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スピーカー 1
で、変異っていうと、あの俺もミントも全部バラバラなんじゃないのって思うけど、そうじゃなくて、日本人に得意な変異とか、アフリカ人に得意な変異とかあるわけ。
スピーカー 2
あれ、なんかSNIPっていうのは、その配列の何かこうまとまりみたいな話だよね、こう。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。
スピーカー 2
そいつが一般的な標準的な、えっと。
うんうん。
えっと、配列と比べてちょっと違っているよ。
ちょっと違いますよ。
4つの部分のことをSNIPっていう。
スピーカー 1
そうそうそう。
明け、明けみたいな。
はいはいはい。
スピーカー 2
ついてるところがあるんだけど。
スピーカー 1
それが。
半年くらい前の話題にありましたね。
そうそうそう。
で、それをどう叩くかっていうのはまだ分かってないんだけど。
はいはいはい。
でも、そのSNIPがあることで、6つのうちの、例えばAのSNIPがあるとコレステロール上がるし、BのSNIPがあるとコレステロール下がるから、BのSNIPは大事にしてAのSNIPは叩くみたいな、そういうようなことをやるとコレステロール下げることできるし。
そもそもそのSNIPがあるないで、もう全世界の人々に逆にこう、アウトプット、逆にこの俺の見つけたSNIPで全世界の人をふるいにかけると、日本人じゃなくて海外の人でも、あ、この人このSNIP持ってるから、もしかしたら将来的にコレステロール高くなるんじゃないのとか。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
海外に適用できるか分からないけど、日本、少なくとも日本人ではそういったふるいができるっていうような使い方も、スコアをつけれるっていうような。
スピーカー 2
そういう話聞いてて、やっぱその、一定その何人、人種っていう単位が機能してるんだよね。
スピーカー 1
いいかなってだなってこと思いますね。面白いですね。
そうそうそう、かなり機能してる。
スピーカー 2
遺伝者配列上のその何か特性とかにもね、人種は出てきてるって、面白い話ですね。
スピーカー 1
そうそう、例えばその、日本人は目が黒いとかさ、アメリカ人目が青いとか、多分そのレベルで遺伝子も違ったりする。
まぁあれも全部遺伝子からの多分発言だと思うから。
スピーカー 2
はいはいはい。
っていうような。
いやー、そうかそうか。
そうかね、進化論以来遺伝子の話あんまりやってないので、また戻ってきたいですね。
スピーカー 1
そうだね、またやりたいね。遺伝は面白かったし、
遺伝学者として参加いたします
スピーカー 2
じゃあちょっと遺伝系のテーマ盛り混ぜていけば
僕はもう辛辣な問いを投げつけても大丈夫
スピーカー 1
まだ駆け出す遺伝学者なんでやめてください
スピーカー 2
その頃が一番面白い話だったんでしょうか
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
ちょっとこれオープニング特集にはもったいないような話題です
スピーカー 1
全然全然また深掘りしましょう
スピーカー 2
ぜひぜひ詳しく教えていただきたいと思います
スピーカー 1
運がいいを科学する
スピーカー 2
決まりましたね
ラストコールですね
スピーカー 1
そうなんですよ
もうこれ最後ですからね
これが第5回
スピーカー 2
第5回ということでやってまいりましたけれども
運がいいを科学するということで
全5回でやってまいりましたけれども
本日は最終回ということでございますね
早速やっていきたいと思いますけれども
まずは毎回おなじみ
この本今回何を読んでるのか
というところですね
真上君に紹介していただこうと思います
スピーカー 1
我々が今使っている本は
