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2024-02-24 32:50

第一部完!北高まちおこし部はまちおこさない、の話

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今週のお題は、さいきん第一部が完結したばかりのインディーコミック。

出倉ナオ著「北高まちおこし部はまちおこさない」について話していきます。


まだ今のところ、あんまり知られていないだろう、このインディーコミックについて、いかに「地方民」に刺さるコンテンツか、ということをちょっとネタバレこみで話をしていきます。


地方都市にお住まいのみなさま、ぜひお聞きください。そして、こちらの漫画を読んでみてください。


北高まちおこし部はまちおこさない

https://seiga.nicovideo.jp/comic/61219


リファレンス

前澤さんが現在も寄付してるよー、というニュースの例

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240216/k10014360891000.html


セコマがやっている高校生スイーツコンテスト


ハイスクールパティシエコンテスト

https://patissier-royal.com/

サマリー

この回では、ゾゾ市という架空の地方都市が衰退していく様子と、文芸部が待ち起こし部に勝手にされてしまい、待ち起こし活動をせざるを得なくなるストーリーが紹介されます。 第一部完!北高まちおこし部はまちおこさない、の話の中では、街おこしに関わらなかった子たちがちょっとひねった理由で関わっていくことになります。北高まちおこし部の他には、街づくりよりも衰退した街で暮らす高校生たちの話が描かれ、地方都市の衰退や町おこしの現状を反映しています。 大江戸さんというキャラクターが登場し、彼女を取り巻くさまざまな性格の女の子が描かれます。荒良木さんとの対立が始まり、スイーツコンテストの戦いが展開されます。 北高まちおこし部の活動は一旦終了し、次の展開に期待が高まります。

