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2020-12-25 1:10:11

BC002『独学大全』

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面白かった本について語るPodcast ブックカタリスト第2回。

今回は、『独学大全』について語ります。

ブックカタリスト第二回の倉下メモ

*本のリンクはすべてAmazonアフィリエイトのリンクです。

▼読書猿さんについて

くるぶしさん。Twitter IDは @kurubushi_rm

ブログは「読書猿Classic: between / beyond readers

著作は、以下の三冊。

『アイデア大全』(フォレスト出版)

『問題解決大全』(フォレスト出版)

『独学大全』(ダイヤモンド社)

マシュマロの回答をまとめたScrapboxプロジェクト。

◇marshmallow-rm

▼異例のビジネス書

最近のビジネス書は「わかりやすく、すぐに読める」ものが好んで出版される傾向があった。図解や漫画でわかるといったものが好まれるという認識。そこに『アイデア大全』(2017年)は殴り込みをかけた。「わかりやすく、すぐに読める」ものは、どうしても具体的なノウハウやTipsだけが扱われ、そうしたものを生み出してきた知識の系譜への記述は軽んじられる。あるいは無視される。

個人的には、野口悠紀雄さんの『「超」整理法』は、既存のノウハウについて分析しながらも新しい知見を提出しているという意味で、論文的な書き方がされていたが、しかしそういう本が後に続くことはなかった。「成功したすごい人のノウハウ」として、再現性が検討されることもなく出版されていった。

それって何か違うのではないか、という思いが『アイデア大全』からは感じられる。その意味で、『アイデア大全』の出版はエポックメイキングであったはずだが、その実その後に続いたのはいわゆる「大全もの」の氾濫だった。たしかにそれらには「教養的」な情報が記述されているが、きわめて断片的で散り散りでしかない。

そうした状況を読書猿さんがどのように感じていたのかはわからないが、嬉しさよりももどかしさや憤りの方が強かったのではないかと予想する。

そのエネルギーが『独学大全』では爆発している。鈍器と評されるページ数と、3000円という価格設定。ビジネス書では異例である。にも関わらず、権威あるアカデミズムで評価されるような難解な文章が踊っているわけではなく、むしろ文章は読みやすく、さまざまな工夫が仕掛けられている。つまり、ビジネス書という体裁は(土俵ギリギリいっぱいではあるが)はみ出していない。そこが本書の異例中の異例なところであろう。

▼これからの仕事術

『独学大全』は、個人はどうしたって自分を思い通りに動かせないことがスタートになっている。これまでは、「今までのあなたはダメだったかもしれないが、この本のノウハウを実行すればすごいあなたに成れますよ」と説いていたことに比べると大きな変化な変化だ。

もちろん、これまでの言説の問題は、その「この本のノウハウを実行すれば」ですら、「自分を思い通りに動かす」必要があるという点で、これを乗り越えられないから基本的にうまくいかない。そもそもそれができるなら、そうしたノウハウは必要とされていないはずである。

もう一つの問題は、画一性の前提であり、それは多様性の否定である。たった一つの、しかも具体的に提示される方法を「その通りに」やってうまくいくほど、人間は均質ではない。本来それは具体性を通じて抽象性に至る道を提示すべきなのだが、なにせ「わかりやすく、すぐに読める」ものではそうした知的作業は好まれない。結果として、「わかりやすいけど、ぜんぜん自分には役立たない」ノウハウ書が山のようにできあがる。

『独学大全』は、きちんとその前提を踏まえている。つまり、人間は自分すらもままならないのだ、と。しかし、少しずつ歩みを進めていくことならできるのだ、と。一進一退どころか、二退三退しつつも、前に進む意志を持ち続けることはできるのだ、と。

この変化を私は経済学と行動経済学の対比と同様に捉えている。つまり、完璧な「経済人」と現実的な人間との立ち振る舞いの違いは、仕事術においても同様に理解されてしかるべきなのである。

『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』はまさにその観点に立って書かれているし、 戸田山和久さんの『教養の書』『思考の教室』も、ダメダメな人間を起点として何ができるのかが検討されている。

▼個人の知の営みについて

最近の書籍で、個人の知の営みについて語った本のリスト。

『これからのエリック・ホッファーのために 在野研究者の生と心得』

『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』

『知的生活の設計』

『勉強の哲学』

それぞれに異なる特徴があり、読んでいて楽しい。知的生産の技術的に参考になる話も多い。

▼本を読むことについて

「本を読む」という行為は、個人の頭の中だけで行われる上、執筆やアイデアと違ってその結果が直接表に出ることがないので、他の人がどうやって本を読んでいるのか(本を読むとはどういう知的営為を指すのか)が案外にわからないことがある。

少なくとも、小説のように頭から最後まで読んで、著者が構築した世界に浸りきる、ということだけが「本を読む」ことではないことは間違いない。以下の本でそれを確かめられる。

