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  2. S2 ep18 八田さんのハック集~..
2023-03-28 46:45

S2 ep18 八田さんのハック集~ハローワーク、ロン毛、短パン、アップサイクル ゲスト:昇苑くみひも・八田俊(中編)

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京都宇治の昇苑くみひも・八田俊さんをゲストにお迎えしての第2回。八田さんのプロフィールを掘り下げたら飛び出してきた明日から使える(?)ライフハックの数々。就活生必聴のエピソード。そして Season1 Epsode2 でご紹介したTシャツのアップサイクルは、八田さん側からはどう見えていたかなど。今回もグッドバイブスでお送りします! 八田さんによるTシャツをギターストラップにアップサイクルした事例のプロセスは、以下ConCraストーリーページで紹介しています。https://concra.jp/stories/detail1

【番組の感想・質問・リクエストなどはこちらから】

https://onl.bz/RjZRMXc

#concra でも感想お待ちしています!

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昇苑くみひも

https://www.showen.co.jp/

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パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
CRA出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、様々な手法で生まれ変わらせるコレクティブ。
ConCRAのメンバーが、工芸を軸に、物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
ConCRAの海です。
四方です。
岩田です。
はい、そして今回もこの方をお呼びしております。
昇苑くみひもの八田です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、初回は、「くみひもとは何ぞや?」っていうところから、
次の企画会議に発展した、なかなか高速な流れで、そこまで1エピソード目で到達してましたけど、
もうちょっと振り返った話もまだまだしていきたいっていう感じではありますよね。
ぜひともどうしてくみひもの世界に引き込まれたのかみたいなお話が聞けるといいなって思います。
いきなり八田さんに同じを振っても大丈夫ですかね。
わかりました。
またなんか1回目も雑でしたけど2回目も雑でした。
だいぶ雑でした。
とりあえず八田さんに喋ってくださいみたいな。
わかりました。
このさっきのプロフィールの紹介1話目で、大学卒業後にいろんな活動を通じてものづくりに触れ合い、
2011年昇苑くみひもに入社っていう紹介だったんですけど、
この様々な活動っていうのはどういう活動をされたんですか。
その辺はちょっといろいろ言えることと言えないことがあるんですけど。
いいですね。
でも僕ちょっと大学を卒業する手前ぐらいからずっとバイトをしてて、
バイトは普通にコンビニのバイトしてたんですけど、
卒業のタイミングであんまり仕事に対するいろいろ社会をなめてたところがありまして、
自分のやりたい仕事とか、そもそも働くイメージが全然自分の中でできてなくて、
バイトも辞めて全く仕事も何もしてない本気のニートみたいな時期があったんですけど、
03:04
とにかくお金がないので、自分の持ってた身の回りにあったものをひたすらリメイクして使うみたいなことを結構やってて、
ソファーを潰してリクライニング機能だけを活かした材質作ったりみたいな、
結構よくわからないことをいろいろやってたんですけど、
でもそういう時に結構いろんなところの体験とかには行ってて、
結構ガラスの体験とか峠の体験とかいろんな体験があって、
そういうのに行ってる時に、物を作る仕事をやりたいなとは思ってたんですけど、
全然別に具体的なこれっていうのもなくて、
思ってたわりに別に探してもなかったので、当然見つからないんですけど、
省エン組紐に知り合ったきっかけはもう本当にざっくり言うと職案で、
