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[音楽]
真夜中コンビニの駐車場で このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が番組についての感想や愛を語ります
はい今回は番外編ということで初回はサニーボーイは使ったんですけど第2回の番外編の収録をやっていきたいと思います
ゲストは細谷さんになりますよろしくお願いします 細谷ですこんばんはよろしくお願いします
第1回はサニーボーイというアニメ作品を取り上げたんですけども今回の第2回はどんな作品を取り上げるんでしょうか
本田さん説明よろしくお願いします 今回取り上げるのはチクチクブーンです
ということでいきなりなんだその名前はと思った方もいらっしゃるかもしれませんがこれはミュージカル映画になってます
しかもnetflixオリジナルでnetflixで配信されているミュージカルの映画っていうことになってます
今回はちょっとそれを取り上げようかなというところになってるんですよ
簡単にあらすじだけ説明しておくとこれ実際に実在したミュージカルの作曲家の方の
辞伝をもとにした映画ということになってまして舞台が1990年のニューヨークっていうところで
そこでウェイターとして働きながらミュージカル作曲家として成功を目指すジョナサンという主人公がですね
ずっと自ら書いてるんですけどなかなか周に受け入れられないというところでもうすぐ30歳を迎えるこの29歳の時に
成功者みんな30で成功したんだよなというところで焦りつつも周りに一緒に夢を見る仲間たちとの現実とかと比較しながら
どんどん焦っていく主人公っていうのを舞台にしたミュージカル映画ということになっています
さあ山口さんこちらの作品いかがでしたか
はいこれも今のあらすじ説明でもあったんですけど29歳から30歳になる1年間でその焦りみたいなのがこのタイトルのチクチク文で
チクタクチクタクバンってことですよね
そういうことですね
そもそもなんでこの映画を僕が見たかっていう話をちょっとだけ最初触れると
僕の誕生日が1月なんですよ1月に僕29歳になったんですね
誕生日当時ですね夜たまたま時間があって誕生日の日だからなんか映画を見ようと思って
ネットフリックスをファーっと見ててパッと目に止まったのがこの作品で
あらすじが書いてあるじゃないですか
03:00
29から30歳になる主人公なしだから僕よりも1個上の話
ちょうどいいなと思って見たら
いやーそれはもういい作品で
しかもその誕生日当日に見てるもんだから響き方が違って
本当にめちゃめちゃいいぞとこれは
ミュージックとかそんなにそのもちろんララランドとか他のものを見てますけど
でもなんかそれ見た時とはまた全く違うすごい面白さを感じて
この面白さをもう世に知らしめないわけにはいかないと思って
いろんな人に勧めた結果この回が開かれてるっていう経緯があるんですよね
とりあえずめちゃくちゃ良かった映画っていうのが僕の最初の感想ですけど
良かった
大平さんどうですか
はい
いやあの今回話をもらってで進めてもらってそれで見たんですけど
いやもうなんか最後に本当もう最後は本当良くて
えっとなんかこう胸にグッときちゃって思わず泣いちゃったんですよ
いやーわかります
ミュージカル映画映画に限るミュージカルものでどうしてもこう
綺麗にハッピーエンドで終わるイメージっていうのがあったんですね
ちょっと偏見かもしれないですけど
でもなんかそうじゃなくてこう右を曲折しながら進んでいくその主人公の姿だったりとか
なんかそれでこう成功するかと思うけどっていうところとか
なんかその浮き沈みそのものがなんか現れてたなぁと思って
それが映画前編であってその最後の歌のところで
めちゃくちゃ良かったです
染みてますね
いいですよもう見終わって何も作業が手につかなかったですもんね
なんか本当に
そうなんですよ本田さんどうでしたか
僕はねもう都合を4回見ましたよ
4回見ましたねあの1回目それこそ山口さんに教えてもらって
まぁちょっと見るかみたい軽い感覚で見ていて
ちょっとそのまあ作業しながらとかもあったんで飛ばし飛ばしだったんですよね
途中からこれ相当面白いなということになって
で一回見た最後にうわーってなって
これもう1回見なきゃって思ってもう1回見て
もうそこからも全部引き込まれてさらにもう1回うわーってなって
そのままの僕netflix1ヶ月で解約する気だったんですけど
