00:07
キャッチコピーって、とてもワクワクしませんか?
最近の大体のデジタルコンテンツって、広告が挿入されていることが多いので、
意外と昔よりも、そういうキャッチコピーに触れる機会が増えてるなと思ってまして、
意識してみると、至る所にキャッチコピーが紛れているなって、
今日この頃思うわけなんですけど、
有名な企業コピーだと、カラダニッピースカルピスとか、
乾杯をもっと美味しくサッポロとかね、
こういったコピーって確かにすごいんですけど、
これらの脚光浴びるコピーじゃなくて、完全に日常に溶け込んでいて、
もはや評価すらされていない、電動入りコピーっていうのがこの世には存在しているなと。
電動入りコピーですね。
日常に完全に溶け込むことができているコピーってもう、
キャッチコピーとしての最終到達点じゃないか。
日常に溶け込めるように、やっぱりキャッチーなフレーズとかそういうイメージを伝えるために、
コピー自体が生まれるわけですから、
もはやそういうのも意識せず、使いやすいっていうところで、
日常に溶け込んでしまったコピーっていうのも、
実はある。電動入りコピーがこの世には存在していると思うんですよ。
今日はこの電動入りコピーについて話したくて、
今日3つ紹介したいんですけど、
1つ目が、
いつもきれいに使用していただきありがとうございますってあるじゃないですか。
これとってもいい文章だなって思ってて、
コンビニのトイレとか行くたびにね、
スーパーのトイレとか行くたびに、
きましたよと。
いつもきれいに使用していただきありがとうございますが、
こんなところにもって思っちゃうんですよ。
これ多分、
結構最近、10年ぐらい前だと思うんですよね。
急に流行りだしたというか、
突然現れ始めた印象があって、
一気にそれから爆速で普及して、
今ではこれ、
トイレをきれいに使用してくださいなんていう、
張り紙注意書きがあるトイレ見かけなくなりましたよね。
それだけこのコピーが、
これコピーって言っていいと思うんですけど、
このキャッチコピーが、
なじみやすくて効果のあるものなんだなって。
いつもきれいに使用していただきありがとうございますっていう、
この言葉だけで、
僕らがこれからトイレをきれいに利用するであろうっていう、
前提が含まれていたり、
他の人たちみんなきれいに今まで使用してますよっていう、
同調圧力みたいなのもあったり、
もしも汚くしてしまったんであれば、
03:02
今もう言ったね、
ありがとうございますっていうのは取り下げさせていただきますっていう、
脅迫めいた圧がね、
この短い文章の中でこれだけの要素がぎっしり詰まっているわけじゃないですか。
これ日本人には効果的面らしくて、
この注意書きをやっただけでね、
トイレが清潔に保たれるようになったみたいな、
ちょっと質地のわからない実験結果とかは、
インターネットを検索したらね、
よく出てくるんですけど、
国民性を笑ったエスニックジョークっていうのがあるんですけど、
ネットでよく見かける。
その中でも、
世界各国の人が乗っている船で、
船から脱出してもらうために、
みんなに海に飛び込んでもらうためには、
なんて声をかけたらいいのかっていうジョークがあって、
アメリカ人には、
飛び込めばあなたは英雄ですよとか、
イギリス人に、
飛び込めばあなたは紳士ですよとか、
まあなんかそういうふうに声をかけるジョークがあって、
その中で日本人にはなんて声をかけたらいいのかっていう節があって、
もうみんな飛び込みましたよって言えば、
日本人は飛び込むっていうようなジョークがあって、
まあこれ確かに、
もうみんな飛び込みましたよって効果的面だよな。
やっぱこの、
いつもトイレをきれいに使用していただきありがとうございますって、
今後注意書きがね、
更新されないんじゃないかってぐらいの、
感性系として今も君臨してますよね。
生ビール冷えてます。
これもいいコピーだと思ってて、
生ビール置いてますとか、
生ビール入荷してますとか、
そんなんじゃないんですよね。
生ビール冷えてます。
これも日常に溶け込んでいて、