職案でどんな仕事がやりたいんですかって聞かれた時に、
カタクナに特にないですみたいなことをずっと言ってたんですけど、
多分カウンセラーみたいな人が呆れかえて、
あんまり一般の人にはお勧めしない、ちょっと多分特殊な仕事みたいな、
普通の営業とか運送業みたいなのではなくて、
カメラマンアシスタントみたいなのとか、別ファイルみたいなのが出てきて、
その中に省エン組紐が入ってたんですよね、なぜか。
カセゴライズって言ったら気になるな。
気になるし、働きたくないっていう気持ちに純粋でいると、
ちょっと面白そうなファイルが出てくるっていう。
ハロはバックみたいな。
これ紹介しても響かんのだろうなこいつはみたいな感じになってたんだと思うんですけど、
でも一回見てきてみてみたいな感じの言われ方だったんですよ。
別にどうとか受けたらいいよとか全くそんなのではなく、
面白そうな会社だし見てきてみたらみたいな感じで、
僕も結局ここに職場に来てるのに何もしない自分ってなんだろうみたいな思ってたので、
一回行くだけ行くかと思って工場見に行って、
いろいろ説明してもらって、
全然ここで働きたいとは思わないなっていうのが最初の感想ですよね。
でもなんやかんやで入社することになりまして、
とりあえず頑張って働こうと思って、
06:00
工場に最初入って機械を使った、成虫器を使ってずっと紐を作る方をやってたんですけど、
結構古い会社なのであんまりいろんなものがシステム化されてなくて、
簡単に言うと自分の中にすごいフラストレーションが溜まってて、
なんでこここうならないのかなとか、
この会社大丈夫かよみたいなところをちょっと思った時期がありまして、
やめようかなと思ってたんですよ、会社自体。
別にその時は自分がどういうものを作ってるのかとか、
別に組紐の知識を改めて持つとかっていうことは基本的になくて、
機械の使い方であったりとか、
紐を本当に何に使われてるかあんまり分かってない、
とにかく毎日紐を作り続けるっていう生活をしてたので、
可能性みたいなのもあんまり感じれなくて、
ちょっとその会社の仕組みとかもいろいろ疑問を抱いてたので、
やめようと思ったんですけど、
やめるっていう勇気も全然出てこなくて、
やめた後どうしようみたいな気持ちはすごく高かったんで、
会社に怒られようと思ったんですよね。
怒られたら逆切れして、
こういうところなんなんだよみたいなことを言えるって思ったんですけど。
めっちゃ面白い展開だね。
自分からはあまり波を立てたくないなと思ってたので、
一回怒られたら、いやこっちも言いたいことがいっぱいあるんですっていう風にいけるって思って、
ささやかな反抗をしだしたんですよ。
髪の毛伸ばしだしたりして、
社会人としてそれどうなのって言われたら、
社会の仕組みとしてこの会社はこういうところどうなんですかって
言おうとめっちゃ思ってたんですけど、
髪の毛が伸びていくにつれ、より職人っぽくなってきたよねって、
意見の評価をいただきまして。
なかなか怒られない職場って、
なんかネタについてきたね。
そうなんですよ、これオッケーなのかってそこでちょっとなって、
でもちょっとまだ納得できないところがあったんで、
本当に失礼、今から思うと失礼なんですけど、
夏場暑かったんで短パンで普通に仕事に行こうと思って、
短パンで行って、
短パンですごい髪の毛の奴が工場で働いてるっていうイメージが、
まあさすがになんか言うやろと思って行ったんですけど、
短パンに気づいた当時の社長が、
はったくん短パンやん、暑いもんなって言われて、
これもオッケーかって思って、
09:01
なんかそこでふと、
自分の認識がそもそもずれてたのかなと思って、
なんかこんな会社の云々がとかって腹立ててたけど、
いやなんかそもそも自分の認識がずれてただけかもしれないっていう風に思って、
ちょっと見方を色々変えようと思って改めてたんですよね。
で、もう逆に自分が不満に思ってたことを自分で解消しようと思って、
自分でちょっと仕事を、
これとこれとこれの仕事は僕がやりますっていう風に抱えたりとか、
そこからいろんな自分の気持ちが前向きになったんで、
自分で改善していこうっていう風に思って、
最終的には営業の方にも出ようっていう風に流れとしてはなっていったんですけど、
そこから自分が営業に出るために色んな知識を蓄えたりとか、
紐の作り方とか出来上がる構造については工場で結構嫌というほどやってたので、
