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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年7月29日金曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、連日こうやって猛暑日とか熱中症の心配がありますけども、
その時にね、飲み物を飲むんですけども、大体ペットボトル飲料というものを皆さん多く飲まれると思うんですけども、
このペットボトル飲料のこのペットボトル、このリサイクルは実は本当のところムダだらけであるよというお話をしたいと思います。
今、日本中どこに住んでいても、ゴミの分別収集が行われていますよね。
燃えるゴミ、プラスチックゴミ、不燃ゴミとか、あと資源ゴミというカテゴリーもありまして、
新聞紙や段ボール紙は縛って出して、ペットボトルはキャップを外して、ラベルを外して、専用の集積場とかスーパーとかに持っていきますよね。
加燃ゴミとか不燃ゴミとかも、いろいろ袋が分けてあって、非常に分別ということで、そこだけで労力がかかるわけですけども、
リサイクルと言われると、1回使ったものをもう1回再利用してということで、無条件に良いことだということにされているんですけども、
果たしてこのリサイクルというのは本当に無条件に良いことなのか、そこはリサイクルするためには金がかかりますからね。
袋を分けてるし、集積場とかも用意しないといけないし、労力とお金がどれくらいかかってるのかということも考えないでリサイクルしてるってことはですね、
意外に無駄なんじゃないかっていう感じになるんですよね。
このペットボトルのリサイクルに関して言いますとですね、ペットボトルリサイクル推進協議会という団体があるんですね。
1993年の設立で合成樹脂メーカー、ペットボトル製造メーカーのほかですね、製料飲料、酒類、醤油、みりん、果汁飲料メーカーなどで構成されております。
この団体がですね、毎年指定ペットボトルの年間回収率を公開しているわけなんですね。
この回収率なんですけども、どういう計算式かというとですね、分母は指定ペットボトル、さっき言ったペットボトルで作られた製品の販売量を分母にして、
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分子が市町村分別収集量、各それぞれ自体の収穫場で集められたペットボトルですね、
あと事業系ボトル回収量、これはスーパーとかですね、そういった事業者が設定したところに設置したものを回収したものを分子にしています。
なので全部売ったペットボトルの製品を割る各市町村の収穫場とかスーパーとかにあるやつで回収量で割ったものを回収率としているわけなんですね。
それがですね、2020年のデータなんですけど、96.7%、すごい量のものを売ったものを回収しております。
年々上がっておりまして、15年前の2005年だと回収率は61.7%だったんですけども、今96.7%ということで、
販売したもののほとんどが回収しているところなんですね。さっき言いました回収率の計算式で、分子が市町村分別収集量と事業系ボトル回収量なので、
各自治体で集めたものとかスーパーで集めたものっていうのは最終的には行き着くところは一緒なんですね。
それで96.7%を回収してるんですよ。このペットボトルのリサイクル量ってどんなものなのかということなんですけども、
リサイクル量はですね、2020年のさっき96.7%回収して、そのうち88.5%がリサイクルされているということなんですね。
だからほとんど回収して、ほとんど多くのものはもうリサイクルしてるやんって、すごいエコだ、わーすごいみたいなね、
ここまで皆さんが回収して頑張っておりますから、それも事業者も期待に応えてというかね、多くの量をリサイクルしてますよっていうことなんですけども、
この88.5%のリサイクル率、これをね深掘りしていくとですね、あれあれっていう感じがですね、
分かってくるんですね。どういうことかというとですね、このね、わざわざ金とエネルギーをかけてね、回収してリサイクルしてるわけですけども、
再製品化してもですね、ボトルがですね、白濁してしまって品質が悪くなっちゃうんですよね。
バージンの石油の原料から作った、ペットボトルは元々原料は石油ですからね、作ったものと同じようにしては作れないんですね。
回収されたペットボトルから作るこのペットボトルはですね、相当なエネルギーを注ぎ込んで作っても、最初のバージンオイル、バージン石油から作るペットよりも、ペットボトルよりも、
格段に品質が劣ると言われるんですね。日本人って見た目を非常に気にしますから、そんな白濁して汚れているように見える、綺麗だけどね、汚れているように見えるペットボトルは商品として好まないから、結局それは売り物にならないんですね。
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誰も買わないものをわざわざ作って売ろうとする人がいないから、そんなことしないんですよね。