科学は月を証明できるかという本でして
著者はベン・コウエンさん
スポーツジャーナリストですね
ウォールストリートジャーナルというね
新聞を書いて
新聞にいろいろ寄稿してる記者として働いてる
スポーツジャーナリストの方の本でございます
今まで我々いろんな研究者の方の本とか使ってきますので
ちょっとね
一緒にね
飾なテーマとなっております
スピーカー 2
その割には結構研究をね
取り上げた人も多いですよね
スピーカー 1
かなり理系寄りなというか
研究寄りな内容を話してるなっていうのがね
意外と
スピーカー 2
今回読むのが第7章と
スピーカー 1
第7章ですね
最後にエピローグということです
スピーカー 2
今回この本は全部で7章と
イントロにプロローグ
最後にエピローグということで
全部で9つかのセクションからなっていたわけですけれども
これまでちょっとね2章ずつ読んできたんだよね
スピーカー 1
そうですね
スピーカー 2
一番最初が1章と2章ということで
ホットハンドっていう概念が生まれた経緯だったりとか
それこそバスケットボールの中で
どういうふうにホットハンドが見出されたのかという話
あるいはホットハンドを生む環境というテーマで
どんな状況でホットハンドと呼ばれているような現象が起きるのか
ということをですね
バスケットボールの中で
バスケットボールの外側にも少し足を踏み出して読んできたというのが
1章2章の話でしたね
続く3章4章では
3章がホットハンドを研究するということで
ようやくここで学術的な目線で持って
ホットハンドを眺めてみようということで
心理学だったりとか人類学
それから心理学の中でも認知系のアプローチだったりとか
様々なアプローチを用いて
ホットハンドという概念を研究してみましょうということでしたね
スピーカー 1
そうでしたね
スピーカー 2
その中で4章が
ホットハンドを信じない人々ということで
ホットハンドって本当にあるんだっけっていう流れにね
実はこの3章4章で持っていかれるんですよね
スピーカー 1
そう3、4はちょっと会議的な章だったんだよね
ホットハンドに対して
スピーカー 2
そうそうそう
この会議的っていうのが実はまさにこのね
高円さんがこの本書を書き始めたきっかけにも
なった話だと思うんですが
ホットハンドなんか存在しないんじゃないのっていうようなね
論調が比較的
スピーカー 1
そうなんですよ
スピーカー 2
止まってくる時期があるんですよね
この研究領域において
でその中でホットハンドを信じない人々として
農家の方々だったりとか経済学の方々だったり
あるいは投資家の人だったりみたいな人たちを例にですね
ホットハンドが機能しない状況っていうのを
少し分析していくというのが4章でしたね
スピーカー 1
3章ではあれだよね
1回ホットハンドは完全にもう否定されちゃうんじゃない
スピーカー 2
そうなんです
スピーカー 1
ホットハンドはありません
という有名なエイモス・トベルスキーさんという
結構有名な経済学者の方に
審議学者かなの方によって
論文で否定されてしまって
これであれもう試合終了かなってなるのが3章なんだよね
スピーカー 2
そうそうそう
この時に言われてたのが
ホットハンドっていうのは認知的な誤尾ですよ
というふうに言われるわけですよね
スピーカー 1
誤りだ
スピーカー 2
錯覚だと
見かけの問題で
僕らの認知の誤りだよみたいなことが言われるわけですけれども
そこから続く5章6章
これはまさに前回の話題でしたね
スピーカー 1
そうですね
スピーカー 2
5章ではギャンブラーの誤尾っていう
新しい概念が登場して
ホットハンドっていうのは
立て続けにこういいことが起きるというですね
ポジティブな方向に解釈をしたパターンだと思うんですけど
ギャンブラーの誤尾っていうのはね
今度は平均への回帰っていう概念とも説明されましたけど
いいことだけじゃなくて
平均的なところに結局戻ってくるはずだっていう
推測の立て方っていうのはあるよね
