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2021-08-05 10:12

今日の10分de1テーマ「偶然を呼び込むこと」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第28回目は「偶然を呼び込むこと」について話してみました。

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はい、というわけで始まりました。本日はですね、偶然を呼び込むということについてちょっと話してみたいなと思います。
なんでそんなことを話そうかと思ったかというとですね、
最近ですね、あるクリエイターの方をずっと担当してたんですけど、その方がですね、
こんな企画どうですか?こんな企画どうですか?ってですね。
4つも5つもですね、僕にこう提案してくるんですよね。で、どれもですね、力ある方なんで、
水準、まあちゃんと一定の水準いってると思うんですけど、
どうにもですね、やる気がしないっていう感じでですね。
ピンとこないというか、やる気がしないというか、みたいな感じですね。
えっと、でもこういうの好きな人いるのかもなぁ、ちょっと俺わかんないんだけど、
なんかちょっとこの辺にアンテナが立ってないんだよなぁ、みたいな感じなんですよね。
なんとなくですね、自分の守備範囲外にですね、
すごい弾が投げられてるような感じでですね、
俺が守備範囲が狭いからですね、取れてないような感覚になってきたんですよね。
で、それでですね、ちょっとこれ俺守備範囲狭いから、
この人の弾取れないの申し訳ないわと思って、ちょっとあれですかね、ちょっと僕、
変わった方がいいですかね、担当つって言ったんですけど、
結局ですね、まあいや、でもその守備範囲外の弾だったとしても、
取りに行きたくなるような弾を投げられてないんで、
まあちょっと担当変わるのはできればやめてもらえるとありがたいです、みたいな話になりましてですね。
そういうこともあって、ちょっと続行することになったんですけど、
自分としてはですね、
自分のですね、守備範囲が狭まっていっている気がしたんですよね。
自分の得意なことがはっきりしてくるにつれ、
守備範囲が狭くなってくるとかっていう部分がある気がしていて、
困ったなと思ってたんですけど、
でですね、そんな中ですね、ちょっと自分のツイッターでですね、
なんていうか、公募的な企画をですね、そんなに気軽にやったらですね、
そしたらめちゃくちゃ拡散されましてですね、
さらにすごいフォロワーもすごい急に増えてですね、
で、企画がですね、数時間の間に15本ぐらい届いてですね、
わーってなったんですけど、
えーと、まあですね、そんな感じでちょっと公募みたいなことをやってみたんですよね。
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で、なんでそれをやったかというとですね、
ちょっとですね、自分、この特にコロナ禍になってですね、
あの、自分から行くことはあっても、向こうから来ることがなくなっていってたんですよね。
その、自分がこの人いいな、声かけてみようかなとかみたいな感じで自分発で動くことはあってもですね、
もしくは自分が何か考えた企画をですね、形にするために、
まあ誰かに声かけよう、この企画に合う人みたいな感じで動くことはあってもですね、
向こうからですね、会う、向こうから来るとかですね、
もしくは偶然出会うみたいなことがだんだんなくなっていってたんですよね。
で、なのでですね、必然の出会いはあるんですけど、偶然の出会いがなくなっていってるんですよね。
これはまあコロナ禍だとも、本当宿命的な感じだなと思ったんですけど、
でですね、必然の出会いとか必然的な縁みたいなものにですね、
だけをやっているとですね、やっぱどうしても狭くなってくるんですよね。
その、例えばですね、僕がこのクリエイターの人に会いに行くかどうか、
このクリエイターの人に声かけるかどうかって言って僕発で動こうとするときはですね、
僕が本当に心がこの人を愛せるか、この人の作品を、みたいな感じでですね、
すごいシビアになるんですよね。
だから、結構好きとかですね、結構かけてるとかだとですね、
いや、こんなんで声かけるのもな、みたいな感じになるんですよね。
めちゃくちゃ好きとかですね、自分はすごいと思うとかですね、
いや、これは僕とやった方がいい人だと思うとか、なんか確信がないとですね、
なんか自分からわざわざ声かけようという風にならないんですよね。
となるとですね、自分の感覚に対してすごいシビアになってきますよね。
