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2021-01-15 24:11

BC003 アフターショー&倉下メモ

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ブックカタリスト第三回の倉下メモ

功利主義(ユーティリタリアニズム: utilitarianism)について

行為や制度の社会的な望ましさは、その結果として生じる効用によって決定されるとする考え方。

重要な人物は二人。十八世紀のイギリスのジェレミー・ベンサム(1748〜1832年)とジョン・スチュアート・ミル(1806~1873年)。共にイギリスの学者。ジョン・スチュアート・ミルのお父さんは、ベンサムの友人だったと覚えておくと、二人の世代感覚がわかりやすいかも。

倫理における功利主義

倫理学とは、私たちはどのように行動(あるいは判断)すればいいのかについて考える学門。道徳は、「このように生きましょう」と教えるものであり、前提は決まっておりそれを疑うことはない。その点が倫理学と道徳の違いだと言える。もし「道徳」の授業を受けて、「本当にそれは正しいのだろうか」という疑問が立ったのならば、それが倫理学の始まりだと言える。

ちなみに、古くはアリストテレスが徳に基づいて生きるべし、という倫理観を「幸福論」という形で提出している。

功利主義の特徴

功利主義は四つの特徴を持つ。

一つ目は、行為の評価においてその結果を重視する「帰結主義」。

二つ目は、その結果において幸福を重視する「幸福主義」。

三つ目は、個々人の幸福ではなく全体の幸福を考える「最大多数の最大幸福」。

四つ目は、一人を一人以上には数えない「公平性」。

功利主義とは何か | 哲楽より。

よく出てくるトロッコ問題は、この考え方を示すのにうってつけの例。1人の命の5人の命ならば、全体としては前者が犠牲になっても、後者が助かった方が幸福が高いと計算できる。もちろん、こうした考え方には批判も多く出ているが、少なくとも功利主義がいかなる理路を用いているのかは、この例によってつかまえやすくなる。

ただし功利主義を認める人(功利主義者)においても、違いは少なからずある。たとえばベンサムは幸福=快楽-苦痛を単純に計算できると考えたが、ミルは快楽と苦痛には質的な違いがあり、単純に量を比べるだけではうまくいかないとした。ベンサムの考え方を量的快楽主義、ミルの考え方を質的快楽主義と呼ぶ。ただ、どちらの立場であっても快楽を計算できると考えている点では同じ。

倉下はこの点に現代の「デジタル」と似たような思考方法を感じる。特にベンサムの思考は非常にデジタル。

時代の流れと功利主義

二人の思想家は、18世紀から19世紀のイギリスで活躍しているがこの時期のイギリスは重要な思想家が多い。さまざまな理由があるだろうが、産業革命による人々の生活と社会制度の変化はその理由の一つとして見逃せない。

王政や貴族制が実質的な権力を弱めていく中で、新しい規範性が社会の中で求められていた。功利主義者たちは、そうした思いを代弁、集約したものだと言えるかもしれない。功利主義の「公平性」は、現代ではもはや前提とも呼べる考え方だが、それは真理でも絶対的事実でもなく、ある歴史の流れの中でなんとか確立されてきたものである。

ただし、時代が進むと、政治と倫理だけでなく、経済と倫理、科学技術・文明と倫理など人間が考えないといけない分野が広がってきており、原初の功利主義ではうまく新しい地平を切り拓けない場面も出てきている。

功利主義も変化し、さまざまな主義・思想とぶつかりながら新しい潮流を産み落としていくことだろう。

紹介した漫画

『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ)

『憂国のモリアーティ』(三好輝)

次の回の候補

『ワークマン式「しない経営」――4000億円の空白市場を切り拓いた秘密』(土屋哲雄)

『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ) 』(東浩紀)

『記憶のデザイン (筑摩選書) 』(山本貴光)



