00:04
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-766-JP オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
回収されたSCP-766-JP実体はすべてサイト8-1 黒塗り修正の提供位ドロッカーに収容します。
SCP-766-JPの担当研究員は、許可された機器内で SCP-766-JP-Aの再生が可能です。
実験目的でSCP-766-JP-Aの投影を行う場合は、 実験の目的・概要を書底のフォームに書き、
クリアランスレベル4以上の職員へ申請を行ってください。
SCP-766-JP-Bはサイト8-1 黒塗り修正のレイアウンスに保管されています。
SCP-766-JP-Bの回収場所で発見されたGOI 黒塗り修正
Are we clear yet? に関する情報へのアクセスには クリアランスレベル3以上が必要です。
説明 SCP-766-JPは黒塗り修正者で市販されているものと同規格の8GBのUSBドライブです。
SCP-766-JPは非異常性のUSBドライブと同様にPCに接続でき、 PCから口述のSCP-766-JP-Aを除くファイルの保存・移動などの操作を行うことが可能です。
SCP-766-JP-AはMP4形式の映像ファイルです。
スピーカー 2
SCP-766-JP-AはMP4形式に対応したメディアプレイヤーで再生が可能ですが、 USBドライブ外への移動・複製・削除はエラーメッセージが表示され失敗に終わります。
スピーカー 1
SCP-766-JP-Aの内容はすべて竜巻を写した映像となっています。
映像解析の結果、黒塗り修正。 この映像が過去実際に発生した竜巻を撮影したものであることがわかっていますが、撮影者の特定にはいたっていません。
SCP-766-JPの異常特性は、 SCP-766-JP-Aをプロジェクターによって投影することで発現します。
SCP-766-JP-Aが平坦な面に投影されるとき、投影面自体または投影面を中心とした一定の範囲内で様々な異常現象が発生します。
03:03
スピーカー 1
現象の内容と効果範囲は個々のSCP-766-JP-Aに固有であり、同一のものはありません。
現時点でSCP-766-JP実例は18個確認されており、うち16個が現在も収容されています。
そのすべてが回収された時点で、 SCP-766-JP-Aとテキストメッセージ一つのみが保存されている状態でした。
テキストメッセージの内容から、 GOI、黒塗り修正、Are we cool yet? の関与が疑われています。
以下に回収されたSCP-766-JPの概要を一部抜粋して掲載します。
完全なリストは付属文書766-JP-0003を参照してください。
SCP-766-JP抜粋リストを開く。
SCP-766-JP-1。
特性、投影面を中心とした半径10m範囲の物体を宙に浮かせ、 投影面の周囲を周回させるように浮遊させる。
移動速度はおよそ40m毎秒。
SCP-766-JPを接続したPCおよびそのPCに接続されたプロジェクター等の機器は影響を受けない。
テキストメッセージ。少しでも真に迫った体験を。
Are we cool yet?
冬季。2000年代2月。東京都黒塗修生区の美術館の展覧会に出展。
25×25mの展示室の中央にスクリーンを配置し、 同じ展示室内に配置された彫刻や絵画を浮遊させていた。
美術館スタッフからのポルターガイスト現象が起きているという通報により存在が発覚し、
エージェントによる回収・隠蔽工作が行われた。
堀。この時点ではオブジェクト指定はされず、 アノマラスアイテムとして収容された。
SCP-766-JP2の出現後、関連性が強いとして、 現在のオブジェクト指定と収容プロトコルの策定がなされた。
SCP-766-JP2。
特性、投影面を中心とした半径500m範囲内でランダムに竜巻を発生させる。
竜巻は周囲の人間を追跡して巻き込む。
巻き込まれた人間は空中に吸い上げられた後、 数秒後に突然消失する。
一度投影を開始すると不明な要因によりPCとプロジェクターが操作不能に陥り、 電源の供給を絶った状態でも投影を続ける。
テキストメッセージ。
06:01
スピーカー 1
悲劇のスイッチはスイッチの形をしているとは限らない。
Are we cool yet?
収容経緯。2000年代4月。
黒塗り修正、県。
とある市。の展覧会に出展。
市街地に突如、人間を追いかける竜巻が出現した、 との情報を基に収容部隊が出動、オブジェクトを特定。
電源を遮断した状態でもオブジェクトの活性化状態が続いたため、 最終的に空路にて太平洋沖の孤島にあるサイト81、黒塗修正まで輸送された。
初期収容部隊員を含む黒塗修正人の人間が、 SCP-766-JP-2によって発生した竜巻に巻き込まれており、その消息は現在まで不明。
埃。収容体制の確立から3日後、 SCP-766-JP-Aがゴミ処理場を移したモノクロの映像に変化。
スピーカー 2
これ以降、新たな竜巻は発生せず、 オブジェクトは無力化されたと判断された。
スピーカー 1
SCP-766-JP-4 特性 投影面を中心とした半径20m範囲内の物体生物が回転するとき、 回転角が180°を超えた時点で回転が止まらなくなり、1分にわたっておよそ200rpmで高速回転する。
回転の単位、1分間あたりの回転数で高速回転する。
テキストメッセージ 画面の前のあなたもレッツトライブ!
