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2021-10-14 17:27

今日の10分de1テーマ「ガロに人生を捧げた男の命を賭けた空回り」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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はい、というわけで、昨日の続きです。
「ガローに人生を捧げた男」という本を読んでてですね、
読んだんですけど、そのガローに人生を捧げた全身編集者という人がですね、
白人市川さんという方なんですけど、
この本の主人公というか著者のわけですけど、
その方が言っていることが面白いか、編集者として魅力を感じるかというとですね、
面白くない、感じないというのが僕の正直な感想だったんですよね。
じゃあですね、この本がですね、つまんなかったりとかするのかというとですね、
かなり面白かったんですよね。
だし、まあそうですね、かなり面白かったんですよね。
で、まあそんな話をしていきたいなと思うんですけど、
この本のですね、一つなんていうかかなり主題となっている部分がですね、
まあいくつかあるんですけど、
一つはですね、そのガローの老いえ騒動みたいなのがあったんですよね。
まあ俺もあんまり詳しく知らなくてですね、
ああそのことあったんやみたいな感じだったんですけど、
でですね、それは何かというと、
その1997年とか8年とかぐらいにですね、
そのまあガローという会社が、ガローという雑誌出してた、
えーと、青林道かなっていう会社がですね、
まあちょっと経営危ないねっていうタイミングで、
まあIT系の社長みたいな人が、
すごいガローが大好きな人が社長になってみたいな。
で、それでこう体制を立て直していくんですけど、
編集者の中で、
この白鳥さんと、あと一人、手塚さんという女性がですね、
なんていうか、二人、二頭みたいになるわけですよね。
で、なってですね、
なるんですけど、
その白鳥さんの方は多分結構ITとかの興味があったのもあって、
新社長側と結構親しくやり取りしてるんだけど、
手塚さんの方はですね、ITとか全然興味ないんで、
あの、なんていうか、反新社長派みたいな風になっていくと。
で、その中である日突然ですね、
一斉に手塚さんという、
まあ白鳥さんじゃない方がですね、
自分の部下とかを引き連れて、ごっそりほとんど退職してしまって、
で、そのままですね、新しい会社を立ち上げて、
青林工芸社って言うんですけど、
で、そこでアックスという雑誌を作って、
で、まあ、我々はこのガロの正当後継者だみたいなね。
で、そのガロの方は残念なことに、
その新社長によって任意が入ってくったことがきっかけで、
なんていうか、企業ごろみたいなのにですね、
乗っ取られそうになったと。
で、なので、こんな風なことをさせてもらったみたいな声明を発表すると。
で、残された白鳥さんの方はですね、
すごい沢山、本当ですか?みたいな感じで取材の電話とかいっぱい来たりとか、
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一気にほとんど社員を辞めちゃったわけで、
その後始末に追われたりとかして、大変な目に遭う。
で、その流れの中でガロも消滅して、
その白鳥さんというのもショックを失うみたいな話があってですね、
その騒動について目撃者というか、被害者というか、
当事者というかみたいな立場で語っているという本でもあるんですよね。
この騒動の後ですね、
この手塚さんと白鳥さんというのは結構明暗分かれるんですよね。
手塚さんの方はですね、たくさんの社員連れてですね、
我々こそがガロの後継者みたいなね、
ほとんどプロレス団体みたいだなと思うんですけど、
みたいな感じで、本当にガロの後継者っぽく振る舞って、
そこでですね、その作家さんとかも関係を引き継いでですね、
本当にガロのような雑誌であるアックスというのをですね、
作り続けているわけですよね。
そこからヒット作というのが結構出たりとかして、みたいな感じなので、
おおむねくそっち側はうまくいっていると。
一方ですね、白鳥さんの方はですね、
本当にほとんど失職状態みたいな感じになって、
ライターの仕事とかちょっとやりつつ、
結構お金に困ってですね、ハローワーク通ったりとかして、
みたいな感じになってですね、
その騒動で結構明暗分かれるんですよね。
この一点見ててもですね、やっぱり僕が前回語っていた、
ガロというブランドと生態系というのがあって、
この白鳥さんというのはその中で機能していただけなんだと。
だけって言ったら本当にひどい言い方ですけど、機能していたんだと。
っていうような話はやっぱりちょっと補強材料にもなるなと思うんですよね。
手塚さんというのはいわば、
そのブランドと生態系を維持したわけですよね。
多分ですけど、知らない人ですけど、
手塚さんというのもじゃあですね、
同じようにガロを辞めてとかね、
そのアックス辞めて私一人でやっていくわって言ったら、
多分そんな活躍できないと思うんですよね。
実際なんかガロ途中で一旦辞めてフリーになったけど、
食っていけなくてガロに戻ってきたみたいな経緯があってですね、
やっぱり生態系の一員でしかないと。
なんでか、やっぱりそこはうまいことですね。
ちゃんと生態系とブランドというのを維持したことで、
