木村さんのキャリア
日本最大級のエンジニアコミュニティQiita、プロダクトマネージャーの木尾の利海です。
この番組では、日本で活躍するエンジニアをゲストに迎え、キャリアやモチベーションの話を深掘りしながら、エンジニアの皆さんに役立つ話題を発信していきます。
今回はですね、特別編です。
トヨタコネクティッド株式会社から、木村俊範さんを迎えし、トークを繰り広げたいと思います。
木村さん、よろしくお願いします。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
トヨタコネクティッドの先行企画部から参りました木村と申します。
先行企画部の中では、私はテックリードという形で、プロデューサー全体の開発を見ているような立場で動いているような人間でございます。
皆さま、よろしくお願いします。
本日はよろしくお願いします。
本日はですね、木村さんにですね、今までのキャリアだったりとか、今ですね、トヨタコネクティッドさんでですね、どういうことをされているのかみたいなところですね、いろいろ深掘りできたらなと思っております。
トヨタコネクティッド、木村さんとお送りする今回のテーマは、今エンジニアが自動車業界でできることです。
早速お伺いしていきたいんですが、今軽く自己紹介の中で、現在やっていらっしゃることはお伺いできたかなと思うんですが、これまでのキャリアについてもいろいろお伺いできたらなと思っています。
ネタ的には、エンジニアキャリアというところでちょっと触れさせていただくと、私一度も採用面接みたいなものを受けたことがなくて、だいたい人の紹介で移動してきていますというところで、
まず一番初めに社会人と名乗り出したタイミングなんですけれども、大学院に一応行ってたんですけれども、そこで知り合った人と会社を作りまして、そこが私の社会人としてのスタートになりますと。
その会社は一応何でもやってたんですけど、基本的にはインターネット広告に近いところの仕事をしてまして、
初めての仕事は、Kiitaさんも名古屋ですよね?
はい、本社は名古屋にあります。
塾のチラシのキャッチコピーを作るみたいな、そんな仕事は初めの仕事でした。
その後、会社からは私はウェブ系のエンジニアとして働き始めたんですけれども、
はじめはHTMLでウェブページを作ったりとか、当時フラッシュという技術があったので、フラッシュバナーというアニメーションをするバナーを作って納品したり。
当時はCGIと言ってたんですけど、ウェブ系のシステムを開発したりとか、そういったことをしておりました。
あと2004年ぐらいの話なので、ちょうどサイバーエージェントさんとか、はてなさんとか、そういったウェブのベンチャー系の方がいろいろ会社が盛り上がってた時期もあって、我々も新しいサービス作りたいよねって話になりまして、自社で新規のサービスを作ってみたりとか、そういったことをしていました。
はじめに作ったサービスは当時はあまりなかったんですけど、インターンシップを発展するようなサービスで、もうないんですけど、仕事を見るっていうサービスでした。
サービスは私の方で作ったんですけど、今でも続いている私の仕事をする理由っていうか、仕事とは、やりたい仕事ってそこまで自分の中でないので、
いろんなところで働いていらっしゃる人の仕事を見るっていうのが、一つの私のテーマであったりするので、ずっとそれが続いているというところでもあります。
その後、UIとかフロントエンド系が結構開発が好きだったりしたので、東京のデザイン会社に移籍いたします。
そこでフロントエンドの修行をするような形で転職して、エンジニアとして働いておりました。
その会社が結構めちゃくちゃな人が多くて、もともと2チャンで集まったような会社だったので、会社のスタートが13時とか、会社はずっとオープンなんですけど、昼にならないと人が集まらないみたいな会社が当時は多かったんですけど、めちゃくちゃな働き方をしておりました。
話していくと長くなりすぎるから、ちょっと端折りながら話していきますけど、そこは自宅の開発もしながら、あとは新規事業とかもやってまして、TwitterのAPIでできたあたりでバズり具合を見える化するとかっていうサービス結構あの頃出てきたと思うんですけど、そういうのをやってみたりとか、そういったこともしていました。
その後、また知り合った方とフリーランスで働いたりもしてたんで、知り合った方と会社を起こしますと。
印刷系のウェブシステムを作る。2015年ぐらいから18、19年ぐらいまでやってまして、その会社も辞めたんですけれど、その時に知り合った社長をやってたメンバーはなぜかトヨタコネクトに入社していたんで、私を呼ばれて入社しているっていうのがざっくりした私のキャリアになっております。
