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Satoruと岡田悠の「旅のラジオ」
Satoruさん。
何ですか、岡田さん。
僕の地元がちょっとおかしくてですね。
おかしい。どういうことですか。
僕は兵庫県出身なんですけど、丹波笹山市という、最近市になったところなんですけど、
その地元の新聞っていうのを読むのは結構好きで、ローカル情報誌というか丹波新聞っていうのがありまして。
丹波新聞。
そうです、丹波の地域だけに配られて、そこへウェブメディアもあって、ローカルニュースが出てるんですけど、
それを見てるとたまにね、
何だこれっていうような記事がありまして。
なるほど。
例えばですね、これは2018年末の記事なんですけど、タイトルがですね、
地図から消えた村、たたり恐れ、住民ら毎年墓参り。
え、なんかすごい衝撃的だな。地図から消えた村?
そうなんですよ。
どういうことですか。
兵庫県の内陸部にある笹山市、まあうちの町ですね、に、江戸時代に忽然と地図から姿を消した村がある。
近隣住民は今も村民の墓を大切に守り、毎年旬分の日に手厚く祀っているが、墓参りの起こりはたたりを恐れてとのことだった。
消え去った村、宿に迫る。
宿?
宿って呼ばれるエリアがあるらしくて、
そこが突然地図から消えた町らしいんですよね。
で、なんか、記事を読むとどうやらなんか、疫病かなんかで村民が亡くなってしまって、
で、そこでたたりを恐れて怒りを収めるための儀式みたいなのが、まあ今でも続いているっていう記事なんですけど、
これ僕の家からめちゃくちゃ近いんですけど、
え、すご。
全然知らなくて、こんなこと、こんな儀式があるとは。
で、もう一個あって、これは去年の末の記事なんですけど、
言われ不明の正月神事。
え、どういうことですか。
謎の眠り神。
え?
住民意味わからへんっていう記事。
住民意味わからへんって。
いや、私今その住民と完全にシンクロしましたよ。
眠り神って何ですか。眠り神って漢字どう書くんですか。
カタカナで眠りって書いて神様の神。
こわ。
正月の元日にその儀式が行われて、
木の板に過去と現在の壇上を描き、
御神木の下に置くというユニークな儀式があると。
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ユニークって表現には、ちょっと大差もある、大差もありますけど、ドキドキしますね。
この板が眠り神と呼ばれており、
地元住民は意味はわからへんけどずっと続いている。
研究者がさえ言われは不明というのどっぷりだと。
すごいな。
皆さんの身近にもそういう儀式があるのではという。
いや、あんまりない。
すごいな。
岡田さんの、そういうところから岡田さんの発想が出てきたわけですか。
結構ですね、この儀式もうちからそんな遠くないんですけど、
全然知らなくてですね、地図から消えた村も眠り神もですね、
それこそデイリーポータルとかに載ったらめちゃくちゃ面白いんじゃないかっていうようなタイトルの記事なんですけど、
地元のそのローカルニュースにひっそりとですね、載っていてですね。
こういうのがいきなりバズったりは多分あんまりしないわけですよね。
そうなんですよね。
結構そのローカル新聞って面白いんじゃないかなっていう話なんですけど、要は。
そうですね、そうですね。
なんかローカルだからこそは誰も注目しないような、
割と深い取材に根付いた料記事がね、たまに年に1回ぐらい現れるんですよね。
いいですね。でもこういうのあれですね、岡田さんにURLを送ってもらって今読みましたけど、
確かにこれは読みごたえがあって面白いですね。
こういうのがでもウェブになってるからこそ、こうやってね、我々がここにいながら読めるっていうのはこれはすごい価値ですね。
そうなんですよね。
で、結構その地元の会長とかがインタビューに答えてるんですけど、よくよく見たらその友達のお父さんだったりするんですけど。
岡田さんにとってのってこと?