00:00
皆さん、こんにちは。この番組を配信しております北海道在住のコメのお返しで、孤高のポッドキャスターのジョンと申します。よろしくお願いします。
2月に祝日はこんなにいらねえなって思いながら日々生活をしておりますけれども、皆さんいかがお過ごしでございましょうか。
私の方はといえばですね、土日はイベントの販売、平日は平日で予定がぎっちり詰まっているというふうな、そんなような状況でなんとか生きておりますけれどね。
本当にあの忙しいから祝日は6月とかそういうふうなとこに回してもらえたらいいのになあっていうふうに思いながら日々生活をしている昨今でございます。
で、前回はですね、私はオレゴントレイルというふうなゲームについていろいろと話をさせてもらいました。
あの、夜間時間が少ないもんですからね、スマホでできるゲームしかやれるものがないという。
そんなような状況ね、なんとか最近はやってたりするわけなんですけども、それについて届いているコメントの方を紹介していこうと思います。
Xのアカウントネーム星テレスコさんよりコメントいただいております。
型紙と黄金で見たところだと思いつつ廃墟、あとはロンレンジャーくらいしかわかんないな開拓時代って感じでコメントいただいておりました。
ありがとうございます。
あれ、ヤンマガカなんかに乗ってて打ち切りになった漫画でしたっけ?
なんか読んだことがあるようなないようなっていう感じなんですよね。
あのアイルランドのキキンのアレでございますよね。
なんとなくわかるようなわかんないような感じなのでね、ちょっとあの、まあ機会があったらちょっと読んでみようかなと思います。
でもあの辺の時代を舞台にしている映画とかね、漫画とかゲームとかいっぱいございますんでね、触れといてそうはねえかなと思いますね。
オレゴントレイル。
続きまして、Xのアカウントネーム運ぶように歌うさんよりコメントいただいております。
ザ・オレゴントレイル全然知らなかった。
中学教員だったドン・ローウィッシュ氏がアメリカ中の学校に配布され始めたばかりだったPCを利用して歴史教育向けに開発されたゲームらしいという風な感じでコメントいただいておりました。
ありがとうございます。
なんか昔のねパソコンがそういう風に使われ始めてたっていうあのゲーミフィケーションとかっていう風なのが出る前にそんなことやってるあたりがですね、アメリカって感じがしますよね。
なんか日本国内の小学校とかでもやればいいのになと思うんですけども意外とそういう風なの。
保守層がね、親の保守層が強いのでなかなかそういう風なのにならなさそうな感じですけどね。
面白いことやっていいよなーっていう風なのをちょっと見て思った次第でございます。
続きまして、Qさんよりコメントいただいております。
こちらのいっぱいつっとツイートがあったんですけど一部だけ。
アメリカの教育ゲームで以前ネットフリックスでカルメンサンディエゴというアニメを見てこの作品はチリの学習ゲームがもとらしく、
俺言葉よりもそうですがこんな感じで知らないうちにアメリカの学習関連作品に触れてたりするかなと思いますって感じのコメントをいただいておりました。
ありがとうございます。
カルメンサンディエゴについてはですね、うちの娘たち実は見てないんですよね。
見てくれたらいいのになーとは思うんですけども、なかなか触れてなかったりするかなと思います。
結構こんな感じでですね、昔からそういうゲーミフィケーション的なことアメリカはやってんだなーっていう風なのがね、
なんか意外と最近見てるものの中でも触れることが多いのかなと思います。
そういう風なものに親は触れてほしいなーっていう風に思うんですけどね、なかなか付けようとすると子供はこの辺の部分でうまいこと避けて通り上がるなーという風なのを子育てしながら思っているところでございますね。
続きまして、Xのアクアントネームトリピートさんよりコメントをいただいております。
大草原の小さな家シリーズの手前にあたる時期の移動のお話面白かったです。
俺ゴントレイル小さな家シリーズの10年くらいでたくさん変化があり、小さな家シリーズでは馬とホロ馬車で移動し、お父さんが製鉄工場現場で働いたりしてましたって感じのコメントをいただいております。
ありがとうございます。
そう、この辺りの時代はですね、それこそあの若草物語とかも同じくらいの時代だったりするんですよね。
だから割とこの辺の時代を舞台にしてますっていう風なアメリカ映画は結構たくさんあるんですよね。
だから同じ時代にですね、最近だとファーストカウとかも多分この辺の時代だったりしておりますしね。
ストーリーオブマイライフというワクワクの物語を元にしている映画とかもこの辺の時代だったりするしっていう風なのもありますので。
やっぱりこの辺の基礎知識として触れておくといいことがあるんじゃねーのかなっていう風なゲームはこちらかなと思いますね。
やっぱりレッド・ゼット・リーデンプションとかはですね、面白いんだけれども、けれどもやっぱり圧巻とアウトローの世界なんでね。