というところを紹介したのが5章でしたね
続く6章ではデータを分析することによって
いややっぱりあるんじゃないのっていうところにね
また少しずつ寄り戻っていくということで
スピーカー 1
これ面白かったよね
スピーカー 2
面白かったですね
我々がこれまで観測してきたデータあるいは見方っていうのの
解像度の目がめちゃくちゃ荒かったんじゃないか
スピーカー 1
そうなんですよね
スピーカー 2
直近の研究によって明らかになってくるというのが
6章だったんですよね
スピーカー 1
さっき話したトベルスキーさんの論文では
シュートを連続で打ってもらって
その中にホットハンダがあるかどうかっていうのを見るっていう研究をしたんだけど
スピーカー 2
はいはい
スピーカー 1
新しい6章で研究した研究者の方は
シュートの
トベルスキーさんの研究にはシュートの質だったりとか
その時のディフェンスがどういたかとか
そういったことを全く考慮に入れてないと
要は本当にシュートを打ったか打たないか
シュートが入ったか入ってないかとか
シュートを打ったか打たないかとか
そこの二者卓一みたいなゼロ一で計算してしまって
そんなデータで正しいホットハンドが見えるわけがないだろうと
考えて新しく導入されたスポーツビューっていうAIの機械で
その時にどこに誰がいたかとか
シュートが打った時どんなフォームだったかとか
観客の応援があったかないとか
そんなことまで全部含めた全てのものをデータ解析して
ホットハンドを改めて検証したところ
ホットハンドはありましたというのが6章のまとめでしたね
スピーカー 2
いや面白かったですよ
そうなんですねこれはね
スピーカー 1
そうなんだよ
スピーカー 2
つまりシュートの成功率に影響を与えるかもしれないパラメーターを
可能な限り広げてみたいみたいなね
スピーカー 1
そうなんですよね
スピーカー 2
ざっくりまとめるとそういうことですよね
スピーカー 1
そうそうそうそうそう
スピーカー 2
そうするとね結構面白かったのは
例えば調子が良くなってきたら
より難易度の高いシュートを狙いに行こうとするとかね
そういうホットハンドの成功率の定義にちょっと関わるような
スピーカー 1
そうなんですね
スピーカー 2
そういう研究結果が出てきたよというのがね
6章の話題でしたね
スピーカー 1
そう面白いよね
今ミンティが調子が良くなったら
良いシュートを打ちに行こうとするっていうのを
もうデータと数字としてぶち込むっていうことができるのが
今の研究技術なんですよね
スピーカー 2
いや面白いですよね
でもなんか直感的にもね分かるような気がするよね
でも今調子いいなと思ったらさ
ちょっと難易度高くてもさ
いやちょっとゴールから遠いけど打っちゃえってなるとかね
なんかそういうことさえ分かってきて
スピーカー 1
そう分かるけどそれを数字に打ち替えるって
なかなかこう難しいじゃない
例えばこのこれ見ながら
スピーカー 2
思い出してたのがさ
スピーカー 1
高校の時の物理の問題とかでさ
ただし摩擦係数は無視するとかさ
スピーカー 2
ただし空気抵抗は無視するってあったじゃん
スピーカー 1
ああいうのを少しずつ取り入れてって
もうリアルに近づけた状況で解析すると
ホットハンドがありましたって
スピーカー 2
そういうような解釈があって
確かにね
その例えめちゃくちゃいいじゃんね
俺それをなんか思いついてる
そうかそうか
だからそのなんか概念的にシンプルなモデルで考えると
無視されてる部分が実は結果に
すごい大きな影響を与えたじゃんみたいな
そういうことに気づいていくんですかね
スピーカー 1
全部取り込もうぜっていうのが
スピーカー 2
今のAIの技術の凄さだなっていうところだよね
なるほどね
確かにその見方は面白いですね
というのが5章6章というか
前回のテーマでしたね
ということでここまでちょっとね
今日最終回なんで丁寧に振り返ってみましたけれども
からの7章
スピーカー 1
来ましたね