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はい、ブックカタリスト第3回収録後、楽屋トーク、アフターショー、名前などは未定なのですが、
今回の感想と、次回どんな本について話をしようかということを話したいと思います。
なんとなくこれまで喋ってて思ったんですけど、わりとライトな感じで人文的な話ができてて、結構いい感じじゃないかなと思うんですけど。
なのかな。俺ね、人文という学問をちゃんと人と話したことが初めてかもしれないので、なんともわかんないですけど、そうなんですかね。
うーん、ま、倫理の話は完全に人文の話ですし、難しくなりすくもなく、しかも入門的に概念解説もされてて、これ読むだけでちょっとした知識が得られるのではないかぐらいに、いい感じになってる気がしますけども。
まあそうですね、一応詳しくは触れないながらも、内容にも一応ちゃんと触れているつもりで。
まあ、小売主義とか言ったら、そんな難しくないから聞きゃだいたいわかるだろうって感じもするし。
うん、こういう番組は今まであんまり聞いた、僕も聞いたことがなかったし。
これ一か所、新しいし読む人にも。この手の本とかを好む人にも受けるかな。やっぱり、ライフハック系の本を紹介しても、ライフハック系の本を好きな人にしか届かないんで。
まあこれ何にもライフハックじゃないですもんね、言ってみれば。
まあ純粋に読書を楽しんでいるわけなので、今までと結構違った人にリーチするんじゃないかなーみたいな予感も。
うん、期待度はありますね。
と言いながら次の本は、2冊一応方法がありまして、もっとあるんですけど、とりあえず2冊上がってて。
1つが、ワークマン式ホニャラダ経営って言って、あのワークマンについての話。
おー、なんかすごくビジネスショップっぽい。
そう、100%ビジネスショップ。この話をしながら次ビジネスショップの話を持ち出してくるのは、僕的には好きなんですけども。
読み終わった本で言うと、「言論戦記」っていう本がありまして。
あー、それはね、あのね、ツイッターでラッシャーさんが言ってるのを見て、ちょっと興味深いなって思って、読もうか考えているところ。
これもめちゃくちゃ面白かったんで、どっちかをまず検討してて、今読んでる「記憶のデザイン」っていう本がありまして、これも面白いんで。
この3つね、これは読み終えてないけど、次の収録の時まで読み終えてるでしょうから、この3つかな。
あの、言論戦記のあずまこうきさん?
ひろきかな。
ひろきさん?あの人って率直に言って何者なんですか?
哲学者思想家かな。
あ、だから純粋に哲学者なんだ。
そうです。
なんか、あーそっか、で、その人がビジネスをやっているから、その珍しい。
そういうこと。
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しかも、やってるだけじゃなくて、ちゃんと成功というか、継続して続けてはるっていうところが素晴らしいですよね。
それまではバリバリの哲学者だったってことなんですか?
震災前後の前ぐらいまでは、いわゆる論談に出てはって、哲学の本を書いたりとかテレビに呼ばれて、コメンテーターと喋っている、いわゆる知識人の枠。
で、それから、そういうプラットフォーム、人のプラットフォームで何か言うんじゃなくて、新しい自分たちの若手向けのプラットフォームを立ち上げようということで、
言論っていう会社の前身のプロジェクトを立ち上げはって、今に至るっていう話で、途中でいかに自分が事務っていうものを軽んじてきたか、みたいなことが書かれてるんですけど。
そうか、経営とかを全くやったことない賢い人がやってみたらどうだったか。
そうそうそう。っていう、いわゆる何かを経営とかしていくことの難しさっていうことに加えて、よく僕たちも言ってますけど、広告収入でやっていくのって無理だよねっていう話で、
で、言論って会員制なんですよね。会員制とかコンテンツ売ったりとか、言論友の会っていう、いわゆるファンクラブ的なものの料金だけで成り立ってはるんですよね。自前でプラットフォームを作って。
そういうメディアのあり方を、この現代において追求してはるっていうあり方でも、非常に面白い例かなと。
ある意味、生き方としても哲学をしている。
まあそうですね。そこの、そうそう、彼の哲学と彼が言論カフェっていうものでやっているものが、実はこうしてて、というか、言論カフェそのものが自分の哲学の実践であるみたいなこと書かれてて、おお、なるほどねと。
そうか、それはいいですね。とはいえ、ワークマンはワークマンで流行ってて面白いなって思うんですよね。