トヨタコネクティッドの役割
ありがとうございます。
そうなんですね。ありがとうございます。
なるほど、じゃあ本当に結構最初は企業から始めて、なんだったらエンジニアっていう中でも結構いろんなところを必要なタイミングで必要な領域をやりながら、今までのキャリアを描いてきているっていう感じなんですかね。
そうですね、企業と申し上げてもですね、割と年上の方と組むことが多いんで、ほぼ経営周りのお金周りとか全部お任せだったりはするんですけれど。
なるほど、でも今のお話聞いていると、やっぱり木村さんって最初から新卒で大きい会社に入って経験積んで都会独立してとかじゃなくて、結構最初からもうスタートアップの畑でずっと生きてきているというか、結構そういう中でいろんな経験をされてきているんだろうなっていう話を聞いていてすごく感じたんですけど、
その一方で、トヨタコネクティッドさんって名前だけ僕はまだあまり会社のことは知らないので、ちょっと印象だけでお話ししてしまうんですけど、やっぱり日本ではかなり大きい会社であるかなと思うんですけど、やっぱりそのグループ会社でトヨタコネクティッドさんに今ジョインされている理由みたいなところが、
今までの流れから言うとまたちょっと違う経緯なのかなという印象を持ったんですけど、なぜ今このタイミングでトヨタグループにジョインしているのかみたいなところをお話し伺ってもよろしいですか。
はい、まず一緒に会社をやっていたメンバーがジョインしました。そのメンバーから強い推薦というか、強く引っ張っていただいたので入ったのがあるんですけれど、まず一番初めに役員の一人と会話させていただいた時にですね、いわゆるザ日本企業では働きたいと思ったことはなかったんですけど、イメージ的にも。
先行企画部という部隊が若干異質ではあるんですけど、そこの担当役員の人と会話した時に結構勢いがある方なんだなっていうところで、面白い方なんだなっていうのが分かって、すごく興味が出ましたと。
かつ先に入っていた知人からですね、これからの車自動車業界の話をいろいろと聞きまして、結構面白いことが起こるんだなっていうのを、例えば今自動運転がどうだとか、ウーバーとかがちょうど出てきたりとか、そういう動きが結構活発になってきているタイミングだったので、
これまで私が身につけてきたウェブの技術をここで活かせるんじゃないかっていうのに気づきまして、じゃあ入ってみたら面白いことができるかもなというのを思って入社したっていうのがざっくりした説になります。
突然キャリアとしてのあんまり路線を変えたとかスタンスが変わったとかではなくて、ある意味でトヨタコネクティッドさんも先進的な今試みをしようとしている中で、新しいことを経験していくとか、その中で働いている人を知っていくって先ほどお話があったと思いますけど、そういうところの流れとして、トヨタコネクティッドさんの中でも何かできることもあるし学べることもあるんじゃないかってところで今受入されているみたいな感じなんですかね。
ちょっと先ほど忘れた思い出したことがあって、これまでグループ内でもトヨタコネクティッドっていう会社は親会社さんのためにサービスを提供するっていうのが主なミッションであったりしたんですけど、もともとがですね、話がちょっといろいろとあちゃかちゃ言って恐縮なんですけど、もともとがトヨタアキホさんが2000年ぐらいに立ち上げた会社で、
その時からのマインドとしては一応社内的にはまだスタートアップの会社だっていうことらしいというマインド的には持っていらっしゃるというところもあって、そこでさらに今これまでずっと始めはそうではあったんだけど、
そういうときに一番利益を生むのが親会社からの業務委託だとかそういったところになっているとこら辺を実は初のサービスをもっと作っていきたいっていう動きを今してまして、そういったところでも新しいチャレンジだなっていうところで入ったっていうところでございます。
やっぱり会社としての歴史自体はそんなに短いわけではない一方で、この直近でまた新しいチャレンジを今ちょうど変革していってるタイミングっていうことですね。
そうですね。
具体的にもうちょっとそこをお伺いしたいなと思うんですけど、主に新しいチャレンジっていうもの自体の内容はどういうものなのかっていうところもお伺いしたいなと思っていて、今までに比べて今どういう取り組みだったりアクションっていうところが始まってるのかみたいなところをお伺いしてもいいですか。
明確に言えるところで申し上げると、今申し上げたように自社発のサービスを作る、何とかして何かできるものはないかっていうのを今探っている状態です。今までも大小を含めいくつか自社発のサービスを出してはいるんですが、そういうのを出していきたいっていうのはまず一つ。