あとは手組みの知識をつけたりとか、
もっと歴史的なことを勉強したりとかっていうのを自分でやり出しましたね。
素晴らしいねこれ。
今ちょうどこれから学校卒業してさ、
人生どうしようって大学生に相談を受けたりとかするんだけど、
これ聞けって思いまして。
この回を聞けって。
カンビのおかげで短パンして確認すればいいんじゃないかみたいな。
ハッタさん反抗っていう風におっしゃってたんですけど、
コミュニケーション、もっとざっくり言うと、
いじられるフックを作ってるっていうところが結構おもろいなって思ったんですよね。
そうですね。
それを作るっていう。
京都の方が短パンだねとか、いけず的な意味性とかはそういうのはあんまなかった。
そこは組む必要があったムードだったのかどうかですよね。
短パンやねっていうのは何か注意されとるかどうかっていう。
裏の裏の裏を読んでしまう。
程々に人気っていうのが裏に隠れとったかどうかも、
外の人からは分からんもんね。
社長的には驚いた顔はしてたんですけど、
割とはっきり言うタイプの人だったので、
たぶん裏はなかったんだろうなと思います。
単純に暑いもんなって言って、短パンの姿を認識してしまってたので。
でもそこで逆に怒られてたら、たぶん今もう会社にいないかもしれないですし。
三色都会。
なんか今さ、いろんな会社がDEIって言って、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンって言って、
12:08
それは何かっていうと、多様性を認めましょうとか、人の特性を認めましょうとか、
そういうのを会社ですごいお金を投資してやったりしてるんだけど、
格好で、見た目とかジェンダーとか年齢とか着てる服とか、
いろんな自分のバックグラウンドとかで、
人を差別しちゃいけませんよっていうのをすごいトレーニングを受けたりするので、会社の中で。
やっぱり伝統工芸のところに入るのに、格好はちゃんとしてなきゃいけないっていうのが、
逆に自分たちが思っている、それをアンコンシャスバイアスって言うんだけど、
バイアスってその考えの固い意味。
潜入感。
アンコンシャスっていうのは、実格がない潜入感。
働いてる人自身がそもそもアンコンシャスバイアスを持って、
そんな私みたいな髪の毛ピンク色とかで伝統工芸のところで働けないとか思っちゃうところ。
自分に問題があるっていうことにも気づかされる。
あと、これを聞いてる方で、普通に会社に勤められてる方も結構多いなとは思うんですけど、
退職のプロセスを代行する会社って今あるじゃないですか。退職代行みたいな。
今のハッタさんのコミュニケーション面白いなって。
退職するために作って自分のプロセスみたいなのが、
結果やめてもいいし、それが新しいコミュニケーションで感覚が変わってもいいと思ったんですけど、
そういうワンチャレンジするのはいいなと思ったんですね。
これいいタイミングに聞いたなってすごい思ってるのがね、
これ公開で話すのはいいか知らないけど、今いる会社に退職してくださいって私は言われてるんですよ。
首ではなくて、
首ではなくて、退職をしたらどうですかっていう退職勧告を受けてて、
それが今12,000人分全世界の社会、全世界の会社で起きてて、
それで辞めた人もいれば私みたいに、
いや辞めませんっていう風に言っている人とか分かれるから面白いなと思って始めた。
その理由、みんな一人それぞれの理由が仕事への考え方がすごく顕著に出ると思って、
それでさっきの本当にあのお話聞いて、
なんか辞める理由、確かに自分から作るのすごい大変だっていうのは確かにそうだって思うし、
15:07
オーナーシップがさ、それで出てきちゃうわけじゃん。
その辞めるの怖いから辞められないと思いながらある時に突然その自分のアンコーシャスバイアスに気づき、
仕事への考え方がなんか新しくなんか違う視点を持ち始め、
それで仕事への向き方が変わりとか、なんかそういうその今。
髪を伸ばす、短髪を履くっていうのは2つともすごい能動的なブランドなんですよね。
なんかやらされ仕事ではないっていう。
で、そのプロセスで畑さんの仕事に対する考えが変わった時に、
たぶんグラデーションで変わっていった時に、最初に何の紐作ってるかわからへんっていう状態だったとおっしゃってたんですけど、
そこがこの紐がこういうふうに作られてるんだなっていうふうに気づいていくっていうのはどういうプロセスがあったんですか?