白濁してもいいみたいな、バージンオイルではない、リサイクルして作ったものにレジ袋があったんだけども、あれと白濁しても全然OKですよね。
でもそれも今作ることができないというかね、レジ袋悪みたいになってますからそういったことも作れない。
ゴミを回収するための可燃ゴミとか不燃ゴミとかの袋はバージンオイルで作ってますから、労力がかかっているんですよね。
でもここまで回収率が高いということは、どういうふうに使われているのかというと、あるデータによると88%リサイクル率ですけども、その60%ぐらいは実は燃やしてるんですよね。
それ以外の残りのリサイクル率をどうするかというと、中国とか東南アジアとかに送りつけてるわけですよ。
中国はもうそれ送りつけるのやめてってなったので、中国に送りつけられないので、東南アジアとかに送ってですね、東南アジアは海に捨てたりするわけですけども、
多くのリサイクルの60%近くは燃やしてるんですよね。
石炭火力とかそういったものの熱源になるので、多くのものは燃やしてるんですよね。
ここの団体のペットボトルリサイクル推進協議会のデータは疑うわけではないし、
ここのそういったちゃんとした組織があることもあるし、そこのホームページのカタログにはですね、トートバッグとかカーペットとかペットボトルをリサイクルして作ってますよっていうのが載ってるんで、
それも事実なんですけども、ほとんどはもう燃やしてるんですよね、実はね。それをサーマルリサイクルとか言うんですけども、
なので多くのやつは石炭火力とかそういった鉄鉱石作ったりとか、そういったところの熱源として使われて、
多くのものはそれもサーマルリサイクルっていう形でリサイクル率の中に入ってるんだけど、
なんか燃やしてるって聞くと、なんかちょっとみたいな感じになりますね。
それを製品化してトートバッグとかこういうホームページで大体的にやってるから、
製品化してるものが実は捨てた、リサイクルしたペットボトルになってる、ペットボトルが作られてるんだっていうことも思ってるかもしれませんけど、
実はほとんどがもう燃やしちゃってるんですよね。でもね、私はね、これペットボトルっていうのはむしろ燃やしてしまった方がいいと思うんですね。
先ほども言いましたけど、ペットボトルっていうのは元々石油製品だから原料は石油なんですよね。
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だからよく燃えるし、だから燃やすこと自体が一番のリサイクルだと思うんですね。
この生ゴミとか可燃ゴミって燃やしますよね。燃えるゴミって感じで燃やしてるわけですけども、
生ゴミとかって非常に水分量が多いので、そのまま火かけても燃えないんですよ。
どうするかっていうとですね、原油とかかけてね、油をかけて燃やしてるんですよ。
そこにまた原油代かかるけども、回収したペットボトルを一緒にして燃やしてしまえば、その原油代がカットされますよね。
なのでそれが一番のリサイクルだし、コストもかかりにくいですよね。
ペットボトルを燃やしたらダイオキシンが出るとか言いますけど、ダイオキシンって毒性がないものっていうのは結構論文とかでも言われてますので、
ダイオキシンって別に悪でもないし、ペットボトルを燃やせばただの炭素になっていくだけだから、
どんどん石油って燃やしたほうがいいと思うんですね。
あと燃やすとCO2が出て、至急温暖化だってなるけども、それも全然CO2なんて、
恐竜がいた頃は今よりも5倍6倍あったから、全然そんなグローバルウォーミングと因果関係がほぼないんですよね。
だから燃やしてしまった方がいいし、一番燃やして熱源として使った方が一番のリサイクルだし、それが理想的なんですよね。
だからわざわざ分別して吸収して回収して、多くの労力とかエネルギーを使わなくても、
可燃ごみと一緒に混ぜて捨てて燃やしてしまった方が原油代もかからないし、これが一番のリサイクルっていうか、これが一番のエコだと思うんですね。
これが一番のリサイクル。もともと石油とかっていうのも化石燃料って言われてますから、
もともと地球のごみだったものをそういった熱源にして燃やしてしまった方が一番のリサイクルだと思うんです。
それが理想的な姿だと思うんですけども、燃やすのはダメ、ダイオクシンはダメとかね、
そういった間違った知識というか、間違ったアナウンスの仕方によってここまでリサイクル、リサイクル、リサイクル、分別、分別、分別ってなってるんだけど、
一番燃やしてしまった方が理にかなってると私は思うんですよね。
でも最近ですね、ペットボトルを可燃ごみにしてもいい自治体も出てきたっていうことは非常にいいことかなと思うので、
そういったことも見直してね、本当に環境にいいのはどんなのか、我々が一番リサイクル、リサイクルって言ってるけども、
一番合理的な行動判断っていうのはどんなのかっていうのはもう一度しっかり考えてみたらいいんじゃないかということを思いますかね。
ということで今日はですね、ペットボトルリサイクルは無駄だらけなんじゃないというお話をいたしました。
今日はこれで終わりにしたいと思います。
それではみなさん、さようなら、バイバイ。