06:01
もう1月契約してまた見るっていう
いやでもあの作品見れば元取れますからね
いや本当に元取れますよね
自分もやっぱり山口さんと一緒で実は来月30歳になるんですよ
だからもう完全にもう僕の中もう僕はもう彼なんですよ
そのジョナサンですよ僕は
焦りもすごくわかるし焦りもわかるし
その主人公の周囲の人たちの雰囲気もすごくよくわかるんですよね
だから色々なところに共感してしまって
これは見るしかないというか
いう感じで僕も同世代にはとにかく進めまくってますね
この映画
これいいのが細谷さんも言ってましたけど
ワークショップで終わらないところなんですよね映画が
そこがすごいいいですよね
あそこで終わったらなんかその劇自体はうまくいくじゃないですか
で曲も最後かけないかけないって言って
最後の方でギリギリになってかけて
やったってなってでも電話が来ないっていう
あの感じですよね
ここからもオファーの電話が来なくて
でせっかく8年間かけて作った劇ミュージカルなのに
誰からも声がかからなくて
また次を書きなさいって言われるっていうあの絶望感
そうですよね
なんかねあの絶望であるのにちょっと清々しいというか
若干やっぱりつきものは落ちてるんですよね
やっぱり30歳になってしまう
でなんか8年ぐらいかけて作っている
なんか自分の集大成みたいなものがある
これが絶対成功しなきゃいけないっていう
やっぱりそのある意味呪縛みたいなもので
この映画っても一貫して
ジョナサンって走っちゃってるわけじゃないですか
でそれでワークショップが終わった後に
そのそういう絶望はあったけれども
なんかある種のその清々しさみたいなのが
最後に少し垣間見えて
でまぁその後ね落ちというか
最後のエンドに向かっていくっていうところも
なんか良かったかなと思いますね
星谷さんどうですか
いやでもその今本田さんが言ってた清々しさが
やっぱそのジョナサン・ラーソン自身の
そのエネルギーになって
そのワークショップのスーパービアは
電話来なかったけれども
その次のチクチクブーンが生まれるきっかけになったわけなので
そこもしっかりきっかけとして
かなり丁寧に描かれてるなっていうのを
09:02
すごく感じたんですよね
電話が来ないっていうその総省官と
エージェントの人の一言だったりとか
しかもそこでこう焦っていく
ジョナサン・ラーソンを支えていく
マイケルがまたいいなと思って
マイケル来ましたか
そうあの失敗して
ジョナサンが恨んでいたというか
目の敵にしてた消費文化に
もうこれはそっちに行くしかない
8年間かけてたけど無駄だったって言って
そのマイケルのところに行くけれども
マイケルはお前には時間があるだろう
30歳で成功するかどうかなんて分かんないんだから
みたいなことを確かジョナサン・ラーソンに
電話をかけてたと思うんですけど
そこの背景として
人に対しての差別だったりとか
1990年のニューヨークの時代の感じも
後ろにあるわけじゃないですか
HIVとか人に対しての偏見差別っていうのが
あと自身も病気にかかってしまったりとか
っていうところとか
そこを含めて
それでもお前にはって
言ってくれるジョナサン・ラーソンは
一人だけなんだからって言ってくれる
マイケルが本当に
ジョナサン・ラーソンの物語でもあるんですけど
マイケルとかあと恋人とか
その周囲の人たちが
すごく支えてくれてる物語なんだなっていうのを
感じましたね
出ましたねマイケルが
マイケルは友達なんですよ
友達で同じ高校とかで一緒に演劇やってて
マイケルは役者
ジョナサンは劇作家っていう感じで
一緒にニューヨークに出てきて
一緒に住んだりとかするんですけど
ある時マイケルの方は
ちょっと仕事というか
辞めてサラリーマンになるっていうことで
逆にサラリーマンで成功してた
けれども実は原因で
HIVに感染していてっていうところが
分かってくるっていうのが劇中で
ちょっとごめんなさい
壮絶なネタバレでもあるんですけど
本当にそこがすごい大事なんですよね
マイケルとの関係性とか
そこは見てて僕も
マイケルの立場にもなりながら泣きますよね
いいですよねマイケル
なんかこれでも結構
その映画の大きなやっぱテーマです
テーマっていうか
僕は見た時に思ったのは
ジョナサンとして生きるか
マイケルとして生きるかっていう問題だと思うんですよ
ジョナサン・ラーソンみたいに
12:01
夢を追い続けて
でいろんな困難はあるけれども
それでも諦めずに貧しいけれど