他ではグループ内でのご存知の通り豊田系のグループってすごく大きいので、その中での我々の会社はどんなポジションを取るかっていうところで変化しているっていうところか。
グループ内の立ち位置って別にあんまり外部の方向けには大した話ではないかもしれないですけど。
ところですかね、そこら辺かな。
できることなら我々発で親会社の何かやサービスを変えるような、新しいサービスを生み出せるような何かしらのきっかけになるようなものを作り出せるとまた面白いんだなっていうところですかね。
社内文化の変革
ありがとうございます。
本当にまさに今まではグループの中でのある意味で受託的な作らないといけないものを作っていくところのスタンスだったところから、自分たちが独自価値を今出すっていうところでいろいろ変化アクションっていうところを行っているんですね。
ありがとうございます。
そういう取り組むこととかチャレンジってところが変わってきている中で、社内の雰囲気とか文化みたいなところにも変わってきていたりするんですか。
先ほど申し上げたとおりですね、私は先行企画部というところにしか所属していないのもあり、他の部のことはわかんないですけど先行企画部の中に関しては割と何かしら生み出さなきゃいけないよねっていうプレッシャーを持ってみんなが動いているっていうのはあります。
ただそこが難しいところなんですけど、上から言われて強制的にそうしないといけないっていうような圧迫感を持った感じで働いているわけではなくて、自ら動く形で作り出したいっていうようなモチベーションを持ったメンバーが多いっていうのと、
私のスタートアップとかにいたメンバーからするとそれなりにあれはあるんですけど、お金はあるんである程度、バジェットがちょっと規模が違うんで結構緩いっちゃ緩いんですよね。
そこら辺のあめとむきというか、手綱の引き締め具合っていうのは結構難しいところだなと思いながら見ていますね。
ありがとうございます。
じゃあ、やっぱり今変革しているっていう中ではあるので、なかなかその中でゼロからいわゆるスタートアップとして自社開発とかをしている文化とはまたちょっと違いつつも、逆にいうとやっぱり大きい資本は持っているっていう中で、やっぱりその中でしかできないようなチャレンジってところもあるみたいなイメージなんですかね。
そうですね。
今まで木村さんって住宅もやっていれば自社開発っていろいろされてきたじゃないですか。
はい。
やっぱりその住宅ってところと自社開発って会社としてのスタンスだったり文化みたいなところで変わってきたりするんですかね。
自社サービスの重要性
突き詰めると、ポジションとかロールによっても変わるかなと思いつつ、突き詰めると開発者にとっては変わらないところもあるなと思っていて、それは何かっていうと、結局自社サービスにしろ、いわゆる発注元は極端な言い方をすれば代表であり、CEOであり、あとは株主であるので、自宅と変わらないところはあるかなとか。
っていうのは思うんですが、やはり自分たちでこれは良いものだよっていうのを自分らで決めて作っていくっていうところはやっぱり当然違いますよねっていう、メンバーのモチベーションもちょっと違うなっていうのは思いますね。
ただ自宅でもお客様との関わり方によって、特に私が先ほど申し上げたデザイン系の会社にいたときには、むしろ自分らで首を絞めるぐらいの感じでお客様に提案して、それを作っていくっていうようなことをしていたので、立ち位置かなとはちょっと思ったりします。
自宅にしろ自社開発にします。どっちにしろでもやっぱり自社で開発する方のほうが見返りっていうところら辺で考えると大きいので、モチベーションが上がりやすい環境になり得るのかしらとはちょっと思ったりはします。
それで言うと、要件としてマストでやらないといけないところっていうのと、自分たちで価値を想像していかないといけないところみたいなところのウェイトが、自宅と自社開発でちょっと変わってきたりするみたいなイメージなんですかね。
そうですね。私の印象としてはそうですね。
それで言うと、まさに今トヨタコネクティッドさんは立ち位置というかマスタンスを今変えていって、今新しいチャレンジをしているという中だと思うんですけど、そこら辺の文化情勢とか雰囲気の変化みたいなところも、さっきのお話もいろいろありましたけど、やっぱり今起こっている最中みたいな感じなんですかね。
そうですね。ただメンバーは割と今新規、我々の先行企画部に入ってくる開発者に関しては比較的自社サービス開発していた会社の方が元々前の会社がですね、という方が多いですかね。
なりがちですかね。例えばSESとか、あと受託でやっていたところの方とかだとやっぱりそういうところを選択、我々みたいな会社が選択されないのかわからないんですけど。