その一員として活躍したわけですよね。
一方、柴戸井さんはそこから外されることでですね、
どんどん冷落するわけですよね。
そんな中でなんですけど、
この件に関して柴戸井さんというのは本当にですね、
手塚さんのことを、言葉は丁寧な言葉で言ってるんですけど、
あんな不満が、こんな不満があったんだろうと。
でもこんな不満があったからといって、
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あんな不義理する?みたいなね。
それやり方他にあったんじゃないの?みたいなね。
本当にもうこの件で新社長とか、
いろんなバックアップしてくれた人とか、
かわいそうだよ、みたいなことは言ってるわけですよね。
で、そのことをですね、結構ブログとかに書いてですね、
あの狂ってた事件を語るみたいな感じでずっと書いてたらしいんですよね。
まあこれもですね、僕はやっぱりちょっとですね、
なんか痛々感じてしまうんですよね。
なんか、どうでもええかな、そんなことみたいなふうに思うんですよ。
本人にとっては、もちろんガロが大好きで、
ガロが大好きで、人がガロにいて、
そしたらそんな相当のおかげでガロが亡くなったんで、
まあいろんな思うことがあるからですね、だと思うんですけど、
もうそんな、え、ガロってあったっけ?みたいなですね、
なんか年代になってもですね、ガロのことをですね、
あの相当の真実を語るみたいな感じでブログに書いてたりとかしてですね。
だからまあね、その、なんていうんですかね、
そのブラントに取り憑かれてるみたいなところも感じるんですよね。
だからですね、本当にガロに人生を捧げちゃってるなと思うんですよね。
そういう人特有のですね、変わらなさがあるんですよね。
で、変わらないからつまんないんですよね。
なんか本当にね、今こうやって話してみるとボロクソな言葉がいっぱい出てくるからね、
本当に自分でもビビってるんですけど。
でですね、この本もですね、当事者として俺しか知らないこともあるし、
ちゃんとそのことをはっきりさせたら分からなきゃいけないからね、みたいな感じですね。
まあこの死の男、すごい癌になってですね、死の男につきそうな時に、
まあその劇場狼さんって若手編集者がそういうこと言って、
まあ編集者になりたい人がですね、そういうことを、そういう企画を持ち込んでくれたんで、
じゃあじゃあ俺もそういうことを語るよ、当事者としてね、
俺しか知らないことあるし、みたいな感じで語った部分があるわけですよね。
こういう騒動の天末だったんだよ、みたいな風に話してるんですけど、
まあこの本のですね、もう本当最終段階、もうあと最終章を書く、書かないぐらいのタイミングでですね、
結局最終的には癌で亡くなっちゃうんですよね、もう。
で、その本の構成とかも途中で仕切れなくなって、その劇場狼さんにですね、
多分俺この本仕上がるまで生きてらんないわって言って、
で、だからもうさ、この本をお前が仕上げてよ、みたいな感じのですね、構成とかも多分全部見れるわ、みたいなことになってですね、
で、わかりました、みたいな感じでその劇場狼さんはそれを引き継いだと。
でですね、この本を作っている最終段階で仕上げたら亡くなっちゃうんですよね。
でですね、残された劇場狼さんはですね、まあ師匠を失ったみたいなもんでですね、
でも師匠のですね、その生きた証であるこの本をちゃんと仕上げて世に出さなきゃいけないという、
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まあ結構、使命感みたいなのもあってですね。
で、この本に書いてあるのは全部白鳥さんの個人の、なんていうか、一人の士官によるものだと。
だからちょっとこういろんなですね、関係者にアップを取ってですね、
いろんな角度からこの事件とかについてもこう触れてもらって、
で、この本の内容をちゃんとブラッシュアップして世に出そうとしてですね。
で、その途中でガローの経営を吹きついたですね、
あのIT企業の社長にですね、連絡を取るんですよね。
で、取ったらですね、原稿を読んでもらったら、
あ、そっか、白鳥さんはこの、やっぱり前方をつかめてなかったんですね、
みたいなことを言ってですね、え?ってなるんですよね。
で、これを自分がその原稿をですね、自分のもう真実みたいな形でですね、
手直ししたら、すごく直さなきゃいけないからちょっと自分には無理ですって言われちゃうんですよね。
で、警戒狼さんはすごい悩んだ結果、
最後に両論を契機的にしましょうと、
最後にその白鳥さんの話っていうのがバンと終わった後に、
じゃあその社長の方から見た話っていうのを書いてくださいと。
で、そこに入れてください。
で、そこに最後に入れますって言ったんですよね。
だから白鳥さんのパートはですね、
これで俺の何か編集者人生は、このガロンにさせていただく編集者人生は、
こんなもんだったのさ、みたいな感じでですね、
じゃあ何か本当にあばよーみたいな感じでですね、
あの、語り終わって、
まあ白鳥さんのパートは終わるわけですけど、
その後ですね、その社長のパートが始まるんですよね。
社長のパートがですね、
白鳥さんはちょっと騒動のことを全部わかってなかったんですよね、みたいな。
実は出てった手塚さんの方が言ってることが大体事実認識とは正しいんですよ、と。
で、あの、実際その白鳥さんは、
この新しく来た経営の人は本当かわいそうだとか言ってたけど、
その人は本当に起業頃で、で、でしたと。