夢を追い続けて頑張っていくっていう方
かマイケルみたいに
もう一回その夢は夢として諦めて
でちゃんと就職して
いわゆる普通に働いて生きていくみたいな
でもマイケルも別に
それで完全に消費者化に染まったわけじゃなくて
心の中ではちゃんとそういうものを応援してるっていう
結構現実を見るか夢を見るかみたいな話じゃないですか
これって
そうですね
それもねやっぱり29、30のタイミングって
そういうことも考えさせられるよなぁ
みたいなのもめっちゃ見てて思ったんですよね
分岐点みたいなとこはやっぱありますよね
そういうのもね
この作品を見てると
いろんな周りの人は
もうすでにそういう
なんで夢を見てるんだよみたいな感じだったりとか
最初にパーティーのシーンみたいのがあって
そこでお金ないのにこんなパーティー開いてるみたいな
そういうのもありましたね
銀行員みたいのが何やってるの?みたいなのを聞いて
来てた銀行員にジョナサンが聞かれて
劇を描いててみたいな話をして
それは何?みたいなちょっと不思議な顔をしてするんだけど
結局その後ジョナサンが歌うんですよね
それでその銀行員もめちゃめちゃハッピーになるっていう
あるじゃないですかシーン
あれありますよシーンがね
あります
あれもめちゃめちゃ良くて
なんかそういう
まあなんかなんて言うんだろうな
言葉にするとありきたりだしチンプだけど
そういうこうやっぱ人を楽しませる
みたいなのをちゃんと信じ続けてるって
すごい良いことだなと思っていますよね
そこがねやっぱりなんていうか
アートとかそういう
ミュージカルもそうなんですけど
そういうものが
なんか今みたいに
なかなか言葉で伝わらないところを
あえてっていうか
そのままミュージカルに乗せる
歌に乗せていくっていうのが
逆にミュージカルだからこそできることですよね
あのシーンの良さって
なんかあれを会話劇では
やっぱりなかなかそのジョナサンがやろうとしてること
っていうのが伝わらないので
そこがいいなというのがありますね
あのシーンとしてはね
あそこのシーンの一体感は本当楽しそう
楽しそう
なんかやっぱ前編を通じて
その歌が割とふざけてるじゃないですか
ふざけてる
ほとんど最後の曲は真面目なのもちろんあるけど
15:03
ほとんどふざけてるじゃないですか
日曜日に客がめっちゃ来るみたいな歌と思う
暇なこいつらみたいな歌がありますよね
なんでお前ら家で食わねえんだよみたいな歌とか
あとマイケルがその高層マンションに引っ越した
床がすべすべみたいな
でもああいう感じも含めて
なんかもう全くお金にならなそう感がいいですよね
本当なんていうかロックンロールですよね結構ね
ロックンロールちゃんと皮肉というか
そういうのも入ってるし
基本なんか単純ななんか人間さんかみたいな
人生はバラ色みたいな感じでは別にないというか
そこがいいですよね
歌の数それぞれの歌って
これやっぱりどういうとこがその一番
なんていうかこうぐっときたポイントって
人によって違うと思うんですけど
大瀬さんは最後のシーンって感じですか
最後そうですね最後のシーンですね
本当の本当のネタバレって
もういいですよ全然
あんまりネタバレとかが関係ない
最初に冒頭に一番最初に重大なネタバレで
スタートする映画なの
そうですよね
あれはこの作品はネタバレしても全然面白い作品だから
そういうものじゃない
でも確かに2回目見た方が面白いって思ったので
そういうのありますね
最後というか
今回のこのチクチクブーンの元になってる
その同じタイトルのミュージカルを書いた後に
レントを書いて
映画とかでも有名なやつですけど
そのレントの初演の日に病気で
ジョナサン・ラーソンは死んじゃうっていう
でそれがあった後に
チクチクブーンの最後の歌が来るんですよ
その最後の歌がその
その役の中であったのが
その言葉よりも行動がものを言うんだよ
なぜこうやって道を切り開こうと進んでいくのかっていう風に
ちょっと自問自答しながらも
いやもう行動がものを言うんだ
僕らは進んでいくんだみたいな
そういう歌なんですよ
でも死んでるんですよ
っていう
なんかこの
なんだろうもっともっとやりたいことあっただろうし
もっと書きたいものとか表現したいものとか
18:01
それこそなんかエネルギーに満ち溢れて
ここから行くぞっていう時
だからこそ書けたものってあったと思うんですけど
死んじゃうんだなっていう
なんかそのなんだろう
悲劇っていうわけでもないんですけど