結局工場にいる限りはそれがどういう最終製品になってるのかとか、何に使われてるのかっていう説明とかはあんまりやっぱりないんですよね。
この紐作ってください、このパターンでとかっていうのがやっぱり指示書として飛んできて、
自分がそれ何に関わってるのかっていうのはあんまり工場の中にいるとわからないことだったので、
まず営業に出るきっかけも一つあって、テキスタルのイベントがあったんですよ。
要は生地屋さんとかがデッドストックになってしまったような生地とかを持ってきて、
一般の方なんですけど、プロの1個手前ぐらいの限りなくグレーよりのセミプロみたいな人たちに生地をはかり売りするっていうイベントで、
そこに繊維関係っていうつながりで呼んでもらって、その時僕は全然工場にいたので、
生地に出るとかっていうこともなかったんですけど、そこは結構畑屋さんが掘ってる人が自分で売りに来てて、
この生地はこんな作り方してるとかっていうのを、来るお客さんもちょっとグレーよりの黒人さんに近い人たちなので、
そういうのを聞きたい人が多かったんです。
そこ行って、販売してる時に作家さんとかが結構来られてて、
いろいろ聞かれたんですけど、普通に工場でやってる仕事の話が、こうやったらこういう色もできますよみたいなのが、
紐ってそんなことできるんですかみたいなのとか、紐ってそもそも色のオーダーみたいなのができるんですかみたいな話になって、
18:04
普通に営業って多分こういうことなんだろうなっていう、売りに行く営業とかじゃなくて、
要は作り方の説明をしたりとか、こういうこともできますよっていう提案ができれば、
あとお金の計算ができれば営業としては動けそうだなと思って、
営業に行くようになって初めて、結局何を作ってたのかとか、何に使う紐を作ってほしいっていう外側が今度見えてきて、
そうするとすごい組紐の需要というか、こういう人たちに必要とされてるんだなっていうのが、
めちゃくちゃ世界が広がって、ジャンルもすごかったですし、
うちの会社がたまたまいろんな仕事をやってたので、いろんな人とつながれたのが良かったのかなと思うんですけど、
それこそ最初にちょっと説明、プロフィール説明で言っていただいてたように、
和装がもともと創業なんですけど、ジュエリーの会社さんと打ち合わせすることもあれば、
翌日には応募さんと話して、お守りの相談してることもありますし、
すごくお客様のレイヤー層が幅広いというか、
それは逆に僕が工場から営業に出た時に、自分がいろいろ感じてた問題点の一つでもあったので、
ちゃんとその会社にバックするというか、工場の人たちに、今作っている紐、すごいこういうのに使われてて、
面白いんですよっていうのを、今度は伝えられる側に行けばいいなとは思ってましたね。
なんかこれ岩田さんにも聞きたいなと思って聞いてたんですけど、
営業をされる方が作る現場っていうのに、やっぱりいた過去がある、ないとかで、
これだけ違う企画とかコンセプトとか生まれる瞬間とかって、あるんじゃないかなって今聞いてて思ったんですよね。
そうですよね。手で触った感覚とかを知っている人とかですよね。
そうそう。岩田さんはサラリーマンとかって自分に言ってますけれど、
印刷の知識がすごいあるなってお話をいつも思って聞いてるんですけど。
そうですね。
僕の場合は、ハッタさんみたいなキャリアチェンジみたいなのはないので、入社してからずっと営業マンなんですけど、
でも今ハッタさんおっしゃったことはものすごく同意なんですけど、
やっぱり作っている現場の方がそれが最終的に何になるかっていうのが、
分かってもらわないといい仕事をしてもらえないというふうには思ってきたので、
21:01
やっぱりこれがこういうものになるんですっていうことは、できるだけお話ししながらいいものになるようにっていうのは、
印刷物の場合、いろんな工程を踏んでいくので、各工程の関わる人にはそういうコミュニケーションを取るようには僕もしますね。
営業をさせてくれるっていう会社のオープンさんの話を聞いてて、
いや、お前も作ってるよじゃなくて、やってみたらっていうチャレンジをちゃんとこう。
ポジションの柔軟さみたいな。
そうそうそう。だから、
そうですね。
ハローワークの別ファイル。
結構いけとるぞ。
いけとるんじゃないかと思ったので、
今これから卒業、大学来年4月でまだ就職活動がこれからっていう人たちは、
ハローワークの別ファイル。
ちょっと引き出しの中に別ファイルありますよねって言って。
あるかもしれない。
むちゃくちゃちょっと失礼なカテゴリー、カテゴライズかもしれないんですけど、
ハローワークって行くと、なんか業種の欄みたいなのが画面に出てくるんですよね。確か。
