SCP-288-JPの特性
アイテム番号 SCP-288-JP
オブジェクトクラス セーフ
特別収容プロトコル
SCP-288-JPは、世常可能な定期見物保管庫に収納します。
実験を行う際は、レベル3以上の管理者の許可を得てください。
ここが線で修正されています。
特別収容プロトコル
各SCP-288-JPは、個別に各辺が10mの金属製の収容室の底面中央に配置します。
収容室内は常にカメラにより異常性が発現していないことを確認してください。
1日に1回、担当職員はSCP-288-JPを目視で確認し、オブジェクトの完成を妨げるようにパズルピースの配置を移動してください。
もし、SCP-288-JPの異常性が発現した際には、即座にプロトコル、草刈りの時期により発生した異常性を取り除いてください。
説明
SCP-288-JPは、表面に何も書かれていない薄緑色の15パズル、スライドパズルです。
SCP-288-JPは、県・庁・現在は市のフリーマーケットイベントにて、休暇中であったエージェントが何も書かれていないパズルが販売されていることに興味を示し、50円で入手しました。
その後、本オブジェクトで遊戯していたエージェントにより異常性が確認され、財団に回収されました。
当該フリーマーケットで、SCP-288-JPの販売者の消息は現在まで判明していません。
SCP-288-JPは、調査により全て杉で構成されていることが分かりましたが、一般的な木材と比べて高温や破壊、汚損に対して高い耐性を持っています。
その性質から、原材料の産地や原材の形状への加工方法は判明していません。
SCP-288-JPは、その表面上に一見して何も描かれていないため、パズルとして完成させることが不可能に見えます。
パズルの完成と植物群の出現
しかし、パズルピースを動かし、1ピースでも正しい位置に移動させた人物には、オブジェクト上にうっすらと自然を模した風景画が描かれているように視認されます。
この感覚は揃えたピースの数に応じて強く、明瞭なものに変化していきます。
しかし、オブジェクトに触れていない別の人物やカメラなどを通した映像では、それを認識することができません。
SCP-288-JPに描かれている絵は毎回異なることが判明しており、これまでに同じものは報告されていません。
SCP-288-JPを完成させた場合、オブジェクトを中心とした周囲半径およそ3メートルの空間上に、基地または未知の植物群が出現することが分かっています。
この際に最後の16ピース目が出現します。
16ピース目の出現位置はオブジェクトの一番右下に限らず、中央部や各辺に現れる場合もあります。
どのようにしてパズルの16ピース目が出現しているのかは不明です。
また、植物群の出現からおよそ5分間の間であれば、SCP-288-JPを完成させたもの以外の人物や監視カメラによっても、オブジェクト上に完成された絵を確認することができます。
植物群の出現からおよそ10分後、オブジェクト中の1ピースが突如消失し、SCP-288-JPは元の何も描かれていない姿に戻ります。
出現した植物は出現時の性質上、根が地面に対し植わっていないことが多く、時間経過とともに枯死していきます。
SCP-288-JPを完成させる実験は、実験記録288-05以降禁止されています。
これは発生する植物へのリスクの想定が不可能なためです。
検視以前の実験は、実験記録288-JPに記載してあります。
実験記録288-JP
実験記録288-01
2000年2月1日
対象
これ何だろう。市町村の死に
化学の化、仮想犬の女の化
市品研究院
実施方法
SCP-288-JP上に浮かび上がる絵について検証
結果、5マス揃えた時点で街路樹が立ち並ぶ道路の風景が確認された。
分析
絵をはっきりと確認できるようになるまでは、数マス揃える必要がある。
情報災害の危険があるため、以降の試験はDクラスを使用する。
市科研究院かな。
まあ、一旦ちょっと進めていきますね。
実験記録288-02
対象、D-288-021名
実施方法
SCP-288-JPを解かせ、何か絵が見えたらその時点で報告させる。
結果、中央に老いた大樹が見える薄暗い森が見え、揃っているマスは6マスと回答。
分析
被験者によって完成時の絵が異なるようだ。
実験記録288-03
対象、D-288-03A、D-288-03B2名
実施方法
D-288-03AにSCP-288-JPを解かせ、何か絵が見えたらその時点で報告させる。
その後、SCP-288-JPを動かさないまま、D-288-03Bに視認させ、見えたものを報告させる。
結果、D-288-03Aは光が差し込む雑木林が見え、揃っているマスは6マスと回答。
D-288-03Bは何も見えないと回答。
分析
SCP-288-JPに直接触れないと確認できないのか?追実験が必要だ。
実験記録288-04
対象、D-288-041名
実施方法
