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  2. #109 建築とSNSとの違い
2023-09-06 14:22

#109 建築とSNSとの違い


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今日も一日ありがとうございます。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWEB3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、建築とSNSの違いというお話をしたいと思います。 何日か前の放送で、建築とSNSの共通点というお話をしました。
そういう共通点がありながらも、その中でこういうところが違うという決定的な違いがあるというお話をしたいと思います。
おとといの放送で、建築とSNSの共通点というお話をしました。
その共通点というのは何なのかというと、建築もSNSも両方とも人々のコミュニケーションを活性化させる箱であるというのが両方の共通点だというふうに言いました。
その辺の詳しいお話は、2日前の放送を聞いていただければいいのですが、そういった共通点がありながらも、その中でこういうところが違うという話をしていきたいなと思います。
その違いというのは、結構微妙なところで、うまく言語化できないかもしれないのですが、振り絞って説明していきたいなと思います。
その違いというのは何なのかというと、端的に言うと身体性が伴うか伴わないか、そういう違いがあるなと思っています。
SNSの例を想像して考えてほしいのですが、SNSをどうやって人間は受け止めているかというと、
スマホとかを見て、例えばスマホでツイッターを見るみたいな、そういうところを想像してほしいのですが、スマホを見て、画面を見て、画面を動かして、見ている文字情報があって、
いいねとかを押して、自分でもツイートしてみたりとかして、そのツイートに対する反応とかを見てみたりして、というような感じだと思います。SNSというのは。
リプライとかがついたらありがとうございますとか、こうこうこうなんですよねみたいな会話みたいなのが繰り広げられると。
ディスコードもスマホを見て、そのディスコードの画面を見て、チャットがあって、チャットを読んで、自分を書き込んで、その書き込みに対する反応があって、会話が生まれていくみたいな、そんな感じ。
これってすべて視覚情報とか脳、視覚とか脳とかで感じるコミュニケーションなわけですね。
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一方で感じるコミュニケーションというか、視覚とか脳でSNSを感じている、その箱を感じている、みたいなのがSNSの感じ方になります。
一方で建築をどう感じるのかというと、建築の前に立って、リアルな建築の前に立って、うわ、大きいなとか感じるとか、
あとはちょっと違うのが、建築の中に入って、その中の空間を楽しむとか、その空間の中に入って、人々同じ目的を持った人たちと出会って、そこで交流するのもいいですし、経済活動を行うのもいいですし、
という感じで、建築、空間の中に入る、楽しむというのがあります。
その空間の中に入るというのは、視覚だけじゃなくて、なんていうんですかね、触覚でもないですけど、主には視覚に入るんですけど、視覚に分類されると思うんですけども、
その中に入っている、自分の周りに包み込まれている、みたいな感覚を感じることによって、建築という箱を感じることになっていると思っています。
これが一番のSNSとの違いかなというふうに私は思っています。
もう一度おさらいすると、SNSも建築も人々のコミュニケーションを活性化させる箱であることには変わりないんですけども、
その箱を人々はどう感じるかというと、SNSの場合は視覚と脳によってその箱を感じるわけです。
感じながら人々とのコミュニケーションを取るわけです。
ただ建築というのは、視覚とか脳だけじゃなくて、自分の周りを包み込んでいる感覚みたいな建築が自分の周りを包み込んでいる。
建築の中に自分が入る、そういった感覚によってその箱を人々は感じることができるというふうに思っています。
その感覚を一番知っているのは建築の設計者かなと思っています。
自分がこういう建物を設計したら、その建物に入ってきた人たちがこういうような感覚を覚えるだろうなというのは建築の設計者が少なからず持っていると思っています。
持っている中で、こういうことを感じるための施設を作ろうとか、そういった感じで建物を設計するわけなんですけども、
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その箱の感じ方をデザインしているのが建築の設計者だと思っているので、
建築の設計者というのは、2つ前の放送では建築とSNS共通でありますよと言いましたけれども、
SNSの設計とは全く違う視点で、違うところを持ってデザインしているわけです。
割と抽象的な話でここまで分かりづらかった気もするんですけども、
要はコミュニケーションをする箱という点で建築とSNSというのは共通点があるんですけども、
その箱を感じる感じ方、人がその箱を感じる感じ方というのはSNSと建築とでは違うよというお話を今までしてきました。