スピーカー 2
7章
スピーカー 1
最終章
スピーカー 2
最終章です
新たなタイトルを言いますと
意外な真実と
スピーカー 1
おお
スピーカー 2
ということで
実は第6章もね
ファクトに向き合うという意味では
データによって明らかになった事実っていうことで
ちょっとね
ニューファクトみたいなのが出てくる章だったかなと思うんですが
そこからさらにもう一歩深掘って最後
意外な真実ということですけれども
どうですか山上さん
ちょっとあれですかね
簡単にちょっと出てくる
章立ての項目を振り返っていただけますか
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
これ普通最後に意外な真実を持ってくるかって話ですけど
なんだらエピローグじゃないか
スピーカー 1
そうそうそうそうそう
一応章立ていっておきますと
意外な真実最初はゴッホの絵
スピーカー 2
あれも
スピーカー 1
はい
またまた
で次が
そうそうまたゴッホみたいな
全然違う話ぶっすこんできたぞみたいなね
次が21世紀のホットハンド研究
スピーカー 2
さらに近年の研究に
スピーカー 1
そうそうそう
次がまたこれゴッホに関連する
モンマジュールの夕暮れの100年間
どういうことって言って
スピーカー 2
面白い気になるよね
これはねゴッホの絵に関する章
スピーカー 1
そうそうそう
次がホットハンド研究の盲点
スピーカー 2
ほう
スピーカー 1
次がついにゴッホの新作と認められる
スピーカー 2
さっきの絵は新作じゃなかったのか
そうそうそう
スピーカー 1
気がしてきますけどね
最後これ力強いね
ホットハンドは存在します
スピーカー 2
はい
これちなみにカッコつきなんでね
カギカッコホットハンドは存在します
カギカッコ閉じると
スピーカー 1
このカギカッコの意味ってあるやんって感じだよね
最初分かんなかったけど
スピーカー 2
本当だよね
スピーカー 1
今読んでみて分かるところがあるんですけどね
スピーカー 2
ということでね
スピーカー 1
この本の構成も前章と同じく例によって
小さい章の1・3・5がゴッホの話で
2・4・6がホットハンドの話っていう
結構まぜこぜの構成になりながら
ちょっとオシャレな構成になってるわけですよね
スピーカー 2
確かにね
でもなんかルーレットの話とか
ギャンブルの話とか出てきたら
これなんか表と裏みたいな
そういうことなんじゃないかって
思い始めてきちゃいましたけどね
スピーカー 1
前のホロコーストの話もそうだったけどさ
なんかこの本の構成読めてきたよね
スピーカー 2
そうなんですよ
書く
かつね書くセクション
その章の下の小っちゃい
なんていうの
コーって言うんですか
説って言うんですか
ここの書き出し
大体ね主人公がこうして登場して
このストーリーを語ってくっていうスタイルなんで
スピーカー 1
毎回新キャラ出るっていう
スピーカー 2
そうなんですよ
コーエンさんのスタイルが大体読めてきて
スピーカー 1
そうなんだよ
だって俺ついにこのゴッホの新作と認められるっていう
この5のさ
この7章の5を読んだ時に
大体この最後の章がどんな感じなのか分かったもん
こういう感じ
次
スピーカー 2
その発想自体が非常にホットハンド的であります
スピーカー 1
そうなんだよ
完全にもうコーエンさんの思考が
完全にもう染み付いてしまってるんだよね
スピーカー 2
はいはいはい確かに
スピーカー 1
そうなんですよ
スピーカー 2
いやーということでございまして
早速ね7章の話に入っていきましょうかね
はい
ではまず最初に
スピーカー 2
そして本書全体での
ある種山場になってくる
スピーカー 1
多分著者が一番言いたかった
とこはここなんだろうね
スピーカー 2
とこなんですよね
ここで言いたいこと一言で言うと
あれなんだよね
コイン投げのような
表と裏みたいなさ
結果二つの
うちいずれかの結果が出るよ