数回しかやってないんであんまり覚えてないんですけど、
なんかジャンルが営業を運搬みたいなとか輸送っていう、
製造業みたいな、世の中の仕事のジャンルってこの4つしかないのかって思って、
めちゃくちゃ絶望した瞬間が。
それも分かる。
この中にはやりたいことは1個もないって思って。
そりゃそうなるやろうなって思ったんですけど。
本当そうだよね。
製造で言っても広すぎて、そんなんでくくられてもなっていうのは。
そうですね。自分がやっぱりまだ働いてない状態だったので、
製造ってLINE作業みたいなひたすら流れてきたものを何かこうやって流れていくみたいな、
もうそのイメージがすごい根底にあって、
なんか全然製造ってクリエイティブなイメージが持てなかったんですよね。
それで製造ってまず選ばないですし、
そこはでも会社に入ってからいろいろ気づかされたところでしたね。
営業もこれだけいろんな営業の形があるっていうのはやってて面白いなって。
営業って絶対やりたくないと思ってたんですよ。
物を売りに行くのって。
でもこれも営業の一環なのかって思えたときに、
すごく魅力的な仕事の一つなんだろうなとは思いましたね。
でもあれですよね、外に出た機会がすごく技術的な話の解像度の高いやりとりができる場所だったっていうのも結構いい話だなと思って、
24:13
セミプロみたいな人とプロの人が集まって、その技術すげえみたいな感じ。
ハッタさんがこれがなんなんやろうって思ってたものが、見る人から見れば僕らとかそうですけど、すげえってなるっていうのが分かる。
やりがいも他にも感じるし。
多分いろんな方がこれってできるのっていう無茶振りとかそういうのも営業っていう立場だったらすごいあると思うんですけど、
その中のお一人であったであろう岩田さんからの依頼について。
そうだ、その話に入っていかないといけない。
その位置、これってできるんですか?のお話で。
そうですね。一応全体の概要だけもう一回振り返っておくと、
コンクラのプロトタイプというか、僕らがコンクラっていうアイディアを生み出してからまずやってみたことの一つとして、
僕が高校生の時に買ってだいぶしらぼけたバンドTシャツをギターストラップにできないかっていうご相談を
ハッタさんにして実際に作っていただいたというお話なんですが。
シンプルですけど、とんでもない無茶振りだなという。
まずはその経緯としては、まずは初恩君さんに別に何か仕事の依頼をするつもりとかも全然なく、
ちょっとご紹介いただいて工房工場の見学行かせてもらったんですよね。
成虫器がいっぱい回っているところとか見させてもらった中で、
一つテープ状にした綿の生地を回している機械があって、
それがちょっと気になったんで、ハッタさんに質問させてもらって、
絹の糸でっていうご説明でずっと糸を染める工程から見させてもらってたんで、
こんな綿の生地もいけるんですかっていう話。
そこから、じゃあもしかしたら僕の持っているものもお願いできたりしますかねっていうような話の入り方だったんですよね。
工場に行ったっていうのがポイントだね。
ただでも、もしかしたら普通にそういうイベントとかで会って話してても、
そういうのができるんだって話が花咲いて愛で生まれることもあるけど、
私どっちかというと営業でもない、製造でもない、企画とかコンセプトを考えたりする仕事をしていると、
27:05
どの人にお願いをどういうお願いの仕方をすれば、
こういったちょっと普通じゃないものを作ってもらえるんだろうっていうのは結構悩みがかねえだから、
そういう時にやっぱり工場を見せてもらうことが多い。
そうすると話しやすい。
現場の工場長の方とかと、技術者とお話しさせてもらって、こういうのができますかって言ったら、
おっしゃってるのもできるんですけど、あっちの機械であったらこういうのもできますよって話がなったりとかするから。
前回で紐っていうものにも、そもそも組紐以外にも、織りでも網でもあるっていう話がある中で、
変に知識があって小賢しい感じだったりすると、Tシャツはだからニッティングだから網だよなっていうのを、
これってできるんですかっていうことを潜在的にリミットかけてしまいそうで。
無理だろうって勝手に思い込みが始まっちゃう。
そういうのも面白いなと思って聞いたんです。
倉田紫陽ではあくまで僕からの見え方での説明で、このギターストラップの話も今までしてきたので、
そこをハッタさんの側からどういうふうに見えていったのかとか、細かい感性に至るまでのプロセスの中で、
難しさとか気づきみたいなものがあったのかみたいなことを聞いていけるといいかなと思うんですけど、
まず一番最初にTシャツでできますかっていう、まず無茶ぶりをした段階でのハッタさんの感触としてどうでした?