歌としてはすごくプラスなイメージなんで
でもその喜劇にも喜びにもなりきれないし
悲しみにも生ききれないしっていう
このバランスがすごくいいなっていう
なので最後のシーンですね
私は
確かに本当です
最後の方とかも本当に
なんていうかジョナサン・ラーソンという人
実在する方でもあり
その方へのリスペクトがやっぱりすごいですよね
最後の演出とかを含めて
その作品その人が書いた
レントとかっていう作品とか
TickTickBoomというもの自体のリスペクトが
すごくあるからこそ
ああいうふうに
それでもなくなっちゃうっていうことが
別に悲劇っていうわけじゃない感じで
描かれてるっていうのが
またちょっとこの作品の特殊というか
特別なところですよね
これ本当にそうで
これこの映画
ミュージカルをよく原作にした映画って
まぁ結構いくつかあると思うんですけど
その中でもやっぱり
ズバ抜けていいと思ってて
ミュージカルをそのまま映画にしてないからなんですよ
わかりました
結構変な話なんですけど
ミュージカルをそのまま映画にすると
ミュージカルの実際の舞台には負けちゃうんですよ
そうじゃなくて
ちゃんとこれには編集がかかってて
最初どういうシーンから始まるかっていうと
この舞台が上演されている
ステージの上っていうシーンじゃないですか
それを階層シーンみたいな感じで入ってくるんだけど
そのステージと階層シーンみたいなのが
往復するじゃないですか
でも途中から両方が一体にどんどんなってきて
でもそれが2つ合わせて
1つの世界観になってきて
で最後その綺麗にまとまるっていうか
綺麗に終わって
そして最後エンドロールで本人の映像が流れるっていう
完璧ですよね
そうですね
だから演出とか構成として
いわゆるミュージカルでよくある
なんでここで歌い出すか分からないみたいなのが
なんかないっていうか
もう構成としては
全然その歌にも入っていける形になってるので
そういう意味でも
ミュージカル好きじゃない人を見れるやつですよね
これはね
ミュージカル映画とかが嫌いな人って
なんで急に歌い出すか分かんないみたいな
言うじゃないですか
そういう違和感がほとんどないですよね
この映画
21:03
めちゃめちゃスムーズに
日曜日に客がめっちゃ来るって歌を歌いますからね
あれはなんかまあちょっと違和感はありましたけど
そうですか
逆にあの一気に音がなくなる演出だったので
あそこに今入ったんだな
そこからもジョナサンの妄想
炸裂なんだなみたいなのが分かりやすくて
あれはあそこの静寂になったシーンで
私笑っちゃいました
すごい多分仕掛けがあるんですよね
元々なんかこう勉強の練習として
なんか佐藤の歌作ったりとか
本当におっしゃる通りそのジョナサンって
結構そういう風に妄想に入ってたゾーンの時に
多分音楽を作る人だなってことになってて
だから最後そのダイナーのところも
あれ途中からそう
あのジョナサンの妄想というか
ジョナサン世界の歌が流れるんですよね
なんかそれは仕掛けとしてはすごく分かる
それもあのCGもわざとらしくていいじゃないですか
分かる分かる
信じられないほどチープなCGで
まああのわざとオペラ調にしていくとね
本当にその型にとらわれなかったからこそ
誰からも最初は認められなかったっていうのは
本当になんかそうなんだろうなっていうのが
その出てくる音楽のジャンルが
完全にバラバラじゃないですか
わかります
急にあのヒップホップっていうか
雑誌やプレイゲームとかは
もう完全にラップじゃないですか
みたいなオペラの話に出てくるし
本当にその型に音楽の面でも
やっぱり型にとらわれなさすぎた
しかも歌ってる内容もこう
初見で聞くと何を言ってるのか
分かんなかったりとか
実は僕らの生活のことをめちゃくちゃ歌ってるから
逆に近すぎて分からないみたいな話があったけど
そこがやっぱりジョナサン・ラーソンの
頭の散らかり方がそのまま出てるっていうか
これがめちゃくちゃいいし
彼が認められなかったのも
まあ確かにわかりにくいからな
みたいなのもわかるっていう
特殊な作家ですよね
レントとかも見ましたけど
やっぱり特殊だなと思いましたしね
レントはどうだったんですか
レントはねめちゃくちゃいいんですよ
これはレントも僕は見た後に
これレント見なきゃなと思って
映画版ですけど見て
これは演劇として
ブロードウェイとかで本当見たいなって思う
いいやつでもうすごくよくわかります
このレントをすごくリスペクトしてるから