不期 2000年代9月 都ある県、都ある市の展覧会に出展。
展示物の高速回転による指の損傷等で複数名が病院へ搬送された。
回収及び関係者への記憶処理、カバーストーリー、巨大オブジェの倒壊の適用は問題なく行われた。
SCP-766-JP-7 特性 投影面が認識災害のキャリアとなり、死人した人間の頭部がシュレーゲルアオガエルのものに変化する。
テキストメッセージ 自然の力を軽く見てないかい? 一変、竜に睨まれたカエルの気持ちになって考えてみたら?
不期 2000年代7月 展覧会に出展。
09:00
スピーカー 1
被害者の通報を受けた財団エージェントが派遣されるより早く、世界オカルト連合GOCの構成員が到着し、SCP-766-JP-7は破壊された。
このため、元のSCP-766-JP-A自体に認識災害が含まれていたかは不明。被害を受けた人間は全員GOCに回収されたと考えられる。
SCP-766-JP-10 特性 東英面からヒノキ由来の方向を発する。 方向は明らかに異常な催眠作用を持つ。
テキストメッセージ 竜巻の届かない静かな森の中で大いなる眠りを。
すべてカタカナです。
不期 2000年代9月とある県の展覧会に出展。
回収隠蔽工作は問題なく遂行された。
ほい 収容から1週間後、東英面から生産ガスが発生するようになったことが確認された。
SCP-766-JP-11 特性 東英された映像を見ている人物以下被験者と同一の容姿をした人物が映像内に出現する。
映像の中で被験者は30代のアジア系男性、同行者と共に竜巻に接近して間近で竜巻を撮影しようとするが、途中で同行者に背後から銃で足を撃たれる。
同行者は被験者を残して逃走し、被験者がその場から動けず竜巻に巻き込まれる場面で映像が終わる。
テキストメッセージ 他人を頼れば痛い目に遭うがけ Have you not understood yet?
不期 2000年代9月 とある県の展覧会に出展 改修隠蔽工作は問題なく遂行された。
SCP-766-JP-14 特性 投影面がポータルとなり、動画の中の世界へ侵入することができる。
内部は映像から推測される通り、暴風が吹き荒れる状態となっており、ドローンによる探索は困難。Dクラス職員による友人探査は現在審議中。
テキストメッセージ ここにあるのは肉、呪い、その他あなたの期待するもの。
不期 2000年代12月 とあるフで開催されたアウィ・クルヤットが主催する異常芸術の展覧会に出展済み、
編集済み、より事前に展覧会の情報を得た財団が派遣した機動部隊により、他の異常芸術と共に収容された。
12:07
スピーカー 1
SCP-766-JP-17 特性 遠影面を中心とした半径約500m範囲の人間に対し、距離・遮蔽物の存在に関係なく動画の音声を聞かせる。
この音声を聞いた者は音声の発生源がSCP-766-JP-17の現在位置にあることを認知し、そこへ向かわなければならないという脅迫観念にとらわれる。
テキストメッセージ 誰でもいい。誰か聞いてくれ。誰か見てくれ。棚の中にしまい込まないでくれ。
腐木 2000年代1月、とある県の商店街に出現。回収隠蔽工作は問題なく遂行された。
SCP-766-JP-18 特性 遠影面を中心とした半径約50m範囲の気温を0.74K毎時のペースで上昇させる。
テキストメッセージ 誰かに認めてもらうなんてうんざりだ。俺がクールだと思えればそれでいいじゃないか。
腐木 2000年代3月、東京都にあるマンションの住人からの異常高温に関する通報の後、SCP-766-JP-Bと共に回収された。
SCP-766-JP-17の発見、回収から2ヶ月以上の間隔が空いている点は留意すべきである。
リストは以上です。
SCP-766-JP-Bは、SCP-766-JP-18と同時に発見された人間の遺体です。
遺体の身元は、アビ・クールイヤッツの構成員と接触した疑いで、情報部門の捜査対象となっていた大学生のクロノリシュースであると判明しています。
SCP-766-JP-18及びSCP-766-JP-Bの回収以降、新たなSCP-766-JPが出現していないことから、SCP-766-JP-BがSCP-766-JPの異常性の起源であると推測されます。
スピーカー 2
SCP-766-JP-Bの体温は、常にマイナス・クロノリシューセードを示し、心音は低体温症であることが確認されています。