これは純粋にビジネス視点として読んだときに非常に面白い話が盛りだくさんで、これはぜひ読んでもらえたから、ビジネス方面が強いのがワークマンで、メディア話として面白いのが言論カフェで、知的生産の技術として面白いのが記憶のデザインで、この3つのどれかという。
記憶のデザイン?
記憶のデザインっていう本で、ちくま戦書やったかな。ちくま戦書の本で、記憶をどうするか。外部記録喪失が当たり前になっている現代、インターネット検索が現代になっているにおいても、やっぱり記憶って大切だよねっていう話がベースなんですよね。
記憶の面白いところって、例えば、何か知りたくなったときにGoogleで検索ができますけど、その知りたくなるっていう動機は、自分の体験、つまり記憶でしか発生しないんですよね。当然のごとく。
検索できるための知識を身につけろってやつですよね。
最低限、映画を観て何か本を思い出したとするじゃないですか。その本のタイトルを忘れてても検索できますけど、その本を読んだことがなければ、まずその映画を観て本を思い出すということすらしないわけじゃないですか。
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だから、そのベースとなる記憶が整っていて、覚えることが増えるから、知識が、外の知識が使えるようになるんであって、インターネットがどんだけ流行っても覚えなくていいっていうのは、たぶん嘘ではないかっていうような話なんですけど。
それはまさにこのブックカタリストをやっていて思うことですね。 そうそう。だから、この関連でも話せそうだなと。この3つがちょっと今、僕の中ではホットなテーマで。ちなみにどれ、別に1回ずつ全部やってみてもいいんですけど、どれか気になった本あります?
ワーク版は正直、読めばいいからいいのかなっていう気がして、語るものではないのかなっていう。面白かったよねっていう感想語りにはなるんだけど、こういうのの方がウケそうなんだけど、違うのの方がいいよねっていう。
じゃあ、言論カフェにしておきましょう。予定としては。
ですね。あとは、ちょっと思いついたのがですね、リクエストがたくさんあったらその本を選ぶっていう。
おー。この話、これを聞いて視聴者さんがこれがいいって言ったらそれにするっていうことですか?
っていうのもありなのかなって。必ずしも一番多かったからそれとか選びづらいんですけど、なんかこれが聞きたいとか言ってもらった方が、なんか参加している感があっていいんじゃないかなっていう。
それは確かに。それは確かに。
じゃあまあ、とりあえず、一応、何もデフォルトで言論選挙を選びますけど、言論選挙に1票を入れてもらってもいいですし、別のやつに1票を入れてもらってもいいんで、その投票すると変化するかもみたいな感じですよね。
そうですね。確約はできないんだけど。
まあ、選ぶのは倉下さんなので、ただ選択に影響を与えることができる。
ですね。まあ、そんな感じ。
と、軽く本の紹介をしておくと、なんかそういう意味でもいいかもしれないですよね。
うん。
ワークマンはね、その最近ね、農家の種っていうポッドキャストを聞いていて。
マニアックやな。
あ、それ有名なやつなんですよ。その去年のポッドキャストランキングみたいなのにも入っていて、まあ、まんま農業の人たち、九州の多分年齢が割と近い人たちの農家の人たちが話しているポッドキャストで、異世界すぎて面白い。
やっぱり農家の話をするんですよね。
農業の話をします。なんか最近で言うとね、なんかカレーを全部作るとかやってみようと思ったんだけどつって。
ああ、野菜から含めてっていうこと?
スパイスから小麦から育てる。
あ、牛は飼えばいいから簡単だよねとか。
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なるほどね。
っていうので、あのね、その中で印象に残っていて一番面白かったのが最近で、農家で2020年買ってよかったもの、農家の人たちが選んだランキング。
はい。
で、3位が無線、ワイヤレスのイヤフォン、エアポーズに代表されるあれが、第3位。そのたくさんの人に聞いて。
で、第2位が、えー、マキタの電動チェーンソー。
はい。
で、第1位がめっちゃ面白くって、あの、はーって思ったんですけど、何だと思いますか?
全くわからない。その3位と2位の。
俺たちが知ってるジャンル。ジャンルっていうか、たぶん存在は絶対知っている。で、なんかね、話しててヒントだったのは、えー、街でも見るようになったよねって言われて。
街でも見るようになった。もう推測のすの字もつきませんね。