チキチクブーンが今回映画化されてるんだなって
すごくよくわかる内容で
24:02
どっちがいいっていうのは結構なくて
比較しながら見るのすごい面白いですね
結構ね
僕本当に4回見たって言ったんですけど
3回見たじゃないですか
3回見た後にレントを見たんですよ
これはと思って4回目チキチクブーン見ると
やばいっていうそのセリフとかも含めて
随所にレントとかへのオマージュだったりとか
リスペクトシーンみたいなのが
実はすごい配置されてあって
もうそれを見るために
なるほどみたいなことを思いながら
4回目は見るって感じでした
簡単に言うとですね
結構レントはやっぱり群像劇になっているので
群像劇としての面白さ
あとミュージカルとしての
やっぱり本当にミュージカルミュージカルもしているので
どっちかというとそういう
なんかザミュージカルでも
そのジョナサン・ラーソンっぽさが
本当にチキチクブーンに出てくる
あのジョナサン・ラーソンが
この経験を元に書いたのがレントなんだな
みたいなそういう謎の循環構造になってるんですよ
まあねメタ構造です
メタ構造です本当に
それを作ったジョナサン・ラーソンだからこその
苦悩とか葛藤っていうのをメインにしたのが
チキチクブーンなんですよね
だから結構すごく記号というか
扱っている舞台とか扱っているものとか
社会問題とかほぼ一緒なのに
主軸にしているテーマが全然違う
っていうのがよく分かるっていうのが
2つを見比べるとよく分かるなと
いうふうには思いました
ぜひ見てくださいレントを
見ます
本当にねそうなんですよ
これやっぱそのメタ構造になっているからこそ
見終わった後にすげーなと思ったのは
これこの話を
まあもちろんそれはこれは映画だから
そのまんまこの話を書いたってわけじゃないけど
この話のもとで書くっていうことの身の削り方
いやすごいなと思って
だってその恋人がいて
恋人がその仕事でどっかい違うとこに行くと
それについてきてほしいみたいなことを言われて
でも忙しくてあんまり返事ができなくてみたいな
そのすれ違いとかも描いてるわけじゃないですか
それもちゃんと自分で舞台として
昇華作品として昇華してるわけですよ
しかもそれは一作目のミュージカルを上演して
誰からも電話かかってこなくて
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みんなが次回作に行きたいって言われた後に
あれを書いてるんですよ
そのなんかやっぱすごいなって感じですよね
作品にかける思いというか
本当に身を削ってるって本当そうですよね
自分の人生がそのまま作品になってるというか
その後のレントも含めてなってます
なんかきっと書いてる
これも完全に想像ですけど
書いてる時にこんな自分の人生書いて
何が面白いんだって
多分100回ぐらい思ったかもしれないですね
なんかやっぱまあ特に表現する時
特に自分のことを表現する時って
なんかすごくこう
なんだろうやっぱためらうんですよね
何かの物語別の物語を書くよりも
自分自身をさらけ出す方が何十倍も怖いなっていう感覚が
ちょっと自分の中にはあって
なんで多分これを完成させて
ミュージカルとして上演できたっていうこと
はもうなんか相当なリスペクトがありますね
これその今回
あの細谷さんに来ていただいた
一個のその理由でもあるけど
いくつか理由があって
まあ一つは同世代なんで
このなんか焦り具合みたいなのを
ぜひその共感したいっていうのが
まあ最初に話したい
もう一つが
その舞台に立たれたりしてるじゃないですか
はいはいでそのそういう舞台に立った経験とかから見ると
この作品ってどういうふうに見えるんだろうなと思って
はい純粋にそのまあ演じるとか
その役作りっていうところというよりも
どっちかっていうと舞台に立つ人として
この作品ってどう見えるんだろうなーっていうのが
僕聞きたくて
なんですよね
はいはい
えーとそうですね
あのジョナサン・ラーソンに共感しかない
めちゃくちゃ共感します
もうなんだろうあの
現実逃避しちゃうところとか
何かこれは練習だからって言って
何かこう別のことをやり始めちゃったりとか
なんかそういうところはやっぱり僕自身もあるので
何ていうかなんかそういうところもすごく共感すると
あとなんだろうな
えっとそうだ
あのマイケルとの思い出の歌の時に
えっと確かマイケルとのその日々
その幼い時にこういう風になって
であのその高校でこういう風にミュージカル作ってとかっていう
