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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。 ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、
今日ね、関東、北関東の方では大雪ということで、 大雪のニュースが流れておりましたけどもね、
鉄道の運転見合わせとか、遅延の情報であったりだとか、飛行機もね、結構が相次いだということで、事故のニュースだとかね、けが人のニュースも多く流れておったんですけども、
首都大混乱ということでね、朝の年齢知識のニュースをやっておりましたけどもね、 まあ一つ思うのが、東京がこういうことになると、めちゃめちゃうるさないっていうね、
話なんですけど、地方のね、洪水のニュースとかはさらっと取り上げるのに、東京がこういうことになるとですね、めちゃめちゃみんな言いますよね。
東京の方がね、州でテレビ局とかありますからね、それはわかるんですけども、もうちょっとね、地方に目を向けてほしいなというふうに思うんですけども、
まだね、雪がもう降り止んだのかなというふうに思うんですけども、 凍結とかね、次の日も危ないですからね、気をつけていただいてといったところですかね。
今日のお話はですね、今食事中の方は非常に大変ね、申し訳ないお話になるんですけども、どういったお話かというとですね、
糞便移植についてですね、お話ししたいと思います。何かというとですね、他人の糞便、うんちですね、薬になるということで、要はですね、他人のうんちを自分に移植してですね、
病気を治療する医療についてね、お話ししたいなと思うんですけども、糞便移植というふうに呼びます。
これですね、オーストラリアの医薬品医療機器の管轄機関である保健所薬品医薬品行政局がですね、糞便微生物移植、これですね、略すとFMTと読むらしいんですけど、
フィカルマイクロバイオチャートランスプランテーション、略してFMTということで、フィカルっていうのは糞便、うんちっていう意味なんですが、を承認したと、2022年11月にイギリスのガーディアン氏が報じたということでですね、
このFMTっていうのはですね、うんちを移植するっていうのは、できるだけ医療の方法でですね、結構有名というかね、今最もホットなっていうかね、これからどんどん伸びてくるであろう治療方法なんですね。
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このFMT、糞便移植はですね、腸内細菌層、腸内フローラと呼びますが、腸内フローラ移植とも呼ばれておってですね、健康な人の便に含まれている腸内細菌を患者の腸内に移植することによって、腸内環境の正常化を目指す、歴史とした医療の治療法なんですね。
安倍晋三元首相がですね、罹患していたことで知られております、海洋性大腸炎などの治療に役立つというふうにされてるんですね。もうこれね、今最も注目されている医療といっては過言ではないといったところなんですね。
でもね、このオーストラリアのこの承認されたということなんですけども、再発生のクロストリジウムディフェルシル感染症についてのみ承認されたということで、これまでもですね、アメリカでも承認されてるんですけども、アメリカのね、このね、クロストリジウムディフェルシル感染症っていうのは毎年50万人が罹患して3万人が亡くなっているっていうね、非常に怖い感染症みたいですけども、
クロストリジウムディフェルシル感染症についてのみ承認されたので、何が何でも粉弁移植やってるっていうわけではないよっていうことがあるんですけども、それでもね、ネガティブに考えることはなくてですね、この米シンクタンクによるとですね、粉弁移植や粉弁由来の治療薬の市場はですね、2025年頃までにアメリカ国内だけで500億円規模になると予想しているということと、
さらにアジア、ヨーロッパを加えると1000億円規模になると見積もられているということで、今は一つの感染症についてとか、特有の感染症について粉弁移植やりましょうっていうごく一部を承認しているっていうこと、今の流れはそうなんだけど、
今後さらにもっと科学が発達してくると、いろんな場面で粉弁移植であったりとか、人の粉弁由来の薬でね、1000億円の規模の経済になっていくということなんですが、今、さっきも言ったようにこれから発達していくである医療ということなんですね。
このFMT、粉弁移植、他人のうんちを自分に入れるという行為、このFMTは日本でもやられております。保険適用外で、自由診療なんですけども、臨床応用が始まっておって、骨髄バンクとか、iバンクとか言われると有名だと思うんですけど、
便バンクというもので登録して、患者さんに見合った粉弁は何なのかっていうのをストックしておく。便バンクっていうのも採用がされて整備も進んでるらしい。日本でも整備が進んでるということなんですね。
この便バンク、アメリカでは6万人規模で登録されておって、ありとあらゆる町内細菌をストックしているということなんですね。この他人のうんちを体内に入れるってことなんですけど、それ聞くと大丈夫なみたいなね。