なんとなくこの辺の時代感に触れるっていう風なところとしては、なんか教材としてはちょっとあれかなと思いますけどね。
でもオレゴントレイルやっておくといろいろとね、他の知見が深まりやすそうっていう風なところのきっかけになれば幸いかなという風に思って前回話させていただきました。
そんな感じでですね、こういう風に振り返りもさせていただきますので、また皆さんもよろしかったらコメント等いただけるとありがたいです。
で、今回はお前何話すのっていう風な感じなんですけれども、今回はですね、オレゴントレイル並みに日本国内でそんなに話題にしている人がいないだろうなという漫画を紹介していこうと思います。
今回扱いますのは井出倉直さんという、この方のどこかの出版社に所属してどこかの漫画雑誌に連載しているっていう風なわけではなくてですね、個人で同人的に漫画を書かれている方となっております。
タイトルは「キタコを待ち起こし部は待ち起こさない」という風な漫画となっております。
こちらの漫画はですね、今現在ニコニコ制画とピクチューブコミックで全話無料で読めるようになっております。
今回話す内容はですね、わかんなくてもそれなりに話が通じるような感じで話をしていきたいなと思いますけれども、ネタバレが当然のことながら入ります。
なんでそういう風なのが嫌だという風な方はですね、ちょっと私を信じてこの漫画を検索して1話から全部読んでもらえないかなというふうに思っております。
全10話なので、早い人だったら10分くらいで読めちゃうかもなと思っておりますのでね。
よろしかったら読んでいただけるといいかなと思っております。
高校生活と待ち起こし部
この漫画、どんな漫画なのかというと、女子高生とか高校生たちがですね、いろいろあって待ち起こしをせざるを得ないような状況に落ち込まれて、待ち起こしをしていくっていう風なことになっていくような、
本当は待ち起こし漫画的な漫画なんですけれども、ひねっている部分というふうなのは、本当はそんなことしたくないというふうに思っている子達がですね、待ち起こしに携わっていくことになっていくよというふうなお話なんです。
この漫画のとてもいいところはですね、地方都市の、特に衰退していく様について、いろいろと思うことがある女の子と、全くない女の子というふうなのがですね、
ちょっといろいろあって、ひともんちゃくあって、待ち起こしのことでぶつかっていくというふうなところが、すごく面白い漫画なのかなと思っております。
なので、地方都市に住んでいてとか、本当に何もないような地方に住んでいるというふうな人はですね、いろいろと見て思うことがあるような漫画になっているかなと思いますので、
ぜひともこちらの漫画を読まれた後で、当番組聞いていただけるとありがたいです。読んだ方と、あと別にネタバレくらってもいいやというふうな方は、今回もお付き合いいただきますようお願いいたします。
というわけで、今回も参りましょう。営農とサブカル。
この番組は北海道在住の米野岡にして、ここのポッドキャスターのジョンが日々のAノート、日々の生活をこなしながら触れたサブカルについて、オルタナティブな批評を試みるオーディオエッセイ番組となっております。
今回扱いますのは、井出倉直さんが書かれている漫画、北港待ちおこし部は待ち起こさないについてひたすら話をしていこうと思います。
こちらの漫画はですね、この井出倉直さんが2022年11月からこちらの漫画をアップロードし始めております。
この方、たぶんまだ無名の方となっております。けれども、漫画自体はすごく面白いです。
他に書かれているやつが何かというと、これ以外に短編が3本ぐらいあるだけで、あとバックボーンが全然わかんない方となっております。
ただ、漫画を読んでいる限りではですね、おそらく北海道のどこかの地方都市に住んでいて、ちょっとでも街づくりに関わったことがあるんじゃねえかなっていう風な感じとなっております。
内容的にもそういう風な内容だし、あと解像度がすごすぎるっていう風な部分があるんですよね。
だから、調べたにしたらよく調べたなという風な感じとなっておりますので、よろしかったら読んでもらえるといいんじゃねえでしょうかっていう風な感じになっております。
ゾゾ市の衰退
こちらの作品、どんなようなお話なのかというと、舞台になりますのは、北海道、ゾゾ市という架空の地方都市となっております。
人口はおよそ7万人弱。商店街は廃れ、映画館はなく。
売りといえば、最近宇宙に行ったりしたことでおなじみで、あとしょうもないドキュメンタリー映画とかを放映したりすることでおなじみの、元ゾゾタウンの社長の前澤さんをモデルにした前園さんという有名な企業経営者の出身地だということぐらい。
この前園さんが、このゾゾ市に1億円をふるさと納税か何かで寄付をして、それでXとかツイッターのような短文投稿サイトに、JKが待ち起こしとかしちゃったら面白くないですか?みたいな舐めた投稿をした結果、このゾゾ市にある4つの高校全てに待ち起こし部という風なものが作られることになりまして、