あのね、空調付きシャツ。
あー、確かに。売ってるね。
で、あの、まあ、思い出しただけなんですけど、それがワークマンでももう売ってるようになってるねって言ってて。
まあ、そのぐらいやっぱすごいんだね、ワークマンっていう。
うーん、機能性で売ってるっていうところが、他のところと違うっていうので、そのお話が重いんですけど、その空調付きってちょっと高いんですよね、当たり前やけど。
で、それはね、売りにしてないらしいんですよ。
あ、空調?
客単価が高くなる商品は、例えば広告に載せないらしいんですよ。
それを売ったらもう利益が上がるはずやけど、そうはしないって言って、へーっていろいろ面白い話があるんですよ。
あー、あの、あれですね、なんかザッツビジネスショーっていう。
そうそうそうそう。
これぞビジネスショーだっていう、なんか一番面白いやつ。
結構だから、今までの業界の常識と反対なことを結構たくさんされてますね、だから。
サイゼリアとかもちょっと話題になったりしたけど、やっぱ常識と違うことをしていると目立つし、結構意外とうまくいくんですね。
うん、だから結局既存の常識って実はその利益を最大化するために役立ってなかったりするんですよね。
常識って言ってしまう時点で、やっぱもう考えてないってことですかね。
確かに。
まんまあれじゃん、今回の批判的思考が足りない。
そう、だから結局その同じ話に続けようと思ってそう言ったんやけど、そう。
だから常識、道徳っていうのが社会の絶対的なルールでないように、
まあ、消臭感っていう言い方をするけど、消臭感が必ずしもその業界の利益を最大化するものとは限らないっていう話なんですね。
確かに確かに、それはあるかもしんないですね。
ちなみに百姓貴族って漫画読んだことあります?
あのー、あー、読ん、知ってます。
知ってて読んでないかな、一巻ぐらい読んだかもしれないぐらい、全然覚えてないです。
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それが面白い、その農家のポッドキャストが面白かったら面白いと思いますわ。
うん。
そう、農業もね、やっぱなんて言うんだろう、生きる上で重要すぎるものじゃないですか。
確かに。
で、あとはあれかな、その多分自分が2020年に思ったのが、あの興味がある分野が狭すぎた。
あー、なるほど。
なんかこう一個のことをやっていることは、なんか悪いかどうか、悪くないかはちょっと判断はできないんだけど、
もうちょっとそのいろんなことに興味を持てないと、なんていうんだろう、結局もっと広がらないよねっていうふうに考えが変わってきたのかな。
それは、それはそうやと思います、やっぱし。
うん。で、純粋に、あのー、なんか何があってわかんないけど興味が持てる分野が広がっていて、
やっぱ知らないことだらけだということを思い知るのも面白い。
あー面白いですね。それが一番面白いと思いますよ、やっぱし。
今ね、新しく読んでる本で、えっと、Pythonによる音声分離。
あ、なんか見たことあるかも。
Amazonでね、500円で売っていて、で、あの真面目にPythonで、そのスマートスピーカーでめっちゃ使われている技術で、
声とノイズを分けてあげないと認識できない。
だから実利としてめっちゃ重要な分野だし、さらに言えば、あの今のこのPodcastがまさにノイズ除去をPythonでできたらめっちゃ面白いよねって思って。
それはやっぱり、えっと、ノイズのパターンを認識してそこを取るっていうような感じですかね。
それも音声の方を、これが音声だと認識できるんですかね。
えーと、その、まだ3ページしか読んでいなくて。
ほんと読み始めたなんですけど、まず大前提として、すごい数学の知識がいる。
まあそうでしょうね。
線形代数から、変微分から、えっと、共数、そのベクトルとか行列と変微分とかいるんだったかな。
へー。
で、俺も高校数学以上のことをちゃんと理解できていないんで、全然偉そうなことは言えないんですけど。
逆にそれをきっかけに、大学数学ちょっともう一回学んでもいいかもなと思って。
あるね、そういうの。そういうのあると思う。
で、もしうまくいったら実利につながるじゃないですか。
Podcastの音声編集をどうやってやってるんですかって、Python使ってますって言えたらめっちゃ面白いよねって。
確かに。
で、チラッと見る限り、そのライブラリー、ウェーブファイル取り込みライブラリーみたいなのはもう当たり前にあるんですよ、Pythonに。
だからその、なんて言うんだろう。