なんじゃこいつっていう。
もちろん一番最初はできんやろって思いましたよ。
いいですね、めっちゃ正直。
でもそうですよね、ちょうど工場でその面のテープを使って、三つ編みっていう方が多分浸透してるんで分かりやすいですけど、三つ編みを作ってたんですよ。
それも同じように、あるアパレルのメーカーさんから悩みが飛んできて、手でその三つ編みをずっとやってたらしいんですけど、
ある日200mぐらいそれが必要になるっていう話が出て、できんみたいなことになって、
どっかそれを機械でやってくれるところがないかっていうのを探してるっていう人がたまたま紹介してくださったんですけど、
30:04
実はその人もテキスタイルの会社にいて成虫器自体を知ってたので、成虫器の構造上三つ編みはできないって頭の中で思い込んでて、
なので組紐の会社とかに問い合わせするっていうことが多分その時してなかったんだと思うんですけど、
うちがたまたまもう何十年か使われてない機械が工場に眠ってて、なんとなくその構造が三つ組み作れるんじゃないかなと思ったんですよね、その機械を使えば。
もちろんできる機械もあればできない機械もあるので、ただそいつだったらできそうだなと思ってやってみたら本当にたまたまうまくできて、
もちろん綿のテープなんでねじれたりも多少するんですけど、うまくできたなと思って。
なんかその綿のテープ自体も扱ったことなかったですし、三つ組み自体もやったことなかったんですけど、やってみないことには最終的な結果ってやっぱりわからないので、
そこがああいう青中期とかのプログラミングじゃないアナログな面白いところで思わぬ結果が結構出るっていうのは結構今までのパターンの中で自分でもよく思ってたので、
岩田さんのお話の時にTシャツをとにかく紐状にさえできれば可能性はあるかなとは思ったんですよ。
なんかその方法がないかなと思って調べてたら、本当にTシャツヤーンっていうのが世の中にあるっていうのを偶然ネットで検索してたら出てきて、
これがあるんだったらできるだろうと思って、もちろんTシャツを着るのでそんなに長い要着は作れないので、手で組んで一点物だったらできるかなっていうのが最初ですね。
ただTシャツ一枚でどのくらいの長さできるかもわからないですし、もちろん貴重なものをお預かりするので、
貴重ではないですけどね。
そこはもちろんご本人にとってはちゃんと思い出のあるものなので、何の思い出もない僕が工場で着てたTシャツを切り裂いて、
どのくらいの幅のものがどのくらいできるのかとか、本当にちゃんとものになるのかとかを一回試してみようと思って、
実際に組んでみて、思った以上に滑らないなとか、思った以上に幅が出るなとか、
切り方とかも結構Tシャツをより長く着る方法を調べて、一回作ってみて、
でもやってみると意外と厚み感とか幅感とかもすごいギターストラップに合う感じに仕上がったので、
いけそうですって言って、与太さんに連絡をして、
33:02
あとは端っこの始末をどうするかとか、そういう課題が少しあったんですけど、
テーマとしてもすごく理にかなってるなと思ったのが、それを取り組もうと思った一つのきっかけでもあって、
割とアップサイクルとかリサイクルとかっていうテーマで、いろんな企業さんも取り組まれてますし、
意図でも再生ポリエステルとかいろんなものが今あるんですけど、
実際それが本当にそこまでユーザーさんとかにとって価値のあるものになってるのかどうかっていうのは、
僕自身も結構疑問に思ってたことがあったので、
結構その側だけが一人歩きしてるんじゃないかっていう気持ちがずっとあって、
なんか今回はすごくバンドのTシャツが音楽をキーワードに、さらにギターストラップに生まれ変わって、
それが本人にとってのちゃんと使えるものに生まれ変わるっていうのは、
全部がちゃんと通ってるなってすごく思ったので、
なんかそれがすごくやれて良かったなと思った一つの、
これを作って出来上がった時にすごく良かったなと思った部分ですね。
ちゃんとそのバンドTシャツだし、それを着てギターを練習してたし、コンサートもやったりしてて、
で、なかなかちょっと服としての機能的に厳しくなってきて、
でも捨てられないしなぁみたいな愛着で、
でもやっぱ新しく命を吹き返しまたそのギターを、
それを使ってギターを練習楽しくできるとか、
そういう意味のアップサイクルにもなったもんね。
あとはやっぱあれですよね、
初演ウミヒモさんに入る前のハッタさんの解体して別物に作るソファーを、
ここで生きてた。
そうですよ。
すごい破り立って。
こんなに作っていい意味あるのかを散々やってきた人の感覚ですよね。
それだよね。
これ結構大事な気がする。
大事な気がする。
美大生とかなんでこんなもん作ってとか、