それで主人公がもともと所属しているのは、北高と呼ばれているこの4つのうちの高校のうちの1つの文芸部だったんですけども、この文芸部がですね、おめえらだらだら暇そうに漫画とか本とかを読んでるだけなんだから、そういう風な理由から待ち起こし部に勝手にされてしまって、それで待ち起こし活動をせざるを得なくなっていくっていう風なお話となっております。
文芸部はですね、基本的にそんなことをやりたくないなという風に思っている子たちなもんですから、平穏な生活、楽しい楽しい文芸部の、ただただひたすらポテトとかそういう風なものを食べながら漫画を読むという部活動を守るためにですね、様々なサボタジオを繰り返していくっていう風なことをやっていくような話となっております。
で、こちらのお話、出だしこそこんなようなお話になったりするわけなんですけれども、やっぱり話のトーンが変わってくるのは、このゾゾ市という風な場所で行われている街がですね、どのような感じで衰退をしているか。
あと、地方都市に暮らしていくっていう風なのはどういう風なことなのかっていう風なのが明らかになっていく都合上ですね、この街おこしに関して全くやる気のなかった子たちがですね、いろいろあって、街おこしの方にちょっとひねった理由で関わっていくことになっていくよっていう風な、そんなようなお話となっております。
で、この漫画の良いところっていうところはですね、まずあの田舎町に住んでいるっていう風なところの改造度の高さがですね、すごーく滲み入ってたりするんですよね。で、本作、一応、第1部完という風なので、1話から10話で完結している漫画となっております。
で、そのうち2、3、6話に関しては、街づくりというよりは、このゾゾ市という風なものを通して見える、北海道とか日本各地に多分同じような街があるんだろうなっていう風な感じがする、衰退している街でそこで暮らす高校生たちの話が中心になってきてたりするんですよね。
で、特に私、2、3、6話がですね、どこかで見たことあるなーっていう風な感じのことがすごーくしていきますので、ちょっとそのあらしじを話しつつ、内容を話していきますね。
で、まず2話目ではですね、前澤マネー、ゾゾタウンの元社長の前澤さんみたいなのがモデルにされている前澤さんがですね、1億円を寄付したことから、それを使って商店街を活性化というか、あとは自分の店だけどうにかしようという風に考えている商店街のおじさんという風なのが出てくるんですよね。
で、このおじさん、頼み込んでくる内容がどういう風なことなのかというと、待ちおこし部でうちの商品を買ってくださいという風なのをお願いするんですよね。で、このお金っていう風なのはですね、この高校の方に交付されている補助金の方から出ることになるから、お互いの懐は痛まないでしょうという風なね、そんなようなことをやってのけたりするんですよね。
で、このスキームってですね、多分皆さんもどこかしらで関わったことがあるんじゃないかなと思います。特に地方都市にお住まいの皆さんとかだったらですね、例えば中学校の学校指定の教科書と学校のセーラー服とか学乱とかはですね、このお店でしか買えませんよという風なの、何か触れたことありませんかね。あれと同じようなスキームが働いているんだろうなという風な感じがすごくするような感じだったりするんです。
で、そういう風な感じでですね、この第2話の方では、本当に衰退してシャッター商店街となっている商店街にこの子たちが行って、それについての一問着あるよという風な話だったりするんですけども、やっぱりこの描き込みの部分で中心になっているのが、あのシャッター商店街だったり、あとこの商店街のこのおもちゃ屋さんでおもちゃ買ったなとかっていう風な部分だったりとかね。
そんな感じでですね、やっぱり地方都市どんどんどんどん衰退していって、こういう風な場所が増えているなという風なの、地方都市に住んでいるとすごくあるんですよ。私が住んでいる恵別市に関してもですね、あの恵別駅前のさびれ具合とかはね、ものすごかったりしておりますからね。
あと、頑張ってはいるけれども、やっぱり衰退してるなという風なのがですね、恵別市内の、それこそ札幌の方に近い大和さんの商店街とか、その辺とかもですね、どんどんどんどんダメになっていってて、残ってるお店が何件かしか残ってないような、そんなような状況っていう風なのが、どこの地方都市でも見られるようになってきてるなという風には思ってたりしておりますね。
映画愛好会と町おこし部の対立
あと、悲しくなるのが第3話の話だったりしますね。この第3話の方ではですね、この高校の中にいる映画愛好会と呼ばれている高校生のグループがおりまして、この子たちが町おこし部に、町に映画館を作ってくれっていう風に頼み込むっていう風なことをやってたりするんですよね。
で、このゾゾ市という風なのはですね、人口7万人のおかげで、映画館が生息できない人口の数だったりするわけなんですよね。なんかね、ここ最近、衰退していく町のバラメーターみたいなので、人口が何人生きると何のお店がなくなりますよっていう風なのがね、描かれてたなんかツイッターの投稿みたいなものを私見ましたけれども、その中で言われてるのが、映画館が生きておけるのは人口10万人からだそうなんですよね。