みたいな思考の場合に
一度表が出た後に
もう一回表が出る確率は
フィフティフィフティじゃないんだ
っていうことなんだよね
この章一言で言うとね
スピーカー 1
これ多分リスナーの人みんな
は?だよね
だって表が出た後にさ
表が連続する確率って
普通50って思うじゃん
スピーカー 2
要はだから次のトライをする時に
表が出ますか裏が出ますかって言われたら
その確率はフィフティフィフティであるかのように
今のこの山上くんの言い方には
ちょっとねこの言葉のトリックがあるんですよね
つまり表が出た後に
もう一度表が出るっていう
この連続して思考する時の確率を
どう扱うべきかっていうのが
今回のポイントになるんですよね
スピーカー 1
これ聞きながら俺あのちょっと有名なさ
モンティホール問題っていう問題が
スピーカー 2
モンティホール問題ってどんな問題でしたっけ
スピーカー 1
あれは三つ扉があって一つが当たりで
はいはいあれは三つ扉があって一つが当たりで
スピーカー 1
残り二つがハズレだと
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
でその出題者の人と選べる人がいて
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
で選ぶ人間まずABC扉があったとしようよ
スピーカー 2
はいはい
スピーカー 1
でAの扉を選ぶと
開けずにねこれにしますって
でAの扉を指すと
そしたらBかCどっちかハズレが一個あるわけじゃん
スピーカー 2
うんうんうん
スピーカー 1
で出題者がじゃあ僕はハズレの方を一個開けますと
ガチャっとこれハズレです
あなたその時点で自分の選択を変えますか変えませんかっていう
で変えた方が確率が高いでしょうか
変えない方が当たりを引く確率が高いでしょうか
じゃあミンティ直感的にどう変えた方がいいと思う変えない方がいいと思う
スピーカー 2
これ変えた方がいいんだよね
スピーカー 1
知ってんのかよ
スピーカー 2
これ実はなんかめちゃくちゃ有名な逸話なんだよね
これさなんかさ世の数学者がみんなでさこう証明しようとしたけど
めちゃくちゃIQの高いなんか女性の人がいて
その人がなんか一発で直感でやってちゃって
その理由を説明せずに
なんかずーっと証明できなくって
なんかこうゴニョゴニョやっててみたいな
そうなんかそういう事例じゃなかった気がした
スピーカー 1
元々ねモンティフォールって
なんかアメリカのテレビ番組かなんかでやったやつを
こうなんか数学の世界に落とし込まれて
スピーカー 2
結構その数学者で解けない難問みたいな感じで扱われた問題なんだけど
スピーカー 1
まあ結局別に解けないこともなくて
俺自分で計算もしたんだけど
あの普通に変えた方が確率は上がりますよって
なんていうんだっけあの
自己確率のベースの定義みたいなの使ったら上がりますよっていう
スピーカー 2
このなんかそういう話題が今回も出てくるんだよね
要は要は数学にまつわるある種バイアスみたいな話で
これまでずっとそのなんだホットハンドっていうのは
そのシュートをするプレイヤーだったりとか
その試合を見る観客の側のバイアスなんじゃないかって
ずっと言われてきてたんだけど
ここに来てそのバイアスがかかってんじゃないのって
言われてる矛先が学者の側にこう向けられたっていう
スピーカー 1
これ面白いよね
スピーカー 2
これはね痛快極まりないですよね
スピーカー 1
そうなの
スピーカー 2
僕がこのカーネマンのやってることとか
こうなんかおもろいと思ってる
やっぱコアの面白さがこうにじみ出してる部分かなと思うんですが
スピーカー 1
ホットハンドを否定してた学者たちはヒヤリだよね
いきなり自分たちに矛先向いたわけじゃん
思われたら
なぜやってんのって言われたわけじゃん
この2人の学生に
スピーカー 2
このね何がどう50%じゃないのっていうの
多分まだみんな分かってない
ないと思うんで