スピーカー 1
博士・転校・新人執筆者コンテスト記憶媒体のタグが付いています。
注釈が4つ。表面には8GBとのみ書かれており、メーカー販売元を示す表記はありません。
15:04
スピーカー 1
2個目は、これあれだな、Are we cool yet?の詳細ですね。
スピーカー 2
異常芸術を扱うアーティスト集団として知られる。
スピーカー 1
3つ目は、さっき調べた回転の単位のやつですね。
4つ目。複数の人間が映像を見る場合でも、視聴した人間全員が映像内に登場した人物を自分自身だと認識します。
これは後ろから撃たれて逃げてってやつですね。
SCP-766、JP-11、11ですね。
投影された映像を見ている人物と自分と同一の様子をした者が映像内に出現する。
映像の中で自分の姿をした者は、30代のアジア系男性と共に竜巻に接近し写真を撮ろうとするが、
途中でそのアジア系男性に背後から銃で足を撃たれ逃げていき、
スピーカー 2
自分自身はその場から動けず竜巻に巻き込まれると。
スピーカー 1
複数人で見ても1人だけが出てきて、それはもう全員が自分だと認識するという注釈ですね。
スピーカー 2
これは面白いな。
スピーカー 1
1つのSCP-9ではあるものの、いろんな異常性を出せる点では強いですね。
オブジェクトクラスはセーフなんですね。
現状、自意識、自我のあるビデオデータが出てないからってことかな。
とりあえず見なきゃ済むみたいなところもあるしな。
元々がセーフなんですよね。
ニュークリッドからセーフになったところならまだわかるけど。
スピーカー 2
SCP-766-JP-Bのこの映像を出し歩いていたであろう人物が遺体として見つかる前からセーフ。
スピーカー 1
USBドライブ外への移動複製削除はエラーメッセージが表示される失敗にもあります。
特別収容プロトコルどうなってる。
提供位ドロッカーに収容します。許可された機器内で再生が可能です。
実験目的で投影を行う場合はクリアランスレベル4以上の人へ申請してねと。
スピーカー 2
遺体の方、JP-Bの方は冷暗室に保管されてますと。
18:02
スピーカー 2
プロジェクターで投影することってもうないもんな、基本一般人が。
スピーカー 1
Are we cool yet?が関与が疑われています。
スピーカー 2
この財団じゃないや、この団体が作った可能性が高いってことかな。
スピーカー 1
全部のテキストメッセージにAre we cool yet?って入ると思ったらそういうわけでもなかった。
Have you not understood yet?
他人を頼れば痛い目に遭うけど。
スピーカー 2
あなたまだわかってないの?ってあってるよな、多分。
スピーカー 1
誰かに認めてもらうなんてうんざりだ。
俺がクールだと思えればそれでいいじゃない。
スピーカー 2
俺が?
スピーカー 1
誰でもいい。誰か聞いてくれ。誰か見てくれ。
スピーカー 2
棚の中にしまい込まないでくれ。
スピーカー 1
棚にあるのは肉、呪い、その他あなたの期待するもの。
スピーカー 2
竜巻の届かない静かな森の中で大いなる眠りを。
スピーカー 1
これだけなんか竜巻関係ないもんな。
全て竜巻を映した映像となっています。
全て竜巻を映した映像となっているものの竜巻っぽい効果があるのは
JP1の浮かせるやつ。
JP2のランダムで竜巻を発生させるやつ。
スピーカー 2
JP4の回転させるやつ。
スピーカー 1
JP7、JP10は認識災害とか。
スピーカー 2
死人した人間の頭部がシュルエゲル・アオガエルのものに変化する。
東海岸からヒノキ由来の方向を発する。
眠くなるやつ。
JP17もそうですね。なんか竜巻っぽくないというか。
スピーカー 1
東海岸を中心とした半径約500m範囲の人間に対し、
21:00
スピーカー 2
距離した平物の存在に関係なく動画の音声を聞かせる。
スピーカー 1
こういう、このアウィークリエイトの人たちがそれぞれ竜巻をテーマに何か作品を作って、
スピーカー 2
その集合オムニバスというか集大成みたいなのがUSBに入っているのかな。
それぞれ特色があってっていうようなイメージですけど、雰囲気的に。
面白いですね、これ。記憶があったり。
ではまた次回、無印の方でお会いしましょう。
お疲れ様でした。