だから、ゾゾ市の場合で言えば3万人足りなくて。で、私が住んでいる恵別市はですね、人口10万人で映画館が1個、もともとはワーナーマイカルで、今はイオンシネマなんですけども、イオンシネマだけが踏ん張ってるような状況なんですよね。だから、イオンシネマが潰れるとですね、私は見に行ける映画館がなくなってしまうという風な、本当に有識事態になってしまうんですよ。
で、それもありましてですね、この映画館の方を残すために、本当に私はこの映画館のためにいろいろとお金を使ったりっていう風なのをね、めちゃめちゃやっておりますけどね、なんとか潰さないでいただきたいなというふうに思いながらね、必死にお金をつぎ込んでるような状況だったりするわけなんですよ。
で、この映画部の子たち、漫画の本の話に戻りますけれども、この映画外公開の子たちが言うことにはですね、私たちは青春を阻害されてるっていう風な話をするんですよね。
だから、仲間と一緒に映画を見て、そのことについて感想を言いや、みたいなことっていう風なのが、例えば、都会とか街中の子たちに関しては平気でできたりするし、あとそもそもそんなのに興味ねえやっていう風なことすらできてしまうような子たちっていう風なのが、
いっぱいいる中で、私たちはそういう風なことができないっていう風なのが、いかに辛いことなのかっていう風なのを訴えて、で、町おこし部に対して企画書を持ち込んでどうこうしていくっていうのをやってくれたりするんですよね。
なんですけれども、この子たちの目論みっていう風なのがですね、映画部のサボタージュによって、そのまま女柄になることにはなるんですけどね。
けれども、こういう場所に住んでいる子たちが、じゃあどうやって映画を見に行くかっていうと、札幌までJRを乗り継いで映画を見に行くことになるんですよね。
これ、私も学生時代とか子供の頃とか、結構やってたりしておりました。
なんせね、映画館が、そうそう、私の町に映画館ができたのって、高校生になるぐらいだったりするんですよね。
だから、それは本当に自分の足で行ける映画館っていうのがなくてですね、映画を見に行こうと思うと、JRで1時間ぐらい。
そう、北海道においてね、JRで1時間で映画が見れるってことぐらいが、結構恵まれてる方なんですよね。
それで、逆に言うと、そのぐらいの環境じゃないと、映画を好きになるっていうふうなことが、そもそもできないよねっていうふうなものだったりするわけなんですよ。
それもあってね、映画を見に行くっていうふうなことが1大イベントとなっておりまして、この話の中ではですね、あららぎさんが、いろいろと手当たり次第に試写会に応募しまくって。
で、手当たり次第にやった結果、当たった試写会をわざわざ見に行くんだけども、別の見たいかどうかはわかんないような映画を見に行くっていうのをやるんですよね。
でも、そのことについて、あららぎさん自体はですね、この衰退している街で、わざわざ見に行かないとできないような映画を見るというふうな経験を、それなりに楽しそうにしてるっていうふうな描かれ方をしてるんですよね。
これね、結構大変になってて面白い描かれ方かなと思います。この件についてはですね、後でもうちょっと深掘りした話をしておこうと思います。
あと、本作の中で衰退している地方都市に住んでいる人のエピソードとしてはですね、第6話の卒業生の話がいいかなと思います。
この第6話の方ではですね、文芸部にもともと所属していた先輩なんですけれども、ある時から文芸部一切出なくなって、勉強に打ち込むようになって。
そして卒業した後はですね、東京の大学に通うことになるっていうふうな、そんなような女の子が出てくるんですよね。
それで東京とかその辺の方にどうして出ていくのかとかね、そんなような話が描かれるような話だったりするわけなんですけども。
私はこの漫画の中で、特にこのエピソードの中で一番心に残ってるのがですね、東京はすごい街だっていうふうなところから話されるモノローグの部分だったりするんですよ。
このモノローグを読み上げるとこんな感じなんですよ。
東京はすごい街だ。夢を持っている人をみんな連れて行ってしまうっていう。
この感覚よっていうふうなのをね、漫画を読みながらすごく思ってたりするんでしょうね。
どう言ったらいいかなって伝わるのかが、すごく自分の中でもうまく悩んじゃう部分だったりするんですけれども。
何にもない田舎だから東京とか街中を目指すっていうふうなのはですね、結構いろんな人が言い出してくるし、
あと漫画とかそういうふうなメディアに出るような人っていうふうなのは、基本的にはそういった何もない場所を捨てて出てきてしまってる人なんですよね。
だからその人たちの言葉からは絶対に出てこない言葉なんですよ。
これが地元に残って、そこの中で何かしらのことをやり続けている人だから出てくる言葉だなとは思うんですね。