これちょっと改めて説明するためにというところでいくと
これ気づくために必要なのは
3回コインを投げるっていうことをやってみるだけで
スピーカー 1
実はこのねバイアスに気づくことができる
そうね
一応ちょっと結果だけちょっと正確に最初に共有させてほしいんだけど
その短い有限の並びの中で
無作為に表裏を選ぶ場合
表が連続する確率は50%ではなく40%に近い
っていうのが今回の結論
それだけちょっと共有したいわけで
ちょっと今からの話を聞いていただけると
スピーカー 2
かつ今有限にって話があったと思うんですけど
これ今3回投げたら分かりますよって言ったけど
じゃあ具体的にコインを3回投げた時に
表裏表とか裏裏裏とかいろんなものが出ると思うんだけど
この時にね表が出た後にもう一度表が出る確率
これは正確に弾き出せて
これはね41.66666%なんですよね
スピーカー 1
そうなんだよね
スピーカー 2
これなんでなのっていうのを
ちょっとねYouTube見てる人は図を示しながら
お話できたらいいかなと思いますと
ポッドキャストで聞いてる人は申し訳ないところですが
なんかこうちょっと概要欄で読めるようにしておきます
スピーカー 1
そうねポッドキャスト向けにちょっと
分かりやすく耳学問的に言うと
簡単に言うと思ってから出た後に振ってるっていう
思考の時点でもうすでに選択バイアスがかかってるんだよね
スピーカー 2
そうなんだよね
スピーカー 1
この説明も難しいかちょっと
スピーカー 2
まあそうだね
だから一旦そのなんだ3回投げる
っていう思考を全部書き並べてみたら
全部でまず何通りあるかっていうと
これ8通りになるんですよね
スピーカー 1
2-3乗ってことね
スピーカー 2
そうそうそう表表表もあれば裏裏裏もあって
表裏表とか全部出していくと
4-2-3乗8通りの結果が出得るよねというところですね
その時に表の後にもう一度表が来るっていう話が
どんだけあるのかっていうことを考えなきゃいけないということですね
その時にポイントになるのは
純粋に表の裏に表が出るっていうふうにやっちゃうと
これは結果を正確に問われることができないので
表が出た後に何回後コイン投げることができるんですかっていう
要は思考回数の話を一つ持っていきましょうと
それを踏まえた上で表が出た後に表が続けて出た回数
あと何回ですかっていうのを評価しましょうと
スピーカー 1
そうなんだよね
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
母数が全コイン投げ回数
じゃなくて表が出た後に振った回数っていうところが母数になるっていうのがポイントなんだね
スピーカー 2
そうなんです
スピーカー 1
そこがずれてるんだね
スピーカー 2
そうそうそう
例えば3回投げるよっていうことを考えた時に
裏裏って出た後に表が出ましたってなった時に
この表が出た後にもう1回コイン投げれますかって言ったら
もう3回終わってるから投げれないじゃん
その回数をちゃんと正確に排除してあげないと
表の後に表が出る確率が正確に測れませんよっていうのがポイントなんです
スピーカー 1
そう
これは結局ホットハンド研究と同じで
決まった回数投げてるから
そうそうそう
最後にシュート決まってもそこから先続くか分かんないからっていう
例えと言っているってことねこれは
スピーカー 2
そうそう
今の情報っていうのが何と伝わってるかと
さっき冒頭で山上くんが正しく説明してくれましたけど
有限の並びの中で同じ目が続けて出る確率っていう話だよっていうところね
要は思考回数が有限だった場合には
あと何回投げれるかっていうところの
スピーカー 2
猶予がどんどん減ってっちゃうよっていう話をちゃんと
組み込まないと正しい結果にはならんよと
スピーカー 1
そうなの
スピーカー 2
そういう話ですよね
これ表を見てる人は今ちょうど表が出た後に
こういう投げた回数っていうのがAという数字で与えられてますと