そうなんですよ。
狭いな。
結構その日本の田舎にもまだまだ知られざる文化とか。
そうですね。
いや日本の田舎だからこそっていう気もちょっとしますね。
そうなんですよね。
すごいな。
本当にこの儀式とかやってるのって10人とか20人とかだと思うんで、
なんかあんまりこう研究するコスパは良くないから誰も研究しないけど、
なんかひっそりと儀式として行われ続けてるみたいなのがあるんじゃないかなと思って。
これは田んば新聞っていうね、メディアなんですけど。
田んば新聞ね。
今人気の記事ランキングがあって、今時点での1位の記事は、
まさかのライバル詐欺とコウノトリにらみ合い、田植え前の田んぼでエサめぐりっていう記事で。
女性週刊誌みたいな。
そうそうそう。
まるでこう、
男女関係じゃなくて?
男女の関係のモスレみたいな。
でもそれが1位になってるってのはね、これ読者層も良質であることが伺えますね。
記事の始まりがいいんですよ。
田植え準備が始まった田んば市の田んぼにコウノトリが飛来した。
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トラクターで耕され、地表に露出した虫やミミズなどのエサをライバルの詐欺と取り合いながら追判でいる。
数日前から滞在しており、足が細くて長い、歩くのが早いと井戸端会議の話題をさらっている。
話題は他にあんまないんだ。話題をさらった。
いいなあ、すごいなあ。
これはいいですね。
かなりね、僕が今一番注目しているメディア、田んば新聞。
すごいな。岡田さんでは、ご地元出身としてここのライターになったらいいじゃないですか。
田んば新聞、ライターになったら楽しそうですよね。
そうですよ、オモコロと田んば新聞でゼロメートルの旅を出している。
作家ですみたいな感じで。
すごいなあ。
ランキングの記事、よいも詐欺の記事です。
鳥の詐欺の方ですね。
詐欺集団。
作業中の農夫、つけ狙いって書いてある。
結構こうやって我々が笑ってるのは本当は良くなくて、本当に問題なのかもしれないですね。
おばあちゃんとかね、腰が弱かったりするとかね。
あの鋭いくちばしでペコペコやられたら。
これは結構大事態ですよね。
書き方は何か分かっている感じの書き方で。
確かにさ、確かに今ね。
そうですね。
でもその何だろう、今ご紹介いただいたやつとか。
ちょっと新聞の文法で一応ちゃんと何ですかね、タイトルの決め方とかしてますよね。
何か大言霊にして短く伝えるとか何か。
それで中身がこういう感じの味わいだから。
これいいですね。たまらないですね。
私もね、日本のあんまり最近旅行できてないけど、田舎とか行くとやっぱりお土産に地元の新聞買いますね。
石垣島とかこの間行ったんですけども、石垣の地元の新聞とかね。
やっぱり読むとすごいローカルなことが書いてあるんですよね。
お悔やみとかちょっと悲しい気持ちになっちゃうかもしれないけど、
最近ここで子猫が生まれましたとか。
結構そういうことは小さく書いてあって、
ああ生まれたんだなあっていうね。
それ以上以下でもない情報が書いてあったりするんだけども、
それをなんとなく飛行機の中で読み返しているみたいなのが旅の終わりとしていいなってのがありますね。
あとはね、これはメディアっていうかどうかわかんないんですけども、
伊豆市道で神津島ってあるじゃないですか。
神津島。
私神津島に旅行したときにずいぶん前ですけれども、
なかなか船が来ないからその待合室かなんかで置いてある小冊子みたいなのがあってですね。
その小冊子が村の役場の方がお作りになったお年寄りのインタビューみたいな冊子なんですよ。
すごいよくて、すごいよくて。
なんかモンペの作り方とか書いてあって、
そのモンペの作り方をインタビューしに行くんだけども、
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そのおばあちゃんはモンペの作り方を忘れてしまっているんですよね。
でも忘れてしまっていて、その分からなかったとかで終わっちゃうんですよ。
あとはその人の人生とかね、言ってなんか親になんか捨てられて、
でも船に乗ったらとりあえずこの島に着いたら結構楽しかったとか。
最近はもう親のことを思い出すことはないですよとか言って笑いとか書いてあって、
どういう気持ちでこう読めばいいのかなみたいなね。