じゃあ結構今はある意味で、今採用校として入ってくるメンバーみたいなところも昔に比べてまた変わってきているみたいなのもあるんですかね。
私ですね、まだ5年目であれなんだけど、変化としてはあると思います。
あと、もともとですね、トヨタコネクティブはそんなにIT技術のデベロッパーを採用してきてないはずなので。
そうなんですね。
直近この5、6年ですかね、採用を力入れ始めたのはという印象でございます。
なので、それまでであればどちらかというと、いわゆる重厚長大な開発を、弊社でも別の部署では重厚長大な開発をやっているんですけど、車絡みのやっているんですけど。
そういったところにいらっしゃるような、昔ながらのっていうとすごく語弊があるんですけど、手堅い開発をやられている方たちはいらっしゃいます。
それと、我々の部ではどちらかというとスタートアップ技術の方を集めているような、そういうような棲み分けになっています。
なるほど。ありがとうございます。
本当に今いろいろお話を伺ってきた中で、まさに今変化をし続けている。
変化が終わったわけでもなく、これから始めるわけでもなく、今リアルタイムで変化が起こっているというフェーズなのかなと思うんですけど、
ここから本当に木村さんが今考えるところでいいんですけど、
今トヨタコネクティットさんとしていろいろ取り組みしている中で、車内の文化的なところでもいいですし、自社開発をしていくという中でもいいんですけど、
ここら辺をもうちょっと変えていく必要があるなとか、こういうところをうまくしていく必要があるなみたいに感じているところって何かあったりしますか?
方式としては変わっているんですけれども、メンバー自体を今変えるために集めているフェーズでもあったりしてですね、
そういう意味でいうと、新しいメンバー、私含めなんですけれども、ほぼほぼ新しいメンバーです。新規参入したメンバーです。
部のカルチャー自体がまだそれ自体も固まりきっていないところなので、そこの情勢みたいなのが課題であったりとかですね、
あとそれぞれやはりいろんな環境からいろいろな方々を集めているのもあって、知識の差異だとかカルチャーの差異だとか、いろいろとございます。
例えば、新しい事業の試験研究というかをやろうとすると、試験研究なりもしくは実証実験をやるためにちょっと開発を進めてみますって言って、
そのビジネス系のメンバーが動き出したときに、やはりいろいろと考慮が足りていなかった、いろんなどこの会社でもあると思うんですけど、
なかったりとかそこら辺の共通知識の整理とか、そういったところがちょっとまだ足りてないので、そこら辺をどうやって整理していこうかって話をみんなでしている状態です。
なので結構ごちゃごちゃしている状態ではございます。
今後の取り組み
本当に今メンバーは集まってきていて、その中でいろいろ、ただ既存でまだ残って変化をさせていかないといけないところはある。
ただそこをどうやってやっていくかってところは決まってないってところで、ある意味そこをこれから集まったメンバーでいろいろ組み立てていく、整理していく、新しいものを作っていくっていうフェーズになってきているってところが、
今向き合っている課題でもあり、一番面白いところだったりするんですかね。
そうですね。
木村さん、今日はありがとうございました。最後に告知などあればお願いできたらなと思います。
トヨタコネクテッド株式会社先行企画部ではエンジニアを募集しています。
トヨタコネクテッド先行企画部で検索していただくと、エンジニア採用向けの資料を配布しています。
カジュアル面談の窓口ご用意していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
ありがとうございます。
今回は木村さんのキャリアだったり、トヨタコネクテッドさんの今の取り組みされていること、向き合っている課題みたいなところについていろいろお伺いしてきました。
木村さんみたいなスタートアップだったり、企業みたいなところを経験されている方が入っていろいろ挑戦していきたいという環境が今トヨタコネクテッドさんの今なんじゃないかなというお話を聞いてすごい感じたので、
ここから変化をしていくペースかなと思うので、これからのトヨタコネクテッドさんの変化も楽しみだなと思いました。
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来週からのゲストはiOSアプリエンジニアでVim好きのUhoiさんです。
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