『知的生産の技術』

『本を読む本』

『読んでいない本について堂々と語る方法』

人と人の付き合い方にバリエーションがあるように、人と本の付き合い方にもバリエーションがある。



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面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト、第2回の本日は、独学大全について語ります。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回は、goryugoさんが本を紹介してくださったんですけども、今回は僕、クラシターの方が読んだ本を紹介させていただきます。
話題になっている、超分厚いのにでも売れている、すごい本。
この本で特筆すべきは、まずそこなんですよね。820ページという、辞書と見曲がるぐらいの分厚さで、紙の本だと3000円ぐらい。
電子書籍で2000円後半ぐらいかな、2700円とか多分それぐらいだと思うんですけど、一般的にビジネス書で並んでいる本に比べればすごく分厚くて値段も高いんですよね。
でも売れていると。現状で確か電子書籍合わせて1万部ぐらいが刷られたり販売されたりしてて、
Amazonのレビューさっき覗いたんですけど、星がね193ぐらいついてたんですよね。レビューが。
11万部とかそういう数字見た気がしたんですけど、錯覚かな。
10万部からプラスされたんかもしれないですね。僕が最新追い切れてないかも。
今1万って言ってたからさっき。
10万部やったかな?
ん?ちょっと待ってよ。
10万部やった。桁を間違えておせん。10万部ごめんなさい。
売れててレビューも200近くついてると。
これで総合評価も高いということで。
この内容以前に近年のビジネス書というかビジネスノウハウ書の流れに真っ向から逆らうような本作りをしつつ、しかも売り上げを作ってるっていうところが
僕たちコンテンツクリエーターとして勉強すべき点は多いかなと思うんですよこれ。
いきなり余談になるかもしれないんですが、こういう本が売れたことで増えてくると予想しますか?倉下さんは。
増えてきてほしいっていう願いはあるんですけど、最大の問題はこれを同様のものをコピペというか企画書に似たようなものを書いて量産できるかっていうとまず無理なんですよね。
量産はできないですね。すごい手間暇をかけて作らないと作れない。
量産した瞬間にこの本のコンセプトとは違ってしまうんで、だから類似本がたくさん出るということはないでしょうけど、この本を一つのベンチマークとして野心的な出版社が似たような感じの本作りを年に一冊でも出たら嬉しいなとは思いますね。
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なんか世の中が良くなるではないけど、好みの方向に変わってくれるかもしれない一体の本ですね。
今まで出版業界でよく前例がないからとか類書がないからっていうので企画案が通りにくいって話をよく聞くんですけども、こういう独学大全って本が出て売れたことで、こういう本があるんですよっていう反論ができるようになったっていうのはちょっと大きいかなと。
まず分厚くて売れません。長くて売れません。少なくともこれで否定できるようにはなった。10万なんてそそぐれないですからね。
普通に作った本で10万難しいし、3000円の方が10万っていうのもこれまた軽裕な例で。だからそこ自体が嬉しいし、要するにコピペ的な量産的なコンテンツ、量産できる安易なコンテンツっていうのってコストが低い分、やっぱりリターンも低いんですよね。
リターンっていうのがもっと金銭的な利益を含むもっと大きな意味で、そのインパクトがちっちゃいというか小さい仕事になってしまいがちなんですよね。
で、例えばこのポッドキャストも今1時間ぐらい喋るような感じで祭壇してますけど、世の中のポッドキャストはやっぱり5分とか10分とかじゃないですか。それがやっぱり聞きやすいからっていう常識があるわけじゃないですか。
まあどっちもありますよ。一応長いのは長いので。
もちろんありますけど、やっぱり短いのが好まれるっていう最近の風潮の中で、あえて1時間ぐらいやってるのもやっぱりそういうのをやると、聞き手の生活中華を改めて変えてしまうような大きな力があるものが生み出せるのではないかっていう感じもあって。
だから世の中で流行ってるとか既存がどうとかというよりは、自分がやりたいものをどんどんぶつけることによって独自性が生まれてくるっていう。だからマーケティングの面から見てもこの本の在り方っていうのはちょっと勉強になる点が多いと。内容以前にそういうことを思いますね。
という感じで本編に行きましょうかっていう流れなんですが、本のメタデータなど教えていただければ。
出版社がダイヤモンド社さんで、読書ザルさんっていう方が著者なんですよね。
ウェブに古い人は必ず知ってると思うんですけども、超有名なブロガー。特に書評系とかで強いブロガーなんですけども。
この本が3冊目になりまして、1冊目がアイディア大全、2冊目が問題解決大全という本で、どちらも大全がついてる本で、この2冊はフォレスト出版という出版社さんから出てて、これもビジネスに結構強い、結構電車とかで広告を見かける系の出版社さんなんですけども。
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見ますね、名前は。森のアイコンが書いてある。
その本が2冊出て、3冊目も書いてるって話で、出版社さんがわかってなかったんですけど、独学大全はダイヤモンドさんから出ると。
ダイヤモンドさんっていうと、このビジネスの界隈では1,2の争うでかいところで、ウェブ的にネームバリューのある読書ザルさんと、リアル店舗でのネームバリューのあるダイヤモンド社さんがコラボしたら一体どんな本になるんかなと思って出てきたのがこの本だったと。
独学大全のファンの中でも、この本は結構期待されてた本。いよいよ出るか、みたいな万を持して出た本だったんですけど、その期待を超える本になったのではないかと、僕が読んでも思いますね。
これだけ分厚いっていうのは事前に周知されてたんですか?いろんな人に。
本の見本が出てくるまでは全く分かってなかったですね。
アマゾンに最初に書士データが上がった時に、ページ数が登録されるじゃないですか。
あれで800ページとか出て、「おーい!」と。
なんかミスじゃないのかっていう。
読書ザル何をやってんねんっていう話で、やっぱり書き手の暴走というか、やりたいことを積み込んだら分厚くなったけど、
結局コアな人にしか売れませんでした、みたいなっていうのがよくある話なんですけど、そうなってないんですよね、この本が。
まあそうですよね。言ったら長い本って長けりゃいいってわけでもないっていう、そこは当たり前だけど、そういうふうになると忘れがちなことで。
やっぱり長いんですけど、極めて読みやすいんですよね。文章が平易に書かれてるっていうのと、
あとそれぞれの章なり、この本では55個の技法が紹介されてるんですけども、独学の技法が紹介されてるんですけども、
独立してそれぞれ読めるようになっているので、いわゆる頭から最後までこの分厚い本を別に読み通さなくていいよっていうメッセージとともに書かれているんで、
その点も結構評価されているんではないかと思います。
文字通り辞書のように特定の項目を探して読めと。
そういうことですね。だから失敗する分厚い本っていうのは本当に頭から最後まで読み通して、全部を頭に入れないとわからない的な本はやっぱり売れにくいんですけど、
現代のウェブ事情から言っても、例えばツイッターとかナロウ系とかでもいいんですけど、あれ一個一個って短いんですよね。
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1話1話っていうのが短いんですけど、毎日読んでると結構大きい量読んでたりするんですよね。
積み重なれば気が付く、気が付いたらすごい量になっていた。
っていうのと同じで、独学大全も全部は読まなくてもちょこちょこ読んでいくうちに、それを毎日繰り返すと結構な量読めてるよねっていうことが起こり得ると。
肝心の内容なんですけども、独学大全、セルフスタディっていうのが英語になってるんですけど、
名前からすると、ほにゃらら勉強実とかほにゃらら勉強法に似た位置付けをされるかもしれないんですけど、そういう本とは違ってるんですよね。
僕はその手の本をほとんど読まない、勉強法の本をほとんど読まないんですけど、なぜ読まないかというと、それらの本が基本的にある資格試験に向けた勉強法が語られてるからなんですよね。
ノウハウって別に悪い意味じゃないんだけど、ノウハウしか書かれていないような本というものになってしまう。