で、本当にガロン乗っとって、
何か本当に起業頃として何かこういう風にしよう、
何か悪いことしようとしていた輩でしたと。
本当に大阪のヤクザでしたと。
なんですけど、それで手塚さんは本当にやばいと思って、
社員全員引き連れて出て行ったんですと。
で、白鳥さんはその社長の側についてるから、
そのヤクザの側に知らずについてるから、
白鳥さんはもちろん連れて行けずに、
まあ多分関係が良くないというのもあるんですけど、
置いていく形になったと。
でもそのことをですね、
その全貌を知らずにですね、
ずっと手塚さんは何だあんな不義なことをしたんだ、
ぷんぷんみたいな感じですね、
ずっとブログに書いていていたと。
で、僕もその白鳥さんの生前は、
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こういうことを発信すると、
白鳥さん何て言われるかわからないから言えなかったと。
でも白鳥さんがブログで書いていることっていうのは、
一面的というか間違ってたと。
みたいなですね、
全くこの本で書かれていることをですね、
最後の最後で否定する人物の言葉で終わるんですよね。
本当はあくたわりに言うんですけど、
やぶの中かって感じだったんですけど、
それは結構ですね、結構衝撃だったんですよね。
あの、やぶの中なんで、
どっちが正しいかわかんないっちゃわかんないんですけど、
明らかにですね、
まあ、いたポジションとか、
どっちの見晴らしがいいかみたいな話で言うと、
その新しく来た社長の方が絶対に全体像をつかめてるはずなんですよね。
で、その人が、
あの人は結局企業頃だったと言っている人、
その白鳥さんを信じていた人は企業頃だったって言っている、
企業頃の役者だったと言っているのは、
おそらくそっちの認識の方が正しいんだろうと思うんですよね。
でですね、やっぱりですね、
手塚さんが辞めていくときに、
ほとんどの社員がついてったっていうのもですね、
まあ、そういうふうに、
本当に役者にこの会社に乗っ取られるかやばいっていうのもですね、
そっちの方が多くの人がそうだろうと思ったからだと思うんですよね。
みたいな感じですね。
白鳥さんのですね、
まあ言っちゃうと孤独な戦いですよね。
ガロが好きでですね、ガロに捧げていた人のですね、
スターガロがですね、
手塚さんがゴソって抜けてですね、
企業頃に乗っ取られるみたいな変な噂を広めて抜けて、
ガロを何とか維持しようとしてもできなかった。
そして俺はその後ハローワークに通って、
冷落してみたいな。
で、その後がんになってですね、
でも死ぬ前にこの真実っていうのは残さなきゃいけない。
ガロの最後の当事者は俺なんだみたいなね。
この本でちゃんと真実を残さないといけないってですね、
頑張って作ってた本とかがですね、
まあその部分に関してはなんですけど、
一斉退職の会社乗っ取り劇みたいな部分に関してはですね、
もうすごくしらとりさんがこだわってた部分に関してはですね、
おそらく完全な絡まりだったんですよね。
もうすごいですね、なんかその、
すごいですよね、悲しいですよね。
滑稽だし。
なんかですね、本当にその、
このですね、何か自分より大事なものができてしまってですね、
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ガロという、それに自分を捧げてしまってですね、
捧げて捧げてってやっていたらですね、
それがなくなったらですね、
それ以外のところであまり活躍できる力っていうのはなくてですね、
でもですね、その亡くなったガロのことをずっと思ってですね、
最後に真実を語るぞといった真実がですね、
おそらくは真実じゃなかったんですよね。
で、それを知らないままですね、なくなったんですよね。
でですね、本当にこう、
なんか何て言うんですかね、前も話した、
ホックスキャッチャーとかですね、
アキュー聖伝みたいなですね、
やっぱですね、何もわからず死んでいくんだなみたいなですね、
ことを辞で言ってるんですよね、この本は。
でですね、この本の何が素晴らしいかというとですね、
この白鳥さんという、言ってしまえばですね、
おそらくは大した編集者じゃなくてですね、な人がですね、
しかも命を懸けてですね、伝えたかったことも、
しかも間違ってるっていうことがですね、
を受け取ったですね、その弟子であるですね、
その劇画狼さんが、これだけ面白い本にしたってことですよね。
それが真実じゃなかったんだって言って衝撃を受けながらですね、
どういう形にするかっていうのを本当にうんむん悩ませて、
最終的にですね、その社長に実際に文章を書いてもらって、
最後に載せるということでですね、
本として、何と言うかとんでもない出来になってるんですよね。
でですね、その本の作り方を劇画狼さん誰が教えたのかって言うと、
白鳥さんなわけですよね。
だからですね、白鳥さんはですね、
僕は本当に大した編集師じゃなかったと思うんですけど、
その人がですね、
あのすごいこうね、あの修練とかですね、
あれであの命をかけてですね、
で、最終的に残した弟子みたいな人がですね、
すごい衝動したんですよね。
だから本当にこの本はですね、複雑な感想でした。
というわけでですね、めちゃくちゃ時間オーバーしたんですけど、
以上になります。
ではよろしくお願いします。失礼します。
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