自分でアート作品を大学生の時に作って、
こんな誰にも作ってって言われてないもん作って、
ゴミをたくさんこの世に作ってどうしようとか思ってたけど、
そういうのをやって自分で体験してるから、
面白い出来たなとか、見せたくなってきたぞとか、
年間何ともの産業廃棄物を業者に引き取ってもらってるのを、
僕も間近で見てたので、美術大学とかで。
まあまあまあ多少は意味あるのかなっていう感じですね。
作るっていうことの、
自分で最初から最後まで作るってすごいやっぱ大事だなって思った。
36:00
物の用途とか見え方が変わってくる瞬間をやっぱりリアルに
原田さんがこう見てて、
これは意味あるな、いやこれは別になみたいなのが、
多分予想ですけど、あれの中で
ストラップになるのめっちゃいいじゃんっていう、
今聞いてすごい伝わってきましたね。
何かお互いの思い出とか、
ストラップになるのめっちゃいいじゃんっていう、
今聞いてすごい伝わってきましたね。
なんかテーマがちゃんとあったのが良かったなと思ってて、
例えばこれを単純なサービスとして、
Tシャツいっぱい捨てられてもったいないので、
じゃあそれをヤーン状にして、
ギターストラップにして、うちは販売してますっていうだけだと、
それでもギターストラップにもちろんなったけど、
使う人が本当にそれを求めて喜んでいるのかとか、
Tシャツの再利用っていう意味で本当に意味があるのかっていうのは、
結構やっぱり疑問が残るとは思うんですけど、
そこにミュージシャンのバンドのTシャツっていうキーワードが入ったりとか、
本人がちゃんと音楽が好きでとか、
自分のためのものっていうキーワードがいろいろ入ってくることによって、
本当のアップサイクルになったなっていうのを実感しましたね。
ちなみにTシャツってプリントされている部分があって、
そこは成虫期の中でも摩擦ケースが変わりそうだなとか思ったりするんですけど、
そうですね。プリントされているところはめちゃくちゃややこしかったです。
あんまり仕上がったところからは、ピートタウンゼントのところ、
ピートタウンゼントの感が全くないところが流石岩田さんのロゴのところですよね。
Tシャツの作り方って調べたときに、
Tシャツって面の素材で作ってあって、
一定方向の方に引っ張ると自動的に自分の力で
くるんと丸まってくれるんですよね。
ただそのプリントされているところは、
もうそれが上にふたされているので、
引っ張っても丸くならないんですよね。
確かに。
そこをどう隠すか。
プリントのところがちょっと逆に沿ってるみたいな感じな。
そうです。丸くそのヤーン状にならないので、
もう平の状態になっちゃってて、
そこをどううまく隠すかとか、
それは結構…
でもこれが、
要はプリントのところがバンドTシャツとしての命なのに、
そこが今度課題になるっていうのも、
これはこれで憎いなとは思いましたけど。
面白い。
でもそのストーリー聞くと、
39:02
余計そういうやっぱり羨ましく動いてきたな。
僕も僕で無茶なことをお願いしたなっていう風に、
後から思いながら、
ハッタさんが自分のTシャツでプロトタイプ作ってもらったりとか、
っていうのを連絡いただきながら見てたんですけど、
やっぱり今ハッタさんおっしゃったような、
本当にいらなくなったTシャツでいっぱいギターストラップ作って、
商品化するみたいなことでは、
あんまり多分意味がないなっていうこととかで言うと、
このギターストラップっていう、
すごい個別の事例に関して言うと、
あんまりね、
多分ギターストラップとしては、
ちょっと使いづらいところってやっぱあるんですよ。
例えば、
こういう面生地で作られているものだったりしても、
裏側は革が縫い付けられてて、
服と摩擦しない、
できるだけ摩擦が少ないようになってるんですよね。
ギター弾きながらちょっとずれたりっていうことが、
むしろずれたりした方がいいので、
裏側に革を貼ってたりする。
あと、やっぱりアジャスターが付いてて、
ユーザーのいい位置にギターのポジションが来るようにっていうのが、
基本的なギターストラップの機能として、
絶対に商品化するにあたって必要なことなんですけど、
これはあくまで僕が使うもので、
僕のギターのポジションとかは一定なので、
アジャスターもいらないし、
別に摩擦があっても構わないとか、
そういう最終的に使うユーザー、
ただ一人のユーザーである僕が、
これでいいんだっていうことがあったから、
その中で一番いいやり方を
畑さんに考えていただけたっていうところがあるので、
たぶんこれが一個成功したからって、
汎用性のあるものでは結構ないんですよね、これって。
めちゃめちゃコンクラ的にはこういう話ですね。
めっちゃいい話ですね。
やっぱりそのやりとりなんじゃない?
