00:00
はい、皆さんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております、ということで、皆さんはですね、絶滅してしまった動物や植物で、
今もいたらいいのにな、という生き物はいますかね。今日のお話なんですけども、絶滅してしまった動物を一つ取り上げまして、
なぜ、絶滅してしまったのかというのです。もちろん、悲劇的なお話になるんですけども、絶滅動物についてお話したいと思うんですが、
今日取り上げるですね、絶滅動物はですね、ステラダイカイギュウというですね、海に住む哺乳類のお話なんですけども、ステラダイカイギュウですね。
これは何かというと、ジュゴンの仲間なんですね。クジラやアシカ、ジュゴンなど、手足がヒレのようになっていて、
主に海に住む哺乳類の仲間をカイジュウ、カイジュウ類というふうに呼ぶんですね。その中でジュゴン、今ジュゴン族、ジュゴンの仲間はジュゴン一種類しかいなくて、
東南アジアとか、南西諸島とか、日本でいうね、海の浅瀬に住む。柔らかい草類とか植物しか食べないので、
食べるものも非常に得意的であるし、非常に絶滅が危ぶまれているんですけども、昔は昔、300年弱近い前の話なんですが、
このカイジュウの中でも、ジュゴンの仲間でも、悲劇のダイカイギュウ、海の牛と書いて、悲劇のダイカイギュウとして知られるのが、
今日ご紹介するステラダイカイギュウなんですね。全長が大きいもので10メートルほど、体重10トンほどもあるこの巨大な生き物なんですけども、
ジュゴンはジュゴンで、でかいです。4メートル弱ぐらいあって、体重も400キロ、500キロ弱ぐらいあるんですけども、それだけでもでかいんだけど、
さらにめちゃくちゃでかいジュゴンが、この地球にはいたんですね。このステラダイカイギュウの悲劇、絶滅してしまったのは、300年近く前の話なんですが、
この悲劇のスタートは、1741年の発見に始まるんですね。その年、1741年の年に、デンマークの有名な探検家、ベーリン。
これ有名ですよね。ベーリングっていう時計もあるよね。ベーリング海峡とかベーリング島というのがあるんですけども、
この有名な探検家ベーリンは、北アメリカ沿岸の地形の調査を終えて、さらに西へ向かって船を進めていたんですね。
03:06
ところがですね、大嵐にあってしまって、どこを航海しているのかもわからず、船員にも多数の死者を出しながら、ある無人島に漂着したんですね。
ベーリングたちは、生きるために島の探検を始めて、食べないと生きていけないですからね。
するとですね、海岸近くの浅瀬に、大きな鼻息を出す巨大な生き物が、群れで海藻を食べているのを発見したんですね。
ベーリングの探検に同行していたドイツの博物学者、ステラーは、初めて見るこの動物をよく観察していたんですね。
そしてですね、巨大な体の割には性格が大人しいこと、優しすぎるという性格があるんですね。
海岸近くで昆布などの海藻を食べて暮らしていることをわかった。
さらにですね、約2000頭ほどがいたということが、観察しながらわかった。
動きも鈍いので、簡単に捕まえられることなどを細かく記録して残したんですね。
この島の滞在中に、ベーリングは病気で死んじゃったんですね。
しかしですね、ステラーら残った繊維たちは、巨大な生き物の肉を食べて生き延びたんですね。
それがね、ステラー大海魚なんですけども、またですね、島にはあまり木がなかったんですけども、
巨大な生き物の皮を使って、船を修理して、10ヶ月後、ようやく出発地に帰ることができたんですね。
その後、ベーリングらが漂着した島は、ベーリング島と名付けられて、
ステラーが記録した巨大な生き物は、新種の、発見したステラーさんの名前を取って、
ステラー大海魚というふうに名付けられたんですね。大きい大きい呪言のことです。
しかしですね、ステラーが報告したこの記録はですね、
ベーリング島がステラー大海魚という新種がいる島だと知らせただけではなく、
ラッコやオットセイもいたんですね。
ラッコやオットセイなどの毛皮が高めで取引される動物がたくさんいるよというね、
要は宝の島だと人々に知らせることになってしまったんですね。
そのためですね、ベーリング島にはラッコやオットセイ目当てで多くの毛皮商人や漁師が押し寄せたんですね。
高めで売れるから、どんだけたくさんおってね、
新種の発見だということを学会とかで発表したのが裏目に出て、
すごい沢山の海生哺乳類がいるよということを知らせてしまうことに繋がってあったわけなんですね。
ステラー大海魚はさらに優しすぎる性格から、別に怯えもないしゆっくりも鈍いから、
06:00
ステラー大海魚もこれも捕まえちゃえと。
オットセイとかラッコの毛皮もいいんだけど、ステラー大海魚もほらめっちゃでかいし、
でかい割には捕まえやすいから、格好の獲物になっちゃったんですね。
さらに体も大きいし、それだけ大きいし寒いところに住んでいるから、
油もたくさん蓄えているわけなんですね。肉や油がたくさん取れることから、
次々と殺されてしまったわけなんですよ。
それからわずか27年後、初めて発見したのが1741年ですから、
それから27年後、1768年ですね。
めちゃくちゃ取れるから、ステラー大海魚もお肉とか油のために、
次々と殺されてしまって、27年後の漁師のポポフという方が、
ベーリング島で数頭のステラー大海魚を殺したという記録を、
最後に報告は途絶えたということで、ステラー大海魚は絶滅してしまったというところなんですね。
本当に悲劇の、なんともいいんやけど、嵐で辿り着いて漂着してしまった島が、
たまたまそこにステラー大海魚がいて、船を直し戻って報告したら、
そっちにラッカー・オットセイもいるし、毛皮も取れるし、ステラー大海魚もいるということで、
バレてしまって、初めての発見から27年後には絶滅してしまったというところなんですね。
本当に愚かな行為をしてしまって、ステラー大海魚を水族館で見てみたかったなと思いますし、
絶滅してしまって、200年近く経っているから、その願いは叶わないし、
鮮明な映像であったりとか、骨格とかそういったものも少ないんですよ、正直ね。
毎日撮りから10トン級のジュゴンを見てみたかったなというふうに思うんですけどもね。
ここまでたくさんの生き物が絶滅しています。我々人類も20種類くらい誕生しておりますが、
残っているのはホモサピエンスだけと、70億人近くいますし、80億、100億迫るんじゃないかと今後言われていますけども、
種として言えば人類はホモサピエンスしかいないから、割と絶滅危機に瀕していると言っても過言ではないです。
たくさんの種が生まれては死んでいっていますし、生物多様性とか言うけども、
今の地球上で生物多様性と言うんですけど、一番今が毒も多いし、種も多いし、今が一番多様性なんだけども、
09:02
人間がいたからこそ、でかい哺乳類というのは結構絶滅しているんじゃないかと思います。
狩猟生活しているし、獲物として食べるお肉として見た目がでかいから取りやすいし、サーベルタイガーとかもそうだし、
多くのでかい哺乳類がなくなってしまったというのは結構人間の影響が大きいのかなと思います。
一番でかいのは気候変動とかですけども、目先の利益だけに飛びついて、
命あるものを絶やしてしまうというのは人間の愚かな部分かなと思いますので、ぜひ見たかったなと思います。
定期的にこういった絶滅してしまった動物を取り上げて、何で絶滅したのかといったところを語り合いながら、
生物多様性とか生き物について関心を持っていただけると、私としては嬉しいかなということで、
今日はこの辺にしたいと思います。それでは皆様さよなら。バイバイ。