表が出た後に表が続けて出た回数がBっていう風に与えられてますと
このBを割ることのAということで
今山上くん言ってくれましたけど
分母の方ですね何回投げれたかっていう風に組み込んで計算しますと
そもそもこれ与えられるのが全体の中で6つだけなんだよね
スピーカー 1
そうなんだよ
これわかるかなこれ表の後に何かを捨てるっていうアクションがあるやつを
ワンカウント捨てるわけよ
スピーカー 2
そうそうだから最後に表が出るっていうパターンはここに入ってこないんだよね
1番目か2番目に表が出た場合にしかその後コインを投げるっていうことができないので
それが6パターンあるよ
スピーカー 1
分かりやすく理解するためには上から7番目の表表裏を見たらよくて
表表裏のスコアが何で2かというと
最初のこの表表ってところと次の表裏ってやつが
1スコアずつになってるってこと
その下の表3つは1番8番目の表表表は
最初の表表と真ん中を含む表表で2スコアになってるってこと
ご理解いただけますかね
スピーカー 2
はいそういうことですね
1番7番目と8番目の比較でいくと最後は7番目が裏で8番目が表なんだけど
この最後が裏か表かっていう話はあと何回投げれるか表を投げれるかに実は影響を与えない
スピーカー 1
そう最後の表は回数を規定しないんだよ
スピーカー 2
そうそうそうそうっていうことなんですよね
だから結果は規定するんだよ逆に言うとね
表の後裏が出るっていうのは最後裏のパターンは1になりますし
表だったら表だったら裏だったり
スピーカー 1
母数は次に何かがある表っていうのがスコア回数の母数になると
となるとこの3番目の真ん中の表裏ってやつと
4番目の最初の表裏ってやつと
5番目の真ん中からいく表表裏ってやつと
6番目の最初からの表裏と
さっき言った7番目の表表表裏の2個と
8番目の表表表表裏の2個で
足して6になるってことなんだよね
スピーカー 2
はいそういうことなんですよね
この6つの中で表が連続してる思考っていうのが
どんだけあるかっていうところになりまして
これを計算すると要は今言ったね
6つのパターンの中で計算しますと
これが41.66666
パーになるということなんです
つまり何が言いたいかっていうと
ちょうど50%じゃなくてむしろ40%に近いということなんです
ここからパッと思い返すと
それこそあれは誰だ
トベルスキーじゃなくてギロビッチの実験の時に
ホットハンド状態になってる選手のゴール入る確率が
だいたい50%ぐらいだみたいな
という状態が出てきたのを覚えてる方もいるかもしれないですけど
あの時の判断では50%だからホットハンド状態じゃない
っていうふうに結論されてたんだよね
スピーカー 1
そうなんだよね
50%で打ち続けてるのからホットハンドが得てない
っていうふうに言われちゃったんだよ
スピーカー 2
なんていうのは
ただ今回のこの手法によって明らかになったのは
実は平常状態で連続して入る確率って
50%よりむしろ40%に近いですよってことがわかったわけだから
仮に50%叩き出せてるときに
だとしたら通常よりも入る確率は高いですよってことだよね
スピーカー 1
そうだいぶ好調なんだよね
スピーカー 2
10%上がるってことだよね
スピーカー 1
そうそうそう
だって野球で言ったら打率1割から2割みたいなことでしょ
めちゃくちゃ高いよ
スピーカー 2
1割上がるってことで10%上がるってことはさ
すごいことだよね
スピーカー 1
ここで書いたのは普通のNBA選手とステフィン・カリーの
シュート率の差が12%ぐらいっていうから
だからそれぐらいのステフィン・カリーの動画をYouTubeで見たけど
あの人もすげえ噛みかかったプレーするんだけど
それと普通のNBA選手の差が12%だから
これめちゃくちゃすごい差がありますよっていうことなんだよね
スピーカー 2
そういうことなんですよ
だからこれちょっと改めて7章の特徴
6章との対比で言ったところの7章の特徴っていうところでいくと