SCP-288-JPを高精度ロボットアームにて解かせる。
作業は収容室内のカメラを使用して遠隔で行い、何か見えたら報告させるよう指示。
結果、開始から5分後、D-288-04は、
いつまでやればいいんだ?これはミルクパズルか?と回答。
分析
やはり実際に触らないと絵が浮かび上がらないようだ。
実験記録288-05
対象、D-288-05A、D-288-05B2名
実施方法
D-288-05AにSCP-288-JPを完成させる。
D-288-05Bは後ろからその様子を確認させる。
結果、完成直後にマツ族とみられる高さ2m程度の木が出現。
その周囲に無数のハナワラビ族とみられる未知のシダ植物群が発生しました。
D-288-05Aは体表及び内蔵器官までをこのシダ植物類に覆われ、
マツが側頭部を貫いたため死亡しました。
D-288-05Bはサワン表面がシダ植物類に覆われました。
通常の手順で引き剥がすことが困難であったため、
左腕の表面を切除することで一命を取り留めました。
また、D-288-05Bはパズルが完成するまで絵が確認できなかったが、
確認後は薄暗いジャングルのような絵が確認できたと回答。
分析。
SCP-288-JPの異常性を確認。
未知の植物が含まれることから、
SCP-288-JPを用いた実験はリスクが高いと考えられる。
SCP-288-JPを完成させる実験は無期限に中止すべきだ。
事件記録288-JP
事故記録を閉じる。
事件記録288-JP
2000年2月1日、保管されていたSCP-288-JP異常性が突如として発現。
収容ロッカーが大量の未知の植物群に覆われ、バイオハザード警告が発令されました。
植物群の中には、毒性のある花粉を散布していた個体が含まれており、
当時、ロッカールームで作業していた博士に重大な被害をもたらしました。
この事件をきっかけとして、
SCP-288-JPの性質を明らかにすべく再実験が行われました。
以下は事件記録288-JP以降に実施された実験です。
実験記録288-06
2000年2月1日、および2000年2月1日
対象D-288-03-A 1名
実施方法
SCP-288-JPを解かせ、絵が見えた時点で内容を報告させる。
その後、ピースが動いた場合にわかるよう、SCP-288-JPにマークをする。
1週間後、再度D-288-03-AにSCP-288-JPを解かせ、見えたものを報告させる。
結果
SCP-288-JPの表面にはいかなる方法でもマーキングすることができなかった。
1回目は草原の中央に細長い木が2本立っている絵が見え、揃っているマス目は5マスと回答。
2回目は森林を流れる径流が見える。数マス動かしただけで絵が見えた。揃っているマス目は7マスと回答した。
監視カメラ映像にはSCP-288-JPが移動する様子は一切記録されていない。
分析
こいつは面倒だ。動いていないくせに完成に持っていこうと仕上がる。
実験記録288-07
2000年から2000年。合計2日間。
対象
SCP-288-JP
実施方法
SCP-288-JPを5×5×5メートルの広さを持つ鋼鉄製の収容室の中央に配置。
空いている1マスに適したサイズの鋼鉄板を挿入し、収容室内のカメラにて24時間監視する。
結果
SCP-288-JPの実験結果
実験開始から時間後、収容室内に鮮やかな赤、青、緑色の花弁を持つヒマワリ族と思われる植物が20程度発生。
大きさは0.6から2.7メートルであり、未知の方法により発光、もしくは点滅をしていた。
収容室内を調査したところ、大きく変形した金属片が確認された。
検査の結果、この金属片は実験開始時にSCP-288-JPにはめ込んだ鋼鉄板と同じ材質であることが分かった。
分析
どうやら無理にでも勝手に完成する性質があるようだ。
念のため、収容室も上部で大きいものを用意し、プロトコルの改定を進言する。
この実験結果から、SCP-288-JPは現在の収容プロトコルに改定されています。
保委1、2000年、県四九の雑貨店にて商品棚から突然植物が発生した事件の報告を受け、調査したところ、SCP-288-JPと同様のオブジェクトを発見、回収されました。
これはSCP-288-JP-2に認定されています。
SCP-288-JPと異なり、パズル本体の色は白緑色、薄緑色ではなく、白黄色、薄黄色がかかったブナの木材で構成されていました。
店舗の定員及び目撃者にはAクラス記憶処理が施されました。
保委2、2000年、県四のリサイクルショップにて絵柄のないスライドパズルが確認され、SCP-288-JP-3として回収しました。
回収されたSCP-288-JP-3は、焦げ茶色に塗装された赤樫の木材で構成され、紙製の簡易箱に収めてありました。
箱には以下のメモが同封されていました。箱とメモから異常性は確認されませんでした。
神秘の大自然パズル 冬の始まり編
毎日のコンクリートジャングルにうんざりしていませんか?
