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スピーカー 1
スジガキのない対話から、新しいアイディアと自分自身に出会う場所。この番組は、様々なテーマで楽しみながらお届けします。
クリスマス?
スピーカー 2
クリスマスイブです。
スピーカー 1
イブです。あの、年の瀬も迫ってきて、今日はですね、
初!
スピーカー 2
初の、待望の、いつかやりたかったお便り会をやろうと思います。
スピーカー 1
嬉しいね。
そしてね、あれ、マイクをね、今回ね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
ピンマイクをね。
スピーカー 2
アップデートしました。
スピーカー 1
アップデートして、ちょっと初めてピンマイクで収録するっていうのをやってるんで、ちょっとドキドキがいろいろありますけれども。
そうだね。
はい、あの、ささやかに募集したね、お便りをくださった、
スピーカー 2
ほんとほんと。
スピーカー 1
友達じゃない人、友達じゃない人っていう言い方があるんだけど、
もともと知ってるわけじゃなくて、純粋にね、リスナーさんからメッセージが届いて、
かつ、結構ね、いいお手紙をいただいたんですよね。
スピーカー 2
そうなんです、そうなんです。
スピーカー 1
それをちょっとね、今日はお話してみたいなということで、
スピーカー 2
ちょっとじゃあ、そのお便りをご紹介したいと思います。
スピーカー 1
はい、お願いします。
スピーカー 2
田中様、岡沢様、初めまして。
名古屋でメーカー勤務をしている、32歳、わーままです。
今年の夏にお二人のポッドキャストに出会い、全話拝聴しました。
全話だよ。
結構量あるのにね。
スピーカー 1
そうよ、150本くらいあるよ。
スピーカー 2
ほんとにありがたい限りです。
どの話も学びと共感の嵐で、毎回首がもげるほどうなずきながら聞かせていただいています。
お二人のご意見を伺いたいことがあり、メールさせていただきました。
トラツバ第22週107話にて、裁判官の仕事について聞きたいという、
ナオアキの生徒たちがトラコの元にやってくる回で、男子生徒から、
どうして女性は働きたいの?自分からつらい思いをしに行ってるってこと?
女は働かなくてもいいんだ。そっちの方が得だろ?という発言がありましたが、
もしお二人が男子生徒からこのような質問をされたら、どのように回答されますか?
正直私は、めちゃくちゃわかると共感してしまいました。
私は、仕事とは基本的につらくて苦しくて耐え続けるものであって、
不労所得が得られるなら得たい。宝くじが当たれば即刻仕事を辞めたいと思っていました。
特に子どもと過ごす楽しい時間を削って、つらい仕事をする意味ってなんだ?
と改めて問われたような気がして、答えが出せず苦しかったです。
自問し続けながらお二人のポッドキャストを聞いたり、
いろんな方の本やノートを読み漁ったりする中で、
世の中にはやりがいを持って仕事をしている人が本当にいるんだ。
つらい仕事を耐え続けている人ばかりじゃないんだ、という当たり前のことにはっと気づき、
今はそういった環境、仕事を目指して転職活動中です。
お二人は、女性が働くということについてどのように捉えていらっしゃるか、
改めてお伺いできれば嬉しいです。
特に岡沢様は専業主婦も視野にあった中で、
それでも時短からフルタイムに戻して働き続けることを選択されたお考えの編成について、
可能な範囲で詳しくお伺いできれば幸いです。
というお便りをいただきました。
スピーカー 1
男性でも女性でもそう思ってる人っていうのは、
スピーカー 2
どうなんだろうね、でも結構多いんだろうと思う。
もしかしたら半分ぐらいは、できるならするのかも。って思ってて、
だからなんかやりがいとか楽しいとか言われるとちょっとしらけちゃうっていうか、
スピーカー 1
仕事ってそんなんじゃないじゃんみたいな、
お金さえもらえるやっていうか、もらうために私は耐えてるみたいなさ、
スピーカー 2
辛いことに耐えてるって思ってる人は、
どうなんだろう、わかんないけど結構周りはいるんじゃない?