上面って言ったら言い方悪いのか、まあやっぱもうPythonがその手の、なんて言うんだろう、高級言語ではないんだけど、音声だとか映像だとか、なんかそういう高度なものを取り扱う機能みたいなのは多分ライブラリーはもうたっぷりあるので、
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そのパラメーターの調整にやっぱ数学の知識はめっちゃいるみたいなんだけど、
触る、真似するだけなら多分、とりあえず真似はできそうだし、
学問として、その数学を勉強しようって言っても、なんか勉強できないじゃないですか、言ったら。
まあね。
が、なんかそのPythonで音声分離をするためだったら、こう楽しんで勉強できるかもしれないなって期待を持っていて。
ああ、そうか。また本の話をするんやけど。
森博さんっていう作家さんがやはりあるんですけど、
勉強の価値っていう新書を最近出されて、似たような話をされてましたね、やっぱり。
あることをするために勉強するのは非常に楽しいって書かれてました。
勉強のために勉強することはもう苦痛でしかないっていうようなこと書かれてて、まあまさにそうだなと。
森博さんはね、結構好きでよく読んでて、読書の価値とかはちょっと前じゃないか、読んだかな。
あとあの人、名古屋大学出身で、大学時代はね、まだ現役だったんですよ、この人。
へー。
その中退なんですけど、俺は名古屋大学。
その名古屋大学行ってる時代に、その〜学部に小説家の森博さんはいるよっつって、
その聖教の書店とかにも、そのうちの学校の森さんの本ですっていう風に売られてて。
もちろいな、それ。
それがね、なんかもう時速3000文字とかって恐ろしい人になってしまい、3000じゃないか、6000文字でしたっけ?
6000文字やな、6000文字、6000文字。
いや、可能やで、6000文字は。
タイピングならできるよ。
いやでもあの人、本、例えば時速6000字で2時間とか書いてるわけじゃなくて、
10分ぐらい脳みちな執筆時間を計算したら、時速6000文字になるって言うだけで。
うーん。
で、そのぐらいやったら、で、あの人、もう頭ん中に書けることが出来上がってから書き始めるんで。
うん、言ってますね。なんか映像を文字にするだけだみたいな感じで。
だから、書くことを考えながら、書くと時間がかかるけど、
頭に思い浮かんでることを書き写すのって、車強とか転写とか、そういう作業に多分近いから。
可能と言えば可能ですね。
文字にしてね、もう出てきているって出すだけだっていうことができるっていうことが結構理解できない領域ではあるんだけど。
まあ、その天才の天才たるゆえんでしょうね、あれは。
うーん。
あとこの人もあれですよね、なんか世の中のいろんな常識を疑えっていうのが大前提にあって、
そういう意味でも、その実用書形も参考になるところが多い。
てか、普通に学問を志してる人はそれを言うと、僕は基本的には思う。
それを言わない人はちょっとあれだなとは思うんですけども。
まあまあ、そのね、ある意味当たり前なんだけど、でも当たり前って難しいじゃないですか。
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いやでもね、ある意味当たり前じゃないんじゃないかなと最近思いつつあるな。
まあ、なんかね、それに関して言うとね、エバーノートとかがね、すごい思っていて、
エバーノートってすごいことはやってないんだけど、できることを全部やっていたからあれだけ人気になったんだよねって思って。
そうすると今はやっぱりそれがノーションに変わっているわけですよね、その人気は。
そうそうそう、まあ全部が正しいとか正しくないはわかんないんだけど、
これがあったらいいよねっていうものをちゃんと全部できるようになっていた。
うんうんうんうん。
で、それをなんか考えるまでは簡単なんだけど、やっぱりあれを実践してちゃんと提供していて常に良くなっていたっていうことが一番上手くいった、一番じゃないか大きな理由の一つかなって思ってて。
確かに確かに。
まあ途中からはね、そのやっぱ期待に応えられなくなってしまっていたよねっていうある時期は。
まあだから結局その機能の幅を広すぎたっていうのが大きいのと、やっぱり今改善されてますけど、プラットフォームごとに開発が違うっていうのはどう考えても無理でしょと思うんですけど。
あれがね、フィルの価値観じゃないかなっていう。
うーん、まあだからね、いや結局機能を広げたり改善したりとかするのにもやっぱりコストがかかるわけで、