すごくいい企画というかいい制作というかね村役場のだったんだけども、
本当になんか味わい深くてあれ良かったですね。
あれ今読めるならウェブ記事には多分なってないと思うから。
確かにね。
そういうのがね。
フェリーにすらなってないのいっぱい。
そう、役場とかそうだな。
やっぱり無限ですね。
やっぱりそこ現地に足を運んで偶然の出会いじゃないですか。
探そうと思っても探せないし、
その日その死刑かなんかで船が来なかったから、
僕はたまたまその詩折を読んだわけであって、
それもう1回ね出会えるかって言ったら狙っても出会えないわけですから。
そういうのはね、たまらないですね。
やっぱりああいうのってこうめちゃくちゃローカルだからこそ、
そんなにこう客観的にニュースバリューがなくてもみんな読んでくれるし、
そうですよね。
地元の新聞だから買えばって言って安定したある程度売り上げがあるんで。
そうですよね。広告だってね、絶対広媒層ってこれだけね。
なんかね、新しい。
なんか変にこうね、センセーショナルなトピックに走らずとも、
割と書きたいことが実は書けるんじゃないかっていう。
センセーショナルなトピックを走っちゃうと、大きな読者層のなんかね、
地主の知見者の闇を暴くとか言うと、
あっという間にダメになっちゃったり、
○○さんとの不倫関係を暴くとか言っちゃうと、
読者がね、なんか3百分の1くらい減っちゃったりするから、
いけないわけですよね。結構いいですね。
逆にね、好きなことを実は書けるんじゃないかっていうのは。
それはいいですね。
なんで皆さんも是非ね、タンバ新聞。
タンバ新聞のPR、PR、PRラジオでした。
あと、地元の田舎の新聞とかをちょっと読んでみると面白いかもしれないですね。
じゃあそれ投稿コーナー儲けますか。
うちも地元の面白い記事ですね。
引用なら大丈夫か、そうですね。
あとはでも公民館のしおりをやっぱちょっと集めたいですね。
ありますね。
じゃあ投稿、投稿コーナーを2つ作るんですか。
だいぶ今でも多いですけど。
でも1個も来てないコーナーありますから。
難しすぎるコーナーあるから。
じゃああなたの公民館のしおり送ってください。
PDFにスキャンして投稿フォーマーに送っていただくか、
郵送ですね、郵送。
岡田さんの自宅に郵送ですかね。
うちの住所出さなきゃいけないですよ。
あとベイリーポータル編集部か。
そうですね、編集部宛てに板を送りいただいて。
新しいコーナーが生まれました。
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ラジオネームポンさんからの投稿で、
あなたの旅の密かな楽しみというコーナーの投稿なんですけど、
旅先では歩行者用信号機を必ずチェックしてほーっと眺めます。
流れる音楽や効果音、アクアンになる前の警告音も聞きます。
結構お国や地方に違いがあり、面白いです。
香港の信号機の赤になる前の警告音がやかましくて好きです。
というような内容の投稿をいただきまして、
信号機は確かにお国柄があるなという。
出ますね。
でも私この香港の信号機、香港だとわかんないけど、
ペペペペペペってなるんですよね、確か。
わかります、わかります。
やっぱり人間はあまり信じない設計になっていて、
やっぱりすごく厳しく警告されるんですよね。
僕が一番印象的なのはギリシャですね。
ギリシャ?
僕が旅行した中でギリシャの歩行者用青信号が一番短いです。
えー、どういうことですか、いきなりもう。
1秒ぐらい。
一瞬点灯して赤になるんですよね。
だからもはや誰も守ってないんですよね。
守らないこと前提なんですね。
そうです、多分なんか守らないこと前提で一応手としてありますよみたいな。
なるほどね。
じゃあもう信号いらないじゃないですか。
で、一応つけてるんですかね。
観光客は理直に守るから特に。
でも1秒だから。
日本人のなんかその多分アテネだと思うんですけど、
団体旅行者みたいなのがいて、こうね、かけてらっしゃいましたけど、
間に合ってなかったですね。
団体だとね、それぞれ2列とかなんてダメだから。
対列をバーってこうね、なんないと。
今日はですね、ポーランド語でさよならを言いたいと思います。
ポーランド語でさよなら。
パー。
パーですか。
チャンネル登録とかも一切せびらず。
パーとか言って終わるの。