先ほどの話に戻って、今、本を読む時間がかなりないということですが、
小説、文芸以外にも、本っていろんなジャンルを読まれますか?
読みますね。やっぱり多いのはノンフィクション系ですね。
一番最近読んで面白かったのは、スノーボールという、ウォレン・パフェットという、今、世界一の投資家がいますよね。
あの彼の表伝です。面白いですよ。
あのね、この本は上下巻なんですけど、上巻だけ買って読めばいいです。
あ、そうなんですか。
5,000円買わなくても、後半はそんなに面白くないので、上巻だけ買ってお読みになると本当にいいと思います。
普通のサラリーマンがきちんと富を作る、財産を作るには何をすればいいかというのが本当にわかりますから。
そうですか。ウォレン・パフェット。
パフェットはもう単純なんです。要するに最初に何とか頑張って、それは節約してでもアドバイトしてでもいいけれど、
小さなスノーボール、雪玉の小さな角になるものを作る。
それが見つかったら、あとは長い斜面を探せばいいというだけなんです。
それを転がし続けていけばいいかなと。
それは本当に、資産を作る、ただ一つのやり方なので、
最初に小さな種になる資産を作って、それをうまく転がしながら、
お金がお金を得るようなシステムを自分なりに働きながら作っていくという、
例えば今40歳ですよね。
60歳、単純な数学なんですけど、
仮に最初に500万円あるとするんですよね。40歳で。
40歳で500万円はそんなに珍しいことではないですから、
それを例えば20年間、副利で年30%で回せると、
15億円くらいになるじゃないですかね。
年30%だそうですよね。
もちろんコツコツ働くこと、日本人ですから目の前の仕事を頑張るというのもいいんだけれど、
それと同時にお金を生かすうまい方法みたいなのがちゃんと学んでおいた方がいいかもしれませんね。
年に30%というのはものすごく難しい数字なんですけど、実際は。
でもそれができればそういう数になります。
先ほどの話ではないんだけど、本を読むと十分に学ぶことは普通の人でもできる。
そうですね。そうは言っても実は年に関しては適性があって、
20人に1人くらい合ってる人がいるって感じなんですけどね。
ただそうですね、このスノーボールという本は私もちょっと読んでみようと思います。
いや面白いですよ。
ありがとうございます。
いやもうね、ひどいんですよ。
ひどい。
だからそういう人がいるんだって思いましたね。
まず皆さん、上巻を読んでください。
上巻を。
女の子と喋って緊張しすぎて、ずっと持てなくて、
筋肉をつけようと思って運動するんですけど、体質的に太れなくて、
ひょろひょろガリガリなんですけど、
なぜか投資とか経済に関してだけは異常な記憶力があって、
っていうような変わったウォーレン少年の話。面白いです。
そういえば今お話しかかって思い出したんですけど、
西田さんの波の上の魔術師さんでした。
あの小説が非常に面白かったんですけども、
さっきこういう経済小説っていうのがちょっと分からないんですよ。
書かれる予定とか思いはないんですけど。
いつかやろうって言ったんですけど、最近あんまり見てないので。
個人的には読みたいんですけど、西田さん。
今度やるとしたら何でしょうね。
今からもし手をつけるとしたら、
多分今度は日本初のハゲタカファンドみたいなのを書くと思いますね。
中国のバブルは今もちろんものすごくいいですけれど、
必ずどこかの段階で破裂しますから、
その時に日本人の若いハゲタカファンドのマネージャーが、
上海とか中国とか香港に行きますよね。
上海中国銀行のすごいビルとかをあれ欲しいなとか言って買うんですよ。
いいですね。
超安いお金ね。
楽しみにしてます。
どんどん楽しみですけどね。
ありがとうございます。
ここから少しですね、西田さんご自身のパーソナリティに少し伺っていきたいんですけども、
今までの人生で一番というのは難しいかもしれないんですけど、
しんどかった時はいつですか?それをどのように乗り越えましたか?
僕が一番しんどかった時っていうのは、大学卒業する時なんですよね。
そうなんですか。
要するに新卒採用でみんな一斉にワーッと就活に走ってるじゃないですか。
その時にその流れを外れてしまって、
もう普通の会社員になる人生はやめようっていう風に、
そこで降りた時はやっぱりちょっと大変でしたね。
自分はもう一人きりでなんとか生きる。
で、あまり会社だったり組織を頼るのはやめようって、
それを20代の最初の頃に決めたのがやっぱりちょっとしんどかったかもしれませんね。
その時に決めたという何か、理由とかきっかけは?
いや、理由は特にないんですよね。
もちろん遠い将来作家になれたらいいなみたいなことがありましたけれど、
自分としては組織はあんまり向いていないだろうし、
会社に入ってしまうより、20代、20年くらい棒に打って、
ゆっくり世界を見てみようみたいな感じです。
実際、ただその後にフリーターとかもやったりとかしつつも、
広告制裁会社に入られたと思うんですけど、
その会社員になった転換って何かきっかけ?
3年くらいフリーターでアルコールやバイトしてお金貯めてたんですよ。
で、学生時代から株式投資なんかをやっていて、
その3年くらい経ったときに、うちの母親が突然ね、
クマおかしクエストで直れて亡くなったんですよ。
で、3年アルコールやバイトで下の方から世界を見てきた。
じゃあ、そろそろそんなに会社やってても怖くはないし、
行ってみれば面白いんじゃないか。
今度は組織の仲を見てみようかなっていう感じで、
ふっと受けたんですよね。
その後、やはり会社員続けながら小説を書かれたりとか?
いや、その頃はもう全然毎日毎日会社員だけで、