企業が使えるコストは無限ではない以上、現実的にはやっぱりスクラップボックスのようにこれができるツールですよ、でもこれ以外のことは知りませんっていう方が長期的には続くと思いますけど。
まあ全部やりたかったんだろうなって、なんかエヴァのショップとか作る時も、ショップシステム買ってくればいいのに全部内製したっつってて。
それはね、コストはかかるだろうなっていう。フィルの信念はそっち方向なんだろうなっていう。
かかるコストも資金が調達できるうちは良いんですけどねっていう話なんですよね、だから。
ノーションがそうならないことを祈るばかりですけども、とりあえずは。
まあ今はちゃんと使ってないけど、当たり前のことがちゃんと当たり前に全部できていればきっと伸びるんじゃないかっていう気がしますね。
まあでも基本的にデジタルノートでやりたいことは全部できる以上じゃないですかね。最近看板ノートとかタイムラインとかも増えましたんで。
うーん。まあ俺あれはね、なんか難しくてダメだったけど。
そう、そこそこ。やっぱり難しい、あれは。難しいというか、スクラップボックスのように今日から使い始めますっていうわけにはちょっといかないでしょうね、あれ。
さらになんかそのエバーノートは難しかったけど、とりあえず触れたんだけど、なんかとりあえず触れなかったっていう。
あれはだから一行ごとにブロックっていう概念があってみたいな、その普通のノートじゃないんですよね。
あーそうか、だからまあね、言ったらこういうふうにまたこのままでは時代に取り残されるかもしれないんだけど、あれは肌に合わなかったっすね。
21:02
いやでもそれはそう、直感的には使えないですよ、やっぱし。
なのかな、やっぱそこは。
うーん、だから挿入するブロックを一つずつ理解しないといけないんで、何を追加していいかわからなくなるんで、あれは。
うーん。
前提となる知識がちょっと多すぎますね、だから。
あーそうそう。で、さらに英語だから時々ずらいんですよね、初めて触った時とか。
まあ確かに。あんまり言うとノーション批判になるからやめときますけども。
もうちょっとこうね、最初使いやすい感じの何かがあったらいいかなと思ったけど、やっぱり戸惑うと思いますよ、あれは。
ノーションはね、コラボツールだと思いますよ、俺は。
あー複数。
一人で使うんじゃなくてみんなで使うやつ。
まあね。
型がガッチリしてるからずれにくい。
だからみんなで使う場合に難しくても破滅、はちゃめちゃになってしまうことがあまりない。
うーん、確かに。
特にテーブルとかデータベースが使いやすいですからね、ノーションは。
それがデータベースを使わなければノーションを使う意味がないぐらいの中心的な機能なんで。
だからやっぱり個人レベルでデータベースっていることは少ないよねっていう。
確かに。
のでコラボツールなのかなっていう企業の主に。
でも例えば複数人で本の情報を集めようっていう場合にテーブルとかがあったらこのマスにこれを書いてくださいねって言いやすいから情報はきれいに集まりますよね。
そうそう、ジャンルとかもプルダウンにしてしまえば選ぶことで迷うこともなくなるし、みんなでそういう本のなんかを作るんだったらありかもしれないですね。
うーん、なるほどね、確かに。
スクラブボックスはそこはもう自由にしてくださいって言って思うのが勝手にページ作ることになるから。
で、リンクが増えちゃって。
あれはね、みんなで使うのは結構むずいと思うんだけど。
いや、あっちの方が使いやすいのは使いやすいんだよね。
だからいちいちルールを知らなくていいという意味では。
で、あともう一個は他人が作ったページも書き換えていいっていうのが基本ルールなんで、あれ。
まあ、そこに馴染める感覚とそのリテラシーを持っている人が前提になっていれば、あっちの方がいい。
そこなんでしょうね、きっと。
まあ、流行るのはノーションじゃないかなって思いますね、やっぱ。
うーん、そうでしょうね。流行って、そしてまた何年か後に同じことになるっていう。
可能性もあるかな。
はい、話がずれまくったんで。
次回の紹介予定、候補3冊をもう一度最後にお願いしていいですか。
ワークマン式しない経営か、言論戦記か、記憶のデザインの3冊ですね。
はい、これはメールにリンク付きで書いてもらって、コメントなりツイッターなりでもしリクエストがあればできるだけそれにお答えするという形でやっていきたいと思います。
24:03
それでは、アフターショーが長すぎる感じになりましたが、お聞きいただきありがとうございました。
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