だから目標が受験に合格するための勉強とか、司法試験に受かるための勉強とかっていうふうに、何を学ぶかが問題提示者によって決められている勉強というのかな、この場合は。
しかもゴールが、言っても明確にゴールがあって近いところがゴールのやつですよね、その手のやつは。
それをいかに能力的に効率的にこなしていくのかっていうことが大抵の勉強法では書かれてるんですよね。
世の中のニーズの勉強っていうのがそういうものが多いから、ビジネスでもそういうのが増えるのかもしれないんですけど。
例えばゴルゴさんもフリーランスだからわかると思うんですけど、僕たちにとって資格ってほとんど何の意味もないんですよね。
トップクラスに興味がないジャンルのものですね。
資格取って嬉しいっていうのがあっても、それで例えば仕事に直結したりとかっていう新しい仕事が開拓されたりすることはないんで、
基本的に昔、情報技術者試験っていうのを僕20代の頭ぐらいで受けたんですけど、それ以降、この40になるまで1回も資格試験とか受けたことがないんですよ。
俺ね、英検2級持ってましたよ。あれ2級だったっけ?忘れてた。
2級か順2級か持ってたらまあまあそこそこのもんでしょうけど。
あとソロ版も2級ぐらい。
逆に言うと例えばゴルゴさんもHTMLかけたりとかプログラムかけたりすると思うんですけど、基本的にその一人で学んだと思うんですよ。
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本を読んだりとかウェブで見たりとか。そういうのが独学なんですよね。
自分で教師に頼らずに学び続けていくことっていうことが独学で、いわゆるそのさっき言った試験に受かるための勉強とは
それも内包するんですけども、もっと広い意味での勉強、学びっていうものがこの本でのテーマなんですね。
学校の勉強ではなく、自分で学べっていう話ですよね。
自分で学べっていう話で、しかもなぜ自分で学ばなければいけないのかっていうと、
だからその講義がレッスンが準備されていないことに興味を持ったら、そうせざるを得ないっていうことなんですよね。
ああ、そっか。何て言うんだろう。結構自分としては当たり前のことかもしれないんだけど、言われてみるとそうですね。
フリードでやってる人にとったらもうそれは至極当然の話なんですけど、誰もが教えてくれないことを教えたくなったら自分で学ぶしかないっていう当たり前のことは、
でも実は日本では逆に言うと、誰かが教えてくれることしか学べないみたいなことになっちゃってるんで、そこをちょっとひっくり返していこうと。
自分の興味をまずベースにして、そこからどうやってそれを学んでいけばいいのかっていうふうに組み立て直すっていうのが、
独学大全の面白いところかなと思う。面白いっていうか、だから共感できる人多いと思うんですよね、実際に。
そうやって学んでる人って結構多いので。
言われて改めてっていうか、そういえばって思ったんですけど、確かにさっき話してたHTMLから始まり、プログラムの簡単なところとかって100パー独学だし、
俺たちの世代でなんて言うんだろう、ウェブが触れる人たちって大概はやっぱり自分で興味を持って、まだ学習コンテンツなんてなかった頃にやってる人たちですよね。
ウェブ界にいると意外とその手のことで生きている人だと、もう多くの人が独学を当たり前にやっていたように思っていたけど、社会的には意外とそうじゃないっていう感じですかね。
おそらくだから学校教育に慣れてたりとか、大手企業に入ると社員の教育がしっかりなされててっていうようなふうで、しかもその会社の中で通用するスキルっていうのを会社内で教えてもらってっていうふうに全部が段取りされてると、こういう学びの機会ってあんまり実はないのかもしれないですけど、
ドラッガーが言ったら知識労働者って呼ばれる人っていうのは、他の人が持ってない知識を提供することで社会とか組織に貢献するわけで、教えてもらえないんですよね。
自分で学ぶしかないっていうのが実は知識労働者の最低限のスキルというか創用というかなので、知識社会で生きていくには実はそういう独学がある程度当たり前にできないと、他の人が知っていることしかできないのではやっぱりちょっと弱いというか、人材として弱いというか、活躍できる場が少なくなってしまう。
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で、例えば僕たちが何か新しいこと、このサブスタックでもいいんですけど、何か始めようとしたときに、まずちょっとウェブで英語の文献とかを検索して、あと実際にちょっとやってみてフィードバックを得て新しい知見を増やしていくっていう段取りを進むじゃないですか。これはもうナチュラルな進み方ですよね。
でも、人によっては何かのサークルに入って、オンラインサークルとかに入って教えてもらうみたいなルートを取る人もいるんですよね。でもやっぱりそのルートを取ると、人が知っている知見しか学べないんですよね。だからどうしても1週遅れ2週遅れとかになってしまうんで。
現代でそれなりに活躍しようと思ったらこうやって独学の方法を学んでおかないと、いろいろコストもかかるし時間もかかるしっていうのはちょっと思うんですけどね。だからこのアカデミックな探求とかとは別に知識で生きていくっていう上でも、わりかしこの独学のメソッドっていうのは広く知られていいのではないかと。
そうか、そのやっぱアカデミックじゃなくても大事っていうのは結構重要なとこですよね。
だからこの本では結構アカデミックリサーチとかやって、その学問の分野でどんな風に文献を探したらいいのかとか、図書館の使い方とかっていうのが明らかにされているんですけど、それは別に論文を書くためだけに使えるんじゃないんですよね。
そういう知見っていうのは普通に情報とか知識をどう扱うのかっていうことに使えると。で、論文を書くっていうことは僕論文書いたことないんですけど、言ったらコピペじゃまずいんですよね。当たり前ですけど。この世にまだ誰も書いてないことを提出しなければならないわけですよね。
一応多分学術論文の本来の定義はそうですよね。
つまり、いかがでしたでしょう。ブログみたいなんではダメなわけじゃないですから。結局そういうふうに新しい知識を生み出すとか、新しい行動を促すための情報の使い方っていう部分にあると、人文的な知識っていうのは実はビジネス的な分野でもごく普通に使えるはずなんですよね。
それはそうですね。あるかもですね。
普通か。
そういう発信渡しがこの本では行われてるんですね。ビジネス界隈と人文界隈のブリッジングというか。
一般的に人文を学んだとして、それがビジネスで何の役に立つんだっていうのは世の中でよく言われそうなことですよね。
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でも、もちろん論文を書けたからってその情報をされるわけじゃないですけど、知らない情報をどうやって調べたらいいのかとか、それをどうやってまとめたらいいのかっていう知識の扱いについて言えば、別にどの分野でも本当に前年前の企画書をコピーしときゃそれで仕事が成立するような分野でない限りは大いに使えるんではないかなと。
そうか。俺ちなみに電子版を買って、初打で言うと第4章まで進んでいるんですけど、真面目な話第4章までは個人的には特に響くところはなく、これは面白くなるんだろうかっていうふうに思っていたんですが、今の話を聞くとなんかやっぱ期待して良いのかなって感じですね。
そうですね。序盤の方は勉強法というよりはセルフマネージメントっていうんかな。自分をどう管理するのかって、いわゆるタスク管理とかいわゆる仕事術とか、僕らが大好きな知識があって。
そう、だからね、なんか全部知ってるわぐらい、言語化はされていないけど、なんか全部知ってるわっていうことばっかり書かれていて。
これはだから、そこが本の本の一つ、スターズ地点、導火線みたいなところで、その後にいろいろあるんですけど、多分響くところがあるとしたら、読書の基本について解説された部分で、第1、3部あたりかな。
3部とか2部の後半あたりから、いわゆる仕事術かどっちかっていうと知的生産の技術に話が移ってくるんで、そこはちょっと面白がれるんかなと思います。
じゃあ読み方としてはなんですけど、これはやっぱ飛ばしてしまった方が法律が良いんですかね。
はい、そういうふうに書かれてるんで、どっから読めばいいかわからない場合は、後ろの方にあって困ってることを解決するっていうのがあって、そこから読むべき章を参照してもいいんですけど、興味がないとこはサラサラ飛ばしてOKな本です。
じゃあささっと飛ばしてしまった方がいいのかな。
ちょうど最近言ってみたら、自分も独学大全に目覚めたと言って良いのかな。
用語としての一人で学ぶっていうのと、その知識をまとめて整理する。