そんなあなたに贈るのが、この神秘の大自然パズル。
あなただけに見える素晴らしい風景を完成させましょう。
パズルが苦手な方でも大丈夫。
アシストシステムの力で、どなたでもお楽しみいただけるように設計されています。
素敵な大自然の神秘があなたに訪れますように。
他にも複数のSCP-288-JPが存在する可能性があり、現在、調査は現在も続けられています。
木製植物のタグがついています。注釈が一つ。
枯死、枯れる死についてですね。
根を地面に下ろさない種類の植物は長時間生存する場合があり、適切に処理する必要があります。
ということで、途中でDクラス職員が言ってましたが、ミルクパズルかっていう風に、
柄がないジグゾーパズルのことを一般にミルクパズルって言うんですが、
白い牛乳ミルクをこぼしたような、白い一面のピースだけで構成されたパズル。
パズルを触っていくうちに、どこか1ピースでも正しいところに当てはめられれば、
アハ体験みたいな感じで透明度がだんだん濃くなってくる。
濃くなってくるって言った方がいいのかな。鮮明に見えてくるってことですね。
で、完成に至るまでのピース数はその時に見える。絵柄によって異なる。
かつ、勝手に揃うこともあるアシストシステムですね。
これを作った人たちは植物が出てきて、今回何名か亡くなったりしてますが、
そういうところも承知の上で作ってるのかな。
パズルとして完成させると、オブジェクトを中心とした3メートルの空間上に、
基地や未知、知ってる植物や知らない植物が出現します。
この際に最後の16ピース目が出現します。
16ピース目の出現位置はオブジェクトの一番右下に限らず。
16ピース目、最後の16ピース目、最後の16ピース目の下りがちょっと難しいですね。
5マス、6マス、いや違うな。
5マス揃えた時点でこの風景が確認されただから、完成は16ピースで全部なのかな?
はっきりと見えるのが5マスだったり6マスだったりで触っている人物しか視認できない。
ロボットアーム越しではできない。
完成させると植物が出てきて周囲にいる人物を結果として襲うような形になる。
完成後は他の人もその絵を5分間かな?
一定時間見ることができる。
およそ5分間の間であれば完成させたもの以外の人物や監視カメラによってもオブジェクト上に完成された絵を確認することができます。
植物が出てから一定時間およそ10分後したらオブジェクト中の1ピース。
だから最後の16ピース目が突如消失しということですね。
あの遊戯王の最後の千年パズルの一番最後のピースがないってことですね。
でそこまでハメたら出てくる最後のあの真ん中の目のピースが出てくるみたいな感じですね。
見えるんだけど見えないものをつって城之内くんがトイレに投げ捨てた後自分で拾っていてね。
やってましたね一貫の一話で。懐かしいな。
これでもタグにその幼虫委団体とかなんとか博士みたいなのが書いてないので
まだこれを作った製作者、生産者、製造者の足取りは掴めていないというところですね。
ただこういう異常性であるならば、この木が出てくるまでがセットなのであれば
発見自体は容易そうですよね。その何名かは犠牲になってしまいますが
意外とその足取りを掴む。足取りを掴むはとりあえずとして
収容しきれてないやつを見つけるのはそんなに難しくはなさそうですね。
ではまた次回お疲れ様です。