オーダーをする時に再審をする時点で、
滑らせたかったら革貼るといいですよっていうのだけだと、
そういうオーダーの取り方すればいいから。
またすごい商品企画の話みたいになってきちゃってる。
癖です。職業の話。
あとこのストラップの端の仕上げをどうしますかみたいな話も
さっきにしてて。
かわいいよね。
普通のストラップだとここだけ革になってるんですね、
丈夫にするためにとか。
42:00
でもどうせなら全部組紐でお願いしたいですねっていう中で
畑さんにご提案いただいたやり方なんですけど。
ちなみにまた音声メディアで伝わりにくいので
コンクラのウェブサイトのリンクを貼っておきますけど、
このストラップの端の仕立て方みたいなのって
どっか着想があったんでしたっけ?
でもそこは僕個人ではなかなか
耐久性の問題とかいろいろ悩みのところもあって
どうしようかなと思ってたんですけど
もともと松原組紐自体が
いろんな紐を使った商品加工みたいなのをやってる会社なので
結構いろんなノウハウがあって
もちろん僕一人ではなかなかその辺のアイデアが
どういう課題の解決方法がいいですかねっていうのが出てこないので
会社の中で相談したりとか
実際そういう形でストラップを
ギターストラップじゃないですけど
もうちょっと小さいストラップを作ってたりするので
そのやり方をやれば
ギターに付けることができるんじゃないかっていう
商品をいろいろ作ってるのが
もともと会社にあるベースの技術があるので
それを応用したっていうような感じですね
いろんな偶然が重なって聞けば聞くほど
僕はあんまりプロセスを知らなかったんですけど
奇跡的な一本聞こえてきましたね
そうですねうちに加工する技術がなかったら
紐だけとりあえず作って
岩田さんにお戻しして
あと頑張ってレザーで止める方法を
模索してくれみたいな感じになってたと思うんですけど
そこは本当に紐を打っていく上でも
使い道の提案をちゃんとしないと
やっぱり産業としては廃れていくと思うので
そこはうちの会社が得意にしているところで
紐を作るだけじゃなくて作った上で
使い道の提案とか
実際に自分たちの商品としてプロトタイプを
いろいろ作って
こういう使い方ができるっていう提案をしているのが
強みの一つなので
それができる会社なのはすごく良かったなと思いましたね
そういう会社だと伝統工芸っていう意味性を広げられるじゃん
だから伝統工芸って
ずっと同じことを長くやってる伝統工芸って
そうかもしれないけど
今後の伝統工芸のあり方って
もっと横広がりっていうか
45:00
縦でこうじゃなくて
いろんな産業とかいろんなコラボレーションとかさ
ただのブランドとのコラボとかそういうんじゃなくて
分かります
だからブランドとの付加価値の操作でもないし
技術だけを付加価値にして買えるっていうことでもないし
ちょっと今しおさんからいい球を投げてもらったので
3つ目のエピソードで
そこの話を深掘って聞いていきましょう
そうしましょう時間も気づいたら
話し続けました
おいたちから
森田さんが2回目でした
あったさん個人的な話聞いていいですかって時に
倉田氏ラジオの以前の野島さん回を聞いていただいてて
野島さん元のエピソードないですよって聞いて
全然パンチありましたよね
かなりパンチ聞いてましたけどね
面白かった
ではまた来週も火曜日に配信いたしますので
またフォローしてお聞きください
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新しいハローワークの使い方へのコメントや
私の商品思いついたとか
いろんな言いたいことあったら
また来週も最後のエピソードになりますが
あったさんよろしくお願いします
よろしくお願いします
ありがとうございました
ありがとうございました
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