そういうまあ今までのマイケルとの出会いとか
30:01
思いとかが歌になってるところなんですけど
なんかその中でこんな風に毎日過ごせたらっていう一節があって
なんかそうなんですよね
なんかこんなすごく自分が自分勝手なのかもしれないけれども
こうやって笑ったりとか泣いたりとか落ち込んだりとかでもうまくいったりとか
なんかそういう一瞬の喜びをすごくすごく大事にして
俺は生きていきたいんだって
こんな風に毎日生きていけたらすごく幸せだろうなっていう気持ちが
なんかすごく素直に書かれてる歌だなと思って
そこにすごく共感するんですよね
さっき山口さんが言ってた
そのジョナサン・ラーソン的な生き方か
マイケル的な生き方かっていう風になった時に
僕自身としては役者としてやっていこうっていう風に思って
今動き出してるところなので
ジョナサン・ラーソン的な生き方になるんですけど
お金もすごく大事なんだけれど
でも今踏み出さないとダメだよなって思って
動いていこうと思ってるんですけど
ジョナサン・ラーソンはすでにここの映画に至るまでに8年間やってて
それでもなおうまくいかないスーパービアのワークショップがあってっていう
そこにすごく共感しつつ尊敬しつつ
ジョナサン・ラーソンは近い存在なんですけど
8年以上もやり込んできてるっていうタフな強さ
そこにすごく憧れますね
本当にジョナサン・ラーソンはこの映画でもそうなんですけど
瞬間を生きてる人じゃないですか
その瞬間の解像度がすごい高くて
その瞬間瞬間を精一杯生きてる
だから言うと全体の流れがつっかえつっかえになっちゃう
あんまりうまく生きれてないっていうところはあって
だからこそその一瞬の出来事でも
あんまり人が見えてない世界が見えるっていうところで
それは別に彼自身の話だけじゃなくて
本当は日常ってこんなに楽しいし豊かなものなんだよって
彼が言うことによって
それはマイケルにとっての救いになると思うんですよね
さっきの僕が聞いたジョナサン・ラーソンかマイケルかみたいな
二択は実はそれはその人にとっては
どっち側っていうのはもちろんあると思うんですけど
共存関係なんですよね
どっちかじゃダメだし
33:01
どっちも言いなきゃダメだと思うんですよ
どっちが悪いわけでもないし
だからすごいこの映画は本当に
夢と現実みたいなのをよく言うじゃないですか
対立で
この映画って実はその夢の方がいいみたいな話に
一見見えるんだけどそうじゃなくて
夢も現実も両方とも
仲間たちとうまくやっていけばなんとかなるっていう
映画の仕事ですよね
これ実は
最後にどんな結末が待ち構えていようとも
きっと楽しい思い出は作れるし
楽しく過ごすことができるっていう
だから最後にこの話はもともと
ジョナサン・アナースが亡くなっちゃうってことが
最初のタイミングでも言われるんで
あれなんですけど
そういう結末がありきでも
こんなに豊かに見えるっていうのが
すごく作品としてめちゃくちゃいいなと思って
感動しましたっていう話です
確かに夢と現実は本当に交代率じゃないですよね
マイケル側にも生きる辛さめちゃめちゃあって
結局どっちも現実って言い方おかしいですけど
夢に生きようが現実に生きようが
どちらも人生というのは
いろいろなことは突然来るものだし
全てはうまくいかないし
でもだからこそ悲観するんじゃなくて
お互いに慰め合うじゃないな
お互いに惹かれ合いながら過ごしていくっていう
それが本当の人生なんだよみたいなところは
結構すごく一連の流れから伝わってきたなと思って
だからこそ最初のマイケルって
お金もたまってきたんで
引っ越しするっていう話からもスタートするじゃないですか
そのルームシェアしてる
ジョナさんとルームシェアしてるところから
あれって一見ストーリー的には
一人だけじゃあいいところに住み上がって
みたいな話も途中になりますけど
それでも友達関係って全然崩れないじゃないですか
ああいうところがやっぱり
なんかそういう今自分が言ったような
そういう二人の生活も楽しかったし
そこからまたそれぞれの生活になる
そして30歳が来るっていうものを表していて
なんかすごく序盤から楽しい雰囲気はあるなと思ったんですよね
そうっすよねー
いい映画なんですよ
そっか今山口さんと本田さんが言ってたところ
36:00
そういう関係なんだなっていう
その夢に生きるのか現実に生きるのか
両方現実って言ってましたけど
やっぱりどっちも必要なんだなっていうのが
なんか勝手に今励まされながら聞いてました
