【2025年3月27日配信】OpenAI社の生成AIであるChatGPT。そのAIに、新たな画像生成AI機能が実装されました。文字から4コマ漫画を描いたり、画像や文字を組み合わせてYouTubeのサムネイルを作ったりと驚きと称賛をもって、SNSでは多くの投稿でにぎわっています。しかし、その中の機能でも、ジブリやワンピースなど有名イラストの作風をカンタンに真似られてしまう機能があって・・・。
ホットトピック~作風を真似る機能はどうにかならないのか?
ChatGPT『GPT-4o』の画像生成が大幅アップデート!新機能を徹底解説
https://chatgpt-lab.com/n/n8447382996d2
イラストや画像の著作権侵害の判断基準は?どこまで類似で違法?
https://kigyobengo.com/media/useful/203.html
パーソナリティ:吉田喜彦(カグア!)
https://newspicks.com/user/267766/
サブMC:小春六花
https://tokyo6.tokyo/guidelines/
収録機材:TASCAM DR-07X
https://amzn.to/4c45n9w
BGM by OtoLogic(CC BY 4.0)
https://otologic.jp/
#ChatGPT #生成AI #画像生成AI #著作権 #アイデアは保護されない #新しい権利 #コナン #初音ミク #音声AI #収益分配 #新しい権利 #I2I #トレパク #パクリ
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ChatGPT『GPT-4o』の画像生成が大幅アップデート!新機能を徹底解説
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サマリー
ChatGPTの新しい画像生成AIの機能が大幅にアップデートされ、漫画やイラストの生成に驚いている人々がいます。しかし、その技術には従来のクリエイターや著作権に関する問題が潜んでいることに疑問を持っている人もいます。AIによる画像生成技術が進化している中で、権利や収益の還元についての議論が必要だと強調されており、特に日本のコンテンツ産業における声を上げる重要性が論じられています。
ChatGPTのアップデート
ChatGPTの新しい画像生成AI、すごいよな。 いや、でもちょっと待ってください。
クリエイターエコノミーニュース。 おはようございます。クリエイターやインフルエンサーの未来を考える部屋
クリエイターエコノミーニュースへようこそ。 パーソナリティのカグアです。小春六花です。
今日の話題はこちら。ChatGPT GPT-40の画像生成が大幅アップデート、でも
皆さん、ChatGPTの新しい画像生成AI使いましたか? XなどSNSでは、その驚きの生成AI、生成画像に多くの投稿や
いいねが集まっていますよね。 実際、私も試してみました。どうやら今まで実装していたダリと呼ばれる画像生成のプログラムではなく、
全く新しいプログラムが実装されて、 そして、より多くの機能が提供されているということのようです。
例えば、どんなことができるのか? いや、すごいのが漫画ですね。セリフをストーリーを考えさせて、 そして、そのストーリーに基づいて4コマ漫画にしてください。
というと、セリフの中に日本語も含めて、ちゃんと漫画にしてくれたりするんですよ。 または、自分の写真とあるイラストをアップロードして、そして私の写真を
そのイラスト風にしてくださいとすると、本当にそれっぽくなるんですね。 さらに、その画像に対してアングルを右斜め上にして、洋服の色をこういうふうに変えてください。
というチェンジもできます。または、キャッチコピーや画像などを支持して、 そして、YouTube のサムネイルに使えるようなデザインにしてくれというと、
本当に文字入りのサムネイルやバナー広告のような画像ができてしまうんですね。 というように、今までの画像生成 AI とは一線を隔す驚きの機能で、瞬く間に世界中に広がっています。
著作権とクリエイターの問題
ただ、そんなチャットGPT の新しい画像生成 AI についてはたと思ったことがありましたので、 今日はあえて収録配信をしています。
ですので、これからお話しすることは、今盛り上がっている空気に水を差すことになります。 ですので、ちょっと嫌だなぁという方は、ここで再生を止めてください。
この後、私がお話しすることは、なるべく一時ソースや既存の情報などから引用して客観性を保ちつつお話しするつもりですけども、 多くは私の意見が入る内容となりますので、ご注意ください。
今回の画像生成 AI、私も全てがNOと言っているわけではなくて、 I2I と呼ばれる丸々風のイラストを描いてという機能について思うところがあるということなんです。