ここから私の妄想なんですけども、2回目の話で建築とSNSは似ているような感じだから、
建築家というのは結構Web3とかメタバースとかデジタル上のコミュニケーションを誘発する箱を作るのが上手ではないかというようなお話をしました。
それに対抗するような意見をこれから繰り広げたいなと思っています。
その反対の意見というのは先ほど言ったようにSNSと建築に似ているから、建築設計者建築家というのはSNS的なデジタル的なところでもコミュニケーションを取る器を作るのが上手だという話をしました。
ただ上手なんだったらそっちの市場に乗り込んでいけばいいじゃないかって思うかもしれないんですけども、そうは今ベクトルは向いてないというお話をします。
自分の強みが生かせる市場があるんだけども、そっちに向いてないという現象が今起こっているなと思います。
要は簡単に言うと建築家がメタバースとかあとはディスコードコミュニティとかDAOとかそういったところにあまり行ってないと興味が行ってないというふうな話をしたいと思います。
一部の建築家とかは行ってますけども大多数が行ってない。行けばその能力を発揮できて結構うまくいくと思ってるんですけども私は。
でもその行ってないっていうのをちょっと説明したいと思います。
その行ってない理由っていうのが先ほど言ったようにSNSと建築の違いって言ったようなことが原因であると思ってます。
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先ほど言った違いっていうのはSNSっていうのは目と脳、視覚と脳によってその利用者にその覇行というものを実感させるというものに対して
建築っていうのはその利用者を包み込むような感覚。これは総称すると視覚になるのかもしれないんですけども視覚をもうちょっと超えた包み込むような感覚。
建築の内部に入っていってそれを感じるという感覚によってその利用者にその覇行を感じさせているっていう点が全く異なると思ってます。
建築家っていうのはそこを操ることに長けているのでそこがないデジタル上の仕様っていうのは自分的には自分というか建築家的にはそんなに魅力がないものに移るのかなと思っています。
なので建築をやっている人としてはリアルな建築があってリアルな建築がもたらすその人を包み込んでいるような感覚っていうのに魅力を感じてリアルな建築を触っているような側面があるので
そういった側面がある中ではデジタル上の世界っていうのに踏み出しにくい。デジタル上の世界っていうのは先ほど言ったように視覚と脳だけに訴えかけるものなのでそういった分野にはあまり興味を持って乗り出しにくいっていうのが原因としてあるのかなと。
それが故に建築家が得意なスキルを活かせるの市場だとしてもデジタル上のコミュニティとかSNS的な器に手を出さない理由なのかなと。
これは私の勝手な妄想なんですけども私は思っています。
じゃあそれがどういうふうに変わるのかっていうと今例えばメタバースを見ても分かるんですけども今メタバースを触っている人っていうのはパソコンの画面上かスマホの画面上でメタバースに入っていると思います。
それも一定の自分のアバターが動いてとかジャンプしてとか手を振ってとか音がウェイウェイとか音が出たりとかそういった少しの身体性はありつつもやっぱりその身体が空間
メタバース空間に行ってその空間に自分の身体自分の体が包み込まれるみたいなそこまではまだ一定なそこまでの身体性は得られていないと思っています。
ただVRとかそういった装置デバイスが変化していくとそういった世界に入って自分がその世界に包み込まれるみたいな感覚が得られるっていうのは
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5年後か10年後がわかんないんですけどもそういった世界は絶対来ると思っているのでそういったぐらいになっていけばそのデジタル上メタバース上でも建築家が興味を持ってその身体性とか
周りを包み込んでいる感みたいなのに訴えかけるような何らかのデザインの提案っていうのを建築家がそこに乗り込んでしてくる未来がやってくるのかなと思っています。
なので今はやっぱりSNSというかデジタルと建築っていうのはそういった面で乖離がありますけれどもVRの技術とかそういったのが発展するとそこがその身体性みたいなところが埋まってくるのでそういった時になったら建築家も本気出してメタバースとかデジタル分野に乗り出していくのかなというふうに思っています。
そういうデバイスが整ってくるっていうのは全然まだ先と言われていて5年後とかそのぐらいの先って言われているのでそれぐらいの先の未来がちょっと楽しみでワクワクしている私でした。
ということで今日は2日前に撮った建築とSNSの共通点というのをちょっと反対として建築とSNSの違いというのを説明して、
そういう違いがあるから今の建築家っていうのはSNSとかそういうデジタル分野にあんまり本気出して乗り込んでこないんだよっていうような説明をさせていただきました。
ということで今日はおしまいにしたいと思います。
今日はちょっと長々とあんまり考えがまとまっていない中でしゃべったのでちょっと長くなってしまいましたけどもご容赦いただければと思います。
それでは今日はお疲れ様でした。またねバイバイ。
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