なんかこう、研ぎ澄まされていくというか、みたいなところがですね、
なんか遊びみたいなものがなくなってくるんですよね。
でですね、その遊びのなさみたいなものがですね、
そっくりと守備範囲の狭さにですね、どんどんなっていってる気がして、
そのせいでですね、ある作家さんの玉をうまく取れない、企画をうまく取れない。
もうこれはちょっと俺の狭さ良くないわって思わず担当自体を申し出るぐらいのですね、感じになってたんですよね。
でですね、これはですね、もうちょっとダメだと。
もっとですね、偶然の出会いを増やさないとと。
偶然の出会いってもちろんですね、ジャンクが多いはずなんですよね。
その紛れが多いとか、全然興味がないとか、全然ダメだみたいな人もですね、
当然たくさん会うことになると思うんですけど、それも含めてですね、
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やっぱり偶然を呼び込むことで、ちょっと自分の幅を広げたいなと思ったんですよね。
でですね、そしたらですね、すごいたくさん来るわけですよね。
もちろんすごい、玉石今後ではあるんですけど、
ただですね、服が、この人すごい好きだ、この人すごい良いって言って、
すいません、お願いしたいんですけどって言ってお願いしに行くのとですね、
向こうから相談に乗ってくださいっていう風に、相談に乗ってほしいんですがって言って頼られるっていうのではですね、
だいぶ違っていて、変なのにそうやって頼られてですね、
この人の力になってあげたいなと思ってですね、話している時点でですね、
すごく自分のハードルが下がるんですよね。
この人のこういうところは好きだな、でもこういうところは足りないなみたいな感じでですね、
でも付き合っていけばこんな風にやってうまくいくかもしれないなみたいな感じに、
すごくこう、ハードルが落ちるのを感じたんですよね。
そうするとですね、本当に頼ってくれたし、この人のために頑張ってみようみたいな感じのがあってですね、
本当にこう、多少自分のど真ん中じゃなくてもですね、付き合っていこうっていう気になれるんですよね。
だからさっきのですね、俺は本当に愛せるかどうか、ずっとこの人のこと好きかどうかみたいなですね、
こっちから声かける時のですね、そのシビアさがなくてですね、
なんかこう、袖振り合うもん、なんか何かの縁みたいな感じでですね、
ちょっと一回付き合ってみるかどうなるかわかんないしね、みたいな感じにはなるんですよね。
なのでですね、ちょっとそれを本当に今日、10時間も前じゃないタイミングでですね、それをやったんですけど、
やってみてですね、いきなりこういう気持ちになるんだ、いいもんだなとやっぱ思ったんですよね。
そう考えるとですね、やっぱりコロナっていうのはなかなかやっぱ大変なもんだなと思いまして、
なんか日々会ってる、関わらせている、近くにいるみたいなことがですね、
すごく人間の動く上での判断だったりとか、
なんかもしくは動く上でのエネルギーとかですよね、
のなんか割と源になってたんだなと思うんですよね。
なんか会社があって会社で顔付き合わせてるとか、
別に話、会話もしてないんだけどとか、
なんかこのあるクリエイターの人はいつも会社にうろうろしていて、
なんかこう、視界に入っているみたいなことがですね、
親しみの元だったりとかですね、その親しみっていうのが何かこう、
仲間感だったりとか、この人のために何かしようってエネルギーの源だったりとかしてたんだなって思ったんですよね。
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そういうわけでですね、不要不急の外出は控えてとか言ったときにですね、
いやほとんどの用事不要不急じゃんって皆さん思ったと思うんですけど、
っていうか不要不急に支えられてたんだ俺たちって思ったと思うんですけど、
だからですね、やっぱりこう、偶然にですね、支えられてる偶然のちょっとしたこと、日々会うこと、
なんか例えば会議とかがあって隣に座った人が普段話さない人にちょっと話しましたみたいなことにですね、
結構支えられてたんだなと思ったんですよね。
だからですね、今のこの状況だとですね、そういう部分がどんどん削ぎ落とされていってですね、
僕の場合はその守備範囲の狭さという弊害となって現れたんですけど、
なんでですね、なんとかですね、こういろんな工夫をしてですね、
自分からこう偶然を作っていかないといけない、偶然を呼び込んでいかないといけないなというふうに思いました。
本日は以上です。ありがとうございました。
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