いやなんかこれってその何かを選ぶことが
何かを捨てることになるみたいな話あるじゃないですか
右の選択肢選んだら
左の選択肢選べないみたいな
それは道分かり道だったそうなんだけど
でも実際はなんかもうちょっと複雑で
別に夢を取ったからといって
完全に幸せになるかっていうとそうではないし
現実を取ったからといって
もう完全に幸せかって言われたらそうではないし
その何事もこう二項対立で
それこそ今の世の中って
分かりやすくする方がいいじゃないですか
いいっていうか流行るじゃないですか
なんかYouTubeで何分で分かるみたいなとか
これはダメみたいな
そうそうそうとか
なんか絶対にやってはいけない
なんとか○○みたいな
有名になるために絶対にやってはいけない
○○みたいな
そんなないんですよ
別に何かを選ぶことは何かを捨てることじゃなくて
むしろ必要なのは
何かを選ぶっていう勇気だと思うんですよね
だからマイケルがそうやって
広告代理店に就職するって選んだこともそうだし
スマファンが8年かけた舞台をやって
彼は何回も選択をするわけじゃないですか
彼女のスーザンとの話もそうだし
バンドを一人増やしたいからって言って
あんだけボロクソに売ってた
広告代理店の仕事の試食会
アイディア出しみたいな
参加するわけじゃないですか
謎の科学
好きだなあれ
結構いいシーンなんですけど
あの映画って選択の連続の映画なんですよね
だから選ぶことが捨てることじゃなくて
選ぶことこそが重要で
選ぶことこそが夢とか幸せに繋がってくるっていう
すごい話なんだなと思って
最初のその問いに戻ると
29と30って30代になるじゃないですか
でなった時に
じゃあ何を考えていくかっていうか
やんなきゃいけないんだろうなって思った時に
やっぱりその選び続けるみたいなことこそが重要だし
選べなくなったら終わりなんだなっていうのを
映画を見てぼんやりと29歳の僕は思ったわけですよ
確かにいろいろ思いますもんね
年齢的にどうなんだろうとか
39:00
なんかそれはその他の人が
他の人の選択を羨ましがることって
めっちゃあるじゃないですか
はいはいはい
今どの年代になってくると
大学とか高校とかで同じ景色を見てた人が
全く違うライフステージにいたりするじゃないですか
確かにそうですね
結婚して子供ができてとかもわかりやすいですし
あとなんか病の間に有名になったりして
とかなんかそういういろんなライフステージを見る中で
そういう追い詰められがちっていうか
何歳場多いみたいな感じになっちゃうけど
そうじゃないんだなっていうことですね
そんなことを思いました僕は
まるみたいな
そうです
僕はもうそういう心に決めて
誕生日の日を終えたんでこの映画を
僕がこの映画について言いたいことは全て喋りました
いやー
まあでもきっとそのライフステージが違う人でも
なんかまあジャナさんとマイケルみたいに
きっとちゃんと分かり合えるんだろうなと思いつつも
なんかこう遠目に見ちゃう気持ちはありますね
うん
自分とは違うところにいるなみたいな
うん
それをめちゃめちゃ分かります
あのたまたまなんですけど
はい
あのちょっと外れちゃうんですけど
あのこの映画見た時
見るちょっと前にあの三月記を読んでて
はいはいはいはいはい
であれってあの実は高校の時にちゃんと読まなかったので
僕初めて読んだんですけど
おーはいはい
あのトランになってしまった優秀な詩人
その優秀な詩人は仲間と切磋琢磨したりとか
理論したりっていうことをせず
自分が失敗することを恐れてどんどん孤独になって
傲慢になってそれがトラになってしまった原因なんだ
みたいなことを話していくシーンがあるんですけど
やっぱりなんかこう今のチクチクブーンの話と
なんかすごく対極にあるなって思って
なんかこう仲間とやっぱこう
いろいろ語り合ったりとか夢を描いたりとか
でも現実もちゃんと話してたりとか
そこで支え合ったりとかっていうチクチクブーン
肩や独りよがりになって傲慢になって失敗を包み隠そうとして
っていう人間の弱さに取り込まれてしまった
矛盾になってしまったその三傑紀の物語と
なんかこうすごく対立になってて
やっぱキーとしてはその自分で選ぶっていうところと
42:03
なんていうか選ぶっていうか
その他の人たち
周りの人たちといかに関係を築いていくか
自分の弱さとかも見せながら
自分はこういう道を行きたいんだっていう
なんか自信をちゃんと示して選んでいくっていうのを
胸張ってやっていいんだなってなんか思えて