読んだものを役立つものに活かすっていうことは、ここ1、2ヶ月ぐらいずっと追求しているところで、そのネタが何か役に立つものがあればって思っていたのに、セルフマネジメントの話ばかり書かれていて。
多分ですけど、読書あたりは、今ゴルゴさんがやってるのに役立つ話は結構いっぱいあると思います。
実はその好きなところ、気になるところから読んだらいいっていう技法もちゃんと紹介されてるんで。
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それはね、ウェブのレビューとかいろんな人の意見とかで、全部読まないとか好きなところから読めっていうようなのは書いてあって、とはいえやっぱり慣れていなさすぎて頭から読むしかやったことがないから。
そうなんですよね。それはあります。ついつい頭から読んじゃいますよね。
そこはひょっとしたら自分がそういう意味で読書をする人として、勝手に自分が囚われているというか縛られているというか、自分の中の常識を未だに崩せない。
でも別に頭から読むこと自体が悪いわけではないんですけど、本によっては、だから辞書を頭から読むことはないように、そういうふうに頭から読むことが意図されてない本であれば、別にどこから読んだってどう読んだって構わないってことですね。
さっきそっちの話ししましょうか。知的生産の技術っていう本があるんですよね。超有名な梅沢忠夫さんが書かれた本があって。
日本人のこの業界では最もよく名前が出てくる。
そうですね。その本に、当然その本を読むことっていう話が出てくるんですよ。梅沢さんは本を読むっていう行為を2つに分けて捉えられていて、基本的に本っていうのは頭から最後まで読むものだという信念の下で、頭から最後まで読んだものはその本を読んだというと。
で、頭から最後まで読まなかった本はその本を見たとしか言わない。読んだとは言わないって言って区別されてるんですね。
で、そのままストレートに読むと本っていうのは頭から終わりまで読まなければならないっていうふうに真面目な人は受け取るかもしれないですけど、わざわざ見るっていう言葉を作ってるってことは、実際は少なからず本を見てるはずなんですよね。見て終わらせてるはずなんですよね。
見てる本もあるし、読んでる本もあるっていうふうに普通に読めば読めるはずなんですよ。なので、実際その本っていうのをちゃんと理解するには頭から終わりまで読む必要があるけども、そうじゃない本はパラパラ飛ばしたりとかっていうのでも全然OKっていう結構ラフな提案がかすかにされてるんですよね。表だってではないんですけども。
そう読み取れると。少なくとも梅沢さんはその本の読み方っていうのを2種類に分割してるんですけど、本を読む本っていう本がありまして、ちょっとややこしいな。本を読む本っていうタイトルの本がありまして、この本では3から4種類の本の読み方が紹介されてるんですね。
そこに解説されてる技法は独学大全に出てくるんですけど、その本を読む本が目指す一番の本の読み方っていうのが、複数の本をテーマに照らし合わせて読んだりとか読み比べたりするってことなんですね。
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全てに書かれていることっていうのが最も重要なことだっていう見極めるテクニックみたいなやつですよね。
それもありますし、例えば自分があるテーマに関心があると。何か食料問題に関心があるといったときに、複数の本、例えば片方は経済学の本、片方は栄養学の本とかっていう、様々なジャンルの本を自分の関心あるテーマで読み漁っていって、要素を抜き出して、それをまとめて自分なりの意見に持っていく。
これは要するに知識生産ということですけど、をすると。その読み方においては、もはや一冊一冊の本っていうのは一つの思考の素材でしかないんですよね。
ああ、そういう捉え方。
だから、本を読み慣れてない人っていうのは、一冊の本があって、その本を頭から終わりまで理解しつくさなければならないっていう捉え方をする人がいて、その場合って本っていう大きな建物があって、自分がその中に入っていくようなイメージがあるんですけど、
もうその一番大きいものになると、自分はもう本、家の中に入るんじゃなくて、シムシティをやるような感じですね。もう家を配置していくような感じ。その中で自分のマチっていうのを表現するっていう行為になる。
これになると本はもう一つの素材、読み物というか素材になってくるんで、扱い方が逆転するんですね。手と銃が逆になるんですよね。
手と銃が逆になるっていうのはいいですね。そうか、そういう感覚か。
知的生産という行為の相対は基本的にそういうふうに向かっていくんですね。
何らかの情報はから自分のものに変換する。
そういうことですよ。そういうことです。そういうふうな行為を通して自分の思考を育てていったりとかっていうふうに、損を使うという言い方もできるんですけど。
そういう読書と、たとえば趣味の読書、趣味の読書というか、小説とかを面白む、楽しむっていうのが違う読書なんですね。
そうか、そういうふうに意識はしてないか、今まで。
小説とかはどっちかって言ったら家に入るような感じ。作者が作った世界に招かれて、存分にその世界を楽しむっていう感じなんですよね。
この家は絵が綺麗だとか、壁が白くてかっこいいみたいなのとか、外形はかっこよかったけど中はこんなんなのかみたいな。
そういう楽しみ方も読書としてはあるんですけども、実は違った読書もあって。
その読み方の場合っていうのは別に本当に、たとえば夏目漱石を研究したい場合って夏目漱石の本を全部読む必要がありますけど、
日本文学における女性の扱い方とかいうのを論じたかったら、一冊の本を全部読むよりは、その小説の中で女性がどのように扱われているか部分だけをピックアップして読むっていう読み方も別にありといえばありなんですよね。
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その場合は飛ばし読みとか部分読みみたいな言い方でもなんでもいいんですけど、読書の技法としてちゃんと入ってくるし、それは別に適当な読み方ではないんですよね。
もうあれですよね。俺の中のイメージだと読むんじゃなくて、資料として参考にしたっていう、なんかそういうやつですよね。
そういうのも本との接し方としてはごくマットだし、場合によってはそうして読まないと感情輸入しすぎて見誤ることもあるとまで言ってるのが、読んでいない本について堂々と語る本っていう本なんですけど。
一人について掘り下げすぎると。
全部読まない方がいいとすら言ってますから彼は。
同化してしまうとかそういうようなことを懸念しているって感じなんですかね。
おそらくそういうことだと思うね。だから入り込みすぎないで、むしろ客観的に見るには読まないで、概要目次だけ読むとか、誰かが評価してることだけを理解して何か言った方がむしろいいので。
これは多分、あえて逆説的に言ってるだけだと思うんですけど、そういう言い方なんだけど。
だからチェリシーさんの技術とか本を読む本とか読んでいない本について堂々と語る本とかっていうのを通してわかることっていうのは、本を読むっていうのは、実は動詞としては本を読むって言い方が一つですけど、その内立は実はかなり多様なんですよね。
広がっているものっていうのが。
そうか。やっぱ本を読むというのが、教育によってやり方を定め、無理やり押し付けられすぎているのかもしれないですね。
まあそれだし、1個しか教えてもらってないっていうことなんでしょうね。だからきっと。
日本の個々の教科書は基本的に小説しか今のところは多分書かれてないと思うんですよ。で確か指導要領の改訂で、実用文とか法律の文章も載せましょうみたいな議論が確か上がっていると思うんですけど、それはだから読み方に多様性を持たせようっていうことだと思うんですよ。
読み方っていろいろあるよねっていうことに進みたいと、ここは善意で解釈してるんですけども。
だから実際、本の読み方ってちぎせいさんの技術にも書かれてるんですけど、教えてもらわないんですよね、あんまり。本の読み方って。
まあそうですよね。読めという単語で終わってしまうというか、それ自体がいかにして読むかという読み方がわからないというか、メタ的に次元が上がりすぎてわからなくなっちゃうけど。
であと、例えば絵を描くとか、あるいは体を動かす動作って目に見えるじゃないですか。目に見えるってことはモノマネできるじゃないですか。でも本を読むっていうのは頭の中でしか起きてないんで。
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だから例えば本を読んでる人はたから見ても、その人はどう読んでるかわからないんですよね。
まあ確かにね。しかも言われがちなことですよね。読んだっつってじゃあお前は本当に読んだと言えるのかっていう。
だから読むって全然わからないし、例えば親が本を読んでたからって子供が同じような本の読み方をするかってそういうわけでもないし、だから結構教育が難しいもんなんですよね。