実はチャットGPTが実装する前も、こういった技術はありました。 I2I と呼ばれるジャンルでして、例えば、ある人気絵師、人気イラストレーターさんの作風を真似て、ちょっとアダルティなイラストにしてしまうと。
または、あるタレントさんのあるキャラクターの顔だけを使ってポーズはまた別なものに付け替えるといったような欲望を満たすための画像生成 AI のジャンルというものが存在しました。
それらはあまり表立ってはいませんでしたけども、やはり一部界隈では一定のニーズがあり、ただ批判もあってメインストリームにはなってきませんでした。
さらに生成 AI が登場する前も、そうした作者の意に沿わない作画、漫画などはやはり問題視されてきましたよね。
さらにはパクリなども批判を浴びてきました。
有名なところですと、あの人気漫画スラムダンクも一部バスケット雑誌の写真とポーズが似ているということで批判を浴びた時期がありました。
Google 検索でスラムダンクトレパクとぜひ検索してみてください。
あのスラムダンクでさえも実はそういうネガティブなことで話題になったことがあるんですね。
ですから、権利者や作者にリスペクトがない似せた絵柄の生成というものはこれまで批判を浴びてきました。
世界的に有名なグラフィックツールのメーカーであるアドビシャ。
このアドビシャも現在生成 AI をローンチしています。
Firefly というサービスです。
こちらはですねそういった批判を受けてちゃんと学習させる元データの権利者に許諾を取ったそういった学習しかしてませんよというクリーンな生成 AI で登場してきた経緯があります。
ですから現在でもですね多くのクリエイターさんが使っているそんなツールになっているかと思います。
もちろん遡って言えばそもそもの AI ですね。
AI 自体が誕生するきっかけとしては著作権を許諾しなかったもので学習してきたんだろうという批判は今でも根強く一部ではあります。
ただ以前よりはだいぶ減ってきたそういう中で今回ですねおそらく驚きの声の方が多かったというのはやっぱり時間的なものもあるかと思います。
ただそういった経緯がある中で今回はあまりにもですね賞賛をする投稿が多かったそのことに私はちょっと違和感を覚えたんですね。
これ今までだったらトレパクとかパクリとかって批判されてた流れだよなぁと思いながら実は見ていました。
ですので今回の機能実装された生成AI全てに私も違和感を覚えているわけではなくて当然ですねエンジニアや開発者の方の努力もリスペクトされるべきものですから全てNGというわけではありません。
新たな権利の議論
ただ丸々風のイラストというものが簡単に描いてしまう状況には違和感を覚えているということなんです。
これ現実世界で考えてみた皆さんいかがですか。例えば私が自分の写真をサイン会に持っていきます。
そしてワンピースの作者小田栄一郎先生にすいませんこの写真をもとに私に似せたワンピース風のイラストを書いてもらえませんかと言ってお願いをする。
そして結果として書いてもらえたっていうことに近いと思いません。
それってもしやってもらえたとしたならばものすごいありがたいですしお金がたぶんものすごい額になると思うんですよね。
でも今回AIが学習することによってそれがいつも簡単にそしていつでも量産ができる状況になっているわけです。
ちょっと気持ち悪くないですかね。
そしてアドビなどこれまであえて避けて実装してきた中でなぜか業界トップのオープンAI社が実装してきてこのタイミングで出した。
これって今までアドビ社などがあえて避けて外してきた機能だからこそ実装してきたら最大手が実装してきたらそれはある意味驚きを持って受け入れられるのは当たり前だなというふうに思うわけです。
著作権的にはどうでしょうか。
いわゆる作風タッチというものは著作権的にはおそらくグレー政府です。
実際日本の漫画家さんでもある作者さんの作風に似せて漫画を書いている方もいらっしゃいますしあとはある意味モノマネとかもそうですよね。
でもそれらのパロディや芸風というものはやっぱり程度の問題であって。
例えば木村拓哉さんの真似をする方が木村拓哉さんよりも稼いじゃったら多分それってとんでもないことになりますよね。
または二次創作をしている同人誌を書かれている方々が値段を無視してバンバン儲けていったとしたらそれはちょっと変な話ですよね。
ですから同人誌の世界でも実費の分しかもらわない印刷代など実費の分しかもらわないというのが暗黙のマナーになっていて。
そして権利者も黙認をすることでお互い不分立があって発展してきたという歴史があります。
ですのでグレーだからいいというわけではなくてグレーだからこそお互いリスペクトを持って楽しんでいこうということを忘れてはいけないと思うんですね。
いやいやでも著作権的には政府なんだからいいんじゃんと思うかもしれません。
ただ今回は私は例外だと思っています。
新しい権利だからこそしっかり議論するべきだと思っています。
実際ですね振付あのダンスとかの振付あれも実は著作権的にはこれまで議論されてこなかったんですよ。