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うんちって、うんちドリルとか、子供の必ず笑うネタとしてうんちって出てくると思うんですけど、大人になってくるとうんちって聞くとあんまりいいイメージないというか、汚いものとして扱われてはいますよね。
日本はこういうダメとか作って、それをうまく利用しようということはしてましたけど、うんちですから、そんな汚いんじゃないみたいなイメージはもちろんあると思うんですけども、なぜうんちを移植するかというのは、その中に町内細菌が含まれてるからなんですね。
この町内細菌、ここまでそんなに大事なんていう話なんですが、この人の町内には約1000種類の細菌、バクテリア、町内細菌が生息しておってですね、その総数は100町から数百町、ある科学者によっては1000町を単位でいるというふうに言われているんですね。
重さにして大体1キロから1.2キロぐらいなので、自分の体重を測ってみて、そのうちの1キロから2キロは町内細菌というか細菌だけの重さになるんですね。そう考えるとめちゃめちゃ量多いですよね。
自分の細胞は大体38兆個なので、自分の細胞の数よりも多いし、自分の細胞のDNAよりも町内細菌とか細菌、バクテリアの細胞数、DNAの数が多いと思うとですね、めちゃめちゃ自分の体の中には細菌いるんだなっていうのが見て取れるかなというふうに思うんですけども、
この町内細菌全体を町内細菌層、町内フローラと呼んで、代謝を通じて細菌同士、バクテリア同士が宿主である人と複雑なやり取りをすることで、人の健康や病気の発生に大きく関わっていると考えられているんですね。
昔は町内には大腸菌しかいないと言われてたんですけども、バイオテクノロジーが発達して、遺伝子とかそういったものの細かいところまでわかるようになってきて、人ゲノムも解読されるようになって、いろんな遺伝子的なバイオテクノロジーが発達したことによって、町内細菌1000種類ぐらいいるやんということがわかってきたわけなんですね。
この町内細菌、いろいろ自分の体の中で健康状態に大きな鍵を握っておりまして、町内細菌の研究が進むにつれて、町内細菌層の乱れは炎症性腸疾患や花瓶性腸症候群などの消化器疾患だけでなく、町内細菌だからそういう消化器系にいるから、そこだけに乱れると、そこにばっかり起こる病気だけでなく、
町内細菌の乱れが肥満、糖尿病、関節性流末、鬱など様々な疾患に関係することが明らかになってきたということなんですね。
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糖尿病とかもそうなんだけど、甘いもの食べたいなって感じるときあるじゃないですか。それも甘いものを食べさせて、より町内細菌が甘いものを好むので、好む町内細菌がいて、甘いもの欲しいな、供給欲しいなってことで、人をマインドコントロールみたいな感じで、より甘いものを欲しさせるみたいな神経とか刺激して、より甘いものを食べさせてしまうっていうのも町内細菌に関わっているんじゃないか。
これ以前の配信でも話したんですけど、鬱病も町内細菌が関わっているんじゃないかっていうお話もしたと思うんですけど、非常に町内細菌の乱れそのものが、自分の体の中の健康状態がよろしくなくなってしまうというぐらい大きな鍵を握っているということなんですね。
なので、正常な人の、健康な人の町内細菌を自分の体の中に入れるっていうことは、健康を維持する上では非常に大切なことなんですね。
粉面飲食、どうやってウンチ入れるの?飲むの?みたいなことを考える人もいると思うんですけど、基本的に肛門からウンチをダイレクトに入れるわけじゃなくて、いろんな溶液とかに混ぜて溶かして肛門から注入するんで、粉面を直接体内に入れるわけではないということですから、そこは安心してほしいなと思うんですけど、
そういったウンチっていうのは汚いっていうハードルがあります。日本であんまり、粉面飲食っていうのはメジャーになってないんですよね。そういったウンチ入れる?みたいな感じですよね。
その粉面飲食するときに、町内細菌を入れるってこともそうなんだけど、それによって伴うリスクっていうか副作用みたいなね、そういったもののハードルがまだまだクリアできてないっていうところもあるので、そういった面をクリアできるようになれば、一つの医療のメジャーな医療方法として確立してくるんじゃないかというふうに言われてるんですね。
本当に素晴らしいですよね。ということでね、お腹痛いなとか言うときとか、消化器官系以外の病気も町内細菌にかかってますから、正常なウンチを入れるっていうことがね、今後メジャーになってくるのかとか。
足りなく入れるの嫌だから、健康な自分の状態のうちにウンチを出しといて、便バンクに登録しておいて、何かちょっと体調悪くなったなとか病気になったときに、健康なときに出した自分の町内細菌便をもう一回自分に入れるっていう方法もあるみたいなので、非常に幅が広がるなということでね、今後注目していく治療法の一つなのかなということで、今後も研究の進展に興味ありますので、お期待したいなといったところですかね。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさんさよなら。バイバイ。