無意識で確かに獲得したと言えるのかもしれないことですね。
だからそう逆に広がりにくいというか、他の方法に手を伸ばしにくいっていうのはあって。
だから独学体制の本はその前半部分がセルフマネジメントで、結構残りの第3部の12章が丸々1つ様々な本の読み方について書かれてるんですけど、割合としては分量がかなり多いです。読むことについて書かれてる分量がかなり多いんですね、この本の中では。
まあ言ったら確かに独学の大半は読むってことですもんね。
現状は特にそうですよね。一応徐々に動画のコンテンツ、動画の教育コンテンツも増えてきてるとはいえ、やっぱり本のクオリティと品揃いには敵わないところがあって。
例えば国会図書館とか東京の大きい図書館に行けば分かるんですけどね、本当にいろんな本があるんですよ。本当にいろんなジャンルの本があるんですよ。その知りたいことがどんなにマニアックでも何か関連する本が出てたりするんですよね。
それはもう書籍というか、世の中が本当に人類の偉大なる財産ですよね。
そうそう。例えば動画コンテンツ、YouTubeでも学べるもので増えてますけど、例えばPythonとかって紹介してるコンテンツあるんですけど、絶対に偏りがあるんですよね。
やっぱり人気があるものを動画にするじゃないですか。広告商売なので。そうするとニッチすぎるものってそういうコンテンツに上がってこないんですよね。
だから動画ノウハウが得られるって言っても、みんなが知りたいことは得られるかもしれへんけど、あなただけが知りたいニッチな情報は実はウェブだけでは見つかりにくいところがあって、
そういう意味でやっぱり本という文化は大切にした方が良いよなとは改めて思いますね。
あと動画がどれだけ頑張っても即読的なニュアンスだとか、作員というか探したいとこをパッと見つけるだとかが、ジャンルにもよるんだろうけど、やっぱりやりにくいところ多いですよね。
早く読めばいいところとゆっくりでいいところ。緩急が出し手に決められている。
あとだから読書メモみたいなのしづらいですよね。KindleやったらハイライトしてEvernoteにとかできますけど、YouTubeの動画で同じことするのはかなり難しいですからね。
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まあ聞きながら音声でメモるとかそういうことかな。
だからいろんな情報の利用の仕方、その後の摂取した後の利用の仕方とかを考えてもやっぱり読書って総合的にいいんですよね。
歴史があってなくなってないもんですからね。これだけの時代でまだ動画が今後優れている可能性はあるけれども、まだ歴史はないので技法として確立されていないというか。
確かに確かに。今後もされるのかなっていう動画での学びが今後どんどんYouTubeっていうプラットフォームを見ても、人を学ばせようというよりは人を画面に釘付けにしようっていう方向性はあって、学びに借り立てるものがあんまりないんですよね。
あれ見てても僕が見てるチャンネルが悪いせいかもしれませんけど。
あれはねYouTubeがGoogleが買ってしまったからああなったんだと思いますよ。
まあまあ確かに確かにそれはねやっぱりその話がずれますけどやっぱりその視聴者数視聴数とか視聴時間によってクリエイターに収益が出るっていうのはね基本的によろしくないんですよね。
広告ビジネスは基本的にコンテンツを堕落させるんで。
本ってやっぱりどこのページめくっても広告はないじゃないですか。
たまに小冊子が挟んでたりしますけど本文に突然広告アドが出てくることはないじゃないですか。
それって結構重要なんですよね。
なぜ重要かっていうと広告って基本的に読み飛ばしますけど読み飛ばしても目には入ってるじゃないですか当然のように。
目に入ってるものっていうのは絶対無視してないんで。
広告は基本的に以前言いましたけどそのドーパミン系なんですよ。
だからねあれはね基本的によろしくない方向に精神を作用させるんで。
小説とかノウハウ書とか人文書っていうのは非ドーパミン的に心を向かわせるんで。
だから現代的に心のリフレッシュってやっぱり読書の方なんですよね。
あとね一つは動画じゃなくて俺たちはYouTubeしか見ていないので。
確かに。
もっと広い意味で動画を捉えればきっと世の中は良くなり得るとは思いますよ。
そういうコンテンツに我々が後お金を払うつもりがあるのかどうかでしょうね。
個人的に例えば俺人の話とかセミナーみたいなやつもあんまりそのペースが自分でコントロールできなくて好きではないので。
本質的に映像とか動画とかは自分の場合はあまり好きではないなっていうのがあってあまり細かく論じることができないかなって思いますね。
お金を払って例えば2000円の講座を買うんやったらやっぱり2000円の方を買っちゃうけどね僕は。
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Kindle Unlimitedみたいな感じで月額払えばその月額好きな3つか4つぐらいの動画を講座動画を見れるとかいうサービスであればちょっと考えるけど。
そうじゃなかったらやっぱりいろんな意味でのコストパフォーマンスで本の方が高いよなと個人的には思いますね。
同意するけど番人にとってそうとは限らないとは思います。
確かにね。
俺も同じ意見ではある。
本に戻りますと読書についてが結構多いって話でで序盤がセルフマネジメントの話で僕らが聞き慣れてるっていうことだったんですけど。
案外このセルフマネジメントの話もセットになって勉強法っていうのが、いや勉強法っていうかノウハウ本が実は少ないというかレアなんですよね。
そうなんだ言われあんまり考えたことがない自分は気がつけばそういうことってすげえいろんなことを学んでいるけど何から学んでいたんだろう。
分からないね。
例えば勉強法の本で言うとこれこれこういう勉強の方法がありますって書かれてて終わりなんですよね。
あなたもやればできますみたいな。
根性を出してやりましょうですよね。
だからそれができないという想定はないんですよね。
でもできないんです。
独学大全はそもそも設定としてそうやってますよね。
ダメな人がやる気はある風だけど本当にできない奴がその主人公で。
本をそういう本を何冊も買う人っていうのは基本的に人類の大半はできないんですよね。
そんな本を読んだぐらいでその本に書いたらノウハウが実現できるんやったらもうそんな本を必要とない人間になってるはずなんで基本的には。
ダイエットとその学習は無限に売れ続ける。
そこにメスを入れたっていうのがやっぱりすごいなこの本のすごいなっていうところで一応宣伝で言わせてもらうと僕のやること地獄という本も人間って基本的にタスク管理しようと思ってもできないよと。
タスク管理をするたびのタスク管理が必要となってこれ結局無限交代するよねっていう話を書いてるんですけど。
その点が論じられてないノウハウ本は基本的に役に足らないんですよね。
あのこうどういうメタファーで言ったらいいのか分からないけどガソリンの入っていない車の運転方法を教えてもらっても車は前に進まないみたいなもんなんですけど。
あの人は自分を思うようにコントロールできないから勉強の仕方とかダイエットの方法を教えてもらうんですよね。
自分で食べ物を我慢できる人はダイエットできてるはずなんで。
だからダイエット法が書かれてたとしても結局それを自分に課すことができないんですよね。
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だからあらゆる自分に何か習慣を課すものはまずその習慣をうまくいくための方法とかうまくいかなかった時にどうリカバーするのかっていう方法をセットで書かれないと何の役にもたないんですよね。
例えばプログラミングとかソフトウェアでいうとインストールの方法が説明されているサイトがあるとするじゃないですか。
でこの手順通りにいけばうまいこといきますって書かれてたとして自分がそれだった時にエラーが出たとするじゃないですか。
どこかで。で一番親切なやつはこういうエラーが出たらこうしましょうって書いてあったらすごくスムーズにいきますよね。
でもうまくいくやり方しか書いてないノウハウで自分がエラーが出たらもうリカバーできないんですよね。
これよくあるんですよ。非常に親切なサイトと一見丁寧に書いてあるけど役に立たないサイトの差ってそのうまくいかなかった時の対処まで書いてあることなんですよ。
で大抵のノウハウ本はそれが書いてないんですね。
たぶん書いてる人はそれでうまくいってるからやっぱ想像できないですよね。
俺はこれでうまくいったからそれはそれしか言えないよね。
でもトータルで見た時に人間ってだいたいそうではないとうまくいかないことが多いからうまくいかなかった時のことも考えましょうっていう当たり前といえば当たり前。
