良くするだったりとか福祉を良くするだったりとかあると思うけど、そんな中でデジタルみたいなものっていうのもこの時代に刺さるんじゃないかみたいなふうに思った思惑が合致してうまいことを調整するやつが来ました。
思惑が多分合致してそういう会議そのものっていうのがまあできていく。でもまあそのピン止めしたいっていうのは多分そのデジタル政策っていうのをそもそも担いだ人たちっていうのがそういったのをピン止めしたいっていう気持ちと、そういうのをピン止めされて実行していくのがやぶさかではないっていう政権の思惑っていうのが一致したところにその会議っていうのは多分発足すると思うんですよね。
僕もまあその自分がやってることとかをピン止めしたいみたいな気持ちとかはあるんで、そういう会議に乗っていってやりたいことっていうのを投げ込んでいく側の人間になるんだけど、さっきのTenXの話と一緒で、そのピン止めみたいなものっていうのを実際に担当者がすごい重要だなと思ってて。
どの強い行政官僚とかに組みしてやっていくかみたいなものの選定っていうのはすごい重要だなって、今回やってて思いました。僕はもう1年くらい、1年弱くらいこの会議自体に関わってる、この会議に関わっている人たち、その事務局の人たちにうまいことこう弾を投げ込んだりとかして、ピン止めするための武器をどんどん渡していくって仕事としてたんだけど。
一緒にやらせてもらった官僚が超優秀で、すごいうまいこと全部ピン止めしてくれましたね。
すごいな。官僚さんか。なるほどな。
サイクルを見れてすごい面白かったですね。だから、そのスキッシーがやってる会議台があって、その会議を半年弱、1年弱くらい回して、ちょうどこの6月に総まとめみたいな感じの会議をやられたんだけど、その会議の冒頭のまとめみたいなのの一部に僕がやってることが書かれてるの。
すごい。
ピン止めされてるわけ。これってなんか面白いなと思って。
うん、確かに。いやー、なるほどな。
これがまさに行政の世界。
なんかちょっと俯瞰したというか、一歩引いた話なんですけど、ある種僕その会社の中だとキッシーの位置づけにあるわけじゃないですか。
キッシーだよ、君は。
そう、だから相当強い権限とかを持っている、要はコントロールするレバーを握ってるはずなんだけど、例えばそのさっきの現場で起きてることとかいろいろあるとして、コントロールしきれないんですよね。
結局その何によって決まるかというと、今そのキッシーが見た最後のその議事録とか、もうほぼ決まってる状態で上がってきたものを黙認してオッケーってなるって形で決まるとかが当然あるので、そうなるとその事前にその現場で調整している人たちとかによってほぼほぼ意思決定っていうのはされているっていう状況のものってなんか自分もあると思うんで、なんか何かを決めるときに権限欲しい人いるじゃないですか。
権限をくれとか、権限があることによって動かせることって果たしてどこまであるんだろうみたいな。
だから喋り返すとか、なんかその自分の意思を反映したいときにするみたいな、免罪符みたいなの持ってるんだけど、なんかね、その手前側の人たちの方が、いやむしろその意思決定にしてんじゃんみたいなこと結構思う。
そう思ってて、なんかこの話はそれを象徴してるなと思うので、なんかそのことってもっと事実としてよくいろんな人に知られていいんじゃないかなって思いました。
ああ、でもそうじゃないですか。結局叩き台を持ってくる人が場を支配してるとよく言いますけど、たぶんこういうやつってその資料そのものは叩き台がさらに固着したみたいなやつで、まあそれが一番偉いよね。
この写ってる資料がそいつですか?
ああ、ですです。これは、だから去年10月くらいからこの会議始まってて、6月に、この6月に一旦、まあフィニッシュというか、こんな感じですよねっていうので、ここに書かれたやつはもう本当にピン止めされたやつやっていくぞみたいな感じで、僕のはここにありますね。
ああ、制作ダッシュボード。
まあこの本当に2行の文章を入れるためにとんでもない調整と戦いがあるんですよ。
いや、すげえわ。尊敬するよ。尊敬するというか、それが仕事だよな。
今まで本当に、行政文書見ても何も思わなかったけど、なんか自分が一回回して、もうこれが書かれていること自体とか、もしくはあれが書かれてないこと自体にとんでもない労力と意思決定の星の数ほどの努力があったんだなって思うと、まあ面白い。
うんうんうん。
書かれてないことにも多分ね、意図がすごく強くあるんだよね。だから。
確かにね。
うん。
なんか書かれてない、この情報料ってさ、書かれてないことの意図を読めるのは中の人だけだよね。
そうだね。
うん。それはなんか醍醐味だね。
だから、ライドシェアとかはいついつまでに鉄を出すとか、このように進めるんじゃなくて、議論を進めるってことでしょ。
うん。
だから、そこまでアグレッシブに進めないことを決めたっていう。
いや、確かに。この左と右の人がバチバチやった結果をここに感じますね。
うん。
うん。
なるほど。
でも、まあ、背景知らないとわかんないよね、その何が決まったのか。決まってないことは決まったっていう。
そうそうだね。そう読めってことだなと思いました。
でも、このさ、パッと引いてみたときの具体なんだけど、やっぱりその交通、教育、介護。
はいはい。
防災子育ての順じゃないですか、そのボリュームとして。
はいはいはい。
これ結局国の、なんていうんですかね、国がアジェンダだと思っていることの、なんていうんですかね、優先順位みたいな感じなのかなって思いました。
かけ算だと思っていて、なんかその、なんか票としての取れ高っていうか、国として本質的に10だと思っていることかける、実際に成果が出るか出せるかみたいな感じのフィージビリティの部分もあるかなって気はする。
なるほどね。
育てとかは、僕の見え方としてはすごい重要だけど、なんか早急に出せる手柄みたいなやつがやっぱり多くないので、このくらいの分量になっているって感じかなって。
なるほどなるほど。特にデジタルかけ算だと。
多分重要っていう意味で言うと、もっとでかいはず。
なるほどなるほど。そっかそっか。取り組めるイシュードみたいなのがある。
いや面白いね。
交通は盛り上がってますね、これ。
交通ぶち上がってるね。国土交通省ぶち上げみたいな感じっすね。