なんかちょうどたまたま読んでたんですけど
なんか意外な繋がりがあって
なんで今の山口さんの話とか聞いてて
ちょっと思い出したので言いたくなった
そんな話なんですけど
何千年の時を経て
李徴とジョナサンダーソンが繋がったみたいな
繋がりました
何年ぶり僕も何年ぶりに
三傑紀っていう言葉を聞いただろうみたいな
なんか突飛なの出してすいません
いやでもなんかそういう
こういうチクチク文で描かれてたような
プラスの面だけじゃなくて
三傑紀な細谷さんが言ってた
マイナスというか裏面というか
もうやっぱあって
まあねだからこう30は何でしたっけ
40は不枠ですけど30は何だっけ
忘れちゃったありますよね
40にして不枠の30
そうですね20は何とかしてみたいな
そうそうなんだっけ
忘れちゃったんでちょっとあれですけど
なんかそうですよね
いやあの分かりましたよ
要は結構その僕も本当に近くなってきて
思うのはそのたかが30
されど30的な問題がやっぱあると思っていて
やっぱりそれは20の時にも感じたん
と思うんですけど
その20の時20歳になる時以上に
なんかこう30歳ってそこから先は
やっぱりその本当に大人というか
若くはないって見られるとか
それこそここにもあったように
いろいろな成功してきた人たちが
20代から花開いてっていうところを
引き合いに出したそういう30人に
まあちょっと感じちゃうんですけど
まあ一方でその基本的にはまあとはいえ
まだまだ30だよっていう見方もある中で
そこの現実に直面している自分たちだからこそ
あんまり冷静に見れないというか
この30歳という年はね
っていうのはこのジョナサンにも
すごく感じるというか
っていうところはやっぱありますよね
見てて一緒に一緒になって
ジョナサンになっていくというかね
45:02
そうですよね今調べたら
孔子は始終にして不悪で
30は自立らしいですよ
自分で行かれるようになるとき
いやだから立身出世しなきゃいけないですよ
やっぱりそういう意味ではね
そうですよ30の自立を経て
始終の不悪に向けて
僕らが頑張っていかなきゃいけない
でもね本当に40代で目を出した人もいるし
50代で話された人だってたくさんいる中だし
逆に言うと今回のそのジョナサンラーソンで言えば
そもそも30歳がそんなになかったっていうね
その本当にすごく人生って
こういうものなんだなと思う
あのねそこの部分で
じゃあだから諦めるのかって
そういうことじゃないんだよっていうのがね
この映画では本当によくわかりますね
カーネルサンダースは65で起業してますからね
やばいですよカーネルサンダース
すげーな1年発起すぎるの
65であの食べ物作り出すってなんかやばくないですか
あれ売れるって
イノベーターですよね本当
イノベーターだし
よくあれを65で作ろうと思ったのみたいな
あの像を世界中にばらまくってるね
自分のクローンでしょ
霊人像よりもばらまかれてると思いますよ
すごいなと思って
でもだから始めるには何代でも
そこまでになるじゃないけど
本当ですよ別に
次元爆弾が爆発した後も
残念ながら爆発した後も人生は続いてしまうわけで
そう
僕はそのスーパービアでやっと
実はこのなんか時計の爆発の話って
スーパービアの話だと思ってて
スーパービアって上演した瞬間に
ジョナサンブラウソンの中では爆発してるんですよもう
うんうん
だけど爆発した後に
後もまだ物語が続いてしまってるんですよこれは
実際そうじゃないですか
別に爆発して人生が終わることなんて
そうそうないから
そういう爆発時計をチクタクチクタクして
バンって爆発の繰り返しなわけじゃないですか
うん
だからそこでこう爆発したからといって
折れるわけじゃなくて
ジョナサンはもう作り続けて
ほぼ自己破壊みたいな
なんか自己を乗り越えて
この作品を作り出したわけだし
なんか頑張ろうみたいな感じですね
(笑)
いやーでもそれはありますね
頑張ろうってなんか思いますもん
思います
本当にね頑張ろうって思うから
見た方がいいですよこれは皆さん
ぜひ
見てない人は
見てない人は見ましょう
はい
見ましょうという第二回でした
あとなんか喋り残したことありますか
大丈夫ですか
48:01
大丈夫です
大丈夫です
はい
ということで皆さんありがとうございました
ありがとうございました
ありがとうございました
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