その読者にある種の幻想を占い売りつけないというか結局その手の本っていうのはノウハウと共にこうすればあなたもうまくいきますよっていう
高揚感とか幻想感を一緒にセットにして売ってるんですけどこの本はそういう幻想はないと思う。
あなたは多分ダメでしょうと。ダメでしょうけどできます。こうしたらちょっとはできるようになるかもしれませんよっていう非常に現実的なアドバイスが語られてるんでやっぱそこがこの本の一番の芯の太いところやなと。
そうかそういうことは本当ここ20年ぐらいずっと考えていたからあれなんだ自分にとってそれが出てきてもおおって思ったりとかがなかったってことなのかな。
そうそうそうそうだからライフハック界隈では結構仕事時とかライフハック界隈ではありかし当たり前な話になってて例えば行動経済学とかファストアンドスローの話に親しんでるとそうだよねと思うんですけど
逆に言うとそこまで浸透してないし特にノウハウとセットになってないのでノウハウの失敗だけが積み重なっていくと。
ノウハウ書って読めば読むほど失敗が増えるんであれむしろいわゆる実行肯定感が減っていくんですよねあれ。
でも何て言うんだろう失敗同じ失敗をしないというのは失敗同じ失敗をしないけど失敗をするということは大事なことじゃないですか。
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じゃあもちろんそうですもちろんそうなんですけどその時に分析指摘思考が働くかどうかなんですよねつまりこの方法が悪いっていうのかあるいはこの方法と自分が合っていないっていうのかあるいは私はダメな人間なんだっていう風にいくのかパターンはいろいろあるんですけど
だから自分人間っていうのがノウハウをうまく実行できないっていう前提があればその自分はダメだにはいかないじゃないですか少なくともでもねそうなりがちなんですよねやっぱしどうも自己否定になりがちというか。
そうかそこすらもやっぱりセルフマネージメントでもあったりするのかそういうことをうまく持っていくっていうか。
だからゴローさんは結構記録好きな人じゃないですかそういう人やっぱりそのそっちのダメだ方向には進みにくいんですよねやっぱり記録が残っている人は。
この人ももうまんま書いてますよねその記録を取れっていうこととそれがいかに効果があるか。
やっぱりそこは大きいんですよねだからライフハッカーの9割ぐらいはやっぱり記録マナーなんですよ基本的にノートを書くとかメモを取るとかブログを書くとかなんでもいいんですけど記録を残すことを主戦場としている人が多くてやっぱりそういう人は自己認知というか自分がどのようなものかってあるのをわりかし高い制度で理解してるんですよね。
でそういう記録を残さないまま1年1回ぐらいノウハウ賞にチャレンジして脱節する人っていうのはやっぱりね自己認識が高まらないままに失敗だけが増えていくんで経験になってないというか。
失敗した記録が残ってないのは遺憾ですね確かに。
遺憾でしょ遺憾でしょ。だからそういうことをもう全部含めてノウハウ記録を残しましょうから始めてこういうノウハウがありますよっていうところまででこの本の次に自分はあなたは何をしたらいいんですかっていうようなところも含めて丸々セットにするとこのぐらい分厚いようになっちゃうということなんですね。
そっかでも逆に言えばだからこれ1冊読めばやっぱり一通りのことがちゃんとわかるってことなんですよね。
そういうことなんですそういうことなんです。
その10冊いろんな本読むよりこれ1冊読んでしまえば今学ぶために知っておくべきことはだからまさに大全なんだ。
そういうことなんですそういうことなんです。やっぱりそこも含めての学びのデザインっていうのがやっぱり必要なんだなと。
だから集大成的な意味はかなり強いと思いますね。
そっか俺そもそも本で別になんか今話を聞いていて別に例えばセルフマネジメントならセルフマネジメントの本を読めばいいじゃん。
読書術なら読書術の本を読めばいいじゃんって思っていたけどタイトルがそうですね全部書いてある大全っていうことでしたよね。
であともう一つはねそのように個別に読めばいいじゃんって思えるのは実はゴリフさんが読学慣れしてるからだと思いますよきっと。
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ああそういうことになってしまうのか。
その部分でつまみ食いできるってことですから知識を。
普通の人はその1冊の本でなんとかしようとするんですよ全部を。
ああじゃあ世の大全ブームというのもそういうところにあったってことなんですね。
この1冊で何かを全部したいこの1冊で教養を見つけたいみたいなそういう解決に至ってしまうんで。
この1冊さえ読んでおけばokだっていうその選ぶとか探すっていう行為から解放される。
でも案外だから結局それは不十分な本になってるんですよね。
ノウハウとして見た時にあんまり言うと宣伝気味ですけどこの本1冊読めば確かに今までの例えばライフハック的な本の大部分は読まなくても
さっき言ったその読書に関する本の何冊かも特に読まなくてもよくなる部分は多いでしょうね。
この本読んでから例えばファストハンドスローとかファクトフルネスとか読むのも面白いですし
さっき言った様々な読書本をさらに読むのも面白いですけどベースとしてこの本を読んでおけば踏み外すことは結構少ないかなと思いますね。
なんかあれですね読書の土台になる本。
そうですね。この読書っていうのもさっき言ったように小説を読むとかではなくて知識を学んでいく形の読書の土台になる本やと思います。
読んでてというか話を聞いてて思ったんですけどここ1、2ヶ月ゴリゴさんが本を読んで読書メモとかを頻繁に取るようになったって言われてるんですけど
今こうやって2人で本について喋ってますけどこれも含めて結局読書の一環なんですよね。
これはねあのでかいですね。読んだことを話せるようにするというのは一番でかいですね。学ぶ方法として。
こういうのもだから例えば技法15で解読っていうのがあってみんなで集まって本を読むっていうことなんですけどこれもだから一つの技法なんですね。技法の内に入るんですよね。
で例えば引用マトリックスとかっていうのがあってこれもだからその本の引用した部分だけをピックアップして並べるとかっていうのも読書メモの技法ですし
あとその本について喋るっていうのが注釈にちょっと近いかなとこれどういうことなんですかって説明するとで前回は経済学者について僕いろいろ喋りましたけど
当然あれ喋る前にいろいろ調べてるんですよね当然空で喋ったわけではないんでやっぱりそれも僕の知識になってるんでね聞いた人もちょっとそれなりになんか得たものはあるかもしれないけど僕それ10倍ぐらい経済学者に詳しくなったんで
だからね世の中のインプットって呼ばれている認識されているものデータの入力って認識されているものが実は読書の半分というか3分の4分の1ぐらいの要素でしかなくて実はこうやって出すこと
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人に向けて話すことっていうことが実はね読書の残り分を占めててそうすることで初めて自分の中で使える知識っていうか他の知識とリンクして言うように何か言えるようになるんですよね
思いますねそのねこのこの2、3ヶ月レベルの話だけどやっぱこう意識してその学んだことを人に話すとか人に聞いてもらうとかそのためにはやっぱ分かっていないとできなくて知られたことではあるんだけどやってみるとこんなにすごいのかっていうぐらいなんかいろんなことが見え方が違ってきたっていうのかなっていうのはありますね
読むことの深さというか解像度の高さというかちょっと表現は難しいけどその本から知識を得るなんていうのかな流度でもないけどレベルが高くなるというかざっくり言うとようになりますし
でやっぱりこうやって話してても先ほどからめちゃめちゃな数の本の数本の名前上げてますけど本と本って繋がってるんですよね独立して存在している本っていうのはまずなくてでやっぱりねそういうリンクが増えていくとやっぱ読書の楽しさがね増すんですよねこれまで一冊一冊しか独立して捉えてたものがある網の中にあるんだってことがわかると
読書の面白さが1段階か2段階ぐらい上がるんですよね
まあいろんなことだいたい確かにねつながっているっていうのはめっちゃ思うし最近特にそれが意識できるようになったのかもしれない
これは記録特に記録を取ったり自分で喋ったりすることによってその知識の定着化が進むんでより明確になってくるでしょうしそういうネットワークが一定の広がりを持ってどう言ったらいいんかなジャンルを超えるようになるとそのゴリゴさんの中での思想が育ってくるんですよね
一般的に a と b っていうのが2つの本があってこれが似てる分野で分類されているときにこの2つが似てるっていうのは新しい知見じゃないじゃないですか