ただ昨今モーションキャプチャーといってゲームのキャラクターなどがすごく特徴的なキュートなチャーミングな動きをする。
それによって売上に大きく影響してくるというような動きがある中では実はこのモーションも最近では著作権として認めていこうという動きがあるんですね。
ですので権利というのはやはり時代によって変わりますから今までと同じ尺度でそのまま片付けるというのもちょっと乱暴な気がします。
AIと音声配信の関係
いやでも実際その処理をできる方法があるのできないならしょうがないんじゃないのと思うかもしれません。
ここで音声配信界隈の例をご紹介しましょう。
音声配信の世界ではAIによる合成音声というものがあります。
有名なところですと初音ミクなどがそうです。
実はこの初音ミクに歌わせた演奏させた声の楽曲それをですね例えばスポティファイやアマゾンミュージックなどで再生がされると
作詞者作曲者出版レーベルなどに還元されることはもちろんのことなんとその声の権利者声の主の方にも実は還元されるんですね。
音声業界はこういう技術の落としどころ付き合い方の落としどころをこれまで議論してそういう仕組みを作ってきたんですね。
ですからできないからといってスルーしてしまうそしてその流れを作ってしまうことはやっぱりどうかと思うんですよね。
もちろん音声のようにいかないと思います。
イラストや動画というのはまた複雑な権利が絡みますし判定しづらいものというのは当然ありますのでシンプルにはいかないとは思いますけども
でも議論しなくていいというわけではないと思うんですよね。
理想としては収益者や権利を持つ作者が声を上げてオープンAI社に〇〇風というフレーズがあってそのイラストを生成したならばいくらか還元してくださいということを声を出す。
そしてそれが実装されることが多分ウインウインかなと思います。
もちろんそこでオープンAI社がいやいや払うつもりはないというふうになれば単にフレーズをねキーワードを除外すればいいだけの話です。
現在でもセンシティブなワードは弾かれてしまうわけですから実装自体は簡単だと思うんですね。
ただ声を出さなければ特に日本の会社ではなく海外の会社ですから日本のこういったコンテンツに声を出さない限りはおそらく向き合ってくれないと思うんですよね。
例えばですねオープンAI社の代表のサム・アルトマンさんなんと彼はですね自分のXのサムネイルアイコンに自分自身の写真をジブリ風にしたイラストに今書いています。
まあそのぐらいですね嬉しい気持ちも分かるんですけどもまあそういう状況なんですよ。
ですから日本人があえて多分言わないとやっぱりこのままいっちゃうと思うんですよね。
でも日本は今観光とコンテンツこの産業は何としても支出しなければいけない産業なんですよね。
そして私たちは安易にそれに乗っかってこのまま ok だよという空気を作らないこともやっぱり大事だと思うんですね。
一度空気ができてしまいますとそれをひっくり返すことはもう難しいと思います。
ここで人気漫画名探偵コナン作者の青山豪章先生のエピソードを紹介したいと思います。
漫画家の独自性と技術
wikipedia から引用します。
絵の特徴の一つであるハイライトの入れ方のルーツは大学の時にはまっていた戦闘メカザブングルのキャラの瞳である
通称ねじめと呼ばれる光彩のない瞳に1本のハイライトが入ったデザインを変化させもっとキラキラさせた。
この特徴的な目の描き方について青山先生はこれは発明だと答えているそうです。
漫画というのはあのシンプルな線の中で様々な表現をしていかなきゃいけないそういう芸術ですよね。
そして sns がない頃でさえも例えば画風が少しでも誰かに似てたらこれ誰かのパクリだよなんていうふうに言われて作者が批判を浴びるそういうこともありましたよね。
ですから漫画家の先生は少しでも他と似させない工夫や努力をしてきているんですよね。
もちろん漫画の面白さというのはキャラクターの魅力などもあるでしょう。
ただそれでプラスして絵の表現というのも大きいと思うんですよね。
差別化を図るような表現魅力的な表現というものが大事になってくると思うんですね。
ですからそれをですねやはり一瞬で描けてしまう量産できてしまうという世界はどうなんだろうなというのが私の思いです。
テクノロジーとうまく付き合ってそして良い落とし所を見つけていくそれが成熟した社会だと思います。
もちろんそれを破ってくる人たちはゼロにはできないと思います。
ただ作者クリエイターそしてファンみんながハッピーになることを目指したいですよね。
皆さんはどう考えますか。ぜひコメントご意見お待ちしております。
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一方でこの生成AIによる新しい表現が生まれることも楽しみにワクワクしております。
それではまた次回もこの部屋でお待ちしております。
もう少しで週末ですね。素敵な毎日をお過ごしください。
ではではバイバイ
14:51