コピーとして認識してないですけど、
立派なキャッチコピーですよね。
暑い日とかにこの上り見かけたりすると、
生ビール頼みたくなっちゃいますもん。
この生ビール冷えてますも使えて、
例えば誰かの家とか、
誰かを家に招待して、
スイカあるよって言うんじゃなくて、
スイカ冷えてるよって言ったら、
スイカ冷えてるよって言った方が良くないですか。
しかもこの冷えてるよだと、
招待されたお客さんが食べることを前提に話されていて、
スイカあるよで話しちゃうと、
相手が遠慮してしまうというか、
あるよって言われても食べたいって、
そこから入らなきゃいけないけど、
スイカ冷えてるよって言われると、
もう食べることが決定しているんだってことで、
お客さんも気兼ねなくね、
より良い気持ちでスイカを食べることができるなとか。
だから他にも、
そういうビールが冷えているとか、
スイカが冷えているみたいな、
ベストな状態を具体的に察しめせれば、
このコピーって応用できるのかなと思ってて、
その時にオノマトペを使えば容易だなって思いまして、
06:00
例えばバーベキューの場面で、
玉ねぎを輪切りにして、
それを竹串に刺して焼くみたいな、
だんだん玉ねぎが焼けてきた時に、
玉ねぎできたよって言うんじゃなくて、
玉ねぎトロトロだよって、
直接差し示した方がいいのかなって。
自然とやったりもしますけど、
あえて意識してこの言葉を使うことで、
自分の表現力みたいなのが豊かになるかもとかね、
なんかいい感じで表現できるかもって思うんですよ。
なんかお菓子あるって聞かれたタイミングで、
サクサクのお菓子あるよとか、
もちもちのお菓子あるよって、
お菓子あるって答えずに、
なんかそういう風に具体的に差し示せれば、
なんかいいのかなとかね、
より豊かに暮らせるのかもとか。
これがビール冷えてますの、
パワーを借りた表現かなって。
今後使っていきたいなとか。
最後に、
僕がこの電動入りコピーを集めていて、
これって確かに使わないよなって思ったものが、
皆様に選ばれて15周年とか、
よくあるじゃないですか、
商品パッケージに書いてあるやつ。
この皆様に選ばれてって言葉、
これもコピーじゃないですか。
シンプルに考えたら、
祝15周年とかね。
そういう風にやりがちなんですけど、
あくまでもこの企業としても頑張ってきましたけど、
最終的にここまで来れたのは、
皆様に選ばれてですよっていう、
謙虚な姿勢と感謝の気持ちみたいなのが、
皆様に選ばれての言葉だけで、
全て含まれちゃっているっていう。
これもすごいなって。
電動入りコピーだなって思うんですよ。
これを応用するんであれば、
例えば結婚記念日とかでね。
〇〇さんと会ってから20年間っていうところを、
〇〇さんと共に歩んで20年かっていう、
なんかちょっと、
キザなセリフにはなるんですけど、
出会ってからっていう、
ちょっとこう平たい言葉を使うんじゃなくて、
〇〇さんと分かち合って20年かとかね。
助けられてとか、
ちょっと受け身にしてもいいのかなとか。
そういう風に一歩踏み込んだ表現が、
このキャッチコピーを見習うとできるんじゃないかな。
別にね、結婚記念日じゃなくても、
何か企業の記念日だとか、
何かの区切りになる年だとか、
そういう時に話す時に、
皆様に選ばれて15周年を頭の中に入れてしゃべると、
ちょっとこういつもと違う表現が頭から連想されて、
いいのかもとかね。
なんかそういうことを思ったりしました。
今日はそんな感じなんですけど、
ただそういうことを思ったよっていう、
雑感な話になってしまったんですけどね。
街歩いてても、
09:00
街に溶け込みすぎていて、
もはや評価されない電動入りコピーを見つけたらね、
これだったらってこうちょっと応用して話せればね、
その日1日だけでも話したりしたら、
ちょっと楽しくなるんじゃないのかなと思うんで、
皆さんも電動入りコピー探してみてください。
なんかちょっとダラダラっと話してしまいましたけど、
今日はこんなところで。
ご静聴ありがとうございました。
田山でした。