a と c ってこれまで誰も近しいって思ってなかった本がこれリンクあるよって言ったらそれはもう一つの知見であり一つの思想なんですねもうそういうのが読書メモとかをリンクネットワークの形で書いていくと増えて見つけやすくなってくる
だからスクラップボックスが代表ですけどオブシリアンとかロームリサーチとかっていうあのリンクベースの機能っていうのはそういうところで役立つんですよねやっぱねこういうツールが出てきたことによって少なくとも自分はこういう存在の便利さを実感したっていうのはありますからね
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昔は手間すぎてできなかったっていうのがあってカード法でカードで絶対やってなかったと思うその時代に生きてた
いやだからあのカード法で有名な方は大量のカードを書かれててしかもカードのインデックスになるカード例えばこの分野のカードはこのカードとこのカードとこのカードに書いてあるよっていうカードを書いてたんですよ要するにリンクレット
tocっていうかなテーブルオブコンテンツっていうかインデックスになるカードも書いてるのでそのインデックスになるカードがいわゆるそのさっき言った彼の思想を表すそのものなんですよね本の内容じゃなくてその本について彼が言及する何かってことなんでやっぱりそれはカード自体はねもう暇な学者とか時間がちゃんとそれに使える学者でないとなかったんですけど今は本当に簡単に作れるようになりましたねもうびっくりするぐらい簡単に作れるようになりましたね
そのねカード系はすごい興味を持って調べていて梅沢忠夫さんも言ったらあの人もカードの人ですよねはいカードの人ですとかそのチェッテルカステンっていう何さんだったかなパッと名前出てこないんですけどニコニコラスルーマねあの人の話とかもまあまさにカードだしあれがアナログでやっていたというか信じられないすごいことだなと思うんだけど
まあでもやっぱりあれはアナログの限界も当然あるでしょうしアナログカードの場合って1箇所にしか保存できないで同じカードを2箇所には保存できないんでまあその保存の問題とか分類の問題はあったでしょうけどそれは今ほとんどないのであとはそのカードのどう書いたどのように記述したらいいのかっていうようなことを解決していけばいいのかなとだからそのこの知識の扱いになると
いわゆるそのハッシュタグ的な分類というのかな
例えばレシピが書いてあるページにレシピっていうハッシュタグをつけるっていうのはいわゆる分類ただの分類なんですね
で例えば独学大全っていう本に独学大全のやったら例えば本っていうハッシュタグは分類なんですけど例えば個人の知的生産っていうのをつけ出すと自分の分類が始まるんですよねそういうのをつなげるのが面白いですね
これはね面白いですねすごい面白くなって目覚めているノート術じゃなくてそのカード術の方が用語としては近いのかなっていう感じがして
オシリアンとかは特にそうかなロームリサーチも基本的にそれをが強く意識されてますねスクラップボックスはほぼほぼカードあれはカードにしかならないように再設計されてるっていうのがあって
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例えばあの見出しがないんですねいわゆるマークダウンの見出しつけられないですもんねスクラップボックスを見出しがつけられないとどうなるかというとページの流度が絶対小さくなるんですよね
大きいコンテンツにならないっていうノートじゃなくてもうカードにしかならないようになってるんです
1つのページに1つの情報しか載せられない1単元の情報しか載せられないように設計されてるっていうでかなりカード仕込みだからロームリサーチ使ってそこが若干緩くなるというか
ページ的に変えてしまう部分があるんでそうなってもいいんでしょうけど別に
ロームリサーチはどういう方向なんだろうなあれはなんか参考資料を同時に載せやすいっていうので
なんかそっちやっぱり学者系の人が便利になるんじゃないのかなっていう
リサーチっていう名前がはっきり調査とか研究っていう意味なんでおそらくはその分野でしかも
有料課金が前提になってる時点でもういわゆる知識労働者としてプロの人がメインターゲットであることは間違いないでしょうね
多分ねやっぱスクラップボックスに引用を一緒に書いてしまってそこにコメントをつけると長すぎるんですよね
確かにがやっぱそのロームリサーチだとコントパクトにまとめられるというのはあれの良いところかな
確かにだからスクラップボックスの場合は例えば引用文を丸々保存するときにやっぱり自分なりにそのことについてタイトルを付け直さなきゃいけないですね
何かそれは結局そういう知的作業をしましょうということなんですね
それやっぱり重要なんですよねただコピページで保存しているだけよりもそれについて自分が何か言い表す言葉を残しておくっていうことだけで断然後からの知識の利用の形態が変わってくるんで
だからエバーノートみたいにひたすらクリップしておけばいいっていう使い方ではちょっとまずいんですよねスクラップボックスは
まあね10年かけてね俺もやっとわかったっていう感じで
最近流行っている言葉でデジタルガーデンっていう言葉があってあれがすげえやっぱりわかりやすいなと思ってガーデンなんだから今までエバーノートで俺がやっていたことは種まきしかしてなかったんですよね
仕方がないですよそれは仕方がないと思います
でも種をまいただけでは雑草にまみれた汚い庭しかやっぱりできないわけでそこを育てようと思ったらやっぱり手をかけないとダメなんだっていう
それは確かに
そこがやっと自分は10年経ってやっとそこに気がついたっていうレベルなんですけど
もともとのエバーノートの設計思想としてあの入り口のデザインと出口のデザインは綺麗やけど間のデザインがほぼないんですよね
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手をかけるっていうところについてすごく無頓着なんですよ
たぶんやっぱその整理整頓で終わってしまうからなっていう
スクラップボックスの場合ってあのページをリネームしたら全部のリンクがリネームされるとか
あとページを切り出す機能もあって
操作が前提になってるじゃないですか
でもエバーノートってノートに対する操作って大体マージしかできないですね
しかもそのマージも昔はかなりダサかったんですよね
すごいダサかった
開発者君この機能使ってないやろうっていう丸出しのマージやったんですよ
最近ちょっと変わったんですけど
ノートに対する操作っていう概念が
例えば2つのノートとか3つのノートによって何か知的作用するっていうことがほぼなかったんですよね
だから保存場所になってしまうのはもうツールが持ってるある種のアフォーダンスというか
その思考性に沿った使い方になるとそうなるんですよね
でスクラップボックスとかオボシリアンとかっていうのはノートリンクがベースになってるんで
ノートとノートの情報をいかにリンクさせるかっていうふうにユーザーの思考が向くんで
初めてそういうふうにデジタルベースの情報の育て方っていうのが生まれ始めたかなと
本当はねワークフォーリーが流行った時にもそれが流行ってよかったはずなんですけど
あんまりなかったこの時は育ちませんでしたね
あれはねむずいっすよ
あのツールでそういうことをであろうとするのはめっちゃ難しいと思う
そうかそうなんやろうな
そのアウトラインが1個というのは多くの人にはきっとなじめない
あれによって全てのどんな情報でもすぐに呼び出せてすぐに書き換えられてすぐに移動できてっていうのができたはずなんですけど
そうにはなかったでもやっぱりスクラップボックスがね僕は一番いいと思いますよ今挙げたベースの中では
ネットワークでしか使えないっていうことを除けば多分一番優れてるなと思いますね
個人的にねツールの話ばっかりになってしまうんですけど
スクラップボックスでやりたかったことはほぼオブシリアンでできるようになったなっていうイメージで
まあおおむねそうでしょうね
ラスタさんが感じる違うっていうのは何が後はあるのかなって思うんですけど
なんやろうなオブシリアンや同じことができるのは理解してるんですけど
まずブラケットの数が1個か2個かの違いがあってスクラップボックスは1個って済むんですよね
オブシリアンって数式書けましたっけ
書けたはずちょっと使ってなくって認識してないんですけど多分プラグインとかでいけるはず
とは何やろうな何かがね違うんですよ
関連するページが自然に下に出るっていうところも違うかな
そこはね今はグラフで補うことでなんとかごまかしている
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分かる分かる分かる分かる