だから残されている側の感覚としてはですね、夢を持ってる人をみんな連れちゃっちゃうっていうふうなのがですね、多分感覚的に一番近いのかなと思います。
それに対して恨んでもいないし、あとは羨ましがってもいないとか、そんなような感覚っていうふうなのがですね、すごくいいなっていうふうに思うんですよね。
本作に通定しているテーマというか、感覚的な部分で言えばですね、この主人公の中の街おこし部の中でメインで活躍する荒良木さんというふうな女の子はいるんですけども、
彼女の地元とか田舎の衰退していく感じを、例えば映画部の子たちのように僕らの街には映画館がないんですっていうふうなところを悲しんだりですとか、
あとは本作のメインビランであるこんなような何もないクソ田舎ぶち壊してやるっていうふうな感覚でもなくてですね、
こういう衰退している場所で育ってきて、それに対して別段悪いように思っていないけれども、けれどもそのことに対して何かしら流されるようにそれなりに生きてきた人の感覚っていうふうなのがですね、
荒良木さん通して描かれているというふうなところがとてもいいなと思っているんですよね。
っていうふうなのも、例えばこういうふうに街おこしとかそういうふうなものを舞台にしてたりするとですね、商店街がいかにクソかとかね、
あとはインベスターZ的にですね、なぜこういうふうな店が衰退していくのかとかね、そういうふうな目線が多分に入ることになってしまうんです。
なんですけれども、この荒良木さんの目線っていうふうなものすごくフラットなんですよね。
これが私はこういうふうな漫画を読んでいて、多分嫌な感じがしないで読める一番の要因かなというふうには思ってたりしております。
本作においてこういうようなフラットな目線を持っている荒良木さんが、何で街おこしの方にちょっと力を入れて関わっていくことになっていくかというとですね、
この荒良木さんたち率いる北港と対立することになる緑ヶ丘高校街おこし部というふうなのが本作の中には出てきております。
この緑ヶ丘高校街おこし部っていうふうなのがメインで登場する回っていうふうなのがですね、第4話主人公さん現るというふうなタイトルで出てきて、
大江戸さんの登場
本当に主人公みたいな子たちが出てくる回となっております。
荒良木さんと対になるようなキャラクターとして大江戸さんというふうな女子高生が出てきております。
彼女にはですね、軍師タイプのやれやれって言いながらいろいろ考えてやろうとする、オタクが憧れるけど絶対になることはできないことでおなじみの軍師タイプの男の子がついていて、
その他、彼女を取り巻きみたいなのでですね、いっぱいいろんな性格が軽いような陽気な女の子が取り巻きでついてくるっていうふうな感じの場所となっております。
この荒良木さん自身はですね、こういうふうに待ち起こし部ができるよというふうに言われた結果ですね、
それに先頭立って乗り込んでいって、そしてそのことで前向きになっていろいろと頑張ってやっていくよっていうふうな女の子だったりするわけなんですよね。
この荒良木さんの対になる大江戸さんだったりはするわけなんですけれども、描かれ方としてはですね、ポジティブなビランとしてちょっと出だしの方では出てきてたりするわけなんです。
例えば商店街のエピソードの方でも彼女はちらっと出てきてですね、こんなクソ商店街ぶっ壊してやるみたいなことを言ったりしますし、
あと荒良木さんと対立することになるっていうふうなのがですね、イオンシモールの中で描かれることになっていくんですよね。
このイオンモールの中で何をするかというとですね、この大江戸さんはですね、第4話の方でいろいろあって、
この前園さんというふうに呼ばれている企業経験者の方にですね、SNSで喧嘩を売るんですよね。
その喧嘩を売った結果、この前園さんを引っ張り出してきて、園市の待ち起こしの方をするためにですね、スイーツフェスタっていうふうなのを企画させて、
それをそこに自分たちの方で商品開発として売り込みに行くっていうふうなことをやるっていうふうなのが、4話の方では描かれていくことになります。
ちなみにこちらの出来事に関してはですね、多分モデルが存在するだろうなというふうに思っております。
なんせ、まずはこの企業経営者の前園さん、実際の世界にいる前沢さんの方もですね、日本各地に数億円単位で割とふるさと納税っていうふうなのをやってたりするんですよね。
割と地域のニュースとかで、元ZOZOのCEOの前沢さんから、運億円のふるさと納税の寄付されましたっていうふうなニュース見たことある人、割といるんじゃねえかなと思います。
これで返礼品はお断りしますよっていうふうなことが多かったりするわけなんですね。
前沢さんがああいうふうにやってるのは、事前意識もあるとは思いますけども、税金対策だろうなと思うんですよね。
そういうふうなのもありまして、寄付金の受け取りとかそういうふうなのをしないで。
基本的にはノータッチなんですけれども、それがですね、いろいろとSNSで喧嘩をふっかけられた結果、そして地元の市で割る結果、スイーツコンテストの審査員として出てくることになりますよっていうふうな話が書かれておりましたと。