なんかね、この男子学生の発言をさ、お便りいただいて、
私もあの回もリアルで見てたけども、
改めて発言をちょっと見てみると、
スピーカー 1
3つ分解できると思ったわけよ。
スピーカー 2
1つはさっきまさにゆう子ちゃん言ったみたいに、
仕事とは辛いものであるっていうのが前提になってるじゃん、
この質問の背景って。
でもなんかその前提ってどこから来てるのかなっていうところ。
しかもこの質問をした学生さんとかはまだ働き始めてもないわけじゃん。
だけどもその前提に立って質問してるじゃん。
なんかそれってどこから来たのかなというのと、
あともう1つは、働くっていうのが経済的に稼ぐ。
っていうことにイコールになってるんだけど、
でもなんかさ、この歳になって考えてみると、
働くって別にそれだけでもないから、
スピーカー 1
まあね、そうであってほしいね。
スピーカー 2
そうそう、でも働くの定義が、
この会話の中では経済的に稼ぐっていう、
かなり競技の話をしてるなっていうのが2点目で、
3つ目は、女は働かなくていいっていうのを前提にこの男の子質問してるじゃん。
でもこれってパートナーがいて、
スピーカー 1
パートナーが経済的に家族全員を支えますっていうモデルが前提になってるじゃん。
スピーカー 2
で、今さ、単身世帯の方が多いんだよね、世の中ね。
スピーカー 1
まあね、未婚率も高いし、離婚する人も多いし、
シングルマザーも、マザーだけじゃないけど、
ずっと結婚しない人、結婚しても離婚する人も3組に1組離婚するっていう時代だし、
もちろん、どちらか結婚はしたけれども、
亡くなるとかさ、働けないとかね。
スピーカー 2
体壊しちゃってとかもあるしね。
スピーカー 1
あと、高齢になって、60代、70代になって、
やっぱり収入が、宅配がそんなになくてとかっていうケースもあるし、
そうなんだよね。
スピーカー 2
だから結構この質問ってやつって、
いろんな前提が当たり前みたいな価値観のもとで生まれてる質問だなと思ったわけ。
その男子学生が。
だからこの前提となっている当たり前が本当に当たり前なのかみたいなところも、
やっぱり考えた方がいいんじゃないかなって思ったんだよね。
バクッと考えるだけじゃなくて。
で、考えた時に、最初にさ、
仕事がつらいものっていう考えとかで、
お便りくださった鈴木さんはどこでその考えが出たのかなって思ったんだよ。
で、私自身はさ、母に言われてきたわけよ。
うち母は仕事は厳しいものだと。
そんな甘いもんじゃないって。
つらいもんだっていうところまで行ったかどうかわかんないけど、
なんていうのかな、楽しいよとか、こんなことができるとか、
楽しい側面を聞いたことがないんだよね。
で、だからやっぱり自然と仕事って、
なんていうのかな、頑張る、つらくて頑張るもの、
でもやらなきゃいけないものみたいな感覚が私の中にはあったんだよね、ベースとして。
で、それってすごい親は全くそんな変な呪いをかけてるつもりもなかったと思うし、
ピュアに思ってそう言っただけだと思うんだけど、
結構ね、大きな願を残したなと思うわけ。
スピーカー 1
うちもそうだよ、仕事が楽しいものだなっていうコミュニケーションされたことはないね。
たぶん世代的なものもあると思う。
価値観として、仕事が楽しいものだなんて言い出したの最近なんじゃない?っていう気がする。
楽しいなと思って働いた人もいると思うけど、
スピーカー 2
結果として楽しかっただけであって。
スピーカー 1
楽しむために仕事をしようとか、やりがいを感じたり、
生き生きとした、自己実現のために仕事をしようなんて言い出したこと自体が、
わりと日本が本当に豊かになって、
なんかやっぱりうちの親とか、父は中卒で働いてるから、
明らかに生活のためなんだよね。
家業があって、家業を手伝っているわけだけど、
小学生の時からバイトしてるのね。家族を養うために。
だから、高校も行きたかったけど、経済的理由で行かせてもらえなかった。
行く必要ないって言われて、
だから本当は学校行きたかったけど、