グラフを2階層にすればスクラップボックスと擬似的に同じになる
なるほどね2階層そこを変更したらできるのか
そうフィルターがねすげえ優秀なんですよ
でも実はで些細な違いの積み重ねで印象が勝っているところがあって
だからスクラップボックスがもし明日サービスを停止する場合は早急にオブシリアンにしますけど
でもそれぐらいかな
でもやっぱりこのデジタル情報の扱い方を初めて教えてくれたっていう意味でリスペクトしてる点は大きいかな
それはあるっすね
あとその感覚としてやっぱりこっちの方がカードだなっていう感覚はあるかも
それは確かにファイルじゃなくてカードってなるね
特に顕著なのがスクラップボックスってページ幅が入力とともに拡大していくんですよね
あれがカード的なんですよテキストファイルっていきなり全文あるじゃないですか
全文っていうか全幅あるじゃないですか
だから入力サイズがフルで待ってるんですよ
でもスクラップボックスって一番小さいところから始まるんでカードでいいなっていう感じがするんですよね
そうかそういう感覚の違いなんですね
まあ両方ともコース付け方だけど若干僕はスクラップボックスを好きかな
あとページの公開がObsidianの場合は一応有料というかObsidian Publicを使うことになりますけど
逆にスクラップボックスは公開が前提で隠したかったら隠したかったら仕事に使ったかったら有料にしてくださいってことなんで
その精神性の違いを持っていきましょうっていうのの評価も違うかな
どっちにしろ僕チキンを閉じ込めておくのはあまり好きじゃないんで始めからもう公開したいという気持ちなんで公開前提の方がいいかなっていう
まあそうかもな俺の場合プライベートなことと全部あまり区別したくなくて
一個にしているからその非公開前提の方がいいというところもあるのかも
全然話を飛び続けないけどObsidian Publicっていうのは公開するものを選べるんですかね
パブリッシュは自分で選びますそのこのノートを公開って選んであげると公開することができて
他には仕組みとしてはただそれだけ
そのフォルダ単位っていうかあれボルトだったっけボルト単位とか出てきる
ボルトの中でこのファイルを更新するって自分で選ぶ
公開されているObsidian同士のページはリンクで飛べるんですかね
公開されているもの同士であればちゃんと飛べて公開されていないともちろんこのページはないになる
いい感じですねそれはそこが多分だからそういう機能欲しかったスクラップボックスでそういう機能欲しかった人たぶんいっぱいいると思いますわ
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多分そういう人向けかなっていう
このポッドキャスト聞いてどっちから始めたらいいか悩んでる人はますます悩むことになるでしょうけど
どっちでもいいですけどねとりあえずおそらくはそんな大した違いはないですよ
あれかもiPadでスクラップボックスが実質使えないからね
それが嫌だったっていうのもあるかもしれない
あーそうかそれはあるかな僕だいたいウェブブラウザずっと開けててスクラップボックスの多分固定してあるんでずっと開いてるんですよね
Obsidianを開くとアプリが1個増えるじゃないですかMac上のそれが若干嫌なのかもしれない
まあそのあたりのそういうところあるかもね俺逆にそのローカルなのでローカルの方がいいっていう
なるほどねなるほど
だいたいこの本というかこの本じゃないことつってだいぶ語ったんですけど
一応関連する本というかこの本を読んで別の本を読みたいという方にガイドしておくと
一つは知的生活の設計という本がありまして
ホリさんメホリさんの本とか
あとこれからのエリックホッファーの民っていう本と
ザイヤ研究ビギナーズっていう本がありまして
これは新木さんっていう新木優太さんという方の本
内緒は編集された本なんですけど
ザイヤ研究っていう独学にかなり重なる分野の本ですね
あと千葉先生千葉正先生の勉強の手伝くという本がありまして
これ本も既存の勉強って僕たちが義務教育で描いている勉強という概念を
結構打ち壊してくれる本なんでこの本も面白いと思います
その4冊は関連本として読めばきっと面白いと思います
それあるかな
俺勉強の哲学っていう名前で敬遠していたけど
読んでみた方がいいかもなって今聞いて思いました
この独学大全最後まで読んでちょっと勉強感みたいなのが変わったとしたら
この本その勉強の哲学もきっとちょっと難しいですけどね
ちょっと難しいですけど面白く読めると思う
なんか厄介なことね自分は勉強っていう言葉に
偏見とか嫌な感じとかは全然なくって
勉強いくらでもすればいいじゃんって思うんだけど
人が勉強っていう言葉を使っていると
なんかこう自分が想像しているものと違うんじゃないかって勝手に思ってしまう
だからこそこの本はわざわざ勉強の哲学っていう風に
その既存の言葉にぶつける形でこの単語が多分選択されてると思うけど
勉強ってその特に強っていうのが強いるっていう字やから
強制の強やからやっぱりちょっと嫌なリファンスがあるんですけど
でもまあどういうかな
頑張る部分は勉強の中で頑張るっていうから
自分の持ってるいやコンフォートゾーンから出るっていうのは絶対あるんで
勉強するっていうのはだからまあ
強いられるっていう言葉のが頑張るって意味なのかと思うかとして
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勉強は勉強なんですよね
勉強に代わる言葉って学習なんですけど
学習やとちょっと違うしなと思って
まあ習うっていう字が入ってしまうとちょっと違うかもですね
そうですねこのその4冊をお勧めとしてとりあえず上げておいて
お勧め紹介は終わりですね大体
いっぱい出てきますねお勧め本が
こういう風になるんですよ芋づる式に出てきます
ちなみにちょっと参考までになんですが
倉田さんは1ヶ月にペースとして平均値としてどのぐらい本を読んでますか
読むっていうのは読みさっき言ったうめさをできない
見たのもあり
見たのもありやったそれはもうめちゃめちゃですよ
めちゃめちゃありますけど
書籍購入冊数基準では
今年は少なかったけど
例年やったらでも100から200の間だと思いますよ
200だとすると月に15から2
100やと8ぐらいかだから
だから8冊から15冊の間ぐらいを買ってたりするね
いわゆる本は漫画とあれは除くライトノベルは除いて
漫画とライトノベルを指すと倍では済まないことになる
なんかあれですね所得がどれだけ本に積み重ねられているか
エンゲル係数の本番はすごいですよ
僕の確定申告の書籍代のことがすごいです
そうかなかなかたくさん
特に自分の場合最近ゆっくり読もうと思っていたのもあるし
人生において絶えず辞めたことはないんだけど
読んでいるペースというのは決して多くないなと思って
今のような読み方をしていけば
本の読み方は確然と速くなっていくと思いますよ
別に全部を読もうと思わなければいい
知識が定着化されてくると読解力が上がってくるので
読むスピードは必然的に上がってくると思います
そういうのもあるか
これが第1回だったら一番良かったかもしれないですね
そういうわけでもないと思うんですよ
読書の起点になる本みたいなのでここからいろんなことがリンクしますねっていう
確かに
もう第2回になってしまったので
逆に段取りを考えだすと失敗するんで
コンテンツ的には第1回として大変相性が良いものだったっていう
確かに
最近の五龍さんが読書に目覚めてきたっていう言い方すると
インテリブルだから嫌なんですけど
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読書が面白くなってきたって話を聞いて
独学大全っていう本をお勧めしたいなっていうのがあったんで
やっぱりその1回があってこその2回ですよこれは
そういうのはあるかもしれないですね
俺はできるだけラスタさんが読んでなさそうな本を探そうっていうのを目標にしていて
読んでない本が多いわけですから
それをきっかけにジャンルを自分が知らない分野を広げていきたいなと思っていて
そういう意味でもクラスターさんが読んでいない本であれば
より探すきっかけとしても大変いいかなっていう
確かに何であれ指針を持つのはいいことですね
とりあえず人気の本とかランキングの本を読もうというんじゃなくて
何かしらのテーマ性を持って本を選び出すとより面白くなりますねやっぱり
ということで感想や質問などがあれば
ハッシュタグカタカナでブックカタリストをつけてつぶやいていただけるとありがたいです
本日は独学大全を紹介しました
ご視聴ありがとうございました
ありがとうございます
01:10:11

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