あとこのスイーツコンテストに関してもですね、北海道ですね、俺たちのセコマトでおなじみのセコマがですね、ハイスクリュールパティシエロコアイアルっていうふうなのをですね、結構昔からやってたりするんですよ。
もともと高校生スイーツコンテストってタイトルがついてたかな。こっちのほうで、それこそ毎年毎年いろんなスイーツをですね、北海道にちなんだり地元にちなんだものを使って、それを売り込んでっていうふうなことをやってたりするわけなんですけども。
これもですね、バックで描かれてたりすることとか、そういうふうなこととかはですね、非常に近しいような感じになって、この辺をモデルにしてんじゃねえかなっていうふうな感じがどうしてもしてしまいますね。
で、このこういうような感じでですね、大江戸さんがいろいろとひっかき回した結果、町おこし部で町おこしをすることになって、そして町おこしスイーツを作る面になってしまいますっていう感じになるんですね。
で、この際に大江戸さんと対立をすることになるんですけども、大江戸さん自身が言うことにはですね、この町をみんなが住みやすい町にしたいっていうふうなことを言うんです。
で、そのうちあららならわかってくれると思うけれども、みんなってのは頑張ってる人のことっていうふうな話をしていくんです。
で、それに対してあらららぎさんはですね、頑張ってない人なんているのかなっていうふうなのを返すっていうふうなやりとりがあるんですね。
ちなみに私はこのやりとりがですね、すごく好きです。
このシーンで描かれてる部分っていうふうなのをですね、イオンモールの中でありますおそらく物産店的なやつだと思うんですね。
それも地元の人々が、例えば地元の農産品、キャベツを売ってたりお米を売ってたりっていうふうな感じをやってたりするんです。
で、この中に出てくるので、例えばお客さんに対してたくさんの商品を説明している農家のお母さん的な人がですね、雪の下キャベツを売ってたりしますと。
で、もう一つ、農家のお父さん的な感じなんですけども、こっちのほうはほとんどやる気がなく、商品を陳列して。
そして、おそらく競馬かなんかの予想みたいなのをイヤホンで聞いていて、接客も何もしてないというふうなおじさんとなっております。
で、この2人を対比させつつ、この大江戸さんがですね、頑張ってる人としてこのキャベツの農家のお母さんをあげて、頑張ってない人としてこのゾゾ市の農家のお父さんみたいなのをあげて、
それを示唆しながら、頑張ってる人のために住みやすい街にしたいんだっていうふうな話をしていくんですよね。
で、これに対して荒々木さんが頑張ってない人なんているのかなっていうふうに返すっていうふうなやり取りがあるわけなんですよ。
そうなんですよ。やる気があるように見えるっていうふうなのはですね、基本的にPRをよくやってるかどうかっていうふうな部分でしか見えてないという部分ではあったりするわけなんですよ。
スイーツコンテストの描写
で、そのことに対して見えてない部分で頑張っていたとしても評価されない人もいるし、評価されないなりにもその場所で頑張って生きてる人は当然いるよねっていうふうな目線がですね、
大江戸さんにはないんだけれども、荒々木さんの方には、フラットに生き続けている荒々木さんの方にはですね、その辺の目線として入っているっていうふうなところがあって。
で、そのことから大江戸さんみたいな人を勝たせちゃいけないっていうふうに思った荒々木さんが、わざわざそのためにスイーツコンテストの方で大江戸さんを任すために戦うことになっていくっていうふうなところからですね、
このスイーツコンテストの方に入っていくっていうふうな話になってたりするんですよね。
私はこのやりとりの流れとかっていうふうなのがものすごくいいなと思ってたりしております。
で、こちらの方はですね、どういうふうな感じで荒々木さんが大江戸さんというか、その辺の他のスイーツコンテストの方に戦っていくのかっていうふうな部分についてはですね、
ちょっと本編のネタバレ等も含めながら少しずつ話はしていきますけれども、
この本編で行われているスイーツコンテストの方の描かれ方とかっていうふうなのもですね、
なんか多分すごく地方自治とかその辺のことに関わったことがある人だったらわかるような描写がいっぱい入ってるんですよね。
まずやられているシティホールという会場をね、これわざわざですね、一枚目の平家の方でこういうふうな会場でやるんですよっていうふうなところで出てくる、
シティホールというのが出てくるんですけども、これ多分どっかしら北海道のどこかにこういうようなホールがあるんじゃねえかなっていうふうなリアリティのすごいような描かれ方がしてるんですよね。
これは北海道の地方都市にこういうような感じのホールいっぱいあるんですよ。
そしてちゃんと客席数とかめちゃめちゃあるような大ホールっていうのがあるんですけども、これが全然使われてないっていうふうなのも地方都市あるあるなんですよね。
