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こんにちは、リスナーのみなさん。知財図鑑ポッドキャストにようこそ、ホストの知図です。
今日のゲストは、知財ハンターの新井さんです。
こんにちは、知図さん。ここに来て、みなさんに話をする機会をいただけて嬉しいです。
自在アームの特徴
今日の話題は、自在アーム、ですね。これは何ですか?
自在アームは、装着者が制御可能な着脱式のロボットアームシステムです。
6つのターミナルを持つベースユニットと、ロボットアームからなるウェアラブルシステムとなっています。
ターミナルって、何を指すのでしょうか?
ターミナルとは、接続点のことを指します。
自在アームの場合、6つのターミナルがあり、それぞれに着脱式のロボットアームを装着することができます。
そういうことだったんですね。ちなみに、ウェアラブルシステムって何ですか?
ウェアラブルシステムとは、人間が身につけて使用することができるデバイスのことを指します。
自在アームはその一例で、身体に装着して使用します。
なるほど、それはすごいですね。でも、何がそんなに特別なのですか?
自在アームの特徴は、第三者による動きの制御が可能であること、
そして、装着者間での腕の交換や雑用などの社会的インタラクションを可能にすることです。
それは面白いですね。つまり、自分の腕を他の人に貸し出すことができるということですか?
その通りです。これは、身体の一部を他人と共有するという新しい形のコミュニケーションを可能にします。
それは驚きですね。でも、なぜこの技術が生まれたのですか?
サイボーグの概念が提唱されてから半世紀以上が経ちました。
今日では、ウェアラブル技術やロボット工学、制御技術を用いて、
人間の身体を拡張、編集するデジタルサイボーグの研究が活発になっています。
そんな中、自在化身体の一例として、自在アームは生まれました。
自在化身体って何ですか?
自在化身体と自在アームの原理
自在化身体とは、自分の身体を自由自在にデザイン、つまり変化させることができるという概念です。
なるほど、それは本当に未来的な話ですね。
でも、この自在アームが可能にする技術の原理は何ですか?
それは、高度なロボット技術とウェアラブルテクノロジーの組み合わせによるものです。
装着者自身の制御、または第三者による遠隔操作が可能なのです。
装着者はロボットアームを使って、生身の身体では表現できない動きをすることが可能で、
これにより、新たな表現のインスピレーションを受けることができます。
ロボットアームが自由に動かせて、インスピレーションまで与えてくれるなんて、まるで未来の技術のようですね。
自在アームが活用できそうな産業分野は何でしょうか?
自在アームの応用範囲は非常に広いです。
メディアやコミュニケーション業界では、モデルがロボットアームを装着して広告やコミュニケーションをデザインすることができます。
また、アートやエンターテイメント分野では、ロボットアームを使って新しい形の音楽ライブや演劇が可能になるでしょう。
さらに、医療や福祉の分野では、身体的に制限のある人たちが自分の身体を自由に拡張する文化が生まれるかもしれません。
そして、生活、文化やスポーツの分野では、親しい人々が身体のパーツを共有したり、新しいダンス表現やトレーニング方法が生まれるかもしれません。
そのすべてがとてもワクワクしますね。この自在アームはどのような組織で開発されたのですか?
東京大学先端化学技術研究センターの井上 門内研究室と、東京大学生産技術研究所の山中俊治研究室により開発されました。
なるほど。新井さん、今日は素晴らしい話を聞かせてくれてありがとうございました。
こちらこそ、お招きいただきありがとうございました。
それでは今日はこれでお別れです。また次回の自在図鑑ポッドキャストでお会いしましょう。