実際に作中の中でですね、このホール最後に使ったのはアルフィーっていうふうなバンドらしいよっていう、有名らしいよっていうね。
だからアルフィーが土砂回りをしていたような時期に使われたっきりほとんど使われてないような大ホールっていうふうなのが地元にあるっていうふうなの。
多分あのまあいろんなね北海道の地方都市とかでもめちゃめちゃあると思うんですよ。
ちなみにこちらの大ホールがですね、竣工何年かっていうふうなのも書いてあるんですけども、昭和57年って書いてあるんですよね。
まあいい時期に建てられて、そして建て替えもできずにそのまま残ってるんだねっていうふうな感じがですね、ものすごいして。
この辺はですね、田舎とかそういうふうなところに住んでる人だと笑っちゃう部分でもあるし、色々とね衰退を感じてきっつい部分だなっていうふうなのがあるかなと思います。
この中で描かれていくスイーツコンテストっていうふうなのがですね、4つの高校がですね、それぞれに色々とスイーツの材料とかそういうふうなものを街中で選んできて、
それを使ってスイーツを作るよっていうふうな感じになるんですけども、実際はそれがバックについている地元企業の後押しがものすごく入っているっていうふうなところもですね、
セコマが実施しているスイーツコンテストと似たような感じがしているよねっていうふうなところがですね、いい部分だなって思うんですよね。
実際にセコマの方のスイーツコンテストの方とかもですと、例えばそれを作ることになるような企業とかっていうふうなのがいるわけなんですよ。
当然のことながらね、セコマ全域でスイーツコンテスト優勝作品でございとかね、ノミネート商品でございっていうふうになると、それを作る企業がいるわけなんですけども、
それがですね、その高校のある地元企業になることが多かったりするんですよね。
っていうふうなことも踏まえた上で、この高校生たちのバッグにはマイザーマネーに胸があるような形でですね、裏にいろいろと企業がついて、
それの代理戦争のような予想を呈していくっていうふうなところがですね、大変に面白い部分かなと思っております。
これが描かれていって、それで4つの高校、それぞれにバッグについている企業がいろいろと高校生を動かしながらやっていくんですけれども、
その中で荒々木さんとかもどうやって戦っていくのかっていうふうなところはですね、ぜひとも漫画を読んでいただきたいなと思っております。
そしてこの漫画の結末、どこの高校が勝つのかなというふうな部分に関してはですね、
そこが勝つんだっていうふうな感じになってきてて、非常に面白いことになるかなと思います。
これはですね、私はすごく身に覚えがあるような光景だなと思ってるんですよね。
なんせね、この地方の持っているホメオスたちとしてでも言うかな、向上性というのかな。
この変わらなさ部分っていうふうな部分に関してもですね、本当に地方都市見ているとあるあるな部分かなと思っております。
これがどういうふうに帰着していくかっていうふうなところもですね、
第一部完
たぶんある程度地方都市で農家のおじさんとか、地方に根差した生活をしているおじさんとかだったらですね、見たことがある光景だなっていうふうな感じもなると思うんですよね。
でもそのことに対してですね、この若者たちというか子どもたちがですね、どんなように立ち向かっていったのかっていうふうな部分としてみると、
やっぱり本作ではですね、ファック青春っていうふうなところがテーマにしているようなアンチ青春者っていうふうには言ってるんですけども、
でもやっぱり独語館とかそういうふうなものに関してはですね、青春者な感じが優れるんですよね。
ちょうど10話で収まっていて、これ1本分やればですね、たぶん青春者の映画1本撮れるよねっていうふうな感じのプロットにまとまりそうなお話かなとは思っております。
で、もしかしたら書籍化されてどこかで映画化なんていうふうなことも全然あり得るような漫画だなというふうに思っておりますので、
よろしかったらニコニコ映画かピクシブコミックかどちらかで、今現在は無料で読めておりますので読んでいただけるといいんじゃないでしょうかってところで、
今回のお話は締めさせていただきたいと思います。
というわけで今回も長々とちょっと拙くなりながらもお話に付き合っていただきまして誠にありがとうございました。
で、ちょっと次週のお知らせなんですけども、次週ちょっと私休ませていただきとうございます。
なんかねここ最近相変わらず忙しいんですよ。忙しいのでねちょっと上来週どうなるかわかんないんですけどね。
とりあえず休むコースが高いよっていうふうなところだけ念頭に入れていただいて聞いていただけるとありがたいなと思っております。
というわけで今回も長々とお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。では次回もお楽しみに。
32:50

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